JP3706617B2 - 被洗浄物の洗浄方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は板状をなした被洗浄物の洗浄方法、詳しくは、表裏を貫いた透孔を有する被洗浄物を超音波を用いて洗浄する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスクや半導体ウェーハなどの製造の際には、これらを超音波洗浄する工程があり、次の様な装置によって、この洗浄作業は行われている。即ち、ハードディスクや半導体ウェーハなど円板状をなした被洗浄物1を図1に示す様に、カセットなどと称される枠状をなした冶具2内に互いにその表面が接触しない様に、間隔をあけて複数枚縦置き状態で格納し、図2に示す様に超音波振動を伝播できる媒質3を満たした洗浄槽4内に浸漬せしめ、洗浄槽4の底面を形成している輻射板7の裏面に固定されている超音波振動素子8から洗浄槽4に満たされている媒質3を介して被洗浄物1に超音波を照射し、それによって洗浄を行う様になっていた。図中6は槽フランジ、5は押えフランジ、18はパッキング、16は被洗浄物にあけられた透孔、17は搬送用アームである。なお、一般にカセットと称される冶具2に格納される被洗浄物1は25枚程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、被洗浄物1はカセットと称される冶具2中に格納される為、冶具2がじゃまになって被洗浄物1のすみずみまで超音波を作用させることが出来ず、部分的に洗浄むらが生じることがあった。特に、冶具2と被洗浄物1とが接触する部分は十分に洗浄することが出来なかった。又、ハードディスクや半導体ウェーハなどダメージを極度に嫌う被洗浄物1の場合、50KHz以上の高い周波数の超音波を用いて洗浄を行っているが、50KHz以上の超音波の場合、その特性上、指向性が強く、冶具2が超音波の伝播を阻害する傾向は顕著であった。
【0004】
又、従来の洗浄方法では、洗浄槽1の底面を構成している輻射板7の裏側に超音波振動素子8を取付けて、下方から超音波を照射する様になっていたので、輻射板7から離れるに従って、超音波の強度が減衰し、洗浄力が低下という問題もあった。
【0005】
従って、ハードディスクや半導体ウェーハなど板状をなした被洗浄物を超音波洗浄しようとする場合、従来の方法では十分な洗浄効果を得ることが出来ず、処理時間も長くかかり、歩留まりも悪くなる傾向があった。
【0006】
本発明者は、板状をなし、表裏を貫通した透孔を有するハードディスクや半導体ウェーハなどの被洗浄物に対して、短い処理時間で十分な洗浄効果を得られ、歩留まりも良い超音波洗浄方法を開発すべく鋭意研究を行った結果、今回十分に満足すべき超音波洗浄方法を完成するに至り、ここに提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
表裏を貫いた透孔を有する板状をなした複数の被洗浄物を、媒質を満たした洗浄槽内にその透孔が上下方向に整列する様に、上下に間隔をあけて水平に吊下せしめ、槽外に位置した超音波振動子から植設された棒状をなした超音波放射体を前記透孔内に挿入し、超音波放射体により透孔内から被洗浄物に超音波を印加することにより、上記課題を解決せんとするものである。
【0008】
【実施の形態】
図3及び図4を参照しながら、この発明に係る超音波洗浄方法の一実施形態について説明する。
【0009】
図3中、4は、洗浄槽であり、その中には超音波を伝播し得る媒質3が満たされている。そして、この洗浄槽4の底板19を貫いて超音波を伝播できる材質からなる棒状をした超音波放射体9が上方に向かって植設されており、この超音波放射体9の下端には超音波振動素子8が固定されており、この超音波振動素子8には超音波発振器10から超音波電力が供給される様になっている。
【0010】
一方、図中11は上下方向から見て正三角形状に等間隔で、かつ側方から見て平行に配された3本のアーム12からなる被洗浄物支持具であり、該アーム12にはソロバン玉状の拡径部13と縮径部14とが相互に設けられており、図4に示す様に、縮径部14に被洗浄物1の外縁を挟み込むことにより、被洗浄物1をその外側から三点支持できる様になっている。なお、この被洗浄物支持具は、従来レンズ等の洗浄作業の際に用いた冶具と基本的に同じものである。又、図中15はこの被洗浄物支持具11の上端に設けられた吊下具であり、この吊下具15を用いて被洗浄物支持具11を洗浄槽4内に出し入れ出来る様になっている。
【0011】
そして、この装置を用いて円板状をなし、その表裏を貫通した透孔16を有する被洗浄物1を超音波洗浄しようとするときは、被洗浄物支持具11のアーム12の縮径部14にそれぞれ被洗浄物1の外縁を挟み込み、これを三点支持することにより、複数の被洗浄物1が間隔をあけ、かつ透孔16が縦方向に整列する様に支持せしめる。
【0012】
この状態で、透孔16中に超音波放射体9が位置する様に、この被洗浄物支持具11を媒質3中に浸漬せしめ、超音波振動素子8に超音波発振器10から超音波電力を供給し、これを駆動し、透孔16中に挿入されている超音波放射体9から被洗浄物1に向って超音波を照射する。この超音波放射体9の超音波照射は、所謂ポアソン現象を持つ材料の横方向(径方向)振動振幅を利用しており、棒状をなした超音波放射体9からは、強力な超音波が径方向に照射され、これによって効率的に超音波洗浄が行われる。
【0013】
なお、より一層強力かつ均一な洗浄を行う為、超音波放射体9に印加する超音波の周波数を連続的に変化させたり、超音波振動素子8を公約数を持たない複数の周波数で駆動しても良い。又、洗浄槽4内において超音波放射体9が挿入されている状態で被洗浄物1を揺動させても良い。
【0014】
【発明の効果】
以上述べた通り、この超音波洗浄方向においては、被洗浄物の中心から最短距離、すなわち超音波の最も強力な場所から径方向に超音波を照射し、冶具などの影響を受けずに効率よく均一な超音波洗浄を短時間で実施でき、歩留まりも良く、精密部品製造、液晶部品製造、半導体部品製造など各種生産活動の効率向上に資することができ、高い実用的価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の半導体ウェーハやハードディスクなどの超音波洗浄作業の際に、これらを格納するカセットと称される冶具の一例の斜視図。
【図2】従来の半導体ウェーハやハードディスクなどの超音波洗浄装置の代表例の説明図。
【図3】この発明に係る被洗浄物の洗浄方法を説明する為、その実施に使用する洗浄装置の一例を示したその説明図。
【図4】同じく、その要部のみを抽出して描いたその斜視図。
【符号の説明】
1 被洗浄物
2 冶具
3 媒質
4 洗浄槽
5 押えフランジ
6 槽フランジ
7 輻射板
8 超音波振動素子
9 超音波放射体
10 超音波発振器
11 被洗浄物支持具
12 アーム
13 拡径部
14 縮径部
15 吊下具
16 透孔
17 搬送用アーム
18 パッキング
19 底板

Claims (4)

  1. 表裏を貫いた透孔を有する板状をなした複数の被洗浄物を、媒質を満たした洗浄槽内にその透孔が上下方向に整列する様に、上下に間隔をあけて水平に吊下せしめ、槽外に位置した超音波振動子から植設された棒状をなした超音波放射体を前記透孔内に挿入し、超音波放射体により透孔内から被洗浄物に超音波を印加することを特徴とする被洗浄物の洗浄方法。
  2. 超音波放射体の駆動周波数を連続的に変化させることを特徴とする請求項1記載の被洗浄物の洗浄方法。
  3. 超音波放射体の駆動周波数を公約数を持たない複数の周波数とすることを特徴とする請求項1記載の被洗浄物の洗浄方法。
  4. 被洗浄物を、その外縁を被洗浄物支持具のアームによって挟み込むことにより、水平に吊下することを特徴とする請求項1記載の被洗浄物の洗浄方法。
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