JP3707972B2 - 容器用カード差し - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の識別、容器に収納されている物品の行き先、物品名、種類、数量等を表示するための容器の側壁に配設される容器用カード差しに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示されているように、容器の側壁1の外面1aに対して垂直で、且つ、上下方向に延在する垂直壁部c1と、垂直壁部c1の先端から、側壁1に沿って平行に延在する平行壁部c2と、垂直壁部c1と平行壁部c2と容器の側壁1とにより囲まれた底部c3とからなる、平面形状が、ほぼL字状の枠部材C1を、その側部開口部c4が、相対するように、所定の間隔を置いて配設することにより形成された容器用カード差しC’が知られている。そして、カード2の両端部を、枠部材C1の上部開口c5から、垂直壁部c1と平行壁部c2と容器の側壁1とにより形成されるスリットc6に挿入するとともに、カード2の下端を、底部c3に載置することにより、カード2が、容器用カード差しC’に保持されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の容器用カード差しC’においては、スリットc6の奥行き(平行壁部c2と容器の側壁1との間隙幅)d1が、カード2の厚さより、相当、大きいので、容器用カード差しC’に保持されているカード2が、移動しやすく、容器用カード差しC’から外れる等の問題があった。
【0004】
また、容器が、ベルトコンベヤー等の搬送装置により搬送されている途中で、カード2に印字されたバーコードやカード2に貼付された磁気テープ等を、搬送装置に近接して配設された読み取り装置で読み取る場合に、容器用カード差しC’に保持されているカード2が、移動すると、読み取り装置が、容器の識別、容器に収納されている物品の行き先、物品名、種類、数量等の種々の情報が表示或いは記憶されているバーコードや磁気テープ等の情報を、読み取れなかったり、或いは、間違って読み取る等のトラブルが発生する。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来の容器用カード差しが有する課題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、容器の側壁との間に、カードの両端部が挿入される間隙を形成するとともに、前記カードの両端部が挿入可能な上部開口を有する一対のカード支持部材と、該一対のカード支持部材間に位置する前記容器の側壁に、上下方向に延在する縦リブとして形成されたカード押さえリブとを有し、且つ、前記カード押さえリブが、前記間隙にその両端部が挿入されたカードの前記一対のカード支持部材間に位置する裏面を押すことにより、前記カードの両端部の表面が、前記カード支持部材に圧接されるように構成したものである。
【0007】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。なお、上述した従来の容器用カード差しC’と同じ構成部材については、同じ符号を用いるとともに、その詳細な説明は省略する。
【0008】
Bは、一例として、本発明の容器用カード差しCが配設された運搬用容器であり、本実施例では、運搬用容器Bの短側壁b1に、後述する容器用カード差しCが配設されている。
【0009】
C1は、上述した従来の容器用カード差しC’の枠部材C1と同じ構成を有する枠部材C1であり、同様に、運搬用容器Bの短側壁b1の外面b1’に対して垂直で、且つ、上下方向に延在する垂直壁部c1と、垂直壁部c1の先端から、側壁1に沿って平行に延在する平行壁部c2と、垂直壁部c1と平行壁部c2と容器の側壁1とにより囲まれた底部c3とから構成されている。そして、上述した従来の容器用カード差しC’と同様に、一対の枠部材C1は、その側部開口部c4が、相対するように、所定の間隔を置いて配設されており、また、枠部材C1の上部には、上部開口c5が形成されている。更に、垂直壁部c1と平行壁部c2と容器の側壁1とにより、カード2の端部が挿入されるスリットc6が形成されている。
【0010】
c7は、一対の枠部材C1間に位置する、運搬用容器Bの短側壁b1の外面b1’に形成されたカード押さえリブである。カード押さえリブc7は、短側壁b1に対して垂直で、且つ、上下方向に延在する縦リブとして形成されており、カード押さえリブc7の奥行き(短側壁b1の外面b1’から、カード押さえリブc7の先端までの長さ)d2は、スリットc6の奥行き(平行壁部c2と短側壁b1との間隙幅)d1と、ほぼ同じか、若干、長く形成されている。換言すれば、カード押さえリブc7の先端c7’が、平行壁部c2の内面c2’と同じか、平行壁部c2の内面c2’を超えて、若干、外側に延出するように構成されている。このようなカード押さえリブc7は、対の枠部材C1間に位置する、運搬用容器Bの短側壁b1の外面b1’に、1つ、或いは、2以上、形成することができる。
【0011】
カード2の両端部を、枠部材C1の上部開口c5から、垂直壁部c1と平行壁部c2と容器の側壁1とにより形成されるスリットc6に挿入するとともに、カード2の下端を、底部c3に載置すると、一対の枠部材C1間に位置するカード2の裏面2aが、カード押さえリブc7に押されて、カード2の両端部の表面2bが、枠部材C1を構成する平行壁部c2に圧接されるので、カード2が、移動することなく、容器用カード差しCに保持されることになる。従って、容器用カード差しCに保持されているカード2が、移動し、容器用カード差しCから外れるようなことが防止できる。
【0012】
また、容器用カード差しCに保持されているカード2が移動しないので、カード2に印刷或いは貼付されたバーコードや磁気テープ等の情報を、読み取り装置が読み取れなかったり、或いは、間違って読み取る等のトラブルを、確実に防止することができる。
【0013】
b2は、容器用カード差しCを構成する平行壁部c2の後方に位置する運搬用容器Bの短側壁b1に穿設されている透孔であり、透孔b2は、平行壁部c2の内幅w1及び高さh1と同じ、幅と高さを有している。この透孔b2は、射出成形等により、容器用カード差しCを、運搬用容器Bと一体成形する際の金型により、形成される透孔である。
【0014】
次に、図4を用いて、別の実施例について説明する。
【0015】
運搬用容器Bの短側壁b1等に形成された縦リブb3と横リブb4とで囲まれたカード差し部を構成する、下方に位置する横リブb4からは、ほぼ垂直に、上方に延在するカード受け条片c8が立設されている。この実施例においては、3つのカード受け条片c8が形成されている。そして、各カード受け条片c8間には、上述したカード押さえリブc7が、その先端c7’が、カード受け条片c8の内面c8’を超えて、若干、外側に延出するように形成されている。なお、カード受け条片c8は、3つに限定されることなく、2つでも、或いは、4つ以上、配設することができる。
【0016】
カード2の下端が下方に位置する横リブb4に載置されるように、カード2を、上方から、カード受け条片c8と短側壁b1間に挿入すると、カード2の裏面2aが、隣り合うカード受け条片c8間に配置されたカード押さえリブc7に押されて、カード2が、移動することなく、容器用カード差しCに保持されることになる。なお、b5は、上述した透孔b2と同様のカード受け条片c8の後方に位置する運搬用容器Bの短側壁b1に穿設されている透孔であり、射出成形等により、容器用カード差しCを、運搬用容器Bと一体成形する際の金型により、形成される透孔である。
【0017】
上述したように、一対の枠部材C1やカード受け条片c8等のカード支持部材間に、カード押さえリブc7を配置し、カード押さえリブc7の先端c7’が、カード支持部材の内面(枠部材C1の平行壁部c2の内面c2’やカード受け条片c8の内面c8’)と同じか、若干、カード支持部材(枠部材C1やカード受け条片c8)の内面を超えて、外側に延出するように容器用カード差しCを構成したので、カード2の裏面2aが、隣り合うカード支持部材間に配置されたカード押さえリブc7に押されて、カード2が、移動することなく、容器用カード差しCに保持されることになる。
【0018】
なお、上述した構成を有する容器用カード差しCは、上述した運搬用容器Bに限定されることなく、折り畳みコンテナーや大型容器やボックスパレット等の種々の容器に適用できるものである。
【0019】
また、上述した実施においては、カード支持部材として、枠部材C1やカード受け条片c8の例が示されているが、このようなカード支持部材に限定されることなく、U字状のカード支持部材等の種々のカード支持部材を用いることができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0021】
カード支持部材間に、カード押さえリブを、その先端が、カード支持部材の内面と同じか、或いは、カード支持部材の内面を超えて、外側に延出するように配設したので、容器用カード差しに保持されているカードが、移動し、容器用カード差しから外れるようなことが防止できる。
【0022】
容器用カード差しに保持されているカードが移動しないので、カードに印刷或いは貼付されたバーコードや磁気テープ等の情報を、読み取り装置が読み取れなかったり、或いは、間違って読み取る等のトラブルを、確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の容器用カード差しが配設された容器の斜視図である。
【図2】図2は本発明のカード差しの拡大斜視図である。
【図3】図3はカードが保持された状態の本発明のカード差しの拡大斜視図である。
【図4】図4は本発明のカード差しの別の実施例の拡大斜視図である。
【図5】図5はカードが保持された状態の従来のカード差しの拡大斜視図である。
【符号の説明】
B・・・・・・・・・容器
C・・・・・・・・・容器用カード差し
C1、c8・・・・・カード支持部材
c7・・・・・・・・カード押さえリブ
Claims (1)
- 容器の側壁との間に、カードの両端部が挿入される間隙を形成するとともに、前記カードの両端部が挿入可能な上部開口を有する一対のカード支持部材と、該一対のカード支持部材間に位置する前記容器の側壁に、上下方向に延在する縦リブとして形成されたカード押さえリブとを有し、且つ、前記カード押さえリブが、前記間隙にその両端部が挿入されたカードの前記一対のカード支持部材間に位置する裏面を押すことにより、前記カードの両端部の表面が、前記カード支持部材に圧接されるように構成したことを特徴とする容器用カード差し。
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