JP3713404B2 - 磁気ディスク駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータの外部記憶装置等に利用する磁気ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気ディスク駆動装置について説明すると、図14は、従来の磁気ディスク駆動装置の概要を示す平面図であり、図15は、従来の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシと下カバーの組立状態を示す、図14における矢印14方向から見た要部右側面図であり、図16は、従来の磁気ディスク駆動装置における下カバーの平面図であり、図17は、従来の磁気ディスク駆動装置における本体の共振状態を示す測定図である。
【0003】
図14乃至図16において、シャーシ31は、鉄製の薄板からなり、略矩形状の平坦面である平板部31aと、平板部31aの長手側の両辺から直立して設けられた側壁部31b1、31b2と、平板部31aの一方の短手側の辺の一部を直立して設けられた側壁部31cを有している。また、平板部31aと側壁部31b1との境目近傍には、平板部31aから窪んで形成された凹状の保持部32がシャーシ31の長手方向において2箇所設けられている。そして、他方の側壁部31b2と平板部31aの境目近傍にも、同様に凹状の保持部32が長手方向に2箇所設けられている。そして、シャーシ31の両境目近傍に設けられた2つの保持部32は、長手方向の中心線X3−X3に対して、互いに平行状態となっている。
【0004】
そして、保持部32は、テーパー部32aと、テーパー部32aに連設した頂部である、平板部31aの平坦面と平行な台座部32bとからなり、台座部32bの略中央には、上下に貫通する孔32cが設けられている。
【0005】
ヘッド移送装置33は、先端に磁気ヘッド(図示せず)を搭載するヘッドアームを備えたヘッドキャリッジ34と、該ヘッドキャリッジ34に挿通されるガイドシャフト35と、該ガイドシャフト35の一端が嵌入されたステッピングモータ36を有する。また、ステッピングモータ36により、ヘッドキャリッジ34が、シャーシ31の長手方向に移動可能となっている。そして、ヘッド移送装置33は、所望の取り付け手段、例えばネジ止め等により、側壁部31cに設けられた孔(図示せず)を挿通した状態で、シャーシ31に固定される。
【0006】
スピンドルモータ37は、シャーシ31の平板部31aに、下方から所望の取り付け手段、例えばネジ止め等によって取り付けられている。また、更に図示していないが、その他の構成部品がシャーシ31に取り付けられ本体A1が構成されている。
【0007】
次に、下カバー38は、図16に示すように鉄製の薄板からなり、略矩形状の平坦面である底板部38aと、底板部38aの長手側の両辺から直立して設けられた側壁部38b1,38b2を有している。また、底板部38aと側壁部38b1との境目近傍には、底板部38aを下面から上面へ窪んで形成された凸状の保持部39が下カバー38の長手方向において2箇所設けられている。そして、他方の側壁部38b2と底板部38aの境目近傍にも、同様に凸状の保持部39が長手方向において2箇所設けられている。そして、底板部38aの両境目近傍に設けられた2つの保持部は、長手方向の中心線X4−X4に対して、互いに平行状態となっている。
【0008】
そして、保持部39は、シャーシ31の保持部32と同様にテーパー部39aと、テーパー部39aに連設した頂部である、底板部38aの平坦面と平行な台座部39bとからなり、台座部39bの略中央には、上下に貫通する孔39cが設けられている。
【0009】
そして、図15に示すように下カバー38は、シャーシ31の下面側を覆うように、かつ、シャーシ31の保持部32の台座部32bと、下カバー38の保持部39の台座部39bを当接、すなわち突き合わせるようにシャーシ31に取り付けられる。そして、下カバー38の保持部39の孔39cとシャーシ31の保持部32の孔32cが連通した状態になり、そこに保持手段、例えばネジ40を挿通させ、ネジ止めによって取り付け、固定される。こうして、下カバー38は、4箇所でネジ止めされることによって、シャーシ31に完全に固定される。このように、本体A1に下カバー38が取り付けられることにより、磁気ディスク駆動装置が構成されていた。
【0010】
ところで、磁気ディスク駆動装置は、コンピュータ、例えばデスクトップPC等の外部記憶装置として利用され、様々な外部環境に置かれる、そして、フロッピーディスクの磁気ディスクを両側で挟んだ磁気ヘッドによって、読み出し、書き込みをするという機能を持っている。
よって、何らかの外部環境の変化によって、磁気ディスク駆動装置に振動が伝わると、その振動がヘッドキャリッジを通して磁気ヘッドに作用し、読み出し、書き込みに何らかの影響を及ぼすおそれがある。
【0011】
ここで、図17に示すように、従来の磁気ディスク駆動装置をサーボアナライザと呼ばれる測定装置によって、装置全体を振動させ、その振動周波数を変化させることにより、本体A1の振動評価を行った。図17の縦軸は、本体A1の出力加速度a1を磁気ディスク駆動装置への入力加速度a2で割った割合(a1/a2)を示し、横軸は振動周波数(単位:Hz)を示す。
本図によると、入力周波数が230Hz、317Hzのところで、a1/a2のレベルが急峻化し、ピーク点を示している。この図から、外部振動が230Hz、317Hzの振動周波数で、本体A1が共振することが分かる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の磁気ディスク駆動装置では、シャーシ31に設けられた4箇所の保持部32と下カバー38に設けられた同じく4箇所の保持部39によって、シャーシ31と下カバー38が完全固定されているので、外部から下カバー38に加わった振動、衝撃が本体A1に直接伝わり、このために前記図17に示すように、200〜350Hzのところに共振が発生する。そして、本体A1が共振すると、スピンドルモータ37や、ヘッドキャリッジ34等に回転変動等の悪影響を及ぼし、特に、ヘッドキャリッジ34自体も300Hz近傍で、固有の共振モードをもっているため、ヘッドキャリッジ34への影響が大きく、磁気ディスクを挟持する側のヘッドアームが口開きしてしまい、読み出し、書き込みにエラーが生ずるという問題があった。
本発明の目的は、構成部品が取り付けられたシャーシからなる本体を、該本体の重心からずれた位置を基準として回動可能にすることができ、外部から加わった振動、衝撃を効果的に低減することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、平板からなるシャーシと少なくともこのシャーシの一端部寄りに取り付けられたヘッドキャリッジ及び他端部寄りに取り付けられたスピンドルモータとで構成される本体と、前記シャーシを覆う様に取り付けられた下カバーと、前記シャーシと前記下カバーを保持する保持手段とを備え、該保持手段は、前記ヘッドキャリッジの移動方向の線(X−X)と直交し、前記本体の重心を通る線(G−G)からスピンドルモータ側にずれた線(Y−Y)上で前記側壁部近傍の2箇所に設け、
前記スピンドルモータ側にずれた線(Y−Y)上から前記ヘッドキャリッジ装着側にずれた位置において、前記シャーシと前記下カバーとの間に、前記シャーシの緩衝を行うための弾性部材を設けこ前記本体を前記スピンドルモータ側にずれた線(Y−Y)を軸として前記下カバーに対して回動可能とした構成とした。
【0014】
さらに、第二の解決手段として、前記弾性部材は、前記下カバーと前記シャーシを引き離し、又は引き寄せる方向に付勢する構成とした。
【0015】
さらに、第三の解決手段として、前記シャーシが、前記ヘッドキャリッジの移動方向において、前記下カバーに対して傾斜した状態で、前記保持手段によって保持されると共に、前記保持手段を支点として前記シャーシの回転運動を規制する規制手段によって、傾斜状態にある前記シャーシを変位させた状態で係止した構成とした。
【0016】
さらに、第四の解決手段として、前記シャーシと前記下カバーの何れか一方に、頂部に傾斜面を有する第一台座部を設け、該第一台座部に前記保持手段が位置し、前記一端部に近い側よりも前記一端部から遠い側を高くした前記傾斜面において、前記シャーシあるいは前記下カバーの何れか他方を当接させることによって、前記下カバーに対して前記シャーシを傾斜した状態にするようにした構成とした。
【0017】
さらに、第五の解決手段として、前記第一台座部は、前記側壁部近傍に設けた前記保持手段が位置する部分の2箇所に設けた構成とした。
【0018】
さらに、第六の解決手段として、前記シャーシと前記下カバーの何れか一方には、前記シャーシ、あるいは前記下カバーの平坦面と平行な頂面を有する第二台座部を設け、該第二台座部に前記保持手段が位置し、前記支持線上において、前記ヘッドキャリッジの移動方向の延長線を挟んで一方には、前記第二台座部を、又、他方には前記第一台座部を設けて、前記傾斜面、及び前記平行な頂面に前記シャーシ、あるいは前記下カバーを当接させて、前記シャーシと前記下カバーを前記保持手段で保持すると共に、重心よりも前記第二台座部側で、該第二台座部から離間した前記ヘッドキャリッジ側の前記シャーシと前記下カバーとの間に、前記シャーシの緩衝を行うための前記弾性部材を設けた構成とした。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の磁気ディスク駆動装置を図1乃至図13基づいて説明する。図1は、本発明の磁気ディスク駆動装置の概要を示す平面図であり、図2は、本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシと下カバーの組立状態を示す、図1における矢印2方向から見た要部左側面図であり、図3は、本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシと下カバーの組立状態を示す、図1における矢印3方向から見た要部右側面図であり、図4は、図2の丸印4部分の拡大図であり、図5は、図3の丸印5部分の拡大図であり、図6は、図2の丸印6部分の拡大図であり、図7は、図6の斜視図であり、図8は、本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシの平面図であり、図9は、本発明の磁気ディスク駆動装置における下カバーの平面図であり、図10は、本発明の磁気ディスク駆動装置における下カバーの斜視図であり、図11は、本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシのねじれ状態を説明する説明図であり、図12は、本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシの平行状態を説明する説明図であり、図13は、本発明の磁気ディスク駆動装置における本体の共振状態を示す測定図である。
【0027】
図1乃至図12において、シャーシ1は、鉄製の薄板からなり、略矩形状の平板部1aと、平板部1aの長手側の両辺から直立して設けられた側壁部1b1、1b2と、平板部1aの一方の短手側の辺の一部を直立して設けられた側壁部1b3を有している。そして、側壁部1b1には、平板部1aとの境目において、図6,7に示すように一部が平板部1aに達するような鉤状の係止穴1c1があり、更に、係止穴1c1の一部に連通して平板部1aに矩形状の挿入孔1c2が形成され、穴部1cを構成している。また、係止穴1c1を設けることにより側壁部1b1には、下縁部1c3、上縁部1c4がそれぞれ係止穴1c1に面して形成される。一方、側壁部1b2にも対向する位置に同様な形状の穴部1c、及び係止穴1c1、挿入孔1c2,下縁部1c3、上縁部1c4が設けられている。
また、図8に示すように、平板部1aと側壁部1b1との境目近傍と、平板部1aと側壁部1b2との境目近傍には、側壁部1b3の反対側にずれた位置で、長手方向の中心線X1−X1を挟んで互いに対称に平板部1aの上面から下面へ窪んで形成された凹状の保持部2と3が設けられている。
【0028】
そして、保持部2は、テーパー部2aと、テーパー部2aに連設した頂部である、平板部1aの平坦面と平行な台座部2bとからなり、台座部2bの略中央には、上下に貫通する孔2cが設けられている。また、保持部3も同様に、テーパー部3aと、テーパー部3aに連設した頂部である、平板部1aの平坦面と平行な台座部3bとからなり、台座部3bの略中央には、上下に貫通する孔3cが設けられている。
【0029】
図1に示すように、ヘッド移送装置4は、シャーシ1の図示右側の一端部寄りの平板部1aに配設され、先端に磁気ヘッド(図示せず)を搭載するヘッドアームを備えたヘッドキャリッジ5と、該ヘッドキャリッジ5に挿通されるガイドシャフト6と、該ガイドシャフト6の一端が嵌入されたステッピングモータ7を有する。また、ステッピングモータ7により、ヘッドキャリッジ5が、シャーシ1の長手方向に移動可能となっている。そして、ヘッド移送装置4は、所望の取り付け手段、例えばネジ止め等により、側壁部1b3に設けられた孔(図示せず)を挿通した状態で、シャーシ1に固定される。
【0030】
スピンドルモータ8は、シャーシ1の図示左側の他端部寄りの平板部1aに、下方から所望の取り付け手段、例えばネジ止め等によって取り付けられている。そして、また、更に図示していないが、その他の構成部品がシャーシ1に取り付けられ本体Aが構成されている。
【0031】
下カバー9は、図9,10に示すように、鉄製の薄板からなり、略矩形状の底板部9aと、底板部9aの長手側の両辺から直立して設けられた側壁部9b1,9b2と、底板部9aの図示右側の一端部側の辺からわずかに折り曲げられた折り曲げ壁部9b3を有している。そして、側壁部9b1,9b2には、僅かな矩形状の穴が形成され、該穴から内側へ突出した突起部9cがそれぞれ折り曲げ形成されている。
また、底板部9aと側壁部9b1との境目近傍と、底板部9aと側壁部9b2との境目近傍には、折り曲げ壁部9b3の反対側にずれた位置で、長手方向の中心線X2−X2を挟んで互いに対称に底板部9aの下面から上面へ窪んで形成された凸状の保持部10と11が設けられている。そして、保持部10は、テーパー部10aと、テーパー部10aに連設した頂部である、第一台座部10bとからなり、第一台座部10bの略中央には、上下に貫通する孔10cが設けられている。
そして、第一台座部10bの表面は、図4に示すように、折り曲げ壁部9b3が形成された一端部に近い側よりも前記一端部から遠い側を高くして傾斜した傾斜面になっている。一方、保持部11は、図5に示すように、テーパー部11aと、テーパー部11aに連設した頂部である第二台座部11bとからなり、第二台座部11bの略中央には、上下に貫通する孔11cが設けられているが、第二台座部11bの頂面は底板部9aの平坦面と平行になっている。
【0032】
また、底板部9aには、側壁部9b2と折り曲げ壁部9b3が隣り合う角部近傍に、切り込み折り曲げ形成された3つの係合片12,14と1つの係止片13がその上面に突出して設けられている。すなわち、先端が略90度折り曲げられた係合片12と、該係合片12と折り曲げ壁部9b3との間に設けられた底板部9aから斜め上方へ突出する係止片13とが設けられ、係合片12と係止片13を結ぶ線と垂直方向には、先端が略90度折り曲げられた係合片14が2箇所設けられている。
【0033】
バネ部15は、亜鉛メッキ鋼板等の金属製の薄板からなり、略矩形状の基部15aと、該基部15aから折り曲げられた壁部15bとを有し、基部15aには、略矩形状の穴15cが切り込み形成され、該穴15cの一端部からくの字状に折り曲げ部15dが延出している状態になっている。
そして、バネ部15は、基部15aが、下カバー9の係合片12,14にはまることによって、図3に示すように、下カバー9に取り付けられる。この時、切り込み穴15cの他端部に、下カバー9の係止片13が突出する状態となっている。
【0034】
そして、下カバー9は、図2,3に示すように、シャーシ1の下面側を覆うようにシャーシ1に取り付けられる。すなわち、図6,7に示すように、下カバー9の側壁部9b1の設けられた突起部9cが、シャーシ1の平板部1aに設けた穴部1cにおける挿入孔1c2から、シャーシ1の側壁部1b1に設けられた係止穴1c1に挿入される。そして、シャーシ1と下カバー9を長手方向に沿ってずらすことによって、突起部9cが、係止穴1c1の下縁部1c3に載置され、位置決めされる。また、その位置で図4,5に示すように、下カバー9の保持部10の第一台座部10bとシャーシ1の保持部2の台座部2bが当接、すなわち突き合わされ、一方、下カバー9の保持部11の第二台座部11bとシャーシ1の保持部3の台座部3bも同様に突き合わされる状態となる。そして、下カバー9の保持部10の孔10cとシャーシ1の保持部2の孔2cが連通した状態になり、そこに保持手段、例えばネジ16を挿通させ、ネジ止めされる。一方、下カバー9の保持部11の孔11cとシャーシ1の保持部3の孔3cも同様に連通した状態になり、そこに保持手段、例えばネジ17を挿通させ、ネジ止めによって取り付け、固定される。この時、保持手段であるネジ16,17は、ヘッドキャリッジ5の移動方向の線X−Xと直交し、本体Aの重心を通る線G−Gからスピンドルモータ8側にずれた線Y−Y線上にそれぞれ位置することとなる。そして、重心を通る線X−Xに対して対称となっている。
この時、シャーシ1は、側壁部1b2と側壁部1b3が隣り合う角部近傍に、下カバー9に設けたバネ部15により弾圧され、上方に付勢力Fを受けているが(図10参照)、規制手段として下カバー9の突起部9cが、シャーシ1の係止穴1c2の下縁部1c3に当接することにより、所定の高さに収まるようになっている。
また、この時、係止穴1c1の上縁部1c4と突起部9cの間には、僅かな間隙1c5が形成されている。そして、該間隙1c5の範囲内で、シャーシ1は下カバー9に対して、保持部2の孔2cと保持部3の孔3cを支持点とし、重心を通る線G−Gに平行な前記支持点を結ぶ線Y−Yを軸にして、間隙1c5の範囲内において回動可能になっている。なお、シャーシ1が下カバー9側に回動したとき、バネ部15の弾性に抗して回動するが、バネ部15の折り曲げ部15dの先端は係止片13にぶつかることにより移動が規制されている。
【0035】
さらに、シャーシ1と下カバー9の関係について、図11,12を用いて説明する。図11によると、シャーシ1は、側壁部1b2と側壁部1b3が隣り合う角部近傍に、バネ部15から所定の付勢力Fを受け、その付近が、シャーシ1の短手側の辺に水平な水平線Hに対して、所定の角αねじれ、所定の変位をもって迫りあがっている。この状態で、支持点を結ぶ線Y−Yを軸としてシャーシ1を回動させた場合、シャーシ1が迫りあがる方向にトルクBが発生し、水平線Hに対して平行でない状態で回動することになる。ここで、図12に示す本発明の実施の形態のように、側壁部1b2と側壁部1b3が隣り合う角部近傍と対角線上に位置する下カバー9における保持部10の第一台座部10bの頂面が折り曲げ壁部9b3の反対側に傾斜する傾斜面としてあるので、ネジ16によりシャーシ1が下カバー9に取り付けられると、シャーシ1は側壁部1b1と側壁部1b3が隣り合う角部近傍が持ち上がるように力を受ける。その結果、シャーシ1の両方の角部は同じように持ち上げられ、シャーシ1は水平線Hに対して水平に傾斜を持つ状態となり、水平線Hに対して平行な状態で回動可能となる。以上により、本発明の磁気ディスク駆動装置は構成されている。
【0036】
ここで、図13に示すように、本発明の実施の形態における磁気ディスク駆動装置をサーボアナライザによって、装置全体を振動させ、その振動周波数を変化させることにより、本体Aの振動評価を行った。図13の縦軸は、本体Aの出力加速度a1を磁気ディスク駆動装置への入力加速度a2で割った割合(a1/a2)を示し、横軸は振動周波数(単位:Hz)を示す。
本図によると、137Hzのところで、a1/a2のレベルが、なだらかに上昇しているのが分かる。そして、読み出し、書き込みに特に悪影響を及ぼす300Hz近傍での、シャーシ1の共振をなくしたことが分かる。
このような結果が出たのは、重心を通る線G−Gから平行にずらした位置で本体Aを下カバー9に取り付け、支持し、本体Aをその支持点を結ぶ線Y−Yを軸として、下カバー9に対して本体Aの短手の両側を回動可能にした構成による。すなわち、磁気ディスク駆動装置全体に加わる振動は、一般に本体Aの重心付近に集中するので、それをはずした位置、すなわち線Y−Yを軸として、本体Aの短手の両側を回動可能にすれば、振動をより吸収でき、さらに、バネ部15がシャーシ1を下カバー9に引き寄せる方向の振動に対しての緩衝となるためである。
【0037】
上述のように、本発明の磁気ディスク駆動装置は前記実施の形態に限定されないのは言うまでもない。例えば、本発明の実施の形態では、シャーシ1を回動可能に保持させるための1手段としてバネ部15を用いているが、保持部2,10及び3,11のみで保持できれば、バネ部15を用いなくても良い。この場合でも、シャーシ1はY−Y線を軸として回動可能となる。
また、バネ部15を下カバー9に設けずに、下カバー9の保持部10、11の第一台座部10b、第二台座部11bの両方の頂面を折り曲げ壁部9b3の反対側にである図示左側が底板部9a側に傾斜させる傾斜面とし、その他は同じ構成のものが挙げられる。この場合、シャーシ1のヘッドキャリッジ5側に上方向に力がかかるので、シャーシ1のヘッドキャリッジ5側が常に上方に付勢され、バネを設けたのと同じ作用を及ぼすことができる。
また、前記実施の形態では、側壁部9b2と折り曲げ壁部9b3が隣り合う角部近傍にバネ部15を設けているが、バネ部15をヘッドキャリッジ5の真下である短手方向のほぼ中心の真下に設置した場合には、下カバー9の保持部10における第一台座部10bを底板部9aの平坦面と平行にし、その他は同じ構成のものでも良い。この場合おいては、付勢力Fがシャーシ1に均等にかかることにより、シャーシ1のねじれは発生しないので、第一台座部10bを平坦にできる。
また、前記の実施の形態では、バネ部15は下カバー9とシャーシ1を引き離す方向に作用するように付勢力を加えるが、下カバー9とシャーシ1を引き寄せる方向に作用するように付勢力を加えるバネ部を設けても良い。この場合、シャーシ1を下カバー9側に引き寄せる方向に付勢力が働くため、前記板バネは、シャーシ1を下カバー9から引き離す方向の振動に対する緩衝として機能する。なお、バネ部15のバネは、コイルバネ、線バネ等を使用するものであっても良い。
また、シャーシ1の穴部1cにおける係止穴1c1の下縁部1c3と上縁部1c4に、ゴム、スポンジ等の弾性部材を接着させるのも好ましい。
【0038】
【発明の効果】
本発明の磁気ディスク駆動装置は、平板からなるシャーシと少なくともこのシャーシの一端部寄りに取り付けられたヘッドキャリッジ及び他端部寄りに取り付けられたスピンドルモータとで構成される本体と、前記シャーシを覆う様に取り付けられた下カバーと、前記シャーシと前記下カバーを保持する保持手段とを備え、該保持手段は、前記ヘッドキャリッジの移動方向の延長線と直交する支持線上で、前記本体の重心からずれた前記他端部寄りの位置に設けられ、前記本体を前記支持線を軸として前記下カバーに対して回動可能とした構成としたので、磁気ディスク装置本体に振動や衝撃が加えられた場合、前記シャーシが前記本体の重心からずれた位置で回動する為、前記本体の重心付近に加わることになる振動、衝撃を低減することができ、また、前記シャーシに取り付けられた前記スピンドルモータや前記ヘッドキャリッジ等に伝わる振動、衝撃を低減することができ、読み出し、書き込みに信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0039】
さらに、前記シャーシは、前記延長線と平行に形成されて互いに対向する側壁部を有し、前記保持手段は、前記支持線上において、前記側壁部近傍の2箇所に設けられている構成としたので、前記シャーシが安定して回動することになり、前記シャーシに取り付けられたされた前記スピンドルモータや前記ヘッドキャリッジ等に伝わる振動や衝撃をより低減することができ、読み出し、書き込みに信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0040】
さらに、前記支持線上から前記ヘッドキャリッジ装着側にずれた位置において、前記シャーシと前記下カバーとの間に、前記シャーシの緩衝を行うための弾性部材を設けた構成としたので、前記シャーシに一定の付勢力が加わり、該付勢力によっても外部からの振動、衝撃を吸収することができ、読み出し、書き込みに信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0041】
さらに、前記弾性部材は、前記下カバーと前記シャーシを引き離し、又は引き寄せる方向に付勢する構成としたので、前記下カバーと前記シャーシを引き離し、又は引き寄せる方向の外部からの振動、衝撃を低減することができる。
【0042】
前記下カバーと前記シャーシの何れか一方に形成した穴部と、何れか他方に形成した前記穴部に挿入可能な突起部とからなる規制手段を有し、前記保持手段を支点として前記シャーシが回動すると、前記突起部が前記穴部の上縁部または下縁部に当接して前記シャーシの回動が規制される構成としたので、簡便な方法で、かつ、的確に戦記穴部と前記突起部が係合し、前記シャーシを前記下カバーから所定の高さに確実に位置決めすることができる量産性の良好で、信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0043】
さらに、前記シャーシが、前記ヘッドキャリッジの移動方向において、前記下カバーに対して傾斜した状態で、前記保持手段によって保持されると共に、前記保持手段を支点として前記シャーシの回転運動を規制する規制手段によって、傾斜状態にある前記シャーシを変位させた状態で係止した構成としたので、前記シャーシが傾斜状態から略水平状態に変位させることにより、前記弾性部材が不要となり、より低コストな磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0044】
前記シャーシと前記下カバーの何れか一方に、頂部に傾斜面を有する第一台座部を設け、該第一台座部に前記保持手段が位置し、前記傾斜面において、前記シャーシあるいは前記下カバーの何れか他方を当接させることによって、前記下カバーに対して前記シャーシを傾斜した状態にするようにしたので、簡便な方法で前記シャーシを傾斜させることができ、さらに低コストな磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0045】
さらに、前記第一台座部は、前記側壁部近傍に設けた前記保持手段が位置する部分の2箇所に設けた構成としたので、前記シャーシが前記ヘッドキャリッジの移動方向と直交する方向と平行な状態で傾斜し、平行に回動するので、前記シャーシに取り付けられた前記スピンドルモータや前記ヘッドキャリッジ等に伝わる振動、衝撃をより低減することができ、読み出し、書き込みに信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0046】
さらに、前記シャーシと前記下カバーの何れか一方には、前記シャーシ、あるいは前記下カバーの平坦面と平行な頂面を有する第二台座部を設け、該第二台座部に前記保持手段が位置し、前記支持線上において、前記ヘッドキャリッジの移動方向の延長線を挟んで一方には、前記第二台座部を、又、他方には前記第一台座部を設けて、前記傾斜面、及び前記平行な頂面に前記シャーシ、あるいは前記下カバーを当接させて、前記シャーシと前記下カバーを前記保持手段で保持すると共に、重心よりも前記第二台座部側で、該第二台座部から離間した前記ヘッドキャリッジ側の前記シャーシと前記下カバーとの間に、前記シャーシの緩衝を行うための前記弾性部材を設けた構成としたので、弾性部材により前記シャーシに付勢力加える場合において設計の自由度を確保すると共に、前記シャーシが前記ヘッドキャリッジの移動方向と直交する方向と平行に回動するので、前記シャーシに取り付けられたされた前記スピンドルモータや前記ヘッドキャリッジ等に伝わる振動、衝撃を最適に低減することができ、読み出し、書き込みに信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0047】
さらに、前記シャーシが、前記ヘッドキャリッジの移動方向において、前記下カバーに対して傾斜した状態で、前記保持手段によって保持されると共に、前記保持手段を支点として前記シャーシの回転運動を規制する規制手段によって、傾斜状態にある前記シャーシを変位させた状態で係止した構成としたので、前記シャーシが常時弾性力を持つことにより、前記弾性部材が不要となり、より低コストな磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0048】
さらに、前記シャーシと前記下カバーの何れか一方に、頂部に傾斜面を有する第一台座部を設け、該第一台座部に前記保持手段が位置し、前記傾斜面において、前記シャーシあるいは前記下カバーを当接させることによって、前記下カバーに対して前記シャーシを傾斜した状態にするようにしたので、簡便な方法で前記シャーシを傾斜させることができ、さらに低コストな磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0049】
さらに、前記第一台座部は、前記支持線上において、重心を通る前記線を挟んで2箇所設けられた構成としたので、前記シャーシが前記ヘッドキャリッジの移動方向と直交する方向と平行な状態で傾斜し、平行に回動するので、前記シャーシに取り付けられた前記スピンドルモータや前記ヘッドキャリッジ等に伝わる振動、衝撃をより低減することができ、読み出し、書き込みに信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【0050】
さらに、前記シャーシと前記下カバーの何れか一方には、前記シャーシ、あるいは前記下カバーの平坦面と平行な頂面を有する第二台座部を設け、該第二台座部に前記保持手段が位置し、前記支持線上において、重心を通る前記線を挟んで一方には、前記第二台座部を、又、他方には前記第一台座部を設けて、前記傾斜面、及び前記頂面に前記シャーシ、あるいは前記下カバーを当接させて、前記シャーシと前記下カバーを前記保持手段で保持すると共に、重心を通る前記線よりも前記第二台座部側で、該第二台座部から離間した位置の前記シャーシと前記下カバーとの間に、前記シャーシの緩衝を行うための弾性部材を設けた構成としたので、弾性部材により前記シャーシに付勢力加える場合において設計の自由度を確保すると共に、前記シャーシが前記ヘッドキャリッジの移動方向と直交する方向と平行に回動するので、前記シャーシに取り付けられたされた前記スピンドルモータや前記ヘッドキャリッジ等に伝わる振動、衝撃を最適に低減することができ、読み出し、書き込みに信頼性の高い磁気ディスク駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ディスク装置の概要を示す平面図。
【図2】本発明の磁気ディスク装置におけるシャーシと下カバーの組立状態を示す、図1における矢印2方向から見た要部左側面図。
【図3】本発明の磁気ディスク装置におけるシャーシと下カバーの組立状態を示す、図1における矢印3方向から見た要部右側面図。
【図4】図2の丸印4部分の拡大図。
【図5】図3の丸印5部分の拡大図。
【図6】図2の丸印6部分の拡大図。
【図7】図6の斜視図。
【図8】本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシの平面図。
【図9】本発明の磁気ディスク駆動装置における下カバーの平面図。
【図10】本発明の磁気ディスク駆動装置における下カバーの斜視図。
【図11】本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシのねじれ状態を説明する説明図。
【図12】本発明の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシの平行状態を説明する説明図。
【図13】本発明の磁気ディスク駆動装置における本体の共振状態を示す測定図。
【図14】従来の磁気ディスク駆動装置の概要を示す平面図。
【図15】従来の磁気ディスク駆動装置におけるシャーシと下カバーの組立状態を示す、図12における矢印14方向から見た要部右側面図。
【図16】従来の磁気ディスク駆動装置における下カバーの平面図。
【図17】従来の磁気ディスク駆動装置における本体の共振状態を示す測定図。
【符号の説明】
1 シャーシ
2 保持部
3 保持部
4 ヘッド移送装置
5 ヘッドキャリッジ
6 ガイドシャフト
7 ステッピングモータ
8 スピンドルモータ
9 下カバー
10 保持部
10a テーパー部
10b 第一台座部
10c 孔
11 保持部
11a テーパー部
11b 第二台座部
11c 孔
12 係合片
13 係止片
14 係合片
15 バネ部
16、17 ネジ
Claims (6)
- 平板からなるシャーシと少なくともこのシャーシの一端部寄りに取り付けられたヘッドキャリッジ及び他端部寄りに取り付けられたスピンドルモータとで構成される本体と、前記シャーシを覆う様に取り付けられた下カバーと、前記シャーシと前記下カバーを保持する保持手段とを備え、該保持手段は、前記ヘッドキャリッジの移動方向の線(X−X)と直交し、前記本体の重心を通る線(G−G)からスピンドルモータ側にずれた線(Y−Y)上で前記側壁部近傍の2箇所に設け、
前記スピンドルモータ側にずれた線(Y−Y)上から前記ヘッドキャリッジ装着側にずれた位置において、前記シャーシと前記下カバーとの間に、前記シャーシの緩衝を行うための弾性部材を設けこ前記本体を前記スピンドルモータ側にずれた線(Y−Y)を軸として前記下カバーに対して回動可能としたことを特徴とする磁気ディスク駆動装置。 - 前記弾性部材は、前記下カバーと前記シャーシを引き離し、又は引き寄せる方向に付勢することを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク駆動装置。
- 前記シャーシが、前記ヘッドキャリッジの移動方向において、前記下カバーに対して傾斜した状態で、前記保持手段によって保持されると共に、前記保持手段を支点として前記シャーシの回転運動を規制する規制手段によって、傾斜状態にある前記シャーシを変位させた状態で係止したことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気ディスク駆動装置。
- 前記シャーシと前記下カバーの何れか一方に、頂部に傾斜面を有する第一台座部を設け、該第一台座部に前記保持手段が位置し、前記一端部に近い側よりも前記一端部から遠い側を高くした前記傾斜面において、前記シャーシあるいは前記下カバーの何れか他方を当接させることによって、前記下カバーに対して前記シャーシを傾斜した状態にするようにしたことを特徴とする請求項3記載の磁気ディスク駆動装置。
- 前記第一台座部は、前記側壁部近傍に設けた前記保持手段が位置する部分の2箇所に設けたことを特徴とする請求項3、又は4記載の磁気ディスク駆動装置。
- 前記シャーシと前記下カバーの何れか一方には、前記シャーシ、あるいは前記下カバーの平坦面と平行な頂面を有する第二台座部を設け、該第二台座部に前記保持手段が位置し、前記支持線上において、前記ヘッドキャリッジの移動方向の延長線を挟んで一方には、前記第二台座部を、又、他方には前記第一台座部を設けて、前記傾斜面、及び前記平行な頂面に前記シャーシ、あるいは前記下カバーを当接させて、前記シャーシと前記下カバーを前記保持手段で保持すると共に、重心よりも前記第二台座部側で、該第二台座部から離間した前記ヘッドキャリッジ側の前記シャーシと前記下カバーとの間に、前記シャーシの緩衝を行うための前記弾性部材を設けたことを特徴とする請求項5記載の磁気ディスク駆動装置。
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