JP3713399B2 - トロッカー外套管 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、患者の皮膚に刺して体腔内に挿入し、病変部の観察や処置を行なうための光学視管や処置具を体腔内に挿入するための案内管として使用するトロッカー外套管に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来のトロッカー外套管は、例えば、実用新案登録第2533624号公報に開示されているように、先端が鋭利なトロッカー内針を組み合わせて患者の皮膚に穿刺、貫通させ、内部に光学視管や処置具を通すことのできる管路を有する細長の挿入部と、この挿入部の手元側に設けられた保持部とからなり、保持部は挿入部の手元側に接続された本体部と本体部に気密に接続された蓋及び蓋に気密にはめ込まれたゴムキャップとを有している。
【0003】
蓋には光学視管や処置具を導入する入口となる孔が設けられているとともに、蓋の内側にはこの孔を閉鎖する位置にバネによって付勢されたフラップ弁及び蓋とフラップ弁の間に気密を保つためのパッキンが設けられている。
【0004】
前記ゴムキャップは弾性材料からなり、蓋の孔の入口の外周に密着して覆うように着脱自在にはめ込まれているとともに、ゴムキャップには光学視管や処置具を導入する入口となる孔が前記蓋の孔と整列する位置に設けられている。光学視管や処置具をこれら2つの孔を経由して先端へ進めてフラップ弁を押し開いて蓋の内部及び挿入部内に挿入すると、ゴムキャップの孔が光学視管や処置具に密着して気密を保つようになっている。
【0005】
また、特開平5−293112号公報や実公平4−34802号公報に開示されているように、径の異なる孔を有する気密弁を弾性変形可能な帯状の連結部品でつないでいた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した実用新案登録第2533624号公報のものは、パッキンがフラップ弁に確実に密着して蓋とフラップ弁の間の気密を保つように、パッキンが蓋の内側のフラップ弁と対向する所定の位置にしっかりと固定されているが、蓋の内側の凹所にパッキンが位置するため、パッキン及びパッキンの周辺を洗滌するのが難しい。
【0007】
また、手術中あるいは手術後の洗滌中に鉗子あるいは洗滌ブラシなどでパッキンが傷付いた場合や、滅菌を繰り返し行なってパッキンが硬化して気密が保てなくなった場合などに修理するのが容易でない。
【0008】
また、前述した特開平5−293112号公報や実公平4−34802号公報のものは、無負荷状態にすると連結部品は展開して平らに伸びて2つの気密弁同士が遠く離れ、かつ、連結部品の弾性力によって帯形状の薄い方向に曲がってふらふらし易い。その結果、連結部品の先端にある気密弁がふらついて位置が定まらず、術中の取り付け操作がやりにくいという問題がある。
【0009】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、本体部のシール部材周辺を容易かつ確実に洗滌できるとともに、繰り返し使用しても常に確実な気密性を保て、さらに、メンテナンスが容易で、かつ交換部品のコストの安いトロッカー外套管を提供することができる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を達成するために、体腔内に挿入して光学視管や処置具などをガイドする管路を有する細長の挿入部と、この挿入部の手元側に設けられ、前記挿入部の長軸に対して垂直な位置に付勢されて気密を確保する開閉自在な開閉弁を有する本体部と、この本体部の手元側に配置され、この手元側から管路内に導入された光学視管や処置具などの外周に密着して気密を維持可能とするシール部材とからなるトロッカー外套管において、
前記本体部に前記シール部材を着脱自在に固定する固定手段を設けるとともに、前記固定手段によって前記シール部材が前記本体部に固定された際に、前記本体部が有する開閉弁がその付勢力によって押し付けられて密着することで気密を確保可能に構成されたシール部を前記シール部材の一部に設けたことを特徴とする。
【0011】
前記構成によれば、シール部材を、本体部に対して固定手段によって着脱自在に取り付けられるようにしたので、シール部材や本体部のシール部材取り付け部周辺が洗滌しやすくなり、また、シール部材が傷ついたり劣化した場合も交換が容易となる。また、開閉弁に密着して気密を確保するシール部と光学視管や鉗子などに密着して気密を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1〜図13は、第1の実施形態を示し、図1及び図2はトロッカー外套管1にトロッカー内針2を組付けた時の全体図を示す。
【0014】
図1及び図2に示すように、外套管1は、先端側に細長の挿入部3を有し、その手元側に保持部4が設けられている。また、内針2の先端側には細長の針部5を有し、その手元側に内針本体部6が設けられている。
【0015】
外套管1の挿入部3は両端が開口した管路7を有し、管路7の手元側は保持部4の内部の空間8と連通している。保持部4の手元端には空間8に連通する開口9が設けられている。一方、内針2の挿入部の先端には鋭利な刃部10が形成され、内針2を開口9より挿入して内針本体部6を保持部4の手元端に固定すると、内針2の針部5が空間8を経て管路7の中に達し、刃部10が挿入部3の開口11より外に露出するようになっている。
【0016】
内針本体部6の先端側開口部12の内側には弾性のリング13が組み込まれていて、リング13が保持部4の手元側近傍の外周の溝14にはまり込むことにより、内針本体部6と外套管1の保持部4の長軸方向にがたつかないように固定される。
【0017】
保持部4は本体部15と蓋部16とからなり、挿入部3の手元端は本体部15の先端側のネジ17により着脱自在に固定されている。ネジ17に隣接して設けられた弾性材料からなるOリング18が挿入部3と保持部4の間の気密を確保している。
【0018】
図3に示すように、蓋部16の内部には外套管1の長軸に対して垂直に開閉弁としてのフラップ弁19が設けられている。フラップ弁19は外套管1の長軸と直交する向きに伸びる回転軸20を中心に回転可能であり、通常は回転軸20を取り囲むように設けられたつる巻き状の付勢バネ21によって外套管1の長軸に対して垂直な位置に付勢されている。
【0019】
しかし、フラップ弁19は、蓋部16の側壁に設けられ、外套管1の長軸に対して直角方向にスライド可能な押しボタン22を中心軸方向に押すと、押しボタン22の先端がフラップ弁19に設けられたピン23を外套管1の中心軸方向へ押し、付勢バネ21の付勢力に逆らってフラップ弁19を回転軸20回りに回転させて外套管1の長軸と略平行な位置まで回転させることができる。また、フラップ弁19は、内針2の先端や図示しない鉗子などの先端で外部に露出する背面24を空間8の内部方向に押すことによっても回転することができる。
【0020】
フラップ弁19の背面は、先の鋭い金属の鉗子などを強く押し付けても表面に傷が付かないように硬い金属で覆われている。付勢バネ21はつる巻ばねに限らず、板ばねやゴムばね等でもよい。
【0021】
蓋部16の手元側にはシール受け部25が設けられ、このシール受け部25とこれに嵌合された固定手段としてのシール固定枠26の間には弾性材料からなるシール部材27が両者の間に挟み込まれて固定されている。シール部材27の先端側にはシール部としての円筒状のシールリング部28、手元側にシールキャップ部29が設けられており、また、シール部材27の横に設けられた腕部30の手元端近傍に小径シール部31が設けられている。
【0022】
シールリング部28の先端は空間8に露出する位置に固定され、フラップ弁19が付勢バネ21の付勢力によってシールリング部28の先端縁全周に押し付けられて密着し気密を確保し、また、フラップ弁19が付勢バネ21の付勢力に逆らって回転すると、シール部材27の内部空間32が空間8と連通する。
【0023】
シールキャップ部29の中心には内部空間32と連通する孔33が設けられており、この孔33に内針2や図示しない鉗子などを通過させると、内針2や鉗子の外周に孔33が密着して外部と内部空間32の間の気密を確保する。また、小径シール部31には孔33よりも内径が小さい小径孔34とリング状の取付鍔部35が設けられており、腕部30を折り曲げて取付鍔部35をシール固定枠26の手元端の開口9の中に押し込むと、図4に示すように、挿入部3や孔33と同軸の延長線上に小径孔34が整列するように固定される。
【0024】
小径孔34は、孔33の内径よりも細い鉗子を挿入した時に細い鉗子の外周に密着して気密を確保する。シール部材27の腕部30は蓋部16の後端面に対して垂直に手元側に向かって伸びており、腕部30の先端部は蓋部16の後端面に密着している。腕部30の手元端の小径シール部31の更に先端側にリップ部31aがあり、このリップ部31aを持って引っ張ると開口9から取付鍔部35を取り外すことができる。
【0025】
図5は、押しボタン22の蓋部16への取付部の詳細を示す。蓋部16の側壁に外套管1の長軸に対して垂直に設けられた貫通孔37に円筒状のスリーブ38がはめ込まれ、スリーブ38は顎部39で蓋部16に対して位置決めされている。スリーブ38の上には弾性材料からなるリング状のパッキン40がはめ込まれ、蓋部16に対してネジ込まれた止めナット41によって固定されている。スリーブ38は摺動性と耐摩耗性の優れたポリサルフォンやポリエーテルエーテルサルフォンあるいはポリフェニルサルフォンなどの樹脂材料で作られている。
【0026】
図6に示すように、外套管1の保持部4は本体部15と蓋部16に分割及び組み立てが可能で、本体部15の後端には全周的にフランジ部42とパッキンリング43が設けられ、フランジ部42の先端側の端面には上下、対称2ヶ所にカム面44と凹部45が設けられている。一方、図7に示すように、蓋部16の先端には上下2ヶ所、対称な位置に爪部46が設けられている。
【0027】
図3に示すように、本体部15に蓋部16を接続した状態ではパッキンリング43が圧縮に対する反発力によって両者を離す方向に付勢し、この付勢力によって爪部46がカム面44または凹部45に押し付けられて噛合っている。
【0028】
さらに、図8に示すように、フランジ部42の左右は垂直に切り落とされたブランク部47となっており、図8(a)のように本体部15に対して蓋部16を回転して爪部46をブランク部47の所に位置させると、爪部46がフランジ部42を乗り越えるまで本体部15と蓋部16を近づけることができる。さらに本体部15に対して蓋部16を回転させると、爪部46がカム面44上を滑って凹部45に落ち込む。図6に示すように、凹部45の脇にはストッパ面45’があって、蓋部16が凹部45より先に回転しないように規制している。
【0029】
図9は、蓋部16とシール固定枠26とを分解してシール部材27を取り外した状態を示す。蓋部16のシール受け部25は内側にシール部材27を受け取る円筒空間48と蓋部16内の空間に連通する窓49が設けられている。
【0030】
一方、図10及び図11に示すように、蓋部16のシール受け部25の外周面上には対称2ヶ所にカム溝50が設けられ、シール固定枠26には対称2ヶ所に爪部51とシール部材27を圧迫固定するための円筒縁52が設けられている。
【0031】
爪部51をカム溝50の開口端53の位置に合わせ、蓋部16とシール固定枠26を近づけながら蓋部16に対してシール固定枠26を回転させると、爪部51がカム溝50の手元側にあるカム面54上を滑り、凹部55に達し、その先に垂直に設けられたストッパ面56に突き当たって止まる。
【0032】
図12に示すように、蓋部16の円筒空間48内にシール部材27の円盤部57を落とし込むと、シールリング部28が蓋部16の窓49を通って蓋部16内の空間8に露出する。また、図12に示すように、シール受け部25の一部には切欠部25’が設けられていて、この切欠部25’を通って腕部27が円盤部57の外周から外に伸びている。
【0033】
さらに、前記のように蓋部16のカム溝50にシール固定枠26の爪部51を合わせて近づけ、爪部51がカム溝50内を移動するように回転すると、シール固定枠26の円筒縁52がシール部材27の円盤部57を先端方向に圧迫してシール部材27が動かないように固定する。この時のシール部材27の反発力が蓋部16からシール固定枠26を離す方向に働き、爪部51がカム面54や凹部55に押し付けられてしっかりと噛合う。
【0034】
図13に示すように、シール部材27の円盤部57の円筒縁52が当る面の反対面にはアーチ状の溝58が全周に設けてあり、円筒部52による先端方向への圧迫に対する円盤部57の弾力性を高めている。また、円盤部57の外周には円筒状の壁部59を設け、使用中にシール部材27に力が加わって円盤部57が変形した場合でも、壁部59が円筒縁52に引っ掛かって円盤部57が外れないようになっている。
【0035】
前述した第1の実施形態によれば、次のような効果がある。
【0036】
(1) シール部材27を、蓋部16に対して着脱自在なシール固定枠26によって着脱自在に取り付けられるようにしたので、シール部材27や蓋部16のシール部材取り付け部周辺が洗滌しやすくなり、また、シール部材27が傷ついたり劣化した場合も交換が容易となる。また、フラップ弁19に密着して気密を確保するシールリング部28と光学視管や鉗子などに密着して気密を確保する孔33のあるシールキャップ部29とを同一の部品にまとめたことにより、交換部品点数が少なくなるのでメンテナンスが容易であり、また、交換部品のコストも下げられる。
【0037】
(2) シール部材27のシールキャップ部29の孔33と同軸上、手元側にシール固定枠26の開口9が位置して光学視管や処置具の大きな傾きを規制するので、使用中、シールキャップ部29の孔33と光学視管や処置具との間に隙間ができない。このため、使用中の気密が確実に保てる。
【0038】
(3) シール部材27の円盤部57(取り付け部)にアーチ状の溝58を設けたので、この部分の弾力性が増し、シール固定枠26でシール部材27を固定する時に小さな力で固定でき、かつ、取り付け後も外れにくい。
【0039】
(4) 腕部30を蓋部16の後端面に対して垂直に立てたので、使用中、シール部材27に長軸方向の力が加わってもシール部材27がシール固定枠26の円筒縁52から外れない。
【0040】
図14は第2の実施形態を示す。本実施形態は、第1の実施形態のシール部材27の変形例である。弾性材料からなるシール部材61は、第1の実施形態に示す外套管1の保持部4内に取り付けられるシールキャップ部62と小径シール部63とを有し、シールキャップ部62には比較的内径の大きい孔64が設けられ、小径シール部63には孔64よりも小さい小径孔(図示しない)が設けられ、小径シール部63は腕部65によってシールキャップ部62に取り付けられている。
【0041】
シールキャップ部62と腕部65の接続部66は直角に曲がっていてシールキャップ部62が外套管1に密着する取り付け面67に対して腕部65が垂直に手元側へ伸びており、腕部65を曲げると小径シール部63を外套管1の後端のシール固定枠26の取付部に小径シール部63が近づいて取り付け易くなる。なお、接続部66の巾W1は、腕部65の巾W2よりも広くなっている。
【0042】
第2の実施形態によれば、シールキャップ部62に対して小径シール部63が垂直な位置にあるので、小径シール部63を付ける時、腕部65を約90゜曲げるだけで済み、取り付け操作が容易になる。
【0043】
接続部66の巾W1が腕部65の巾W2よりも広くなっているので、接続部66の剛性が増し、取り付け面67に対して腕部65が傾いたり振れたりすることがない。このため、小径シール部63は同じ位置に安定してとどまり、使用中の小径シール部63の位置確認をすばやく行なえ、取り付け操作がやり易い。なお、接続部66のゴム硬度を硬くして成形したり、接続部66に補強部材を取り付けても同じ効果が得られる。
【0044】
図15及び図16は第3の実施形態を示す。本実施形態は第1の実施形態のシール部材27の変形例であり、図15(a)はシール部材71の断面図、図15(b)は斜視図である。
【0045】
シール部材71は、第1の実施形態に示す外套管1の保持部4内に取り付けられる取り付け部72とシールキャップ部73と腕部74とがあり、腕部74の先に小径シール部75が設けられている。
【0046】
シールキャップ部73の手元端に外周が円形状で、椀形状をした支持面76aが設けられ、支持面76aの中心に比較的内径の大きい孔76が設けられている。小径シール部75には支持面76aと同じ曲率の椀形状をした小径支持面77aがあり、その中心に孔76よりも内径の小さい小径孔77と取付フランジ78がある。また、図15(b)のように、腕部74はシールキャップ部73の外縁に設けられていて、シールキャップ部73の外周の形状と同じ曲率を有している。
【0047】
腕部74に曲率があるために、図15(a)のような折りたたんだ状態あるいは図15(b)のような反対側へ180゜以上360゜以下に折り返された状態で落ち着く。そして、180゜平らに開いた状態、すなわち図15(a)と図15(b)の中間の状態では図16に示すように腕部74の縁部74aの伸び量と腕部74の中心部74bの伸び量とが大きく異なるため歪み力が発生し、そのままの形態は維持されない。そして、図15(a)のように腕部74を折り曲がって取り付け、取付フランジ78が孔76と重なりあう状態、または図15(b)のように腕部74が180゜以上360゜以下に折り返されてシールキャップ部73から小径シール部75が完全に遠ざかって孔76が完全に露出する2つの状態をとることになる。
【0048】
図15(a)のように、腕部74を折り曲がって取付フランジ78が孔76と重なりあう位置にある時、そのまま、取付フランジ78を孔76に押し込むと孔76にはまり込んで固定できる。
【0049】
第3の実施形態によれば、中途半端な状態とならず、太い鉗子を使うために小径シール部75を脇にずらしてシールキャップ部73の孔76に鉗子を挿入できる状態と、孔76の内径よりも細い鉗子を使うためにシールキャップ部73に小径シール部75を取り付けて小径孔77に鉗子を挿入できる状態の切り換えがすばやく、かつ確実に行なえる。
【0050】
また、構造が簡単でゴムなどの弾性部材による一体成形で作れるので洗滌、滅菌が容易に確実に行なえて安全である上に、安価なコストで製造することも可能である。
【0051】
また、2つの支持面76aと77aを同様の曲率の椀形状にしたので、両者の中心合わせがやり易く、操作する指の触感で確実に取り付けられたかどうか確認し易い。
【0052】
図17は第4の実施形態を示し、本実施形態は第1の実施形態のシール部材27の変形例である。図17(a)はシール部材81の断面図、図17(b)は斜視図である。第3の実施形態と同様、シール部材81は、第1の実施形態に示す外套管1の保持部4への取り付け部82とシールキャップ部83と腕部84を有し、腕部84の先に小径シール部85が設けられている。
【0053】
腕部84は取り付け部82より周方向外側に伸び、折れ曲り部86で折り返して小径シール部85に達している。折れ曲り部86は図17(b)に示すように曲線形状になっている。
【0054】
前述のように、折れ曲り部86に曲率があるために、折れ曲り部86を平らに展開すると、第3の実施形態と同様、縁部と中心部での伸び量とが異なって歪み力が生じ、そのままの形態は維持できず、図17(a)のように完全に折れ曲がる(開き角が0゜となる)か、360゜近くまで捲くれ反った状態で安定する。
【0055】
第4の実施形態によれば、第3の実施形態に比較して腕部84が横に伸びているので、小径シール部85を使わない時に、小径シール部85がシールキャップ部83からより遠い所に移動し、鉗子の挿脱や操作の邪魔にならない。
【0056】
図18は第5の実施形態を示し、図18(a)は外套管1の保持部4の縦断側面図、図18(b)はF−F線に沿う断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の外套管1の保持部4の蓋部16の内部に設けられている開閉弁としてのフラップ弁19の変形例である。
【0057】
外套管91の蓋部92の後端に設けられた円筒状の枠93の内部には回転ノブ94及び円形に同じ角度をなすように並べられた複数の羽根95が設けられている。それぞれの羽根95は回転ノブ94に固定されたピン96を中心に回転可能で、図18(b)において回転ノブ94を反時計方向に回転させると、羽根95の外側のカム面97が蓋部92または枠93に固定されたカムピン98に噛合って周方向内側に押されてピン96を中心として旋回する。これにより羽根95の先端99が周方向内側に移動して各羽根95の先端がお互いに近づき、先端99が把持しているシール弁100を中心方向に圧縮する。
【0058】
シール弁100の外周部はリング状の厚肉部101となっていて、その中心に薄肉の膜状部102があり、膜状部102の中心には円形の孔103が設けられている。第1の実施形態と同様、回転ノブ94の中心に設けられた開口94aを通して孔103の中に鉗子や内針を通すと孔103が鉗子や内針の外周に密着して気密を確保する。
【0059】
厚肉部101が中心方向に圧縮されるのに伴い、その中の膜状部102も圧縮されて孔103が閉じ、気密を確保する。逆に回転ノブ94を時計方向に回転すると、前記ステップとは逆に各羽根95の先端がお互いに離れて厚肉部101ヘの圧縮力がなくなり、再び孔103が元の大きさに戻る。
【0060】
第5の実施形態によれば、第1の実施形態のフラップ弁19に比べると、構造が簡単で壊れにくく、部品点数が少ないこと及び組み立てが簡単なことから製造コストも安くなる。また、孔103の直径を任意に拡縮、調節できるので、第1の実施形態のように鉗子の太さにあわせて小径シール部31を着脱する必要もなく、術中の鉗子の文換作業をすばやく行なえる。
【0061】
図19は第6の実施形態を示し、本実施形態は第5の実施形態と同じく外套管1の保持部4の蓋部16の内部に設けられた開閉弁としてのフラップ弁19の変形例である。
【0062】
蓋部110の後端に設けられた円筒状の枠111の内側は先細りのテーパになっており、そのテーパの途中にシール弁112が落とし込まれている。シール弁112の外周部はリング状の厚肉部113となっていて、その中心に薄肉の膜状部114があり、膜状部114の中心には円形の孔115が設けられている。孔115は第1の実施形態と同様にその中に鉗子や内針を通すと鉗子や内針の外周に密着して気密を確保する。
【0063】
枠111の手元側には押し込みノブ116がネジ部117で接続されている。押し込みノブ116の中心には開口118が設けられ、先端側にはリング状の押し込み縁119が設けられている。押し込み縁119はシール弁112の厚肉部113の後端面に接している。枠111に対して押し込みノブ116をねじ込んでいくと、押し込み縁119がシール弁112をテーパの先端側、すなわち内径の小さい方へと移動させ、テーパ部が厚肉部113の外周を中心方向に圧縮する。そして、厚肉部113の中の膜状部114も圧縮されて孔115が閉じ、気密を確保する。
【0064】
逆に、押し込みノブ116を逆方向に回転させて手元側に移動させると、前記ステップとは逆にシール弁112がテーパ部の手元側、すなわち内径の大きい方へと移動し、厚肉部113への圧縮力がなくなり、再び孔115が元の大きさに戻る。
【0065】
第6の実施形態によれば、第5の実施形態よりも更に構造が簡単になる。
【0066】
図20は第7の実施形態を示し、本実施形態は第5の実施形態と同じく外套管1の保持部4の蓋部16の内部に設けられた開閉弁としてのフラップ弁19の変形例である。
【0067】
蓋部121の後端に設けられた円筒状の枠122の内側の底部123に突き当たるようにシール弁124が落とし込まれている。シール弁124の外周部はリング状の厚肉部125となっていて、その内側は徐々に薄肉になる移行部126となっていて、その中心に薄肉の膜状部127があり、膜状部127の中心に円形の孔128が設けられている。枠122の手元端には圧縮ノブ129がネジ部130で枠122の外周に接続されている。圧縮ノブ129の中心には開口131が設けられ、ここから鉗子や内針を挿入し、孔128に通すと孔128が鉗子や内針の外周に密着して気密を確保する。
【0068】
また、枠に圧縮ノブ129をねじ込むと、圧縮ノブ129の内壁132と底部123の間で厚肉部125が長軸方向に圧縮され、厚肉部125の外周は枠122と圧縮ノブ129の内径によって規制されているために、厚肉部125の中心付近が内側へと押し出され、その結果、その中の膜状部127を中心方向へと圧縮して孔128を閉じ、気密を確保する。逆に圧縮ノブ129を逆方向に回転させて手元側に移動させると、シール弁124の厚肉部125への圧縮力がなくなり、その結果、孔128が元の大きさに戻る。なお、厚肉部125の外周に全周的にV字型の溝133を設けると、更に効率よく厚肉部125が周方向内側に移動し易くなる。
【0069】
第7の実施形態によれば、第5の実施形態よりも更に構造が簡単になる。
【0070】
前記各実施形態によれば、次のような構成が得られる。
【0071】
(付記1)体腔内に挿入して光学視管や処置具などをガイドする管路を有する細長の挿入部と、前記管路に挿入され、手元側に気密を確保する開閉自在な開閉弁を有する本体部と、前記管路の手元側から挿入される光学視管や処置具などの外周に密着して気密を維持するシール部材とからなるトロッカー外套管において、前記本体部にシール部材を着脱自在に固定する固定手段を設けるとともに、シール部材の一部に開閉弁と協働して気密を確保するシール部を設けたことを特徴とするトロッカー外套管。
【0072】
(付記2)付記1のトロッカー外套管において、開閉弁がトロッカー外套管の中心軸を横切る位置と中心軸から横にずれた位置との間で移動可能なフラップ弁であることを特徴とするトロッカー外套管。
【0073】
(付記3)付記1のトロッカー外套管において、シール部材が弾性材料で一体成形された単一の部品であることを特徴とするトロッカー外套管。
【0074】
(付記4)付記1のトロッカー外套管において、シール部材が本体部のシール受け部と中心に開口を有するシール固定枠との間に挟み込むことにより固定されることを特徴とするトロッカー外套管。
【0075】
(付記5)体腔内に挿入して光学視管や処置具などをガイドする管路を有する細長の挿入部と、手元側に気密を確保する開閉自在な開閉弁を有する本体部と、手元側から管路内に導入された光学視管や処置具などの外周に密着して気密を維持するシール部材とからなるトロッカー外套管において、前記シール部材に光学視管や処置具が挿入可能で選択的に切り換えできる径の異なる2つ以上の孔と孔を支える支持面を設けて、2つの支持面を板状の弾性部材からなり1つ以上の折り返し部を有する腕部材で連結するとともに、折り返し部を湾曲形状にしたことを特徴とするトロッカー外套管。
【0076】
(付記6)付記5のトロッカー外套管において、それぞれの支持面の外周を円形にするとともに、折り返し部を少なくとも一方の支持面の辺縁部に隣接する位置に設けたことを特徴とするトロッカー外套管。
【0077】
(付記7)付記5のトロッカー外套管において、折り返し部をそれぞれの支持面から離れた位置に設けたことを特徴とするトロッカー外套管。
【0078】
(付記8)付記5のトロッカー外套管において、それぞれの支持面をほぼ同じ曲率を有する椀形状にしたことを特徴とするトロッカー外套管。
【0079】
付記1〜4によれば、開閉弁としてのフラップ弁に密着して気密を保つパッキン部と光学視管や処置具に密着して気密を保つ孔を有するシールキャップ部とを一体化したシール部材を設けることにより、シール部材を蓋部の手元端に着脱自在に設けたシール部材で固定することにより、容易かつ確実に着脱できる。
【0080】
付記5〜8によれば、シール部材のそれぞれ径の異なる孔を有するシールキャップ部と小径シール部を連結する帯状の腕部材に折り返し部を設けるとともに、折り返し部を湾曲形状とすることにより、中途半端に平らに展開した状態になりにくく、折り返し部が完全に折りたたんだ状態と完全に捲れかえった状態の2つの状態になりやすいようにした。シール部材のシールキャップ部と径の小さい孔を有する小径シール部を連結する腕部材が中途半端に平らに展開した状態にならず、完全に折りたたんだ状態と完全に捲れかえった状態の2つの状態になりやすいので、シールキャップ部に小径シール部を取り付ける時に、小径シール部をすばやく見つけられ、取り付け操作を容易、確実、かつすばやく行なえる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、挿入部の本体部からシール部材を取り外せるのでシール部材や本体部のシール部材取り付け部の周辺が洗滌し易く、また、シール部材のパッキン部やシールキャップ部が傷ついたり劣化した場合も新しいシール部材と交換することにより常に確実なシール性が得られるので、トロッカー外套管を長く、繰り返し使用できる。
【0082】
また、開閉弁に密着して気密を確保するシール部と光学視管や鉗子などに密着して気密を確保する孔のあるシールキャップ部とは、何れも傷つき易い部品であるが、これらを同一の部品にまとめたことにより、交換部品点数を減らすことができメンテナンスが容易であり、また、交換部品のコストダウンも図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示すトラッカー外套管の側面図。
【図2】同実施形態のトラッカー外套管の側面図。
【図3】同実施形態のトラッカー外套管の保持部の縦断側面図。
【図4】同実施形態のトラッカー外套管の保持部の縦断側面図。
【図5】同実施形態のトラッカー外套管の押しボタンの取付け部を示す縦断側面図。
【図6】同実施形態のトラッカー外套管の保持部と蓋部の側面図。
【図7】同実施形態を示し、図6のA矢視図。
【図8】同実施形態を示し、(a)は図6のB−B線に沿う断面図、(b)は蓋部を回した状態の同断面図。
【図9】同実施形態のトラッカー外套管の保持部の縦断側面図。
【図10】同実施形態のトラッカー外套管の蓋部の側面図。
【図11】同実施形態を示し、図9のC矢視図。
【図12】同実施形態のトラッカー外套管のシール受け部を手元側から見た図。
【図13】同実施形態のトラッカー外套管のシール部材の縦断側面図。
【図14】この発明の第2の実施形態を示すシール部材の斜視図。
【図15】この発明の第3の実施形態を示し、(a)はシール部材の縦断側面図、(b)は同斜視図。
【図16】同実施形態の作用説明図。
【図17】この発明の第4の実施形態を示し、(a)はシール部材の縦断側面図、(b)はD矢視図。
【図18】この発明の第5の実施形態を示し、(a)は蓋部の縦断側面図、(b)はE−E線に沿う断面図。
【図19】この発明の第6の実施形態を示す蓋部の縦断側面図。
【図20】この発明の第7の実施形態を示す蓋部の縦断側面図。
【符号の説明】
1…外套管
2…内針
3…挿入部
4…保持部
6…本体部
7…管路
19…フラップ弁(開閉弁)
25…シール受け部
26…シール固定枠
27…シール部材
28…シールリング部

Claims (1)

  1. 体腔内に挿入して光学視管や処置具などをガイドする管路を有する細長の挿入部と、この挿入部の手元側に設けられ、前記挿入部の長軸に対して垂直な位置に付勢されて気密を確保する開閉自在な開閉弁を有する本体部と、この本体部の手元側に配置され、この手元側から管路内に導入された光学視管や処置具などの外周に密着して気密を維持可能とするシール部材とからなるトロッカー外套管において、
    前記本体部に前記シール部材を着脱自在に固定する固定手段を設けるとともに、前記固定手段によって前記シール部材が前記本体部に固定された際に、前記本体部が有する開閉弁がその付勢力によって押し付けられて密着することで気密を確保可能に構成されたシール部を前記シール部材の一部に設けたことを特徴とするトロッカー外套管。
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