JP3711093B2 - 業務用スチーマー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はもち米や赤飯、まんじゅう、肉まん、シュウマイ、その他の各種蒸し物を店頭販売する際の便利な業務用スチーマー(蒸気発生機)に関する。
【0002】
【従来の技術】
図21〜23は現在普及している業務用スチーマーの概略全体を示しており、(1)は作業床への据付け機筐、(2)はその天板であって、これに図外の蒸篭(セイロ)が積み上げ使用されることとなる。
【0003】
(3)は上記機筐(1)の内部に固定設置された貯水タンクであって、ガスバーナー(4)により加熱されるメインタンク(3a)と、給水用ボールタップ(5)を備えたサブタンク(3b)とから成り、その両タンク(3a)(3b)の隣り合う相互間が上部の通気路(6)と下部の通水路(7)を介して連通接続されている。(8)は上記メインタンク(3a)から天板(2)の中央部に向かって垂立する蒸気吹出し口筒、(9)はそのメインタンク(3a)からの排水管路、(10)は上記サブタンク(3b)への給水管路である。
【0004】
上記メインタンク(3a)の底面は断面倒立U字型に造形されており、その区画内部空間には細い丸パイプ材から成る熱交換用通水管(11)の多数が、水平な橋絡状態に並列設置されており、その各通水管(11)の内部にも貯水している。
【0005】
そして、上記通水管(11)を下方(外側)からガスバーナー(4)により加熱して、その内部の水と燃焼ガスとの熱交換を行ない、自然対流を発生させるようになっている。(12)はその燃焼ガスの排気筒であり、上記機筐(1)の背後から上向きに導出されている。
【0006】
更に、(13)は上記機筐(1)における前面の下部に切り欠かれたバーナー口であり、ここから作業者が操作手を挿入して、バーナーコック(図示省略)の開閉によるガスバーナー(4)の点火と消火を行なうほか、そのバーナーコックや圧電着火式ガスコック(図示省略)による火力の調整を行なうようになっている。(14)は上記ガスバーナー(4)へのガス供給管路を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来品の構成では未だ次の諸問題がある。
【0008】
即ち、第1に熱交換用通水管(11)は細く単純な丸パイプ材から成るものとして、伝熱面積が小さく、しかもその内部の貯水を下方(外側)からガスバーナー(4)により加熱するようになっているため、上記通水管(11)の多数に対する均等な加熱と貯水全体の対流を達成し難く、水に含有されている不純物がスケールとなって、その細い通水管(11)の内部に付着・堆積し、目詰まり現象を起しやすいこととも相俟ち、熱交換率が早期に低下してしまうのである。
【0009】
第2に、その熱交換率が決して良くないにも拘らず、上記貯水タンク(3)は給水用サブタンク(3b)も備えた大型として、その正規の貯水量が多いために、加熱し始めてから蒸気の吹き出すまでに要する立ち上がり時間が長くなり、又火力(ガス流量)の調整に対する蒸気量の反応速度も遅くなる。このことは、冬期や寒冷地において一層顕著となり、蒸し物の店頭販売上不便である。
【0010】
第3に、上記熱交換用通水管(11)の目詰まりしやすいことは、その放置による熱交換率の低下のみならず、貯水タンク(3)の破損を招くおそれもあり、その予防対策上通水管(11)の内部を清掃しようとしても、その細い各個の開口両端部が上記メインタンク(3a)の壁面に接近しているため、その清掃作業も容易に行なうことができない。
【0011】
第4に、上記バーナー口(13)が据付け機筐(1)の前面下部に開口している位置関係上、作業者としてはガスバーナー(4)からの放熱を受け乍ら、しゃがんだ姿勢状態のもとで、そのガスバーナー(4)の消火や火力の調整操作を行なわなければならず、又バーナー口(13)に裸状態として露呈するガスバーナー(4)が、上記天板(2)から作業床へ落下してはね返る水や風などを受けて、立ち消えるおそれもある。
【0012】
第5に、作業者がガスバーナー(4)からの火炎を目視し乍ら、バーナーコックの開閉や圧電着火式ガスコックの操作によって火力を調整する方法の場合、蒸し物の素材や収容量などに応じた常時同じ蒸気量を得るべく、その精密に調整操作することは至難の業であり、誤って消火してしまいやすい。その意味からも、従来の業務用スチーマーは未だ使用上の利便性に劣る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような諸問題の改良を企図しており、そのための業務用スチーマーとして、天板により施蓋された竪型直方体の据付け機筐と、その機筐内の左右何れか片側へ偏心した約一半部に固定支架された横型直方体の貯水タンクと、その貯水タンク内への給水用ボールタップと、同じく貯水タンクの約前半部へ真下から臨む対応位置関係として、上記機筐内の下部に据付け固定されたガスバーナーと、上記貯水タンクから天板の中央部へ一体的に垂立する蒸気吹出し口筒とを備え、
【0014】
上記貯水タンクの約前半部を垂直な左右両側面と、一定角度の後上がり傾斜揚げ底面とから成る正面視の倒立U字型に造形して、その内部空間を上記ガスバーナーからのガス燃焼室として機能させ
【0015】
上記給水用ボールタップのフロートが踊る現象を防ぐための中仕切り板を、上記後上がり傾斜揚げ底面とのほぼ平行な延在状態として、又上記蒸気吹出し口筒から熱湯が直接踊り出ることを防ぐための気水分離板を、その蒸気吹出し口筒と中仕切り板との向かい合う上下相互間に介在する関係状態として、何れも上記貯水タンク内へ固定設置すると共に、
【0016】
同じく貯水タンク内の約後半部へ複数の熱交換用浸水伝熱筒を浸水状態に並列設置して、その前端部を上記ガス燃焼室に向かって開口させる一方、残る後端部を上記機筐の後面から導出する排気誘導管路に向かって開口させることにより、
【0017】
上記ガスバーナーの燃焼ガスをその燃焼室から上記貯水タンクの後上がり傾斜揚げ底面を経て、その傾斜揚げ底面の誘導作用により自づと貯水タンクの上記浸水伝熱筒内へ流通させるように設定したことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明を詳述すると、その業務用スチーマーの全体を示した図1〜8において、(F)はステンレス鋼板から例えば幅:約490 mm ×奥行:約572 mm ×高さ:約614 mm の竪型直方体に組立一体化された据付け機筐であるが、その前面だけは上端一部を残して取りはずすこともできるようにネジ止めされている。(20)はその取りはずし可能な前面板、(21)は左右両側面の上端部に開口分布する多数の放熱孔である。
【0019】
又、(22)は上記機筐(F)の開放上面へ施蓋状態にネジ止めされた水平な天板であって、例えば一辺が約655 mm の正方形なステンレス鋼板から成り、その機筐(F)からやはり取りはずすこともできるようになっている。同じく機筐(F)の下面は開放状態にあるが、その部分的なコーナー板片(23)からは作業床に対する据付け高さと水平度を調整できる合計4本の接地脚(24)が垂下されている。
【0020】
上記天板(22)の中央部には蒸気吹出し口(25)が開口形成されている一方、その天板(22)が上記機筐(F)から張り出す周縁部には、連続的な捕水樋(26)が付属一体化されていると共に、その任意な一角隅部からは排水口筒(27)も垂下している。
【0021】
説明の便宜上、貯水系統と加熱系統に分けて、先ずその貯水系統の具体的な構成について言えば、(T)はステンレス鋼板から成る例えば幅:約240 mm ×奥行:約537 mm ×深さ:約320 mm の横型直方体として、上記機筐(F)内の左右何れか片側へ偏心した約一半部に固定設置された貯水タンクであるが、その後面の上端部を大気中へ開放し得る安全弁(28)の付属により、無圧式(非圧力容器)として軽量化されている。(29)はその安全弁(28)を包囲する保護フードである。
【0022】
但し、機筐(F)内の中途高さ位置を前後方向に沿って延在する貯水タンク(T)の約後半部が、上記した一定深さでの水平な底面(30)を有しているに反し、残りの約前半部は図7〜14のような垂直の左右両側面(31a)(31b)と、一定角度(θ)(例えば約45度)の後上がり傾斜揚げ底面(32)とから成る正面視の倒立U字型に造形されており、しかもその後上がり傾斜揚げ底面(32)の後部上端と上記水平な底面(30)の前端部とが、垂直な中間壁面(33)を介して連続する状態にある。
【0023】
このような底面形態の特殊化により、貯水タンク(T)の正規な貯水量を可及的に少なく設定して、蒸気の立ち上がり所要時間を短縮すると共に、その貯水タンク(T)における上記左右両側面(31a)(31b)と後上がり傾斜揚げ底面(32)並びに垂直な中間壁面(33)によって区画された側面視のほぼ直角三角形なトンネル空間を、後述するガスバーナーからのガス燃焼室(R)として機能させ、更にはその燃焼ガスを上記後上がり傾斜揚げ底面(32)の誘導作用により、自づと後上方へ円滑に流通させるようになっているのである。
【0024】
(34)は貯水タンク(T)の頂面から一体的に垂立された蒸気吹出し口筒であって、その上端部が上記天板(22)の蒸気吹出し口(25)へ差し込み嵌合されている。(35)はその嵌合面の気密用Oリング、(36)は上記蒸気吹出し口(25)へ上方から差し込まれた蒸気分散笠であり、蒸気を放射対称方向へ分散する。
【0025】
(37)は上記貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)とほぼ平行に延在する状態として、その貯水タンク(T)内に固定設置された中仕切り板であり、後述の熱交換用浸水伝熱筒から貯水タンク(T)内の約後半部に発生する気泡を受けて、後述する給水用ボールタップのフロートが踊る現象を防ぎ、その貯水面の安定化を図るようになっている。
【0026】
しかも、その中仕切り板(37)の後部上端と上記蒸気吹出し口筒(34)との向かい合う上下相互間には、気水分離板(バッフルプレート)(38)も介挿固定されており、貯水タンク(T)内の熱湯が蒸気吹出し口筒(34)から直接踊り出ないようになっている。
【0027】
又、(39)は上記貯水タンク(T)の片側面に組付け支持された給水用ボールタップであって、その貯水タンク(T)内の約前半部へ封入された球状フロート(40)の上下 移動により、給水弁(ゴム弁)(図示省略)を自づと開閉作用する。(41)は上記ボールタップ(39)から機筐(F)の対応的な片側面に向かって導出配管された給水管路であり、その入口部が図外のホースを介して、水道の蛇口やその他の給水源へ接続使用されることになる。(42)はその給水管路(41)の入口部に付属する開閉弁(ボールバルブ)である。
【0028】
貯水タンク(T)の約前半部が垂直な左右両側面(31a)(31b)と後上がり傾斜揚げ底面(32)から、正面視の倒立U字型に造形されていることを上記したが、その下端部からは同じく機筐(F)の片側面に向かって、上記給水管路(41)とほぼ平行な排水管路(43)が導出配管されており、その出口部にも開閉弁(ボールバルブ)(44)が付属している。
【0029】
更に、上記貯水タンク(T)の前面には水位検知センサー(45)も取り付けられており、これは棒状フロート(46)により作動されるリミットスイッチとして、図20の電気制御回路から明白なように、貯水タンク(T)内の水位が正規な貯水量の下限を越えた場合、その検知出力信号により電源を切って、空焚きを防止するものである。
【0030】
(47)は同じく貯水タンク(T)の前面に設置された水位ゲージであり、これは機筐(F)の前面板(20)に開口する透視窓(48)を通じて、その外側(前方)から作業者が監視できるようになっている。
【0031】
(49)は上記貯水タンク(T)における頂面の前部に形成された点検口、(50)はその点検口(49)へゴムパッキング(51)を介してビス止めされたカバー板であり、上記機筐(F)の天板(22)とその貯水タンク(T)のカバー板(50)を取りはずすことによって、上記ボールタップ(39)の保守点検や交換などを便利良く行なうことができる。
【0032】
次に、加熱系統の具体的な構成を説明すると、図5〜8の符号(G)はガスバーナーであって、そのバーナー本体(52)に点火ロッド(53)とフレームロッド(54)との一対や、ガバナー(整圧器)(55)なども装備された組立ユニット体をなしており、上記貯水タンク(T)の約前半部に造形されている燃焼室(R)へ、その真下から臨む対応位置関係として、上記機筐(F)内の下部に据付け固定されている。
【0033】
更に、上記貯水タンク(T)が機筐(F)内の左右何れか片側へ偏心した約一半部に固定支架されていることとの関係から言えば、その約一半部に対応位置しているガスバーナー(G)のバーナー本体(52)は、機筐(F)内に残る約他半部の空洞(S)まで長く延在する横断状態にあり、そのバーナー本体(52)の中途部から一体的に垂立する共通のロッド支持ステー(56)によって、上記点火ロッド(53)とフレームロッド(54)との一対が図16、17のような並列状態に固定支持されている。
【0034】
そして、ガスバーナー(G)の燃焼ガスが上記貯水タンク(T)の断面倒立U字型をなす燃焼室(R)の垂直な左右両側面(31a)(31b)と、その燃焼室(R)の言わば天井面になる貯水タンク(T)の上記後上がり傾斜揚げ底面(32)とを加熱して、その燃焼ガスと貯水との熱交換が自づと行なわれるようになっているのである。
【0035】
(57)はその熱交換上の接触伝熱面積を増大するために、上記貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)から燃焼室(R)への下向き一体的に突出する多数のフィンであり、その後上がり傾斜揚げ底面(32)の前後方向に沿って並列状態に延在している。
【0036】
そのフィン(57)の各個は図15に抽出する如く、銅板から水平な取付片(57a)と垂直な一対の対向片(57b)とを備えた断面倒立U字型に折り曲げられており、その取付片(57a)において上記後上がり傾斜揚げ底面(32)へ固着一体化されている。
【0037】
しかも、その一対の対向片(57b)には燃焼ガス分散用の凹溝(57c)が一定間隔おきに切り欠かれており、燃焼ガスの後方に向かう流通作用のみならず、その凹溝(57c)を通じて横方向にも万遍なく廻り込み波及作用するようになっている。
【0038】
又、上記フィン(57)の取付片(57a)から折れ曲がる両対向片(57b)の下向き突出長さ(Y)は、上記後上がり傾斜揚げ底面(32)の前部下端(燃焼ガスの上流側)から後部上端(燃焼ガスの下流側)へ行く程、徐々に長い寸法として変化されている。フィン(57)の接触伝熱面積をガスバーナー(G)から遠ざかるに連れて大きく設定することにより、その熱交換率が低下するおそれを防止しているのである。
【0039】
(58)は上記機筐(F)内の空洞(S)と、燃焼室(R)との境界部を仕切る断熱板、(59)は上記貯水タンク(T)の後面から機筐(F)の対応的な後面を通じて導出された排気誘導管路であって、断面L字型に屈曲形成されており、その開口上端部へ排気筒(煙突)(60)が連通状態に差し込み垂立されている。
【0040】
又、(61)は上記貯水タンク(T)内の約後半部に位置しつつ、その貯水タンク(T)の垂直な中間壁面(33)と後面との前後相互間に亘って、平行な配列状態に差し込み固定された複数(図例では合計4個)の熱交換用浸水伝熱筒であり、その各個が図13、14のような断面五角形の角筒として、ステンレス鋼板から頂面の山型に巻き曲げ密封されていると共に、その中空内部には燃焼ガスと貯水との熱交換を促進する多数のフィン(62)が、向かい合う一対づつとして突設されている。
【0041】
そのフィン(62)の各個は上記貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)に付属しているフィン(57)とほぼ同一形状であって、やはり銅板から図18に抽出する如く、垂直な取付片(62a)と水平な一対の対向片(62b)とを備えた断面コ字型に折り曲げられており、その取付片(62a)において上記浸水伝熱筒(61)の対応する垂直な内壁面へ固着一体化され、向かい合う一対づつの並列状態として浸水伝熱筒(61)の前後方向に沿って延在している。
【0042】
しかも、その一対の対向片(62b)には燃焼ガス分散用の凹溝(62c)が一定間隔おきに切り欠かれており、燃焼ガスの後方に向かう流通作用のみならず、その凹溝(62c)を通じて上下方向にも万遍なく廻り込み波及作用し、その燃焼ガスと貯水との高効率な熱交換を行なえるようになっている。
【0043】
更に、上記フィン(62)の取付片(62a)から折れ曲がる両対向片(62b)の横向き突出長さ(X)は、その浸水伝熱筒(61)の前端部(燃焼ガスの流入側)から後端部(燃焼ガスの流出側)へ行く程、徐々に長い寸法として変化されている。その浸水伝熱筒(61)のフィン(62)についても、燃焼ガスとの接触伝熱面積がガスバーナー(G)から遠ざかるに連れて大きく設定されることにより、その燃焼ガスと貯水との熱交換率が低下しないようになっているのである。
【0044】
このような浸水伝熱筒(61)はその文字通り、悉く貯水タンク(T)内での浸水状態にある。しかも、その前端部は上記燃焼室(R)に向かって開口している一方、同じく後端部が上記排気誘導管路(59)に向かって開口しており、ガスバーナー(G)の燃焼ガスがその燃焼室(R)から、上記後上がり傾斜揚げ底面(32)の誘導作用を受けて、上記浸水伝熱筒(61)の内部へ導入され、その流通過程において燃焼ガスと貯水との熱交 換が自づと行なわれるようになっている。
【0045】
尚、上記浸水伝熱筒(61)は断面五角形をなすため、その向かい合うフラットな内壁面へ上記フィン(62)の一対づつを、安定良く高強度に固着することができるほか、水に含まれている不純物が付着し難く、突沸による振動騒音が少ない利点もある。
【0046】
(63)は上記機筐(F)内の約他半部に残存する空洞(S)を利用して、屈曲状態に配管されたガスバーナー(G)へのガス供給管路であり、その機筐(F)の片側面に開口露呈する入口部が、図外のホースを介してガス供給源へ接続使用されることになる。
【0047】
その場合、ガス供給管路(63)の入口部は図1から明白なように、上記貯水タンク(T)に対する給水管路(41)の入口部や排水管路(43)の出口部、電源コンセントへの差し込みプラグコード(64)などと同じ方向を指すものとして、機筐(F)の同じ片側面へ集中的に位置決め配設されているため、作業者の立ち廻る足元を安全に保つことができる。
【0048】
他方、上記ガス供給管路(63)の出口部はその開閉用電磁弁(65)を介して、ガスバーナー(G)のバーナー本体(52)に連通接続されている。この点、図示の実施形態では電磁弁(65)を一対として、図20の電気制御回路から明白なように、その直列状態に設置しており、安全性の向上を図っている。
【0049】
(66)は上記ガス供給管路(63)の中途部に介挿設置されたガス流量(火力)調整弁であり、これは機筐(F)における前面の上端部に露出する表示目盛り付きの操作ボリューム(67)によって、前方(外側)から精密に調整操作することができる。その表示目盛りは図示省略してある。
【0050】
又、(68)は上記機筐(F)の前面板(20)に取り付けられた操作パネルであって、これには本発明のスチーマーを運転又は停止するタッチ式電源スイッチ(ガスバーナーの点火スイッチ)(69)のほか、その正常な運転表示ランプ(70)やガスバーナー(G)の燃焼表示ランプ(71)、異常報知ランプ(72)も並列設置されている。
【0051】
つまり、機筐(F)の前面が全体的な密閉状態として、その前面に従来品のようなバーナー口を切り欠き開口することなく、上記前面板(20)の操作パネル(68)に設置された電源スイッチ(ガスバーナーの点火スイッチ)(69)を押すことによって、そのガスバーナー(G)を点火できるようになっている一方、ガス流量(火力)調整弁(66)がこれから分離されて、上記機筐(F)における前面の上端部へ各別に設置されており、その前方(外側)から回動操作し得るようになっているため、上記ガスバーナー(G)が作業床をはね返る水や風などによって、不慮に立ち消えるおそれがなく、その万一に立ち消えても上記フレームロッド(54)により、自動的にガスの流出が遮断されるため、安全である。
【0052】
又、作業者としては安楽な立ち姿勢のもとで、そのガスバーナー(G)の点火作業やガス流量(火力)の精密な調整作業を行なえるのであり、その調整操作時に誤って消火してしまうおそれもないので、必要最少限度のガス流量(火力)のもとで使用することができ、ランニングコストの節約に役立つ。
【0053】
(73)は上記機筐(F)内の中途高さ位置に固定支持されたガスバーナー制御基板であって、これには図20の電気制御回路から明白な如く、上記ガスバーナー(G)の点火ロッド(53)とフレームロッド(54)、電磁弁(65)、電源スイッチ(点火スイッチ)(69)のほか、上記貯水タンク(T)内の水位検知センサー(45)も接続配線さ れており、その状態は機筐(F)の前面板(20)を取りはずすことによって、保守点検することができ、これらの部材を交換することも可能である。
【0054】
更に、(74)は上記排気誘導管路(59)の基端部付近に付属設置されたサーモスタット(温度検知センサー)であって、これも上記ガスバーナー制御基板(73)に接続配線されており、その排気の異常な高温を検知した出力信号によって、電源を切り、やはり貯水タンク(T)の空焚きを防止するようになっている。但し、そのサーモスタット(74)は図外の復帰ボタンを操作して、リセットしない限り、自づと再作動できないようになっている。
【0055】
(75)は上記機筐(F)における前面板(20)の下部に付属する開閉板であって、ガスバーナー(G)と対応位置しており、これを開放操作すれば、そのガスバーナー(G)の火移り状態を目視することができる。万一の異常時には、作業者がここから点火棒(図示省略)を挿入して、ガスバーナー(G)の人為的な点火作業を行なえるようになっているのである。
【0056】
本発明の業務用スチーマーは上記のような構成を備えており、その使用に当っては貯水タンク(T)へ給水して、正規な貯水量(例えば約17リットル)に保つ一方、もち米や赤飯、シュウマイなどの蒸し物が収容された蒸篭(セイロ)(M)を、図2、3に示唆する如く天板(22)上へ積み重ね状態に載置して、機筐(F)の前方から操作パネル(68)の電源スイッチ(ガスバーナーの点火スイッチ)(69)を押すことにより、運転を開始すれば良い。
【0057】
そうすれば、操作パネル(68)の運転表示ランプ(70)と燃焼表示ランプ(71)が点灯して、その正常な運転状態を知ることができ、又同じく機筐(F)の前方(外側)からガス流量(火力)調整弁(66)の操作ボリューム(67)を回動操作することにより、そのガス流量(火力)を表示目盛りの案内に従ってロスなく、上記蒸し物の素材や収容量などに応じて調整すれば良い。
【0058】
何れにしても、そのスチーマーの運転中ガスバーナー(G)の燃焼ガスは図7、8の矢印に示す如く流通して、貯水タンク(T)の約前半部に燃焼室(R)を形作る左右両側面(31a)(31b)と、その燃焼室(R)の天井面になる貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)とを加熱することになり、その燃焼ガスと貯水との熱交換が自づと効果的に行なわれる。
【0059】
その燃焼ガスは更に上記後上がり傾斜揚げ底面(32)により、貯水タンク(T)の約後半部へ自づと誘導されて、その貯水タンク(T)の浸水伝熱筒(61)内へ流通し、その過程においても燃焼ガスと貯水との熱交換が行なわれ、最後に排気誘導管路(59)を経て排気筒(60)から放出されることになる。
【0060】
そのため、上記貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)に多数のフィン(57)が突設されていることや、各浸水伝熱筒(61)の中空内部にも多数のフィン(62)が突設されていること、更には貯水タンク(T)自身の小型として、その正規な貯水量の少なく設定されていることなども相伴なって、上記貯水全体を極めて高い熱効率のもとに加熱でき、上記天板(22)の蒸気吹出し口(25)から早く蒸気を吹き出せるのであり、その加熱し始めてからの立ち上がり所要時間が著しく短縮されることになる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明の業務用スチーマーは天板(22)により施蓋された竪型直方体の据付け機筐(F)と、その機筐(F)内の左右何れか片側へ偏心した約一半部に固定支 架された横型直方体の貯水タンク(T)と、その貯水タンク(T)内への給水用ボールタップ(39)と、同じく貯水タンク(T)の約前半部へ真下から臨む対応位置関係として、上記機筐(F)内の下部に据付け固定されたガスバーナー(G)と、上記貯水タンク(T)から天板(22)の中央部へ一体的に垂立する蒸気吹出し口筒(34)とを備え、
【0062】
上記貯水タンク(T)の約前半部を垂直な左右両側面(31a)(31b)と、一定角度(θ)の後上がり傾斜揚げ底面(32)とから成る正面視の倒立U字型に造形して、その内部空間を上記ガスバーナー(G)からのガス燃焼室(R)として機能させ、
【0063】
上記給水用ボールタップ(39)のフロート(40)が踊る現象を防ぐための中仕切り板(37)を、上記後上がり傾斜揚げ底面(32)とのほぼ平行な延在状態として、又上記蒸気吹出し口筒(34)から熱湯が直接踊り出ることを防ぐための気水分離板(38)を、その蒸気吹出し口筒(34)と中仕切り板(37)との向かい合う上下相互間に介在する関係状態として、何れも上記貯水タンク(T)内へ固定設置すると共に、
【0064】
同じく貯水タンク(T)内の約後半部へ複数の熱交換用浸水伝熱筒(61)を浸水状態に並列設置して、その前端部を上記ガス燃焼室(R)に向かって開口させる一方、残る後端部を上記機筐(F)の後面から導出する排気誘導管路(59)に向かって開口させることにより、
【0065】
上記ガスバーナー(G)の燃焼ガスをその燃焼室(R)から上記貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)を経て、その傾斜揚げ底面(32)の誘導作用により自づと貯水タンク(T)の上記浸水伝熱筒(61)内へ流通させるように設定してあるため、冒頭に述べた従来技術の諸問題を完全に改良できる効果がある。
【0066】
即ち、本発明の上記構成によれば、貯水タンク(T)の約前半部が垂直な左右両側面(31a)(31b)と、一定角度(θ)の後上がり傾斜揚げ底面(32)とから成る正面視の倒立U字型に造形されている一方、同じく貯水タンク(T)内の約後半部には複数の熱交換用浸水伝熱筒(61)が浸水状態に並列設置されているため、その貯水タンク(T)を従来品のそれよりも小型として、正規な貯水量の少なく保つことができる。
【0067】
しかも、上記貯水タンク(T)の垂直な左右両側面(31a)(31b)と、後上がり傾斜揚げ底面(32)とから成る内部空間がガス燃焼室(R)として機能し、特にその燃焼室(R)の天井面になる上記後上がり傾斜揚げ底面(32)は、燃焼ガスと貯水との熱交換を営なむほか、その燃焼ガスを燃焼室(R)から貯水タンク(T)内の浸水伝熱筒(61)へ誘導作用し、その複数の浸水伝熱筒(61)内に流通する燃焼ガスと貯水との熱交換も行なわれるようになっているため、上記貯水タンク(T)内の貯水全体を極めて高い熱効率のもとに加熱することができ、蒸気をその吹出し口筒(34)から早く吹き出せるのであり、その吹き出すまでの立ち上がり所要時間が著しく短縮され、使用上の利便性に優れる。
【0068】
又、貯水タンク(T)内には中仕切り板(37)が、その後上がり傾斜揚げ底面(32)とのほぼ平行な延在状態に固定設置されているため、上記熱交換用浸水伝熱筒(61)から貯水タンク(T)内の約後半部に発生する気泡の影響によって、給水用ボールタップ(39)のフロート(40)が踊る現象を防止でき、その貯水面の安定化に役立つ。
【0069】
更に、貯水タンク(T)から垂立する蒸気吹出し口筒(34)と、上記中仕切り板(37)との向かい合う上下相互間には、気水分離板(バッフルプレート)(38)が介挿固定されているため、貯水タンク(T)内の熱湯が蒸気吹出し口筒(34)から直接踊り出ることも防止できるのである。
【0070】
特に、請求項2〜4の構成を採用するならば、その貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)に付属している熱交換用フィン(57)や、複数の浸水伝熱筒(61)に付属している熱交換用フィン(62)が、その接触伝熱面積の増大により、燃焼ガスと貯水との熱交換率をますます向上することになる。
【0071】
請求項5の構成を採用するならば、水位検知センサー(45)や排気温度検知センサー(74)の検知出力信号により、貯水タンク(T)の空焚きを防止することができ、安全性の向上に役立つ。
【0072】
請求項6の構成を採用するならば、ガス供給管路(63)の入口部や給水管路(41)の入口部、排水管路(43)の出口部、電源コンセントへの差し込みプラグコード(64)が、据付け機筐(F)の同じ片側面へ集中的に位置決め配設されているため、作業者の立ち廻る足元を安全に保つことができる。
【0073】
他方、機筐(F)の前面は全体的な密閉状態として、従来品のようなバーナー口が開口していないため、作業者としてはガスバーナー(G)からの放熱を受けず、しかも安楽な立ち姿勢のもとで、その前方(外側)から点火スイッチ(69)のタッチ操作によるガスバーナー(G)の点火と消火や、ガス流量(火力)調整弁(66)の回動操作によるガス流量(火力)の調整を便利良く行なえ、又その表示目盛り付きの操作ボリューム(67)によって、精密な調整状態を得られる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る業務用スチーマーの斜面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】機筐の前面を開放した状態として示す拡大正面図である。
【図6】機筐の側面を開放した状態として示す拡大側面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う断面図である。
【図8】図5の8−8線に沿う断面図である。
【図9】貯水タンクを抽出して示す平面図である。
【図10】貯水タンクの底面図である。
【図11】貯水タンクの後面図である。
【図12】図9の12−12線に沿う拡大断面図である。
【図13】図9の13−13線に沿う拡大断面図である。
【図14】図9の14−14線に沿う拡大断面図である。
【図15】貯水タンクの後上がり傾斜揚げ底面に付属するフィンを抽出して示す斜面図である。
【図16】点火ロッドとフレームロッドの支持状態を示す平面図である。
【図17】図16の側面図である。
【図18】貯水タンクの浸水伝熱筒に付属するフィンを抽出して示す斜面図である。
【図19】操作パネルを抽出して示す正面図である。
【図20】本発明に係る業務用スチーマーの電気制御回路図である。
【図21】従来の業務用スチーマーを示す全体概略正面図である。
【図22】図21の側面図である。
【図23】図21の平面図である。
【符号の説明】
(20)・前面板
(22)・天板
(25)・蒸気吹出し口
(28)・安全弁
(30)・水平な底面
(31a)・左側面
(31b)・右側面
(32)・後上がり傾斜揚げ底面
(33)・中間壁面
(34)・蒸気吹出し口筒
(37)・中仕切り板
(38)・気水分離板
(39)・ボールタップ
(40)・フロート
(41)・給水管路
(43)・排水管路
(45)・水位検知センサー
(52)・バーナー本体
(53)・点火ロッド
(54)・フレームロッド
(57)・フィン
(59)・排気誘導管路
(60)・排気筒(煙突)
(61)・浸水伝熱筒
(62)・フィン
(63)・ガス供給管路
(64)・電源への差込みプラグコード
(66)・ガス流量調整弁
(67)・操作ボリューム
(68)・操作パネル
(73)・ガスバーナー制御基板
(74)・排気温度検知センサー
(F)・機筐
(G)・ガスバーナー
(M)・蒸篭(セイロ)
(R)・燃焼室
(S)・空洞
(T)・貯水タンク
(θ)・傾斜角度

Claims (6)

  1. 天板(22)により施蓋された竪型直方体の据付け機筐(F)と、その機筐(F)内の左右何れか片側へ偏心した約一半部に固定支架された横型直方体の貯水タンク(T)と、その貯水タンク(T)内への給水用ボールタップ(39)と、同じく貯水タンク(T)の約前半部へ真下から臨む対応位置関係として、上記機筐(F)内の下部に据付け固定されたガスバーナー(G)と、上記貯水タンク(T)から天板(22)の中央部へ一体的に垂立する蒸気吹出し口筒(34)とを備え、
    上記貯水タンク(T)の約前半部を垂直な左右両側面(31a)(31b)と、一定角度(θ)の後上がり傾斜揚げ底面(32)とから成る正面視の倒立U字型に造形して、その内部空間を上記ガスバーナー(G)からのガス燃焼室(R)として機能させ、
    上記給水用ボールタップ(39)のフロート(40)が踊る現象を防ぐための中仕切り板(37)を、上記後上がり傾斜揚げ底面(32)とのほぼ平行な延在状態として、又上記蒸気吹出し口筒(34)から熱湯が直接踊り出ることを防ぐための気水分離板(38)を、その蒸気吹出し口筒(34)と中仕切り板(37)との向かい合う上下相互間に介在する関係状態として、何れも上記貯水タンク(T)内へ固定設置すると共に、
    同じく貯水タンク(T)内の約後半部へ複数の熱交換用浸水伝熱筒(61)を浸水状態に並列設置して、その前端部を上記ガス燃焼室(R)に向かって開口させる一方、残る後端部を上記機筐(F)の後面から導出する排気誘導管路(59)に向かって開口させることにより、
    上記ガスバーナー(G)の燃焼ガスをその燃焼室(R)から上記貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)を経て、その傾斜揚げ底面(32)の誘導作用により自づと貯水タンク(T)の上記浸水伝熱筒(61)内へ流通させるように設定したことを特徴とする業務用スチーマー。
  2. 貯水タンク(T)を形作る後上がり傾斜揚げ底面(32)の前後方向に沿って並列状態に延在する多数の熱交換用フィン(57)を、その傾斜揚げ底面(32)からガス燃焼室(R)への下向き一体的に突設する一方、
    上記貯水タンク(T)内の浸水伝熱筒(61)を頂面が山型となる断面五角形の角筒とし、その前後方向に沿って向かい合う一対づつの並列状態に延在する多数の熱交換用フィン(62)を、上記浸水伝熱筒(61)の中空内部に突設すると共に、
    上記後上がり傾斜揚げ底面(32)に付属している熱交換用フィン(57)の各個と、上記浸水伝熱筒(61)に付属している熱交換用フィン(62)の各個とを互いにほぼ同一形状として、しかも燃焼ガスとの接触伝熱面積がガスバーナー(G)から遠ざかるに連れて徐々に大きくなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の業務用スチーマー。
  3. 貯水タンク(T)の後上がり傾斜揚げ底面(32)における熱交換用フィン(57)の各個を、銅板から水平な取付片(57a)と垂直な一対の対向片(57b)とを備えた断面倒立U字型に折り曲げると共に、その両対向片(57b)へ燃焼ガス分散用の凹溝(57c)を一定間隔おきに切り欠いて、
    上記熱交換用フィン(57)の取付片(57a)を両対向片(57b)が下向く突出状態となるように、上記傾斜揚げ底面(32)へ固着一体化したことを特徴とする請求項記載の業務用スチーマー。
  4. 貯水タンク(T)内の浸水伝熱筒(61)における熱交換用フィン(62)の各個を、銅板から垂直な取付片(62a)と水平な一対の対向片(62b)とを備えた断面コ字型に折り曲げると共に、その両対向片(62b)へ燃焼ガス分散用の凹溝(62c)を一定間隔おきに切り欠いて、
    上記熱交換用フィン(62)の取付片(62a)を両対向片(62b)が横向く突出状 態となるように、上記浸水伝熱筒(61)の垂直な内壁面へ固着一体化したことを特徴とする請求項記載の業務用スチーマー。
  5. 貯水タンク(T)の前面に空焚き防止用の水位検知センサー(45)を取り付ける一方、
    機筐(F)の後面から導出する排気誘導管路(59)の基端部付近に、同じく空焚き防止用の排気温度検知センサー(74)を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の業務用スチーマー。
  6. ガスバーナー(G)に対するガス供給管路(63)の入口部と、貯水タンク(T)に対する給水管路(41)の入口部並びに排水管路(43)の出口部と、電源コンセントへの差し込みプラグコード(64)とを悉く同じ方向を指すものとして、機筐(F)の同じ片側面へ集中的に位置決め配設する一方、
    上記機筐(F)における前面の上部位置へ、その前方からタッチ操作されるガスバーナー(G)の点火スイッチ(69)と、表示目盛り付きの操作ボリューム(67)によってやはり前方から回動操作されるガス流量調整弁(66)とを各別に設置して、その機筐(F)の前面をバーナー口が開口しない全体的な密閉状態に保ったことを特徴とする請求項1記載の業務用スチーマー。
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