JP3717800B2 - ループ状ソーセージの調製方法及び該方法に用いられるループ状ソーセージ形成装置 - Google Patents

ループ状ソーセージの調製方法及び該方法に用いられるループ状ソーセージ形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ループ状ソーセージの調製方法及び該方法に用いられるループ状ソーセージ形成装置、より詳しくは、ソーセージ製造における生産性を向上させることができる、ソーセージ充填工程により得られる連鎖状に形成されたソーセージから懸垂部材に懸吊されたループ状ソーセージの調製方法及びそれに用いられるループ状ソーセージ形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソーセージの製造は、一般に、ソーセージ生地を天然腸ケーシング内に押し出し、一定量充填すると共に、捻りによって連鎖状ソーセージを形成する充填工程、連鎖状ソーセージを一定数のループにして懸吊棒に引っかける懸吊工程、懸吊棒を燻煙処理用台車にハンギングする載置工程、ループ状のソーセージを台車ごと燻煙処理する燻煙工程及び燻煙後の連鎖状ソーセージを1個ずつ切り離す切断工程からなり、上記懸吊工程としては、従来、ルーパ装置等によって一旦懸吊装置にループ状に吊した後に懸吊棒に受け渡す方法と、直接懸吊棒に懸吊する方法がよく知られている。しかし、ルーパ装置等によって一旦懸吊装置にループ状に吊した後に懸吊棒に受け渡す方法は、懸吊装置に懸吊されたループ群の中に懸吊棒を挿入した後、懸吊棒を移動することになるが、特に天然腸を用いたソーセージは懸吊された懸吊棒の左右のソーセージ同士が接触しやすいことから、懸吊棒の挿入が困難であり、またソーセージ同士を充分に離してやらないまま懸吊棒を挿入しようとすると、懸吊棒の端部でソーセージを傷つける恐れがあった。
【0003】
このルーパ装置等によって一旦懸吊装置にループ状に吊した後に懸吊棒に受け渡す方法の改良方法として、特公平7−57158号公報には、連鎖状の一連のソーセージを懸吊手段にループ状に懸吊し、竿の後端が上記懸吊されたソーセージの先頭ループに臨む位置に配されるように、該ソーセージの先頭ループの前方に、竿を竿支持手段によって着脱自在に支持し、受渡し手段によって、上記ソーセージの先頭ループから該ループの竿の後部に受渡し、竿の後部に懸吊した上記ループを移送手段によって竿上を滑らせながら該竿の前端に向けて移動せしめるソーセージの竿への受渡し方法が記載されている。
【0004】
また、直接懸吊棒に懸吊する方法としては、本願出願人が開発した特公平7−79606号公報及び特開平9−74989号公報記載の技術が知られている。そして、特公平7−79606号公報には、第1及び第2の駆動装置と、該第1及び第2の駆動装置の制御装置と、送り出されるウインナーソーセージをガイドしながら、自重により落下させ、所定個数毎にウインナーソーセージを保持し、該ウインナーソーセージの落下方向に対して横方向に前記第1の駆動装置の駆動により移動させる可動シュータと、前記横方向に交わる方向に延設され、前記ウインナーソーセージの移動によりウインナーソーセージの繋ぎ部に掛り合う可動支持棒と、更に、送り出されるウインナーソーセージが前記可動シュータにより所定個数ガイドされて落下すると、該落下して吊り下げられたウインナーソ−セージが一旦前記可動指示棒へループ状に掛けられ、該可動支持棒が該可動支持棒の軸方向へ前記第2の駆動装置の駆動により後退することによって、該可動支持棒から掛け換えられる該可動支持棒の配置方向と略同じ方向に配置される熱処理用竿とを具備することを特徴とするウインナーソーセージの竿掛け装置が記載されている。
【0005】
また特開平9−74989号公報には、連鎖状ソーセージを懸垂竿側に送る送りローラーと、該送りローラー内のソーセージの有無を見るための光電センサーと、該送りローラーを縦横2軸方向に回転運動させる2つの直動ユニットと、懸垂竿にぶつからないように該送りローラーを前後に移動させる機構と、該光電センサーからの信号に基づきそれぞれの運動を制御する制御機構よりなることを特徴とするソーセージの竿掛け装置が記載されている。
【0006】
本発明者らは、上記従来のループ状のソーセージを調製する方法や装置における問題を解決するため、懸吊工程における、ループ状に懸吊された連鎖状ソーセージの末端処理等の作業性に優れ、懸吊に際しての天然腸ケーシングの破裂や密着が少なく、懸吊部材当たりに懸吊するループ数及び/又はリンク数を自動的に一定範囲に調整することができ、ひいてはトータル工程の高速化を図ることができる、ループ状ソーセージの調製方法及びループ状ソーセージの調製装置を特開平2000−139331号公報に開示した。このループ状ソーセージの調製方法及び装置は大量生産に適しており、きわめて完成度の高いものといえる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
天然腸ケーシングは、規格が不揃いな上に、破れやすい、捻り戻りしやすい、互いに密着しやすいなどの人工ケーシングにはない、取り扱い上特有のデリケートな性状を有している。このようなデリケートな性状を有している天然腸ケーシングを用いた連鎖状ソーセージを懸垂部材(懸吊部材)にループ状に懸吊する場合に、ルーパ装置等によって一旦懸吊装置にループ状に吊した後に懸吊棒に受け渡す前記特公平7−57158号公報記載の方法では、充填装置から排出される連鎖状ソーセージを回転させながらループを形成するルーパ装置を介してフックに掛け、これを懸吊棒の後端に掛け替えて、さらに移送手段で懸吊棒全体へ懸吊する必要があり、この方法を天然腸ケーシングを用いたソーセージの製造に用いると、ルーパの勢いで腸詰めが破裂しやすいなど天然腸ケーシングのもつ特有の性状に対処できないという問題の他に、一旦懸吊装置に連鎖状のリンクをループ状に吊したときに、連鎖状ソーセージ同士が密着して、懸吊棒にうまく明け渡しができないという欠点があった。
【0008】
また、本願出願人が開発した特公平7−79606号公報及び特開平9−74989号公報記載の直接懸吊棒に懸吊する方法は、いずれも天然腸ケーシングを用いたソーセージの製造に向けられたもので、ループを形成し懸垂部材に懸けるということを主眼においた装置であるが、前記の天然腸ケーシングの特有の性状から生じる処理業務がネックとなり、近年の高速化が進んだ充填工程に比べて懸吊工程における処理が追いつかないため、ソーセージ製造のトータル工程の高速化を図ることができないという問題があった。
【0009】
近年、充填機の性能が向上し、連鎖状ソーセージを形成する生産能力が著しく高まっている。そして、ソーセージ製造のトータル工程の高速化を図るためには、この生産能力が高まった充填機の性能に合わせて、天然腸ケーシングを用いるソーセージの懸吊工程を大幅に改善する必要があり、従来の天然腸ケーシングを用いた懸吊工程後のループ状に懸吊された連鎖状ソーセージの前端及び後端における捻り戻りが生じないような末端処理、懸吊後に天然腸ケーシングが破裂したソーセージの処理、懸吊棒当たりに懸吊するループ数及び/又はリンク数を一定範囲に調整する処理などの効率化が要望されている。
【0010】
本発明の課題は、懸吊工程における、ループ状に懸吊された連鎖状ソーセージの末端処理等の作業性に優れ、懸吊に際しての天然腸ケーシングの破裂や密着が少なく、懸垂部材当たりに懸吊するループ数及び/又はリンク数を、簡便な操作で自動的に一定範囲に調整することができる、ループ状ソーセージの簡便な調製方法及びそれに用いられるループ状ソーセージの形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
天然腸ケーシングは、元々長さと太さが不均一であるうえ、パンクしたり切れたりする上に、ループ状に懸吊した場合、ソーセージ同士が接触し、スモークむらを生じやすいという問題があったが、本発明者らは、従来の懸吊工程において必要とされていた処理操作を、機能的に2つに分け、前半に仮掛け処理という本発明者らによる独特の工程を設け、従来手作業等で行っていた処理操作を集約するとともに高速化の可能な新たなラインとし、後半を既に自動化とスピードアップが可能となっている懸垂部材への懸吊工程とすることにより、ソーセージ製造のトータル工程の高速化を既に達成している(特開平2000−139331号公報)。
【0012】
本発明者らは、上記特開平2000−139331号公報記載のループ状ソーセージの調製方法のバリエーションについてさらに鋭意研究し、連鎖状ソーセージをループ状とする前に波状に仮掛けする工程、すなわち波状に保持する仮掛け工程において、始めからループ状とすることなく波状に仮掛けすると、連鎖状単位のソーセージの前後末端処理等の作業性を著しく向上することができるという利点を最大限利用するために、仮掛けしている状態でのループ化、すなわちフック等に釣支されている状態の連鎖状ソーセージをループ化し、該ループ化した連鎖状ソーセージに懸垂部材を挿通すると、該懸垂部材に懸吊したループ化連鎖状ソーセージを容易に得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0013】
すなわち本発明は、ソーセージ生地をケーシングに充填するソーセージ充填工程と、該ソーセージ充填工程により得られる連鎖状ソーセージを波状に仮掛けする仮掛け工程と、該仮掛け工程により得られる波状となった連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらして連鎖状ソーセージからなる所定数のループを形成するループ化工程と、該ループ化工程によりループ状となった連鎖状ソーセージの所定数のループ内に懸垂部材を波の進行方向又はその逆向きから挿通する懸垂部材挿通工程と、懸垂部材を移動することにより、懸垂部材にループ状となった連鎖状ソーセージを懸吊する懸吊工程とを有することを特徴とするループ状ソーセージ調製方法(請求項1)や、仮掛け工程が、波状に仮掛けした連鎖状ソーセージを移送することができる移送工程を有することを特徴とする請求項1記載のループ状ソーセージ調製方法(請求項2)や、移送工程で、連鎖状ソーセージの末端のループを構成するリンク数をその他のループを構成するリンク数より少なくすることを特徴とする請求項2記載のループ状ソーセージ調製方法(請求項3)や、移送工程で、1つの懸垂部材に懸吊するソーセージのループ数及び/又はリンク数を一定範囲に調整することを特徴とする請求項2又は3記載のループ状ソーセージ調製方法(請求項4)や、ソーセージが、天然腸ケーシングのソーセージであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のループ状ソーセージ調製方法(請求項5)に関する。
【0014】
また本発明は、ソーセージ充填手段と、該ソーセージ充填手段より送り出される連鎖状ソーセージを波状に仮掛けする仮掛け手段と、波状の連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらして連鎖状ソーセージからなる所定数のループを形成するループ化手段と、該ループ化手段によりループ状となった連鎖状ソーセージの所定数のループ内に波の進行方向又はその逆向きから挿通する懸垂部材を有する懸垂手段とを備えたことを特徴とするループ状ソーセージ形成装置(請求項6)や、ループ状ソーセージ形成装置が、ソーセージ充填手段と、仮掛け手段と、ループ化手段と、1つの懸垂部材に所定のループ数及び/又はリンク数のソーセージを懸吊することができるための制御手段を具備することを特徴とする請求項6記載のループ状ソーセージ形成装置(請求項7)や、仮掛け手段が、波状に仮掛けした連鎖状ソーセージを移送することができる移送手段を備えていることを特徴とする請求項6又は7記載のループ状ソーセージ形成装置(請求項8)や、移送手段が、間欠的に移動し、連鎖状ソーセージを釣支するための複数のフックを有するフックコンベアを備えていることを特徴とする請求項8記載のループ状ソーセージ形成装置(請求項9)や、仮掛け手段が、移動しながら連鎖状ソーセージの繋ぎ部を熱溶断することができる1又は2以上の切断装置を備えていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか記載のループ状ソーセージ懸吊装置(請求項10)や、制御手段による制御が、ソーセージ充填手段から送り出されるソーセージの個数をカウントできるカウンタ機構からの情報に基づき制御することを特徴とする請求項6〜10のいずれか記載のループ状ソーセージ形成装置(請求項11)や、ソーセージが、天然腸ケーシングのソーセージであることを特徴とする請求項6〜11のいずれか記載のループ状ソーセージ形成装置(請求項12)に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のループ状ソーセージ調製方法としては、ソーセージ生地をケーシングに充填するソーセージ充填工程と、該ソーセージ充填工程により得られる連鎖状ソーセージを波状に仮掛けする仮掛け工程と、該仮掛け工程により得られる波状となった連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらしてループ状の連鎖状ソーセージを形成するループ化工程と、該ループ化工程によりループ状となった連鎖状ソーセージのループ内に、前記波の進行方向(連鎖状ソーセージの移送方向)から懸垂部材を挿通する懸垂部材挿通工程と、懸垂部材を移動することにより、懸垂部材にループ状となった連鎖状ソーセージを懸吊する懸吊工程とを有する方法であれば特に制限されるものではなく、また、本発明のループ状ソーセージ形成装置としては、ソーセージ充填手段と、該ソーセージ充填手段より送り出される連鎖状ソーセージを波状に仮掛けする仮掛け手段と、波状の連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらしてループ状の連鎖状ソーセージを形成するループ化手段とを備えた装置であれば特に制限されるものではない。
【0016】
上記ソーセージ充填工程に用いられるソーセージ充填手段としては、ソーセージ生地を天然腸等のケーシングに一定量ずつ充填して連鎖状ソーセージを順次排出する充填装置であればどのようなものでもよく、例えば前記特公平7−79606号公報及び特開平9−74989号公報記載の充填装置を例示することができる。そして、充填装置の排出口にルーパー機構は必要とされないが、この充填装置にソーセージの個数をカウントできるカウンタ機構を設けることが好ましい。かかるカウンタ機構としては、充填装置のピストンに取り付けた検出センサーや、充填装置から排出されたソーセージを検出する光電センサー等の検出センサーを例示することができる。このカウンタ機構を設けることにより、充填部から送り出されるソーセージの個数に関する情報が制御手段に入力され、このカウンタ機構からの情報に基づき仮掛け手段、特に移送手段におけるフックの移動するタイミングや移載手段における移載装置の駆動のタイミングを制御することができ、その結果懸垂部材に所望のループ数及び/又はリンク数のソーセージを懸吊することが可能となる。
【0017】
上記仮掛け工程には上記仮掛け手段が用いられる。上記仮掛け工程を、適宜間隔を設けて配置されたフック、支持棒等の仮掛け手段を用いて人手により行うこともできるが、上記仮掛け工程を、波状に仮掛けした連鎖状ソーセージを移送することができる移送工程を有する仮掛け工程とすることが好ましく、かかる仮掛け工程には、波状に仮掛けした連鎖状ソーセージを移送することができる移送手段を備えている仮掛け手段を用いることが好ましい。かかる移送手段を備えた仮掛け手段としては、波状に仮掛けした連鎖状ソーセージを移送することができるフック、支持棒等を有し、これらフック、支持棒等を移送することができるコンベア等であればどのようなものでもよく、間欠的に移動することができる無端コンベアベルトに連鎖状ソーセージを波状に保持することができるフックが多数設けられたフックコンベアを具体的に例示することができる。かかるフックコンベアは、充填機の連鎖状ソーセージの排出口に並設することが好ましく、また、カウンタ機構からの情報に基づく制御手段におけるプログラムを、このフックコンベアにおけるフックが、フック間のリンク数が所定の数、例えばリンク数3,5,6,…6,6,5,3個となるように順次連鎖状ソーセージを釣支しながら間欠移動することができるように、設定しておくことが好ましい。このように制御することにより、ループを構成するリンク数を所定のリンク数となるようにすることができる。
【0018】
また、仮掛け手段には、1つの懸垂部材に一定範囲のループ数及び/又はリンク数のソーセージを懸吊することができるように、カウンタ機構からの連鎖状ソーセージの個数に関する情報に基づき、自動的に切断部位を指示する切断ユニットを備えることが好ましい。この切断ユニットとしては、例えば天然腸ケーシングが長すぎてその中程で、懸垂部材当たりに懸吊する予定のループ数及び/又はリンク数になったときに、該ケーシングの切断すべき部位に位置するソーセージを釣支しているフックの上方に自動的に移行し、移行後は間欠的に移動するフックと同期して移動し、移動しながら切断用フックに支承された連鎖状ソーセージの繋ぎ部を自動的に熱溶断することができるものが望ましい。そして、従来の天然腸ケーシングを単位として1本の懸吊棒に懸吊する方法では、一定範囲内にリンク数やループ数を調整することができないが、上記のように本発明によると懸垂部材当たり一定範囲のループ数及び/又はリンク数のソーセージを懸吊することが可能となる。
【0019】
かかる切断ユニットにおける連鎖状ソーセージの繋ぎ部を熱溶断する切断装置は、切断用フックに支承されているソーセージ間の繋ぎ部に熱風を吹き付け該繋ぎ部を切断することができる熱風吹き出し口を有している。この熱風によるソーセージ間の繋ぎ部の熱溶断は瞬時に行うことができないので、上記のように仮掛け用のフックの移動と同期させながら切断装置を移動させ、移動中に切断することになる。仮掛け用のフックから切断用フックへの掛け替えは自動的に行うことも人手により行うこともできるが、切断されると、連鎖状のソーセージが自重で落下して元の波状に戻る。また、例えば500℃の熱風により切断する場合、ソーセージの切断側端部も熱風により加熱され約300℃となる結果、該ソーセージの切断側端部のソーセージ生地が熱により幾分硬化し、そのため熱溶断部位での捻り戻しがなく、切断箇所における末端処理をしなくてもよい。また、この切断ユニットには必要に応じて切断装置を複数個設けることができる。
【0020】
天然腸ケーシングは、元々長さと太さが不均一であるうえ、パンクしたり切れたりすることから、仮掛け工程においては、天然腸ケーシングの始端や終端のソーセージの末端処理や、パンクしたり切れたりしたソーセージの末端処理など、どうしても手作業による処理操作が欠かせない。しかし、従来のようにループを形成した後で手作業で処理する場合、作業の平準化が難しく、懸吊工程のラインをストップさせなければならない事態が頻繁に生じていたが、本発明におけるように仮掛け工程を設けることにより、従来方法に比べ少なくなった手作業による処理操作をこの工程に集約化することができ、作業の平準化が図られ、ループ状ソーセージの調製ラインをストップさせる事態がなくなり、全体の生産性向上に大きく寄与することができる。また、本発明においては、前述したとおり、仮掛け工程における連鎖状ソーセージをループ状とすることなく波状に仮掛けすることを特徴としている。この仮掛け工程において、始めからループ状とすることなく波状に保持することにより、一連の連鎖状ソーセージの始端や終端の末端処理等の作業性を著しく向上させることができる。
【0021】
また、天然腸ケーシングのソーセージの場合は、始端や終端の数個のリンクが特に捻り戻りを起こしやすい。この捻り戻りを防止するために試行錯誤を繰り返した結果、連鎖状ソーセージの末端のループを構成するリンク数をその他のループを構成するリンク数より少なくすることにより改善できる。例えば、1ループを構成するリンク数を6個とする場合、連鎖状単位のソーセージの両末端のループを構成するリンク数を4個にすることによって捻り戻りを改善できることがわかった。この場合、フックコンベアにおけるフック間に釣支するリンク数を3,5,6,6・・・6,6,5,3となるように制御しておく。このフック間に釣支するリンク数の制御は、前記のように、フックコンベアの間欠移動を自動制御することによって行うことができる。そして、始端の3個のリンクの1番目を次の5個のリンクの2番目と3番目の間に引っ掛けると、4個のリンクで最初のループが構成され、そこにリンクが1つ垂れ下がる形状となる。終端も同様にして、4個のリンクで最後のループが構成され、そこにリンクが1つ垂れ下がる形状となる。この一連の連鎖状ソーセージを懸垂部材に懸吊させた場合、最初と最後に4個のリンクで構成されるそれぞれ1つの輪と、その間に各6個のリンクで構成される螺旋状のループが懸垂部材に懸吊されることになる。このような処理を行うことにより、リンクの自由度を奪い、リンクの捻り戻りを防止することができる。また、かかる捻り戻り防止操作は移送工程において実施するのが効率的である。
【0022】
本発明は上記仮掛け工程により得られる波状となった連鎖状ソーセージをループ化するループ化工程やループ化手段を備えたことを大きな特長とする。仮掛け工程により得られる波状となった連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらしてループ状の連鎖状ソーセージを形成する上記ループ化工程には、上記ループ化手段が用いられる。かかるループ化手段としては、波状の連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらしてループ状の連鎖状ソーセージを形成する手段であれば特に制限されるものではないが、フック本体とフック本体の片側上部に軸支された揺動アームからなり、波形の山の部分でフック本体に支承されている連鎖状ソーセージの片側を、前記揺動アームが所定のループ形成位置まで揺動することにより揺動アームの下部を連鎖状ソーセージに接触させながら、波状の連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずれるように持ち上げて、連鎖状ソーセージをフック本体と揺動アームで支承してループを形成することができるループ形成フックを具体的に例示することができる。また、ループ化手段として、これら形成されたループに懸垂部材を挿通した後、前記揺動アームが所定の解放位置までさらに揺動することにより、揺動アームに支承されていた連鎖状ソーセージを揺動アームによる支承から解放しうる機構を備えたループ形成フックを用いることもできる。
【0023】
かかるフック本体と揺動アームからなる各ループ形成フックを用いて、上記のように、波状の連鎖状ソーセージにループを形成したり、揺動アームに支承されていた連鎖状ソーセージを揺動アームによる支承から解放したりするには、ピストンロッドの進退により揺動アームの上部を揺動させ、揺動アームの下部を前記所定のループ形成位置まで、懸垂部材を挿通後前記所定の解放位置までそれぞれ揺動させることができるピストンシリンダ機構を有する制御機構付き駆動装置を用いることもできるが、一連のループ形成フックに沿って配設され、ループ形成フックの移送に伴い、揺動アームを漸次揺動させていき、所定の位置から揺動アームの揺動幅を所定の幅で一定にすることができるカム機構を好適に用いることができる。かかるカム機構を用いることにより、移送されてきたループ形成フックの揺動アームは、その下部を連鎖状ソーセージに接触させながら所定のループ形成位置まで漸次揺動し、波形の山の部分でフック本体に支承されている連鎖状ソーセージの片側を、波状の連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を波の進行方向鉛直面から少しずれるように持ち上げて、連鎖状ソーセージがフック本体と揺動アームで支承され、その結果ループが形成される。かかる形成されたループに懸垂部材が挿通されることになるが、この懸垂部材が挿通される揺動アームの位置を懸垂部材の解放位置とすることもできるが、さらに揺動アームを揺動して解放位置とすることもできる。
【0024】
上記ループ化工程に続く懸垂部材挿通工程では、ループ化工程によりループ状となった連鎖状ソーセージのループ内、例えば前記フック本体の下方や、前記フック本体の連鎖状ソーセージの支承面をガイドとして、懸垂部材(懸吊部材)が挿通される。ここで、懸垂部材を連鎖状ソーセージのループ内に挿通するとは、連鎖状ソーセージのループ内に懸垂部材を相対的に挿入することを意味し、連鎖状ソーセージのループ内に懸垂部材を波の進行方向(連鎖状ソーセージの移送方向)から、あるいはその逆向きから挿通する場合の他、固定されている懸垂部材にループ化工程で形成されたループ状の連鎖状ソーセージが、懸垂部材が芯となるように導入される場合も含まれる。
【0025】
また、上記懸垂部材としては、従来から使用されている懸垂棒や、ソーセージをループ状に支持する断面円形の平行な2本の棒からなるソーセージ釣支部と、該釣支部を形成する2本の棒を平行な状態に維持することができる連結部から構成される細長い懸垂枠等を例示することができるが、挿通の容易さからすると懸垂棒を有利に用いることができ、ソーセージ同士の接触を低減させることからすると懸垂枠を有利に用いることができる。そして、かかる懸垂部材の端部は、ソーセージを傷つけることがないように丸く面取りをしておくことが好ましい。
【0026】
上記懸垂部材挿通工程に続く懸吊工程としては、ループ状となった連鎖状ソーセージのループ内に挿通された懸垂部材を、フック本体と揺動アームによって妨害されない開放方向に移動する工程を例示することができ、かかる懸吊工程により、懸垂部材にループ状の連鎖状ソーセージを懸吊することができる。かかるループ状のソーセージが懸吊された懸垂部材は、例えばベルトコンベア等で上記懸垂部材を載置することができる台車まで順次搬送され、以後ソーセージが懸吊された複数の懸垂部材を台車に載置し、この台車ごと燻煙処理し、燻煙処理後の連鎖状ソーセージを個々のソーセージに切り離すことによってソーセージを製造するのに用いられる。
【0027】
以上、主として、天然腸ケーシングのソーセージを用いたループ状ソーセージの調製方法及び調製装置について述べてきたが、当然のことながら、本発明のループ状ソーセージの調製方法及び調製装置は人工ケーシングを用いる場合にも適用することができる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこの実施例によって限定されるものではない。
図1は本発明のループ状ソーセージ形成装置の概略上面図であり、図2は仮掛け工程における波状に仮掛けされた連鎖状ソーセージがフックコンベアのループ形成フックに支承されて移送されている状態を示す概略斜視図であり、図3は図2の要部拡大図であり、図4は連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ部を熱溶断する切断装置の概略斜視図であり、図5はループ化工程におけるループ形成フックの揺動アームの作動説明図であり、図6は懸吊工程における連鎖状ソーセージのループに挿通した懸垂部材を移動する状態を示す説明図である。
【0029】
図1から図6において、Sはソーセージ、SLはソーセージ間の繋ぎ部、Mは作業者、1はソーセージ充填手段、2は充填装置の排出口、3はカウンタ機構、4は充填装置、10は仮掛け手段、11は無端コンベアベルト、12はループ形成フック、13はフックコンベア、15はフック本体、16は揺動アーム、20は懸垂部材、30は切断ユニット、31は切断装置、32は熱溶断部位指示装置、33は固定ガイド棒、34はフックコンベア連動片、35は演算部、36は切断用フック、37は熱風吹き出し口、38はガード部をそれぞれ示す。
【0030】
以下、天然腸ケーシングを用いた場合の本発明のループ状ソーセージ調製方法及び調製装置を図1から図6を参照しながら説明する。
図1に示される本発明のループ状ソーセージ形成装置は、ソーセージ充填手段1と仮掛け手段10とから構成されている。ソーセージ充填手段1には、ソーセージ生地を天然腸等のケーシングに一定量ずつ充填して連鎖状ソーセージSを順次送り出す排出口2と、送り出されるソーセージの個数をカウントするカウンタ機構3を有する充填装置4が設けられている。
【0031】
仮掛け手段10には、間欠的に移動することができる無端コンベアベルト11に連鎖状ソーセージを波状に保持することができるループ形成フック12が多数設けられているフックコンベア13が設けられている。図1における仮掛け工程には、作業者Mが効率よく作業することができる移送工程が設けられている。フックコンベア13は、充填装置4から送り出される所定量の連鎖状ソーセージSを間欠的に移動するループ形成フック12のフック本体15で順次釣支することができるように充填装置4の連鎖状ソーセージの排出口2に並設されている。なお、図1には3角形状の無端コンベアベルトが示されているが、無端コンベアベルトの形状はこれに制限されるものではない。
【0032】
図2及び図3に示されるように、充填装置4から送り出された連鎖状ソーセージSは波状に仮掛けされた状態で移送される。この過程で、充填装置4に設けられたカウンタ機構3からの連鎖状ソーセージSの個数に関する情報に基づき、ループを作るために適正なリンク数のソーセージをループ形成フック12のフック本体15に仮掛けし、1つの懸垂部材に一定範囲のループ数及び/又はリンク数のソーセージSを懸吊するための切断ユニット30が、フックコンベア13の上方に配設されている。この切断ユニット30は、カウンタ機構3からの情報に基づき制御手段(図示せず)から送られてきた信号に基づき、連鎖状ソーセージSの繋ぎ部SLを熱溶断する切断装置31の駆動を制御することができるように、切断装置31、該切断装置が固着された熱溶断部位指示装置32、該熱溶断部位指示装置32の移動をガイドする2本の固定ガイド棒33、該熱溶断部位指示装置32及びその下部に設けられた進退自在のフックコンベア連動片34の動きを制御するための演算部35から構成されている。そして、図2には切断装置31等を2セット有する切断ユニット30が示されている。また、図4に示すように、切断装置31は、切断すべき連鎖状ソーセージの繋ぎ部SLを釣支する切断用フック36と、該切断用フック36に支持されているソーセージ間の繋ぎ部SLに熱風を吹き付け該繋ぎ部SLを切断することができる熱風吹き出し口37と、ガード部38とを備えている。
【0033】
波状に保持され移送されている連鎖状ソーセージSの両端部以外の中程で懸垂部材20当たりに懸吊する予定のリンク数になったとき、上記制御手段の指令に基づいて該連鎖状ソーセージSの切断すべき部位に位置するフックの上方に熱溶断部位指示装置32にガイドされて切断装置31が自動的に移行し、熱溶断部位指示装置32の下部に設けられたフックコンベア連動片34が下方に進出し、フックコンベア13のフック12間に挿入され、以後間欠的に移動するフック12と同期してこの切断装置31も移動する。このとき、図示していない指示ランプが点滅し作業者Mに切断処理を指示する。作業者Mにより、仮掛け用のループ形成フック12から切断用フック36へ掛け替えられた連鎖状ソーセージSは、移送されながら切断用フック36に支承された連鎖状ソーセージの繋ぎ部SLで熱溶断され、これにより、懸吊枠当たり一定範囲のループ数及び/又はリンク数のソーセージSを懸吊することができる。
【0034】
図5にはループ化工程におけるループ形成フック12の揺動アーム16の作動状態が示されている。ループ形成フック12は、フック本体15とフック本体15の片側上部に軸支された揺動アーム16から構成されており、上記ループ化工程では、波状に仮掛けされ移送されてきた連鎖状ソーセージSが所定位置に達したとき、一連のループ形成フック12に沿って配設され、ループ形成フック12の移送に伴い、揺動アーム16を漸次揺動させていき、所定の位置から揺動アーム16の揺動幅を所定の幅で一定にすることができるカム機構(図示せず)が用いられる。このカム機構により、揺動アーム16の下部が連鎖状ソーセージに接触しながらループ形成位置まで揺動し、波形の山の部分でフック本体15に支承されている連鎖状ソーセージの片側(図5では手前側)が、波状の連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずれるように持ち上げて、連鎖状ソーセージSがフック本体15と揺動アーム16で支承されたループが形成される。揺動アーム16がループ形成位置まで揺動したループ形成フック12が所定数に達したところで、フックコンベア13による移送を一時的に停止し、所定数形成されたループに懸垂部材20が挿通される。
【0035】
上記ループ化工程に続く懸垂部材挿通工程では、フック本体12の連鎖状ソーセージSの支承面をガイドとして、ループ状となった連鎖状ソーセージSのループ内に懸垂部材(懸垂棒)が、例えば人手により挿通される。図6にはループ状ソーセージSに挿通された懸垂部材20が、フック本体と揺動アームによって妨害されない開放方向であるほぼ水平方向に移動する状態が示されている。ソーセージSが懸吊された懸垂部材20は、かかる懸垂部材20を載置することができる台車まで適宜手段により搬送され、以後ソーセージが懸吊された複数の懸垂部材20を台車に載置し、この台車ごと燻煙処理し、燻煙処理後の連鎖状ソーセージを個々のソーセージに切り離すことによってソーセージを製造することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によると、ループ状にする前に仮掛け手段が設けられているので、ループ状に懸吊された連鎖状ソーセージの末端処理等の作業性に優れ、懸吊に際しての天然腸ケーシングの破裂や密着が少なく、また懸垂部材当たりに懸吊するループ数及び/又はリンク数を自動的に一定範囲に調整することができ、簡便に所望のループ状ソーセージを調製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のループ状ソーセージ形成装置の概略上面図である。
【図2】 仮掛け工程における波状に仮掛けされた連鎖状ソーセージがフックコンベアのループ形成フックに支承されて移送されている状態を示す概略斜視図である。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【図4】 連鎖状ソーセージのソーセージ間の繋ぎ部を熱溶断する切断装置の概略斜視図である。
【図5】 ループ化工程におけるループ形成フックの揺動アームの作動状態の説明図である。
【図6】 懸吊工程における連鎖状ソーセージのループに挿通した懸垂部材の移動状態を示す説明図である。
【符号の説明】
S ソーセージ
SL ソーセージ間の繋ぎ部
M 作業者
1 充填部
2 充填装置の排出口
3 カウンタ機構
4 充填装置
10 仮掛け手段
11 無端コンベアベルト
12 ループ形成フック
13 フックコンベア
15 仮掛け用フック本体
16 揺動アーム
20 懸吊部材
30 切断ユニット
31 切断装置
32 熱溶断部位指示装置
33 固定ガイド棒
34 フックコンベア連動片
35 演算部
36 切断用フック
37 熱風吹き出し口
38 ガード部

Claims (12)

  1. ソーセージ生地をケーシングに充填するソーセージ充填工程と、該ソーセージ充填工程により得られる連鎖状ソーセージを波状に仮掛けする仮掛け工程と、該仮掛け工程により得られる波状となった連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらして連鎖状ソーセージからなる所定数のループを形成するループ化工程と、該ループ化工程によりループ状となった連鎖状ソーセージの所定数のループ内に懸垂部材を波の進行方向又はその逆向きから挿通する懸垂部材挿通工程と、懸垂部材を移動することにより、懸垂部材にループ状となった連鎖状ソーセージを懸吊する懸吊工程とを有することを特徴とするループ状ソーセージ調製方法。
  2. 仮掛け工程が、波状に仮掛けした連鎖状ソーセージを移送することができる移送工程を有することを特徴とする請求項1記載のループ状ソーセージ調製方法。
  3. 移送工程で、連鎖状ソーセージの末端のループを構成するリンク数をその他のループを構成するリンク数より少なくすることを特徴とする請求項2記載のループ状ソーセージ調製方法。
  4. 移送工程で、1つの懸垂部材に懸吊するソーセージのループ数及び/又はリンク数を一定範囲に調整することを特徴とする請求項2又は3記載のループ状ソーセージ調製方法。
  5. ソーセージが、天然腸ケーシングのソーセージであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載のループ状ソーセージ調製方法。
  6. ソーセージ充填手段と、該ソーセージ充填手段より送り出される連鎖状ソーセージを波状に仮掛けする仮掛け手段と、波状の連鎖状ソーセージにより形成される波の山の鉛直面を、波の進行方向鉛直面から少しずらして連鎖状ソーセージからなる所定数のループを形成するループ化手段と、該ループ化手段によりループ状となった連鎖状ソーセージの所定数のループ内に波の進行方向又はその逆向きから挿通する懸垂部材を有する懸垂手段とを備えたことを特徴とするループ状ソーセージ形成装置。
  7. ループ状ソーセージ形成装置が、ソーセージ充填手段と、仮掛け手段と、ループ化手段と、1つの懸垂部材に所定のループ数及び/又はリンク数のソーセージを懸吊することができるための制御手段を具備することを特徴とする請求項6記載のループ状ソーセージ形成装置。
  8. 仮掛け手段が、波状に仮掛けした連鎖状ソーセージを移送することができる移送手段を備えていることを特徴とする請求項6又は7記載のループ状ソーセージ形成装置。
  9. 移送手段が、間欠的に移動し、連鎖状ソーセージを釣支するための複数のフックを有するフックコンベアを備えていることを特徴とする請求項8記載のループ状ソーセージ形成装置。
  10. 仮掛け手段が、移動しながら連鎖状ソーセージの繋ぎ部を熱溶断することができる1又は2以上の切断装置を備えていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか記載のループ状ソーセージ懸吊装置。
  11. 制御手段による制御が、ソーセージ充填手段から送り出されるソーセージの個数をカウントできるカウンタ機構からの情報に基づき制御することを特徴とする請求項6〜10のいずれか記載のループ状ソーセージ形成装置。
  12. ソーセージが、天然腸ケーシングのソーセージであることを特徴とする請求項6〜11のいずれか記載のループ状ソーセージ形成装置。
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