JP3713087B2 - ハプテンのイムノアッセイおよびそれに使用可能なハプテントレーサー抗体複合体ならびにそれらの製造方法 - Google Patents

ハプテンのイムノアッセイおよびそれに使用可能なハプテントレーサー抗体複合体ならびにそれらの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はイムノアッセイの分野に関する。ある種の抗原すなわち免疫学的反応を起こすことができる化合物がサンプル中に存在するか否かを検出することが望まれる場合は多い。抗原の検出はしばしば、いわゆるイムノアッセイの手法によって実施され、抗原またはハプテンが免疫学的方法によって検出される。本発明はとくに、いわゆるハプテントレーサー複合体が用いられるイムノアッセイに関する。ハプテントレーサーでは、免疫学的に適切なハプテンが指示薬成分に連結されている。
【0002】
【従来技術】
化学ルミネセンスで標識されたハプテン接合体は従来技術により既知である。EP 0 135 071には、化学ルミネセンス発生能を有する基と「スペーサー」とも呼ばれる連結基を有するハプテンの間の化学ルミネセンス標識ハプテン接合体が記載されている。連結基は、ペプチド、糖蛋白質、糖脂質または炭水化物のような反復する官能基を有する鎖状ポリマーである。
【0003】
EP 0 442 372には、標識と呼ばれる指示薬成分がポリエチレングリコールおよび蛋白質またはオリゴもしくはポリペプチドを介してハプテンに連結されている標識ハプテンが記載されている。指示薬成分は化学的または物理的方法によって定量可能な基である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
指示薬成分に連結されたハプテンには実際上、ある種の欠点のあることが見出された。すなわち一般的に、これらのハプテン接合体は、とくに水溶液とした場合、保存に際して安定ではなく、冷凍状態での保存は加水分解の危険があるので行われない。さらに、この型のハプテン接合体は、非特異的結合のために、得られる結果に再現性のない場合の多いことが見出されている。ハプテントレーサーの容器壁への非特異的結合は、適当な添加物たとえば蛋白質によって実際に減少させることができる場合もあるが、これらの添加物が試験の質に悪影響を及ぼすことは珍しくはない。
【0005】
実際の使用に際しては試験溶液の使用者が比較的大量のバッチで数種のトレーサー溶液を保存する点でさらに他の問題も起こりうる。余分の容器を使用するために、この場合も制御不能の吸着現象が起こり、その程度は使用する容器の種類(ガラス、ポリエチレン、ポリスチレン等)およびサイズならびに温度に依存する。その結果、試験アッセイにおけるハプテントレーサーの適性はもはや保証されない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はしたがって、一方では直接またはスペーサー基を介して指示薬成分に連結するハプテンを含有し、また他方では指示薬成分と特異的に結合できる抗体を含有するハプテントレーサー複合体に関する。
指示薬成分とはシグナル伝達成分であって、標識またはマーカーと呼ぶこともできる。
【0007】
本発明によるハプテントレーサー複合体は、一方では直接またはスペーサー基を介して指示薬成分に連結するハプテンから構成される。ハプテンとは、そのサイズのため一般に、担体へのカップリング後にのみ抗体の形成を誘導できる抗原を表わす語である。指示薬成分とは、化学的または物理的方法により検出可能または定量可能な基である。ハプテンと指示薬成分は、直接化学結合を介して、またはこの2成分間に配置できるスペーサーとも呼ばれるスペーサー基を介して結合させることができる。通常用いられるスペーサー基は線状構造を有し、たとえばポリエチレングリコールである。しかしながら、反復官能基を有する他の鎖状ポリマー、たとえばペプチド、糖蛋白質、糖脂質または炭水化物をスペーサー基として用いることも問題なく可能である。この種類のスペーサー基の典型例には、デキストラン、ペクチン、レクチンのような多糖類、ポリリジンのようなペプチド、血清アルブミンもしくはグロブリンのような蛋白質、またはトランスフェリンのような糖蛋白質がある。
【0008】
本発明によるハプテントレーサー複合体はさらに指示薬成分に特異的に結合できる抗体を含有する。指示薬成分に特異的なこの型の抗体は、それ自体は既知の免疫学的方法によって得られる。指示薬成分に対するポリクローナル抗体は実験動物たとえばウサギを指示薬成分(好ましくは標識蛋白質接合体)で免疫処置することにより得られる。別法として、指示薬成分に特異的なモノクローナル抗体を、Koehler & Milsteinの既知方法によって調製することができる。
【0009】
本発明によるハプテントレーサー複合体は基本的にすべての適当なイムノアッセイにおいて、とくに不均一系イムノアッセイにおいて有利に、使用できる。これらの試験においては、検出すべき抗原またはハプテンに特異的な抗体は共有結合を介してまたは吸着によって固相にカップリングされる。ハプテンに特異的なこの抗体は、このハプテンをたとえば血清アルブミンのようなポリマーに共有結合によってカップリングさせ、それを用いて抗体産生のために選定された動物を免疫処置して得るのが好ましい。この型の抗体は、純粋なハプテンおよび指示薬成分に連結されたハプテンの両方に高度に特異的であることが明らかにされている。適当なハプテンとは、免疫処置のためハプテンと担体分子との免疫原性接合体の形態で注射した場合、宿主動物に免疫反応を起こすことができる分析的に興味がもたれるすべての有機物質である。
【0010】
通常、ハプテンに特異的な抗体は固体担体に結合される。この型の担体の例としては、抗体が吸着によって結合するポリスチレンチューブもしくはビーズ、または抗体が二価性試薬を介して共有結合するリジン含有ポリペプチドで前処理されたプラスティック表面もしくは抗体がたとえばカルボジイミドによって結合されるNH2基あるいはCOOH基官能化磁性ラテックス粒子である。
【0011】
本発明の好ましい実施態様においては、指示薬成分は化学ルミネセンス発生能を有する基であり、とくに好ましくはこの基はアクリジニウムアシルスルホンアミド、アクリジニウムエステル、ルミノール、イソルミノール、ジオキセタン、シュウ酸エステルもしくはシュウ酸アミドまたはこれらの化合物の一種の誘導体からなる群より選択される。
【0012】
化学ルミネセンスとは、化学反応における光の放出を意味するものと解釈される。本発明の場合には、化学ルミネセンス発生能を有する化合物はしたがってハプテンに結合される。これらはアクリジニウムエステル、アクリジニウムアシルスルホンアミド、ルミノールもしくはその誘導体、イソルミノールもしくはその誘導体、ジオキセタン、ルシフェリン、シュウ酸エステルまたはシュウ酸アミドとすることができる。
【0013】
他の好ましい実施態様においては、指示薬成分は、蛍光発生能を有する基である。この場合、用いられる指示薬成分は蛍光染料である。この型の蛍光染料の例にはフルオレセインイソチオシアナートがある。
他の好ましい実施態様においては、指示薬成分は生物ルミネセンス発生能を有する基である。生物ルミネセンスは下等生物、たとえば細菌、菌類、腔腸動物、蠕虫、甲殻類等で起こるルミネセンスの形態である。生物ルミネセンスにおいては、一般にルシフェリンが酸素の存在下にATPを消費してルシフェラーゼにより酵素的に活性化オキシルシフェリンに変換され、これが光(青色可視光線)を放出してオキシルシフェリンを形成する。
【0014】
本発明の他の実施態様においては、指示薬成分はエレクトロルミネセンス発生能を有す基である。エレクトロルミネセンスは強い電場によって発生する。
本発明のさらに他の実施態様においては、指示薬成分はリン光発生能を有する基である。リン光では、電子的に励起された無機または有機化合物が、吸収されたエネルギーを励起後最も速くて10-3秒で通常、より長波長の放射線の形態で再放出する。
【0015】
本発明の場合、指示薬成分に対する抗体は、モノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、抗体フラグメント、化学的に修飾された抗体または化学的に修飾された抗体フラグメントである。
本発明によるハプテントレーサー複合体は、簡単な方法で調製することができる。本発明によるハプテントレーサー抗体複合体は、好ましくは、指示薬成分に対する抗体および標識されたハプテン誘導体を水溶液中で混合することによって調製される。水性反応溶液には、ハプテントレーサーの溶解度を0%を超える濃度〜約50%濃度に改良するため、有機溶媒を含有させることもできる。この場合、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドの使用が好ましい。
【0016】
本発明はまた、抗原またはハプテンの検出のためのイムノアッセイの実施に適した試験キットにも関する。本発明によるハプテントレーサー抗体複合体の少なくとも1種の使用がこの場合必須である。
本発明の意味における試験キットとは、イムノアッセイの実施に必要な用具を意味する。一般に、試験キットは固相を有する物品たとえばマイクロタイタープレート、ポリスチレンチューブ等、ハプテンに対する少なくとも1種の抗体、および本発明による少なくとも1種のハプテントレーサー抗体複合体から構成される。
【0017】
好ましい実施態様において、本発明による試験キットはさらにルミネセンスイムノアッセイを実施するのに必要な成分を包含する。
とくに好ましい実施態様において、本発明による試験キットはさらに磁化可能粒子も包含する。一般に、この型のイムノアッセイは試験管内で実施される。この場合、ハプテンに対する抗体は磁石によって吸引できる粒子に結合される。好ましくは、これらは磁鉄鉱粒子を包含しポリスチレンによってコーティングされた磁化可能なラテックスビーズであり、ラテックスビーズの直径は5μmまで、好ましくは0.5〜2μmである。これらの抗体磁性粒子を検討される液体と接触させ、反応後に磁石を用いて簡便に沈澱させることができる。
【0018】
一般に、本発明によるイムノアッセイは競合不均一系イムノアッセイである。この場合、ハプテンに対する抗体は検討されるサンプルと接触させる固相にカップリングさせる。指示薬成分にカップリングされた一定量のハプテンをさらにサンプルに添加する。検討するサンプル中にハプテンが存在しない場合には、すべての抗体が指示薬成分を含有するハプテンと反応することができる。すなわち、被検物質が存在しない場合には、検討されるサンプル中には最大のシグナルが発生する。
【0019】
サンプルが高濃度のハプテンを含有する場合には、サンプル中に存在するハプテンは指示薬成分に連結されているハプテンと競合する。サンプル中に遊離ハプテンが多いほど、指示薬成分に結合されているハプテンが固相に結合できる量は減少し、したがって、シグナルは弱くなる。検討されるサンプル中のハプテンの実際の濃度は適当な検量線を用いて測定することができる。
【0020】
本発明によるハプテントレーサー抗体複合体はしたがって抗原またはハプテンの検出のためのイムノアッセイにおける使用に適している。これは一般的には競合イムノアッセイである。イムノアッセイにおいては、ルミネセンスを各指示薬成分の関数としてそれ自体既知の方法によって測定することができる。使用が好ましいアクリジニウムアシルスルホンアミドの場合には、ルミネセンスの測定はたとえば、適当な固相を、アルカリ性過酸化水素溶液と接触させるか、または酸性過酸化水素溶液と接触させて、ついで直ちにpHを上昇させることによって行われる。この場合に起こる光反応は既知の装置たとえばBeriLux(登録商標)アナライザー中で測定できる。ハプテンのこの種のルミネセンスイムノアッセイの操作、感度および精度は、相当するラジオイムノアッセイの場合に完全に匹敵することが明らかにされていて、本発明によるルミネセンスイムノアッセイにおいては、放射性成分の使用の回避をが可能である。さらに、本発明によるルミネセンスは自動化に適していて、完全自動化システムにおいても使用できる。
【0021】
本発明によるハプテントレーサー抗体複合体は、イムノアッセイに使用した場合、多くの利点を有する。第一に、ハプテントレーサー抗体複合体は調製が簡単である。指示薬成分に連結されているハプテンを水溶液中で抗体と混合する。こうすると指示薬成分と抗体の結合部位の間で特異的な反応が起こる。指示薬成分に対してモノクローナル抗体を使用すれば、抗体の選択によってシグナルに影響を与える可能性も生じる。
【0022】
本発明によるハプテントレーサー抗体複合体には特定の取り込み率がある。IgG抗体の場合には、抗−指示薬成分抗体1分子につきハプテン−指示薬成分2分子が結合できる。Fabフラグメントの場合には、取り込み率は抗−指示薬成分抗体フラグメント1分子につきハプテン−指示薬成分1分子に減少する。しかしながら、ハプテン−指示薬成分1モル以下の量を用いることによって取り込み率を制御下に減少させることもできる。
【0023】
指示薬成分に対する抗体の存在により、複合体の親水性は増大する。ハプテントレーサー抗体複合体の疎水性は、遊離ハプテントレーサーの場合よりも明らかに低下し、それは高い蛋白質含量と、また通常さらに、一般的に疎水性である指示薬部分の抗−指示薬成分抗体の特異的結合部位への直接結合によるものである。これは、トレーサーの水溶性に対してポジティブな効果を有し、非特異的結合の程度の低下にもつながる。したがって、本発明による複合体使用の結果、測定の正確度の向上が達成できる。
【0024】
本発明による複合体の更なる利点は、複合体の安定性の増大が達成できることである。指示薬成分が加水分解に敏感なハプテントレーサーの場合では、水溶液中での比較的長期の保存時に、程度の差はあれシグナル活性の著しい低下が認められる。一般的に、抗−指示薬成分抗体の特異的結合部位への指示薬成分の結合は加水分解に対する有意な保護につながる。
実施が簡単な抗体1分子あたり2個の指示薬成分またはFabフラグメントあたり1個の指示薬成分の導入によりシグナル活性を有するハプテントレーサー抗体複合体が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明を以下の実施例によって例示する。
例1.(IgG;コーティングチューブ)
A) T3(=トリヨードサイロニン)ハプテントレーサーの調製
調製したアクリジニウムアシルスルホンアミド標識トリヨードサイロニンの構造式を図1aに示す。
図1bに示した、A′は−CH2−O−CH2−を意味し、nは2であるT3誘導体(EP 0 442 372にも記載されている)220mg(0.162mmol)を3mlの乾燥N,N−ジメチル−ホルムアミド(DMF)中にまず導入し、2ml のDMF中BeriLux標識(N−ヒドロキシスクシンイミジル反応基含有)124mg(0.162mmol)溶液を添加し、混合物を室温で48時間撹拌する。溶媒を油圧ポンプ真空下に留去する。残留物をプレパラティブ中圧クロマトグラフィー(Buechiシステム)によって逆相カラム〔固定相:LichroPrep C-18(Merck);移動相:メタノール/水=70:30+0.1容量%のトリフルオロ酢酸〕上にて精製する。167mg(52%)の黄橙色の粉末が単離される。〔C74893719S〕+(1792)〔CF3CO2-(113);MS:(FAB)1972(M+)。
【0026】
B) T3ハプテントレーサー抗体複合体の調製
a) 抗−指示薬成分抗体:
BeriLux標識に対するモノクローナルマウス抗体(BW90ー9/016,Behringwerke AG,Marburg)を、0.5M酢酸ナトリウム、0.5M NaCl、50mM トリス塩酸塩pH7.0、0.01%ナトリウムアジド中に溶解させた。抗体の濃度は11.5mg/mlとした。
【0027】
b) 調製および精製
600μlのインキュベーション緩衝液(10mMリン酸塩、8gのNaCl/リットルおよび0.2gのKCl/リットル、pH7.3)、8.7μlの抗−標識抗体溶液(a参照)、60μlのアセトニトリルおよび2.5μlのT3ハプテントレーサー(A)(1mg/mlアセトニトリル)を混合し室温で15分間インキュベートする。精製はゲルクロマトグラフィー(PD-10 Sephadex G-25M;コード番号17-0851−01、床容量9ml、分画サイズ0.5ml)によって行う。溶出像は図2に示す。
【0028】
C) FT3(遊離トリヨードサイロニン含量)の定量のためのルミネセンスイムノアッセイにおけるT3ハプテントレーサー抗体複合体の使用
a) 固相
用いられた固相はBeriLux FT3 キットのコーテイングチューブである。
b) トレーサー
B)に記載したトレーサーは150ng/ml BeriLux FT3トレーサー緩衝液の濃度で保存した。
c) FT3標準
FT3標準は0〜50pg/ml血清マトリックスの範囲の濃度で使用した。
d) アッセイ操作
100μlのサンプルと200μlのBeriLux FT3 インキュベーション緩衝液をピペットによってBeriLux FT3 でコーテイングしたチューブに採取した。チューブを室温で30分間振盪した(300rpm)。各回0.5mlのPBS緩衝液で2回洗浄後、200μlのトレーサーをピペットで加え、混合物を室温にてさらに5分間振盪した。各回0.5mlのPBS緩衝液で3回洗浄したのちチューブをBeriLux アナライザーで測定した。結果は図3に示す(RLUは「相対光単位」)。
【0029】
例2 (IgG;磁性粒子)
A)およびB)
例1と同様である。
C) FT3の定量のためのルミネセンスイムノアッセイにおけるT3ハプテントレーサー抗体複合体の使用
a) 固相
Rhone-Poulenc(商品番号EM 1−100/20)から入手した磁性粒子をカルボジイミド法〔G. Wendlberger, P. Steizel, Synthesis of Peptides, part II(Methods of Org. Chem.) Houben-Weyl, 第4版 1952, Vol. XV/2, 1974〕を用いモノクローナル抗−T3抗体(BeriLux FT3 抗体)でコーティングした。コーテイング濃度は10%濃度の磁性粒子懸濁液1mlあたり抗体0.25mgとした。そのまま使用できる懸濁液における磁性粒子濃度は2.5mg/ml保存緩衝液(1リットル中10.36gのCHES、0.5gのナトリウムアジド、1gのウシIgG、pH8.0)とした。
【0030】
b)およびc) トレーサーおよびFT3標準
例1と同様である。
d) アッセイ操作
20μlのコーティング磁性粒子(a)、100μlのサンプル、および200μlのBeriLux FT3 インキュベーション緩衝液をポリスチレンチューブ中37℃で30分間インキュベートした。固相を各回0.5mlのPBS緩衝液で2回洗浄したのち、200μlのトレーサーを添加し、混合物を室温で5分間インキュベートした。各回0.5mlのPBS緩衝液で3回洗浄したのち、チューブをBeriLux アナライザーで測定した。結果は図4に示す。
【0031】
例3 (Fab;コーテイングチューブ)
A) T3ハプテントレーサーの調製
例1と同様である。
B) T3ハプテントレーサーと抗体Fabフラグメントの複合体の調製
a) 抗−指示薬成分抗体(Fabフラグメント)
モノクローナルマウス抗体(BW90-9/016,Behringwerke AG,Marburg)のパパイン切断によって得られたBeriLux標識に対するFabフラグメントを0.5M酢酸ナトリウム、0.5M NaCl、50mMトリス塩酸塩、pH7.0、および0.01%ナトリウムアジド中に溶解する。Fabフラグメントの濃度は1mg/mlとした。
b) 調製および精製
500μlのインキュベーション緩衝液(10mMリン酸塩、8gのNaCl/リットルおよび0.2gのKCl/リットル、pH7.3)、100μlの抗−標識抗体(Fab)溶液(a参照)、60μlのアセトニトリル、ならびに7.6μlのT3ハプテントレーサー(A)(1mg/mlアセトニトリル)を混合し室温で15分間インキュベートする。精製は、ゲルクロマトグラフィー(PD-10 Sephadex G-25M; コード番号17-0851-01、床容量9ml、分画サイズ0.5ml)により実施した。溶出像を図5に示す。
【0032】
C) FT3の定量のためのルミネセンスイムノアッセイにおけるT3ハプテントレーサー抗体Fabフラグメント複合体の使用
a)〜d) 固相、トレーサー、FT3標準およびアッセイ操作
50ng/mlのトレーサー濃度を使用する以外は例1と同様である。標準曲線は図6に示す。
【0033】
例4 (Feb;磁性粒子)
A)およびB)
例3と同様と同様である。
C) FT3の定量のためのルミネセンスイムノアッセイにおけるT3ハプテントレーサー抗体FABフラグメント複合体の使用
a)〜d) 固相、トレーサー、FT3標準およびアッセイ操作
例2と同様である。標準曲線は図7に示す。
【0034】
例5 (遊離ハプテントレーサーのシグナル安定性)
ハプテントレーサー溶液(遊離ハプテントレーサー、すなわち抗−標識抗体で複合体を形成していないトレーサーを含有する溶液)の不安定性を示すため、図1aに示すようなT3ハプテントレーサー0.3mgを0.3mlのアセトニトリル中に溶解して、透明な溶液(1mg/ml)を作成した。この溶液を、トレーサー緩衝液(8.8gのNaCl/リットル、1gのMergal K9N/リットル、2gのウシIgG/リットル含有する100mMリン酸塩緩衝液、pH6.3)でT3ハプテントレーサー10ng/ml濃度まで希釈した(=保存溶液)。
【0035】
様々な時間の経過後に、この保存溶液からサンプルを採取してルミノメーターで測定した。図8は免疫グロブリンの形で保護蛋白質が存在しているにもかかわらずシグナル活性はサンプルごとに急激に低下することを明瞭に示している。他方、複合体を形成したハプテントレーサーのシグナルは一定したままである。 17時間後、保存溶液の一部を等量ずつ他の(同一寸法)容器(ガラス、ポリスチレンまたはポリエチレン製)に移した。図9から明らかなように、続いて新たな著しいシグナル活性の低下が起こり、これは順次、使用された容器の材料に強く依存する。横軸上の時間情報は保存溶液の調製後の時間である。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは本発明に用いられるハプテントレーサー複合体の一例である、アクリジニウムスルホンアミド標識トリヨードサイロニンの構造を示し、bはアクリジニウムスルホンアミド標識トリヨードサイロニンの製造に用いられるスペーサー基を有するトリヨードサイロニンの構造を示す。
【図2】ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサー(アクリジニウムスルホンアミド)抗体(IgG)複合体の精製ゲルクロマトグラフィー溶出像(例1)を示す。
【図3】ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサー(アクリジニウムスルホンアミド)抗体(IgG)複合体を用いた遊離トリヨードサイロニンのルミネセンスイムノアッセイによる分析例(例1:コーティングチューブ使用)を示す。
【図4】ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサー(アクリジニウムスルホンアミド)抗体(IgG)複合体を用いた遊離トリヨードサイロニンのルミネセンスイムノアッセイによる分析例(例2:磁性粒子の使用)を示す。
【図5】ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサー(アクリジニウムスルホンアミド)抗体(Fab)複合体の精製ゲルクロマトグラフィー溶出像(例3)を示す。
【図6】ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサー(アクリジニウムスルホンアミド)抗体(Fab)複合体を用いた遊離トリヨードサイロニンのルミネセンスイムノアッセイによる分析例(例3:コーティングチューブ使用)を示す。
【図7】ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサー(アクリジニウムスルホンアミド)抗体(Fab)複合体を用いた遊離トリヨードサイロニンのルミネセンスイムノアッセイによる分析例(例4:磁性粒子の使用)を示す。
【図8】遊離および複合体形成ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサーのシグナル安定性を示す。
【図9】遊離ハプテン(トリヨードサイロニン)トレーサー保存溶液のシグナル安定性における保存容器材質の影響を示す。

Claims (16)

  1. 一方では直接またはスペーサー基を介して指示薬成分に連結するハプテンを含有し、他方では特異的に指示薬成分と結合可能な抗体を含有するハプテントレーサー複合体。
  2. 指示薬成分が化学ルミネセンス発生能を有する基である請求項1に記載の複合体。
  3. 指示薬成分がアクリジニウムアシルスルホンアミド、アクリジニウムエステル、ルミノール、イソルミノール、ジオキセタン、シュウ酸エステルもしくはシュウ酸アミドまたはこれらの化合物の一種の誘導体からなる群より選択される化合物である請求項2に記載の複合体。
  4. 指示薬成分が蛍光ルミネセンス発生能を有する基である請求項1に記載の複合体。
  5. 指示薬成分が生物ルミネセンス発生能を有する基である請求項1に記載の複合体。
  6. 指示薬成分がエレクトロルミネセンス発生能を有する基である請求項1に記載の複合体。
  7. 指示薬成分がリン光発生能を有する基である請求項1に記載の複合体。
  8. 指示薬成分に対する抗体がモノクローナル抗体、ポリクローナル抗体、抗体フラグメント、化学的に修飾された抗体または化学的に修飾された抗体フラグメントである請求項1〜7のいずれか一項に記載の複合体。
  9. 指示薬成分に対する抗体を、指示薬成分に連結されたハプテンと水溶液中で混合し、この場合可能であれば指示薬成分に連結されたハプテンの溶解性を改良するために、水溶液が有機溶媒を含有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の複合体の製造方法。
  10. 有機溶媒がアセトニトリル、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドである請求項9に記載の製造方法。
  11. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の複合体を含有する、抗原および/またはハプテン検出のためのイムノアッセイを行う試験キット。
  12. ルミネセンスイムノアッセイの実施のための試験キットである請求項11に記載の試験キット。
  13. 競合イムノアッセイの実施に適した請求項11または12に記載の試験キット。
  14. さらにハプテンに対する抗体が結合している磁化可能な粒子を含有する請求項11〜13のいずれか一項に記載の試験キット。
  15. 抗原および/またはハプテンの検出のためのイムノアッセイにおける請求項1〜8のいずれか一項に記載の複合体の使用。
  16. 競合イムノアッセイが関与する請求項15に記載の使用。
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