JP2003255261A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003255261A
JP2003255261A JP2002056380A JP2002056380A JP2003255261A JP 2003255261 A JP2003255261 A JP 2003255261A JP 2002056380 A JP2002056380 A JP 2002056380A JP 2002056380 A JP2002056380 A JP 2002056380A JP 2003255261 A JP2003255261 A JP 2003255261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザーの走査画像を観察者の眼球の網膜に
直接結像し、観察者の眼球の焦点位置に依存しない視認
性の高い表示装置を提供する。 【解決手段】 表示装置1は、レーザー光源31、収束
用レンズ光学系32、半透過鏡33、強度計34、第1
走査手段35、第2走査手段36、投射用レンズ光学系
37、減光フィルター38を備える。レーザー光源31
から投射されたレーザー光束311は、収束用レンズ光
学系32により収束され、強度計34によるモニタのた
め半透過鏡33により分岐され、第1走査手段35、第
2走査手段36により2方向に走査され、投射用光学系
レンズ37により眼球50R(又は50L)に向けら
れ、減光フィルター38により減光される。このとき、
スポット半径中心間距離比L/rを2.03以上に固定
したレーザー光束311を、直接観察者の眼球50R
(又は50L)に投射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーの走査画
像を観察者の眼球の網膜に直接結像し、観察者の眼球の
焦点位置に依存しない視認性の高い表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】表示装置として、ポータブルコンピュー
タや携帯電話に使用される液晶表示装置の他、各種の小
型液晶パネルを虚像光学系を介して眼前に投影するヘッ
ドマウントディスプレイが提案されている。ヘッドマウ
ントディスプレイは、VGA〜XVGAに至る画面を扱
うことが可能であり、多くの場合、対角で20度から3
0度の視野角の画像を扱うことができる(http://www.s
himadzu.co.jp/hmd/index.htmlなど)。これらヘッドマ
ウントディスプレイの表示は、現状で用いられる一般的
なパーソナルコンピュータのディスプレイと同等の情報
量を表示することができ、かつ、頭部に装着するそのデ
ザインにより、携帯型表示機器に比べて軽い負担でその
表示装置を維持することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ヘッドマウン
トディスプレイでは、虚像光学系を用いるために、観察
者は常に同じ焦点位置に眼球を調節しなければならない
という問題がある。これは、液晶表示装置のような直視
型の表示装置でも起こる問題である。表示装置表面に形
成される画像に眼球の焦点(調節状態)を合わせない限
り、明瞭な結像状態を眼球の網膜面に結像できないから
である。
【0004】又、ヘッドマウントディスプレイの多く
が、単にディスプレイ情報を読みとるだけではなく、外
界の画像情報とリンクしたディスプレイ情報を表示する
ことを試みている。この場合、外界を観察すると同時に
ディスプレイ情報を観察するためには、眼球の調整機構
を外界用とディスプレイ用のそれぞれに、そのつど調整
し直さなければならない。このため、眼精疲労や、それ
ぞれの情報の認識時間に大きな遅れが生じる場合があ
る。又、観察者によって眼球の調整能力は異なるため、
虚像光学系の調整が必要であり、これが負担となってい
た。
【0005】一方、レーザー光のような、直進性の非常
に高い光を、単一のビームで眼球に入射した場合には、
眼球の調節状態の如何に関わらず、シャープな点像を網
膜上に結像する事ができる。しかしながら、画像形成を
意図した場合のような、パターンを持った複数本のビー
ムが入射した場合に、常にもとの画像を再現した、複数
のシャープな点像が得られるわけではない。これは、眼
球の調節状態により、網膜表面における結像状態、すな
わち結像倍率が変化するので、入射ビームの拡大率が変
わるためである。この現象により、意図した複数のビー
ムの中で、隣り合った2点が一部重なり合ったり、逆に
離れるなどして、意図したスポットパターンを再現でき
ない場合がある。
【0006】そこで、本発明は、かかる問題に鑑み、レ
ーザーの走査画像を観察者の眼球の網膜に直接結像し、
観察者の眼球の焦点位置に依存しない視認性の高い表示
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の特徴は、(イ)眼球の視線上の測定
面に対して、スポット半径rでスポット中心間距離Lの
隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射す
るレーザー光源と、(ロ)レーザー光束を一定の方向で
走査する第1走査手段と、(ハ)レーザー光束を第1走
査手段と異なる方向で走査する第2走査手段と、(ニ)
レーザー光束を眼球に投射する投射用レンズ光学系とを
備え、(ホ)スポット中心間距離Lをスポット半径rで
割ったスポット半径中心間距離比L/rが2.03以上
になるように、レーザー光束を眼球に投射する表示装置
であることを要旨とする。ここで「測定面」とは、眼球
表面から100mm離れた位置にある測定を行う面を指
す。それ以上若しくはそれ以下の距離における面での測
定を行った場合は、100mmの位置での測定における
値になるように補完して評価を行う。
【0008】第1の特徴に係る表示装置によると、レー
ザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、スポッ
ト半径中心間距離比L/rを2.03以上に固定したレ
ーザー光束を投射することにより、観察者がどのような
眼球調節状態にあっても、高い視認性を得ることができ
る。
【0009】本発明の第2の特徴は、(イ)眼球の視線
上の測定面に対して、スポット直径の見込み角の半分θ
でスポット中心間角度ωの隣り合う2点のスポットを生
じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、(ロ)レ
ーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段と、
(ハ)レーザー光束を第1走査手段と異なる方向で走査
する第2走査手段と、(ニ)レーザー光束を眼球に投射
する投射用レンズ光学系とを備え、(ホ)スポット中心
間角度ωをスポット直径の見込み角の半分θで割ったス
ポット見込み角中心間角度比ω/θが2.03以上にな
るように、レーザー光束を眼球に投射する表示装置であ
ることを要旨とする。ここで「反射面」とは、眼球表面
から100mm離れた位置にあり、表示装置からのレー
ザー光束を眼球へ向け反射させる面を指す。それ以上若
しくはそれ以下の距離における面での測定を行った場合
は、100mmの位置での測定における値になるように
補完して評価を行う。又、「スポット中心間角度ω」
は、投射される眼球から見た2点のスポット中心間の角
度である。同様に、「スポット直径の見込み角の半分
θ」は、投射される眼球から見たスポット直径の両端の
角度(見込み角)を半分にした角度である。
【0010】第2の特徴に係る表示装置によると、レー
ザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、スポッ
ト見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定し
たレーザー光束を投射することにより、観察者がどのよ
うな眼球調節状態にあっても、高い視認性を得ることが
できる。
【0011】本発明の第3の特徴は、(イ)眼球の視線
上の反射面に対して、スポット半径rでスポット中心間
距離Lの隣り合う2点のスポットを生じるレーザー光束
を投射するレーザー光源と、(ロ)レーザー光束を一定
の方向で走査する第1走査手段と、(ハ)レーザー光束
を第1走査手段と異なる方向で走査する第2走査手段
と、(ニ)レーザー光束を反射面に反射させ眼球に投射
する投射用レンズ光学系とを備え、(ホ)スポット中心
間距離Lをスポット半径rで割ったスポット半径中心間
距離比L/rが2.03以上になるように、レーザー光
束を反射面に反射させ眼球に投射する表示装置であるこ
とを要旨とする。
【0012】第3の特徴に係る表示装置によると、レー
ザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節し、スポッ
ト見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定し
たレーザー光束を、視線上に配置された反射面を介して
投射することにより、観察者がどのような眼球調節状態
にあっても、高い視認性を得ることができる。又、第3
の特徴に係る表示装置は、観察者の視線上から離れた位
置に設置されるので、観察者の前面を遮らないという利
点がある。更に、反射面を半透過性の材質にすることに
より、表示装置からのレーザー画像と反射面の背面から
の画像情報を重ねて観察することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
第1及び第2の実施の形態を説明する。以下の図面の記
載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符
号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、
厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実の
ものとは異なることに留意すべきである。従って、具体
的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきもの
である。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や
比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0014】第1の実施の形態を説明する前に、単純な
近軸光学系による結像の様子を図7に示す。ここで、y
は物10の大きさ、yは像11の大きさを示す。P
、Pはそれぞれ物側主点位置と像側主点位置、
、fはそれぞれ物側焦点距離と像側焦点距離を表
す。又、zは物10から物側焦点までの距離、z
像側焦点から像11までの距離、Sは物10から物側
主点までの距離、Sは像側主点から像11までの距離
を表す。
【0015】まず、結像方程式により、 z:f=y:y=f:z …(1 ) が導かれる。像面上における、投影像の拡大率βは、 β=y/y …(2) として表現される。式(1)、式(2)より、 β=y/y=f/z …(3) となる。よって、投影像の拡大率は、結像系の焦点距離
と物の位置によって一意的に決定されることがわかる。
特に、物点位置が決定されている場合、通常の光学レン
ズではその焦点位置の調節状態によらず、投影面におけ
る拡大率は一意的に決定されると考えてよい。ところ
が、人間の眼球は単純な単焦点レンズではない。表1に
グラストラッド(Gullustrad)の略式眼の値(”プラス
・イー(Plus E)”1998年8月号74頁)を示す。
【0016】
【表1】 眼球の状態として、無限遠を観察する状態である調節休
止状態と、もっとも近接している物体を観察する状態で
ある極度調節状態がある。これらの2つの状態で、眼球
の光学的特性は表1のように異なってくる。カメラなど
に用いる単純な単焦点レンズは、物側、像側それぞれの
焦点距離(以下「両焦点距離」と言う。)は変わらず
に、物側、像側それぞれの主点位置(以下「両主点位
置」と言う。)を変えることにより、フィルム面に投影
される像の焦点調節位置を変えている。このとき、レー
ザー光源を観察する場合などは、物位置が一定であれ
ば、投影面(カメラにおけるフィルム面、眼球における
網膜面)における像倍率は変わらない。これに対し、眼
球においては、両主点位置を変えるだけではなく、両焦
点距離も変化する。その結果、式(3)で示されるよう
に、眼球の調節状態によっては観察するレーザー光束の
大きさが変化し、しいては連続する2点を識別できなく
なる。一般に、物位置が一定であれば、焦点距離が大き
くなるほど像倍率が大きくなる。従って、同じ物体を観
察する場合、眼球の焦点距離が長くなるほど、つまり調
節休止状態に近いほど、網膜上における像の倍率は高く
なることになる。
【0017】次に、グラストラッドの略式眼により眼球
の結像状態を表した模式図を図8に示す。調節休止時の
物側主点位置、物側焦点距離、像側主点位置、像側焦点
距離をそれぞれ、P1、f1、P1、f1とす
る。又、物10から物側焦点までの距離、像側焦点から
像11までの距離をそれぞれz1、z1、物10か
ら物側主点までの距離、像側主点から像11までの距離
をそれぞれS1、S 1とする。物10の大きさはy
、網膜面上に結像される像11の大きさはy 1とす
る。物10から物側主点までの距離z1は、 z1=S1−f1 …(4) と表される。同様に、極度調節時の物側主点位置、物側
焦点距離、像側主点位置、像側焦点距離をそれぞれ、P
2、f2、P2、f2とする。又、物10から
物側焦点までの距離、像側焦点から像11までの距離を
それぞれz2、z2、物10から物側主点までの距
離、像側主点から像11までの距離をそれぞれS2、
2とする。網膜面上に結像される像11の大きさは
2とする。物10から物側主点までの距離z
は、 z2=S2−f2 …(5) と表される。ここで、式(3)を用い、調節休止時に、
大きさyの物10を観察した際の網膜面上における像
倍率β1は、 β1=f1/z1 …(6) となる。同様に、極度調節時の観察像の像倍率β2は、 β2=f2/z2 …(7) と表現される。ここで、調節休止時の物側焦点距離f
1と極度調節時の物側焦点距離f2がほぼ等しく、調
節休止時の物10から物側主点までの距離S1と極度
調節時の物10から物側主点までの距離S2がほぼ等
しく、物側焦点距離f1、f2に比べ、物10から
物側主点までの距離S1、S2ははるかに大きいこ
と、即ち、 f1≒f2≪S1≒S2 …(8) であると考えると、式(4)、式(5)から、 z1≒z2 …(9) が成り立つ。以上より、調節休止時と極度調節時の像倍
率の差を考えると、 β1/β2=(f1/z1)/(f2/z2)≒f1/f2 …(10) と表現される。
【0018】ここで、表1より、f1=16.740、f
2=14.176を用いると、 β1/β2=16.740/14.176=1.181 …(11) となる。つまり、任意の点にある物を観察する際、眼球
の状態が調節休止状態であるか極度調節状態であるかと
いう違いで、網膜面への結像倍率は約1.18倍異なる
ということがわかる。ところで、この調節休止状態と強
度調節状態は、どの程度の距離の物体を観察する状態で
あるか検討をすると、計算上、調節休止状態では像側主
点から約10m、極度調節状態では像側主点から約0.
1mであった。つまり、およそ10mの被写体深度の調
節によって、網膜上の像倍率は1.18倍変化する。単
純計算によると、1mあたり1.018倍変化すると考
えられる。これを、眼球に投影される2つのレーザー光
束スポットを視認するという前提で考える。2つのレー
ザー光束スポットそれぞれが最大1.018倍変化する
ことから、スポットの半径に対するスポット間の中心位
置を2.03(=1.018×2)倍程度以上確保する
ことができれば、2つのスポットを別の物と認識でき、
1m程度の視認距離を得ることができる。
【0019】(第1の実施の形態)以上の計算結果を基
に、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置1を用
い、眼球50R(又は50L)にレーザー光束をあて、
隣り合う2点のスポット間の中心間距離あるいは中心間
角度を2.03倍程度確保することによる効果を実証す
る。
【0020】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置
1は、レーザー光束311を投射し、投影像を観察者の
眼球50R(又は50L)内の網膜上に直接結像する直
接投射型表示装置である。観察者は、網膜上に結像した
2次元光学像を、画像情報として直接認識する。この表
示装置1は、図1に示すように、レーザー光源31と、
第1走査手段35、第2走査手段36、投射用レンズ光
学系37を備えている。更に、表示装置1は、収束用レ
ンズ光学系32、半透過鏡33、強度計34、減光フィ
ルター38を備えている。
【0021】レーザー光源31は、レーザー光束311
を投射する。レーザー光源31から投射されるレーザー
としては、半導体レーザーが小型表示装置の光源として
好適である。
【0022】第1走査手段35は、レーザー光源31か
らのレーザー光束311を一定の方向で走査し、第2走
査手段36は、レーザー光源31からのレーザー光束3
11を第2走査手段35と異なる方向で走査する。第1
走査手段35、第2走査手段36の走査する方向は任意
であるが、第1走査手段35が水平方向に走査し、第2
走査手段36が垂直方向に走査することが一般的であ
る。これらの走査手段により、2次元像を得ることがで
きる。第1走査手段35、第2走査手段36には、具体
的には、ポリゴンミラーやガルバノメーター、音響光学
効果素子等が用いられる。
【0023】十分に集光されて直進性を持つレーザー光
をレーザー光源31として用いる場合には、レーザー光
源31、第1走査手段35、第2走査手段36だけの構
成で、十分な画像形成・投射機能を持つ。しかし、レー
ザー光の収束が十分ではない場合には、レーザー光源3
1に付随して、第1走査手段35に至る前段階で、収束
用レンズ光学系32などを装備し、レーザー光の収束を
行う必要がある。
【0024】又、図1に示すように、表示装置1は、収
束用レンズ光学系32の後段に半透過鏡33、強度計3
4を備えている。半透過鏡33は、レーザー光を分岐
し、その一部を強度計34に送る。強度計34は、レー
ザー光強度の測定を行う。表示装置1では、直接網膜に
レーザー光を結像するため、レーザー光強度をクラス1
以下の、眼球50R(又は50L)に無害なレベルの強
度に調整するためのモニタを行う必要がある。又、強度
計34により、更に後段の第1走査手段35、第2走査
手段36や各種光学系を通過する際の強度の減衰を制御
・調整するためのモニタを行うことができる。図1で
は、レーザー光強度を測定するための半透過鏡33によ
る分岐を第1の集光光学系である収束用レンズ光学系3
2の直後に配置している。半透過鏡33及び強度計34
を各種走査手段よりも後段に配置すると、ビーム本数が
多数となり、半透過鏡33の配置や運用に複雑さが加わ
るためである。
【0025】投射用レンズ光学系37は、観察者の眼球
50R(又は50L)に向けて、レーザー光束311の
投射方向を任意に調節することができる。これにより、
眼球50R(又は50L)から臨む画像の視野が決定さ
れる。最後に配置された減光フィルター38は、さらな
る減光が必要なときに用いられる。
【0026】レーザー光源31から投射されたレーザー
光束311は、収束用レンズ光学系32により収束さ
れ、強度計34によるモニタのため半透過鏡33により
分岐され、第1走査手段35、第2走査手段36により
2方向に走査され、投射用光学系レンズ37により眼球
50R(又は50L)に向けられ、減光フィルター38
により減光される。その後、レーザー光束311は直接
観察者の眼球50R(又は50L)に投射され、網膜上
にレーザー画像が結像される。
【0027】第1の実施の形態に係る表示装置1による
と、レーザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節
し、レーザーの走査画像を観察者の眼球50R(又は5
0L)内の網膜上に直接結像させることができる。
【0028】ここで、表示装置1と観察者の眼球50R
(又は50L)表面の間に測定面310を配置して、投
射される2点のレーザー光束スポットの中心間位置の測
定を行った。測定面310におけるレーザー光束スポッ
トの模式図を図2に示す。
【0029】図2は、測定面310上におけるレーザー
光束311によるスポット像を眼球50R(又は50
L)側より臨んだ模式図である。図2(a)では、2点
の隣り合うレーザー光束311のスポットの中心間距離
をLとし、レーザー光束311のスポット半径をrとし
ている。スポット半径rを固定し、スポット中心間距離
Lの値を変化させ、スポット半径中心間距離比L/rを
測定することを示す。又、図2(b)では、2点の隣り
合うレーザー光束311のスポットの眼球50R(又は
50L)から見た中心間角度をωとし、レーザー光束3
11の眼球50R(又は50L)から見たスポット直径
に対する見込み角の半分をθとしている。スポット直径
に対する見込み角の半分θを固定し、スポット中心間角
度ωの値を変化させ、スポット見込み角中心間角度比ω
/θを測定することを示す。
【0030】図3は、第1の実施の形態に係る表示装置
1を用いて、観察者39が測定を行う様子を上から見た
模式図である。観察者右眼50Rの視線延長上に、表示
装置1が設置され、表示装置1の入射光45は、観察者
39の視線に沿って観察者右眼50Rに投射される。観
察者右眼50Rと観察者左眼50Lはついたて46によ
って仕切られ、それぞれの眼の観察像はお互いに遮蔽さ
れている。観察者左眼50Lの観察者左眼視線47上に
は、観察者左眼50Lの調節を恣意的に行うための画像
として、観察像A(最近接視認位置)48と観察像B
(最遠視認位置)49を配置した。観察像A48、観察
像B49は、それぞれ、眼球50R(又は50L)の最
近接視認位置、最遠視認位置を確定する際の眼球調節を
行う観察像となる。第1の実施の形態では、眼球50R
(又は50L)へのレーザー画像の投射とともに、観察
者39は、観察像A48を視認する。観察像A48を視
認可能な状態で、レーザー画像をも視認できる、最も眼
球50R(又は50L)表面に近い位置が最近接視認位
置として採用される。同様に、観察像B49を視認可能
な状態で、レーザー画像をも視認できる最も眼球50R
(又は50L)表面から遠い位置が最遠視認位置として
採用される。
【0031】測定は、以下の条件により行った。図3に
おいて、測定面310は、観察者右眼50Rの表面から
100mm離れた位置に配置した。表示装置1のレーザ
ー光束311のスポットは、測定面310において、直
径0.2mm(半径0.1mm)に固定した。表示装置
1から投射されるレーザー画像は、この半径0.1mm
のスポット中心間距離を変えた2つのレーザー光束スポ
ットである。眼球50R(又は50L)の状態を調節
し、この2つのレーザー光束スポットを2点として認識
できる最近接視認位置と最遠視認位置を調べた。スポッ
ト半径rを0.1mmに固定し、スポット中心間距離L
を変えた場合の測定結果を表2に示す。表2中の「×」
とは、2つのレーザー光束スポットを2点として認識で
きなかったことを表す。
【0032】
【表2】 表2より、例えば、スポット中心間距離が0.3mmの
場合、最遠視認位置は10m以上、最近接視認位置は
0.2mであり、最遠視認位置と最近接視認位置の差で
ある視認可能範囲は9.8m以上であることがわかる。
【0033】又、表2から明らかであるように、スポッ
ト半径中心間距離比L/r(スポット中心間距離とスポ
ット半径の比)が2.03以上の場合には、顕著に視認
可能範囲が大きいことがわかる。スポット半径中心間距
離比L/rが2.02以下の場合には、視認可能範囲は
測定誤差程度になり、ほとんど認められなかった。
【0034】スポット半径中心間距離比L/rの値を大
きくすればするほど視認可能範囲が広がることになる
が、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記号
と認識することを考えると、スポット半径中心間距離比
L/rは100以上の値をとることはないであろう。
【0035】次に、レーザー光束311のスポット間位
置を、距離ではなく図2(b)に示す中心間角度ωで測
定する。表3に、スポット直径の見込み角の半分θを約
3.4分に固定し、スポット中心間角度ωを変えた場合
の測定結果を示す。表3中の「×」とは、2つのレーザ
ー光束スポットを2点として認識できなかったことを表
す。
【0036】
【表3】 表3に示すように、スポット見込み角中心間角度比ω/
θ(スポット中心間角度とスポット直径の見込み角の半
分の比)が2.03以上の場合には、明らかに視認可能
範囲が大きいことがわかる。スポット見込み角中心間角
度比ω/θが2.02以下の場合には、視認可能範囲は
測定誤差程度になり、ほとんど認められなかった。
【0037】スポット見込み角中心間角度比ω/θの値
を大きくすればするほど視認可能範囲が広がることにな
るが、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記
号と認識することを考えると、スポット見込み角中心間
角度比ω/θは100以上の値をとることはないであろ
う。
【0038】第1の実施の形態では、測定面310を眼
球50R(又は50L)表面から100mmの位置に固
定して測定を行ったが、それ以上若しくはそれ以下の距
離における面での測定を行った場合は、100mmの位
置での測定における値になるように補完して評価を行
う。
【0039】第1の実施の形態に係る表示装置1を用い
て、スポット半径中心間距離比L/rあるいはスポット
見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定した
レーザー光束311を投射することにより、観察者がど
のような眼球調節状態にあっても、高い視認性を得るこ
とができる。又、第1の実施の形態に係る表示装置1に
よると、観察者の眼球調節機能の個人差にも対応でき、
装置の調整に関するコスト低減にもつながる。
【0040】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
係る表示装置1は、観察者の視線上に配置され、直接、
レーザー画像を観察者の眼球50R(又は50L)内の
網膜上に結像する直接投射型表示装置であるが、第2の
実施の形態に係る表示装置2は、観察者の視線上に配置
された反射面510にレーザー画像を投射し、間接的に
観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上に結像す
る間接投射型表示装置である。即ち、本発明の第2の実
施の形態に係る表示装置2は、図4に示すように、レー
ザー光源31、第1走査手段35、第2走査手段36、
投射用レンズ光学系37を備えている。更に、表示装置
2は、収束用レンズ光学系32、半透過鏡33、強度計
34、減光フィルター38を備えている。これらは、第
1の実施の形態に係る表示装置1と同様の構成であるの
で、ここでは説明を省略する。
【0041】第2の実施の形態においては、図4の最終
段の投射用レンズ光学系37により、反射面510を介
して、レーザー画像は観察者の眼球50R(又は50
L)に向けて投射される。これにより、眼球50R(又
は50L)から臨む画像の視野が決定される。ここで、
投射用レンズ光学系37を用いずに、反射面510を曲
面加工し、観察者の眼球50R(又は50L)に集光さ
せることも可能である。又、投射用レンズ光学系37を
用いつつ、曲面加工を施した反射面510を同時に用い
ることも可能である。レーザーによる走査範囲が広くな
り、一つのレンズ系や一つの曲面反射面などでは補正し
きれない状況においては、投射用レンズ光学系37、曲
面化した反射面510等を複合的に用いることが必要で
ある。
【0042】レーザー光源31から投射されたレーザー
光束311は、収束用レンズ光学系32により収束さ
れ、強度計34によるモニタのため半透過鏡33により
分岐され、第1走査手段35、第2走査手段36により
2方向に走査され、投射用レンズ光学系37により眼球
50R(又は50L)に向けられ、減光フィルター38
により減光される。その後、レーザー光束311は反射
面510に反射され、観察者の眼球50R(又は50
L)内の網膜上にレーザー画像が結像される。
【0043】第2の実施の形態に係る表示装置2による
と、レーザーの投射方向、レーザー強度を任意に調節
し、図4に示す反射面510を介してレーザーの走査画
像を観察者の眼球50R(又は50L)内の網膜上に結
像させることができる。又、表示装置2の本体は視線上
から離れた位置に設置されるので、観察者の前面を遮ら
ないという利点がある。更に、反射面510を半透過性
の材質にすることにより、表示装置2からのレーザー画
像と反射面510の背面からの画像情報を重ねて観察す
ることも可能である。
【0044】ここで、反射面510に投射される2点の
レーザー光束スポット間の測定を行った。図5は、反射
面510上におけるレーザー光束311によるスポット
像を眼球50R(又は50L)側より臨んだ模式図であ
る。図5(a)では、図2(a)と同様に、スポット半
径rを固定し、スポット中心間距離Lの値を変化させ、
スポット半径中心間距離比L/rを測定することを示
す。図5(b)では、図2(b)と同様に、スポット直
径に対する見込み角の半分θを固定し、スポット中心間
角度ωの値を変化させ、スポット見込み角中心間角度比
ω/θを測定することを示す。
【0045】図6は、第2の実施の形態に係る表示装置
2を用いて、観察者39が測定を行う様子を上から見た
模式図である。観察者右眼50Rの視線延長上に、反射
面510が設置される。表示装置2からの入射光45
は、反射面510に反射され、観察者右眼50Rに投射
される。観察者右眼50Rと観察者左眼50Lはついた
て46によって仕切られ、それぞれの眼の観察像はお互
いに遮蔽されている。観察者左眼50Lの観察者左眼視
線47上には観察者左眼50Lの調節を恣意的に行うた
めの画像として、観察像A(最近接視認位置)48と観
察像B(最遠視認位置)49を配置した。観察像A4
8、観察像B49は、それぞれ、眼球50R(又は50
L)の最近接視認位置、最遠視認位置を確定する際の眼
球調節を行う観察像となる。第2の実施の形態でも、第
1の実施の形態と同様に、眼球50R(又は50L)へ
のレーザー画像の投射とともに、観察者39は、観察像
A48を視認する。観察像A48を視認可能な状態で、
レーザー画像をも視認できる、最も眼球50R(又は5
0L)表面に近い位置が最近接視認位置として採用され
る。同様に、観察像B49を視認可能な状態で、レーザ
ー画像をも視認できる最も眼球50R(又は50L)表
面から遠い位置が最遠視認位置として採用される。
【0046】測定は、以下の条件により行った。図6に
おいて、反射面510は、観察者右眼50Rの表面から
100mm離れた位置に配置した。表示装置2のレーザ
ー光束311のスポットは、反射面510において、直
径0.2mm(半径0.1mm)に固定した。表示装置
2から投射されるレーザー画像は、この半径0.1mm
のスポット中心間距離を変えた2つのレーザー光束スポ
ットである。眼球50R(又は50L)の状態を調節
し、この2つのレーザー光束スポットを2点として認識
できる最近接視認位置と最遠視認位置を調べた。スポッ
ト半径rを0.1mmに固定し、スポット中心間距離L
を変えた場合の測定結果を表4に示す。表4中の「×」
とは、2つのレーザー光束スポットを2点として認識で
きなかったことを表す。
【0047】
【表4】 表4から明らかであるように、スポット半径中心間距離
比L/r(スポット中心間距離とスポット半径の比)が
2.03以上の場合には、顕著に視認可能範囲が大きい
ことがわかる。スポット半径中心間距離比L/rが2.
02以下の場合には、視認可能範囲は測定誤差程度にな
り、ほとんど認められなかった。
【0048】スポット半径中心間距離比L/rの値を大
きくすればするほど視認可能範囲が広がることになる
が、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記号
と認識することを考えると、スポット半径中心間距離比
L/rは100以上の値をとることはないであろう。
【0049】次に、レーザー光束311のスポット間位
置を、距離ではなく図5(b)に示す中心間角度ωで測
定する。表5に、スポット直径の見込み角の半分θを約
3.4分に固定し、スポット中心間角度ωを変えた場合
の測定結果を示す。表5中の「×」とは、2つのレーザ
ー光束スポットを2点として認識できなかったことを表
す。
【0050】
【表5】 表5に示すように、スポット見込み角中心間角度比ω/
θ(スポット中心間角度とスポット直径の見込み角の半
分の比)が2.03以上の場合には、明らかに視認可能
範囲が大きいことがわかる。スポット見込み角中心間角
度比ω/θが2.02以下の場合には、視認可能範囲は
測定誤差程度であり、ほとんど認められなかった。
【0051】スポット見込み角中心間角度比ω/θの値
を大きくすればするほど視認可能範囲が広がることにな
るが、スポットの集合を一つの画像、文字、あるいは記
号と認識することを考えると、スポット見込み角中心間
角度比ω/θは100以上の値をとることはないであろ
う。
【0052】第2の実施の形態では、反射面510を眼
球50R(又は50L)表面から100mmの位置に固
定して測定を行ったが、それ以上若しくはそれ以下の距
離における面での測定を行った場合は、100mmの位
置での測定における値になるように補完して評価を行
う。
【0053】第2の実施の形態に係る表示装置2を用い
て、スポット半径中心間距離比L/rあるいはスポット
見込み角中心間角度比ω/θを2.03以上に固定した
レーザー光束311を投射することにより、観察者がど
のような眼球調節状態にあっても、高い視認性を得るこ
とができる。又、第2の実施の形態に係る表示装置2に
よると、観察者の眼球調節機能の個人差にも対応でき、
装置の調整に関するコスト低減にもつながる。
【0054】(その他の実施の形態)本発明は上記の実
施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論
述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべ
きではない。この開示から当業者には様々な代替実施の
形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0055】例えば、本発明の第1及び第2の実施の形
態において、表示装置1、2の形状は特に規定していな
いが、頭部に装着するヘッドマウントディスプレイの表
示装置として搭載しても構わないし、ポータブルコンピ
ュータや携帯電話に使用される表示装置として搭載して
も構わない。
【0056】又、本発明の第1及び第2の実施の形態に
係る表示装置1、2において、第1走査手段35の後段
に第2走査手段36を配置したが、この順序は逆でも構
わない。
【0057】又、本発明の第2の実施の形態において、
反射面510は、表示装置2に含まれないと記述した
が、反射面510を含んで表示装置2としても構わな
い。
【0058】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。した
がって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特
許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められ
るものである。
【0059】
【発明の効果】本発明によると、レーザーの走査画像を
観察者の眼球の網膜に直接結像し、観察者の眼球の焦点
位置に依存しない視認性の高い表示装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施に形態に係る直接投射型の
表示装置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施に形態に係る表示装置の測
定面におけるレーザー光束像の模式図である。
【図3】本発明の第1の実施に形態に係る表示装置を用
いた測定例である。
【図4】本発明の第2の実施に形態に係る間接投射型の
表示装置のブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施に形態に係る表示装置の反
射面におけるレーザー光束像の模式図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置を用
いた測定例である。
【図7】結像の模式図(近軸近似)である。
【図8】眼球結像の模式図(近軸近似)である。
【符号の説明】
1、2 表示装置 10 物 11 像 31 レーザー光源 32 収束用レンズ光学系 33 半透過鏡 34 強度計 35 第1走査手段 36 第2走査手段 37 投射用レンズ光学系 38 減光フィルター 39 観察者 310 測定面 311 レーザー光束 45 入射光 46 ついたて 47 観察者左眼視線 48 観察像A(最近接視認位置) 49 観察像B(最遠視認位置) 50R 観察者右眼 50L 観察者左眼 510 反射面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼球の視線上の測定面に対して、スポッ
    ト半径rでスポット中心間距離Lの隣り合う2点のスポ
    ットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、 前記レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段
    と、 前記レーザー光束を前記第1走査手段と異なる方向で走
    査する第2走査手段と、 前記レーザー光束を前記眼球に投射する投射用レンズ光
    学系とを備え、 前記スポット中心間距離Lを前記スポット半径rで割っ
    たスポット半径中心間距離比L/rが2.03以上にな
    るように、前記レーザー光束を前記眼球に投射すること
    を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 眼球の視線上の測定面に対して、スポッ
    ト直径の見込み角の半分θでスポット中心間角度ωの隣
    り合う2点のスポットを生じるレーザー光束を投射する
    レーザー光源と、 前記レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段
    と、 前記レーザー光束を前記第1走査手段と異なる方向で走
    査する第2走査手段と、 前記レーザー光束を前記眼球に投射する投射用レンズ光
    学系とを備え、 前記スポット中心間角度ωを前記スポット直径の見込み
    角の半分θで割ったスポット見込み角中心間角度比ω/
    θが2.03以上になるように、前記レーザー光束を前
    記眼球に投射することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 眼球の視線上の反射面に対して、スポッ
    ト半径rでスポット中心間距離Lの隣り合う2点のスポ
    ットを生じるレーザー光束を投射するレーザー光源と、 前記レーザー光束を一定の方向で走査する第1走査手段
    と、 前記レーザー光束を前記第1走査手段と異なる方向で走
    査する第2走査手段と、 前記レーザー光束を前記反射面に反射させ前記眼球に投
    射する投射用レンズ光学系とを備え、 前記スポット中心間距離Lを前記スポット半径rで割っ
    たスポット半径中心間距離比L/rが2.03以上にな
    るように、前記レーザー光束を前記反射面に反射させ前
    記眼球に投射することを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014153387A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Seiko Epson Corp 光スキャナー、画像表示装置、ヘッドマウントディスプレイおよび光スキャナーの製造方法

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