JP3718282B2 - 航法装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は航法装置、さらに詳しくはGPS等を利用した航法装置において、一度記憶させた位置へ正確に戻る場合の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば漁業などにおいては、何回も同じ漁場へ出漁して操業することは良く行われており、このような漁業に使用される航法装置には、いわゆるイベント位置記憶手段を備えていて、良好な漁場を発見した場合、その場所を航法装置にイベント位置として記憶させておき、再びその漁場へ出漁する場合、この記憶した位置に向かって操船させるという方法を取っている。
【0003】
従って漁船等に搭載される従来のこの種の航法装置には、イベントスイッチが備えられており、このスイッチを押すことによって、当該位置が記憶されるような構成となっている。
そして所望の漁場での漁を終えると、イベントスイッチを押してこの位置をイベント位置として記憶させ、再びこの漁場に戻る場合、航法装置にこのイベント位置を表示し、現在位置から当該位置までの距離,方向の情報を得、この情報に従って同じ漁場へ操船する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種の航法装置は、以上のようにイベント位置を記憶させることで再びその位置へ戻る場合に容易に戻れる方法を取っているが、記憶される位置情報に誤差が含まれているため、正確なイベント位置に戻るためには誤差範囲内で真の位置を捜索する必要がある。
例えば一般的なGPSのC/Aコード(Clear and Acquisition Code)での測位精度は公称100m以内とされており、従って航法装置に表示されるイベント位置を中心に半径100mの周囲を、例えば測深機等の別の手段を用いて捜索し、真の位置を見付け出しているが、誤差範囲が広いとこの作業が容易でなく手間もかかるという問題点があった。
【0005】
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、一度記憶させた位置に正確に戻る場合に、真の位置を捜索するための範囲を、出来るだけ小さくできる航法装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる航法装置は、GPS、ディファレンシャルGPS、GLONASS等の衛星航法を利用する航法装置において、衛星からの信号を入力し、入力した各種のデータから現在の測位位置とその誤差範囲とを逐次計測し出力する計測手段と、所望の位置をイベント位置として記憶させておくための操作手段及び記憶手段とを備え、操作手段を操作して現在位置をイベントとして記憶させる場合、現在の測位位置とその誤差範囲との両方を上記記憶手段に記憶させ、以降の当該イベント位置の捜索に際し、上記記憶手段に記憶させたイベント位置及びその誤差範囲を表示するとともに、同じイベント位置で再度計測される誤差範囲が上記記憶手段に記憶されている誤差範囲より小さい場合に、自動的に誤差範囲の記憶を更新することで上記イベント位置の捜索範囲を限定する手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
上述のように測位精度が100mであれば、表示されたイベント位置から半径100mの円(一般的にはGPSの性質上楕円となる)内を、例えば測深機等の別の手段を用いて捜索することになり、これは公称誤差範囲を表示画面上に一律に表示すれば済むが、この公称精度は最悪値を基準としているので、通常、実際の誤差範囲はこれより遥かに小さく、且つ電波環境によってリアルタイムに変動する。
【0008】
そして、リアルタイムに変動する誤差範囲は、衛星の配置位置や受信できる衛星の数,信号精度(SVCC),ディファレンシャルデータのエイジ等によって航法装置自身で計測することが可能である。
従ってイベント位置を記憶する際にその時の誤差範囲を計測して記憶させ、再びその位置に戻る場合にはこの計測した誤差範囲を表示することで、真の位置を捜索するための範囲を小さくできることになる。
【0009】
また、同じイベント位置で計測される誤差範囲が、記憶手段に記憶されている誤差範囲より小さい場合、手動あるいは自動的に誤差範囲の記憶を更新する手段を備えたことを特徴とする。
従って同じ場所で複数回イベント登録を行うことによって、真の位置を捜索するための範囲をより小さくできることになる。
【0010】
さらに、当該航法装置で計測される現在の測位位置が記憶手段に記憶された何れかの誤差範囲に入った場合、警報を発する構成としたことを特徴とする。
従って利用者によって使い勝手の良い装置とできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態をディファレンシャルGPSを例にとり図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態における装置構成の概略を示すブロック図であり、図において、1は衛星からのGPS信号を入力するGPS信号入力端子、2はディファレンシャルGPS補正信号を入力する補正信号入力端子、3はGPS信号と補正信号とから測位データおよび衛星の位置,信号精度(SVCC),ディファレンシャルデータのエイジ等のデータを出力するディファレンシャルGPS受信部、4はディファレンシャルGPS受信部からの測位データや其の他のデータを処理し、測位情報および誤差範囲の情報をリアルタイムで出力するデータ処理部、5は表示部、6はイベントスイッチ、7はイベントメモリである。
【0012】
次に動作について説明する。ディファレンシャルGPS(DGPS)そのものの動作については既に周知であり、ここではその説明は省略するが、データ処理部4では、衛星の位置,信号精度(SVCC),ディファレンシャルデータのエイジ等からその時の誤差範囲が逐次計測されている。この誤差範囲はGPSの性質上一般的に楕円となり、出力されるデータはこの楕円の長半径と短半径の長さ、および長半径の方向の情報となる。
【0013】
ここでイベントスイッチ6が押されると、その時の測位位置とその誤差範囲のデータとがイベントデータとしてイベントメモリ7に記憶される。
表示部5では、リアルタイムに現在の測位位置を表示しているが、利用者が入力装置(図示せず)を操作することによってイベントメモリ7に記憶されたイベントデータが表示部5に表示され、これによって記憶されたイベント位置とその誤差範囲とが現在位置と共に表示される。
【0014】
図2は、表示部5の表示画面8に地図表示で表示する場合を示す図であり、9は自船の現在位置、10,11は記憶したイベント位置、10a,11bは各イベント位置10,11の誤差範囲を示す。
図2に示すように、各誤差範囲10a,10bはそれぞれイベントスイッチ6が押されたときの状況により計測された誤差範囲なので、その大きさ及び方向が異なることが判る。
また、この誤差範囲10a,11aは、上述のように実際に得られる各種のデータから算出された誤差範囲なので、一般的に公称誤差範囲より遥かに小さな範囲となる。
そしてイベント位置へ戻る場合、例えばイベント位置10で表示される位置へ戻る場合には、自船を誤差範囲10aへ向けて操船し、誤差範囲10aに入ったらこの範囲を測深機等の別の手段を用いて捜索して真の位置に戻れば良く、従来の装置より捜索範囲を大幅に小さくできることになる。
なお、図2では説明を判り易くするために、地図表示する場合を示したが、地図表示ではなく距離および方向を表示部5で文字・数値で表示する装置の方が一般的である。
また、図2の実施形態では、誤差範囲を誤差楕円として算出しているが、近似的に円としても正確さは欠くものの実用的には同様の効果が得られる。
【0015】
なお、以上の実施形態の説明では、DGPSを用いて説明しているが、通常のGPSでも同様に実施でき、GLONASS等の他の衛星航法システムすべてに適用でき、誤差範囲を計測するためのデータは、上述の衛星の位置,信号精度(SVCC),ディファレンシャルデータのエイジ等に限定されるものではないことは言うまでもない。
また、記憶できるイベント位置およびその誤差範囲は、単数でも図2に示すように複数でも良い。
また、表示される誤差範囲は、出来るだけ小さな範囲が望ましいので、イベントメモリ7に記憶された誤差範囲で再びイベントスイッチ6が押された場合、この時に計測された誤差範囲と過去に記憶された誤差範囲とを比較し、新たに計測された誤差範囲の方が小さければ誤差範囲の記憶を更新する構成とすることにより、利用者にとってより使い勝手の良い装置とできる。
また、測位位置が誤差範囲に進入した場合に自動的に警報を発する構成とすれば、利用者が常時表示部5の表示を確認しないでも済むようになる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の測位装置は、イベント位置毎に誤差範囲を得られるデータから計測して管理する構成とすることにより、記憶させた位置に再び戻る場合に、捜索が必要な誤差範囲を最小限にできるという効果がある。
特に複数回の計測により更新して最小の誤差範囲を記憶させる構成とすれことにより、精度良く真のイベント位置の捜索が行えるようになる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するためのブロック図である。
【図2】本実施形態の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 GPS信号入力端子
2 補正信号入力端子
3 ディファレンシャルGPS受信部
4 データ処理部
5 表示部
6 イベントスイッチ
7 イベントメモリ
9 自船の現在位置
10,11 記憶したイベント位置
10a,11b 誤差範囲
Claims (2)
- GPS、ディファレンシャルGPS、GLONASS等の衛星航法を利用する航法装置において、
衛星からの信号を入力し、入力した各種のデータから現在の測位位置とその誤差範囲とを逐次計測し出力する計測手段と、
所望の位置をイベント位置として記憶させておくための操作手段及び記憶手段とを備え、
操作手段を操作して現在位置をイベントとして記憶させる場合、現在の測位位置とその誤差範囲との両方を上記記憶手段に記憶させ、
以降の当該イベント位置の捜索に際し、上記記憶手段に記憶させたイベント位置及びその誤差範囲を表示するとともに、同じイベント位置で再度計測される誤差範囲が上記記憶手段に記憶されている誤差範囲より小さい場合に、自動的に誤差範囲の記憶を更新することで上記イベント位置の捜索範囲を限定する手段を備えたことを特徴とする航法装置。 - 当該航法装置で計測される現在の測位位置が上記記憶手段に記憶された何れかの誤差範囲に入った場合、警報を発する構成としたことを特徴とする請求項1記載の航法装置。
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