JP3712647B2 - 音量調整方法、音量調整装置、音量調整プログラム、及び音量調整プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
音量調整方法、音量調整装置、音量調整プログラム、及び音量調整プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チューナまたは外部入力チャンネルを少なくとも1つ有するテレビジョン受像機、AVアンプを備えた音声再生装置等の電子機器の音量調整方法及び音量調整装置に関するものであり、より詳しくは、自動音量調整を行う時間帯の区切り方を、放送内容や視聴時刻に関するユーザの視聴スタイルに応じて変更することのできる音量調整方法及び音量調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、従来の地上波テレビジョン放送の他に、BS(Broadcasting Satellite)ディジタル放送やCS(Communication Satellite)ディジタル放送等の人工衛星を用いた放送が視聴可能になり、これに伴い従来の地上波放送テレビジョン受像機にBSディジタル放送やCSディジタル放送のチューナを接続したり、あるいはこれらを一体にして組み込んだテレビジョン受像機が提供され、多数の放送チャンネルの中から好みの放送チャンネルを選択して視聴することができるようになっている。
【0003】
このような放送の多チャンネル化、専門化に伴い、前記テレビジョン受像機等において、現在選択しているチャンネルを快適な音量で視聴していても、放送チャンネルや外部入力チャンネルを切り替えた場合、各チャンネルの出力音声レベルの差から、テレビジョン受像機等で出力される音声レベルが変わってしまう場合がある。また、各チャンネルの放送内容(音楽、映画、ニュース、教養番組など)に応じて、使用者の望む快適な音量レベルが異なる場合もある。
【0004】
したがって、複数のチャンネル(放送チャンネルや外部入力機器)の中から視聴するチャンネルを選択する場合には、所望の音量で音声が出力されない場合があるので、使用者は各チャンネルの放送内容に合わせて、その都度、音量を調整する必要がある。
【0005】
また、集合住宅などにおいて、隣人が就寝している可能性の高い早朝や深夜の時間帯は音量を下げ、逆に周辺雑音の大きい昼間や、人気番組の多いゴールデンタイムなどは音量を上げるといった、放送内容や視聴時刻に対応した音量調整も行う必要がある。このため、前記テレビジョン受像機等には、音量調整装置が設けられ、使用者の所望の音量で音声が出力されるようになっている。
【0006】
ところで、従来の音量調整装置は、電源を切った時点での音量が次の電源を入れたときの音量となる、いわゆるレジューム機能を通常有しているものの、これによって、音量調整の頻度が減少するというものではない。なぜなら、電源投入時の放送内容や視聴時刻が、電源を切った時点での放送内容や視聴時刻と異なっていれば、その都度、使用者は所望の音量に音量調整することが必要となるからである。
【0007】
これに対し、過去の音量調整情報をチャンネル毎に対応する記憶手段に蓄積し、チャンネル間の音量差をチャンネル選択時に補正する技術が、特開平7−222078 号公報「音量調整装置」に開示されている。これを図7に示す。図7はテレビジョン受像機の一部回路ブロックを示す図である。
【0008】
この図で、1はU/V(CATV)チューナ、2はBSチューナ、3はCSチューナ、5は外部機器が接続される外部入力端子t1 、t2 、t3 ・・・を有する外部入力部、8は音量調節ボリューム、9は使用者による音量ボリュームの調整操作にしたがった音量調整を行なうマスターボリューム、10は増幅部10a、スピーカ10bからなる再生部、11は制御部、12はマスターボリューム9が調整された回数や、チャンネル選択がなされてから調整がなされるまでの時間などをカウントするカウンタ、13は前記各チューナ、外部入力部5毎、すなわち各放送チャンネル、及び外部入力チャンネル毎に自動調整をおこなう調整データを記憶するデータエリア13a、13b、13c、13d・・・を有する調整データメモリ、14は重み付けデータメモリであり、この重み付けデータメモリ14も調整データメモリ13と同様に各放送チャンネル、及び外部入力チャンネルに対応したデータエリア14a、14b、14c、14d・・・を有している。
【0009】
この技術では、各チャンネル毎にデータエリア13a等の記憶領域を設け、選択されたチャンネルにおける過去の音量調整を反映した調整データを記憶させている。そして、使用者がチャンネルを選択したとき、対応する調整データに基づく自動音量調整が行われる。
その一方で、自動音量調整によっても所望の音量にならないために、使用者のマニュアル操作による音量調整が行われた場合には、制御部11がこのマニュアル操作による音量の変化量の蓄積に基づいて重み付けデータを求める。求めた重み付けデータは、前記調整データに重畳され新たな調整データの算出に使われる。新たな調整データ及び重み付けデータは、調整データメモリ13及び重み付けデータメモリ14における、使用者が選択したチャンネルに対応する各データエリアの書き換えによって記憶される。こうして、音量調整の学習が各チャンネル毎に行われるようになっている。
【0010】
一方、使用する時期に対応して音量を調整する技術が特開平11−266131号公報「自動音量調整装置」に開示されている。これを図8に示す。図8はこの自動音量調整装置をテレビジョン受像機の音声出力系統に適用した場合を示すブロック図である。
【0011】
27は音声信号a1が導かれる入力端子、21はリモコン送信機、23はリモコン送信機21からの送信信号b1を受信する受信手段である。マイクロコンピュータ24は、受信手段23からのリモコン信号c1が音量調整情報を示す場合、この音量調整情報に基づいて音量制御信号d1を作成して音量調整装置22に供給する。レジスタ42は、カレンダー・時計回路26からの情報信号f1に対応する音量の制御値を格納しており、供給される信号k3が情報信号f1の場合、情報信号f1に対応する音量の制御値を読み出すことにより音量制御信号g3を作成して音量調整装置22に供給する。学習回路41はマイクロコンピュータ24からの音量制御信号d1と、カレンダー・時計回路26からの現在の月・日・時間を示す情報信号f1との内、通常は情報信号f1を選択し、リモコン送信機21を介して音量の切り換え操作が行われた場合には、音量制御信号d1を選択して、選択した方の信号を信号k3としてレジスタ42に供給する。
【0012】
この技術では、あらかじめレジスタ42の記憶領域に、使用する時期とそれに対応する音量の補正データを保存しておき、情報信号f1によって特定される使用する時期に応じて、前記保存された補正データに基づく音量の調整を行う。使用者により音量調整が行われた場合には、レジスタ42の補正データを修正することにより、使用者の好みの音量を記憶する学習を行っている。
【0013】
しかしながら、特開平 7−222078号公報に開示された従来技術では、音量調整及び学習はチャンネル毎に行われているため、各チャンネルに対しては音量の自動調整を行うことができるが、時間帯に対応した音量調整を行うことはできない。
【0014】
一方、特開平11−266131号公報に開示された従来技術では、使用者により音量調整が行われた場合には、その都度、レジスタ42の記憶領域の補正データを修正しているため、ある時間帯の音量調整は、その時間帯で行われた直前の1回の調整量のみに基づいた音量調整が行われることになり、使用者の複数回の調整量に基づいた音量調整を行うことができない。
【0015】
そこで、特開平7−222078号公報と特開平11−266131号公報とを組み合わせることにより、各チャンネルと時間帯とに対して使用者の好みの音量を記憶する学習を行いながら、自動音量調整を行う構成が考えられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この組み合わせによる新たな構成を考えたとしても、音量調整を行う時間帯自体は固定(例えば1時間単位)されているため、チャンネルや放送内容や視聴時刻等に対応して、あるいは使用者各人の多様な視聴スタイルに対応して、時間帯の区切り方を変更することができないという問題があった。
【0017】
すなわち、特開平 7−222078号公報においては、音量の自動調整を行う調整データを記憶するデータエリア13a等の記憶領域はチャンネル毎に分割されており、例えば、複数のチャンネルのデータエリアを一つに合成することができない。また、特開平11−266131号公報においては、レジスタ42には固定された時間帯毎の音量データが記憶されているが、チャンネルや放送内容や視聴時刻等に対応して、時間帯の区切り方を変更することはできない。
【0018】
そのため従来技術においては、固定された時間帯が、放送内容や視聴時刻、あるいは使用者の視聴スタイルに適切に対応していない場合には、使用者は、固定された時間帯毎に自分の好みの音量になるように音量の調整を行うことになるため、使用者の行うべき音量調整回数が多くなり、操作性が悪いという問題があった。
【0019】
本発明は前記課題を解決し、音量調整の学習を行う時間帯の区切り方を変更することができる音量調整方法及び音量調整装置を提供して、放送内容や視聴時刻、あるいは使用者の視聴スタイルに対応した時間帯の区切り方とすることにより使用者の利便性の向上を図ることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る音量調整方法及び音量調整装置は次の構成を有する。
【0021】
・本願発明の音量調整方法は、入力された音声信号の出力音量を、時間帯毎に予め設定した音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整方法において、予め設定した音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整の履歴に基づいて、前記時間帯の区切り方を変化させる。
【0022】
ここで、時間帯とは、予め設定した音量レベルに基づく自動音量調整が行われる時間範囲のことで、時間的な長さは任意であり、年、季節、月、日、曜日、時、分、秒などの時間単位を用いて表現され、一義的にその範囲が定まるものをいう。
【0023】
また、適宜音量調整の履歴とは、本方法の使用者が適宜音量調整を行った時刻とその音量調整変化量、或る時間帯において適宜音量調整を行った累積回数、適宜音量調整が行われた時間帯に対して予め設定されていた音量レベル、または適宜音量調整の結果として新たに設定された音量レベルの中の、いずれか1つまたは複数の組み合わせをいう。
【0024】
上記の構成によれば、或る時間帯において使用者が行った適宜音量調整の履歴に基づいて、所定の音量に自動調整を行う時間帯の区切り方を変化させる、すなわち時間帯の開始時刻もしくは終了時刻を変更したり、2つの時間帯を1つの時間帯に合成したり、1つの時間帯を2つの時間帯に分割したりすることができる。
【0025】
これにより、時間帯の区切り方が、放送内容(音楽、映画、ニュース、教養番組など)や視聴時刻(例えば、早朝や深夜は音量を下げ、昼間やゴールデンタイムなどは音量を上げる)に対する使用者の使い勝手に適応したものとなる。すなわち、時間帯の区切り方を使用者の視聴スタイルに合わせることが可能になる。
【0026】
その結果、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0027】
なお、適宜音量調整の履歴に基づいて時間帯の区切り方を変化させるとは、適宜音量調整の履歴がある基準を超えていなければ、時間帯の区切り方を変更しないようにしてもよいことを意味している。基準の設定の仕方は任意であるが、適宜音量調整の回数がある程度多い方が、使用者の好みをより反映させた音量調整が可能になる。この点は、他の請求項に記載された音量調整方法全般に当てはまる。
【0028】
また、適宜音量調整の履歴に重み付けをし、使用者の好みの反映のさせ方を、履歴に応じて変え、時間帯の区切り方の変化を最適値に徐々に収束させるようにしてもよい。
【0029】
・本願発明の音量調整方法は、連続する2つの時間帯に対して各々設定された2つの音量レベルについて、その大きい方の音量レベルを小さくするか、または、小さい方の音量レベルについて大きくする適宜音量調整が行われた場合には、該適宜音量調整が行われた時刻を基に、その時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、後の時間帯の開始時刻を、必要に応じて変更する。
【0030】
上記の構成によれば、2つの時間帯が連続している場合に、使用者が行った適宜音量調整の履歴に基づいて、2つの時間帯の区切り方、すなわち後の時間帯の開始時刻(先の時間帯の終了時刻)を必要に応じて変えることができる。
【0031】
具体的には、2つの時間帯が連続している場合に、使用者が適宜音量調整を行った方の時間帯、つまり該適宜音量調整が行われた時刻が属する時間帯は、自動調整用に予め設定された音量レベルが使用者の好みに合わなかったことになる。
【0032】
より具体的には、音量レベルが小さい方の時間帯の音量を大きくする適宜音量調整が行われた場合、使用者が好みの音量レベルは、該適宜音量調整が行われた時刻が属さない時間帯、すなわち音量レベルが相対的に大きく設定されている時間帯の音量レベルに近づくことになる。音量レベルが大きい方の時間帯の音量を小さくする適宜音量調整が行われた場合でも同様のことが言える。
【0033】
従って、該適宜音量調整が行われた時刻を基に、その時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、後の時間帯の開始時刻を変更すれば、時間帯の区切り方を、使用者の好みの音量により近づけることができる。
【0034】
これにより、変更後の2つの時間帯は各々その時間帯の放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に対応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0035】
なお、後の時間帯の開始時刻を必要に応じて変更するとは、前述のように、適宜音量調整の履歴がある基準を超えていなければ、後の時間帯の開始時刻を変更しないようにしてもよいことを意味しており、そのような適宜音量調整の履歴とある基準との比較は、例えばコンピュータの中央処理装置のような制御手段が、記憶手段に記憶された適宜音量調整の履歴及び基準を読み出すことによって行えばよい。
【0036】
・本願発明の音量調整方法は、或る時間帯に対して適宜音量調整が行われた結果、前記時間帯の音量レベルと前記時間帯と連続する他の時間帯の音量レベルとが等しくなる場合、音量レベルが等しい2つの時間帯を合成して1つの時間帯とする。
【0037】
上記の構成によれば、連続する2つの時間帯の各音量レベルを比較して、適宜音量調整の結果として両者が等しい場合には、連続する2つの時間帯を合成して新たな1つの時間帯とする。また、適宜音量調整を行った時間帯を挟んで連続する3つの時間帯の音量レベルが等しくなることもあり、その場合は3つの時間帯を1つの時間帯に合成する。
【0038】
これにより、音量レベルの観点から、ほぼ同じ放送内容を連続して視聴していると判断される2つまたは3つの時間帯を1つの時間帯に合成することができるので、例えば深夜時間帯(23時〜5時)などは1つの時間帯として管理することができるのでデータ記憶領域が削減されるとともに、使用者の利便性が向上する。
【0039】
・本願発明の音量調整方法は、或る時間帯において、音量レベルを増加させる適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と、音量レベルを低減させる適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値とが、或る設定された基準時間以上離れている場合、前記時間帯を2つの時間帯に分割し、後の時間帯の開始時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻とする。
【0040】
上記の構成によれば、或る時間帯の適宜音量調整時刻と音量の変化量から、音量の変化量が正である場合(適宜音量増加調整)と負である場合(適宜音量低減調整)の2つの適宜音量調整時刻の平均値を求め、その両者の中間の時刻を求めることにより、その時刻で1つの時間帯を2つの時間帯に分割することができる。
【0041】
これにより、音量レベルの観点から、1つの時間帯の中で、放送内容や視聴時間、あるいは好みの音量が異なっていると判断される2つの時間帯に分割することができるので、分割された2つの時間帯において各々音量調整が最適に行われることとなり、使用者の利便性が向上する。
【0042】
・本願発明の音量調整方法は、前記音声信号に対してその周波数帯域に応じて割り当てたチャンネル毎に、前記時間帯の区切り方を変化させる。
【0043】
これにより、時間帯の区切り方が、チャンネル毎に、放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に適応したものとなる。すなわち、時間帯の区切り方を、チャンネル毎に、使用者の視聴スタイルに合わせることが可能になる。その結果、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、チャンネル毎の放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0044】
・本願発明の音量調整装置が、入力された音声信号の出力音量を、時間帯毎に予め設定した音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整装置において、予め設定した音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整手段と、該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す履歴データを作成する履歴データ作成手段と、該履歴データに基づいて、前記時間帯の区切り方を変化させる制御手段とを備えている構成の場合、履歴データ作成手段は、適宜音量調整手段により変更された適宜音量調整の履歴(例えば、本装置の使用者が適宜音量調整を行った時刻とその音量調整変化量、或る時間帯において適宜音量調整を行った累積回数、適宜音量調整が行われた時間帯に対して予め設定されていた音量レベル、または適宜音量調整の結果として新たに設定された音量レベルの中の、いずれか1つまたは複数の組み合わせ)を表す履歴データを作成する。
【0045】
また、制御手段は、該履歴データを履歴データ作成手段から取得し、それに基づいて、時間帯が使用者の所望する音量レベルがほぼ同じレベルであると判断される時間帯毎に区分されるように、時間帯の区切り方(時間の枠組み)を変化させることができる。
【0046】
これにより、時間帯の区切り方が、放送内容(音楽、映画、ニュース、教養番組など)や視聴時刻(例えば、早朝や深夜は音量を下げ、昼間やゴールデンタイムなどは音量を上げる)に対する使用者の使い勝手に適応したものとなる。すなわち、時間帯の区切り方を使用者の視聴スタイルに合わせることが可能になる。その結果、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0047】
なお、上記履歴データ作成手段の機能を制御手段が兼ねてもよい。また、履歴データは、制御手段がアクセス可能な記憶装置に格納されていればよく、該記憶装置を音量調整装置が備えているか否かは特に限定されない。
【0048】
また、適宜音量調整の履歴に基づいて時間帯の区切り方を変化させるとは、適宜音量調整の履歴がある基準を超えていなければ、時間帯の区切り方を変更しないようにしてもよいことを意味している。基準の設定の仕方は任意であるが、適宜音量調整の回数がある程度多い方が、使用者の好みをより反映させた音量調整が可能になる。この点は、他の請求項に記載された音量調整装置全般に当てはまる。
【0049】
さらに、履歴データ作成手段が履歴データに重み付けをし、使用者の好みの反映のさせ方を、履歴に応じて変え、時間帯の区切り方の変化を最適値に徐々に収束させるようにしてもよい。
【0050】
・上記音量調整装置において、連続する2つの時間帯に対して各々設定された2つの音量レベルについて、前記適宜音量調整手段により、その大きい方の音量レベルを小さくするか、または、小さい方の音量レベルを大きくする適宜音量調整が行われた場合、前記制御手段は、該適宜音量調整が行われた適宜音量調整時刻を基に、該適宜音量調整時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、後の時間帯の開始時刻を、必要に応じて変更してもよい。
【0051】
上記の構成によれば、制御手段は、連続する2つの時間帯のうちの一方の時間帯において適宜音量調整が行われた場合に、その適宜音量調整が、音量データが小さい方の時間帯の音量を大きくするか、または、音量データが大きい方の時間帯の音量を小さくするか、のいずれかである場合、適宜音量調整の履歴の1つである適宜音量調整時刻に基づいて、後の時間帯の開始時刻(先の時間帯の終了時刻)を変更することにより、連続する2つの時間帯の調整を行うことができる。
【0052】
なお、該適宜音量調整時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、後の時間帯の開始時刻を変更する意味については、本装置に対応する音量調整方法に関して既に説明したので、重複する説明を省略する。
【0053】
これにより、変更後の2つの時間帯は各々その時間帯の放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に対応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0054】
なお、後の時間帯の開始時刻を必要に応じて変更するとは、前述のように、適宜音量調整の履歴がある基準を超えていなければ、後の時間帯の開始時刻を変更しないようにしてもよいことを意味しており、そのような適宜音量調整の履歴とある基準との比較判断は、制御手段が、例えば記憶手段に記憶された適宜音量調整の履歴及び基準を読み出すことによって行えばよい。
【0055】
・上記の音量調整装置において、適宜音量調整手段により適宜音量調整が或る時間帯に対して行われた結果、該時間帯の音量レベルと該時間帯と連続する時間帯の音量レベルが等しくなった場合、前記制御手段は、音量レベルが等しい2つの時間帯を合成して1つの時間帯としてもよい。
【0056】
上記の構成によれば、制御手段は、連続する2つの時間帯の各音量レベルを比較して、両者が等しい場合には、連続する2つの時間帯を合成して新たな1つの時間帯とする。また、適宜音量調整を行った時間帯を挟んで連続する3つの時間帯の音量レベルが等しくなることもあり、その場合は3つの時間帯を1つの時間帯に合成する。
【0057】
これにより、音量データの観点から、ほぼ同じ放送内容を連続して視聴していると判断される2つまたは3つの時間帯を1つの時間帯に合成することができるので、例えば深夜時間帯(23時〜5時)などは一つの時間帯として管理することができる。この結果、データ記憶領域が削減されるとともに、使用者の利便性が向上する。
【0058】
・上記の音量調整装置において、前記制御手段は、或る時間帯において、前記適宜音量調整手段により、音量レベルを増加させる適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と、音量レベルを低減させる適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値とを求め、上記2つの平均値が、或る設定された基準時間以上離れている場合、前記時間帯を2つの時間帯に分割し、後の時間帯の開始時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻に設定してもよい。
【0059】
上記の構成によれば、制御手段は、前記履歴データに含まれる、或る時間帯の適宜音量調整時刻と音量の変化量から、音量の変化量が正である場合と負である場合の2つの適宜音量調整時刻の平均値を求め、その両者の中間の時刻を求めることにより、その時刻で1つの時間帯を2つの時間帯に分割する。
【0060】
これにより、音量データの観点から、1つの時間帯の中で、放送内容や視聴時間、あるいは好みの音量が異なっていると判断される2つの時間帯に分割することができるので、分割された2つの時間帯において各々音量調整が最適に行われることとなり、使用者の利便性が向上する。
【0061】
・前記履歴データ作成手段は、該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す履歴データを、前記音声信号に対してその周波数帯域に応じて割り当てたチャンネル毎に作成すると共に、前記制御手段は、チャンネル毎の履歴データに基づいて、前記時間帯の区切り方をチャンネル毎に変化させてもよい。
【0062】
これにより、時間帯の区切り方が、チャンネル毎に、放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に適応したものとなる。すなわち、時間帯の区切り方を、チャンネル毎に、使用者の視聴スタイルに合わせることが可能になる。その結果、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、チャンネル毎の放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0063】
・本発明の音量調整プログラムは、上記の各音量調整方法をコンピュータに実行させる。
【0064】
・本発明の音量調整プログラムは、上記の音量調整装置における各手段としてコンピュータを機能させる。
【0065】
これにより、チューナまたは外部入力チャンネルを少なくとも1つ有するテレビジョン受像機、AVアンプを備えた音声再生装置等の電子機器が内蔵するコンピュータ、または該電子機器に接続されたコンピュータに、本発明の音量調整プログラムをインストールすることによって、上記の各音量調整方法を実施することができる。
【0066】
・本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の音量調整プログラムを記録している。
【0067】
これにより、上記電子機器が内蔵するコンピュータ、または該電子機器に接続されたコンピュータに、記録媒体から音量調整プログラムを読み取らせることによって、該コンピュータを上記の各音量調整装置として機能させることができる。
【0068】
【発明の実施の形態】
本発明は、音量調整装置が時間帯に対応した自動音量調整機能を持つために、チャンネル毎に独立して年、季節、月、日、曜日、時刻等の時間情報を格納する記憶手段を備え、この時間情報に、自動音量調整を同じパターンで繰り返し行うためのある周期(例えば、季節、月、日、曜日、時間等)を設け、さらにその周期の中で音量調整処理の時間的単位となる時間帯を設ける。使用者が操作した音量調整情報は、音量調整をしたこの時間帯毎、かつチャンネル毎に蓄積される。周期と時間帯は、各チャンネルの放送内容(音楽、映画、ニュース、教養番組など)や視聴時刻(例えば、早朝や深夜は音量を下げ、昼間やゴールデンタイムなどは音量を上げる)に対応した音量調整を行うために設定する。なお、周期と時間帯は使用者が任意に設定することもできる。
【0069】
なお、使用者が操作した上記音量調整情報は、使用者が適宜音量調整を行った時刻とその音量調整変化量、或る時間帯において適宜音量調整を行った累積回数、適宜音量調整が行われた時間帯に対して予め設定されていた音量レベル、または適宜音量調整の結果として新たに設定された音量レベルの中の、いずれか1つまたは複数の組み合わせをいい、適宜音量調整の履歴(履歴データ)として、チャンネル毎に保存される。
【0070】
また、本発明の音量調整方法によれば、使用者がこの音量調整装置を搭載したテレビジョン受像機等を使い込むにつれて、すなわち音量調整回数が増える程に、次の音量調整で予測される音量に対する誤差が収束する学習効果が得られるよう、音量調整処理に用いる音量調整変化量や音量調整時刻に重み付けを与える。また、そのために、本発明の音量調整装置に備えられる記憶領域に蓄積される音量調整回数、音量調整量、音量調整時刻等を含む音量調整履歴に基づいて、時間帯の開始時刻の変更、あるいは時間帯の合成や時間帯の分割処理を行う。
【0071】
すなわち、隣接する時間帯同士の境界付近で音量操作がなされれば、音量操作がなされていない時間帯から大きな変化量の音量操作がなされた時間帯の方へ、開始時刻をずらす調整をする。このときの時間のずらし量も、使用者のマニュアル操作による音量調整回数を基に重み付けがなされるので、音量調整回数が多い程、次の操作で予測される時間に対する誤差が収束する学習効果が得られる。
【0072】
また、隣接する2つの時間帯間における音量調整回数が、それぞれある一定値以上であり、音量調整量に差がなければ、その2つの時間帯間で大きな音量差は無いと判断し、この隣接する2つの時間帯を1つの時間帯に合成する。
【0073】
さらに、ある1つの時間帯での音量調整回数がある一定値以上であり、その時間帯における音量調整の変化量(すなわち使用者の好みの音量)に時間的な偏りが現れているならば、その時間的な偏りの現れた時間域を別の時間帯として分割する。
【0074】
以下、本発明の音量調整方法及び音量調整装置を詳細に説明する。
【0075】
図1は本発明の代表的な実施形態である音量調整装置の構成を示す。図1の音量調整装置10は入力手段である入力系11と、入力切替スイッチ12と、音量調整ボリューム13と、制御手段であるマイクロプロセッサ14と、記憶部15と、カレンダ・時計回路16と、操作手段である操作系17と、音声再生手段である再生系18とを有している。
【0076】
入力系11は複数の入力端子A、B、C、D、・・を有しており、例えばテレビジョン受像機等において本音量調整装置10を使用する場合、各入力端子A 等は、テレビジョン受像機に内蔵されている地上波テレビジョンチューナ、BSディジタル放送チューナ、外部入力である、DVD 再生装置、ビデオ再生装置、ラジオ等の音声出力端子と接続されるようになっている。
【0077】
入力切替スイッチ12は、マイクロプロセッサ14が生成する入力選択信号により制御され、入力系11の入力端子A、B、C、D、・・の中の1つを選択する機能を有する。
【0078】
音量調整ボリューム13は、電子制御ボリュームで構成され、マイクロプロセッサ14から供給されるボリューム制御信号により制御され、入力切替スイッチ12によって選択された音声信号の音量を調整する機能を有する。
【0079】
マイクロプロセッサ14は、使用者による操作指令を入力する操作系17からのチャンネル選択操作信号によって、入力選択信号を入力切替スイッチ12へ送ることにより入力切替スイッチ12を制御するとともに、記憶部15の所定の記憶領域に選択されたチャンネル情報を記憶する。
【0080】
また、マイクロプロセッサ14は、使用者の視聴に際し、カレンダ・時計回路16から時間に関する情報(時刻データ)を読み出し、後に詳述する方法によって、記憶部15の所定の記憶領域から音量データを読み出し、対応するボリューム制御信号を送ることにより前記音量調整ボリューム13を制御する。以下、この使用者の視聴時刻に応じた自動的な音量制御を音量自動調整と呼ぶ。
【0081】
また、マイクロプロセッサ14は、前記操作系17からのボリューム操作信号によって、後に詳述する方法で現在の音量値を更新し、対応するボリューム制御信号を送ることにより前記音量調整ボリューム13を制御する。以下、この操作系17を介した使用者のマニュアル操作に応じた音量制御を適宜音量調整と呼ぶ。
【0082】
なお、音量調整ボリューム13、マイクロプロセッサ14、および操作系17は、特許請求項の範囲に記載した適宜音量調整手段を構成する。
【0083】
また、マイクロプロセッサ14は、特許請求項の範囲に記載した履歴データ作成手段として機能し、カレンダ・時計回路16から時間に関する情報を読み出し、後に詳述する方法により、記憶部15の所望の記憶領域に示される音量データを更新するとともに、別の所望の記憶領域に操作時刻及び変化量等の上記履歴データを作成して記憶する。
【0084】
また、マイクロプロセッサ14は、特許請求項の範囲に記載した制御手段として機能し、前記適宜音量調整の操作時刻及び変化量に基づいて、後に詳述する方法により、時間帯の区切り方を変化させる、すなわち記憶部15の所望の記憶領域の時間帯を変更したり、所望の記憶領域の時間帯を合成して新たに算出した時間帯を作成したり、所望の記憶領域の時間帯を分割して複数の周期及び時間帯を作成したりする。
【0085】
記憶部15は、選択可能な前記複数のチャンネル毎に対応する記憶領域を有している。さらに、各記憶領域は、
(1)音量調整が行われた時間が属する周期及び時間帯を判定するための周期データ及び時間帯データを記憶する周期及び時間帯記憶領域と、
(2)前記個々の周期及び時間帯に対応する音量自動調整を行うための基準音量を示す音量データを記憶する音量データ記憶領域と、
(3)前記個々の周期及び時間帯に対応する前記適宜音量調整により音量データに重み付けを行うための音量重み付けデータを記憶する音量重み付けデータ記憶領域と、
(4)前記個々の周期及び時間帯に対応する適宜音量調整が行われた時刻を記憶する操作時刻記憶領域と、
(5)適宜音量調整による変化量を記憶した適宜音量調整変化量記憶領域と、
(6)前記個々の周期及び時間帯に対応する時間帯調整を行うかどうかを判定するための調整判定時間データを記憶した調整判定時間データ記憶領域と、
(7)時間帯調整を行った時間帯調整回数を記憶している時間帯調整回数記憶領域と、
(8)前記個々の時間帯に対応する前記時間帯調整により時間帯に重み付けを行うための時間帯重み付けデータを記憶する時間帯重み付けデータ記憶領域と、
(9)前記個々の周期及び時間帯に対応する、複数の時間帯合成の判定のため、あるいは前記音量重み付けデータを算出するため、前記適宜音量調整回数を記憶する適宜音量調整回数記憶領域と、
(10)時間帯分割を行うかどうかを判定するための分割判定時間データを記憶した分割判定時間記憶領域と、
を有している。各記憶領域の記憶内容は、マイクロプロセッサ14からの記憶呼出信号によって読み出され、マイクロプロセッサ14からの書き込み信号により更新される。
【0086】
カレンダ・時計回路16は、現在の年、季節、月、日、曜日及び時刻等を示す時間情報を生成し、マイクロプロセッサ14からの時間情報呼出信号により読み出される。
【0087】
操作系17は使用者によって操作され、使用者の入力チャンネル選択、音量調整などの要求をマイクロプロセッサ14に入力する機能を有する。
【0088】
再生系18は、増幅器及びスピーカを備え、音量調整ボリューム13の出力信号から音を再生する機能を有する。
【0089】
次に、周期及び時間帯の変更、合成、分割を行うための判定方法について説明する。表1は、記憶部15の記憶内容の一例を示し、各々のチャンネルA、チャンネルB、・・に対し複数の曜日及び各曜日における複数の時間帯に対応する音量調整に関するデータを示している。表1ではチャンネルA について記載しているが、他のチャンネルについても同様である。
【0090】
【表1】
【0091】
操作系17により使用者からチャンネル選択、または音量調整要求が入力された場合、マイクロプロセッサ14は、カレンダ・時計回路16から現在の年、季節、月、日、曜日、時刻の内、少なくとも1つの時間に関する情報を読み出す。
【0092】
表1の例において、周期は1日の長さを表しており、1つのチャンネルに複数の周期が設定されている。例えば、テレビジョン受像機の場合、通常、平日、土曜、日曜と曜日によって視聴パターンが異なるため、この曜日で分類される視聴パターン毎に周期を設定している。すなわち、平日、土曜、日曜の各曜日に対して、Cy0 、Cy1 、Cy2 という周期データが設定され、記憶部15の周期及び時間帯記憶領域に記憶されている。
また、周期及び時間帯記憶領域には、1つの音量データに基づく音量自動調整を行う時間的単位となる時間帯を特定するための時間帯データP(A00)、P(A01)、…が、各周期データに対応付けて記憶されている。
【0093】
そこで、マイクロプロセッサ14は、当該周期及び時間帯記憶領域にアクセスして、操作系17が操作された現在の曜日情報に対応する曜日の周期(Cy0、Cy1、…)を検索し、その中の各時間帯の開始時刻と現在の時刻情報とにより、現在時刻が属する時間帯(期間P(A00)、期間P(A01)、…)を判定する。
【0094】
ここで、各時間帯は1つの周期を複数に分割し、連続して存在しているため、この例において各時間帯はその開始時刻のみ記憶している。すなわち、次の時間帯の開始時刻が前の時間帯の終了時刻である。
【0095】
なお、表1に記載した情報の各識別文字の意味内容は下記に示す通りである。
【0096】
Tは、前述の周期及び時間帯記憶領域に格納される時間帯開始時刻
Vは、前述の音量データ記憶領域に格納される音量データ
Cvは、前述の適宜音量調整回数記憶領域に格納される適宜音量調整回数(累積回数)
Ctは、前述の時間帯調整回数領域に格納される時間帯調整回数(累積回数)
Wvは、前述の音量重み付けデータ記憶領域に格納される音量重み付けデータ
Wtは、前述の時間帯重み付けデータ記憶領域に格納される時間帯重み付けデータ
tは、前述の適宜音量調整時刻記憶領域に格納される適宜音量調整時刻データ
dは、前述の適宜音量調整変化量記憶領域に格納される適宜音量調整変化量データ
ttは、前述の調整判定時間データ記憶領域に格納される、時間帯調整を行うかどうか判定するための調整判定時間データ
を示し、識別文字に続く( )内は対応する期間(時間帯)を示すと共に、同じ時間帯で音量調整が複数回行われた場合にはその回数を示す添え数字を付加している。
【0097】
次に、入力チャンネル切り替え時の周期及び時間帯に対応する音量データの読み出しと音量自動調整について、図2及び表1を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係るチャンネル選択時の音量自動調整のフローチャートである。
【0098】
まず、テレビジョン受像機等の電源がONになったこと等を契機として、音量自動調整のフローチャートがスタートする。マイクロプロセッサ14は、操作系17により使用者からチャンネル選択要求が入力されたか否かを判定し(s101)、チャンネル選択要求が入力された場合には、要求されたチャンネル(例えばチャンネルA )に対応する、記憶部15の周期及び時間帯記憶領域にアクセスし、現在の時刻(例えば月曜日、午前8時)が該当する周期データ及び時間帯データを検索し、現在の時刻が属する周期及び時間帯(例えば周期Cy0 、期間P(A00))を判定する(s102)。
【0099】
次に、マイクロプロセッサ14は、現在の時刻が属する周期及び時間帯に対応付けて記憶部15内の音量データ記憶領域に記憶されている音量データ(例えばV(A00=8))を読み出し(s103)、入力切替スイッチ12に所望のチャンネルの入力選択信号を出力し(s104)、同時に音量調整ボリューム13に音量データ(V(A00)=8)に対応するボリューム制御信号を出力し、設定された音量データ(V(A00)=8)に適合したレベルとなるように音量を調整する。この音量データは、次に音量調整が行われるまで、例えば音量調整ボリューム13が具備するレジスタによって記憶される(s105)。
【0100】
s105の処理が終了すると、s101へ戻り、マイクロプロセッサ14は、チャンネル選択要求が入力されたか否かを再び判定する。チャンネル選択要求が入力された場合には、s102〜s105の処理を繰り返し、チャンネル選択要求が入力されなかった場合には、s106へ処理を進め、s102と同様に、現在の時刻が属する周期及び時間帯を判定する。その判定結果を用いて、周期及び時間帯に変更が有るか否か、言い換えれば、時間が経過したことにより、現在の時刻が属する周期及び時間帯が、前回判定を行ったときの周期及び時間帯と異なっているか否かを判定する(s107)。
【0101】
s107で、周期及び時間帯に変更が有る場合には、s103へ処理を進め、新たな音量データに基づく音量自動調整を行う。一方、s107で、周期及び時間帯に変更が無い場合には、s106に処理を戻し、周期及び時間帯の判定を繰り返す。
【0102】
次に、適宜操作時の適宜音量調整について図3と表1を用いて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る適宜操作時の音量調整方法及び音量学習方法のフローチャートである。
【0103】
操作系17により使用者から音量調整要求が入力された場合(s201)、マイクロプロセッサ14は、音量調整の操作信号に従い音量調整ボリューム13にボリューム制御信号を出力し音量を調整する(s202)。
【0104】
この際、後述する時間帯の調整、周期及び時間帯の合成、周期及び時間帯の分割のために、マイクロプロセッサ14は、前記周期及び時間帯の判定を行い、現在の時刻が属する周期及び時間帯、及び現在視聴中のチャンネルに対応付けられた記憶部15の操作時刻記憶領域及び適宜音量調整変化量記憶領域に、適宜音量調整が行われた時刻を適宜音量調整時刻データ(例えばt(A000)、t(A001)…)として、及び適宜操作による音量の変化量を適宜音量調整変化量データ(例えば d(A000)、d(A001)…)として書き込む(s203)。なお、適宜音量調整変化量データは適宜操作時の時刻が属する時間帯について設定された音量データ、例えば、上記V(A00)=8に対して、使用者が要求した変化量を表す。
【0105】
例えば、表1によれば、例えば日曜日の18時15分には、音量自動調整用に設定された音量データ(V(A22)=15)を1増加させる適宜音量調整が行われたことを、適宜音量調整時刻データt(A221)=18:15:00、及び適宜音量調整変化量データd(A221)=+1の記録が示している。
【0106】
次に、適宜音量調整時の該周期及び時間帯での音量学習方法について図3と表1を用いて説明する。操作系17により使用者から音量調整要求が入力され、前記適宜操作時の音量調整を行う際、マイクロプロセッサ14は、入力された音量調整値に、適宜操作時が属する時間帯に対応する、前記記憶部15の音量重み付けデータ記憶領域から音量重み付けデータ (例えばWv(A00))を取り出し(s204)、適宜音量調整変化量データ(例えばd(A00n)) に前記音量重み付けデータ(Wv(A00))を重畳して、対応する時間帯(P(A00))における新たな音量データ(V'(A00))を算出する(s205)。これを式で表すと、
V'(A00)←V(A00)+d(A00n)×Wv(A00)・・・ (式1)
となる。演算子 “←”は算出した値を記憶部15の同じ格納領域へ更新することを示す。
【0107】
ここで、音量重み付けデータ(Wv(A00))は、対応する時間帯(P(A00))における適宜音 量調整回数 (Cv(A00))に応じて変化する値とする。例えば、Cv(A00)<50でWv(A00)=0.2 、Cv(A00)≧50でWv(A00)=0.02、とすれば、適宜音量調整が50回未満では適宜音量調整に対する学習効果を大きく、言い換えれば、適宜音量調整による変化量を音量データに反映させる程度を大きく、50回以上は適宜音量調整に対する学習効果を小さくすることができる。または、Wv(A00)=10÷Cv(A00)等として、重み付けデータを徐々に変化させても良い(s206)。このようにして、各々対応するチャンネル及び周期の個々の時間帯において音量の学習効果を得る事ができる。
【0108】
最後にマイクロプロセッサ14は、算出した音量データ (V'(A00))と音量重み付けデータ (Wv(A00))を各々前記記憶部15の音量データ記憶領域及び音量重み付けデータ記憶領域に書き込んで更新する(s207)。s207の処理が済むと、s201の前に戻り、新たな適宜操作が入力されるまで待機する。
【0109】
次に、時間帯調整方法について図4及び表1を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る時間帯調整方法のフローチャートである。
【0110】
まず、マイクロプロセッサ14は、例えば使用者の適宜音量調整を契機として、調整しようとする、或るチャンネルにおける、或る周期の任意の時間帯 (例えばチャンネルAの期間P(A01)) に対して、前記記憶部15内の周期及び時間帯記憶領域に記憶した任意の時間帯開始時刻データ(T(A01)=09:00:00)と、調整判定時間データ記憶領域に格納された調整判定時間データ(tt(A01)=00:05:00) とを読み出し、これを元に該時間帯開始時刻の前後に調整判定時間帯を設定する (この場合T(A01)の前後 5分)(s301)。
【0111】
次に、マイクロプロセッサ14は、前述のs203(図3)において、調整判定時間帯に属する適宜音量調整時刻データ及び適宜音量調整変化量データを、適宜音量調整の履歴を表す履歴データとして、記憶部15の対応する適宜音量調整時刻記憶領域及び適宜音量調整変化量記憶領域より読み出す(s302)。例えば、調整判定時間帯が、平日の午前9時0分の前後 5分であるとすれば、適宜音量調整時刻データ及び適宜音量調整変化量データとして、t(A002)=08:56:02、d(A002)=+2 及びt(A010)=09:02:05、d(A010)=+3 を読み出す。
【0112】
ここで、該調整判定時間帯に適宜音量調整時刻データ及び適宜音量調整変化量データが無ければ時間帯調整は行わない(s303)。あるいは、適宜音量調整回数が少なくて所定回数に満たない場合には、時間帯調整を行わないようにすることもできる。
【0113】
次に、s303で、上記各データの読み出しが確認された場合、マイクロプロセッサ14は、調整しようとする任意の時間帯の開始時刻について、該時刻に隣接する2つの時間帯の音量データを記憶部15の音量データ記憶領域から読み出し、(例えば T(A01)=09:00:00の場合、V(A00)=8 及びV(A01)=10) (s304)、該音量データの大小関係を判定し、その値が小さい方の時間帯 (P(A00)、V(A00)=8)の調整判定時間帯で行われた音量を増加させる操作 (t(A002)=08:56:02、d(A002)=+2)(s305)、または、その値が大きい方の時間帯(P(A01)、V(A01)=10)の調整判定時間帯で行われた音量を低減させる操作(この例では該当無し) の何れかが存在する場合(s306)、時間帯の開始時刻(T(A01)=09:00:00)の修正を行う。もし、s305、s306 の何れにおいても該当無しであれば、時間帯調整は行わない。
【0114】
時間帯調整を行う場合、マイクロプロセッサ14は、時間帯開始時刻(T(A01))に対応付けされた、前記記憶部15内の時間帯重み付けデータ記憶領域から時間帯重み付けデータ(Wt(A01)) を取り出し(s307)、該時間帯開始時刻 (または早い方の時間帯の終了時刻) と該適宜音量調整時刻との差 (t(A002)−T(A01)=−00:03:58)に前記時間帯重み付けデータ (Wt(A01))を重畳して、対応する時間帯(P(A01))における新たな時間帯開始時刻(T'(A01)) を算出する(s308)。これを式で表すと、
T'(A01)←T(A01)+(t(A002)−T(A01))×Wt(A01)・・・(式2)
となる。なお、時間帯重み付けデータ(Wt(A01)) は、対応する時間帯の開始時刻周辺の調整判定時間帯における適宜音量調整回数(Cv(A01)) に応じて変化する値となる。
【0115】
例えば、Cv(A01)<50 でWt(A01)=0.2、Cv(A01)≧50でWt(A01)=0.02、とすれば、適宜音量調整が50回未満では適宜音量調整に対する開始時刻の調整量を大きく、50回以上は適宜音量調整に対する調整量を小さくすることができる。または、Wt(A01)=10÷Cv (A01) 等として、重み付けデータを徐々に変化させても良い(s309)。このようにして、各々対応するチャンネル及び周期の個々の時間帯において時間帯開始時刻の学習効果を得る事ができる。
【0116】
これにより、調整後の時間帯は、各チャンネルの放送内容 (音楽、映画、ニュース、教養番組など)や視聴時刻(例えば、早朝や深夜は音量を下げ、昼間やゴ ールデンタイムなどは音量を上げる)、または放送内容や視聴時刻に対する使用者の視聴スタイルに対応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0117】
最後に、マイクロプロセッサ14は新たに(式2)で算出した時間帯開始時刻(T'(A01)) と時間帯重み付けデータ(Wt(A01)) を各々記憶部15の周期及び時間帯記憶領域及び時間帯重み付けデータ記憶領域に書き込み(s310)、時間帯調整処理を終了する。
【0118】
ここで、前記時間帯調整は、適宜音量調整がある一定回数行われる毎に行うことも可能であり、またタイマーなどを用いて一定時間毎に行うことも可能である。
【0119】
次に、時間帯合成方法について図5、表2、表3を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る時間帯合成方法のフローチャートである。また、表2は時間帯合成に係る記憶部15の合成前データ例、表3は時間帯合成に係る記憶部15の合成後データ例である。
【0120】
【表2】
【0121】
【表3】
【0122】
マイクロプロセッサ14は、例えば使用者の適宜音量調整を契機として、調整しようとする、或るチャンネル(例えばチャンネルB)の、或る周期における連続する複数時間帯(例えばP(B01)、P(B02))において、前記記憶部15内の対応する音量データ記憶領域から2つの時間帯の音量データ(例えばV(B01)、V(B02) )を読み出す(s401)。ここで、音量データ(例えばV(B01)、V(B02) )は式1で説明した通り、適宜音量調整が反映された音量データなので、前述した適宜音量調整の履歴を表す履歴データに該当する。
【0123】
マイクロプロセッサ14は、2つの音量データが等しく(ここではV(B01)=6、V(B02)=6)、いずれの適宜音量調整回数((Cv(B01)、Cv(B02))も十分大きく設定された閾値を超えている場合(例えばCv(B01)≧200、Cv(B02)≧200)(s402)、連続する複数時間帯(P(B01)、P(B02))を1つの時間帯に合成し、表3に示す新たな時間帯(P'(B01)) を作成する。
【0124】
このとき、マイクロプロセッサ14は、新たな時間帯の開始時刻(T'(B01))と、音量データ(V'(B01)) を、合成する最も早い時間帯から引継ぎ、各々記憶部15内の周期及び時間帯記憶領域及び音量データ記憶領域に保存する(すなわち、T'(B01)=T(B01)、V'(B01)=V(B01))(s403)。
【0125】
次に、マイクロプロセッサ14は、新たな時間帯の適宜音量調整回数(Cv'(B0))を合成に用いた2つの適宜音量調整回数(Cv(B01)、Cv(B02))を加算して作成し(Cv'(B01)=Cv (B01)+Cv(B02))、前記記憶部15内の適宜音量調整回数記憶領域に書き込む(s404)。
【0126】
次に、マイクロプロセッサ14は、新たな時間帯の音量重み付けデータ(Wv'(B01))を合成に用いた2つの音量重み付けデータ(Wv(B01)、Wv(B02))を加算して作成し(Wv'(B01) =Wv(B01)+Wv(B02))、前記記憶部15内の音量重み付けデータ記憶領域に書き込む(s405)。
【0127】
また、新たな時間帯の時間帯調整回数(Ct'(B01))と時間帯重み付けデータ(Wt'(B01))を初期化し、各々前記記憶部15内の時間帯調整回数領域及び時間帯重み付けデータ記憶領域に書き込む(s406)。
【0128】
ここで、新たな時間帯の適宜音量調整時刻データ(t'(B010)、t'(B011)、…、t'(B01n-1))及び適宜音量調整変化量データ(d'(B010)、d'(B011)、…、d'(B01n-1)) は、前記時間帯合成あるいは後述する時間帯の分割のためにあらかじめ定めてある適宜音量調整時刻データ及び適宜音量調整変化量データの保存個数nを超えないよう、合成に用いた2つの時間帯のそれぞれにおいて、直前の(最新の)適宜音量調整に関する適宜音量調整操作時刻データ及び適宜音量調整変化量データを合計n回分選択し、各々前記記憶部15内の適宜音量調整時刻記憶領域及び適宜音量調整変化量記憶領域に保存して(s407)、時間帯の合成処理を終了する。
【0129】
なお、s407における処理の具体例としては、例えば、表3の合成後データを作成する場合にn=2とすると、各時間帯(P(B01)、P(B02))から最新の適宜音量調整に関する各データを1つずつ選択することになる。この結果、(t'(B010)、t'(B011))=(t(B011)、t(B021)) 、(d'(B010)、d'(B011))=(d(B011)、d(B021))の組み合わせが選択される。
【0130】
このようにして記憶部15に記憶されている表2に示す2つの時間帯が、表3に示す1つの時間帯に合成される。これにより、合成後の時間帯は、各チャンネルの放送内容(音楽、映画、ニュース、教養番組など) や視聴時刻(例えば、早朝や深夜は音量を下げ、昼間やゴールデンタイムなどは音量を上げる)や、放送内容または視聴時刻における使用者の視聴スタイルに対応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0131】
ここで、前記時間帯合成は、適宜音量調整がある一定回数行われる毎に行うことも可能であり、またタイマーなどを用いて一定時間毎に行うことも可能である。
【0132】
次に、時間帯分割方法について図6、表4、表5を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る時間帯分割方法のフローチャートである。また、表4は時間帯分割に係る記憶部15の分割前データ例、表5は時間帯分割に係る記憶部15の分割後データ例である。
【0133】
【表4】
【0134】
【表5】
【0135】
まず、マイクロプロセッサ14は、例えば使用者の適宜音量調整を契機として、調整しようとする、或るチャンネル(例えばチャンネルC)における、或る周期における、或る時間帯(例えばP(C02))に対して、前記記憶部15内の対応する適宜音量調整回数記憶領域から対応する適宜音量調整回数(Cv(C02)) を前記履歴データとして読み出す(s501)。
【0136】
適宜音量調整回数がある一定の値に達したとき(分割判定開始回数Cd0:例えばCv(C02)≧Cd0=200)(s502)、そのときの操作時刻(分割判定開始操作時刻)を前記記憶領域15に記憶しておく(s503)。
【0137】
次に、マイクロプロセッサ14は適宜音量調整回数が分割判定目標回数(Cd1:例えばCv(C02)≧Cd1=300)に達したとき(s504)、s503で前記記憶部に記憶した分割判定開始操作時刻を読みだして(s505)、そのときの適宜音量調整時刻と比較し、適宜音量調整時刻と分割判定開始操作時刻との差が予め定められた時間帯分割判定期間 (例えば3日) より短い場合において(s506)、 対象となる時間帯(P(C02))の分割を開始する。S504〜s506では、使用者の適宜音量調整に対する要求度が大きいかどうかを判定しており、要求度が高い場合のみに時間帯の分割を行うことができる。ただし、必要に応じてS504〜s506を省略しても良い。
【0138】
続いて、マイクロプロセッサ14は、前記記憶部15から対象となる時間帯(P(C02))の全ての適宜音量調整時刻データ(t)と適宜音量調整変化量データ(d)とを読み出し(s507)、適宜音量調整変化量データが正である適宜音量調整(以下、適宜音量増加調整と呼ぶ)の操作時刻の平均時刻 (表4の場合では14:00:00) と、適宜音量調整変化量データが負である適宜音量調整(以下、適宜音量低減調整と呼ぶ)の操作時刻の平均時刻 (表4のデータの場合では16:00:00) とを算出する(s508)。
【0139】
このとき、前記適宜音量増加調整の操作時刻の平均時刻と、前記適宜音量低減調整の操作時刻の平均時刻との差と、予め定められた所望の値 (分割判定平均値差:例えば01:00:00) とを比較し(s509)、その差が分割判定平均値差以下であれば、適宜音量増加調整の操作時刻と、適宜音量低減調整の操作時刻とは、該時間帯中に比較的均等に分散していることになるので、その時間帯において所望される音量レベルはほぼ同一である、あるいは特別に所望される音量レベルはないと判断して、前記分割作業は行わず、新たな分割判定開始回数(Cd0) と分割判定目標回数(Cd1)とを設定する(s510)。新たな分割判定開始回数(Cd0)と分割判定目標回数(Cd1)は、例えば予め設定した回数を加算することにより設定する。
【0140】
一方、s509で、その差が分割判定平均値差を上回っている場合には、マイクロプロセッサ14は、前記適宜音量増加調整の操作時刻の平均時刻と、前記適宜音量低減調整の操作時刻の平均時刻との中間時刻を算出し(s511)、これを分割時刻(Td:表5では15:00:00)として、新たな2つの時間帯(P'(C02) 、P'(C03))を作成する。
【0141】
新たな2つの時間帯の内、早い方の時間帯(P'(C02)) は分割前の時間帯(P(C02))から時間帯の開始時刻データ(T(C02)=09:00:00)を引き継ぎ (T'(C02)=09:00:00)、遅い方の時間帯(P'(C03)) の時間帯開始時刻データ(T'(B03)は前記分割時刻となる(T'(B03)=15:00:00)(s512)。
【0142】
ここで、前半の時間帯(P'(C02))の音量データ(V'(C02))は、例えば分割前の音量データ(V(C02)=12)に、分割前の時間帯開始時刻(T(C02)=09:00:00)から分割時刻(Td=15:00:00)までの適宜音量調整変化量データ(d(C020)=+1、d(C022)=+1、d(C025)=−1)を全て加えたもの(V'(C02)=13) とするか、適宜音量調整変化量データの平均値を使用する。
【0143】
また、新たな前半の時間帯(P'(C02))での適宜音量調整時刻データ(t'(C020)、t'(C022)、t'(C025))と適宜音量調整変化量データ(d'(C020)、d'(C022)、d'(C025)) は、分割前の時間帯開始時刻(T(C02))から前記分割時刻までの適宜音量調整時刻データ(t(C020、t(C022)、t(C025))と適宜音量調整変化量データ(d(C020)、d(C022)、d(C025))を引き継ぐ。すなわち、(t'(C020)=10:00:00、t'(C022)=14:00:00、t'(C025)=12:00:00/d'(C020)=+1、d'(C022)=+1、d'(C025)=−1)。
【0144】
同様に、後半の時間帯(P'(C03))の音量データ(V'(C03))は、分割前の音量データ(V(C02))に、前記分割時刻(Td=15:00:00) から分割前の時間帯終了時刻(=分割前の次の時間帯の開始時刻T(C03))までの適宜音量調整変化量データ(d(C021)=−1、d(C023)=−1、d(C024)=+1) を全て加えたもの(V'(C03)=11) とするか、適宜音量調整変化量データの平均値を使用する。
【0145】
また、新たな後半の時間帯(P'(C03))での適宜音量調整時刻データ(t'(C030)、t'(C031)、t'(C032))と適宜音量調整変化量データ(d'(C030)、d'(C031)、d'(C032)) とは、分割前の前記分割時刻(Td=15:00:00) から分割前の時間帯終了時刻(=分割前の次の時間帯の開始時刻T(C03))までの適宜音量調整時刻データ(t(C021)、t(C023)、t(C024))と適宜音量調整変化量データ(d(C021)、d(C023)、d(C024))とを引き継ぐ(t'(C030)=16:00:00、t'(C031)=18:00:00、t'(C032)=20:00:00/d'(C030)=−1、d'(C031)=−1、d'(C032)=+1)。前記適宜音量増加調整の操作時刻の平均時刻と、前記適宜音量低減調整の操作時刻の平均時刻との大小関係が上記と逆の場合も、同様の処理を行う(s513)。
【0146】
ここで、新規に作成された2つの時間帯(P'(C02)、P'(C03))の各々の適宜音量調整回数(Cv'(C02)、Cv'(C03))、時間帯調整回数(Ct'(C02)、Ct'(C03))、音量重み付けデータ(Wv'(C02)、Wv'(C03))及び時間帯重み付けデータ(Wt'(C02)、Wt'(C03))は初期値となる(s514)。
【0147】
最後に、マイクプロセッサ14は、今回算出した新たな2つの時間帯(P'(C02)、P'(C03))の各々の時間帯開始時刻(T'(C02)、T'(C03))、音量データ(V'(C02)、V'(C03))、適宜音量調整時刻データ(t'(C020)、t'(C021)、t'(C022)、t'(C030)、t'(C031)、t'(C032))、適宜音量調整変化量データ(d'(C020)、d'(C021)、d'(C022)、d'(C030)、d'(C031)、d'(C032))、適宜音量調整回数(Cv'(C02)、Cv'(C03))、時間帯調整回数(Ct'(C02)、Ct'(C03))、 音量重み付けデータ(Wv'(C02)、Wv'(C03))及び時間帯重み付けデータ(Wt'(C02)、Wt'(C03)) を、前記記憶部15の対応する所定の記憶領域に記憶して(s515)、時間帯の分割処理を終了する。
【0148】
このようにして記憶部15に記憶されている表4の時間帯が表5の時間帯に分割される。これにより、分割後の時間帯は、各チャンネルの放送内容 (音楽、映画、ニュース、教養番組など)や視聴時刻(例えば、早朝や深夜は音量を下げ、昼間やゴールデンタイ ムなどは音量を上げる)、あるいは放送内容や視聴時刻における使用者の視聴スタイルに対応したものとなるので、使用者の利便性が向上する。
【0149】
ここで、前記時間帯分割は、適宜音量調整がある一定回数行われる毎に行うことも可能であり、またタイマーなどを用いて一定時間毎に行うことも可能である。
【0150】
また、以上に説明した音声調整装置において、チャンネル選択を行った場合に、対応するチャンネル、周期、時間帯において前回調整した音量で音声出力が成されるようにする。さらに、記憶部15の前記音量データ、または周期及び時間帯について、使用者が所望のデータを設定することができる構成としてもよい。
【0151】
以上説明した音量調整装置は、音量調整方法をコンピュータに実行させるためのプログラムで実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。本発明では、この記録媒体として、図1に示されている記憶部15を利用してもよいし、マイクロプロセッサ14で処理が行われるために必要な図示していないメモリ、例えばROMのようなものそのものをプログラムメディアとしてもよいし、また図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
【0152】
いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロプロセッサ14がアクセスして音量調整方法を実行する構成であってもよいし、あるいはプログラムを読み出し、読み出したプログラムを、マイクロプロセッサ14の図示していないプログラム記憶エリアにダウンロードし、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0153】
ここで上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0154】
また、本発明の音量調整装置を、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成とし、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体が上記記録媒体であってもよい。尚、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
【0155】
尚、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0156】
尚、本発明の音量調整装置は、音声信号を入力する複数のチャンネルを有する入力手段と、時間に関する情報を出力する時間情報出力手段と、入力された前記音声信号の出力音量を、所定の音量に自動調整して出力する音量自動調整手段と、
上記音量自動調整手段から出力された音声信号に対して、適宜手動によって音量が調整される適宜音量調整手段と、を有する音量調整装置において、上記時間情報出力手段が示す時間情報に対応して、所定の周期及び時間帯を判定する周期及び時間帯判定手段と、複数のチャンネルに対応する記憶領域を有し、上記時間情報がどの周期及び時間帯に属するかを判定するための周期及び時間帯データが前記記憶領域に記憶されている時間帯データ記憶手段と、上記チャンネル、周期、時間帯の個々に対応する記憶領域を有し、上記音量自動調整手段 (第1の音量調整手段)のための音量データが前記記憶領域に記憶されている音量調整データ記憶手段と、チャンネル、周期、時間帯に個々に対応する記憶領域を有し、上記適宜音量調整手段による音量の変化量に従い、上記記憶領域の音量調整データに重畳される重み付けデータが前記記憶領域に記憶される音量重み付けデータ記憶手段と、上記変化量と音量重み付けデータにより音量調整データを算出する制御部とから構成されていても良い。
【0157】
また、本発明の音量調整装置は、チャンネル、周期、時間帯の個々に対応する記憶領域を有し、前記記憶領域に、上記適宜音量調整手段によって音量が調整された回数である適宜音量調整回数が記憶されている適宜音量調整回数記憶手段を有し、前記音量重み付けデータが、ある周期及び時間帯に対して前記適宜音量調整回数に基づき算出される構成とされていても良い。
【0158】
さらに、本発明の音量調整装置は、前記適宜音量調整手段により音量調整が行われた時刻が、選択されているチャンネル、周期、時間帯に対応する記憶領域に記憶されている適宜音量調整操作時刻記憶手段と、前記適宜音量調整手段によって調整された音量変化量が、前記適宜音量調整操作時刻に対応する前記記憶領域に記憶されている適宜音量調整変化量記憶手段と、前記適宜音量調整操作時刻記憶手段と前記適宜音量調整変化量記憶手段が示す操作時刻と変化量と所望の調整判定時間に対応して、前記時間帯データの内、開始または終了時刻を調整して新たな時間帯データを算出する時間帯データ調整手段と、前記時間帯データ調整手段によって、前記時間帯データの開始または終了時刻を調整する際に判定基準となる調整判定時間データが前記記憶領域に記憶されている調整判定時間データ記憶手段と、チャンネル、周期、時間帯に個々に対応する記憶領域を有し、前記時間帯調整手段によって時間帯データの開始または終了時刻に重畳される重み付けデータが前記記憶領域に記憶される時間帯重み付けデータ記憶手段と、前記時間帯データを調整して新たな時間帯データを算出する制御部とを有することにより、上記時間帯データを自動的に調節する構成としても良い。
【0159】
また、本発明の音量調整装置は、チャンネル、周期、時間帯の個々に対応する記憶領域を有し、前記時間帯データ調整手段が時間帯調整を行った時間帯調整回数が前記記憶領域に記憶されている時間帯調整回数記憶手段を有し、前記時間帯重み付けデータが、あるチャンネルの周期及び時間帯に対して前記時間帯調整された回数に基づき算出される構成としても良い。
【0160】
さらに、本発明の音量調整装置は、前記適宜音量調整回数に対応して、前記複数の時間帯データを合成して新たな時間帯データの算出を行う時間帯データ合成手段と、チャンネル、周期、時間帯の個々に対応する記憶領域を有し、前記適宜音量調整回数が前記記憶領域に記憶されている適宜音量調整回数記憶手段と、前記時間帯データを合成して新たな時間帯データを算出する制御部とを有することにより、前記時間帯データを自動的に合成する構成としても良い。
【0161】
また、本発明の音量調整装置は、前記適宜音量調整操作時刻記憶手段と適宜音量調整変化量記憶手段と適宜音量調整回数記憶手段が示す操作時刻と変化量と操作回数に対応して、前記時間帯データを分割して新たに複数の時間帯データを算出する時間帯データ分割手段と、チャンネル、周期、時間帯の個々に対応する記憶領域を有し、前記適宜音量調整回数が前記記憶領域に記憶されている適宜音量調整回数記憶手段を有し、上記時間帯データ分割して新たな複数の時間帯データの算出する制御部とを有することにより、上記時間帯データを自動的に分割する構成としても良い。
【0162】
さらに、本発明の音量調整装置は、チャンネル、周期、時間帯の個々に対応する記憶領域を有し、選択されているチャンネルと判定されている周期及び時間帯において、前回音量調整したときの音量データが前期記憶領域に記憶されている音量調整データ記憶手段を有する音量調整装置であって、チャンネル選択を行ったときに、対応するチャンネル、周期、時間帯において前回調整した音量で音声出力がなされるように構成されていても良い。
【0163】
また、本発明の音量調整装置は、上記音量調整データ記憶手段において、使用者が各チャンネルの周期及び時間帯に対して所望の音量レベルとなるような音量データを記憶した構成としても良い。
【0164】
さらに、本発明の音量調整装置は、上記周期及び時間帯データ記憶手段において、使用者が各チャンネルに対して所望の周期及び時間帯となるような時間情報を記憶する構成としても良い。
【0165】
以上の構成により本発明は、下記に示すような作用を奏する。
【0166】
・過去に使用者が行った適宜音量調整による調整量を、その操作が行われた時刻に対応する周期及び時間帯に応じ個別に蓄積し、学習効果により音量調整データを得ることができ、次回チャンネルを選択したときには、その操作時刻に対応する前記周期及び時間帯データと前記音量調整データに基づき自動的に音量調整がなされるようになる。音量調整データは学習データとせずに、例えば各チャンネルの周期及び時間帯ごとに使用者が所望の音量を設定しても良い。
【0167】
・過去に使用者が行った適宜音量調整について、その操作が行われた時刻と変化量をその操作が行われた時刻に対応する周期及び時間帯応じ個別に蓄積し、学習効果により周期及び時間帯を調整、分割、合成することができ、次回チャンネルを選択したときには、その操作時刻に対応する前記調整、合成、分割された周期及び時間帯データと前記音量調整データに基づき自動的に音量調整がなされるようになる。周期及び時間帯調整データは学習データとせずに、例えば各チャンネルの周期及び時間帯を使用者が所望の値に設定しても良い。
【0168】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、選択されたチャンネルにおいて、選択操作時刻に対応する周期及び時間帯と、過去において該周期及び時間帯になされた適宜音量調整による音量の変化量データに基づいて音量を調整することにより、各チャンネル間の例えば放送内容により異なる所望の音量と、周辺環境により視聴時刻によって異なる所望の音量とをあわせて、補正することができる。
【0169】
さらに、本願発明によれば、時間帯の調整、合成、分割を行うことができるので、各チャンネルの放送内容(音楽、映画、ニュース、教養番組など)や視聴時刻(例えば、早朝や深夜は音量を下げ、昼間やゴールデンタイムなどは音量を上げる)に対応したものとなるので、使用者が音量調整を行う煩わしさを低減することができ、利便性が向上する。
【0170】
・本願発明の音量調整方法が、入力された音声信号の出力音量を、時間帯毎に予め設定した音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整方法において、予め設定した音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整の履歴に基づいて、前記時間帯の区切り方を変化させる場合には、或る時間帯において使用者が行った適宜音量調整の履歴に基づいて、所定の音量に自動調整を行う時間帯の区切り方を変化させる、すなわち時間帯の開始時刻もしくは終了時刻を変更したり、2つの時間帯を1つの時間帯に合成したり、1つの時間帯を2つの時間帯に分割したりすることができるので、時間帯の区切り方が、放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に適応したものとなる。その結果、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0171】
・本願発明の音量調整方法が、連続する2つの時間帯に対して各々設定された2つの音量レベルについて、その大きい方の音量レベルを小さくするか、または、小さい方の音量レベルについて大きくする適宜音量調整が行われた場合には、該適宜音量調整が行われた時刻を基に、その時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、後の時間帯の開始時刻を、必要に応じて変更する場合には、2つの時間帯が連続している場合に、使用者の好みの音量はどちらの時間帯の音量レベルにより近いかを表す適宜音量調整の履歴に基づいて、2つの時間帯の区切り方、すなわち後の時間帯の開始時刻(先の時間帯の終了時刻)を変えることができる。この結果、変更後の2つの時間帯は各々その時間帯の放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に対応したものとなるので、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0172】
・本願発明の音量調整方法が、或る時間帯に対して適宜音量調整が行われた結果、前記時間帯の音量レベルと前記時間帯と連続する他の時間帯の音量レベルとが等しくなる場合、音量レベルが等しい2つの時間帯を合成して1つの時間帯とする構成であれば、音量レベルの観点から、ほぼ同じ放送内容を連続して視聴していると判断される2つまたは3つの時間帯を1つの時間帯に合成することができるので、例えば深夜時間帯(23時〜5時)などは1つの時間帯として管理することができるのでデータ記憶領域が削減されるとともに、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0173】
・本願発明の音量調整方法が、或る時間帯において、音量レベルを増加させる適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と、音量レベルを低減させる適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値とが、或る設定された基準時間以上離れている場合、前記時間帯を2つの時間帯に分割し、後の時間帯の開始時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻とする構成であれば、音量レベルの観点から、1つの時間帯の中で、放送内容や視聴時間、あるいは好みの音量が異なっていると判断される2つの時間帯に分割することができるので、分割された2つの時間帯において各々音量調整が最適に行われることとなり、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0174】
・本願発明の音量調整方法が、前記音声信号に対してその周波数帯域に応じて割り当てたチャンネル毎に、前記時間帯の区切り方を変化させる場合には、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、チャンネル毎の放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0175】
・本願発明の音量調整装置が、入力された音声信号の出力音量を、時間帯毎に予め設定した音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整装置において、予め設定した音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整手段と、該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す履歴データを作成する履歴データ作成手段と、該履歴データに基づいて、前記時間帯の区切り方を変化させる制御手段とを備えた構成であれば、時間帯の区切り方が、放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に適応したものとなる。すなわち、時間帯の区切り方を使用者の視聴スタイルに合わせることが可能になる。その結果、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0176】
・本願発明の音量調整装置において、連続する2つの時間帯に対して各々設定された2つの音量レベルについて、前記適宜音量調整手段により、その大きい方の音量レベルを小さくするか、または、小さい方の音量レベルを大きくする適宜音量調整が行われた場合、前記制御手段が、該適宜音量調整が行われた適宜音量調整時刻を基に、該適宜音量調整時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、後の時間帯の開始時刻を、必要に応じて変更する構成であれば、制御手段は、2つの時間帯が連続している場合に、使用者の好みの音量はどちらの時間帯の音量レベルにより近いかを表す適宜音量調整の履歴に基づいて、2つの時間帯の区切り方を変更することにより、連続する2つの時間帯の調整を行うことができる。この結果、変更後の2つの時間帯は各々その時間帯の放送内容や視聴時刻に対する使用者の使い勝手に対応したものとなるので、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0177】
・本願発明の音量調整装置において、適宜音量調整手段により適宜音量調整が或る時間帯に対して行われた結果、該時間帯の音量レベルと該時間帯と連続する時間帯の音量レベルが等しくなった場合、前記制御手段が、音量レベルが等しい2つの時間帯を合成して1つの時間帯とする構成であれば、制御手段は、連続する2つの時間帯の各音量レベルが等しい場合には、連続する2つの時間帯を合成して新たな1つの時間帯とするので、音量データの観点から、ほぼ同じ放送内容を連続して視聴していると判断される2つまたは3つの時間帯を1つの時間帯に合成することができる。この結果、データ記憶領域が削減されるとともに、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0178】
・本願発明の音量調整装置において、前記制御手段が、或る時間帯において、前記適宜音量調整手段により、音量レベルを増加させる適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と、音量レベルを低減させる適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値とを求め、上記2つの平均値が、或る設定された基準時間以上離れている場合、前記時間帯を2つの時間帯に分割し、後の時間帯の開始時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻に設定する構成であれば、制御手段は、前記履歴データに含まれる、或る時間帯の適宜音量調整時刻と音量の変化量から、1つの時間帯を2つの時間帯に分割するので、音量データの観点から、1つの時間帯の中で、放送内容や視聴時間、あるいは好みの音量が異なっていると判断される2つの時間帯に分割することができる。この結果、分割された2つの時間帯において各々音量調整が最適に行われることとなり、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0179】
・本願発明の音量調整装置における前記履歴データ作成手段が、該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す履歴データを、前記音声信号に対してその周波数帯域に応じて割り当てたチャンネル毎に作成すると共に、前記制御手段は、チャンネル毎の履歴データに基づいて、前記時間帯の区切り方をチャンネル毎に変化させる構成であれば、時間帯の区切り方を変えることができない従来技術と比較して、各々の時間帯毎に自動調整される音量レベルは、チャンネル毎の放送内容や視聴時刻に対する使用者の好みの音量に一層適応したものとなるので、使用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【0180】
・本発明の音量調整プログラムは、上記の各音量調整方法をコンピュータに実行させる。
【0181】
・本発明の音量調整プログラムは、上記の音量調整装置における各手段としてコンピュータを機能させる。
【0182】
これにより、チューナまたは外部入力チャンネルを少なくとも1つ有するテレビジョン受像機、AVアンプを備えた音声再生装置等の電子機器が内蔵するコンピュータ、または該電子機器に接続されたコンピュータに、本発明の音量調整プログラムをインストールすることによって、上記の各音量調整方法を実施することができるという効果を奏する。
【0183】
・本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の音量調整プログラムを記録している。
【0184】
これにより、上記電子機器が内蔵するコンピュータ、または該電子機器に接続されたコンピュータに、記録媒体から音量調整プログラムを読み取らせることによって、該コンピュータを上記の各音量調整装置として機能させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る音量調整装置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るチャンネル選択時の音量自動調整の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態に係る適宜音量調整時の音量調整処理及び音量学習処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態に係る時間帯調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態に係る時間帯合成処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態に係る時間帯分割処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】 従来技術である特開平7−222078号公報に記載されたテレビジョン受像機の一部回路を示すブロック図である。
【図8】 従来技術である特開平11−266131号公報に記載されたテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 音量調整装置
11 入力系
12 入力切替スイッチ
13 音量調整ボリューム(適宜音量調整手段)
14 マイクロプロセッサ(適宜音量調整手段、履歴データ作成手段、制御手段)
15 記憶部
16 カレンダ・時計回路
17 操作系(適宜音量調整手段)
18 再生系
Claims (11)
- 入力された音声信号の出力音量を、記憶手段に記憶された時間帯毎に設定された音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整方法において、
設定された音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整が行われた時刻および音量調整変化量を含む履歴データを記憶するステップと、
上記記憶手段に記憶された任意の時間帯の開始時刻を読み出すとともに、当該開始時刻の前後で適宜音量調整が行われたことを示す履歴データが有るかどうかを判定するための調整判定時間帯を、当該開始時刻の前後に対して設定するステップと、
上記調整判定時間帯に属する履歴データを読み出し、上記調整判定時間帯を挟むように上記任意の時間帯の前に連続する前の時間帯と、上記任意の時間帯との各々に対して設定された2つの音量レベルについて、その大きい方の音量レベルを小さくするか、または、小さい方の音量レベルを大きくする適宜音量調整が、上記調整判定時間帯の中で行われていた場合には、その行われた適宜音量調整回数が、時間帯の区切り方を変化させることの必要な基準を超えたかどうかを判断するステップと、
上記適宜音量調整回数が基準を超えた場合に、適宜音量調整が行われた時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、上記任意の時間帯の開始時刻をずらすように、上記記憶手段に記憶された上記任意の時間帯の開始時刻を書き換えるステップと、
を含むことを特徴とする音量調整方法。 - 入力された音声信号の出力音量を、記憶手段に記憶された時間帯毎に設定された音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整方法において、
設定された音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整が行われた時刻および音量調整変化量を含む履歴データを記憶するステップと、
上記履歴データを参照し、或る時間帯に対して適宜音量調整が行われた結果、前記時間帯の音量レベルと前記時間帯と連続する他の時間帯の音量レベルとが等しく、かつ、その行われた適宜音量調整回数が、時間帯の区切り方を変化させることの必要な基準を超えたかどうかを判断するステップと、
上記両時間帯の音量レベルが互いに等しく、かつ、上記適宜音量調整回数が基準を超えた場合、音量レベルが等しい2つの時間帯を合成して新たな時間帯を作成し、各時間帯の区切りとして時間帯の開始時刻を記憶手段に記憶している場合には、上記両時間帯の早い方の時間帯の開始時刻を新たな時間帯の開始時刻として記憶手段に保存し、各時間帯の区切りとして時間帯の終了時刻を記憶手段に記憶している場合には、上記両時間帯の遅い方の時間帯の終了時刻を新たな時間帯の終了時刻として記憶手段に保存するステップと、
を含むことを特徴とする音量調整方法。 - 入力された音声信号の出力音量を、記憶手段に記憶された時間帯毎に設定された音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整方法において、
設定された音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整が行われた時刻および音量調整変化量を含む履歴データを記憶するステップと、
上記履歴データを参照し、或る時間帯において、音量レベルを増加させる適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と、音量レベルを低減させる適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値との差を、或る設定された基準時間と比較するステップと、
上記差が基準時間以上離れている場合、前記時間帯を2つの時間帯に分割し、後の時間帯の開始時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻とするように、記憶手段に記憶された時間帯の開始時刻を書き換える、あるいは前の時間帯の終了時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時 刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻とするように、記憶手段に記憶された時間帯の終了時刻を書き換えるステップと、
を含むことを特徴とする音量調整方法。 - 前記記憶手段に記憶された時間帯の開始時刻または終了時刻の書き換えを、前記音声信号に対してその周波数帯域に応じて割り当てたチャンネル毎に行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の音量調整方法。
- 入力された音声信号の出力音量を、時間帯毎に設定された音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整装置において、
音量調整が行われた時間が属する時間帯を判定するための時間帯データを記憶する記憶手段と、
設定した音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整手段と、
該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す時刻および音量調整変化量を含む履歴データを作成し、上記記憶手段に記憶させる履歴データ作成手段と、
上記記憶手段に記憶された任意の時間帯の開始時刻を読み出すとともに、当該開始時刻の前後で適宜音量調整が行われたことを示す履歴データが有るかどうかを判定するための調整判定時間帯を、当該開始時刻の前後に対して設定し、上記調整判定時間帯に属する履歴データを読み出し、上記調整判定時間帯を挟むように上記任意の時間帯の前に隣接する時間帯と、上記任意の時間帯との各々に対して設定された2つの音量レベルについて、その大きい方の音量レベルを小さくするか、または、小さい方の音量レベルを大きくする適宜音量調整が、上記調整判定時間帯の中で行われていた場合には、その行われた適宜音量調整回数が、時間帯の区切り方を変化させることの必要な基準を超えたかどうかを判断し、上記適宜音量調整回数が基準を超えた場合に、適宜音量調整が行われた時刻が属さない時間帯から属する時間帯に向けて、上記任意の時間帯の開始時刻をずらすように、上記記憶手段に記憶された上記任意の時間帯の開始時刻を書き換える制御手段と、
を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 入力された音声信号の出力音量を、時間帯毎に設定された音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整装置において、
音量調整が行われた時間が属する時間帯を判定するための時間帯データを記憶する記憶手段と、
設定された音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整手段と、
該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す時刻および音量調整変化量を含む履歴データを作成し、上記記憶手段に記憶させる履歴データ作成手段と、
該履歴データを参照し、或る時間帯に対して適宜音量調整が行われた結果、前記時間帯の音量レベルと前記時間帯と連続する他の時間帯の音量レベルとが等しく、かつ、その行われた適宜音量調整回数が、時間帯の区切り方を変化させることの必要な基準を超えたかどうかを判断し、上記両時間帯の音量レベルが互いに等しく、かつ、上記適宜音量調整回数が基準を超えた場合、音量レベルが等しい2つの時間帯を合成して新たな時間帯を作成し、各時間帯の区切りとして時間帯の開始時刻を記憶手段に記憶している場合には、上記両時間帯の早い方の時間帯の開始時刻を新たな時間帯の開始時刻として記憶手段に保存し、各時間帯の区切りとして時間帯の終了時刻を記憶手段に記憶している場合には、上記両時間帯の遅い方の時間帯の終了時刻を新たな時間帯の終了時刻として記憶手段に保存する制御手段と、
を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 入力された音声信号の出力音量を、時間帯毎に設定された音量レベルに基づいて所定の音量に自動調整して出力する音量調整装置において、
音量調整が行われた時間が属する時間帯を判定するための時間帯データを記憶する記憶手段と、
設定した音量レベルを使用者が所望の音量レベルに適宜調整する適宜音量調整手段と、
該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す時刻および音量調整変化量を含む履歴データを作成し、上記記憶手段に記憶させる履歴データ作成手段と、
上記履歴データを参照し、或る時間帯において、音量レベルを増加させる適宜音量増加調整が適宜音量調整手段により行われた操作時刻の平均値と、音量レベルを低減させる適宜音量低減調整が適宜音量調整手段により行われた操作時刻の平均値との差を、或る設定された基準時間と比較し、上記差が基準時間以上離れている場合、前記時間帯を2つの時間帯に分割し、後の時間帯の開始時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻とするように、記憶手段に記憶された時間帯の開始時刻を書き換える、あるいは前の時間帯の終了時刻を、適宜音量増加調整が行われた操作時刻の平均値と適宜音量低減調整が行われた操作時刻の平均値の中間時刻とするように、記憶手段に記憶された時間帯の終了時刻を書き換える制御手段と
を備えたことを特徴とする音量調整装置。 - 前記履歴データ作成手段は、該適宜音量調整手段により適宜音量調整が行われた履歴を表す履歴データを、前記音声信号に対してその周波数帯域に応じて割り当てたチャンネル毎に作成すると共に、前記制御手段は、チャンネル毎の履歴データに基づいて、前記記憶手段に記憶された時間帯の開始時刻または終了時刻の書き換えを行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の音量調整装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の音量調整方法をコンピュータに実行させるための音量調整プログラム。
- 請求項5〜8のいずれか1項に記載の音量調整装置における各手段としてコンピュータを機能させるための音量調整プログラム。
- 請求項9または10に記載の音量調整プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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