JP3709401B2 - データ中継装置及びデータ中継方法 - Google Patents

データ中継装置及びデータ中継方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3709401B2
JP3709401B2 JP2003207000A JP2003207000A JP3709401B2 JP 3709401 B2 JP3709401 B2 JP 3709401B2 JP 2003207000 A JP2003207000 A JP 2003207000A JP 2003207000 A JP2003207000 A JP 2003207000A JP 3709401 B2 JP3709401 B2 JP 3709401B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
relay device
port
data
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003207000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004064779A (ja
Inventor
真哉 一戸
倫秀 野山
徳広 丹羽
雅雄 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2003207000A priority Critical patent/JP3709401B2/ja
Publication of JP2004064779A publication Critical patent/JP2004064779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3709401B2 publication Critical patent/JP3709401B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のネットワ−クをネットワーク層レベルで接続するル−タ等のインタネットワーク装置及びこれらの装置間の通信方法に関わり、特にルータ等の装置の障害時に交替系の装置の切り替え制御を行うインタネットワーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一台のルータで複数のネットワークを接続するシステムではルータの障害発生時にはシステム全体が停止する。しかし、二台のルータで冗長構成のシステムを構築し、現用系のルータと予備系のルータとを切り替えることにより、信頼性の高いシステムを提供することができる。
【0003】
この切り替え方式の従来技術として、特開平6−131208号公報に記載されているように、現用系装置の障害発生時に装置全体として予備系装置への切り替えを行うことにより冗長構成システムを実現するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術の冗長構成システムにおいては、障害発生時に装置全体で切り替わり、障害が発生した現用系ポート以外の正常運用中のポートも予備系に切り替わるため、正常運用中のポートに接続したネットワーク間の通信においても経路の切り替えが発生するという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、現用系ポートの障害発生時に、正常運用中のポートに接続したネットワーク間の通信において経路の切り替えが発生しないインタネットワーク装置及びネットワークシステムを提供することにある。
【0006】
本発明の別の目的は、ダイナミックルーティング機能、アドレス変換のためのARP(Address Resolution Protocol)機能をもたない端末に経路切り替えを意識させずに、通信を可能にするインタネットワーク装置及びネットワークシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施例におけるネットワークシステム全体の構成図である。図1において、11、21はルータであり、31はルータ11とルータ21間の通信を行う装置間通信バス、41、51はネットワーク、42、52は端末である。43は端末42のポートGであり、ネットワーク41に接続している。53は端末52のポートHであり、ネットワーク51に接続している。12、22はそれぞれルータ11、ルータ21の管理モジュールである。ルータ11の管理モジュール12は装置間通信バス31を介してルータ21の管理モジュール22と通信を行うためのポートE(19)を有する。ルータ21の管理モジュール22は装置間通信バス31を通してルータ11の管理モジュール12と通信を行うためのポートF(29)を有する。13、14はルータ11のルーティングモジュール、23、24はルータ21のルーティングモジュールである。ルーティングモジュール13はネットワーク41に接続しているポートA(17)を有し、ルーティングモジュール14はネットワーク51に接続しているポートC(18)を有する。ルーティングモジュール23はネットワーク41に接続しているポートB(27)を有し、ルーティングモジュール24はネットワーク51に接続しているポートD(28)を有する。15、25はそれぞれルータ11、ルータ21のルータバスである。16、26はそれぞれルータ11、ルータ21のルーティングテーブルである。ポートE(19)とポートF(29)は装置間通信バス31で相互接続している。
【0010】
ルータ11は管理モジュール12とルーティングモジュール13、14とから成り、これらのモジュールはルータバス15により相互接続されている。管理モジュール12はルーティングモジュール13、14の状態管理機能、ルーティングプロトコルによるルーティングテーブル16の生成機能、装置間通信バス31を通してルータ21と通信を行う機能を有する。ルーティングモジュール13、14は、管理モジュール12が生成したルーティングテーブル16に従ってIPフレームを中継する中継機能を有する。
【0011】
ルータ21は管理モジュール22とルーティングモジュール23、24とから成り、これらのモジュールはルータバス25により相互接続されている。管理モジュール22はルーティングモジュール23、24の状態管理機能、ルーティングプロトコルによるルーティングテーブル26の生成機能、装置間通信バス31を通してルータ11と通信を行う機能を有する。ルーティングモジュール23、24は、管理モジュール22が生成したルーティングテーブル26に従ってIPフレームを中継する中継機能を有する。
【0012】
装置内通信バス31はルータ11の管理モジュール12とルータ21の管理モジュール22との間を接続している。装置内通信バス31の役割は、一方のルータが検出したルーティングモジュールの障害情報を他方のルータの管理モジュールへ通知するための経路であることと、障害時の迂回経路となることである。
【0013】
次に、装置(実施例においてはルータ)のアドレス体系について説明する。
【0014】
本装置はルータ11系とルータ21系でそれぞれ固有のIPアドレス及びMACアドレスの他に、両系で共通の中継用IPアドレス及び中継用MACアドレスを有する。現用の各ルーティングモジュールのポートには、両系で共通の中継用IPアドレス及び中継用MACアドレスを外部の端末との接続用に定義する。
【0015】
本装置では現用として稼働中のポートのIPアドレス、MACアドレスとして常に中継用IPアドレス、中継用MACアドレスを使用し、予備ポートには各ポートに固有のIPアドレス、MACアドレスを使用する。
【0016】
以下に説明するように、WSやPC等の端末側で、本装置のインタフェースとして中継用IPアドレスとMACアドレスを使用することにより、ポート切り替え時にダイナミックルーティング機能、ARP機能をもたない端末についても経路の切り替えを意識することなく通信が可能となる。
【0017】
すなわち、本発明においては、障害発生時に予備のポートのIPアドレスを中継用IPアドレスに付け替えると同時に、MACアドレスも中継用MACアドレスに付け替えることで経路の切り替えを実現する。以下、IPアドレスの付け替えに着目し、障害発生箇所の3つのケースについて実現方式を述べる。なお、MACアドレスの付け替えもIPアドレス同様に行うことができる。
【0018】
説明で使用するIPアドレスを以下の様に定義する。
【0019】
・xはポートA及びポートBで共通のIPアドレスである。
【0020】
・aはポートAに固有のIPアドレスである。
【0021】
・bはポートBに固有のIPアドレスである。
【0022】
・yはポートC及びポートDで共通のIPアドレスである。
【0023】
・cはポートCに固有のIPアドレスである。
【0024】
・dはポートDに固有のIPアドレスである。
【0025】
・eはポートEに固有のIPアドレスである。
【0026】
・fはポートFに固有のIPアドレスである。
【0027】
最初に、正常運用中の動作を図2及び図3を用いて説明する。
【0028】
図2は本実施例における正常通信時の経路を示した図であり、61は正常通信時の端末42と端末52の間の経路である。図3は本実施例における正常通信時のルーティングテーブルの内容を示した図であり、各々、101はルーティングテーブル16の内容、201はルーティングテーブル26の内容である。なお、図3において、ネットワークA、B、Cは各々ネットワーク41、51、及び装置間通信バス31を指す。以下、図5、図7及び図9においても同様である。
【0029】
本装置でのネットワーク41の端末42とネットワーク51の端末52間の正常運用時のアドレス体系は以下に示す通りである。
【0030】
・ポートAのIPアドレス:x。
【0031】
・ポートBのIPアドレス:b。
【0032】
・ポートCのIPアドレス:y。
【0033】
・ポートDのIPアドレス:d。
【0034】
・ポートEのIPアドレス:e。
【0035】
・ポートFのIPアドレス:f。
【0036】
ルーティングテーブル101及びルーティングテーブル201により、端末42と端末52との間の通信経路は以下の通りである。
【0037】
・Gから順にA、Cを経由してHへ到達。
【0038】
・Hから順にC、Aを経由してGへ到達。
【0039】
次に、障害時の経路切り替えについて説明する
最初のケースとして、ポートAに障害が発生した場合について、図4、図5及び図10を参照して説明する。
【0040】
図4はポートA(17)に障害が発生した時の経路切り替えの手順を示した図であり、ルータ11のルーティングモジュール13のネットワーク41に接続しているポートA(17)に障害71が発生したことを示す。72はルータ11の管理モジュール12がポートA(17)の障害71を検出したことを示す。73はルータ11の管理モジュール12が装置間通信バス31を介してルータ21の管理モジュール22にポートA(17)の障害71を通知したことを示す。74はルータ21の管理モジュール22が、ルータ22のルーティングモジュール23のネットワーク41に接続しているポートB(27)のIPアドレスを付け替えたことを示す。75は端末42から端末52への経路を示す。76はルータ11の管理モジュール12が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル16を更新したことを示す。77はルータ21の管理モジュール22が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル26を更新したことを示す。78は端末52から端末42への経路を示す。
【0041】
図5はポートA(17)の障害発生による経路切り替え後のルーティングテーブルの内容を示した図であり、各々、102はルータ11の管理モジュール12が生成したルーティングテーブル16の内容、202はルータ21の管理モジュール22が生成したルーティングテーブル26の内容である。
【0042】
図10は本実施例における障害発生時の処理の手順をフローチャートで示した図である。以下、図10を参照してポートA(17)に障害が発生した時の処理フローを説明する。
【0043】
障害発生前の正常通信中(301)、ルータ11に障害が発生し、端末42と端末52間の通信が途絶える(302)。ルータ11の管理モジュール12が障害が発生した部位を特定し(303)、ルータ11の管理モジュール12がルータ21の管理モジュール22に障害を通知する(304)。障害部位の特定結果に応じて(305)、本ケースはポートA(17)の障害なのでルータ21の管理モジュール22がポートB(27)のIPアドレスを付け替え(306)、端末42から端末52への経路が復旧する(307)。さらに、ルータ11の管理モジュール12が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル16を更新し、ルータ21の管理モジュール22が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル26を更新する(310)。以上の処理により、端末42と端末52間の相互の経路が復旧し(312)、端末42と端末52間の通信が復旧した後の正常通信中の状態に戻る(313)。
【0044】
以上をまとめれば、ポートA(17)に障害が発生した場合、本装置は以下の動作により端末42と端末52間の通信を復旧させる。
【0045】
(1)ルータ11の管理モジュール12がポートAの障害を検出する。
【0046】
(2)ルータ11の管理モジュールがポートAの障害を装置間通信バス31を通してルータ21の管理モジュール22へ通知する。
【0047】
(3)ルータ21の管理モジュール22がポートBのIPアドレスを中継用IPアドレスxに付け替える。
【0048】
(4)端末42から端末52への経路が復旧する。
【0049】
(5)ルータ11とルータ21のルーティングプロトコルが各ルータのルーティングテーブル16、26を更新する。
【0050】
(6)端末52から端末42への経路が復旧する。
【0051】
この一連の動作により、端末42と端末52間の通信が復旧する。通信復旧時のルーティングテーブルを図5に示す。図5の102、202により端末42と端末52間の通信経路は以下の通りである。
【0052】
GからB、Dを経由してHへ到達。
【0053】
HからC、E、F、Bを経由してGへ到達。
【0054】
ポートA(17)はIPアドレスをaに付け替えられ、障害処理の後、予備ポートとして復旧する。
【0055】
次に、ポートCに障害が発生した場合について、図6、図7及び図10を参照して説明する。
【0056】
図6はポートCに障害が発生した時の経路切り替えの手順を示した図であり、ルータ11のルーティングモジュール14のネットワーク51に接続しているポートC(18)に障害81が発生したことを示す。82はルータ11の管理モジュール12がポートC(18)の障害81を検出したことを示す。83はルータ11の管理モジュール12が装置間通信バス31を介してルータ21の管理モジュール22に、ポートC(18)の障害81を通知したことを示す。84はルータ21の管理モジュール22が、ルータ22のルーティングモジュール24のネットワーク51への接続ポートD(28)のIPアドレスを付け替えたことを示す。85は端末52から端末42への経路を示す。86はルータ11の管理モジュール12が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル16を更新したことを示す。87はルータ21の管理モジュール22が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル26を更新したことを示す。88は端末42から端末52への経路を示す。
【0057】
図7はポートCの障害発生による経路切り替え後のルーティングテーブルの内容を示した図であり、各々、103はルータ11の管理モジュール12が生成したルーティングテーブル16の内容、203はルータ21の管理モジュール22が生成したルーティングテーブル26の内容である。
【0058】
以下、図10を参照してポートC(18)に障害が発生した時の処理フローを説明する。
【0059】
障害発生前の正常通信中(301)、ルータ11に障害が発生し、端末42と端末52間の通信が途絶える(302)。ルータ11の管理モジュール12が障害が発生した部位を特定し(303)、ルータ11の管理モジュール12がルータ21の管理モジュール22に障害を通知する(304)。障害部位の特定結果に応じて(305)、本ケースはポートC(18)の障害なのでルータ21の管理モジュール22がポートD(28)のIPアドレスを付け替え(308)、端末42から端末52への経路が復旧する(309)。さらに、ルータ11の管理モジュール12が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル16を更新し、ルータ21の管理モジュール22が有するルーティングプロトコルがルーティングテーブル26を更新する(310)。以上の処理により、端末42と端末52間の相互の経路が復旧し(312)、端末42と端末52間の通信が復旧した後の正常通信中の状態に戻る(313)。
【0060】
以上をまとめれば、ポートC(17)に障害が発生した場合、本装置は以下の動作により端末42と端末52間の通信を復旧させる。
【0061】
(1)ルータ11の管理モジュール12がポートCの障害を検出する。
【0062】
(2)ルータ11の管理モジュールがポートCの障害を装置間通信バス31を通してルータ21の管理モジュール22へ通知する。
【0063】
(3)ルータ21の管理モジュール22がポートDのIPアドレスを中継用IPアドレスyに付け替える。
【0064】
(4)端末52から端末42への経路が復旧する。
【0065】
(5)ルータ11とルータ21のルーティングプロトコルが各ルータのルーティングテーブル16、26を更新する。
【0066】
(6)端末42から端末52への経路が復旧する。
【0067】
この一連の動作により、端末42と端末52間の通信が復旧する。
【0068】
通信復旧時のルーティングテーブルを図7に示す。図7の103、203により端末42と端末52間の通信経路は以下の通りである。
【0069】
GからA、E、F、Dを経由してHへ到達。
【0070】
HからD、Bを経由してGへ到達。
【0071】
ポートCのIPアドレスをcに付け替えられ、障害処理の後、予備ポートとして復旧する。
【0072】
次に、ポートA(17)及びポートC(18)に障害が発生したケースについて、図8、図9及び図10を用いて説明する。
【0073】
図8はポートA(17)及びポートC(18)に障害が発生した時の経路切り替えの手順を示した図であり、ルータ11のルーティングモジュール13のネットワーク41に接続しているポートA(17)に障害91が、ルータ11のルーティングモジュール14のネットワーク51に接続しているポートC(18)に障害92が発生したことを示す。93はルータ11の管理モジュール12がポートA(17)の障害91を検出したことを示す。94はルータ11の管理モジュール12がポートC(18)の障害92を検出したことを示す。95はルータ11の管理モジュール12が装置間通信バス31を介してルータ21の管理モジュール22に、ポートA(17)の障害91とポートC(18)の障害92とを通知したことを示す。96はルータ21の管理モジュール22がルータ22のルーティングモジュール23のネットワーク41に接続しているポートB(27)のIPアドレスを付け替えたことを示す。97はルータ21の管理モジュール22がルータ22のルーティングモジュール24のネットワーク51に接続しているポートD(28)のIPアドレスを付け替えたことを示す。98は端末42から端末52への経路を示す。
【0074】
図9はポートA(17)及びポートC(18)の障害発生による経路切り替え後のルーティングテーブルの内容を示した図であり、104はルータ11の管理モジュール12が生成したルーティングテーブル16の内容、204はルータ21の管理モジュール22が生成したルーティングテーブル26の内容である。
【0075】
以下、図10を参照してポートA(17)及びポートC(18)に障害が発生した時の処理フローを説明する。
【0076】
障害発生前の正常通信中(301)、ルータ11に障害が発生し、端末42と端末52間の通信が途絶える(302)。ルータ11の管理モジュール12が障害が発生した部位を特定し(303)、ルータ11の管理モジュール12がルータ21の管理モジュール22に障害を通知する(304)。障害部位の特定結果に応じて(305)、本ケースはポートA(17)及びポートC(18)の障害なのでルータ21の管理モジュール22がポート27のIPアドレスを付け替える(311)。以上の処理により、端末42と端末52間の相互の経路が復旧し(312)、端末42と端末52間の通信が復旧した後の正常通信中の状態に戻る(313)。
【0077】
以上をまとめれば、ポートA(17)及びポートC(17)に障害が発生した場合、本装置は以下の動作により端末42と端末52間の通信を復旧させる。
【0078】
(1)ルータ11の管理モジュール12がポートA及びポートBの障害を検出する。
【0079】
(2)ルータ11の管理モジュール12がポートA及びポートBの障害を装置間通信バス31を通してルータ21の管理モジュール22へ通知する。
【0080】
(3)ルータ21の管理モジュール22がポートB及びポートDのIPアドレスを各々中継用IPアドレスx、中継用IPアドレスyに付け替える。
【0081】
(4)端末42から52への経路及び端末52から端末42への経路が復旧する。
【0082】
この一連の動作により、端末42と端末52間の通信が復旧する。
【0083】
通信復旧時のルーティングテーブルを図9に示す。図9の104、204により端末42と端末52間の通信経路は以下の通りとなる。
【0084】
GからB、Dを経由してHへ到達。
【0085】
HからD、Bを経由してGへ到達。
【0086】
ポートA(17)はIPアドレスをaに付け替え、障害処理の後、予備ポートとして復旧する。ポートC(18)はIPアドレスをcに付け替え、障害処理の後、予備ポートとして復旧する。
【0087】
以上のとおり、ルータ11の各ポートに障害が発生した場合に、障害が発生した現用ポート及びルータ21の予備ポートのIPアドレスを付け替えることにより、各ネットワークに接続された端末間の通信経路を復旧することができる。
【0088】
なお、上記実施例では2つのネットワークが現用及び予備の二重化構成のルータによって接続された場合に各々のネットワークに接続された端末装置間で通信する場合について説明したが、片方のネットワークが単一あるいは二重化されたルータによってさらに他のネットワークに接続された構成で各ネットワークに接続された端末装置間で通信する場合にも同様に適用可能であることはいうまでもない。
【0089】
また、実施例においてはネットワーク間を接続するインタネットワーク装置として、ネットワーク層レベルでIPアドレスを用いてネットワーク間を接続するルータを用いたが、ルータに限らずにネットワーク間を接続するインタネットワーク装置であればよい。例えば、データリンク層の下位サブ層であるMAC層のレベルでMACアドレスを用いてネットワーク間を接続するブリッジであってもよいし、ルータ及びブリッジの両方の機能を有するブルータでもよい。
【0090】
さらに、インタネットワーク装置の障害としてポートの障害の場合について説明したが、ネットワークとインタネットワーク装置との間を接続する部分の障害ならば、本発明を適用可能なことはいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】
ポート単位での二重化の実現により、信頼性が高いLANシステムを低コストで構築できる。
【0092】
また、ダイナミックルーティング機能やARP機能をもたない端末が、経路の切替を意識することなく通信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のネットワークシステムの構成図である。
【図2】本発明の一実施例のネットワークシステムにおける正常通信時の通信経路を示す図である。
【図3】本発明の一実施例のネットワークシステムにおける正常通信時の各ルータのルーティングテーブルを示す図である。
【図4】本発明の一実施例のネットワークシステムにおけるポートAに障害発生時の通信経路切り替えの流れを示す図である。
【図5】本発明の一実施例のネットワークシステムにおけるポートAに障害発生時の通信経路切り替え後の各ルータのルーティングテーブルの内容を示す図である。
【図6】本発明の一実施例のネットワークシステムにおけるポートCに障害発生時の通信経路切り替えの流れを示す図である。
【図7】本発明の一実施例のネットワークシステムにおけるポートCに障害発生時の通信経路切り替え後の各ルータのルーティングテーブルの内容を示す図である。
【図8】本発明の一実施例のネットワークシステムにおけるポートA及びポートCに障害発生時の通信経路切り替えの流れを示す図である。
【図9】本発明の一実施例のネットワークシステムにおけるポートA及びポートCに障害発生時の通信経路切り替え後の各ルータのルーティングテーブルの内容を示す図である。
【図10】本発明の一実施例のネットワークシステムにおける障害発生時の通信経路経路切り替えの流れをフローチャートで示した図である。
【符号の説明】
11、21…ルータ、12、22…管理モジュール、13、14、23、24…ルーティングモジュール、15、25…ルータバス、16、26…ルーティングテーブル、17、18、19、27、28、29…ポート、31…装置間通信バス、41、51…ネットワーク、42、52…端末。

Claims (11)

  1. 第1端末が接続する第1ネットワーク及び第2端末が接続する第2ネットワークに接続する第1中継装置と第2中継装置とを有し、前記第1端末から発信されたデータを、前記第1中継装置を経由して前記第2端末へ転送するネットワークシステムにおけるデータ中継方法であって、
    前記第1中継装置と前記第1ネットワークとの間の通信に障害が発生した場合、前記第1中継装置から前記第2中継装置に対して当該障害に関する通知を送信し、
    前記障害に関する通知を前記第2中継装置において受信し、
    前記通知の受信後に前記第1端末から前記第2端末に宛てて発信されたデータを、前記第2中継装置で受信すると、前記第2中継装置から前記第2ネットワークへ送信し、
    前記通知の受信後に前記第2端末から前記第1端末に宛てて発信されたデータを、前記第1中継装置で受信すると、前記第1中継装置から前記第2中継装置に転送し、当該第2中継装置から前記第1ネットワークへ送信する。
  2. 請求項1に記載のデータ中継方法であって、
    前記第2中継装置において前記障害に関する通知を受信すると、当該第2中継装置において前記第1ネットワークと送受信するポートに、前記第1中継装置において前記第1ネットワークと送受信するポートに設定されていたアドレスを設定する。
  3. 請求項1又は2に記載のデータ中継方法であって、
    前記第1中継装置から前記第2中継装置への転送は、前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークとは別の中継装置間通信路を介して行う。
  4. 第1端末が接続する第1ネットワーク及び第2端末が接続する第2ネットワークに接続し、前記第1端末から発信されたデータを前記第2端末へ中継する第1中継装置及び第2中継装置を有するネットワークシステムにおける第2中継装置であって、
    前記第1ネットワークにデータを送受信する第1中継部と、
    前記第2ネットワークにデータを送受信する第2中継部と、
    前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークとは別の中継装置間伝送媒体を介して前記第1中継装置と通信する中継装置間通信部と、
    前記中継装置間通信部で前記第1中継装置から当該第1中継装置と前記第1ネットワークとの間の通信の障害に関する通知を受信したことに応じて、前記第1端末から前記第2端末宛てのデータを前記第1中継部で受信すると前記第2中継部から前記第2端末へ送信させ、前記第2端末から前記第1端末宛てのデータを前記中継装置間通信部で受信すると前記第1中継部から前記第1端末へ送信させる管理部とを有する。
  5. 請求項4に記載の第2中継装置であって、
    前記第1中継部と前記第2中継部が送信するデータは、前記障害の通知を前記中継装置間通信部で受信する以前であれば、前記第1中継装置から前記第1端末及び前記第2端末に送信されるデータである。
  6. 請求項4に記載の第2中継装置であって、
    前記管理部は、前記第1中継装置から当該第1中継装置と前記第1ネットワークとの間の通信の障害に関する通知を受信したことに応じて、前記第1中継部のアドレスとして前記第1中継装置における前記第1ネットワークと送受信する中継部のアドレスを設定する。
  7. 請求項4に記載の第2中継装置であって、
    前記中継装置間通信部で、前記第1中継装置から当該第1中継装置と前記第2ネットワークとの間の通信の障害に関する通知をさらに受信したことに応じて、前記管理部は、前記第2中継部のアドレスとして前記第1中継装置における前記第2ネットワークと送受信する中継部のアドレスを設定する。
  8. 第1ネットワークと接続する第1ポート及び第2ネットワークと接続する第2ポートを有する第1データ中継装置と、前記第1ネットワークと接続する第3ポート及び前記第2ネットワークと接続する第4ポートを有する第2データ中継装置とが、前記第1データ中継装置が有する第5ポート及び前記第2データ中継装置が有する第6ポートと接続し且つ前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークとは別の装置間通信路により接続されたデータ中継システムにおけるデータ中継方法において、前記第1ポートを含む、前記第1ネットワークと前記第1中継装置を接続する部分に障害が発生した場合、
    前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへ送信されるデータを、前記第3ポートを介して前記第2データ中継装置により受信し、当該受信したデータを、前記第4ポートを介して前記第2ネットワークへ前記第2データ中継装置により送信し、
    前記第2ネットワークから前記第1ネットワークへ送信されるデータを、前記第2ポートを介して前記第1データ中継装置により受信し、当該受信したデータを、前記第5ポート及び前記装置間通信路を介して前記第2データ中継装置へ前記第1データ中継装置により送信し、
    前記第5ポート及び前記装置間通信路を介して送信された前記データを受信し、当該データを、前記第3ポートを介して前記第1ネットワークへ前記第2データ中継装置により送信する。
  9. 請求項8に記載のデータ中継方法であって、
    前記第1中継装置により、前記第1ネットワークと前記第1ポートに付された第1アドレスとの対応関係を保持し、前記第2ネットワークから前記第1ネットワークへ送信されるデータを、前記第1中継装置により、前記対応関係で前記第1ネットワークに対応して保持されている前記第1アドレスの付された前記第1ポートを介して前記第1ネットワークに送信し、
    前記障害が発生した場合、前記第1中継装置により、前記第1ネットワークと前記第1アドレスとの対応関係に替えて前記第1ネットワークと前記第5ポートに付された第2アドレスとの対応関係を保持し、前記第2ネットワークから前記第1ネットワークへ送信されるデータを、前記第1中継装置により、前記対応関係で前記第1ネットワークに対応して保持されている前記第2アドレスの付された前記第5ポート及び前記装置間通信路を介して前記第2中継装置に送信する。
  10. 第1ネットワークと接続する第1ポート及び第2ネットワークと接続する第2ポートを有する第1データ中継装置と、前記第1ネットワークと接続する第3ポート及び前記第2ネットワークと接続する第4ポートを有する第2データ中継装置とが、前記第1データ中継装置が有する第5ポート及び前記第2データ中継装置が有する第6ポートと接続し且つ前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークとは別の装置間通信路により接続されたデータ中継システムにおいて前記第2データ中継装置が実行するデータ中継方法であって、
    前記第1ポートを含む、前記第1ネットワークと前記第1中継装置を接続する部分の障害に関する情報を前記第5ポートから前記第6ポートで受信し、
    前記第1ネットワークから前記第2ネットワークへ送信されるデータを前記第3ポートを介して受信し、当該受信したデータを、前記第4ポートを介して前記第2ネットワークへ送信し、
    前記第2ネットワークから前記第1ネットワークへ送信されるデータを、前記第2ポートと前記第5ポートとから前記装置間通信路を介して前記第6ポートで受信し、当該受信したデータを、前記第3ポートを介して前記第1ネットワークへ送信する。
  11. 請求項10に記載のデータ中継方法であって、
    前記障害に関する情報の受信に応じて、前記第3ポートのアドレスを前記第1ポートのアドレスに付け替える。
JP2003207000A 2003-08-11 2003-08-11 データ中継装置及びデータ中継方法 Expired - Fee Related JP3709401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003207000A JP3709401B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 データ中継装置及びデータ中継方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003207000A JP3709401B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 データ中継装置及びデータ中継方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08365396A Division JP3504060B2 (ja) 1996-04-05 1996-04-05 インタネットワーク装置及びネットワークシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004064779A JP2004064779A (ja) 2004-02-26
JP3709401B2 true JP3709401B2 (ja) 2005-10-26

Family

ID=31944776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003207000A Expired - Fee Related JP3709401B2 (ja) 2003-08-11 2003-08-11 データ中継装置及びデータ中継方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3709401B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166512A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Mitsubishi Electric Corp 二重化システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004064779A (ja) 2004-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6148411A (en) Network system having function of changing route upon failure
US6594227B1 (en) Communication control system
US5781715A (en) Fault-tolerant bridge/router with a distributed switch-over mechanism
US6173411B1 (en) Method and system for fault-tolerant network connection switchover
US6954794B2 (en) Methods and systems for exchanging reachability information and for switching traffic between redundant interfaces in a network cluster
JPH1023074A (ja) 高信頼化ネットワークシステム
JP2008078893A (ja) ネットワークの冗長方法及び中位スイッチ装置
CN113259235B (zh) 一种基于IPv6的双活路由冗余方法及系统
CN100484044C (zh) 检测默认网关工作状态的方法及其装置
JP2006333077A (ja) 回線冗長化方法およびこれに用いる中継装置
JP5441566B2 (ja) 通信端末、通信システムおよびノード切り替え方法
US20080212610A1 (en) Communication techniques and generic layer 3 automatic switching protection
KR20070082790A (ko) 이더넷 기반 시스템의 스위치 이중화 장치 및 그 방법
JP3709401B2 (ja) データ中継装置及びデータ中継方法
JP3504060B2 (ja) インタネットワーク装置及びネットワークシステム
JP2005244672A (ja) ネットワークの障害監視処理システム及び方法
JP5912923B2 (ja) リング/スター型イーサネットシステム、リング/スター型スイッチ、およびフレーム転送制御方法
JP3445900B2 (ja) インタネットワーク装置及びネットワークシステム
JP2008301433A (ja) 通信装置およびリングノード装置
CN101262400A (zh) 一种桥模式弹性分组环冗余保护的方法和系统
JP4451396B2 (ja) 冗長化ip通信装置および方法
JP2001168899A (ja) ネットワークシステム
JP3800338B2 (ja) 通信制御システム
US8553530B1 (en) Operating state control in redundancy protection systems
JP2002026956A (ja) 自動経路選択方式および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080812

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees