JP3707270B2 - Water-permeable ceramic block and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、車道、歩道、などの道路構造物や、公園その他の広場、駐車場、各種建造物(ビルなど)の外構の舗装に適した透水性セラミックブロックおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、雨水を地中に還元することによって下水道や都市河川に流入する雨水を低減し、下水処理場の負担を軽減したり、河川の氾濫を防止したりすることが重要な課題となっている。また、雨水を地中に還元することによって地下水の枯渇を防ぎ、地盤沈下を防止したり、都市部における植栽を促進したりすることも重要なことである。さらに、降雨時の跳ね返りが少なく、水たまりのできにくい、歩行感に優れた歩道も要求されている。透水性ブロックは、このような要求を満たすのに好適な材料として注目されている。
【0003】
さて、そのような透水性ブロックとしては、たとえば、骨材をセメントで結合させ、ある程度の空隙を有するブロック、いわゆる透水性インターロッキングブロックがあり、各社より商品化されている。しかしながらセメントの結合力には限界があり、透水性を高める代わりに強度が低くなったり、逆に強度の低下を防ぐため、セメントバインダ量を増やしたり、骨材粒度を小さくしたりしているが、透水性が充分でない、あるいは透水性の経時劣化が激しいなどの問題がある。また、ブロック表面におけるCa の炭酸化による白華現象(はな垂れ現象)や、汚れの付着しやすさ、洗浄回復のしにくさなど各種の問題が指摘されている。
【0004】
また原料として陶磁器質骨材を用いた透水性セラミックブロックがあるが、これらは原料枯渇問題が指摘されており、また発生量が景気動向に左右されたり、コストが高いなどの問題がある。
【0005】
また、別の問題として、下水汚泥や都市ゴミは、溶融スラグ化して埋め立て処分以外の有効な用途が検討されているが、今のところ路盤材やコンクリート骨材などの用途が大半であり、下水処理場やゴミ処理場を持つ自治体などでは、下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグの有効な利用方法を見つけられないでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、従来の透水性インターロッキングブロックの上述した問題点を解決し、透水性や強度に優れているばかりか、保水性に優れ、特に歩道、公園その他の広場を舗装するのに好適な透水性セラミックブロックおよびその製造方法を提供するにある。
【0007】
また、透水性セラミックブロックの原料を安価で安定的に供給することにある。
【0008】
さらに、処分に困っている下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグを主骨材とすることで有効利用を図ることも目的のひとつである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、下水汚泥溶融スラグまたはゴミ溶融スラグのうちの少なくとも1種を主体とした骨材を焼結バインダで一体化した透水性セラミックブロックであって、X線回折により明確な回折ピークが得られ、CaOとSiO2あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶構造を有していることを特徴とする透水性セラミックブロックを提供する。
【0010】
ここで、下水汚泥溶融スラグとしては、下水を汚水と汚泥に分離した後、汚泥を濃縮、脱水したケーキをさらに溶融し、回収後、冷却して得たものが一般的で、冷却方法により水砕スラグ、空冷スラグ、徐冷スラグなどがある。
【0011】
ゴミ溶融スラグとしては、都市ゴミを焼却、溶融し、回収後、冷却して得たものが一般的で、冷却方法により水砕スラグ、空冷スラグ、徐冷スラグなどがある。
【0012】
骨材として使用するには、天然原料に比べ、安価であり、大量に消費する土木建築材料用の用途としては最適である。
【0013】
水砕スラグは、融液を水で急激に冷却し粒子も細かな砂状になる。その粒度分布は、透水性ブロックの骨材とするに好ましい粒度分布である。そのため、下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグとして水砕スラグを用いることが好ましい。これらの骨材が主体であれば、他の種類の骨材や焼結バインダーを加えることは構わない。
【0014】
水砕スラグは通常は、融液からの急冷によって得られるため、結晶化度の極めて低いガラス質である。このままでは低強度、脆性材質のため、ブロックとしての構造的な強度の確保が困難である。しかし、本特許では、焼結バインダーと一体化させるプロセスにより水砕スラグを結晶化させるため、所定の強度の確保ができている。すなわち、そのブロックにおいて、X線回折により得られる回折ピークの、CaOとSiO2あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶構造に起因する回折ピークから計算された結晶性成分の含有量が50〜100重量%の範囲内にあることを特徴とする。
【0015】
ここで、結晶性成分の含有量は、Cu−Kα線を用いたX線回折によって得られる回折角(2θ)が20〜55°の範囲に存在する回折ピークのうち、CaOとSiO2、あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶構造に起因する回折ピークから、以下のように求められる。
【0016】
CaOとSiO2、あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶成分の定量化は、いわゆる内部標準法によって行う。
【0017】
まず、定量化したい結晶の純粋な粉末試料と、標準試料として純粋なアルミナ粉末[合成コランダム(α−Al2O3)]を準備する。この純粋な結晶粉末と純アルミナ粉末を1:1の重量比に混合し、X線回折を行い、両者の主回折ピークの強度比を調べ、標準データとする。
【0018】
次いで、焼成後の下水汚泥溶融スラグあるいはゴミ溶融スラグを主原料とするブロックの粉砕物と純アルミナ粉末を1:1の重量比に混合し、X線回折を行い、上記と同じ両者のピークの強度を調べ、標準データと比較する。こうして焼成後の下水汚泥溶融スラグあるいはゴミ溶融スラグを主原料とするブロック中における知りたい結晶性成分の重量%が求められる。
【0019】
CaOとSiO2、あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物をしてはアノルサイト(CaO・2SiO2・Al2O3)、またはβ−ウォラストナイト(CaO・SiO2)、あるいはゲーレナイト(2CaO・SiO2・Al2O3)などがあり、各々の結晶について、上記の測定を行い、それらの結晶成分の重量比の合計を結晶成分の含有量とする。
【0020】
CaOとSiO2、あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶成分の含有量が50〜100%の範囲内にあると、骨材を構成する粒子の結晶の強度が高く、ブロックの所定の強度が確保できる。該結晶成分の含有量がこの範囲より小さいと実質的にガラス質の粒子が多く強度を保つことが困難になる。また、CaOとSiO2、あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物をアノルサイト、β−ウォラストナイト、ゲーレナイトの3種に特定して、その結晶性成分の合計含有量が50〜100重量%の範囲内であると、さらに望ましい。
【0021】
本発明の透水性セラミックブロックは、前記断面において観察される骨材、あるいは焼結バインダと一体化した骨材が、実質的に4.75〜0.5mmの粒子とその周囲に存在する0.5mm以下の粒子により構成されている。骨材部分が、このような0.5mm以上の粗粒骨材同士を0.5mm以下の微粒子がその隙間を埋める構造をなすことによって、粒子同士の結合力が高まり、ブロックの強度が向上する。
【0022】
また、粗粒骨材間に微粒子が位置することによって、焼成の際、粗粒骨材の膨張を吸収し、ブロック全体の体積膨張を緩和するため、焼成による形状変形や表層にクラックが発生する現象を抑制する効果がある。
【0023】
さらに、粗粒の周囲に存在する0.5mm以下の微粒子が陶磁器質を主体とした粒子であると、上述した効果が更に高まるため好ましい。
【0024】
ここで、骨材に用いる陶磁器質の粒子は、陶器質粒子、磁器質粒子のいずれでもよく、また、両方が混在していても構わない。具体的には、陶器質粒子としては瓦屑や陶管屑等を用いることができる。また、磁器質粒子には磁器タイル屑や電力用碍子屑等を用いることができ、これらを1種以上混合して使用してもよい。
【0025】
ブロックの空隙率が10〜40%の範囲にあることは、強度と透水機能と保水機能を同時に満足させるための条件である。保水量は、空隙の量だけでなく、空隙の大きさにも影響され、空隙が大きすぎると、水は透過しやすく保水量は小さくなる。空隙が小さすぎると大気圧下での空隙内への吸水量が少なく、やはり保水量は小さくなる。この場合、空隙量に対する保水量は高くなる可能性はあるが、透水性を損なってしまう。
【0026】
保水機能を満足している場合、アスファルト舗装やコンクリート舗装などとは異なり、路面温度の著しい上昇を防ぐ効果がある。これは、雨上がりや散水時に、ブロック内に貯えられた水が徐々に蒸発する作用を持つからである。また、透水機能と保水機能の両方を満足することで、雨上がりや散水時に限らず、地盤からの水分蒸発を促し、やはり、路面温度上昇防止に効果が期待できる。
【0027】
空隙率は、ブロックから表層を切削、除去し、さらに約5×5×5cm角の試験片を切り出し、105℃で24時間乾燥した後に室温まで冷却し、重量w(g)と体積V(cm3 )からかさ密度ρ1 =w/Vを求め、これと、同様に処理した、試験片についてアルキメデス法で求めた見掛け密度ρ2 から、次式によって求める。
【0028】
空隙率(%)=(1−ρ1 /ρ2 )×100
ブロックを任意の位置で切断し研磨した断面であって、ブロック周囲のおよそ10mm厚の皮相部分を除いた内側の断面において、任意の20mmの長さの直線を引いて測定したときに、該直線上で確認される、骨材の粒子径が最大9.5mmを実質的に越えることはなく、かつ、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材の実質的個数が平均4〜20個存在し、さらには、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材の存在していない部分を空隙とした時、該空隙の個数が、平均4〜18個存在していることが好ましい。
【0029】
さらに、20mmの直線上に存在する、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材および空隙のそれぞれの個数が、平均4〜10個であるとより好ましい。
【0030】
本発明では、ブロック中の骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材および空隙の大きさや個数を次のようにして特定する。すなわち、ブロックを任意の位置で切断し研磨した断面のうち、ブロック周囲のおよそ10mm厚の皮相部分を除いた内側の断面において、任意の直線を引き、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材の輪郭線によって寸断された線分それぞれの長さを測定し、その骨材の粒径とする。ブロック周囲のおよそ10mm厚の皮相部分を除くのは、ブロックの表面には、意匠性を高めたり他の機能を付与するために別の材料で構成させることがあるからである。下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグ骨材には粒内に気孔を有するものもあるが、この粒内の気孔の周囲は、骨材の輪郭線とは考えない。直線上で断面と同一平面上で骨材の存在していない部分を空隙と見なす。骨材や空隙の個数を数える際は、直線に一部でも交わっている骨材や空隙は1個と数える。直線端部で交わり、交点を両端に持たない骨材や空隙も1個と数える。ブロックの切断および研磨は骨材粒子が脱落しないように慎重に行う必要がある。
【0031】
より正確な測定値を得るために、約4×4cm以上の面積の断面3ヶ所以上について、それぞれ20mmの直線を2本以上引き、それぞれにおける測定値の平均をとることが好ましい。さらに、2〜20倍の倍率のルーペ、顕微鏡、拡大投影機などを用いることが好ましい。また、断面上にある骨材と、断面上ではなく空隙の奥に覗く骨材とを区別するため、断面上の骨材のみを着色したり、焦点深度の浅い顕微鏡などにより、断面上の骨材のみを浮き上がらせてもよい。
【0032】
骨材あるいは骨材と焼結バインダが一体化した粒子のどちらかの大きさで規定しているのは、焼結バインダの種類や焼成条件などにより、骨材と焼結バインダの境界が不明確になっている場合もあるためである。が、ここでは、骨材単味の大きさよりも骨材と空隙の配置のバランスが重要と考えているので問題はない。
【0033】
骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材の大きさは、最大9.5mmを越えると、強度が損なわれるし、ブロック内部で確認されるそのような大きな粒子がブロック表面にも存在してしまうと製品の欠陥となって表面平滑性や、意匠性が損なわれる。
【0034】
20mmの直線上に存在する、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材の個数は、平均4〜20個であることが好ましく、4個より少ないと、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材の寸法が大きすぎるか、連続する空隙が多くなり、強度の低下につながる。20個より多いと、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材の寸法が小さすぎ、微粒子が多いことで、成形時の充填性を阻害した結果、焼成後の強度が不充分になり、また、空隙の大きさも小さな部分が増え、透水性が低下するようになる。
【0035】
20mmの直線上に存在する、空隙の個数は、平均4〜18個であることがさらに好ましく、上記骨材の個数と同様の理由があるが、付け加えるならば、透水機能を充分に発現させるためには、骨材同士が隣接するよりも骨材同士は部分的な結合のみで大部分は空隙と隣接している方が好ましい。すなわち、任意の直線上において、骨材と空隙はほぼ交互に存在している形に近いほど好ましい。このことは、骨材と空隙の個数がほぼ同数に近くなることと等しい。
【0036】
さらに、20mmの直線上に存在する、骨材あるいは焼結バインダと一体化した骨材および空隙のそれぞれの個数が、平均4〜10個であるとより好ましい。
【0037】
強度と透水機能をさらにバランスよく発現させようとすると、この範囲内にあることが必要であり、10個より多いと、強度と透水機能のどちらかは、少し損なわれてしまう。
【0038】
さらに、該セラミックブロックは、灼熱減量が3%以下であることが好ましい。
【0039】
灼熱減量は、3%より多いと、焼成不足による未反応物が存在している証拠であり、強度が不十分である。また、透水性を阻害したり、目詰まりの原因になったりする。灼熱減量は、強熱減量とも呼び、105℃で24時間乾燥した後、室温まで冷却した製品の重量に対し、1000℃30分間加熱し、冷却後の減量を百分率で示したものである。
【0040】
さらに、上記のような透水性セラミックブロックを厚さが20〜80mmの基材とし、陶磁器質粒子を主体とした骨材からなり、空隙率が25〜45%でかつ、基材よりも高い空隙率を有する厚さ3〜10mmのプレートを表層とした2層構造を成していることが好ましく、その透水性セラミックブロックにおいて、表層のモース硬度が6以上で、ASTM E303に準拠して求めた湿潤時における滑り抵抗値が40BPN以上であることが好ましい。
【0041】
陶磁器質粒子を主体とした骨材としたのは、表面が汚れにくく、しかも水洗などによる洗浄が容易であるからである。また、摩耗しにくく、美観の維持や、摩耗によって生じた骨材粉が表層表面に存在するようになって湿潤時か否かに関わらず滑りやすくなるからである。かかる傾向は、表層表面のモース硬度が6未満である時に特に顕著になる。空隙率が25〜45%でかつ、基材よりも高い空隙率を有する表層としたのは、その場合、雨水などは積極的に流下させるが土砂などの目詰まり成分の侵入は抑制できる。もちろん下水汚泥溶融スラグを主体とした骨材で表層を構成してもかまわない。
【0042】
ここで、表層に用いる陶磁器質の粒子は、陶器質粒子、磁器質粒子のいずれでもよく、また、両方が混在していても構わない。具体的には、陶器質粒子としては瓦屑や陶管屑等を用いることができる。また、磁器質粒子には磁器タイル屑や電力用碍子屑等を用いることができ、これらを1種以上混合して使用してもよい。
【0043】
さらに、それらの透水性セラミックブロックの、側面形状が台形であると好ましい。台形とすることで施工時における表層の欠けなどを防止でき、また、ブロック間に適度な幅の目地を形成できるようになる。もっとも、上底と下底との長さの差は、歩行感や、ハイヒール歩行、車椅子による走行の容易性などを考慮して3mm以下と小さくしてある。
【0044】
または、それらの透水性セラミックブロックの、側面に目地幅規制用の突起が設けられていることが好ましい。その突起の厚みは1〜3mm程度、高さは10〜80mm程度である。なお、突起は、ブロックを敷き詰めたときに隣接するブロックの突起同士が当たらない位置に設けておく。
【0045】
上述の透水性ブロックを一実施態様として図に示すと、図1、図2に示すような形状になる。すなわち、厚みが3〜10mmほどの表層1と、基層2との層状構成を有している。全体厚みは、作用する荷重などを考慮して40〜100mm程度にしてある。平面形状は方形で、大きさは、施工の容易性などを考慮して一辺の長さが90〜400mm程度の正方形か長方形にしてある。
【0046】
本発明において、ブロックの曲げ強さは、JIS A1106に、圧縮強さは、JIS R2206に、それぞれ準拠して求めた。
【0047】
また、本発明では、下水汚泥溶融スラグおよびゴミ溶融スラグから選ばれる1種以上を75重量%以上含み、かつ0.5mm以下の粒子を7〜25重量%含む骨材と、焼結バインダを含む混合物を成形した後、該成形体を800〜1200℃の範囲の温度で焼成する方法であって、前記下水汚泥溶融スラグまたはゴミ溶融スラグが4.75mm以下の粒子を80重量%以上含み、かつ、ガラス質を主体としており、該成形体を焼成する工程において結晶化を進行させ、X線回折により、CaOとSiO2 、あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶構造を示す明確な回折ピークが得られ、CaOとSiO2あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶構造に起因する回折ピークから計算された結晶性成分の含有量が50〜100重量%の範囲内にあるものを透水性セラミックブロックとして採用することを特徴とする透水性セラミックブロックの製造方法を提供する。
【0048】
ここで、骨材に0.5mm以下の粒子を7〜25重量%含むことにより、0.5mm以上の粗粒骨材同士を焼結バインダにより結合させるに際し、0.5mm以下の微粒子がその隙間を埋め、粒子同士の結合力が高まり、ブロックとしての強度が向上する。
【0049】
また、粗粒骨材間に微粒子が位置することによって、焼成の際、粗粒骨材の膨張を吸収し、ブロック全体の体積膨張を緩和するため、焼成による形状変形や表層にクラックが発生する現象を抑制する効果がある。
【0050】
0.5mm以下の微粒子が7重量%以下の場合は、上述した効果が不十分であり、高い強度のものが得られなかったり、ブロックの形状変形や、クラックが発生することが多くなる。また、25重量%以上では骨材粒子の間隙を埋める量が多くなり、透水性が損なわれるため、好ましくない。
【0051】
該骨材に用いる0.5mm以下の粒子としては、特に限定するものではないが、陶磁器質粒子を用いるのが好ましい。ここで、骨材に用いる陶磁器質の粒子は、陶器質粒子、磁器質粒子のいずれでもよく、また、両方が混在していても構わない。具体的には、陶器質粒子としては瓦屑や陶管屑等を用いることができる。また、磁器質粒子には磁器タイル屑や電力用碍子屑等を用いることができ、これらを1種以上混合して使用してもよい。
【0052】
主体となる骨材である下水汚泥溶融スラグおよびゴミ溶融スラグは、4.75mm以下の粒子が80重量%以上であることが重要であり、該焼結バインダが、長石、粘土、天然石、陶磁器、ガラス、下水汚泥溶融スラグ、下水汚泥焼却灰、ゴミ溶融スラグ、ゴミ焼却灰の粉末から選ばれた少なくとも1種類であり、成形用糊剤として、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース、でんぷん、水ガラスおよびセメントから選ばれた少なくとも1種類を用いることが好ましい。
【0053】
該成形する工程において、振動プレスを用いることが好ましい。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の透水性ブロックの製造方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0055】
まず、骨材に糊剤、焼結バインダーを添加、混合して調製する。
【0056】
骨材は、下水汚泥溶融スラグおよびゴミ溶融スラグから選ばれる1種以上を75重量%以上含んでおり、4.75mm以下の粒子が80重量%以上であるものとする。
【0057】
骨材に下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグ以外の原料が25%以上含まれると、下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグが安価であるという特長が失われ、また、下水汚泥や都市ゴミの処分や有効活用の効果も小さくなる。4.75mm以下の粒子が80重量%未満になると強度や製品表面平滑度を損なう。
【0058】
骨材の粒度分布は、1.18〜0.5mmの範囲が30重量%未満、0.5mm以下の範囲が10重量%未満であるとより好ましく、上述した製品の特性、すなわち強度や製品平滑性、透水性がさらに向上する。
【0059】
なお、この発明において骨材粒度分布は、JIS Z8801に規定されたふるいで骨材2kgをふるい分け、その重量比で表す。
【0060】
本発明で用いる下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグは、ガラス質を主体としている。結晶化しているスラグは、4.75mm以下の粒子が80重量%以下になるケースが多く、粉砕する必要もでてくるし、粉砕するにしてもガラス質に比べ粉砕しにくいため、所定の粒度分布に調整するための粉砕、分級の工程に余分なエネルギーを必要とするからである。また、ガラス質のスラグは溶融状態から急冷して得ることが多く、粒子が細かな砂状になっており、粒度調整が不要となるか調整するとしてもごく簡単な粉砕分級か、他の粒度分布を持つ骨材の25重量%以下の配合で済む。
【0061】
さらに、ガラス質の骨材は、焼成により結晶化を進行させる。ガラス質の骨材は、焼成時に焼結バインダーや他の骨材、添加剤などと極めて反応しやすく強固な結合が進み、さらに焼成工程で結晶化することで、体積が膨張し、焼結バインダや他の骨材の焼成中の収縮を相殺するように作用し、内部ひずみを少なくしたり、透水性や寸法精度の優れた焼結体が得られる効果があるからである。
【0062】
下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグの骨材がガラス質であるかどうかは、例えば、X線回折により確認できる。スラグ粒子を細かく砕いた粉体サンプルのX線回折パターンを調べ、明確な回折ピークが認められない場合、ガラス質と判断できる。
【0063】
また、焼成する工程において結晶化が進行したかどうかも、焼成後のブロック断面のX線回折パタ−ンあるいは焼成と同じ温度履歴を与えたスラグ粒子を砕いた粉体サンプルのX線回折パターンを調べ、回折ピークが得られれば結晶化が進行したと判断できる。本発明では、CaOとSiO2あるいはCaOとAl2O3とSiO2を含む複酸化物の結晶構造を示す明確な回折ピークが認められることを特徴としている。これらの複酸化物は化学的に安定な結晶質であり、舗装材として使用されるブロックに使用されるに適している。
【0064】
一方、焼結バインダとしては、骨材よりも融点の低いあるいは粒度分布の小さい長石、粘土、天然石、陶磁器、ガラス、下水汚泥溶融スラグ、下水汚泥焼却灰やゴミ溶融スラグ、ゴミ焼却灰の粉末を用いることができる。バインダは焼成時に溶融して骨材同士を結合するが、バインダの最大粒径は、骨材同士の結合が一様に行われるように、また、焼成時の溶融に時間がかかってエネルギーコストが上昇しないよう、0.5mm以下とするのが好ましい。また、バインダの量は、ブロックの強度や透水性を考慮しながら決めるが、通常、骨材100重量部に対して3〜20重量部ほど添加する。
【0065】
また、成形用糊剤としては、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース、でんぷんなどの有機糊剤や、水ガラスやセメントなどの無機質糊剤を用いることができる。通常、粉体形状のものは、加水して水溶液やペーストの形で用いる。ただし、乾粉で混合し、その混合物に後から加水する方法をとっても良い。
【0066】
糊剤の量は、後の成形時における保形性や焼成時における成形体のハンドリング性などを考慮して決めるが、通常、骨材100重量部に対して5〜20重量部ほど添加する。
【0067】
さて、骨材と糊剤、焼結バインダを混合する際、まず、骨材に、液状にした糊剤を、たとえばシャワーにして少しずつ添加しながら混合すると良い。次に骨材と糊剤の混合物に焼結バインダを少しずつ添加しながら混合すると良い。ここで、骨材と糊剤とをあらかじめ混合しておき、その混合物に焼結バインダをさらに添加、混合するのは、まず骨材表面に液状糊剤を均一に行き渡らせるためであり、これら3者を同時に混合すると糊剤と細かい焼結バインダとが凝集しやすく、凝集した糊剤が成形時に型に付着したり、糊剤と焼結バインダが凝集することで本来の結合の作用が低下してしまう。同じ目的で、骨材に含まれる微粒、たとえば、0.5mm以下の粒子は、予めふるい分けしておいて、焼結バインダと同様に、0.5mm以上の骨材と糊剤を混合した後に、添加することも好ましい。
【0068】
粉体形状の糊剤をまず乾粉で混合し、その混合物に後から加水することもできるが、この方法は、糊剤を液状にすると、高粘性で分散性が悪く、凝集が生じやすいような場合には非常に効果的である。
【0069】
上述の基材のみでブロックとすることもできるが、基材の上に別仕様の表層を構成させることも好ましい。その場合、成形する工程において、厚さが20〜80mmの基材の上に、厚さ3〜10mmの表層を構成させることが好ましい。
【0070】
その表層材料もまた、基材と同様に調製する。
【0071】
表層材料には、最大寸法5.0mm以下であり、0.5mm以下の範囲に10重量%未満である粒度分布を持った磁器質を50%以上含む骨材や、または、最大寸法5.0mm以下であり、0.5mm以下の範囲に10重量%未満である粒度分布を持った下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグを50重量%以上含む骨材を用いる。両者を混合して使用しても良い。
【0072】
磁器としては、磁器質のタイルや電力用碍子などの廃材を用いることができる。
【0073】
骨材の最大寸法が5mm以上になると、湿潤時における表層の滑り抵抗値が小さくなり、降雨時などの湿潤時に滑りやすくなる。滑り抵抗値は、ASTM E303に準拠して求める。0.5mm以下の範囲の粒子が10重量%以上だと、成形時の充填性が悪く、焼成時に基層と表層とで収縮挙動が異なり、層間の歪みや表層内のきれつの発生原因となる。また、空隙の寸法も、小さな部分が増え、透水性が低下してしまう。
【0074】
表層を着色するために、表層材料を調製するときそれに顔料を加えることができる。顔料としては、酸化鉄系、酸化チタン系、酸化コバルト系などの粉末を用いることができ、通常、骨材に添加、混合する。顔料の量は、その発色の程度などにもよるが、骨材100重量部に対して0.2〜10重量部ほど添加する。
【0075】
また、表層材料を調製する時に、寸法が骨材と同等かそれより小さな斑点材料を加えて、表面意匠を天然石風にしたり、多彩な模様を形成させ、意匠性を向上させることができる。斑点材料としては、既に着色された人工の無機粒子や、ウンモ、マンガン、鉄、鉄鋼スラグ、下水汚泥溶融スラグ、ゴミ溶融スラグ、ざくろ石など、焼成後に濃く発色する粒子が好ましく、その量は、その形成模様の設計などにもよるが、骨材100重量部に対して2〜10重量部ほど添加する。 次いで、上記材料を、型を用い、焼成後において所望する厚みになるよう、充填厚みを考慮しながら充填し成形する。
【0076】
基材のみでも製品にはなるが、表層との2層の構成にする場合、まず、基層材料を型に入れ、振動プレスを用いて一次成形した後、その上に、表層材料を入れ、再び加圧して成形する。
【0077】
次に上述した成形工程で得られた成形体を焼成し、透水性ブロックを得る。成形体は、焼成に先立って、乾燥するか、糊剤として水ガラスを用いている場合には、炭酸ガスを作用させて水ガラスを一次硬化させるか、セメントを用いている場合には養生して水和反応を促進させ硬化させ、ハンドリングを容易にしておく。
【0078】
焼成には、トンネルキルンやローラハースキルンなどを用いることができる。焼成条件は、骨材の耐火度、焼結バインダの溶融挙動などを考慮して決めるが、通常、800〜1200℃の範囲とする。焼成時間は、基層材料および表層材料の種類や成形体の大きさなどにもよるので一概にはいえないが、2〜72時間程度である。
【0079】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
【0080】
実施例1
下水汚泥水砕スラグを主骨材とし、これに0.5mm以下の磁器タイル屑粉砕物を外割で10重量部添加し、混合骨材とした。粒径は、最大寸法4.75mmであり、4.75〜1.18mmの範囲の粒子が63重量%、1.18〜0.5mmの範囲の粒子が25重量%、0.5mm以下の範囲の粒子が12重量%の粒度分布を持っていた。また、この骨材をX線回折により調べた結果、明確な回折パターンは得られなかった。(図3)
これに、糊剤として水ガラス3号を骨材100重量部に対して10重量部になるように添加混合し、得られた混合物にバインダとして板ガラス廃材の粉末(最大寸法0.3mm)を骨材100重量部に対して10重量部になるように添加、混合し基層材料を得た。
【0081】
一方、磁器タイル廃材の破砕片(最大寸法:1.7mm、0.5mm以下の範囲6重量%)を骨材とし、これに酸化鉄系顔料を骨材100重量部に対して2重量部になるように添加、混合し、さらに、糊剤として水ガラス3号を骨材100重量部に対して8重量部になるように添加、混合し、得られた混合物にバインダとして板ガラス廃材の粉末(最大寸法0.3mm)を骨材100重量部に対して8重量部となるように添加、混合し表層材料を得た。
【0082】
次に、上記基層材料を厚みが55mmになるように型に入れ、振動プレスを用いて1kgf/cm2 の圧力で一次成形した後、その上に、上記表層材料を厚みが15mmになるように入れ、再び1kgf/cm2 の圧力で加圧して成形した。
【0083】
次に、成形体に炭酸ガスを作用させて糊剤である水ガラス3号を一次硬化させた後、トンネルキルンを用い、1100℃で4時間焼成し、大きさが100×200mm,表層の厚みが12mm、基層の厚みが48mm、全体の厚みが60mmの、この発明のブロックを得た。
【0084】
このようにして得たブロックについて、特性を評価したところ、以下の通りであった。
【0085】
ブロックを任意の位置で切断し研磨した断面のうち、ブロック周囲のおよそ10mm厚の皮相部分を除いた内側の断面において、任意の直線を引き、焼結バインダで包まれた骨材の輪郭線によって寸断された線分の長さを、それぞれ測り、これを3本の直線について行い、さらに断面3ヶ所について繰り返した。その時の最大寸法は5.3mmであった。分級した最初の原料骨材の最大粒径よりも大きいのは、細長い粒子では、分級(ふるい)時には、粒子の幅(短径)が効くのに対して、断面上では直線が粒子の長径付近を横切る場合があるのと、骨材が焼結バインダで包まれているためである。20mmの長さの直線上に存在する、焼結バインダで包まれた骨材および空隙のそれぞれの個数を求めた。これも1つの断面について3本の直線について行い、これを3ヶ所の断面について繰り返し、その9個の数値の平均をとった。焼結バインダで包まれた骨材は、平均7.3個存在し、空隙は、平均6.7個存在していた。
【0086】
この断面について、X線回折で調べた結果、ゲーレナイト(2CaO・Al2O3・SiO2)、アノルサイト(CaO・Al2O3・2SiO2)およびβ−ウォラストナイト(CaO・SiO2)の結晶の強い回折パターンが確認できた。(図4参照)このことから、焼成工程において結晶化が進行したことがわかる。ブロックの粉砕物を用いて、ゲーレナイト(2CaO・Al2O3・SiO2)、アノルサイト(CaO・Al2O3・2SiO2)およびβ−ウォラストナイト(CaO・SiO2)の結晶性成分の含有量を調べたところ、75重量%であった。
【0087】
灼熱減量は0.2%、空隙率が21%、透水係数が2.2〜3.4×10-2cm/sec、表層のモース硬度は6.5、湿潤時における滑り抵抗値が52BPN、曲げ強度は、52〜72kgf/cm2 であった。
【0088】
実施例2
ゴミ焼却灰を溶融、水冷処理した粒状物を、骨材とした。粒径は、最大寸法4.75mm未満であり、4.75〜1.18mmの範囲の粒子が68重量%、1.18〜0.5mmの範囲の粒子が22重量%、0.5mm以下の範囲の粒子が10重量%の粒度分布を持っていた。
【0089】
これに、実施例1とほぼ同様の製造条件を用いて製造した。
【0090】
まず、糊剤として水ガラス3号を骨材100重量部に対して10重量部になるように添加、混合し、得られた混合物にバインダとして板ガラス廃材の粉末(最大寸法0.3mm)を骨材100重量部に対して10重量部になるように添加、混合し基層材料を得た。
【0091】
一方、磁器タイル廃材の破砕片(最大寸法:1.7mm、0.5mm以下の範囲6重量%)を骨材とし、これに酸化鉄系顔料を骨材100重量部に対して2重量部になるように添加、混合し、さらに、糊剤として水ガラス3号を骨材100重量部に対して8重量部になるように添加混合し、得られた混合物にバインダとして板ガラス廃材の粉末(最大寸法0.3mm)を骨材100重量部に対して8重量部になるように添加、混合し表層材料を得た。
【0092】
次に、上記基層材料を厚みが55mmになるように型に入れ、振動プレスを用いて1kgf/cm2 の圧力で一次成形した後、その上に、上記表層材料を厚みが15mmになるように入れ、再び1kgf/cm2 の圧力で加圧して成形した。
【0093】
次に、成形体に炭酸ガスを作用させて糊剤である水ガラス3号を一次硬化させた後、トンネルキルンを用い、1100℃で4時間焼成し、大きさが100×200mm,表層の厚みが12mm、基層の厚みが48mm、全体の厚みが60mmの、この発明のブロックを得た。
【0094】
このようにして得たブロックについて、特性を評価したところ、以下の通りであった。
【0095】
ブロックを任意の位置で切断し研磨した断面のうち、ブロック周囲のおよそ10mm厚の皮相部分を除いた内側の断面において、任意の直線を引き、焼結バインダで包まれた骨材の輪郭線によって寸断された線分の長さを、それぞれ測り、これを3本の直線について行い、さらに断面3ヶ所について繰り返した。その時の最大寸法は5.3mmであった。分級した最初の原料骨材の最大粒径よりも大きいのは、細長い粒子では、分級(ふるい)時には、粒子の幅(短径)が効くのに対して、断面上では直線が粒子の長径付近を横切る場合があるのと、骨材が焼結バインダで包まれているためである。20mmの長さの直線上に存在する、焼結バインダで包まれた骨材および空隙のそれぞれの個数を求めた。これも1つの断面について3本の直線について行い、これを3ヶ所の断面について繰り返し、その9個の数値の平均をとった。焼結バインダで包まれた骨材は、平均7.0個存在し、空隙は、平均7.5個存在していた。
【0096】
灼熱減量は0.2%、空隙率が25%、透水係数が2.7〜4.2×10-2cm/sec、表層のモース硬度は6.5、湿潤時における滑り抵抗値が55BPN、曲げ強度は、47〜65kgf/cm2 であった。
【0097】
【発明の効果】
本発明の透水性ブロックおよびその製造方法は、透水性や強度に優れていると同時に、保水性が高く、また、表面の摩耗が少なく、湿潤時の滑り抵抗も良好で、汚れにくく、洗浄による回復が容易である。
【0098】
また、処分に困っている下水汚泥溶融スラグやゴミ溶融スラグの有効活用にもなり、他の高価な原料を用いることに比べ、原料費が安くなる分、製品を安価に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施態様にかかる透水性ブロックの概略平面図である。
【図2】この発明の一実施態様にかかる透水性ブロックの概略側面図である。
【図3】下水汚泥水砕スラグ骨材のX線回折パターン図である。
【図4】下水汚泥水砕スラグ骨材を用いた本発明品の断面におけるX線回折パターン図である。
【符号の説明】
1:表層
2:基層
3:目地幅規制用の突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a permeable ceramic block suitable for paving exterior structures such as road structures such as roadways and sidewalks, parks and other plazas, parking lots, and various structures (buildings, etc.) and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
In recent years, it has become an important issue to reduce rainwater flowing into sewers and urban rivers by reducing rainwater into the ground, reducing the burden on sewage treatment plants, and preventing river flooding. . In addition, by reducing rainwater into the ground, it is possible to prevent the depletion of groundwater, prevent land subsidence, and plant in urban areas.PlantingIt is also important to promote. In addition, there is a demand for a sidewalk that is less likely to bounce when it rains, is less prone to puddles, and has a good walking feeling. A water permeable block has attracted attention as a material suitable for satisfying such a requirement.
[0003]
As such a water-permeable block, for example, there is a so-called water-permeable interlocking block in which an aggregate is bonded with cement and has a certain amount of voids, which are commercialized by various companies. However, there is a limit to the bonding strength of cement, and instead of increasing water permeability, the strength is lowered, or conversely, in order to prevent a decrease in strength, the amount of cement binder is increased or the aggregate particle size is reduced. There are problems such as insufficient water permeability or severe deterioration of water permeability over time. In addition, various problems have been pointed out, such as white flower phenomenon (causing dripping phenomenon) due to carbonation of Ca on the block surface, easy adhesion of dirt, and difficulty in recovering from washing.
[0004]
In addition, there are water permeable ceramic blocks using ceramic aggregates as raw materials, but these have been pointed out the problem of raw material depletion, and the amount of generation depends on economic trends and the cost is high.
[0005]
Another problem is that sewage sludge and municipal waste are being melted into slag and are being used for other purposes than landfill disposal, but so far they are mostly used for roadbed materials and concrete aggregates. Local governments that have sewage treatment plants and waste disposal plants cannot find effective ways to use sewage sludge melting slag and garbage melting slag.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to solve the above-mentioned problems of conventional water-permeable interlocking blocks, and not only has excellent water permeability and strength, but also has excellent water retention, especially for paving sidewalks, parks and other plazas. It is in providing the suitable water-permeable ceramic block and its manufacturing method.
[0007]
Another object is to stably supply the raw material for the water-permeable ceramic block at a low cost.
[0008]
Furthermore, it is one of the purposes to make effective use of sewage sludge melting slag and waste melting slag, which are in need of disposal, as the main aggregate.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a water-permeable ceramic block in which an aggregate mainly composed of at least one of sewage sludge molten slag or refuse molten slag is integrated with a sintered binder, A clear diffraction peak is obtained by diffraction, and CaO and SiO2Or CaO and Al2OThreeAnd SiO2A water permeable ceramic block characterized by having a crystal structure of a double oxide containing
[0010]
Here, the sewage sludge melting slag is generally obtained by separating the sewage into sewage and sludge, further melting the sludge concentrated and dewatering cake, collecting it, and cooling it. There are crushed slag, air-cooled slag, and slow-cooled slag.
[0011]
As the refuse melting slag, municipal waste is generally obtained by incineration, melting, recovery, and cooling, and includes granulated slag, air-cooled slag, slow-cooled slag, etc. depending on the cooling method.
[0012]
In order to use as an aggregate, it is cheaper than natural raw materials, and is optimal as a use for civil engineering and building materials that consume a large amount.
[0013]
The granulated slag rapidly cools the melt with water and the particles become fine sand. The particle size distribution is a preferable particle size distribution for the aggregate of the water permeable block. Therefore, it is preferable to use granulated slag as sewage sludge melting slag or garbage melting slag. If these aggregates are mainly used, other types of aggregates and sintered binders may be added.
[0014]
Since granulated slag is usually obtained by rapid cooling from the melt, it is a vitreous having a very low crystallinity. As it is, it is difficult to ensure the structural strength as a block because of its low strength and brittle material. However, in this patent, since the granulated slag is crystallized by the process of integrating with the sintered binder, a predetermined strength can be ensured. That is, in the block, CaO and SiO of diffraction peaks obtained by X-ray diffraction.2Or CaO and Al2OThreeAnd SiO2The content of the crystalline component calculated from the diffraction peak due to the crystal structure of the double oxide containing is in the range of 50 to 100% by weight.
[0015]
Here, the content of the crystalline component is CaO and SiO2 or CaO among diffraction peaks in which the diffraction angle (2θ) obtained by X-ray diffraction using Cu-Kα rays is in the range of 20 to 55 °. From the diffraction peak due to the crystal structure of the double oxide containing Al 2
[0016]
The so-called internal standard method is used to quantify the crystal components of CaO and SiO2, or a double oxide containing CaO, Al2O3 and SiO2.
[0017]
First, a pure powder sample of crystals to be quantified and a pure alumina powder [synthetic corundum (α-Al 2 O 3)] as a standard sample are prepared. The pure crystal powder and the pure alumina powder are mixed at a weight ratio of 1: 1, X-ray diffraction is performed, the intensity ratio of the main diffraction peaks of both is examined, and standard data is obtained.
[0018]
Next, sewage sludge melting slag or waste melting slag after firingBlock made mainly ofThe pulverized product and pure alumina powder are mixed at a weight ratio of 1: 1, X-ray diffraction is performed, the same peak intensity as described above is examined, and compared with standard data. In this way, sewage sludge melting slag or refuse melting slag after firingBlock made mainly ofThe weight percentage of the crystalline component desired to be obtained is determined.
[0019]
CaO and SiO2, or a double oxide containing CaO, Al2O3 and SiO2, anorthite (CaO.2SiO2, Al2O3), β-wollastonite (CaO.SiO2), or gehlenite (2CaO.SiO2, Al2O3), etc. The above measurement is performed for each crystal, and the total weight ratio of the crystal components is defined as the content of the crystal components.
[0020]
If the content of the crystal component of CaO and SiO2 or a double oxide containing CaO, Al2O3 and SiO2 is in the range of 50 to 100%, the strength of the crystals of the particles constituting the aggregate is high, and the predetermined block Strength can be secured. If the content of the crystal component is smaller than this range, it is difficult to maintain the strength because there are substantially many vitreous particles. Further, a double oxide containing CaO and SiO2 or CaO, Al2O3 and SiO2 is specified as three kinds of anorcite, β-wollastonite and gehlenite, and the total content of the crystalline components is 50 to 100% by weight. It is further desirable to be within the range.
[0021]
In the water-permeable ceramic block of the present invention, the aggregate observed in the cross section or the aggregate integrated with the sintered binder is substantially present in the vicinity of 4.75 to 0.5 mm particles and the periphery thereof. It is comprised by the particle | grains of 5 mm or less. The aggregate portion has a structure in which the coarse particles having a size of 0.5 mm or more fill the gap between the coarse aggregates having a size of 0.5 mm or more, thereby increasing the bonding force between the particles and improving the strength of the block. .
[0022]
In addition, the fine particles located between the coarse aggregates absorb the expansion of the coarse aggregates during firing,Volume expansionTherefore, there is an effect of suppressing shape deformation due to firing and a phenomenon in which cracks are generated on the surface layer.
[0023]
Furthermore, it is preferable that the fine particles of 0.5 mm or less present around the coarse particles are particles mainly composed of ceramics because the above-described effects are further enhanced.
[0024]
Here, the porcelain particles used for the aggregate may be either porcelain particles or porcelain particles, or both may be mixed. Specifically, as the porcelain particles, it is possible to use tile debris, ceramic tube debris or the like. The porcelain particles may include porcelain tile scraps, power insulator scraps, and the like, and one or more of these may be used in combination.
[0025]
The block porosity in the range of 10 to 40% is a condition for simultaneously satisfying the strength, water permeability function and water retention function. The amount of water retention is influenced not only by the amount of voids but also by the size of the voids. If the voids are too large, water easily permeates and the water retention amount decreases. If the gap is too small, the amount of water absorbed into the gap under atmospheric pressure is small, and the water retention amount is also small. In this case, the water retention amount with respect to the void amount may be high, but the water permeability is impaired.
[0026]
When the water retention function is satisfied, unlike asphalt pavement and concrete pavement, it has the effect of preventing a significant increase in road surface temperature. This is because the water stored in the block gradually evaporates after raining or watering. In addition, by satisfying both the water permeability function and the water retention function, it is possible to promote the evaporation of moisture from the ground as well as after rain or water spraying, and it can be expected to be effective in preventing the road surface temperature from rising.
[0027]
The porosity is determined by cutting and removing the surface layer from the block, cutting out a test piece of about 5 × 5 × 5 cm square, drying at 105 ° C. for 24 hours, cooling to room temperature, weight w (g) and volume V (cmThreeThe bulk density ρ1 = w / V is obtained, and the apparent density ρ2 obtained by the Archimedes method for the test piece processed in the same manner is obtained by the following equation.
[0028]
Porosity (%) = (1−ρ1 / ρ2) × 100
A cross section obtained by cutting and polishing a block at an arbitrary position, and measuring the line by measuring an arbitrary 20 mm long straight line in an inner cross section excluding an approximately 10 mm thick peripheral portion around the block. Confirmed above, the aggregate particle size does not substantially exceed a maximum of 9.5 mm, and the average number of aggregates integrated with the aggregate or sintered binder is 4 to 20 on average. Furthermore, when the space where the aggregate or the aggregate integrated with the sintered binder does not exist is defined as a space, it is preferable that the number of the space is 4 to 18 on average.
[0029]
Furthermore, it is more preferable that the average number of aggregates and voids integrated with aggregates or sintered binders on a straight line of 20 mm is 4 to 10 on average.
[0030]
In the present invention, the aggregate and the size and number of voids integrated with the aggregate in the block or the sintered binder are specified as follows. That is, among the cross sections obtained by cutting and polishing the block at an arbitrary position, an arbitrary straight line is drawn on the inner cross section excluding the approximately 10 mm thick surface around the block, and the bone integrated with the aggregate or the sintered binder. The length of each line segment cut by the outline of the material is measured, and the particle size of the aggregate is measured. The reason why the surface portion of the block around 10 mm thick is removed is that the surface of the block may be made of another material in order to enhance designability or to provide other functions. Some sewage sludge molten slag and garbage molten slag aggregates have pores in the grain, but the periphery of the pores in the grain is not considered as the outline of the aggregate. The part where the aggregate is not present on the straight line and the same plane as the cross section is regarded as a void. When counting the number of aggregates and voids, the aggregate or void that intersects at least part of the straight line is counted as one. Aggregates and voids that intersect at straight ends and do not have intersections at both ends are counted as one. The block must be cut and polished carefully so that aggregate particles do not fall off.
[0031]
In order to obtain a more accurate measurement value, it is preferable to draw two or more 20 mm straight lines at three or more cross-sections having an area of about 4 × 4 cm or more, and take the average of the measurement values in each. Furthermore, it is preferable to use a magnifying glass having a magnification of 2 to 20 times, a microscope, a magnifying projector, or the like. Also, in order to distinguish between aggregates on the cross section and aggregates that are not on the cross section but in the back of the gap, only the aggregate on the cross section is colored, or the bone on the cross section is obtained with a microscope with a shallow depth of focus. Only the material may be lifted.
[0032]
The size of either the aggregate or the aggregated particles of the aggregate and the sintered binder is specified because the boundary between the aggregate and the sintered binder is unclear depending on the type of sintering binder and firing conditions. This is because there is a case where it becomes. However, there is no problem here because the balance between the aggregate and the gap is more important than the aggregate size.
[0033]
If the size of the aggregate integrated with the aggregate or the sintered binder exceeds 9.5 mm at the maximum, the strength is impaired, and such large particles confirmed inside the block are also present on the block surface. If it does, it will become a defect of a product and surface smoothness and design property will be impaired.
[0034]
The average number of aggregates integrated with aggregates or sintered binders on a straight line of 20 mm is preferably 4-20 on average, and if less than 4, aggregates with aggregates or sintered binders are integrated. The size of the aggregate is too large or there are many continuous voids, leading to a decrease in strength. When the number is more than 20, the size of the aggregate integrated with the aggregate or the sintered binder is too small, and because there are many fine particles, the filling property at the time of molding is hindered, resulting in insufficient strength after firing. Moreover, the part with a small space | gap size increases, and water permeability falls.
[0035]
The average number of voids present on a 20 mm straight line is more preferably 4 to 18 on average, and there is the same reason as the number of aggregates, but if added, in order to fully develop the water permeability function For example, it is preferable that the aggregates are adjacent to each other and the gaps are mostly adjacent to the gaps rather than the aggregates are adjacent to each other. That is, on an arbitrary straight line, it is preferable that the aggregate and the gap are close to a shape in which they are almost alternately present. This is equivalent to the fact that the number of aggregates and voids is almost the same.
[0036]
Furthermore, it is more preferable that the average number of aggregates and voids integrated with aggregates or sintered binders on a straight line of 20 mm is 4 to 10 on average.
[0037]
In order to express the strength and water permeability function in a more balanced manner, it is necessary to be within this range, and when the number is more than 10, either the strength or the water permeability function is slightly impaired.
[0038]
Further, the ceramic block preferably has a loss on ignition of 3% or less.
[0039]
When the loss on ignition is more than 3%, it is evidence that unreacted materials exist due to insufficient firing, and the strength is insufficient. Moreover, water permeability may be inhibited or clogging may be caused. The loss on ignition is also referred to as loss on ignition, and is the percentage of the weight loss after cooling at 1000 ° C. for 30 minutes against the weight of the product dried at 105 ° C. for 24 hours and then cooled to room temperature.
[0040]
Further, the water-permeable ceramic block as described above is used as a base material having a thickness of 20 to 80 mm, is composed of an aggregate mainly composed of ceramic particles, and has a void ratio of 25 to 45% and higher than the base material. It is preferable to form a two-layer structure with a plate having a thickness of 3 to 10 mm as a surface layer, and in the water-permeable ceramic block, the surface layer has a Mohs hardness of 6 or more, and is obtained in accordance with ASTM E303. The slip resistance value when wet is preferably 40 BPN or more.
[0041]
The reason why the aggregate is mainly composed of ceramic particles is that the surface is not easily soiled and can be easily washed with water. In addition, it is difficult to wear, maintaining aesthetics, and aggregate powder generated by wear is present on the surface of the surface layer, making it easy to slip regardless of whether it is wet or not. This tendency becomes particularly remarkable when the Mohs hardness on the surface of the surface layer is less than 6. The surface layer having a porosity of 25 to 45% and a higher porosity than that of the base material can prevent rainwater and the like from flowing down, but can suppress the entry of clogging components such as earth and sand. Of course, the surface layer may be composed of aggregates mainly composed of sewage sludge molten slag.
[0042]
Here, the porcelain particles used for the surface layer may be either porcelain particles or porcelain particles, or both of them may be mixed. Specifically, as the porcelain particles, it is possible to use tile debris, ceramic tube debris or the like. The porcelain particles may include porcelain tile scraps, power insulator scraps, and the like, and one or more of these may be used in combination.
[0043]
Furthermore, it is preferable that the side surface shape of these water-permeable ceramic blocks is a trapezoid. By using the trapezoidal shape, chipping of the surface layer during construction can be prevented, and joints with an appropriate width can be formed between the blocks. However, the difference in length between the upper and lower bases is set to be as small as 3 mm or less in consideration of walking feeling, high heel walking, ease of running with a wheelchair, and the like.
[0044]
Alternatively, it is preferable that joints for restricting joint width are provided on the side surfaces of the water-permeable ceramic blocks. The protrusion has a thickness of about 1 to 3 mm and a height of about 10 to 80 mm. The protrusions are provided at positions where the protrusions of adjacent blocks do not hit each other when the blocks are laid down.
[0045]
When the above-mentioned water permeable block is shown in the figure as one embodiment, it has a shape as shown in FIGS. That is, it has a layered structure of a
[0046]
In the present invention, the bending strength of the block was determined according to JIS A1106, and the compressive strength was determined according to JIS R2206.
[0047]
Further, the present invention includes an aggregate containing 75% by weight or more of at least one selected from sewage sludge molten slag and refuse molten slag and containing 7 to 25% by weight of particles of 0.5 mm or less, and a sintered binder. After molding the mixture, the molded body is fired at a temperature in the range of 800 to 1200 ° C., and the sewage sludge molten slag or dust molten slag contains 80% by weight or more of particles having a particle size of 4.75 mm or less, and , Mainly glassy,The molded bodyCrystallization proceeds in the firing step, and CaO and SiO are obtained by X-ray diffraction.2Or CaO and Al2O3And SiO2A clear diffraction peak showing the crystal structure of a double oxide containing CaO and SiO2Or CaO and Al2O3And SiO2The content of the crystalline component calculated from the diffraction peak due to the crystal structure of the double oxide containing is in the range of 50 to 100% by weightAdopting things as permeable ceramic blocksA method for producing a water-permeable ceramic block is provided.
[0048]
Here, when 7 to 25% by weight of particles of 0.5 mm or less are included in the aggregate, when the coarse particles of 0.5 mm or more are bonded to each other with a sintered binder, the fine particles of 0.5 mm or less are in the gaps. As a result, the bonding force between the particles is increased, and the strength as a block is improved.
[0049]
In addition, the fine particles are positioned between the coarse aggregates to absorb the expansion of the coarse aggregates during firing,Volume expansionTherefore, there is an effect of suppressing the phenomenon of shape deformation due to firing and the occurrence of cracks in the surface layer.
[0050]
When the amount of fine particles of 0.5 mm or less is 7% by weight or less, the above-described effects are insufficient, and a high-strength product cannot be obtained, or the shape of the block and cracks often occur. On the other hand, when the amount is 25% by weight or more, the amount of filling the gaps between the aggregate particles increases, and the water permeability is impaired.
[0051]
Although it does not specifically limit as particle | grains of 0.5 mm or less used for this aggregate, It is preferable to use ceramic particle | grains. Here, the porcelain particles used for the aggregate may be either porcelain particles or porcelain particles, or both may be mixed. Specifically, as the porcelain particles, it is possible to use tile debris, ceramic tube debris or the like. The porcelain particles may include porcelain tile scraps, power insulator scraps, and the like, and one or more of these may be used in combination.
[0052]
Sewage sludge melting slag and refuse melting slag, which are the main aggregates, contain particles of 4.75 mm or less in an amount of 80% by weight or more.It is important toThe sintering binder is at least one selected from feldspar, clay, natural stone, ceramics, glass, sewage sludge molten slag, sewage sludge incinerated ash, dust molten slag, dust incinerated ash powder, and molding paste As the agent, it is preferable to use at least one selected from carboxymethylcellulose (CMC), methylcellulose, starch, water glass and cement.
[0053]
In the forming step, it is preferable to use a vibration press.
[0054]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a method for producing a water-permeable block of the present invention will be described in detail.
[0055]
First, a paste and a sintered binder are added to and mixed with the aggregate.
[0056]
The aggregate contains 75% by weight or more of at least one selected from sewage sludge molten slag and waste molten slag, and particles of 4.75 mm or less are 80% by weight or more.
[0057]
If the aggregate contains more than 25% of raw materials other than sewage sludge melting slag and garbage melting slag, the feature that sewage sludge melting slag and garbage melting slag is inexpensive is lost, and the disposal of sewage sludge and municipal waste The effect of effective use is also reduced. When the particle size of 4.75 mm or less is less than 80% by weight, strength and product surface smoothness are impaired.
[0058]
As for the particle size distribution of the aggregate, the range of 1.18 to 0.5 mm is more preferably less than 30% by weight, and the range of 0.5 mm or less is less than 10% by weight. Properties and water permeability are further improved.
[0059]
In the present invention, the aggregate particle size distribution is expressed as a weight ratio by screening 2 kg of aggregate with a sieve defined in JIS Z8801.
[0060]
The sewage sludge melting slag and waste melting slag used in the present invention mainly contains glass. Crystallized slag often has particles of 4.75 mm or less in 80% by weight or less, and it is necessary to pulverize it. This is because extra energy is required for the pulverization and classification steps for adjustment to the above. In addition, glassy slag is often obtained by quenching from the molten state, and the particles are in the form of fine sand. A blending amount of 25% by weight or less of aggregate with distribution is sufficient.
[0061]
Further, the vitreous aggregate advances crystallization by firing. Glassy aggregates are extremely easy to react with sintered binders, other aggregates, additives, etc. during firing, and have a strong bond.YuiBy crystallization, the volume expands, acting to offset the shrinkage during sintering of the sintered binder and other aggregates, reducing internal strain, and having excellent water permeability and dimensional accuracy This is because there is an effect that can be obtained.
[0062]
Whether or not the aggregate of the sewage sludge melting slag or the refuse melting slag is glassy can be confirmed by, for example, X-ray diffraction. When the X-ray diffraction pattern of the powder sample obtained by finely pulverizing the slag particles is examined and no clear diffraction peak is observed, it can be judged as glassy.
[0063]
Also, whether the crystallization has progressed in the firing step is determined by the X-ray diffraction pattern of the powder sample obtained by crushing the X-ray diffraction pattern of the block cross section after firing or the slag particles giving the same temperature history as firing. If a diffraction peak is obtained by investigation, it can be determined that crystallization has progressed. The present invention is characterized in that a clear diffraction peak showing a crystal structure of a double oxide containing CaO and SiO2 or CaO, Al2O3 and SiO2 is recognized. These double oxides are chemically stable crystalline and are suitable for use in blocks used as paving materials.
[0064]
On the other hand, as a sintered binder, feldspar, clay, natural stone, ceramics, glass, sewage sludge molten slag, sewage sludge incinerated ash, waste molten slag, waste incinerated ash powder with a melting point lower than the aggregate or a particle size distribution is smaller. Can be used. BaInda melts at the time of firing to bond the aggregates, but the maximum particle size of the binder is such that the aggregates are uniformly bonded, and the melting at firing takes time and energy costs It is preferable to set it to 0.5 mm or less so as not to rise. The amount of the binder is determined in consideration of the strength and water permeability of the block, but is usually added in an amount of 3 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate.
[0065]
Moreover, as a molding paste, organic pastes, such as carboxymethylcellulose (CMC), methylcellulose, and starch, and inorganic pastes, such as water glass and cement, can be used. Usually, the powder form is hydrated and used in the form of an aqueous solution or paste. However, a method of mixing with dry powder and adding water to the mixture later may be employed.
[0066]
The amount of the paste is determined in consideration of the shape retention at the time of subsequent molding and the handleability of the molded body at the time of firing, and is usually added in an amount of 5 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate.
[0067]
When mixing the aggregate, the paste, and the sintered binder, first, it is preferable to mix the aggregate in a liquid state, for example, in a shower while adding it little by little. Next, it is good to mix, adding a sintering binder little by little to the mixture of aggregate and paste. Here, the aggregate and the paste are mixed in advance, and the sintered binder is further added and mixed to the mixture in order to uniformly distribute the liquid paste on the aggregate surface. When the two are mixed at the same time, the paste and fine sintered binder tend to aggregate, and the aggregated adhesive adheres to the mold during molding, or the adhesive and sintered binder aggregate to reduce the original bonding effect. End up. For the same purpose, fine particles contained in the aggregate, for example, particles of 0.5 mm or less, are preliminarily screened, and after mixing the aggregate and paste of 0.5 mm or more, like the sintered binder, It is also preferable to add.
[0068]
It is also possible to first mix the powder-form paste with dry powder, and then add water to the mixture later. However, when this paste is made into a liquid, it is highly viscous and poorly dispersible, and tends to cause aggregation. It is very effective in some cases.
[0069]
Although it is possible to form a block only with the above-described base material, it is also preferable to form a surface layer of another specification on the base material. In that case, in the forming step, it is preferable to form a surface layer having a thickness of 3 to 10 mm on a base material having a thickness of 20 to 80 mm.
[0070]
The surface layer material is also prepared in the same manner as the substrate.
[0071]
The surface layer material has a maximum dimension of 5.0 mm or less and an aggregate containing 50% or more of porcelain having a particle size distribution of less than 10% by weight within a range of 0.5 mm or less, or a maximum dimension of 5.0 mm An aggregate containing 50% by weight or more of sewage sludge molten slag or dust molten slag having a particle size distribution of less than 10% by weight within a range of 0.5 mm or less is used. You may mix and use both.
[0072]
As porcelain, waste materials such as porcelain tiles and power insulators can be used.
[0073]
When the maximum size of the aggregate is 5 mm or more, the slip resistance value of the surface layer when wet becomes small, and it becomes slippery when wet such as rain. The slip resistance value is determined in accordance with ASTM E303. When the particle size in the range of 0.5 mm or less is 10% by weight or more, the filling property at the time of molding is poor, the shrinkage behavior is different between the base layer and the surface layer at the time of firing, which causes generation of strain between layers and cracks in the surface layer. Moreover, the dimension of a space | gap also increases a small part and water permeability will fall.
[0074]
In order to color the surface layer, pigments can be added to it when preparing the surface layer material. As the pigment, powders such as iron oxide, titanium oxide, and cobalt oxide can be used, and they are usually added to and mixed with the aggregate. The amount of the pigment is 0.2 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate, although it depends on the degree of color development.
[0075]
In addition, when preparing the surface layer material, a speckle material having a dimension equal to or smaller than that of the aggregate can be added to make the surface design a natural stone or to form various patterns, thereby improving the design. As the spotted material, artificial inorganic particles that have already been colored, particles such as ummo, manganese, iron, steel slag, sewage sludge molten slag, dust molten slag, garnet, and the like are preferred, and the amount thereof is preferably Depending on the design of the formation pattern, about 2 to 10 parts by weight are added to 100 parts by weight of the aggregate. Next, the above materials are filled and molded using a mold so that the desired thickness after firing is taken into consideration..
[0076]
Although it becomes a product only with a base material, when it makes a two-layer structure with the surface layer, first put the base layer material into a mold, perform primary molding using a vibration press, then put the surface layer material on it, and again Press to mold.
[0077]
Next, the molded body obtained in the molding process described above is fired to obtain a water-permeable block. Prior to firing, the molded body is dried, or when water glass is used as a paste, the water glass is primarily cured by the action of carbon dioxide, or when cement is used. It accelerates and cures the hydration reaction to facilitate handling.
[0078]
A tunnel kiln, a roller hearth kiln, etc. can be used for baking. The firing conditions are determined in consideration of the fire resistance of the aggregate, the melting behavior of the sintered binder, etc., but are usually in the range of 800 to 1200 ° C. The firing time depends on the types of the base layer material and surface layer material, the size of the molded body, and the like, but cannot be generally stated, but is about 2 to 72 hours.
[0079]
【Example】
Examples of the present invention will be described below.
[0080]
Example 1
Sewage sludge granulated slag was used as a main aggregate, and 10 parts by weight of a pulverized porcelain tile scrap of 0.5 mm or less was added to this as a mixed aggregate. The particle size is 4.75 mm in the maximum dimension, 63% by weight of particles in the range of 4.75 to 1.18 mm, 25% by weight of particles in the range of 1.18 to 0.5 mm, and in the range of 0.5 mm or less. Particles had a particle size distribution of 12% by weight. Further, as a result of examining this aggregate by X-ray diffraction, a clear diffraction pattern was not obtained. (Figure 3)
To this, water glass No. 3 as a paste was added and mixed so as to be 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate, and the obtained mixture was mixed with powder of waste glass sheet (maximum size 0.3 mm) as a binder. A base layer material was obtained by adding and mixing so as to be 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the material.
[0081]
On the other hand, a piece of porcelain tile waste (maximum dimension: 1.7 mm, 6 wt% in a range of 0.5 mm or less) is used as an aggregate, and iron oxide pigment is added to 2 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate. Further, water glass No. 3 as a paste is added and mixed so as to be 8 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate, and powder of the sheet glass waste (as a binder) is added to the resulting mixture. The surface layer material was obtained by adding and mixing 8 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate.
[0082]
Next, the base material is put into a mold so that the thickness is 55 mm, and 1 kgf / cm is used using a vibration press.2After the primary molding at a pressure of 1, the above-mentioned surface layer material is put thereon so that the thickness becomes 15 mm, and again 1 kgf / cm2Was molded by pressurizing at a pressure of
[0083]
Next, carbon dioxide gas was allowed to act on the molded body to primarily cure water glass No. 3 as a paste, and then fired at 1100 ° C. for 4 hours using a tunnel kiln, the size being 100 × 200 mm, the thickness of the surface layer Was 12 mm, the thickness of the base layer was 48 mm, and the total thickness was 60 mm.
[0084]
The blocks thus obtained were evaluated for characteristics as follows.
[0085]
Of the cross-section of the block cut and polished at an arbitrary position, an arbitrary straight line is drawn on the inner cross-section excluding the approximately 10 mm thick surrounding area around the block, and the outline of the aggregate wrapped with the sintered binder is used. The lengths of the cut line segments were measured, this was performed for three straight lines, and further repeated for three cross sections. The maximum dimension at that time was 5.3 mm. The maximum particle size of the first raw material aggregate that is classified is larger than the maximum particle size of elongated particles. In the case of classification (sieving), the particle width (minor axis) works, whereas on the cross section, the straight line is near the major axis of the particle The reason is that the aggregate is wrapped with a sintered binder. The number of aggregates and voids wrapped with a sintered binder and present on a straight line having a length of 20 mm was determined. This was also performed on three straight lines for one cross section, and this was repeated for three cross sections, and the average of the nine values was taken. The average of the aggregates wrapped with the sintered binder was 7.3, and the average number of voids was 6.7.
[0086]
As a result of examining this section by X-ray diffraction, strong diffraction patterns of gelenite (2CaO · Al2O3 · SiO2), anorcite (CaO · Al2O3 · 2SiO2) and β-wollastonite (CaO · SiO2) were confirmed. . (See FIG. 4) This shows that crystallization has progressed in the firing step. Using the pulverized block, the content of crystalline components of gehlenite (2CaO · Al2O3 · SiO2), anorcite (CaO · Al2O3 · 2SiO2) and β-wollastonite (CaO · SiO2) was examined. %Met.
[0087]
The loss on ignition is 0.2%, the porosity is 21%, and the water permeability is 2.2 to 3.4 × 10.-2cm / sec, Mohs hardness of the surface layer is 6.5, slip resistance when wet is 52 BPN, bending strength is 52 to 72 kgf / cm2Met.
[0088]
Example 2
A granular material obtained by melting and water-cooling garbage incineration ash was used as an aggregate. The particle size is less than the maximum dimension of 4.75 mm, particles in the range of 4.75 to 1.18 mm are 68 wt%, particles in the range of 1.18 to 0.5 mm are 22 wt%, 0.5 mm or less. The range of particles had a particle size distribution of 10% by weight.
[0089]
This was manufactured using substantially the same manufacturing conditions as in Example 1.
[0090]
First, water glass No. 3 as a paste is added and mixed so as to be 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate, and the obtained mixture is mixed with powder of sheet glass waste (maximum dimension: 0.3 mm) as a binder. A base layer material was obtained by adding and mixing so as to be 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the material.
[0091]
On the other hand, a piece of porcelain tile waste (maximum dimension: 1.7 mm, 6 wt% in a range of 0.5 mm or less) is used as an aggregate, and iron oxide pigment is added to 2 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate. Further, water glass No. 3 was added and mixed as a paste so as to be 8 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the aggregate, and the obtained mixture was mixed with powder of glass sheet waste as a binder (maximum (Size 0.3 mm) was added to and mixed with 100 parts by weight of the aggregate to obtain a surface layer material.
[0092]
Next, the base material is put into a mold so that the thickness is 55 mm, and 1 kgf / cm is used using a vibration press.2After the primary molding at a pressure of 1, the above-mentioned surface layer material is put thereon so that the thickness becomes 15 mm, and again 1 kgf / cm2Was molded by pressurizing at a pressure of
[0093]
Next, carbon dioxide gas was allowed to act on the molded body to primarily cure water glass No. 3 as a paste, and then fired at 1100 ° C. for 4 hours using a tunnel kiln, the size being 100 × 200 mm, the thickness of the surface layer Was 12 mm, the thickness of the base layer was 48 mm, and the total thickness was 60 mm.
[0094]
The blocks thus obtained were evaluated for characteristics as follows.
[0095]
Of the cross-section of the block cut and polished at an arbitrary position, an arbitrary straight line is drawn on the inner cross-section excluding the approximately 10 mm thick surrounding area around the block, and the outline of the aggregate wrapped with the sintered binder is used. The lengths of the cut line segments were measured, this was performed for three straight lines, and further repeated for three cross sections. The maximum dimension at that time was 5.3 mm. The maximum particle size of the first raw material aggregate that is classified is larger than the maximum particle size of elongated particles. In the case of classification (sieving), the particle width (minor axis) works, whereas on the cross section, the straight line is near the major axis of the particle The reason is that the aggregate is wrapped with a sintered binder. The number of aggregates and voids wrapped with a sintered binder and present on a straight line having a length of 20 mm was determined. This was also performed on three straight lines for one cross section, and this was repeated for three cross sections, and the average of the nine values was taken. The average of the aggregates wrapped with the sintered binder was 7.0 and the average number of voids was 7.5.
[0096]
The loss on ignition is 0.2%, the porosity is 25%, and the water permeability is 2.7 to 4.2 × 10.-2cm / sec, Mohs hardness of the surface layer is 6.5, slip resistance value when wet is 55 BPN, bending strength is 47 to 65 kgf / cm2Met.
[0097]
【The invention's effect】
The water-permeable block of the present invention and the method for producing the same are excellent in water permeability and strength, and at the same time have high water retention, low surface abrasion, good slip resistance when wet, and are not easily soiled. Easy to recover.
[0098]
In addition, the sewage sludge melting slag and waste melting slag, which are in trouble with disposal, can be effectively used, and the product can be supplied at a lower cost because the raw material cost is lower than when using other expensive raw materials.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view of a water permeable block according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of a water permeable block according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an X-ray diffraction pattern diagram of sewage sludge granulated slag aggregate.
FIG. 4 is an X-ray diffraction pattern diagram of a cross section of the product of the present invention using sewage sludge granulated slag aggregate.
[Explanation of symbols]
1: Surface layer
2: Base layer
3: Projection for joint width regulation
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