JP3709110B2 - Fm多重放送送出装置及び送出方法 - Google Patents

Fm多重放送送出装置及び送出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字情報あるいは画像情報を表示できるFM放送ラジオ受信機において、音声情報に対応する文字情報と、音声情報とは独立する画像情報とを混在して一定周期で繰り返し送出するFM多重放送送出装置及び送出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のFM多重放送送出装置において、文字情報を表示できるFM放送ラジオ受信機での文字情報の表示開始時刻はフレームのパケット位置に依存しており、音声情報に対応する文字情報の送出要求を検知すると、実フレームサイズに対する先頭パケットからの逐次フレーム割付を行っている。一般的にフレームの先頭パケットほど表示開始時刻が早く、フレームの終端パケットほど表示開始時刻が遅くなる。
【0003】
例えば、音声情報に対応する音声の曲名,歌手名,CMなどの文字情報を複数チャネルで同時送出する場合、フレーム割付のパケット数が少ない時には文字情報の表示開始時刻が音声情報の音声開始時刻より早くなる。また、実フレームサイズをフレーム割付対象としているために、フレーム終端部では空きパケット数が当該割付パケット数未満の場合、次フレームの先頭にフレーム割付されるので、文字情報の表示開始時刻が音声情報の音声開始時刻より遅くなる。このような場合には、音声情報の音声開始時刻と文字情報の表示開始時刻がズレてしまい、ユ−ザに違和感を与えてしまう。
【0004】
これらの改善策として改良されたFM多重放送送出装置が本発明者等によって提案されている(特許願平成11−74415号)。これは、音声情報と文字情報の表示開始時刻のズレを出来るだけ小さくするために、フレーム割付に最大2ブロックの割付容量制限がある。したがって2ブロックを越える大容量の画像情報送出については考慮がなされていなかった。また、フレ−ム割付する割付容量が大きくなればなるほど、例えば画像情報のような場合は連続する大きな空きフレ−ムが必要になるために、フレ−ム割付が困難になり、割付できない空きフレ−ムが増大することから、伝送効率の低下を招いてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記FM多重放送送出における従来のフレーム割付での対応には、どうしても限界がある。したがって音声情報に対応する複数チャネルの文字情報と音声情報とは独立する複数チャネルの画像情報との混在送出を効率良く行うことが難しく、また、画像情報の送出処理における伝送効率の向上を図ることが困難であった。
【0006】
本発明の目的は、音声情報に対応する複数チャネルの文字情報と、音声情報とは独立する複数チャネルの画像情報との混在送出を効率良く行い、画像情報の送出処理における伝送効率の向上を図るFM多重放送送出装置及び送出方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるFM多重放送送出装置の特徴とするところは、音声情報とは独立する画像情報の送出時刻を放送制御部が検知した時、画像情報格納領域の更新した画像書き込み位置を記憶部から読み出して該画像情報を格納しておく。そしてフレーム伝送時刻の度に予めフレーム割付された音声情報に対応する文字情報のみのフレームデータを記憶部から読み出し、空きフレーム位置を画像情報のフレーム割付可能位置として検出する。画像情報のフレーム割付可能位置として検出された空きフレーム位置に更新した画像書き込み位置と画像読み出し位置とに基づき、各チャネルの音声情報とは独立する各画像情報を該画像読み出し位置から固定長のパケットに分割し、該分割したパケットを前記検出したフレーム割付可能位置にパケット単位でフレーム割付して送出することに本発明の特徴がある。すなわち本発明は、フレームに文字情報を割付けた残りの部分である空きフレームに画像情報を分割してフレーム割付し、伝送効率の向上を図ることにある。
【0008】
上記では音声情報とは独立する画像情報として説明したが、音声情報に対応する文字情報ほどの関連はないにしても、音声情報に対して関連する画像情報の表示という意味では、全く関係が無い画像情報ばかりではない。音声情報に対応する文字情報よりは、表示のタイミングが多少遅れてもあまり違和感のない画像情報と言った方が適当である。
【0009】
【発明の実施の形態】
はじめに本発明のFM多重放送送出装置及び送出方法の概要について図2により説明する。図2はフレーム伝送周期がT,画像情報記憶サイズがSである時に、音声情報に対応する文字情報と、音声情報とは独立する(あるいは関係する)画像情報とをフレーム割付する場合の概要を示している。
【0010】
音声情報とは独立する画像情報の送出時刻を検知した時、画像情報格納領域の画像書き込み位置から当該画像情報を格納して行き、画像情報記憶サイズSを越える場合は超過分を先頭へ移動してリング形式で書き込む。フレーム伝送時刻の度に予めフレーム割付された音声情報に対応する文字情報のみのフレームデータを検索し、空きフレーム位置に画像情報格納領域に格納された画像情報を画像読み出し位置から読み出して固定長のパケットに分割し、パケット単位でフレーム割付して送出する。図2の例では番組A,B,C,の音声情報に対応する文字情報(1)、(2)、(4)、(3)は時間遅れがないようにフレーム割付が行なわれる。ただ、ここでは番組Aと番組Bとの重複時間があるが、番組Aの(1)を優先的にフレーム割付を行っている。(3)、(4)については図2に示したように音声情報に対応するフレーム位置にフレーム割付が行われる。これが現行のフレーム割付状態である。いま番組Xの画像情報サイズをxとすると、本発明における画像情報のフレーム割付は、画像情報サイズxに対応した連続空きフレームがないと画像情報フレーム割付を行わないのではなく、フレームの空き部分に画像情報を分割してフレーム割付を行う。例えば図2で文字情報(2)と(3)の間、f1〜f2に空きフレームが生じているが、ここに画像情報のうちのB1〜B2(番組Xの)を割付ける。また文字情報(3)と(4)の間の空きフレームにも同じように画像情報のB2〜B3〜B4(番組Xと番組Yの)の画像情報を割付ける。そのうちB3〜B4の画像情報は番組Yの画像情報である。また(4)の後の空きフレームには番組Yの画像情報B4〜B5を割付ける。このようにフレーム割付を行うと、空きフレームがある状態で伝送するよりも伝送効率が格段に向上する。番組YのB5以降の画像情報は次のフレームに割付けられるが、あくまでも文字情報を優先的にフレーム割付する。そして画像読み出し位置Rはaだけ加算して更新する。
【0011】
図1は、本発明の一実施の形態例に係るFM多重放送送出装置の機能ブロック構成図を示す。1は入力部でフレーム伝送周期(T),パケットサイズ(P)、フレームパケット数(n)、画像情報記憶サイズ(S)が入力される。2は記憶部で,フレーム伝送周期(T)の格納テーブル21、パケットサイズ(P)の格納テーブル22、フレームパケット数(n)の格納テーブル23、そして画像情報記憶サイズ(S)の格納テーブル24、画像書き込み位置(W)の格納テーブル25、および画像読み出し位置(R)の格納テーブル26、画像情報(Gi)の格納テーブル27、そしてフレームデータ(Dji、Ei)の格納テーブル28から構成されている。3は放送制御部で音声情報に対応する文字情報の放送要求を検知すると、割付部4に通知し、記憶部2のフレームデータ格納テーブル28に対して文字情報のフレーム割付が行われる。すなわち前記図2の現フレームデータとして示した(1)(2)のように番組A、Bの文字情報をフレーム割付する。この図2では文字情報(1)(2)が重複する時間帯があるが、(1)を優先的にフレーム割付した例である。このように同時にフレーム割付する文字情報が存在する場合は、あらかじめ定めておいたいずれか一方を優先的にフレーム割付する。5は画像書き込み位置(W)と画像読み出し位置(R)の更新部で,例えば、図2の例では画像読み出し位置更新部52により、B1点R(B1)からRa(B5)の位置に画像読み出し位置が更新される。すなわち、X番組の画像情報B1−B3とY番組の画像情報B3−B5をフレームに割付することによって、画像読み出し位置がRからRaの位置に更新され、次のフレーム割付時はRaからになる。このように画像読み出し位置が更新される。
【0012】
さらにこの更新部5では画像書き込み位置更新部51により画像書き込み位置(W)の更新が行われる。画像書き込み位置はY番組の終了点がWであり、次の番組、例えばZ番組の画像書き込み位置はWから行われることになる。6は伝送部,7は変調部,8は合成部,9は送信部である。伝送部6では図2のフレームデータとして示したように文字情報と画像情報からフレーム生成部62によりフレームデータを生成する。割付位置検出部61は例えば図2のフレームデータのf1、f2のように画像情報のフレーム割付位置を決め文字情報(1)(2)、画像情報B1−B2文字情報(3)、画像情報B2−B4、文字情報(4)、画像情報B4−B5の順で空きがないフレームデータを生成する。
【0013】
画像情報記憶サイズ格納テーブル24は入力部1から取り込んだ画像情報記憶サイズ(S)を格納する。画像書き込み位置格納テーブル25は更新部5の画像書き込み位置更新部51が設定するテーブルで、画像情報格納テーブル27の書き込み位置(W)を格納する。画像読み出し位置格納テーブル26は更新部5の画像読み出し位置更新部52が設定するテーブルで、画像情報格納テーブル27の読み出し位置(R)を格納する。画像情報格納テーブル27は更新部5の画像書き込み位置更新部51が設定するテーブルで、放送要求指示された画像情報を格納する。画像情報格納テーブル27のテーブルサイズは、画像情報記憶サイズSにより規定される。
【0014】
フレームデータ格納テーブル28は割付部4と伝送部6のフレーム生成部62が設定するテーブルで、図3に示すようにフレーム割付結果を格納するデータ部とフレーム割付状態を格納するインデックス部から構成されている。データ部のテーブルサイズはパケットサイズPとフレームパケット数nからP×nにより規定され、インデックス部のテーブルサイズはフレームパケット数nにより規定される。
【0015】
次に、本発明の一実施の形態例に係るFM多重放送送出方法を説明する。
【0016】
第1に、フレーム伝送周期(T),パケットサイズ(P),フレームパケット数(n),画像情報記憶サイズ(S)が入力部1から読み込まれ、それぞれ上記のように格納される。画像書き込み位置格納テーブル25と画像読み出し位置格納テーブル26に初期値1が設定され、画像情報格納テーブル27に初期値0が設定される。また、フレームデータ格納テーブル28のデータ部とインデックス部にもそれぞれ初期値0が設定される。
【0017】
第2に、図1で、放送制御部3が音声情報に対応する文字情報の予め設定された送出時刻を検知すると、割付部4へ通知する。割付部4は当該文字情報をフレームデータ格納テーブル28のデータ部へ格納し、該当インデックス部に1を設定してフレーム割付結果とフレーム割付状態をフレームデータ格納テーブル28へ格納する。一方、放送制御部3が音声情報とは独立する画像情報の予め設定された送出時刻を検知すると、画像書き込み位置更新部51へ通知する。画像書き込み位置更新部51は画像書き込み位置格納テーブル25から初期値1の画像書き込み位置を読み出し、放送制御部3から放送要求指示された時は画像情報格納テーブル27の該画像書き込み位置から当該画像情報を書き込む。この時、画像情報記憶サイズを越える場合は超過分を先頭へ移動してリング形式で書き込む(図2参照)。また、画像書き込み位置格納テーブル25から読み出した該画像書き込み位置に該書き込んだ画像情報のデータ長を加算して更新し、更新した画像書き込み位置を画像書き込み位置格納テーブル25へ格納する。該加算結果が画像情報記憶サイズを越える場合は該加算結果から画像情報記憶サイズを減算して設定し、画像書き込み位置格納テーブル25へ格納する。
【0018】
第3に、画像読み出し位置更新部52は画像読み出し位置格納テーブル26から初期値1の画像読み出し位置を読み出し、フレーム生成部62からフレーム割付更新指示された時は該画像読み出し位置にパケット単位でフレーム割付した画像情報のデータ長を加算して更新し、更新した画像読み出し位置を画像読み出し位置格納テーブル26へ格納する。該加算結果が画像情報記憶サイズを越える場合は該加算結果から画像情報記憶サイズを減算して設定し、画像読み出し位置格納テーブル26へ格納する。
【0019】
第4に、割付位置検出部61はフレーム伝送時刻の度に予めフレーム割付された文字情報のみのフレームデータをフレームデータ格納テーブル28から読み出し、該フレームデータのインデックス部が0である空きフレーム位置を検出する。
【0020】
割付位置検出部61で空きフレーム位置が検出された時、フレーム生成部62は画像書き込み位置格納テーブル25と画像読み出し位置格納テーブル26からそれぞれ画像書き込み位置と画像読み出し位置とを読み出す。画像情報格納テーブル27に格納された画像情報を該画像読み出し位置から読み出し、固定長のパケットに分割してフレームデータ格納テーブル28のデータ部へ格納し、該当インデックス部に1を設定する。画像情報格納テーブル27に格納された画像情報の終端は画像読み出し位置が画像書き込み位置と一致した時で判定し、パケット単位でフレーム割付した画像情報のデータ長を画像読み出し位置更新部52へ通知する。また、フレーム生成部62はフレームデータ格納テーブル28から文字情報と画像情報とをフレーム割付したフレームデータを読み出して変調部7へ送出し、フレームデータ格納テーブル28のデータ部とインデックス部にそれそれ初期値0を設定して次フレームデータのフレーム割付に備える。
【0021】
第5に、変調部7はパケット形式のデジタルデータをアナログ信号へ変換し、合成部8は音声情報とアナログ信号へ変換された文字情報及び画像情報とを合成する。また、送信部9は音声情報と文字情報及び画像情報とを多重化したFM放送波として放送し、文字情報と画像情報との混在送出処理を完了する。以下これらをフローチャートにより説明する。
【0022】
図4に、文字情報と画像情報との混在送出処理のフローチャートを示す。始めに、ステップ1000ではシステム変数の初期化処理を行い、ステップ3000では文字情報の送出時刻の判定を行う。送出時刻の場合は割付処理(4000)を実行し、送出時刻でなければステップ3010により画像情報の送出時刻かどうかを判定する。そして送出時刻の場合は更新処理(5000)を実行し、送出時刻でなければステップ6000を実行する。
【0023】
次に、ステップ6000ではフレーム伝送時刻の判定を行い、フレーム伝送時刻の場合は伝送処理(6010)及び更新処理(5000)を実行し、フレーム伝送時刻でなければステップ3020を実行する。ステップ3020では送出処理完了の判定を行い、送出処理完了でなければステップ3000の文字情報の送出時刻の判定処理から再度実行し、送出処理完了であれば文字情報と画像情報との混在送出処理を終了する。
【0024】
図5,図6に、初期化処理のフローチャートを示す。Giは画像情報格納テーブル、Djiはフレームデータ(データ部)、Eiはフレームデータ(インデックス部)である。
【0025】
始めに、ステップ1010では画像書き込み位置Wと画像読み出し位置Rに初期値1を設定し、ステップ1020〜1050では画像情報格納テーブル27、すなわちGiに初期値0を設定する(Gi=0)。ステップ1020は画像情報格納テーブル27に対応するループカウンタIの初期値設定であり、格納領域の初期値設定(1030)は画像情報記憶サイズのS回繰り返し実行されるものである。ステップ1040ではループカウンタIを+1更新し、更新後のループカウンタIが画像情報記憶サイズS以下の場合(1050)はステップ1030へ戻り、次の格納領域を初期値設定する。画像情報記憶サイズSを越えた時は図6のステップ1060を実行する。
【0026】
次に、ステップ1060〜1130ではフレームデータ格納テーブル28のデータ部Djiとインデックス部Ei(図3参照)に初期値0を設定する。
【0027】
ステップ1060及び1080はフレームデータ格納テーブル28に対応するループカウンタI及びJの初期値設定であり、フレームデータ格納テーブル28のインデックス部への初期値設定(1070)はフレームパケット数のn回繰り返し実行され、フレームデータ格納テーブル28のデータ部への初期値設定(1090)はフレームデータ格納領域P×n回繰り返し実行されるものである。ステップ1100ではループカウンタJを+1更新し、更新後のループカウンタJがパケットサイズP以下の場合(1110)はステップ1090へ戻り、パケットサイズPを越えた時はステップ1120を実行する。ステップ1120ではループカウンタIを+1更新し、更新後のループカウンタIがフレームパケット数n以下の場合(1130)はステップ1070へ戻り、次のパケットデータの初期値設定を行う。フレームパケット数nを越えた時は初期化処理を終了する。
【0028】
図7に、割付処理のフローチャートを示す。また、図7で用いる記号ALは文字情報データ長、Akは文字情報で、PKはパケット位置である。始めに、ステップ4010及び4030はフレームデータ格納テーブル28に対応するループカウンタI及びJの初期値設定と放送要求指示された文字情報に対応するループカウンタKの初期値設定である。ステップ4020では当該文字情報をフレーム割付するフレームデータ格納テーブル28の該当インデックス部に1を設定し、ステップ4040では当該文字情報をフレームデータ格納テーブル28のデータ部へ格納する。ステップ4050ではループカウンタJ及びKを+1更新し、更新後のループカウンタKが放送要求指示された文字情報のデータ長AL以下の場合(4060)はステップ4070を実行し、文字情報データ長ALを越えた時は割付処理を終了する。
【0029】
次に、ステップ4070では更新後のループカウンタJとパケットサイズPとの比較を行い、ループカウンタJがパケットサイズP以下の場合はステップ4040へ戻り、パケットサイズPを越えた時はステップ4080を実行する。ステップ4080ではループカウンタIを+1更新し、更新後のループカウンタIがフレームパケット数n以下の場合(4090)はステップ4020へ戻り、次のパケットデータのフレーム割付を行う。フレームパケット数nを越えた時は割付処理を終了する。
【0030】
図8,図9に、更新処理のフローチャートを示す。BLは画像情報データ長、CLはフレーム割付データ長、Bjは画像情報である。始めに、ステップ5110では放送制御部3からの放送要求の更新指示を判定する。放送制御部3から更新指示された時はステップ5120〜5180を実行し、放送制御部3から更新指示無き時はステップ5210を実行する。ステップ5120は画像情報格納テーブル27の画像書き込み位置に対応するループカウンタIの初期値設定と放送要求指示された画像情報に対応するループカウンタJの初期値設定であり、ステップ5130では当該画像情報を画像情報格納テーブル27へ格納する。ステップ5140ではループカウンタI及びJを+1更新し、更新後のループカウンタIが画像情報記憶サイズS以下の場合(5150)はステップ5170を実行し、画像情報記憶サイズSを越えた時はステップ5160を実行する。ステップ5160では画像情報記憶サイズSを越えた時に画像書き込み位置のループカウンタIを先頭へ移動する処理を行う。また、ステップ5170では更新後のループカウンタJと放送要求指示された画像情報のデータ長BLとの比較を行い、ループカウンタJが画像情報データ長BL以下の場合はステップ5130へ戻り、画像情報データ長BL を越えた時はステップ5180を実行する。ステップ5180では次回の更新指示に備えて画像書き込み位置Wを更新する。
【0031】
次に、ステップ5210ではフレーム生成部62からのフレーム割付の更新指示を判定する。フレーム生成部62から更新指示された時はステップ5220〜5240を実行し、フレーム生成部62から更新指示無き時は更新処理を終了する。ステップ5220では画像読み出し位置Rにパケット単位でフレーム割付した画像情報のフレーム割付データ長CLを加算し、加算結果が画像情報記憶サイズS以下の場合(5230)は更新処理を終了し、加算結果が画像情報記憶サイズSを越えた時はステップ5240を実行する。ステップ5240では画像情報記憶サイズSを越えた時に画像読み出し位置Rを先頭へ移動する処理を行う。
【0032】
図10〜図12に、伝送処理のフローチャートを示す。なお、Gkは画像情報格納テーブルである。
【0033】
始めに、ステップ6110〜6228では画像情報格納テーブル27に格納された画像情報のフレーム割付処理を実行する。ステップ6110及び6212はフレームデータ格納テーブル28に対応するループカウンタI及びJの初期値設定と画像情報格納テーブル27の画像読み出し位置に対応するループカウンタKの初期値設定である。ステップ6120では画像情報をフレーム割付する空きフレーム位置を検出する。フレームデータ格納テーブル28のインデックス部が0の場合はステップ6210を実行し、インデックス部が0以外の場合はステップ6226を実行する。ステップ6210では画像情報格納テーブル27に格納された画像情報をフレーム割付するフレームデータ格納テーブル28のインデックス部に1を設定し、ステップ6214では当該画像情報をフレームデータ格納テーブル28のデータ部へ格納する。ステップ6216ではループカウンタJ及びKを+1更新し、更新後のループカウンタKが画像情報記憶サイズS以下の場合(6218)はステップ6222を実行し、画像情報記憶サイズSを越えた時はステップ6220を実行する。ステップ6220では画像情報記憶サイズSを越えた時に画像読み出し位置のループカウンタKを先頭へ移動する処理を行う。ステップ6222では画像情報格納テーブル27に格納された画像情報の終端を画像読み出し位置のループカウンタKが画像書き込み位置Wと一致した時で判断する。ループカウンタKが画像書き込み位置W と一致した時はステップ6240を実行し、不一致の時はステップ6224を実行する。ステップ6224では更新後のループカウンタJとパケットサイズPとの比較を行い、ループカウンタJがパケットサイズP以下の場合はステップ6214へ戻り、パケットサイズPを越えた時はステップ6226を実行する。ステップ6226ではループカウンタIを+1更新し、更新後のループカウンタIがフレームパケット数n以下の場合(6228)はステップ6120を実行し、フレームパケット数nを越えた時はステップ6240を実行する。フレーム割付した画像情報のフレーム割付データ長は画像情報格納テーブル27の画像読み出し位置に対応するループカウンタKを用い、
K−R<0 の時 K−R+S
K−R≧0 の時 K−R
となる。
【0034】
次に、ステップ6240〜6252ではフレームデータ格納テーブル28のデータ部に格納されたフレームデータのフレーム送出処理を実行する。ステップ6240及び6242はフレームデータ格納テーブル28のデータ部に対応するループカウンタI及びJの初期値設定であり、フレームデータの送出(6244)はフレームデータ格納領域P×n回繰り返し実行されるものである。ステップ6246ではループカウンタJを+1更新し、更新後のループカウンタJがパケットサイズP以下の場合(6248)はステップ6244へ戻り、パケットサイズPを越えた時はステップ6250を実行する。ステップ6250ではループカウンタIを+1更新し、更新後のループカウンタIがフレームパケット数n以下の場合(6252)はステップ6242へ戻り、次のパケットデータの送出を行う。フレームパケット数nを越えた時はステップ6270を実行する。
【0035】
最後に、ステップ6270〜6284ではフレームデータ格納テーブル28のデータ部とインデックス部に初期値0を設定するフレーム初期化処理を実行する。
【0036】
ステップ6270及び6274はフレームデータ格納テーブル28に対応するループカウンタI及びJの初期値設定であり、フレームデータ格納テーブル28のインデックス部への初期値設定(6272)はフレームパケット数のn回繰り返し実行され、フレームデータ格納テーブル28のデータ部への初期値設定(6276)はフレームデータ格納領域P×n回繰り返し実行されるものである。ステップ6278ではループカウンタJを+1更新し、更新後のループカウンタJがパケットサイズP以下の場合(6280)はステップ6276へ戻り、パケットサイズPを越えた時はステップ6282を実行する。ステップ6282ではループカウンタIを+1更新し、更新後のループカウンタIがフレームパケット数n以下の場合(6284)はステップ6272へ戻り、次のパケットデータの初期値設定を行う。フレームパケット数nを越えた時は伝送処理を終了する。
【0037】
前述したように本実施の形態例によれば、音声情報とは独立する画像情報の送出時刻を検知した時、画像情報格納領域の画像書き込み位置から当該画像情報を格納して行き、画像情報記憶サイズを越える場合は超過分を先頭へ移動してリング形式で書き込む。フレーム伝送時刻の度に予めフレーム割付された音声情報に対応する文字情報のみのフレームデータを検索し、空きフレーム位置に画像情報格納領域に格納された画像情報を画像読み出し位置から読み出して固定長のパケットに分割し、パケット単位でフレーム割付して送出する。したがって、大容量の画像情報送出についても伝送効率を低下させることなく効率良くフレーム割付することができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、複数チャネルの文字情報と複数チャネルの画像情報との混在送出をフレームに空き状態がないように割付けるので、画像情報の送出処理における伝送効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例に係るFM多重放送送出装置の機能構成のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態例に係る文字情報と画像情報とをフレーム割付する具体例である。
【図3】図1のフレームデータ格納テーブルの説明図である。
【図4】本発明の一実施の形態例に係る文字情報と画像情報との混在送出処理の全体のフローチャートである。
【図5】図4の初期化処理のフローチャートである。
【図6】図4の初期化処理のフローチャートである。
【図7】図4の割付処理のフローチャートである。
【図8】図4の更新処理のフローチャートである。
【図9】図4の更新処理のフローチャートである。
【図10】図4の伝送処理のフローチャートである。
【図11】図4の伝送処理のフローチャートである。
【図12】図4の伝送処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…入力部、2…記憶部、3…放送制御部、4…割付部、5…更新部、6…伝送部、7…変調部、8…合成部、9…送信部、51…画像書き込み位置更新部、52…画像読み出し位置更新部、61…割付位置検出部、62…フレーム生成部、T…フレーム伝送周期、P…パケットサイズ、n…フレームパケット数、S…画像情報記憶サイズ、W…画像書き込み位置、R…画像情報読み出し位置。

Claims (2)

  1. 文字情報あるいは画像情報を表示できるFM放送ラジオ受信機に対して、複数チャネルの音声情報に対応する前記文字情報と複数チャネルの音声情報とは独立する前記画像情報とを混在して一定周期で繰り返し送出するFM多重放送送出装置において、前記画像情報送出のフレーム割付に使用する画像書き込み位置と画像読み出し位置とを記憶する記憶部と、前記書き込み読み出しにより前記画像書き込み位置と前記画像読み出し位置を更新して前記記憶部に記憶する更新部と、フレーム伝送時刻の度に予め音声情報に対応する文字情報のみ割付けられたフレームをフレームデータ格納テーブルから読み出し、空きフレーム位置を画像情報のフレーム割付可能位置として検出する割付位置検出部と、前記記憶部から読み出した画像書き込み位置と画像読み出し位置とに基づき前記画像情報を該画像読み出し位置から固定長のパケットに分割し前記検出したフレーム割付可能位置にパケット単位でフレーム割付するフレーム生成部と、を有することを特徴とするFM多重放送送出装置。
  2. 更新部、割付位置検出部およびフレーム生成部を有し、文字情報或いは画像情報を表示できるFM放送ラジオ受信機に対して、複数チャネルの音声情報に対応する前記文字情報と複数チャネルの音声情報とは独立する前記画像情報とを混在して一定周期で繰り返し送出するFM多重放送送出装置におけるFM多重放送送出方法において、更新部は、前記画像情報送出のフレーム割付に使用する画像書き込み位置と画像読み出し位置とを記憶部から読み出し、画像情報の書き込み読み出しごとに書き込み読み出し位置を更新し、割付位置検出部は、フレーム伝送時刻の度に予めフレーム割付された音声情報に対応する文字情報のみのフレームデータを記憶部から読み出し、空きフレーム位置を検出し、フレーム生成部は、前記更新した画像書き込み位置と画像読み出し位置とに基づいて該画像読み出し位置から前記画像情報を固定長のパケットに分割し、前記検出された空きフレーム位置にパケット単位でフレームを割付してフレームデータを生成して伝送することを特徴とするFM多重放送送出方法。
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