JP3706002B2 - 画像描画装置及び画像描画方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のディスプレイを用いて、一つの大きな画面を構成する画像描画装置及び画像描画方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図21は例えば特開昭60−154287号公報及び特開平9−204164号公報に示された従来の画像描画装置を示す構成図であり、図において、1は画像データ、2は描画データ送信手段3を備える表示制御部、3は画像データ1と表示範囲情報をマルチキャストにより送信する描画データ送信手段、4は通信手段である。
【0003】
5a〜5dは表示制御部2から画像データ1を受信すると、その画像データ1にしたがって画像をディスプレイ10a〜10dに表示する表示処理部、6a〜6dは表示制御部2から送信された画像データ1を保管する画像保管手段、7a〜7dは画像保管手段6a〜6dに保管されている画像データ1のうち、自ディスプレイ10a〜10dの画面に入る画像データのみを選択する描画データ選別手段、8a〜8dは描画データ選別手段7a〜7dにより選択された画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ10a〜10dの座標系に変換する座標変換手段、9a〜9dは座標変換手段8a〜8dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ10a〜10dに表示する画像生成手段、10a〜10dは表示処理部5a〜5dに接続されたディスプレイである。
図22は従来の画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0004】
次に動作について説明する。
従来の画像描画装置は、2×2個のディスプレイ10a〜10dで画面を構成し、各ディスプレイ10a〜10dの画面サイズが1280×1024ピクセルであるので、画面全体のサイズは2560×2048ピクセルとなる。
また、各ディスプレイ10a〜10dの座標系の左上端を(0,0)、右下端を(1279,1023)とし、マルチディスプレイの座標系の左上端を(0,0)、右下端を(2559,2047)とする。
【0005】
この場合、ディスプレイ10aはマルチディスプレイ全体の(0,1024)から(1279,2047)の範囲、ディスプレイ10bはマルチディスプレイ全体の(0,0)から(1279,1023)の範囲、ディスプレイ10cはマルチディスプレイ全体の(1280,0)から(2559,1023)の範囲、ディスプレイ10dはマルチディスプレイ全体の(1280,1024)から(2559,2047)の範囲を表示することになる。
【0006】
次に、元の画像データ1を(640,512)、(640,1535)、(1919,1535)、(1919,512)の範囲に表示する例をとって説明する。
図22において、まず、表示制御部2の描画データ送信手段3は、描画データとして画像データ1と表示範囲情報をマルチキャストにより、すべての表示処理部5a〜5dに対して送信する。
【0007】
表示処理部5a〜5dの画像保管手段6a〜6dは、表示制御部2から送信された画像データ1を保管する一方、その画像データ1を描画コマンドと一緒に、描画データ選別手段7a〜7dに出力する。
描画データ選別手段7a〜7dは、画像保管手段6a〜6dから画像データ1を受けると、その画像データ1のうち、自ディスプレイ10a〜10dの画面に入る画像データのみを選択して座標変換手段8a〜8dに出力する。
ここでは、画像データ1は、すべてのディスプレイ10a〜10dの画面内に入るので、そのまま座標変換手段8a〜8dに出力する。
【0008】
座標変換手段8a〜8dは、描画データ選別手段7a〜7dにより選択された画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ10a〜10dの座標系に変換する。
具体的には、マルチディスプレイ上での座標(gx,gy)を、マルチディスプレイを構成する個々の画面上でのローカルな座標(lx,ly)に変換する場合において、マルチディスプレイの座標系における個々の画面の左上端の座標を(offsetx,offsety)とすると、次のように表すことができる。
lx=gx−offsetx
ly=gy−offsety
【0009】
図22のディスプレイ表示例について説明すると、座標変換手段8bは、接続されているディスプレイ10bの画面の左上端の座標が(0,0)であるので、画像データ1の表示範囲は結果として同じになる。他の座標値も同じである。
座標変換手段8cは、接続されているディスプレイ10cの画面の左上端の座標が(1280,0)であるので、座標変換処理を施すことにより、画像データ1の始点座標値を(−640,512)に変換する。他の座標値はそれぞれ(639,512)、(639,1535)、(−640,1535)となる。
【0010】
座標変換手段8dは、接続されているディスプレイ10dの画面の左上端の座標が(1280,1024)であるので、座標変換処理を施すことにより、画像データ1の座標値を(−640,−512)、(639,−512)、(639,511)、(−640,511)に変換する。
座標変換手段8aは、接続されているディスプレイ10aの画面の左上端の座標が(0,1024)であるので、座標変換処理を施すことにより、画像データの座標値を(640,−512)、(1279,−512)、(1279,511)、(640,511)に変換する。
【0011】
画像生成手段9a〜9dは、座標変換手段8a〜8dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ10a〜10dに表示する。
ここで、画像表示について説明する。
座標変換手段8bにより変換された画像データは、(640,512)、(640,1535)、(1919,1535)、(1919,512)の画像データになっている。
しかし、表示処理装置5bに接続されたディスプレイ10bの表示領域は左上端を(0,0)とする1280×1024であるため、画像生成手段9bは、画像データの(640,512)、(1279,512)、(1279,1023)、(640,1023)の範囲のみ表示する。
【0012】
同様に画像生成手段9cは、(0,512)、(639,512)、(639,1023)、(0,1023)の範囲のみ表示する。
同様に画像生成手段9dは、(0,0)、(639,0)、(639,511)、(0,511)の範囲のみ表示する。
同様に画像生成手段9aは、(640,0)、(1279,0)、(1279,511)、(640,511)の範囲のみ表示する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像描画装置は以上のように構成されているので、画像データ1をマルチディスプレイに表示することができるが、画像の表示位置を移動する毎に、画像データ1のすべてをマルチキャスト送信しなければならず、通信手段4の負荷が増大するなどの課題があった。
【0014】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる画像描画装置及び画像描画方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る画像描画装置は、表示制御手段から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照して、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、複数の画像切り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞれ保持する複数の画像保持手段とを設けたものである。
【0016】
この発明に係る画像描画装置は、画像切り抜き手段が隣接領域を動的に変更するようにしたものである。
【0017】
この発明に係る画像描画装置は、画像切り抜き手段が隣接領域を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図るようにしたものである。
【0018】
この発明に係る画像描画装置は、複数の画像切り抜き手段が表示範囲の変更情報を受けると、複数の画像保持手段により保持されている画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを表示制御手段に送信する一方、表示制御手段が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって複数の画像保持手段により保持されている画像データをそれぞれ再構成するようにしたものである。
【0019】
この発明に係る画像描画装置は、表示制御手段が不要部分の画像データを複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて矩形画像を生成するようにしたものである。
【0020】
この発明に係る画像描画装置は、表示制御手段が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必要な画像切り抜き手段に対して当該矩形画像を送信するようにしたものである。
【0021】
この発明に係る画像描画装置は、表示制御手段が複数の矩形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信するようにしたものである。
【0022】
この発明に係る画像描画装置は、複数の画像切り抜き手段が表示範囲の変更情報を受けると、複数の画像保持手段により保持されている画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の画像切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段から不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の画像データにしたがって画像保持手段により保持されている画像データを再構成するようにしたものである。
【0023】
この発明に係る画像描画装置は、画像切り抜き手段が不要部分の画像データを符号化して他の画像切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段から受信した不要部分の画像データを復号化するようにしたものである。
【0024】
この発明に係る画像描画方法は、複数の表示処理部が表示制御部から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り抜いて保持するようにしたものである。
【0025】
この発明に係る画像描画方法は、隣接領域を動的に変更するようにしたものである。
【0026】
この発明に係る画像描画方法は、隣接領域を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図るようにしたものである。
【0027】
この発明に係る画像描画方法は、表示範囲の変更情報を受けると、保持している画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを表示制御部に送信する一方、表示制御部が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって保持している画像データをそれぞれ再構成するようにしたものである。
【0028】
この発明に係る画像描画方法は、不要部分の画像データを複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて矩形画像を生成するようにしたものである。
【0029】
この発明に係る画像描画方法は、不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必要な表示処理部に対して当該矩形画像を送信するようにしたものである。
【0030】
この発明に係る画像描画方法は、複数の矩形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信するようにしたものである。
【0031】
この発明に係る画像描画方法は、表示範囲の変更情報を受けると、保持している画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部から不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の画像データにしたがって保持している画像データを再構成するようにしたものである。
【0032】
この発明に係る画像描画方法は、不要部分の画像データを符号化して他の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部から受信した不要部分の画像データを復号化するようにしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による画像描画装置を示す構成図であり、図において、11は画像データ、12は表示範囲情報、13は画像データ11と表示範囲情報12から構成された描画データ、14は描画データ送信手段15を備える表示制御部(表示制御手段)、15は描画データ13をマルチキャストにより送信する描画データ送信手段、16は通信手段である。
【0034】
17a〜17dは表示制御部14から描画データ13を受信すると、画像データ11にしたがって画像をディスプレイ25a〜25dに表示する表示処理部、18a〜18dは表示制御部14から送信された画像データ11のうち、自ディスプレイ25a〜25dの画面に入る画像データのみを選択する画像データ選別手段、19a〜19dは表示範囲情報12を参照して、自ディスプレイ25a〜25dの表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜く画像切り抜き手段、20a〜20dは画像データ11の最適な隣接領域を決定する隣接領域最適化手段、21a〜21dは隣接領域最適化手段20a〜20dが隣接領域を決定すると、その決定結果にしたがって画像データ11を切り抜く領域を変更する隣接領域変更手段である。
【0035】
22a〜22dは画像切り抜き手段19a〜19dにより切り抜かれた画像データを保持する画像保持手段、23a〜23dは画像保持手段22a〜22dにより保持されている画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの座標系に変換する座標変換手段、24a〜24dは座標変換手段23a〜23dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに表示する画像生成手段、25a〜25dは表示処理部17a〜17dに接続されたディスプレイである。
図2〜図4は画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【0036】
次に動作について説明する。
画像描画装置は、2×2個のディスプレイ25a〜25dで画面を構成し、各ディスプレイ25a〜25dの画面サイズが1280×1024ピクセルであるので、画面全体のサイズは2560×2048ピクセルとなる。
また、各ディスプレイ25a〜25dの座標系の左上端を(0,0)、右下端を(1279,1023)とし、マルチディスプレイ(大画面)の座標系の左上端を(0,0)、右下端を(2559,2047)とする。
【0037】
この場合、ディスプレイ25aは大画面全体の(0,1024)から(1279,2047)の範囲、ディスプレイ25bは大画面全体の(0,0)から(1279,1023)の範囲、ディスプレイ25cは大画面全体の(1280,0)から(2559,1023)の範囲、ディスプレイ25dは大画面全体の(1280,1024)から(2559,2047)の範囲を表示することになる。
【0038】
この実施の形態1では、大画面上に横1280pixel、縦5000pixelの縦長の画像データ11を矩形(640,512)、(1919,512)、(1919,1535)、(640,1535)に画像の始点(0,0)で表示する例をとって説明する。
図2において、まず、表示制御部14の描画データ送信手段15は、描画データ13(画像データ11、表示範囲情報12)をマルチキャストにより、すべての表示処理部17a〜17dに対して送信する。
【0039】
表示処理部17a〜17dの画像データ選別手段18a〜18dは、表示制御部14から送信された画像データ11が自ディスプレイ25a〜25dの画面に入る画像データであるか否かを判断し、自ディスプレイ25a〜25dの画面に入る場合、または、一部が入る場合には、その画像データ11を取り込んで画像切り抜き手段19a〜19dに出力する。
一方、自ディスプレイ25a〜25dの画面に全く入らない場合には、その画像データ11を取り込まずに破棄する。ただし、この例では、画像データ11の表示範囲が全ディスプレイ25a〜25dに入るので、画像データ選別手段18a〜18dによって破棄される画像データ11はない。
【0040】
画像切り抜き手段19a〜19dの隣接領域最適化手段20a〜20dは、画像データ選別手段18a〜18dから画像データ11を受けると、その画像データ11の最適な隣接領域を決定する。画像データ11が横1280pixel、縦5000pixelの縦長の画像であって、表示矩形の移動が縦方向に行われると推測されるような場合には、例えば、隣接領域を縦1000pixel、200pixelに決定する。
なお、隣接領域最適化手段20a〜20dは、表示矩形が移動される毎に隣接領域を決定して、隣接領域の最適化を図る。
【0041】
画像切り抜き手段19a〜19dは、隣接領域最適化手段20a〜20dが最適な隣接領域を決定すると、表示範囲情報12を参照することにより、画像データ選別手段18a〜18dが出力する画像データ11の中から、自ディスプレイ25a〜25dの表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜いて、その画像データを画像保持手段22a〜22dに出力する。
即ち、自ディスプレイ25a〜25dの表示領域に含まれる部分の画像データを切り抜くとともに、自ディスプレイ25a〜25dの隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜くが、隣接領域最適化手段20a〜20dが表示矩形の移動等に伴って最適な隣接領域を更新すると、隣接領域変更手段21a〜21dが画像データ11を切り抜く領域を更新後の隣接領域に変更する。
【0042】
この例では、ディスプレイ25aの表示範囲は(0,1024)から(1279,2047)なので、隣接領域を含めると、切り抜き範囲は(−200,24)から(1479,3047)に決定される。
ディスプレイ25bの表示範囲は(0,0)から(1279,1023)なので、隣接領域を含めると、切り抜き範囲は(−200,−1000)から(1479,2023)に決定される。
ディスプレイ25cの表示範囲は(1280,0)から(2559,1023)なので、隣接領域を含めると、切り抜き範囲は(1080,−1000)から(2759,2023)に決定される。
ディスプレイ25dの表示範囲は(1280,1024)から(2759,2047)なので、隣接領域を含めると、切り抜き範囲は(1080,24)から(2759,3047)に決定される。
【0043】
なお、画像切り抜き手段19a〜19dは、上記のようにして切り抜き範囲を決定すると、その切り抜き範囲に含まれる部分の画像データを切り抜くが、切り抜き範囲外の画像データ、即ち、自ディスプレイ25a〜25dの表示範囲外の画像データを破棄し、画像データ11の全体よりも、小さい画像データを画像保持手段22a〜22dに出力する。
【0044】
この例では、画像切り抜き手段19aにおける切り抜き範囲が(−200,24)から(1479,3047)であるが、画像データ11は矩形(640,512)、(1919,512)、(1919,1535)、(640,1535)に画像の始点(0,0)で表示するので、データの存在しない部分を除くと、実際には(640,512)、(1479,512)、(1479,2535)、(640,2535)の範囲に切り抜かれ、画像保持手段22aに渡される。
【0045】
同様に、画像切り抜き手段19bにおいて、画像データ11が(640,512)、(1479,512)、(1479,2024)、(640,2024)の矩形に切り抜かれ、画像保持手段22bに渡される。
同様に、画像切り抜き手段19cにおいて、画像データが(1080,512)、(1919,512)、(1919,2024)、(1080,2024)の矩形に切り抜かれ、画像保持手段22cに渡される。
同様に、画像切り抜き手段19dにおいて、画像データが(1080,512)、(1919,512)、(1919,2535)、(1080,2535)の矩形に切り抜かれ、画像保持手段22dに渡される。
【0046】
画像保持手段22a〜22dは、画像切り抜き手段19a〜19dにより切り抜かれた画像データを受けると、その切り抜かれた画像データを保持した上で、その切り抜かれた画像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。
座標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜22dにより保持されている画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの座標系に変換する。
【0047】
ここで、座標変換処理について説明する。
大画面上での座標(gx,gy)を、大画面を構成する個々の画面上でのローカルな座標(lx,ly)に変換する場合において、大画面座標系における個々の画面の左上端の座標を(offsetx,offsety)とすると、次のように表すことができる。
lx=gx−offsetx
ly=gy−offsety
【0048】
図2のディスプレイ表示例について説明すると、座標変換手段23bは、接続されているディスプレイ25bの画面の左上端の座標が(0,0)であるので、画像データの表示範囲は結果として同じになる。
座標変換手段23aは、接続されているディスプレイ25aの画面の左上端の座標が(0,1024)であるので、座標変換処理を施すことにより、画像データの表示矩形(640,512)、(1479,512)、(1479,2535)、(640,2535)は、(640,−512)、(1479,−512)、(1479,1511)、(640,1511)に変換される。従って、描画データとしては(640,0)、(1279,0)、(1279,511)、(640,511)の矩形の画像データになる。
【0049】
同様に、座標変換手段23cでは、(−200,512)、(639,512)、(639,2024)、(−200,2024)の矩形の画像データになる。
同様に、座標変換手段23dでは、(−200,−512)、(639,−512)、(639,1511)、(−200,1511)の矩形の画像データになる。
【0050】
画像生成手段24a〜24dは、座標変換手段23a〜23dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに表示する。
ここで、画像表示について説明する。
この例では、画像生成手段24aは、座標変換手段23aにより座標変換された画像データのうち、ディスプレイ25aの表示範囲のみ画像生成を行うことによって、ディスプレイ25aの(640,0)、(1279,0)、(1279,511)、(640,511)の範囲に画像を表示する。
【0051】
同様にして、画像生成手段24bによって、ディスプレイ25bの(640,512)、(1279,512)、(1279,1023)、(640,1023)の範囲に画像を表示する。
同様にして、画像生成手段24cによって、ディスプレイ25cの(0,512)、(639,512)、(639,1023)、(0,1023)の範囲に画像を表示する。
同様にして、画像生成手段24dによって、ディスプレイ25cの(0,0)、(639,0)、(639,511)、(0,511)の範囲に画像を表示する。
【0052】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、表示制御部14から送信される画像データ11と表示範囲情報12を受信すると、その表示範囲情報12を参照して、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜く画像切り抜き手段19a〜19dと、画像切り抜き手段19a〜19dにより切り抜かれた画像データを保持する画像保持手段22a〜22dとを設けるように構成したので、画像の表示位置を移動する毎に画像データ11のすべてをマルチキャスト送信する必要がない。そのため、通信手段16の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる効果を奏する。
【0053】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2による画像描画装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
31は表示位置を移動するための変更座標、32は変更座標31を送信する座標変更手段、33a〜33dは座標変更手段32から送信された変更座標31にしたがって、画像保持手段22a〜22dに保持されている画像データから不要部分を削除し、その不要部分の画像データを表示制御部14に送信する削除画像送信手段、34は削除画像送信手段33a〜33dから送信された削除画像(不要部分の画像データ)から必要に応じて新しい矩形画像を構成する削除画像再構成手段、35は削除画像送信手段33a〜33dから送信された削除画像を受信する一方、削除画像再構成手段34により構成された矩形画像を送信する削除画像再送手段である。
【0054】
36a〜36dは削除画像再送手段35から送信された矩形画像にしたがって画像保持手段22a〜22dに保持されている画像データを再構成する画像再構成手段である。なお、この実施の形態2では、削除画像送信手段33a〜33d及び画像再構成手段36a〜36dを画像切り抜き手段19a〜19dと別個に設けているが、画像切り抜き手段19a〜19dが削除画像送信手段33a〜33dと画像再構成手段36a〜36dを内蔵するようにしてもよい。
【0055】
図6〜図9は画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。図10は矩形画像データを示す説明図である。
図10において、501〜505は画像の移動によって、自画面の領域から領域外に移動するために削除される削除矩形、510,511は削除画像再構成手段34により再構成される再構成矩形である。
【0056】
この実施の形態2では、大画面上に画像データ11を矩形(640,512)、(1919,512)、(1919,1535)、(640,1535)に表示した後、始点座標(1140,212)に移動して、再表示する例をとって説明する。
図6,図7において、画像データを受信して各々の表示範囲に画像を表示するステップ1と、画像データを移動し、移動により不要になった画像データを表示制御部14内で再構成した後再送するステップ2と、再構成された画像データを受信し、元の画像と合わせて再表示するステップ3とに分けて説明する。
【0057】
ステップ1の流れについて説明する。
図6,図8,図9において、まず、表示制御部14の描画データ送信手段15は、描画データ13(画像データ11、表示範囲情報12)をマルチキャストにより、すべての表示処理部17a〜17dに対して送信する。
【0058】
表示処理部17a〜17dの画像データ選別手段18a〜18dは、表示制御部14から送信された画像データ11が自ディスプレイ25a〜25dの画面に入る画像データであるか否かを判断し、自ディスプレイ25a〜25dの画面に入る場合、または、一部が入る場合には、その画像データ11を取り込んで画像切り抜き手段19a〜19dに出力する。
一方、自ディスプレイ25a〜25dの画面に全く入らない場合には、その画像データ11を取り込まずに破棄する。ただし、この例では、画像データ11の表示範囲が全ディスプレイ25a〜25dに入るので、画像データ選別手段18a〜18dによって破棄される画像データ11はない。
【0059】
画像切り抜き手段19a〜19dは、表示範囲情報12を参照することにより、画像データ選別手段18a〜18dが出力する画像データ11の中から、自ディスプレイ25a〜25dの表示領域に含まれる部分の画像データを切り抜いて、その画像データを画像保持手段22a〜22dに出力する。即ち、自ディスプレイ25a〜25dの表示範囲外の画像データを破棄し、画像データ11の全体よりも、小さい画像データを画像保持手段22a〜22dに出力する。
【0060】
この例では、ディスプレイ25aの表示範囲が(0,1024)から(1279,2047)なので、画像切り抜き手段19aは、画像データを(640,1024)、(1279,1024)、(1279,1535)、(640,1535)の矩形に切り抜いて画像保持手段22aに出力する。
また、ディスプレイ25bの表示範囲が(0,0)から(1279,1023)なので、画像切り抜き手段19bは、画像データを(640,512)、(1279,512)、(1279,1023)、(640,1023)の矩形に切り抜いて画像保持手段22bに出力する。
【0061】
また、ディスプレイ25cの表示範囲が(1280,0)から(2559,1023)なので、画像切り抜き手段19cは、画像データを(1280,512)、(1919,512)、(1919,1023)、(1280,1023)の矩形に切り抜いて画像保持手段22cに出力する。
さらに、ディスプレイ25dの表示範囲が(1280,1024)から(2559,2047)なので、画像切り抜き手段19dは、画像データを(1280,1024)、(1919,1024)、(1919,1535)、(1280,1535)の矩形に切り抜いて画像保持手段22dに出力する。
【0062】
画像保持手段22a〜22dは、画像切り抜き手段19a〜19dにより切り抜かれた画像データを受けると、その切り抜かれた画像データを保持した上で、その切り抜かれた画像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。
座標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜22dにより保持されている画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの座標系に変換する。
【0063】
ここで、座標変換処理について説明する。
大画面上での座標(gx,gy)を、大画面を構成する個々の画面上でのローカルな座標(lx,ly)に変換する場合において、大画面座標系における個々の画面の左上端の座標を(offsetx,offsety)とすると、次のように表すことができる。
lx=gx−offsetx
ly=gy−offsety
【0064】
図6のディスプレイ表示例について説明すると、座標変換手段23bは、接続されているディスプレイ25bの画面の左上端の座標が(0,0)であるので、画像データの表示範囲は結果として同じになる。
また、座標変換手段23cは、接続されているディスプレイ25cの画面の左上端の座標が(1280,0)であるので、座標変換処理を施すことにより、画像データの表示矩形(1280,512)、(1919,512)、(1919,1023)、(1280,1023)は、(0,512)、(639,512)、(639,1023)、(0,1023)に変換される。従って、描画データとしては(0,512)、(639,512)、(639,1023)、(0,1023)の矩形の画像データになる。
【0065】
同様に、座標変換手段23aでは、(640,0)、(1279,0)、(1279,511)、(640,511)の矩形の画像データになる。
同様に、座標変換手段23dでは、(0,0)、(639,0)、(639,511)、(0,511)の矩形の画像データになる。
【0066】
画像生成手段24a〜24dは、座標変換手段23a〜23dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに表示する。これにより、大画面上には表示範囲(640,512)、(1919,512)、(1919,1535)、(640,1535)の画像データ11が表示される。
その際、表示処理部17a〜17dが保持している画像データ量は、フルカラー画像データと仮定すると、表示処理部17aでは、640×480×24/8=2457600となり、約250Kbyteである。
同様に、表示処理部17b〜17dでも、約250Kbyteである。
【0067】
元画像は、縦5000pixel、横1280pixelのフルカラー画像データであるので、この画像を保持するためには、5000×1280×24/8=51200000で、51.2Mbyteのメモリを使用することになり、表示処理部17a〜17dの負荷が減ることは明らかである。
このようにして、各表示処理部17a〜17dが最低限の画像データのみを保持するだけで、大画面上に必要な画像データの表示が可能になる。以上がステップ1の動作の流れである。
【0068】
次にステップ2の流れについて説明する。
図6において、座標変更手段32が移動に伴う変更座標31を表示処理部17a〜17dに対してマルチキャストで送信する。
次に、図6〜8において、画像切り抜き手段19a〜19dは、受信した変更座標31に基づいて画像データを移動して、不用な部分を切り抜き、その切り抜いた削除矩形を削除画像送信手段33a〜33dに出力する。
【0069】
この例では、画像切り抜き手段19aは、画像保持手段22aにより保持されている画像データを(1140,1024)、(1279,1235)の矩形に切り取り、不用になった削除矩形502,503,504を削除画像送信手段33aに送り、必要な部分のみ画像保持手段22aに送る。
画像切り抜き手段19bは、画像保持手段22bにより保持されている画像データを(1140,212)、(1279,723)の矩形に切り取り、不用になった削除矩形501を削除画像送信手段33bに送り、必要な部分のみ画像保持手段22bに送る。
【0070】
画像切り抜き手段19cは、画像保持手段22cにより保持されている画像データのうち、移動によって不要になる部分がないので、削除画像送信手段33cには何も送らず、そのまま画像保持手段22cに送る。
画像切り抜き手段19dは、画像保持手段22dにより保持されている画像データを(1780,1024)、(2412,1235)の矩形に切り取り、不用になった削除矩形505を削除画像送信手段33dに送り、必要な部分のみ画像保持手段22dに送る。
次に、削除画像送信手段33a〜33dは、画像切り抜き手段19a〜19dから出力された削除矩形を表示制御部14に対して送信する。以上がステップ2の動作の流れである。
【0071】
次にステップ3の流れについて説明する。
図5において、削除画像再構成手段34は、削除画像送信手段33a〜33dより送信された削除矩形501〜505の座標値から大きな矩形に再構成できるものを選別して、矩形の再構成を行う。
ここでは、図10のような構成になっているので、削除矩形501,504,503から再構成矩形510を再構成し、削除矩形502,504,505から再構成矩形511を再構成し、再構成矩形510,511を削除画像再送手段35に出力する。
【0072】
削除画像再送手段35は、削除画像再構成手段34から再構成矩形510,511を受けると、その再構成矩形510,511を表示処理部17a〜17dに対してマルチキャストで送信する。
【0073】
表示処理部17a〜17dの画像データ選別手段18a〜18dは、表示制御部14から送信された再構成矩形510,511が自ディスプレイ25a〜25dの画面に入るか否かを判断し、自ディスプレイ25a〜25dの画面に入る場合、または、一部が入る場合には、その再構成矩形510,511を取り込んで画像切り抜き手段19a〜19dに出力する。
【0074】
この例では、画像データ選別手段18aは、その表示範囲が(0,1024)から(1279,2047)であり、再構成矩形510,511が、その表示範囲に入らないので選別しない。
また、画像データ選別手段18bは、その表示範囲が(0,0)から(1279,1023)であるので、再構成矩形511のみ選別する。
また、画像データ選別手段18cは、その表示範囲が(1280,0)から(2559,1023)であるので、再構成矩形510,511の両方を選別する。
さらに、画像データ選別手段18dは、その表示範囲が(1280,1024)から(2559,2047)であるので、再構成矩形511のみ選別する。
【0075】
画像切り抜き手段19a〜19dは、画像データ選別手段18a〜18dから再構成矩形を受けると、その再構成矩形を自ディスプレイ25a〜25dの表示範囲のみに切り取る。
この例では、画像切り抜き手段19aは、送られてきた再構成矩形がないので、特に切り抜き処理を行わない。
画像切り抜き手段19bは、再構成矩形510を(1140,724)、(1279,1023)の矩形に切り取って不用な部分を削除し、不用な部分を削除した再構成矩形510を画像再構成手段36bに出力する。
【0076】
画像切り抜き手段19cは、再構成矩形510を(1280,212)、(1779,1023)の矩形に切り取って不用な部分を削除し、また、再構成矩形511を(1780,212)、(2419,1023)の矩形に切り取って不用な部分を削除し、不用な部分を削除した再構成矩形510,511を画像再構成手段36cに出力する。
画像切り抜き手段19dは、再構成矩形511を(1280,1024)、(1779,1235)の矩形に切り取って不用な部分を削除し、不用な部分を削除した再構成矩形511を画像再構成手段36dに出力する。
【0077】
画像再構成手段36a〜36dは、画像切り抜き手段19a〜19dから不用な部分を削除した再構成矩形を受けると、その再構成矩形と、画像保持手段22a〜22dに保持されている画像データ(ステップ2を参照)から、新しい矩形画像データを再構成して画像保持手段22a〜22dに出力する。
この例では、画像再構成手段36aは、画像切り抜き手段19aから何も送られてこないので、画像の再構成処理を行わない。
画像再構成手段36bは、画像切り抜き手段19bから出力された再構成矩形と画像保持手段22bに保持されている画像データから、(1140,212)、(1279,1023)の矩形画像データを再構成して画像保持手段22bに出力する。
【0078】
画像再構成手段36cは、画像切り抜き手段19cから出力された再構成矩形と画像保持手段22cに保持されている画像データから、(1280,212)、(2419,1023)の矩形画像データを再構成して画像保持手段22cに出力する。
また、画像再構成手段36dは、画像切り抜き手段19dから出力された再構成矩形と画像保持手段22dに保持されている画像データから、(1280,1024)、(2419,1235)の矩形画像データを再構成して画像保持手段22dに出力する。
【0079】
画像保持手段22a〜22dは、画像再構成手段36a〜36dから矩形画像データを受けると、その矩形画像データの複製を作成した上で、その矩形画像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。
座標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜22dにより保持されている矩形画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの座標系に変換する。
座標変換処理については、上記実施の形態1で説明したものと同様である。
【0080】
画像生成手段24a〜24dは、座標変換手段23a〜23dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに表示する。
以上がステップ3の動作の流れである。
【0081】
以上から明らかなように、この実施の形態2によれば、各表示処理部17a〜17dが最低限の画像データを保持するだけで、画像の表示位置を移動することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態2では、画像切り抜き手段19a〜19dが表示領域に含まれる部分の画像データのみを切り抜くものについて示したが、上記実施の形態1と同様に、隣接領域に含まれる部分の画像データも切り抜くようにしてもよい。
【0082】
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3による画像描画装置を示す構成図であり、図において、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
37は複数の削除矩形の表示面積を比較し、その表示面積が大きい順に削除矩形を並べる削除画像判定手段、38は表示面積の大きな削除矩形から順番に、削除矩形が必要な表示処理部に対してユニキャストで送信する削除画像再送手段である。
図12〜図14は画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。図15は矩形画像データを示す説明図である。
【0083】
この実施の形態3では、大画面上に画像データ11を矩形(640,512)、(1919,512)、(1919,1535)、(640,1535)に表示した後、始点座標(1140,212)に移動して、再表示する例をとって説明する。
【0084】
図6,図12〜図14において、画像データを受信して各々の表示範囲に画像を表示するステップ1と、画像データを移動し、移動により不要になった画像データを表示制御部14内で受信するステップ2と、受信した画像データを表示面積の大きなものから順番に、必要とする表示処理部に対して各々送信し、元の画像と合わせて再表示するステップ3とに分けて説明する。
ただし、ステップ1,2の流れについては、上記実施の形態2と同様であるため説明を省略する。
【0085】
ステップ3の流れについて説明する。
図11において、削除画像判定手段37は、表示処理部17a〜17dから送信された削除矩形501〜505の座標値から、その表示面積を計算して大きい順に並べる。
【0086】
ここでは、図15のような構成になっているので、
削除矩形501の面積は、500×(724−212)=256000
削除矩形502の面積は、(1280−1140)×30042000
削除矩形503の面積は、500×(1236−1024)=106000
削除矩形504の面積は、500×300150000
削除矩形505の面積は、640×300192000
となり、削除矩形501,505,504,503,502の順に並べて、削除画像再送手段38に出力する。
【0087】
図11において、表示処理部17a〜17dの画像再構成手段36a〜36dは、削除画像再送手段38から削除矩形を受けると、その削除矩形と画像保持手段22a〜22dに保持されている画像矩形とから、新しい矩形を再構成する。この例では、画像再構成手段36aは、削除矩形を何も受信しないので、矩形の再構成処理を行わない。
画像再構成手段36bは、受信した削除画像502と画像保持手段22bに保持されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22bに戻す。
【0088】
画像再構成手段36cは、受信した削除画像501,504,505と画像保持手段22cに保持されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22cに戻す。
画像再構成手段36dは、受信した削除画像502と画像保持手段22dに保持されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22dに戻す。
【0089】
画像保持手段22a〜22dは、画像再構成手段36a〜36dから矩形画像データを受けると、その矩形画像データの複製を作成した上で、その矩形画像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。
座標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜22dにより保持されている矩形画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの座標系に変換する。
座標変換処理については、上記実施の形態1で説明したものと同様である。
【0090】
画像生成手段24a〜24dは、座標変換手段23a〜23dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに表示する。
以上がステップ3の動作の流れである。
【0091】
以上で明らかなように、この実施の形態3によれば、各表示処理部17a〜17dが最低限の画像データを保持するだけで、画像の表示位置を移動することができる効果を奏する。
また、移動する画像の矩形の大きなものから順番に送信するので、視覚的なストレスを軽減することができる効果を奏する。
【0092】
なお、この実施の形態3では、画像切り抜き手段19a〜19dが表示領域に含まれる部分の画像データのみを切り抜くものについて示したが、上記実施の形態1と同様に、隣接領域に含まれる部分の画像データも切り抜くようにしてもよい。
【0093】
実施の形態4.
図16はこの発明の実施の形態4による画像描画装置を示す構成図であり、図において、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
39a〜39dは不要部分の画像データを符号化する削除画像符号化手段、40a〜40dは他の表示処理部17a〜17dから受信した不要部分の画像データを復号化する削除画像復号手段である。
【0094】
図17〜図19は画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。図20は矩形画像データを示す説明図である。図20において、601〜605は削除矩形501〜505が符号化された圧縮削除矩形である。
【0095】
この実施の形態4では、大画面上に画像データ11を矩形(640,512)、(1919,512)、(1919,1535)、(640,1535)に表示した後、始点座標(1140,212)に移動して、再表示する例をとって説明する。
図6,図17〜19において、画像データを受信して各々の表示範囲に画像を表示するステップ1と、画像データを移動し、移動により不要になった画像データを圧縮し、各々必要とする表示処理部に送信するステップ2と、圧縮画像データを受信して伸長した後、元の画像と合わせて再表示するステップ3とに分けて説明する。
ただし、ステップ1の流れについては、上記実施の形態2と同様であるため説明を省略する。
【0096】
ステップ2の流れについて説明する。
図6において、座標変更手段32が移動に伴う変更座標を表示処理部17a〜17dに対してマルチキャストで送信する。
次に、図17〜19において、画像切り抜き手段19a〜19dは、受信した変更座標に基づいて画像データを移動して、不用な部分を切り抜き、その切り抜いた削除矩形を削除画像送信手段33a〜33dに出力する。
【0097】
この例では、画像切り抜き手段19aは、画像保持手段22aにより保持されている画像データを(1140,1024)、(1279,1235)の矩形に切り取り、不用になった削除矩形502,503,504を削除画像送信手段33aに送り、必要な部分のみ画像保持手段22aに送る。
画像切り抜き手段19bは、画像保持手段22bにより保持されている画像データを(1140,212)、(1279,723)の矩形に切り取り、不用になった削除矩形501を削除画像送信手段33bに送り、必要な部分のみ画像保持手段22bに送る。
【0098】
画像切り抜き手段19cは、画像保持手段22cにより保持されている画像データのうち、移動によって不要になる部分がないので、削除画像送信手段33cには何も送らず、そのまま画像保持手段22cに送る。
画像切り抜き手段19dは、画像保持手段22dにより保持されている画像データを(1780,1024)、(2412,1235)の矩形に切り取り、不用になった削除矩形505を削除画像送信手段33dに送り、必要な部分のみ画像保持手段22dに送る。
【0099】
次に、削除画像送信手段33a〜33dの削除画像符号化手段39a〜39dは、画像切り抜き手段19a〜19dから不用になった削除矩形を受けると、その削除矩形を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩形を削除画像送信手段33a〜33dに与える。
この例では、削除画像符号化手段39aは、削除矩形502,503,504を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩形602,603,604を削除画像送信手段33aに与える。
また、削除画像符号化手段39bは、削除矩形501を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩形601を削除画像送信手段33bに与える。
【0100】
また、削除画像符号化手段39cは、削除矩形を何も受け取っていないので、符号化処理を行わない。
さらに、削除画像符号化手段39dは、削除矩形505を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩形605を削除画像送信手段33dに与える。
【0101】
次に、削除画像送信手段33a〜33dは、削除画像符号化手段39a〜39dから与えられた圧縮削除矩形を必要とする他の表示処理部17a〜17dに対して各々送信する。
この例では、削除画像送信手段33aは、圧縮削除矩形602を表示処理部17bに送信し、圧縮削除矩形603を表示処理部17dに送信し、圧縮削除矩形604を表示処理部17cに送信する。
【0102】
削除画像送信手段33bは、圧縮削除矩形601を表示処理部17cに送信する。
また、削除画像送信手段33cは、送信する圧縮削除矩形がないので、何も送信しない。
さらに、削除画像送信手段33dは、圧縮削除矩形605を表示処理部17cに送信する。
以上がステップ2の動作の流れである。
【0103】
次にステップ3の流れについて説明する。
表示処理部17a〜17dの削除画像復号手段40a〜40dは、他の表示処理部17a〜17dから送信された圧縮削除矩形を復号化して伸長し、その削除矩形を画像再構成手段36a〜36dに与える。
この例では、削除画像復号手段40aは、圧縮削除矩形を何も受信しないので、復号化処理を行わない。
削除画像復号手段40bは、圧縮削除矩形602を復号化して伸長することにより削除矩形502に戻し、その削除矩形502を画像再構成手段36bに与える。
【0104】
また、削除画像復号手段40cは、圧縮削除矩形601,604,605を復号化して伸長することにより削除矩形501,504,505に戻し、その削除矩形501,504,505を画像再構成手段36cに与える。
さらに、削除画像復号手段40dは、圧縮削除矩形603を復号化して伸長することにより削除矩形503に戻し、その削除矩形503を画像再構成手段36dに与える。
【0105】
画像再構成手段36a〜36dは、削除画像復号手段40a〜40dから削除矩形を受けると、その削除矩形と画像保持手段22a〜22dに保持されている画像矩形とから、新しい矩形を再構成する。
この例では、画像再構成手段36aは、削除矩形を何も受信しないので、矩形の再構成処理を行わない。
画像再構成手段36bは、受信した削除画像502と画像保持手段22bに保持されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22bに戻す。
【0106】
画像再構成手段36cは、受信した削除画像501,504,505と画像保持手段22cに保持されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22cに戻す。
画像再構成手段36dは、受信した削除画像502と画像保持手段22dに保持されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22dに戻す。
【0107】
画像保持手段22a〜22dは、画像再構成手段36a〜36dから矩形画像データを受けると、その矩形画像データの複製を作成した上で、その矩形画像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。
座標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜22dにより保持されている矩形画像データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの座標系に変換する。
座標変換処理については、上記実施の形態1で説明したものと同様である。
【0108】
画像生成手段24a〜24dは、座標変換手段23a〜23dにより座標系が変換された画像データにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに表示する。
以上がステップ3の動作の流れである。
【0109】
以上で明らかなように、この実施の形態4によれば、各表示処理部17a〜17dが最低限の画像データを保持するだけで、画像の表示位置を移動することができる効果を奏する。
また、移動する画像を符号化してから送信するので、通信するデータ量が削減され、ネットワークの負荷を軽減することができる効果を奏する。
さらに、削除矩形を必要とする表示処理部に対して、直接送信することにより、最低限のデータを移動するだけで、画像の表示位置を移動することができる効果を奏する。
【0110】
なお、この実施の形態4では、画像切り抜き手段19a〜19dが表示領域に含まれる部分の画像データのみを切り抜くものについて示したが、上記実施の形態1と同様に、隣接領域に含まれる部分の画像データも切り抜くようにしてもよい。
【0111】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、表示制御手段から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照して、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、複数の画像切り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞれ保持する複数の画像保持手段とを設けるように構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0112】
この発明によれば、画像切り抜き手段が隣接領域を動的に変更するように構成したので、画像の表示位置をスムーズに移動することができる効果がある。
【0113】
この発明によれば、画像切り抜き手段が隣接領域を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図るように構成したので、さらに画像の表示位置をスムーズに移動することができる効果がある。
【0114】
この発明によれば、複数の画像切り抜き手段が表示範囲の変更情報を受けると、複数の画像保持手段により保持されている画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを表示制御手段に送信する一方、表示制御手段が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって複数の画像保持手段により保持されている画像データをそれぞれ再構成するように構成したので、各表示処理部が最低限の画像データを保持するだけで、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0115】
この発明によれば、表示制御手段が不要部分の画像データを複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて矩形画像を生成するように構成したので、受信する矩形画像のリクエストの数を軽減することができる効果がある。
【0116】
この発明によれば、表示制御手段が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必要な画像切り抜き手段に対して当該矩形画像を送信するように構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0117】
この発明によれば、表示制御手段が複数の矩形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信するように構成したので、視覚的なストレスを少なくすることができる効果がある。
【0118】
この発明によれば、複数の画像切り抜き手段が表示範囲の変更情報を受けると、複数の画像保持手段により保持されている画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の画像切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段から不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の画像データにしたがって画像保持手段により保持されている画像データを再構成するように構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0119】
この発明によれば、画像切り抜き手段が不要部分の画像データを符号化して他の画像切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段から受信した不要部分の画像データを復号化するように構成したので、ネットワークの負荷を軽減することができる効果がある。
【0120】
この発明によれば、複数の表示処理部が表示制御部から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り抜いて保持するように構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0121】
この発明によれば、隣接領域を動的に変更するように構成したので、画像の表示位置をスムーズに移動することができる効果がある。
【0122】
この発明によれば、隣接領域を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図るように構成したので、さらに画像の表示位置をスムーズに移動することができる効果がある。
【0123】
この発明によれば、表示範囲の変更情報を受けると、保持している画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを表示制御部に送信する一方、表示制御部が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって保持している画像データをそれぞれ再構成するように構成したので、各表示処理部が最低限の画像データを保持するだけで、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0124】
この発明によれば、不要部分の画像データを複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて矩形画像を生成するように構成したので、受信する矩形画像のリクエストの数を軽減することができる効果がある。
【0125】
この発明によれば、不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必要な表示処理部に対して当該矩形画像を送信するように構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0126】
この発明によれば、複数の矩形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信するように構成したので、視覚的なストレスを少なくすることができる効果がある。
【0127】
この発明によれば、表示範囲の変更情報を受けると、保持している画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部から不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の画像データにしたがって保持している画像データを再構成するように構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0128】
この発明によれば、不要部分の画像データを符号化して他の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部から受信した不要部分の画像データを復号化するように構成したので、ネットワークの負荷を軽減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像描画装置を示す構成図である。
【図2】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図3】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図4】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2による画像描画装置を示す構成図である。
【図6】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図7】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図9】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】 矩形画像データを示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による画像描画装置を示す構成図である。
【図12】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図14】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】 矩形画像データを示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による画像描画装置を示す構成図である。
【図17】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図19】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【図20】 矩形画像データを示す説明図である。
【図21】 従来の画像描画装置を示す構成図である。
【図22】 従来の画像描画装置の処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 画像データ、12 表示範囲情報、13 描画データ、14 表示制御部(表示制御手段)、15 描画データ送信手段、16 通信手段、17a〜17d 表示処理部、18a〜18d 画像データ選別手段、19a〜19d 画像切り抜き手段、20a〜20d 隣接領域最適化手段、21a〜21d 隣接領域変更手段、22a〜22d 画像保持手段、23a〜23d 座標変換手段、24a〜24d 画像生成手段、25a〜25d ディスプレイ、31 変更座標、32 座標変更手段、33a〜33d 削除画像送信手段、34 削除画像再構成手段、35 削除画像再送手段、36a〜36d 画像再構成手段、37 削除画像判定手段、38 削除画像再送手段、39a〜39d 削除画像符号化手段、40a〜40d 削除画像復号手段、501〜505 削除矩形、510,511 再構成矩形、601〜605 圧縮削除矩形。

Claims (18)

  1. 画像データと表示範囲情報を送信する表示制御手段と、上記表示制御手段から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照して、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、上記複数の画像切り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞれ保持する複数の画像保持手段と、上記複数の画像保持手段により保持されている画像データの座標系をそれぞれ自画面の座標系に変換する複数の座標変換手段と、上記複数の座標変換手段により座標系が変換された画像データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する複数の画像生成手段とを備えた画像描画装置。
  2. 画像切り抜き手段は、隣接領域を動的に変更することを特徴とする請求項1記載の画像描画装置。
  3. 画像切り抜き手段は、隣接領域を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図ることを特徴とする請求項2記載の画像描画装置。
  4. 画像データと表示範囲情報を送信する表示制御手段と、上記表示制御手段から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照して、自画面の表示領域に含まれる部分の画像データを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、上記複数の画像切り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞれ保持する複数の画像保持手段と、上記複数の画像保持手段により保持されている画像データの座標系をそれぞれ自画面の座標系に変換する複数の座標変換手段と、上記複数の座標変換手段により座標系が変換された画像データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する複数の画像生成手段とを備えた画像描画装置において、上記複数の画像切り抜き手段は表示範囲の変更情報を受けると、上記複数の画像保持手段により保持されている画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを上記表示制御手段に送信する一方、上記表示制御手段が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって上記複数の画像保持手段により保持されている画像データをそれぞれ再構成することを特徴とする画像描画装置。
  5. 表示制御手段は、不要部分の画像データを複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて矩形画像を生成することを特徴とする請求項4記載の画像描画装置。
  6. 表示制御手段は、不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必要な画像切り抜き手段に対して当該矩形画像を送信することを特徴とする請求項4記載の画像描画装置。
  7. 表示制御手段は、複数の矩形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信することを特徴とする請求項6記載の画像描画装置。
  8. 画像データと表示範囲情報を送信する表示制御手段と、上記表示制御手段から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照して、自画面の表示領域に含まれる部分の画像データを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、上記複数の画像切り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞれ保持する複数の画像保持手段と、上記複数の画像保持手段により保持されている画像データの座標系をそれぞれ自画面の座標系に変換する複数の座標変換手段と、上記複数の座標変換手段により座標系が変換された画像データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する複数の画像生成手段とを備えた画像描画装置において、上記複数の画像切り抜き手段は表示範囲の変更情報を受けると、上記複数の画像保持手段により保持されている画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の画像切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段から不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の画像データにしたがって上記画像保持手段により保持されている画像データを再構成することを特徴とする画像描画装置。
  9. 画像切り抜き手段は、不要部分の画像データを符号化して他の画像切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段から受信した不要部分の画像データを復号化することを特徴とする請求項8記載の画像描画装置。
  10. 複数の表示処理部が表示制御部から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り抜いて保持する一方、それらの画像データの座標系をそれぞれ自画面の座標系に変換し、自画像の座標系の画像データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する画像描画方法。
  11. 隣接領域を動的に変更することを特徴とする請求項10記載の画像描画方法。
  12. 隣接領域を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図ることを特徴とする請求項11記載の画像描画方法。
  13. 複数の表示処理部が表示制御部から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り抜いて保持する一方、それらの画像データの座標系をそれぞれ自画面の座標系に変換し、自画像の座標系の画像データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する画像描画方法において、表示範囲の変更情報を受けると、保持している画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを上記表示制御部に送信する一方、上記表示制御部が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって保持している画像データをそれぞれ再構成することを特徴とする画像描画方法。
  14. 不要部分の画像データを複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて矩形画像を生成することを特徴とする請求項13記載の画像描画方法。
  15. 不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必要な表示処理部に対して当該矩形画像を送信することを特徴とする請求項13記載の画像描画方法。
  16. 複数の矩形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信することを特徴とする請求項15記載の画像描画方法。
  17. 複数の表示処理部が表示制御部から送信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り抜いて保持する一方、それらの画像データの座標系をそれぞれ自画面の座標系に変換し、自画像の座標系の画像データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する画像描画方法において、表示範囲の変更情報を受けると、保持している画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部から不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の画像データにしたがって保持している画像データを再構成することを特徴とする画像描画方法。
  18. 不要部分の画像データを符号化して他の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部から受信した不要部分の画像データを復号化することを特徴とする請求項17記載の画像描画方法。
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