JP3713832B2 - 木造立体構造物の継手構造 - Google Patents

木造立体構造物の継手構造 Download PDF

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三男 難波
重明 川原
憲光 里村
公昭 渡辺
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三井物産ハウステクノ株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木材あるいは集成材、単板積層材などの木製の骨組部材と、それらが集合する節点部材とを連結した木造立体構造物に適用するに好適な継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の木造立体構造物の継手構造としては、骨組部材に座掘、先孔を設け、座掘内に角ナットもしくは座金とナットを入れ、角ナットまたはナットに連結ボルトを螺合させて、端部金物、連結ボルトと係合する回転材を連結ボルトにはめ込み、回転材を回転させることにより、節点部材に連結ボルトを送り出して緊結した継手構造が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これでは以下のような種々の問題があった。
【0004】
第1に、骨組部材と節点部材に生じる軸方向の寸法誤差を吸収できず、施工性が劣るばかりか、節点の座標が正規の位置からずれてしまい、強度上および意匠上の問題がある。
【0005】
第2に、連結ボルトの角度誤差を吸収するためには先孔径を大きくする必要があるが、そうすれば特に曲げの力が接合部に作用する際、耐力および剛性などの強度性能が低下する原因となる。
【0006】
第3に、骨組部材の端面とそこに取り付けた端部金物との隙間および角ナットまたは座金と座掘との接触面の隙間に起因するガタつきが生じる。
【0007】
第4に、先孔に充填材を充填する場合、充填作業は現場で各部材を組み立てた後に行われるため、高所での作業が増えることによって安全性が劣り、また施工性が劣ってコストアップを招くばかりか、強度上重要な役割を担う充填材について硬化不良や不完全充填など品質管理上の問題が発生する。
【0008】
第5に、強度性能を担保するボルトおよびナットが外部に露出してしまい、耐久性に劣り、意匠性にも劣ってしまう。
【0009】
第6に、木製の骨組部材の木口が外部に露出しているため、屋外用途や多湿環境下で使用されると水分が骨組部材の木口に浸入し、骨組部材の耐久性を低下させてしまう。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑み、軸方向の寸法誤差を吸収でき、耐力や剛性などの強度性能を向上させ、また耐久性、意匠性、経済性にも優れた木造立体構造物の継手構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、複数個の木製の骨組部材(1)を節点部材(2)を介して互いに連結した木造立体構造物(19)に適用される継手構造であって、前記骨組部材に座掘(3)を形成し、前記骨組部材に当該骨組部材の端面と前記座掘とを連通する先孔(4)を形成し、この先孔にパイプ(6)を挿入し、前記座掘内に座金(5)を設置して前記パイプに接合し、前記骨組部材に端部金物(7)を当該骨組部材の端面および側面を覆うように取り付け、前記骨組部材および前記端部金物に連結ボルト(8)をその軸心方向に移動自在に挿通し、前記座掘内にナット(9)を設置して前記連結ボルトに螺着し、前記連結ボルトおよび前記ナットの移動を拘束しないように前記座掘内、前記端部金物と前記骨組部材の端面との間および前記先孔と前記パイプとの間に充填材(10)を充填し、前記連結ボルトを前記節点部材にねじ込んで前記骨組部材を前記節点部材に引き寄せて緊結して構成される。
【0012】
なお、括弧内の番号等は図面における対応する要素を表わす便宜的なものであり、従って、本発明は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は木造立体構造物の一例を示す斜視図、
図2は本発明による木造立体構造物の継手構造の一実施形態を示す図であり、
(a)はその平面図、(b)は(a)のA−A線による断面図、
図3は木造立体構造物の接合部の引張強さ試験の結果を示すグラフである。
【0014】
木造立体構造物19は、図1に示すように、木材あるいは集成材、単板積層材などの木製の骨組部材1が複数個、ボールジョイント等の節点部材2を介して互いに連結された構造を有しており、各骨組部材1と節点部材2との継手構造は次のとおりである。
【0015】
すなわち、図2に示すように、骨組部材1には座掘3が形成されており、骨組部材1にはその端面と座掘3とを連通する先孔4が形成されている。先孔4にはパイプ6が挿入されており、座掘3内には座金5が設置されてパイプ6に接合されている。骨組部材1には端部金物7が骨組部材1の端面および側面を覆うように取り付けられており、骨組部材1および端部金物7には連結ボルト8がその軸心方向に移動自在に挿通されている。座掘3内にはナット9が設置されて連結ボルト8に螺着されており、座掘3内、端部金物7と骨組部材1の端面との間および先孔4とパイプ6との間には、連結ボルト8およびナット9の移動を拘束しないように充填材10が充填されている。また、端部金物7には円筒状の回転材16が回動自在に装着されており、回転材16の内周面には2本の縦溝16aが形成されている。一方、連結ボルト8にはピン8aが直角に貫通する形で挿設されており、ピン8aの両端は回転材16の各縦溝16aに係合している。さらに、連結ボルト8は節点部材2にねじ込まれて骨組部材1を節点部材2に引き寄せる形で緊結されている。
【0016】
次に、この木造立体構造物19の組立手順について説明する。
【0017】
まず、骨組部材1の一側面の任意の位置に、後に示す座金5が納まる寸法の座掘3を設ける。座掘3の加工精度を考慮して幅方向は座金5の寸法より2mmほど広くする。座掘3は骨組部材1の一側面から対面する側面へ貫通しても貫通しなくてもよい。座掘3の位置は座掘3と骨組部材1の端面との間で形成される耐力上必要なせん断面積の算定によって決定する。また、骨組部材1の断面寸法は座掘3による断面欠損があっても、要求される圧縮あるいは引張に対する耐力を担保でき、かつ意匠上、経済上有利な寸法で設計する。
【0018】
その後、骨組部材1の端面中央から座掘3まで任意の径の先孔4を設ける。先孔4の径は後に挿入するパイプ6の外径より5mmほど大きくし、先孔4の加工精度不良による芯ズレを防ぐ。
【0019】
次いで、座掘3内に座金5を入れ、先孔4に挿入したパイプ6と座金5を双方に施したネジまたは接着剤によって接合する。なお、この座金5には、ナット9を封入したキャップ付きの円筒を溶接または接着し、円筒11内をナット9が前後に自由に移動可能とする。座金5の寸法は、後に示す連結ボルト8と座掘3内のナット9から座金5を介して骨組部材1に引張力が作用する際、座金5と骨組部材1の支圧によって抵抗できる寸法とし、また座金5の厚さは引張力が作用する際の曲げ変形に抵抗できる厚さとする。パイプ6および座金5の材質は、鉄、アルミあるいは合金など任意の材質のものを経済性、作業性あるいは材料強度などを考慮して選択すればよい。
【0020】
その後、骨組部材1の端面に端部金物7を取り付ける。端部金物7には軸方向に貫通する孔が設けてあり、骨組部材1側の孔に先孔4から10mmほど突出したパイプ6が嵌合するようになっている。端部金物7の孔とパイプ6との間には周囲約1mmのクリアランスがあるが、後に示す充填材10を充填する際パイプ6内に充填材10が回り込むのを防止するため、端部金物7の取付に先立ってパイプ6の外周にブチルゴム系、例えばスリオンテック社製スリオンテープNo.5931のような弾性および耐久性があるテープ12をパッキンとして貼り付けておくのがよい。また、端部金物7は骨組部材1の端面から約15mmにわたって四周オーバーラップ部分にも約1mmのクリアランスをもたせており、骨組部材1の端面から回った充填材10が外部に流出するのを防ぎ、さらに特に屋外用途や多湿環境において水分が骨組部材1の端面へ浸入するのを防ぐため、端部金物7の取付に先立って骨組部材1の四周にテープ12を貼り付けておくのがよい。端部金物7も材質は所望の条件に合せて選択すればよい。
【0021】
次いで、端部金物7およびパイプ6を通して連結ボルト8を挿入し、座掘3内のナット9と螺合させる。この際、端部金物7は骨組部材1の側面にオーバーラップして取り付けられているので、連結ボルト8が軸心を通ることになる。この段階で連結ボルト8と座掘3内のナット9との螺合長さを調整する。連結ボルト8もまた材質は所望の条件に合せて選択すればよい。
【0022】
次に、連結ボルト8が端部金物7から突出した部分に養生ナット(図示せず)を締め込み、連結ボルト8の突出長さと軸心の通りを固定する。また、養生ナットを締め込むことによって端部金物7と骨組部材1の端面との接触を強固にする。
【0023】
こうして養生ナットを締め込んだ後、座掘3部分、および先孔4とパイプ6との隙間に充填材10を充填する。座掘3が骨組部材1の側面で貫通している場合は下面側の座掘3へ内寸に合致する木製の薄板13を取り付ける。先孔4とパイプ6との隙間への充填材10の充填は、骨組部材1の上面から先孔4に向けて予め注入孔14と空気孔15を空けておき、一方、骨組部材1とオーバーラップする端部金物7の上面には予め空気孔17が空けてある。充填材10には、例えば東都レジン化工社製低粘度注型用エポキシ樹脂S−555のようなエポキシ樹脂、ウレタン樹脂などの有機系充填材あるいは無収縮モルタルグラウトのような無機系充填材など種々使用可能であるが、硬化収縮によるクラック、充填性、作業性、強度などを考慮して、有機系であれば、増量剤50%以下、粘度1000〜2000cps、無機系であればコンシステンシー15秒以下、また有機系、無機系双方とも可使時間は夏場で30分以上、そして圧縮あるいは付着強度などの機械的性能は骨組部材1の性能と同等以上のものが好ましい。座掘3への充填は重力式でよく、先孔4とパイプ6の隙間への充填は重力式、グリースガン等による圧入式いずれでもよいが、グリースガン等の洗浄作業などを考慮すると重力式の方が好ましい。先孔4とパイプ6との隙間へ重力式で充填する場合は、注入孔14および空気孔15へプラスチック製のロートを挿入し、注入孔14から充填材10を充填する。充填材10は硬化に伴って若干目減りするが、目減り分を見込んだ量の充填材10を予め座掘3およびロートに補充しておくことにより完全充填が達成される。上面側の座掘3には下面側同様の木製の薄板13をはめ込み、充填材10が硬化した後も薄板13は取り外さない。また、ロートは充填剤10が硬化した後、骨組部材1のレベルに合せてカッターナイフ等で突出部分を切除すればよい。
【0024】
こうして座掘3へ充填された充填材10は座掘3の隅々まで行きわたって断面欠損を補い、充填材10にも圧縮力や引張力が伝達されて耐力および剛性の向上が図られる。
【0025】
また、注入孔14から注入された充填剤10は隙間を座掘3側から端面側へ移動しながら充填され、端部金物7と骨組部材1の端面との隙間およびオーバーラップ部分へも回り込んで空気孔15に挿入したロートに達する。先孔4とパイプ6との隙間に充填剤10を充填することにより、座金5の支圧面積が増大し、座金5部分のめり込み耐力が増加する。また、骨組部材1の先孔4の加工精度を考慮すると、前述のように、連結ボルト8が軸心を通るためには先孔4の径をパイプ6の径より大きくし、アジャストが取れるようにしなければならないが、その反面、曲げに対する強度性能は低下する。しかし、先孔4とパイプ6との隙間に充填材10を充填することによって、先孔4の加工精度を許容し、曲げ強度性能の向上を図ることができる。さらに、骨組部材1の端面と端部金物7との隙間も充填されることによって骨組部材1の端面と端部金物7との面接触が完全に確保され、初期ガタの解消が図れる。
【0026】
以上、充填材10の充填までは工場で可能な作業範囲となる。
【0027】
一方、現場では、工場で製作した骨組部材1と節点部材2とを連結する作業だけとなる。
【0028】
すなわち、養生ナットを連結ボルト8から取り外した後、回転材16を連結ボルト8に挿通し、回転材16と連結ボルト8を同時に回転させて節点部材2へねじ込み、骨組部材1を節点部材2に引き寄せる。ここで、連結ボルト8のピン8aは回転材16の縦溝16aに係合しているので、回転材16を回転させると、それに伴って連結ボルト8も同じ方向に回転し、そのため連結ボルト8は節点部材2にねじ込まれる。
【0029】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0030】
骨組部材1としてベイマツ構造用集成材を用い、節点部材2として鉄製のボールジョイントを用い、端部金物7として鉄製金物を用い、さらに充填剤10として東部レジン化工社製低粘度注型用エポキシ樹脂S−555を用い、これらを座金5、パイプ6、連結ボルト8および回転材16と組み合わせて、桁方向100m、スパン方向50m、成2mの立体トラス形式のフレームを組み立てた。
【0031】
このフレームの接合部に対して積雪、風、地震を想定した荷重による強度試験を実施したところ、構造計算より求めた短期設計荷重の3倍以上の強度を発現した。
【0032】
なお、図3は図2に例示する本発明の接合部と充填材10が充填されていない従来の接合部について、その耐力および剛性を比較したグラフである。図3から、本発明の接合部は耐力および剛性が大きく向上することが確認できる。
【0033】
なお、圧縮および曲げにおいても、同様なことが確認されている。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数個の木製の骨組部材1を節点部材2を介して互いに連結した木造立体構造物19に適用される継手構造であって、前記骨組部材1に座掘3を形成し、前記骨組部材1に当該骨組部材1の端面と前記座掘3とを連通する先孔4を形成し、この先孔4にパイプ6を挿入し、前記座掘3内に座金5を設置して前記パイプ6に接合し、前記骨組部材1に端部金物7を当該骨組部材1の端面および側面を覆うように取り付け、前記骨組部材1および前記端部金物7に連結ボルト8をその軸心方向に移動自在に挿通し、前記座掘3内にナット9を設置して前記連結ボルト8に螺着し、前記連結ボルト8および前記ナット9の移動を拘束しないように前記座掘3内、前記端部金物7と前記骨組部材1の端面との間および前記先孔4と前記パイプ6との間に充填材10を充填し、前記連結ボルト8を前記節点部材2にねじ込んで前記骨組部材1を前記節点部材2に引き寄せて緊結して構成したので、以下の(1)〜(5)の効果を奏する。
【0035】
(1)連結ボルト8と座掘3内のナット9の螺合長さを調整することによって骨組部材1と節点部材2に生じる軸方向の寸法誤差を吸収できる。
【0036】
(2)この連結ボルト8のような引きボルト接合によって、ねじれや偏芯が生じず、また施工後の緩みが少なくなるとともに、金物がシンプルで重量やコストの軽減が図れる。また、金物が露出しないため意匠性に優れ、金物の油などに起因する汚れが付着しにくく、屋外用途や多湿環境下での使用に対して金物の耐久性を損なわない。
【0037】
(3)充填剤10を充填することによって、座掘3の断面欠損が補われ、また、座金5の曲げ変形が抑制されて耐力および剛性が向上する。さらに、座金5の支圧面積が増大し、座金5のめり込み耐力が向上する。また、現状の先孔4の加工精度でも連結ボルト8が軸心を通ることを可能とし、曲げ強度性能の向上を図れる。さらに、端部金物7と骨組部材1との面接触が図られ、初期ガタが解消できるばかりか、水分が骨組部材1の端面から内部へ浸入するのを防止でき、骨組部材1の耐久性が向上する。
【0038】
(4)パイプ6を用いることによって、工場で充填材10を充填できるため、現場では連結ボルト8を送り出して節点部材2と骨組部材1を連結するだけでよくなり、高所での作業が減って施工性や安定性が向上するとともにコストダウンが図れる。また、強度上重要な役割を果たす充填材の接着信頼性が向上する。さらに、節点部材2と骨組部材1を連結する連結ボルト8は1本で済むため、作業量および材料コストの低減が図られ、施工管理もしやすくなる。
【0039】
(5)端部金物7が骨組部材1の端面および側面を覆っているため、引張力が作用する際骨組部材1の端面および側面が周囲へ開いて割裂しようとすることを防止でき、耐力および剛性の向上が図れる。また、水分が骨組部材1の端面から内部へ浸入するのを防止でき、骨組部材1の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】木造立体構造物の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による木造立体構造物の継手構造の一実施形態を示す図であり、(a)はその平面図、(b)は(a)のA−A線による断面図である。
【図3】木造立体構造物の接合部の引張強さ試験の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1……骨組部材
2……節点部材
3……座掘
4……先孔
5……座金
6……パイプ
7……端部金物
8……連結ボルト
9……ナット
10……充填材
19……木造立体構造物

Claims (1)

  1. 複数個の木製の骨組部材(1)を節点部材(2)を介して互いに連結した木造立体構造物(19)に適用される継手構造であって、
    前記骨組部材に座掘(3)を形成し、
    前記骨組部材に当該骨組部材の端面と前記座掘とを連通する先孔(4)を形成し、
    この先孔にパイプ(6)を挿入し、
    前記座掘内に座金(5)を設置して前記パイプに接合し、
    前記骨組部材に端部金物(7)を当該骨組部材の端面および側面を覆うように取り付け、
    前記骨組部材および前記端部金物に連結ボルト(8)をその軸心方向に移動自在に挿通し、
    前記座掘内にナット(9)を設置して前記連結ボルトに螺着し、
    前記連結ボルトおよび前記ナットの移動を拘束しないように前記座掘内、前記端部金物と前記骨組部材の端面との間および前記先孔と前記パイプとの間に充填材(10)を充填し、
    前記連結ボルトを前記節点部材にねじ込んで前記骨組部材を前記節点部材に引き寄せて緊結したことを特徴とする木造立体構造物の継手構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008063829A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Sakawa:Kk トラス骨組部材

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JP2008063829A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 Sakawa:Kk トラス骨組部材

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