JP3710754B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザーの走査画像を観察者の眼球の網膜に直接結像し、観察者の眼球の焦点位置に依存しない視認性の高い表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表示装置として、ポータブルコンピュータや携帯電話に使用される液晶表示装置の他、各種の小型液晶パネルを虚像光学系を介して眼前に投影するヘッドマウントディスプレイが提案されている。ヘッドマウントディスプレイは、VGA〜XVGAに至る画面を扱うことが可能であり、多くの場合、対角で20度から30度の視野角の画像を扱うことができる(http://www.shimadzu.co.jp/hmd/index.htmlなど)。これらヘッドマウントディスプレイの表示は、現状で用いられる一般的なパーソナルコンピュータのディスプレイと同等の情報量を表示することができ、かつ、頭部に装着するそのデザインにより、携帯型表示機器に比べて軽い負担でその表示装置を維持することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ヘッドマウントディスプレイでは、虚像光学系を用いるために、観察者は常に同じ焦点位置に眼球を調節しなければならないという問題がある。これは、液晶表示装置のような直視型の表示装置でも起こる問題である。表示装置表面に形成される画像に眼球の焦点(調節状態)を合わせない限り、明瞭な結像状態を眼球の網膜面に結像できないからである。
【0004】
又、ヘッドマウントディスプレイの多くが、単にディスプレイ情報を読みとるだけではなく、外界の画像情報とリンクしたディスプレイ情報を表示することを試みている。この場合、外界を観察すると同時にディスプレイ情報を観察するためには、眼球の調整機構を外界用とディスプレイ用のそれぞれに、そのつど調整し直さなければならない。このため、眼精疲労や、それぞれの情報の認識時間に大きな遅れが生じる場合がある。又、観察者によって眼球の調整能力は異なるため、虚像光学系の調整が必要であり、これが負担となっていた。
【0005】
一方、レーザー光のような、直進性の非常に高い光を、単一のビームで眼球に入射した場合には、眼球の調節状態の如何に関わらず、シャープな点像を網膜上に結像する事ができる。しかしながら、画像形成を意図した場合のような、パターンを持った複数本のビームが入射した場合に、常にもとの画像を再現した、複数のシャープな点像が得られるわけではない。これは、眼球の調節状態により、網膜表面における結像状態、すなわち結像倍率が変化するので、入射ビームの拡大率が変わるためである。この現象により、意図した複数のビームの中で、隣り合った2点が一部重なり合ったり、逆に離れるなどして、意図したスポットパターンを再現できない場合がある。
【0006】
そこで、本発明は、かかる問題に鑑み、レーザーの走査画像を観察者の眼球の網膜に直接結像し、観察者の眼球の焦点位置に依存しない視認性の高い表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施の形態に係る特徴は、表示装置において、眼球の視線上に設けられる測定用の測定面に対して、スポット半径rでスポット中心間距離Lの隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段と、レーザー光束を第1走査手段と異なる方向で走査する第2走査手段と、第1走査手段及び第2走査手段で走査したレーザー光束を眼球に投射する投射用レンズ光学系とを備え、第1走査手段及び第2走査手段は、眼球と投射用レンズ光学系との間に設けられる測定面において、スポット中心間距離Lを前記スポット半径rで割ったスポット半径中心間距離比L/rが2.03以上になるように、レーザー光束を走査することである。
【0008】
第1の特徴に係る表示装置によると、レーザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、スポット半径中心間距離比L/rを2.03以上に固定したレーザー光束を投射することにより、観察者がどのような眼球調節状態にあっても、高い視認性を得ることができる。
【0009】
また、本発明の実施の形態に係る特徴は、表示装置において、眼球の視線上に設けられる測定用の測定面に対して、スポット直径の見込み角の半分θでスポット中心間角度ωの隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段と、レーザー光束を第1走査手段と異なる方向で走査する第2走査手段と、第1走査手段及び第2走査手段で走査したレーザー光束を眼球に投射する投射用レンズ光学系とを備え、第1走査手段及び第2走査手段は、眼球と投射用レンズ光学系との間に設けられる測定面において、スポット中心間角度ωをスポット直径の見込み角の半分θで割ったスポット見込み角中心間角度比ω/θが2.03以上になるように、レーザー光束を走査することである。
【0010】
第2の特徴に係る表示装置によると、レーザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、スポット見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定したレーザー光束を投射することにより、観察者がどのような眼球調節状態にあっても、高い視認性を得ることができる。
【0011】
また、本発明の実施の形態に係る特徴は、表示装置において、眼球の視線上の反射面に対して、スポット半径rでスポット中心間距離Lの隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段と、レーザー光束を第1走査手段と異なる方向で走査する第2走査手段と、第1走査手段及び第2走査手段で走査したレーザー光束を反射面に反射させ眼球に投射する投射用レンズ光学系とを備え、第1走査手段及び第2走査手段は、スポット中心間距離Lをスポット半径rで割ったスポット半径中心間距離比L/rが2.03以上になるように、レーザー光束を走査することである。
【0012】
第3の特徴に係る表示装置によると、レーザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、スポット見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定したレーザー光束を、視線上に配置された反射面を介して投射することにより、観察者がどのような眼球調節状態にあっても、高い視認性を得ることができる。又、第3の特徴に係る表示装置は、観察者の視線上から離れた位置に設置されるので、観察者の前面を遮らないという利点がある。更に、反射面を半透過性の材質にすることにより、表示装置からのレーザー画像と反射面の背面からの画像情報を重ねて観察することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0014】
第1の実施の形態を説明する前に、単純な近軸光学系による結像の様子を図7に示す。ここで、yは物10の大きさ、yは像11の大きさを示す。P、Pはそれぞれ物側主点位置と像側主点位置、f、fはそれぞれ物側焦点距離と像側焦点距離を表す。又、zは物10から物側焦点までの距離、zは像側焦点から像11までの距離、Sは物10から物側主点までの距離、Sは像側主点から像11までの距離を表す。
【0015】
まず、結像方程式により、
:f=y:y=f:z …(1)
が導かれる。像面上における、投影像の拡大率βは、
β=y/y …(2)
として表現される。式(1)、式(2)より、
β=y/y=f/z …(3)
となる。よって、投影像の拡大率は、結像系の焦点距離と物の位置によって一意的に決定されることがわかる。特に、物点位置が決定されている場合、通常の光学レンズではその焦点位置の調節状態によらず、投影面における拡大率は一意的に決定されると考えてよい。
ところが、人間の眼球は単純な単焦点レンズではない。表1にグラストラッド(Gullustrad)の略式眼の値(”プラス・イー(Plus E)”1998年8月号74頁)を示す。
【0016】
【表1】
Figure 0003710754
眼球の状態として、無限遠を観察する状態である調節休止状態と、もっとも近接している物体を観察する状態である極度調節状態がある。これらの2つの状態で、眼球の光学的特性は表1のように異なってくる。カメラなどに用いる単純な単焦点レンズは、物側、像側それぞれの焦点距離(以下「両焦点距離」と言う。
)は変わらずに、物側、像側それぞれの主点位置(以下「両主点位置」と言う。
)を変えることにより、フィルム面に投影される像の焦点調節位置を変えている。このとき、レーザー光源を観察する場合などは、物位置が一定であれば、投影面(カメラにおけるフィルム面、眼球における網膜面)における像倍率は変わらない。これに対し、眼球においては、両主点位置を変えるだけではなく、両焦点距離も変化する。その結果、式(3)で示されるように、眼球の調節状態によっては観察するレーザー光束の大きさが変化し、しいては連続する2点を識別できなくなる。一般に、物位置が一定であれば、焦点距離が大きくなるほど像倍率が大きくなる。従って、同じ物体を観察する場合、眼球の焦点距離が長くなるほど、つまり調節休止状態に近いほど、網膜上における像の倍率は高くなることになる。
【0017】
次に、グラストラッドの略式眼により眼球の結像状態を表した模式図を図8に示す。調節休止時の物側主点位置、物側焦点距離、像側主点位置、像側焦点距離をそれぞれ、P1、f1、P1、f1とする。又、物10から物側焦点までの距離、像側焦点から像11までの距離をそれぞれz1、z1、物10から物側主点までの距離、像側主点から像11までの距離をそれぞれS1、S1とする。物10の大きさはy、網膜面上に結像される像11の大きさはy1とする。物10から物側主点までの距離z1は、
1=S1−f1 …(4)
と表される。同様に、極度調節時の物側主点位置、物側焦点距離、像側主点位置、像側焦点距離をそれぞれ、P2、f2、P2、f2とする。又、物10から物側焦点までの距離、像側焦点から像11までの距離をそれぞれz2、z2、物10から物側主点までの距離、像側主点から像11までの距離をそれぞれS2、S2とする。網膜面上に結像される像11の大きさはy2とする。物10から物側主点までの距離z2は、
2=S2−f2 …(5)
と表される。ここで、式(3)を用い、調節休止時に、大きさyの物10を観察した際の網膜面上における像倍率β1は、
β1=f1/z1 …(6)
となる。同様に、極度調節時の観察像の像倍率β2は、
β2=f2/z2 …(7)
と表現される。ここで、調節休止時の物側焦点距離f1と極度調節時の物側焦点距離f2がほぼ等しく、調節休止時の物10から物側主点までの距離S1と極度調節時の物10から物側主点までの距離S2がほぼ等しく、物側焦点距離f1、f2に比べ、物10から物側主点までの距離S1、S2ははるかに大きいこと、即ち、
1≒f2≪S1≒S2 …(8)
であると考えると、式(4)、式(5)から、
1≒z2 …(9)
が成り立つ。以上より、調節休止時と極度調節時の像倍率の差を考えると、
β1/β2=(f1/z1)/(f2/z2)≒f1/f2 …(10)
と表現される。
【0018】
ここで、表1より、f1=16.740、f2=14.176を用いると、
β1/β2=16.740/14.176=1.181 …(11)
となる。つまり、任意の点にある物を観察する際、眼球の状態が調節休止状態であるか極度調節状態であるかという違いで、網膜面への結像倍率は約1.18倍異なるということがわかる。ところで、この調節休止状態と強度調節状態は、どの程度の距離の物体を観察する状態であるか検討をすると、計算上、調節休止状態では像側主点から約10m、極度調節状態では像側主点から約0.1mであった。つまり、およそ10mの被写体深度の調節によって、網膜上の像倍率は1.18倍変化する。単純計算によると、1mあたり1.018倍変化すると考えられる。これを、眼球に投影される2つのレーザー光束スポットを視認するという前提で考える。2つのレーザー光束スポットそれぞれが最大1.018倍変化することから、スポットの半径に対するスポット間の中心位置を2.03(=1.018×2)倍程度以上確保することができれば、2つのスポットを別の物と認識でき、1m程度の視認距離を得ることができる。
【0019】
(第1の実施の形態)
以上の計算結果を基に、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置1を用い、眼球50R(又は50L)にレーザー光束をあて、隣り合う2点のスポット間の中心間距離あるいは中心間角度を2.03倍程度確保することによる効果を実証する。
【0020】
本発明の第1の実施の形態に係る表示装置1は、レーザー光束311を投射し、投影像を観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上に直接結像する直接投射型表示装置である。観察者は、網膜上に結像した2次元光学像を、画像情報として直接認識する。この表示装置1は、図1に示すように、レーザー光源31と、第1走査手段35、第2走査手段36、投射用レンズ光学系37を備えている。更に、表示装置1は、収束用レンズ光学系32、半透過鏡33、強度計34、減光フィルター38を備えている。
【0021】
レーザー光源31は、レーザー光束311を投射する。レーザー光源31から投射されるレーザーとしては、半導体レーザーが小型表示装置の光源として好適である。
【0022】
第1走査手段35は、レーザー光源31からのレーザー光束311を一定の方向で走査し、第2走査手段36は、レーザー光源31からのレーザー光束311を第2走査手段35と異なる方向で走査する。第1走査手段35、第2走査手段36の走査する方向は任意であるが、第1走査手段35が水平方向に走査し、第2走査手段36が垂直方向に走査することが一般的である。これらの走査手段により、2次元像を得ることができる。第1走査手段35、第2走査手段36には、具体的には、ポリゴンミラーやガルバノメーター、音響光学効果素子等が用いられる。
【0023】
十分に集光されて直進性を持つレーザー光をレーザー光源31として用いる場合には、レーザー光源31、第1走査手段35、第2走査手段36だけの構成で、十分な画像形成・投射機能を持つ。しかし、レーザー光の収束が十分ではない場合には、レーザー光源31に付随して、第1走査手段35に至る前段階で、収束用レンズ光学系32などを装備し、レーザー光の収束を行う必要がある。
【0024】
又、図1に示すように、表示装置1は、収束用レンズ光学系32の後段に半透過鏡33、強度計34を備えている。半透過鏡33は、レーザー光を分岐し、その一部を強度計34に送る。強度計34は、レーザー光強度の測定を行う。表示装置1では、直接網膜にレーザー光を結像するため、レーザー光強度をクラス1以下の、眼球50R(又は50L)に無害なレベルの強度に調整するためのモニタを行う必要がある。又、強度計34により、更に後段の第1走査手段35、第2走査手段36や各種光学系を通過する際の強度の減衰を制御・調整するためのモニタを行うことができる。図1では、レーザー光強度を測定するための半透過鏡33による分岐を第1の集光光学系である収束用レンズ光学系32の直後に配置している。半透過鏡33及び強度計34を各種走査手段よりも後段に配置すると、ビーム本数が多数となり、半透過鏡33の配置や運用に複雑さが加わるためである。
【0025】
投射用レンズ光学系37は、観察者の眼球50R(又は50L)に向けて、レーザー光束311の投射方向を任意に調節することができる。これにより、眼球50R(又は50L)から臨む画像の視野が決定される。最後に配置された減光フィルター38は、さらなる減光が必要なときに用いられる。
【0026】
レーザー光源31から投射されたレーザー光束311は、収束用レンズ光学系32により収束され、強度計34によるモニタのため半透過鏡33により分岐され、第1走査手段35、第2走査手段36により2方向に走査され、投射用光学系レンズ37により眼球50R(又は50L)に向けられ、減光フィルター38により減光される。その後、レーザー光束311は直接観察者の眼球50R(又は50L)に投射され、網膜上にレーザー画像が結像される。
【0027】
第1の実施の形態に係る表示装置1によると、レーザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、レーザーの走査画像を観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上に直接結像させることができる。
【0028】
ここで、表示装置1と観察者の眼球50R(又は50L)表面の間に測定面310を配置して、投射される2点のレーザー光束スポットの中心間位置の測定を行った。測定面310におけるレーザー光束スポットの模式図を図2に示す。
【0029】
図2は、測定面310上におけるレーザー光束311によるスポット像を眼球50R(又は50L)側より臨んだ模式図である。図2(a)では、2点の隣り合うレーザー光束311のスポットの中心間距離をLとし、レーザー光束311のスポット半径をrとしている。スポット半径rを固定し、スポット中心間距離Lの値を変化させ、スポット半径中心間距離比L/rを測定することを示す。又、図2(b)では、2点の隣り合うレーザー光束311のスポットの眼球50R(又は50L)から見た中心間角度をωとし、レーザー光束311の眼球50R(又は50L)から見たスポット直径に対する見込み角の半分をθとしている。
スポット直径に対する見込み角の半分θを固定し、スポット中心間角度ωの値を変化させ、スポット見込み角中心間角度比ω/θを測定することを示す。
【0030】
図3は、第1の実施の形態に係る表示装置1を用いて、観察者39が測定を行う様子を上から見た模式図である。観察者右眼50Rの視線延長上に、表示装置1が設置され、表示装置1の入射光45は、観察者39の視線に沿って観察者右眼50Rに投射される。観察者右眼50Rと観察者左眼50Lはついたて46によって仕切られ、それぞれの眼の観察像はお互いに遮蔽されている。観察者左眼50Lの観察者左眼視線47上には、観察者左眼50Lの調節を恣意的に行うための画像として、観察像A(最近接視認位置)48と観察像B(最遠視認位置)49を配置した。観察像A48、観察像B49は、それぞれ、眼球50R(又は50L)の最近接視認位置、最遠視認位置を確定する際の眼球調節を行う観察像となる。第1の実施の形態では、眼球50R(又は50L)へのレーザー画像の投射とともに、観察者39は、観察像A48を視認する。観察像A48を視認可能な状態で、レーザー画像をも視認できる、最も眼球50R(又は50L)表面に近い位置が最近接視認位置として採用される。同様に、観察像B49を視認可能な状態で、レーザー画像をも視認できる最も眼球50R(又は50L)表面から遠い位置が最遠視認位置として採用される。
【0031】
測定は、以下の条件により行った。図3において、測定面310は、観察者右眼50Rの表面から100mm離れた位置に配置した。表示装置1のレーザー光束311のスポットは、測定面310において、直径0.2mm(半径0.1mm)に固定した。表示装置1から投射されるレーザー画像は、この半径0.1mmのスポット中心間距離を変えた2つのレーザー光束スポットである。眼球50R(又は50L)の状態を調節し、この2つのレーザー光束スポットを2点として認識できる最近接視認位置と最遠視認位置を調べた。スポット半径rを0.1mmに固定し、スポット中心間距離Lを変えた場合の測定結果を表2に示す。表2中の「×」とは、2つのレーザー光束スポットを2点として認識できなかったことを表す。
【0032】
【表2】
Figure 0003710754
表2より、例えば、スポット中心間距離が0.3mmの場合、最遠視認位置は10m以上、最近接視認位置は0.2mであり、最遠視認位置と最近接視認位置の差である視認可能範囲は9.8m以上であることがわかる。
【0033】
又、表2から明らかであるように、スポット半径中心間距離比L/r(スポット中心間距離とスポット半径の比)が2.03以上の場合には、顕著に視認可能範囲が大きいことがわかる。スポット半径中心間距離比L/rが2.02以下の場合には、視認可能範囲は測定誤差程度になり、ほとんど認められなかった。
【0034】
スポット半径中心間距離比L/rの値を大きくすればするほど視認可能範囲が広がることになるが、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記号と認識することを考えると、スポット半径中心間距離比L/rは100以上の値をとることはないであろう。
【0035】
次に、レーザー光束311のスポット間位置を、距離ではなく図2(b)に示す中心間角度ωで測定する。表3に、スポット直径の見込み角の半分θを約3.4分に固定し、スポット中心間角度ωを変えた場合の測定結果を示す。表3中の「×」とは、2つのレーザー光束スポットを2点として認識できなかったことを表す。
【0036】
【表3】
Figure 0003710754
表3に示すように、スポット見込み角中心間角度比ω/θ(スポット中心間角度とスポット直径の見込み角の半分の比)が2.03以上の場合には、明らかに視認可能範囲が大きいことがわかる。スポット見込み角中心間角度比ω/θが2.02以下の場合には、視認可能範囲は測定誤差程度になり、ほとんど認められなかった。
【0037】
スポット見込み角中心間角度比ω/θの値を大きくすればするほど視認可能範囲が広がることになるが、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記号と認識することを考えると、スポット見込み角中心間角度比ω/θは100以上の値をとることはないであろう。
【0038】
第1の実施の形態では、測定面310を眼球50R(又は50L)表面から100mmの位置に固定して測定を行ったが、それ以上若しくはそれ以下の距離における面での測定を行った場合は、100mmの位置での測定における値になるように補完して評価を行う。
【0039】
第1の実施の形態に係る表示装置1を用いて、スポット半径中心間距離比L/rあるいはスポット見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定したレーザー光束311を投射することにより、観察者がどのような眼球調節状態にあっても、高い視認性を得ることができる。又、第1の実施の形態に係る表示装置1によると、観察者の眼球調節機能の個人差にも対応でき、装置の調整に関するコスト低減にもつながる。
【0040】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係る表示装置1は、観察者の視線上に配置され、直接、レーザー画像を観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上に結像する直接投射型表示装置であるが、第2の実施の形態に係る表示装置2は、観察者の視線上に配置された反射面510にレーザー画像を投射し、間接的に観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上に結像する間接投射型表示装置である。即ち、本発明の第2の実施の形態に係る表示装置2は、図4に示すように、レーザー光源31、第1走査手段35、第2走査手段36、投射用レンズ光学系37を備えている。更に、表示装置2は、収束用レンズ光学系32、半透過鏡33、強度計34、減光フィルター38を備えている。これらは、第1の実施の形態に係る表示装置1と同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。
【0041】
第2の実施の形態においては、図4の最終段の投射用レンズ光学系37により、反射面510を介して、レーザー画像は観察者の眼球50R(又は50L)に向けて投射される。これにより、眼球50R(又は50L)から臨む画像の視野が決定される。ここで、投射用レンズ光学系37を用いずに、反射面510を曲面加工し、観察者の眼球50R(又は50L)に集光させることも可能である。又、投射用レンズ光学系37を用いつつ、曲面加工を施した反射面510を同時に用いることも可能である。レーザーによる走査範囲が広くなり、一つのレンズ系や一つの曲面反射面などでは補正しきれない状況においては、投射用レンズ光学系37、曲面化した反射面510等を複合的に用いることが必要である。
【0042】
レーザー光源31から投射されたレーザー光束311は、収束用レンズ光学系32により収束され、強度計34によるモニタのため半透過鏡33により分岐され、第1走査手段35、第2走査手段36により2方向に走査され、投射用レンズ光学系37により眼球50R(又は50L)に向けられ、減光フィルター38により減光される。その後、レーザー光束311は反射面510に反射され、観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上にレーザー画像が結像される。
【0043】
第2の実施の形態に係る表示装置2によると、レーザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、図4に示す反射面510を介してレーザーの走査画像を観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上に結像させることができる。又、表示装置2の本体は視線上から離れた位置に設置されるので、観察者の前面を遮らないという利点がある。更に、反射面510を半透過性の材質にすることにより、表示装置2からのレーザー画像と反射面510の背面からの画像情報を重ねて観察することも可能である。
【0044】
ここで、反射面510に投射される2点のレーザー光束スポット間の測定を行った。図5は、反射面510上におけるレーザー光束311によるスポット像を眼球50R(又は50L)側より臨んだ模式図である。図5(a)では、図2(a)と同様に、スポット半径rを固定し、スポット中心間距離Lの値を変化させ、スポット半径中心間距離比L/rを測定することを示す。図5(b)では、図2(b)と同様に、スポット直径に対する見込み角の半分θを固定し、スポット中心間角度ωの値を変化させ、スポット見込み角中心間角度比ω/θを測定することを示す。
【0045】
図6は、第2の実施の形態に係る表示装置2を用いて、観察者39が測定を行う様子を上から見た模式図である。観察者右眼50Rの視線延長上に、反射面510が設置される。表示装置2からの入射光45は、反射面510に反射され、観察者右眼50Rに投射される。観察者右眼50Rと観察者左眼50Lはついたて46によって仕切られ、それぞれの眼の観察像はお互いに遮蔽されている。観察者左眼50Lの観察者左眼視線47上には観察者左眼50Lの調節を恣意的に行うための画像として、観察像A(最近接視認位置)48と観察像B(最遠視認位置)49を配置した。観察像A48、観察像B49は、それぞれ、眼球50R(又は50L)の最近接視認位置、最遠視認位置を確定する際の眼球調節を行う観察像となる。第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、眼球50R(又は50L)へのレーザー画像の投射とともに、観察者39は、観察像A48を視認する。観察像A48を視認可能な状態で、レーザー画像をも視認できる、
最も眼球50R(又は50L)表面に近い位置が最近接視認位置として採用される。同様に、観察像B49を視認可能な状態で、レーザー画像をも視認できる最も眼球50R(又は50L)表面から遠い位置が最遠視認位置として採用される。
【0046】
測定は、以下の条件により行った。図6において、反射面510は、観察者右眼50Rの表面から100mm離れた位置に配置した。表示装置2のレーザー光束311のスポットは、反射面510において、直径0.2mm(半径0.1mm)に固定した。表示装置2から投射されるレーザー画像は、この半径0.1mmのスポット中心間距離を変えた2つのレーザー光束スポットである。眼球50R(又は50L)の状態を調節し、この2つのレーザー光束スポットを2点として認識できる最近接視認位置と最遠視認位置を調べた。スポット半径rを0.1mmに固定し、スポット中心間距離Lを変えた場合の測定結果を表4に示す。表4中の「×」とは、2つのレーザー光束スポットを2点として認識できなかったことを表す。
【0047】
【表4】
Figure 0003710754
表4から明らかであるように、スポット半径中心間距離比L/r(スポット中心間距離とスポット半径の比)が2.03以上の場合には、顕著に視認可能範囲が大きいことがわかる。スポット半径中心間距離比L/rが2.02以下の場合には、視認可能範囲は測定誤差程度になり、ほとんど認められなかった。
【0048】
スポット半径中心間距離比L/rの値を大きくすればするほど視認可能範囲が広がることになるが、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記号と認識することを考えると、スポット半径中心間距離比L/rは100以上の値をとることはないであろう。
【0049】
次に、レーザー光束311のスポット間位置を、距離ではなく図5(b)に示す中心間角度ωで測定する。表5に、スポット直径の見込み角の半分θを約3.4分に固定し、スポット中心間角度ωを変えた場合の測定結果を示す。表5中の「×」とは、2つのレーザー光束スポットを2点として認識できなかったことを表す。
【0050】
【表5】
Figure 0003710754
表5に示すように、スポット見込み角中心間角度比ω/θ(スポット中心間角度とスポット直径の見込み角の半分の比)が2.03以上の場合には、明らかに視認可能範囲が大きいことがわかる。スポット見込み角中心間角度比ω/θが2.02以下の場合には、視認可能範囲は測定誤差程度であり、ほとんど認められなかった。
【0051】
スポット見込み角中心間角度比ω/θの値を大きくすればするほど視認可能範囲が広がることになるが、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記号と認識することを考えると、スポット見込み角中心間角度比ω/θは100以上の値をとることはないであろう。
【0052】
第2の実施の形態では、反射面510を眼球50R(又は50L)表面から100mmの位置に固定して測定を行ったが、それ以上若しくはそれ以下の距離における面での測定を行った場合は、100mmの位置での測定における値になるように補完して評価を行う。
【0053】
第2の実施の形態に係る表示装置2を用いて、スポット半径中心間距離比L/rあるいはスポット見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定したレーザー光束311を投射することにより、観察者がどのような眼球調節状態にあっても、高い視認性を得ることができる。又、第2の実施の形態に係る表示装置2によると、観察者の眼球調節機能の個人差にも対応でき、装置の調整に関するコスト低減にもつながる。
【0054】
(その他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0055】
例えば、本発明の第1及び第2の実施の形態において、表示装置1、2の形状は特に規定していないが、頭部に装着するヘッドマウントディスプレイの表示装置として搭載しても構わないし、ポータブルコンピュータや携帯電話に使用される表示装置として搭載しても構わない。
【0056】
又、本発明の第1及び第2の実施の形態に係る表示装置1、2において、第1走査手段35の後段に第2走査手段36を配置したが、この順序は逆でも構わない。
【0057】
又、本発明の第2の実施の形態において、反射面510は、表示装置2に含まれないと記述したが、反射面510を含んで表示装置2としても構わない。
【0058】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0059】
【発明の効果】
本発明によると、レーザーの走査画像を観察者の眼球の網膜に直接結像し、観察者の眼球の焦点位置に依存しない視認性の高い表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施に形態に係る直接投射型の表示装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施に形態に係る表示装置の測定面におけるレーザー光束像の模式図である。
【図3】本発明の第1の実施に形態に係る表示装置を用いた測定例である。
【図4】本発明の第2の実施に形態に係る間接投射型の表示装置のブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施に形態に係る表示装置の反射面におけるレーザー光束像の模式図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置を用いた測定例である。
【図7】結像の模式図(近軸近似)である。
【図8】眼球結像の模式図(近軸近似)である。
【符号の説明】
1、2 表示装置
10 物
11 像
31 レーザー光源
32 収束用レンズ光学系
33 半透過鏡
34 強度計
35 第1走査手段
36 第2走査手段
37 投射用レンズ光学系
38 減光フィルター
39 観察者
310 測定面
311 レーザー光束
45 入射光
46 ついたて
47 観察者左眼視線
48 観察像A(最近接視認位置)
49 観察像B(最遠視認位置)
50R 観察者右眼
50L 観察者左眼
510 反射面

Claims (3)

  1. 眼球の視線上に設けられる測定用の測定面に対して、スポット半径rでスポット中心間距離Lの隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、
    前記レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段と、
    前記レーザー光束を前記第1走査手段と異なる方向で走査する第2走査手段と、
    前記第1走査手段及び前記第2走査手段で走査した前記レーザー光束を前記眼球に投射する投射用レンズ光学系とを備え、
    前記第1走査手段及び前記第2走査手段は、前記眼球と前記投射用レンズ光学系との間に設けられる前記測定面において、前記スポット中心間距離Lを前記スポット半径rで割ったスポット半径中心間距離比L/rが2.03以上になるように、前記レーザー光束を走査することを特徴とする表示装置。
  2. 眼球の視線上に設けられる測定用の測定面に対して、スポット直径の見込み角の半分θでスポット中心間角度ωの隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、
    前記レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段と、
    前記レーザー光束を前記第1走査手段と異なる方向で走査する第2走査手段と、
    前記第1走査手段及び前記第2走査手段で走査した前記レーザー光束を前記眼球に投射する投射用レンズ光学系とを備え、
    前記第1走査手段及び前記第2走査手段は、前記眼球と前記投射用レンズ光学系との間に設けられる前記測定面において、前記スポット中心間角度ωを前記スポット直径の見込み角の半分θで割ったスポット見込み角中心間角度比ω/θが2.03以上になるように、前記レーザー光束を走査することを特徴とする表示装置。
  3. 眼球の視線上の反射面に対して、スポット半径rでスポット中心間距離Lの隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、
    前記レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段と、
    前記レーザー光束を前記第1走査手段と異なる方向で走査する第2走査手段と、
    前記第1走査手段及び前記第2走査手段で走査した前記レーザー光束を前記反射面に反射させ前記眼球に投射する投射用レンズ光学系とを備え、
    前記第1走査手段及び前記第2走査手段は、前記スポット中心間距離Lを前記スポット半径rで割ったスポット半径中心間距離比L/rが2.03以上になるように、前記レーザー光束を走査することを特徴とする表示装置。
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