JP3715564B2 - 保険商品販売管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、証券会社、銀行等の金融機関(保険商品販売会社)において販売される保険商品等の管理を行う保険商品販売管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、金融機関における保険商品等の窓口販売が一部解禁されており、今後、対象商品も拡大する傾向にある。そのため、金融機関と保険会社それぞれが適切に保険商品等の管理を行うことが必要となる。
【0003】
ここで、保険会社における保険商品等の管理は、原則全て契約単位で行われている。従って、同一の顧客が同一の保険会社と複数の契約を結んでいたとしても、顧客単位でまとめて管理されることはない。また、契約毎に契約番号を付して管理が行われ、この契約番号は、保険会社毎に異なる体系で付されている。一方、金融機関においては、顧客の有する口座を単位として統合的に金融資産の管理を行っており、保険商品等も顧客が有する金融資産の一つとして口座単位で管理が行われている。
【0004】
また、保険会社における保険商品等の販売は、通常、一つの保険会社に属する募集人(販売員)が部店等に属することなく独立に営業活動を行って顧客を獲得している。募集人が顧客を獲得すると、募集人はその顧客専属の担当者となり、顧客はその募集人のみからその保険会社の他の保険商品購入等を行うことができる。そのため、保険会社は個々の保険契約の契約番号にその契約を獲得した募集人の募集人コードを対応させることによって募集人の契約実績等の管理を行っている。また、契約番号の場合と同様、募集人コードも保険会社毎に異なる体系で付与されている。一方、金融機関においては、募集人は各部店に所属する社員として管理するのが基本であり、同一の社員が複数の保険会社の保険商品等を顧客に販売することができる。更に、保険契約の契約実績等は、部店単位で管理されるため、保険契約とその契約を獲得した社員を関連付けた管理は行っていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、同一の保険商品について、保険会社と金融機関において、それぞれが管理を行う場合、管理体系の違いから連絡の齟齬等の発生や事務処理負担が増大すると考えられる。そこで、保険会社における管理体系又は金融機関における管理体系のどちらかの管理体系に一元化することも考えられる。しかし、保険会社では、従来から契約単位で保険商品等を管理しているため、既に多量の保険商品等の契約に関するデータが契約単位で蓄積されており、この管理体系を変更することは困難である。一方、金融機関においては、口座単位で顧客の金融資産を管理しているため、既に多量の顧客の金融資産に関するデータが口座単位蓄積されており、金融資産の一つである保険商品等のみを切り離して契約単位で管理することは困難である。
【0006】
この発明の課題は、証券会社、銀行等の金融機関において販売される保険商品等の管理を、金融機関における従来からの管理体系を変更することなく適切に行う保険商品販売管理システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の保険商品販売管理システムは、保険会社の保険商品に関する情報を契約番号を用いて契約単位で管理する保険会社システムとネットワークを介して接続され、保険商品販売会社により販売された前記保険会社の保険商品に関する情報を、顧客が有する金融資産として顧客管理番号を用いて顧客の口座単位で管理する保険商品販売管理システムにおいて、保険商品の契約申込に関する保険契約申込情報の処理を行なうデータ処理部に接続され、顧客からの前記保険契約申込情報を入力する保険契約申込情報入力手段と、前記データ処理部に接続され前記保険契約申込情報入力手段により入力された保険契約申込情報を前記顧客管理番号に対応させて記憶する顧客情報記憶部と、前記顧客情報記憶部に記憶された保険契約申込情報を前記顧客管理番号と共に、前記保険会社システムに対して送信する保険契約申込情報送信手段と、前記保険会社システムから送信された前記顧客管理番号及び前記契約番号を含む契約成立情報を受信する契約成立情報受信手段と、前記データ処理部に接続され前記契約成立情報受信手段により受信された前記契約成立情報に含まれる前記契約番号と、前記顧客管理番号とを対応付けて記憶する顧客管理番号−契約番号変換テーブルと、前記保険会社システムから送信される前記契約番号を含む顧客の保険契約内容の変更に関する契約変更情報を受信する契約変更情報受信手段と、前記顧客管理番号−契約番号変換テーブルを用いて、前記契約番号に対応する前記顧客管理番号を参照する顧客管理番号参照手段と、前記顧客管理番号参照手段により参照された顧客管理番号により管理され、該顧客管理番号に対応させて前記顧客情報記憶部に記憶されている契約情報を、前記契約変更情報に基づいて更新する契約情報更新手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この請求項1記載の保険商品販売管理システムによれば、保険商品販売会社において入力された保険契約申込情報を、顧客管理番号を付して保険会社システムに送信し、保険会社システムから送信される契約成立情報に含まれる契約番号と顧客管理番号を対応付けて記憶することによって、データ処理部に接続される顧客管理番号−契約番号変換テーブルが作成されている。従って、この顧客管理番号−契約番号変換テーブルが作成されることによって、保険会社、保険商品販売会社共に、従来からの管理体系を変更することなく、保険商品等の管理を適切に行うことができる。
【0010】
また、この請求項1記載の保険商品販売管理システムによれば、顧客管理番号−契約番号変換テーブルを用いて、保険会社システムから送信される顧客の保険契約内容の変更に関する契約変更情報に付されている契約番号から顧客管理番号を参照し、顧客管理番号により管理されている契約情報の更新を行っている。従って、保険会社システムから契約番号を付して契約変更情報が送信された場合に、顧客管理番号−契約番号変換テーブルを用いて容易に顧客管理番号により管理されている契約情報の更新を行うことができ、連絡の齟齬等を未然に防ぐことができると共に、事務処理負担を軽減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の第1の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムについて説明する。なお、以下においては、金融機関(保険商品販売会社)A社に口座を有する顧客が、金融機関A社から保険会社X社の保険商品を購入し、保険会社X社と保険契約を結ぶ場合を例として説明する。
【0018】
図1は、第1の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムを含むシステム全体のブロック構成図である。保険商品販売管理システム2aは、金融機関A社に設置されており、この保険商品販売管理システム2aには、ネットワーク4を介して保険会社システム6a、6b、6cが接続されている。
【0019】
保険商品販売管理システム2aは、顧客からの保険契約の申込に関する保険契約申込情報等の処理を行うデータ処理部20を備えている。このデータ処理部20には、保険契約申込情報等を入力する入力部22、顧客管理番号と契約番号とを対応させて記憶する顧客管理番号−契約番号変換テーブル24、社員番号と募集人コードとを対応させて記憶している社員番号−募集人コード変換テーブル26、保険会社システム6a、6b、6cとの間の通信制御を行う通信制御部28及び顧客が保有する金融資産の情報等を口座単位で記憶している顧客情報記憶部30が接続されている。なお、保険商品販売管理システム2bは金融機関B社に、保険商品販売管理システム2cは金融機関C社に、それぞれ設置されており、これら保険商品販売管理システム2b、2cにも、ネットワーク4を介して保険会社システム6a、6b、6cが接続されている。これら保険商品販売管理システム2b、2cは、保険商品販売管理システム2aと同様の構成であるため説明を省略する。
【0020】
上述の顧客管理番号は、顧客が口座を有する金融機関A社の部店番号と口座の口座番号からなる番号であり、例えば、部店番号が001で口座番号が12345である場合には、001−12345が顧客管理番号となる。また、契約番号は、各保険会社毎の体系によって保険契約毎に付与される番号であり、例えば、保険会社X社の契約番号はローマ字3文字及び数字3桁から成る番号体系(例えば、ABX123)で、保険会社Y社の契約番号は数字4桁の番号体系(例えば、9924)で、保険会社Z社の契約番号はローマ字1字及び数字3桁から成る番号体系(例えば、H−123)で付与される。
【0021】
また、社員番号は、金融機関A社、B社、C社のそれぞれによって自社の社員に付与された番号であり、例えば、A社の社員番号としては0011、0012、…等が付与される。また、募集人コードは、保険会社X社、Y社、Z社のそれぞれによって金融機関A社、B社、C社の社員に付与されたコードであり、例えば、金融機関A社の社員番号0011の社員の募集人コードとして、1988−022が付与される。
【0022】
保険会社システム6aは、顧客の保険契約申込情報等の処理を行うデータ処理部40を備え、このデータ処理部40には、保険商品販売管理システム2a、2b、2cとの間の通信制御を行う通信制御部42及び契約が成立した保険に関する契約情報等を記憶するデータ記憶部44が接続されている。なお、保険会社システム6bは保険会社Y社に設置されており、保険会社システム6cは保険会社Z社に設置されている。これら保険会社システム6b、6cは、保険会社システム6aと同様の構成であるため説明を省略する。
【0023】
次に、図2のフローチャートを参照して、保険商品販売管理システムにおいて行われる顧客管理番号−契約番号変換テーブルの作成について説明する。
【0024】
まず、顧客から申込まれた新規な保険の申込に関する保険契約申込情報を入力部22を介してデータ処理部20に入力する(ステップS10)。即ち、金融機関A社の窓口において顧客からの新規保険への契約申込を受付け、受付けた新規保険の契約申込に関する保険契約申込情報を顧客管理番号に対応させて入力する。なお、この際に、顧客からの保険申込を受付けた社員の社員番号を併せて入力する。
【0025】
次に、入力された保険契約申込情報に含まれる保険会社等の情報を図3(a)に示すように、顧客管理番号に対応させて顧客管理番号−契約番号変換テーブル24に記憶する(ステップS11)。ここで、この段階においては、この新規保険申込に対する契約番号が付与されていないため、顧客管理番号−契約番号変換テーブル24において契約番号が未定であることを示すステータスを立てると共に、契約番号を記憶すべき欄には「NULL」を記憶する。なお、入力された保険契約申込情報、例えば、保険会社名、保険の種類(終身保険等)、保険金の金額、保険料支払期間、保険金受取人及び支払い形式等の情報は、顧客管理番号に対応させて顧客情報記憶部30に記憶される。
【0026】
次に、保険契約申込情報を通信制御部28を介して保険会社システム6aに送信する(ステップS12)。ここで、保険契約申込情報を送信する前に、社員番号−募集人コード変換テーブル26を用いて、新規な保険契約の申込を受付けた金融機関A社の社員の社員番号からその社員の保険会社X社における募集人コードを参照する。そして、参照した保険会社X社における募集人コードを付して保険契約申込情報を送信する。例えば、金融機関A社の社員の社員番号が0011であり、その社員の保険会社X社における募集人コードが1988−022である場合、社員番号0011から募集人コード1988−022を参照し、この募集人コードを付して保険契約申込情報を送信する。
【0027】
保険会社システム6aのデータ処理部40は、顧客管理番号及び募集人コードを含む保険契約申込情報を、通信制御部42を介して受信した場合には、受信した保険契約申込情報に仮契約番号を付してデータ記憶部44に記憶する。そして、通信制御部42を介して仮契約番号及び顧客管理番号を含む仮契約番号通知情報を保険商品販売管理システム2aに送信する。
【0028】
保険商品販売管理システム2aのデータ処理部20においては、通信制御部28を介して保険会社システム6aから送信される顧客管理番号と仮契約番号を含む仮契約番号通知情報を受信し(ステップS13)、仮契約番号を顧客管理番号に対応させて顧客管理番号−契約番号変換テーブル24に記憶する(ステップS14)。なお、仮契約番号が顧客管理番号−契約番号変換テーブル24に記憶された場合には、契約番号ステータスを仮契約番号が付されたことを示すステータスに変更する(図3(b)参照)。
【0029】
保険会社X社においては、保険契約の申込を行った顧客との間で保険契約を成立させることができるか否かの審査を行い、保険契約を成立させる旨の審査結果が出た場合には本契約番号を付与し、この本契約番号を含む審査結果(契約成立情報)に仮契約番号を付して保険商品販売管理システム2aに送信する。一方、契約を成立させることができない旨の審査結果が出た場合には、その旨の審査結果に仮契約番号を付して保険商品販売管理システム2aに送信する。なお、契約を成立させる旨の審査結果が出た場合には、この申込を受付けた募集人の契約実績として、募集人コードに対応させて保険契約の内容と共に本契約番号がデータ記憶部44に記憶される。
【0030】
保険商品販売システム2aにおいては、保険会社システム6aから送信された保険申込に関する審査結果を、通信制御部28を介して受信し(ステップS15)、受信した審査結果が保険契約を成立させる旨のものか否かの判断を行う(ステップS16)。
【0031】
受信した審査結果が、保険の契約を成立させる旨のもの(契約成立情報)であれば(ステップS16)、顧客管理番号−契約番号変換テーブル24に記憶されている仮契約番号を本契約番号に書き換えて記憶する(ステップS17)。また、その際に、契約番号ステータスを本契約番号が付与されたことを示すステータスに変更する(図3(c)参照)。なお、本契約番号は、この保険契約の申込を受付けた社員の募集人コードに対応させて社員番号−募集人コード変換テーブル26及び顧客管理番号に対応させて顧客情報記憶部30にも記憶される。
【0032】
一方、受信した審査結果が、保険の契約を成立させない旨のものであれば(ステップS16)、対応する保険契約の申込についての保険会社、仮契約番号等の情報を顧客管理番号−契約番号変換テーブル24から削除する(ステップS18)。なお、対応する保険契約申込情報も顧客情報記憶部30から削除する。
【0033】
次に、図4のフローチャートを参照して、保険会社から金融機関に各種情報を通知する場合の処理について説明する。なお、以下においては、顧客が保険会社X社に対して契約番号ABC456の保険契約内容の変更を申請し、申請を受けた保険会社X社の保険会社システム6aから金融機関A社の保険商品販売管理システム2aへ変更された契約内容が通知される場合について説明する。また、保険会社から金融機関に対して通知される各種情報には、契約内容の変更に関する契約変更情報の他、契約を解約した場合に顧客に戻される解約返戻金や、現在までに支払った既払込保険料等に関する情報が含まれる。
【0034】
まず、データ処理部20において、契約変更情報を通信制御部28を介して受信する(ステップS20)。即ち、保険会社システム6aから、契約番号ABC456の契約内容の変更に関する契約変更情報が送信され、送信された契約変更情報を保険商品販売管理システム2aにおいて受信する。
【0035】
次に、顧客管理番号−契約番号変換テーブル24を用いて契約番号から顧客管理番号を参照する(ステップS21)。即ち、契約番号ABC456に対応する顧客管理番号を、顧客管理番号−契約番号変換テーブル24を用いて参照する。
【0036】
次に、参照した顧客管理番号の契約番号ABC456の保険契約内容を契約変更情報に基づいて更新し(ステップS22)、更新した契約情報を顧客情報記憶部30に記憶する(ステップS23)。
【0037】
次に、図5のフローチャートを参照して、金融機関から保険会社に通知される住所変更等の処理について説明する。なお、以下においては、金融機関A社に口座を有する顧客が、金融機関A社に対して住所変更を行い、金融機関A社の保険商品販売管理システム2aから保険会社システム6a、6b、6cに対して顧客の新住所を送信する場合を例として説明する。
【0038】
まず、顧客の新住所を入力部22を介してデータ処理部20に入力する(ステップS30)。即ち、金融機関A社において受付けた顧客の住所変更に基づいて顧客の新住所を入力する。この新住所は、顧客管理番号、例えば、顧客管理番号001−12345についての新住所として入力される。
【0039】
次に、入力された新住所を顧客情報記憶部30に記憶する(ステップS31)。即ち、顧客情報記憶部30に記憶されている顧客管理番号001−12345の顧客の住所を入力された新住所と書き換えて記憶する。
【0040】
次に、顧客管理番号より契約番号を参照する(ステップS32)。即ち、顧客管理番号−契約番号変換テーブル24を用いて顧客管理番号001−12345により管理されている保険契約の契約番号を参照する。
【0041】
次に、参照した契約番号の保険会社の保険会社システムに顧客の住所変更に関する情報を、顧客に関する連絡事項として送信する(ステップS33)。例えば、顧客管理番号001−12345の顧客が、保険会社X社、Y社及びZ社の保険を有している場合であって、保険会社X社の契約番号がABC456である場合、この契約番号ABC456を用いて保険会社システム6aに対して顧客の新住所の情報が送信される。同様に、保険会社Y社の契約番号が9924、保険会社Z社の契約番号がH−123である場合、保険会社システム6bに対しては契約番号9924を、保険会社システム6cに対しては契約番号H−123を用いて顧客の新住所の情報が送信される。
【0042】
この第1の実施の形態によれば、金融機関において受付けられた新規な保険契約の保険契約申込情報を、顧客管理番号を付して保険会社システム6aに対して送信している。そして、保険会社システム6aから顧客管理番号と共に返信される仮契約番号と顧客管理番号を対応させて記憶し、その後に仮契約番号と共に返信される本契約番号を顧客管理番号と対応付けて記憶することによって顧客管理番号−契約番号変換テーブル24を作成している。従って、金融機関においては保険会社における管理体系を意識することなく、顧客の口座単位で保険商品の管理を行うことができると共に、保険会社においては、金融機関における管理体系を意識することなく契約単位で保険商品の管理を行うことができる。
【0043】
また、金融機関と保険会社が互いの管理体系を意識することなく連絡を行うことができることにより、連絡の齟齬等が生じる可能性が低くなり、それらにより生じる追加事務負担を回避して、効率的な顧客の管理を行うことができる。
【0044】
また、保険会社毎に異なる体系の契約番号を、顧客管理番号−契約番号変換テーブル24を用いて金融機関における顧客管理番号に変換し、顧客の口座単位で保険商品等の管理を行っている。そのため、保険会社毎に異なる体系で契約番号が付与されている場合であっても、金融機関において複数の保険会社の保険商品等を顧客の口座単位で統一的に管理することができる。
【0045】
また、顧客の口座単位で保険商品等の管理を行うことができるため、顧客管理番号に対応する保険を一覧形式で照会することができ、顧客の資産管理を的確に行うことができる。更に、金融機関と保険会社がそれぞれの管理体系に基づいて保険商品の管理を行っているため、金融機関の顧客情報は保険会社から遠隔化される。そのため、保険会社による金融機関の顧客情報の流用を回避し、金融機関の顧客情報を的確に保護することができる。
【0046】
また、社員番号−募集人コード変換テーブルを用いて、金融機関の社員番号を保険会社の募集人コードに変換した後に、保険会社に対して保険契約申込情報を送信している。そのため、金融機関の社員は、保険会社における募集人コードを意識することなく、保険会社へ情報を送信することができる。
【0047】
なお、この第1の実施の形態においては、金融機関の窓口において顧客からの新規保険の契約申込を受付けているが、顧客からの新規保険の契約申込を、ネットワークを介して受信するようにしてもよい。即ち、金融機関がオンラインバンキング等を提供しており、顧客がクライアントシステム等を有している場合には、顧客の有するクライアントシステムから送信される保険契約の申込を保険商品販売管理システム2aにおいて受信することにより契約申込を受付けるようにしてもよい。
【0048】
また、この第1の実施の形態においては、保険契約の契約申込を受付けた金融機関から保険会社に対してネットワークを介して保険契約申込情報を送信しているが、保険契約申込情報が記載された申込用紙を郵送等により保険会社に送付するようにしてもよい。
【0049】
また、この第1の実施の形態においては、保険会社から金融機関に対して通知された仮契約番号を、審査結果と併せて通知される本契約番号に書き換えることによって顧客管理番号−契約番号変換テーブルを作成しているが、保険会社から金融機関に通知された契約番号を直接、顧客管理番号に対応させて記憶することによって顧客管理番号−契約番号変換テーブルを作成するようにしてもよい。
【0050】
次に、図6のフローチャートを参照して、この発明の第2の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムにより行われる募集人管理処理について説明する。なお、以下においては、金融機関の社員番号0011の社員の人事異動に伴い、この社員により販売が行われた保険商品が社員番号0022の社員に移管される場合を例として説明する。
【0051】
まず、社員番号−募集人コード変換テーブル26を用いて社員番号0011の社員の募集人コードを参照する(ステップS40)。即ち、図7(a)に示すように、社員番号0011の社員のそれぞれの保険会社における募集人コードを参照する。
【0052】
次に、社員番号−募集人コード変換テーブル26を用いて、ステップS40において参照した募集人コードを用いて販売された保険商品の契約番号を参照する(ステップS41)。即ち、図7(b)に示すように、社員番号0011の社員が、それぞれの保険会社の募集人として販売したそれぞれの保険会社における保険商品の契約番号を参照する。
【0053】
次に、社員番号−募集人コード変換テーブル26を用いて社員番号0011の社員から保険契約の移管を受ける社員番号0022の社員の募集人コードを参照する(ステップS42)。即ち、図7(c)に示すように、社員番号0022の社員のそれぞれの保険会社における募集人コードを参照する。
【0054】
次に、社員番号0011の社員が保険商品を販売する際にその社員に用いられた募集人コードを、社員番号0022の社員の募集人コードに更新する(ステップS43)。即ち、図7(d)に示すように、社員番号0022の社員へ移管された保険商品の募集人コードを社員番号0022の社員の募集人コードに更新する。
【0055】
そして、それぞれの保険契約の保険会社へ更新された募集人コードを通知するため、更新内容を送信する(ステップS44)。即ち、社員0011の社員の保険会社X社における募集人コードが1988−022であり、この募集人コードに対応する保険会社X社の保険の契約番号がABX123及びABX970である場合に、この契約番号ABX123及びABX970に対応する募集人コードを社員番号0022の社員の募集人コード1970−980に更新した旨の通知を通信制御部28を介して保険会社システム6aに送信する。
【0056】
この第2の実施の形態によれば、金融機関における人事異動等により、保険契約がその契約を受付けた社員と異なる社員に移管される場合、社員番号−募集人コード変換テーブル26を用いて募集人コードを参照し、保険会社に対して参照した募集人コードの連絡を行っている。従って、金融機関において人事異動等が発生し、担当者が変更された場合であっても、保険会社と金融機関の間で的確に情報のやり取りを行い、連絡の齟齬等が発生することを未然に防ぐことができる。
【0057】
また、金融機関から保険会社に行う連絡は、募集人コードの変更のみであるため、金融機関における機密情報である社内人事情報の外部公開を回避し、社内機密を適切に保護することができる。
【0058】
また、複数の保険会社によって付与されている募集人コードを、社員番号に対応させて記憶しているため、保険会社毎に異なる管理体系の差異により生じる事務処理業務の労力を軽減することができる。
【0059】
【発明の効果】
この発明によれば、顧客管理番号−契約番号変換テーブルが作成されることによって、保険会社、保険商品販売会社共に、従来からの管理体系を変更することなく、保険商品等の管理を適切に行うことができる。
【0060】
また、保険会社から契約番号を付して契約変更情報が通知された場合に、顧客管理番号−契約番号変換テーブルを用いて、容易に顧客管理番号を参照して契約情報の更新を行うことができ、連絡の齟齬等を未然に防ぐことができると共に、事務処理負担を軽減することができる。
【0061】
また、保険商品販売会社から保険会社へ顧客に関する連絡事項を通知する場合に、保険会社の管理体系を意識することなく、通知を行うことができる。更に、保険会社の契約番号を用いて通知を行うことにより、連絡の齟齬等を未然に防ぐことができる。
【0062】
また、保険商品販売会社においては、保険会社の募集人コードを意識することなく社員番号を用いて情報の通知を行うことができ、管理体系が異なることによる事務処理負担を軽減することができる。
【0063】
また、保険会社は従来の管理体系を変更することなく、募集人の契約実績等の管理を行うことができる共に、保険商品販売会社においては、募集人コードを意識することなく社員の管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムを含むシステム全体のブロック構成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムにより行われる顧客管理番号−契約番号変換テーブルの作成を説明するためのフローチャートである。
【図3】この発明の第1の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムにより行われる顧客管理番号−契約番号変換テーブルの作成を説明するための図である。
【図4】この発明の第1の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムにより行われる保険契約内容の更新処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明の第1の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムにより行われる住所変更通知の処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の第2の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムにより行われる人事異動に伴う募集人コードの更新処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明の第2の実施の形態にかかる保険商品販売管理システムにより行われる募集人コードの更新処理を説明するための図である。
【符号の説明】
2a、2b、2c…保険商品販売管理システム、4…ネットワーク、6a、6b、6c…保険会社システム、20…データ処理部、22…入力部、24…顧客管理番号−契約番号変換テーブル、26…社員番号−募集人コード変換テーブル、28…通信制御部、30…顧客情報記憶部、40…データ処理部、42…通信制御部、44…データ記憶部。
Claims (1)
- 保険会社の保険商品に関する情報を契約番号を用いて契約単位で管理する保険会社システムとネットワークを介して接続され、保険商品販売会社により販売された前記保険会社の保険商品に関する情報を、顧客が有する金融資産として顧客管理番号を用いて顧客の口座単位で管理する保険商品販売管理システムにおいて、
保険商品の契約申込に関する保険契約申込情報の処理を行なうデータ処理部に接続され、顧客からの前記保険契約申込情報を入力する保険契約申込情報入力手段と、
前記データ処理部に接続され前記保険契約申込情報入力手段により入力された保険契約申込情報を前記顧客管理番号に対応させて記憶する顧客情報記憶部と、
前記顧客情報記憶部に記憶された保険契約申込情報を前記顧客管理番号と共に、前記保険会社システムに対して送信する保険契約申込情報送信手段と、
前記保険会社システムから送信された前記顧客管理番号及び前記契約番号を含む契約成立情報を受信する契約成立情報受信手段と、
前記データ処理部に接続され前記契約成立情報受信手段により受信された前記契約成立情報に含まれる前記契約番号と、前記顧客管理番号とを対応付けて記憶する顧客管理番号−契約番号変換テーブルと、
前記保険会社システムから送信される前記契約番号を含む顧客の保険契約内容の変更に関する契約変更情報を受信する契約変更情報受信手段と、
前記顧客管理番号−契約番号変換テーブルを用いて、前記契約番号に対応する前記顧客管理番号を参照する顧客管理番号参照手段と、
前記顧客管理番号参照手段により参照された顧客管理番号により管理され、該顧客管理番号に対応させて前記顧客情報記憶部に記憶されている契約情報を、前記契約変更情報に基づいて更新する契約情報更新手段と、
を備えることを特徴とする保険商品販売管理システム。
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