JP2001350458A - 画像描画装置及び画像描画方法 - Google Patents

画像描画装置及び画像描画方法

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JP2001350458A JP2000169488A JP2000169488A JP2001350458A JP 2001350458 A JP2001350458 A JP 2001350458A JP 2000169488 A JP2000169488 A JP 2000169488A JP 2000169488 A JP2000169488 A JP 2000169488A JP 2001350458 A JP2001350458 A JP 2001350458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データ1をマルチディスプレイに表示す
ることができるが、画像データ1の表示範囲を移動する
毎に、画像データ1のすべてをマルチキャスト送信しな
ければならず、通信手段4の負荷が増大するなどの課題
があった。 【解決手段】 表示制御部14から送信される画像デー
タ11と表示範囲情報12を受信すると、その表示範囲
情報12を参照して、自画面の表示領域と隣接領域に含
まれる部分の画像データを切り抜く画像切り抜き手段1
9a〜19dと、画像切り抜き手段19a〜19dによ
り切り抜かれた画像データを保持する画像保持手段22
a〜22dとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のディスプ
レイを用いて、一つの大きな画面を構成する画像描画装
置及び画像描画方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は例えば特開昭60−15428
7号公報及び特開平9−204164号公報に示された
従来の画像描画装置を示す構成図であり、図において、
1は画像データ、2は描画データ送信手段3を備える表
示制御部、3は画像データ1と表示範囲情報をマルチキ
ャストにより送信する描画データ送信手段、4は通信手
段である。
【0003】5a〜5dは表示制御部2から画像データ
1を受信すると、その画像データ1にしたがって画像を
ディスプレイ10a〜10dに表示する表示処理部、6
a〜6dは表示制御部2から送信された画像データ1を
保管する画像保管手段、7a〜7dは画像保管手段6a
〜6dに保管されている画像データ1のうち、自ディス
プレイ10a〜10dの画面に入る画像データのみを選
択する描画データ選別手段、8a〜8dは描画データ選
別手段7a〜7dにより選択された画像データの座標系
を大画面全体の座標系から自ディスプレイ10a〜10
dの座標系に変換する座標変換手段、9a〜9dは座標
変換手段8a〜8dにより座標系が変換された画像デー
タにしたがって画像を自ディスプレイ10a〜10dに
表示する画像生成手段、10a〜10dは表示処理部5
a〜5dに接続されたディスプレイである。図22は従
来の画像描画装置の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【0004】次に動作について説明する。従来の画像描
画装置は、2×2個のディスプレイ10a〜10dで画
面を構成し、各ディスプレイ10a〜10dの画面サイ
ズが1280×1024ピクセルであるので、画面全体
のサイズは2560×2048ピクセルとなる。また、
各ディスプレイ10a〜10dの座標系の左上端を
(0,0)、右下端を(1279,1023)とし、マ
ルチディスプレイの座標系の左上端を(0,0)、右下
端を(2559,2047)とする。
【0005】この場合、ディスプレイ10aはマルチデ
ィスプレイ全体の(0,1024)から(1279,2
047)の範囲、ディスプレイ10bはマルチディスプ
レイ全体の(0,0)から(1279,1023)の範
囲、ディスプレイ10cはマルチディスプレイ全体の
(1280,0)から(2559,1023)の範囲、
ディスプレイ10dはマルチディスプレイ全体の(12
80,1024)から(2559,2047)の範囲を
表示することになる。
【0006】次に、元の画像データ1を(640,51
2)、(640,1535)、(1919,153
5)、(1919,512)の範囲に表示する例をとっ
て説明する。図22において、まず、表示制御部2の描
画データ送信手段3は、描画データとして画像データ1
と表示範囲情報をマルチキャストにより、すべての表示
処理部5a〜5dに対して送信する。
【0007】表示処理部5a〜5dの画像保管手段6a
〜6dは、表示制御部2から送信された画像データ1を
保管する一方、その画像データ1を描画コマンドと一緒
に、描画データ選別手段7a〜7dに出力する。描画デ
ータ選別手段7a〜7dは、画像保管手段6a〜6dか
ら画像データ1を受けると、その画像データ1のうち、
自ディスプレイ10a〜10dの画面に入る画像データ
のみを選択して座標変換手段8a〜8dに出力する。こ
こでは、画像データ1は、すべてのディスプレイ10a
〜10dの画面内に入るので、そのまま座標変換手段8
a〜8dに出力する。
【0008】座標変換手段8a〜8dは、描画データ選
別手段7a〜7dにより選択された画像データの座標系
を大画面全体の座標系から自ディスプレイ10a〜10
dの座標系に変換する。具体的には、マルチディスプレ
イ上での座標(gx,gy)を、マルチディスプレイを
構成する個々の画面上でのローカルな座標(lx,l
y)に変換する場合において、マルチディスプレイの座
標系における個々の画面の左上端の座標を(offse
tx,offsety)とすると、次のように表すこと
ができる。 lx=gx−offsetx ly=gy−offsety
【0009】図22のディスプレイ表示例について説明
すると、座標変換手段8bは、接続されているディスプ
レイ10bの画面の左上端の座標が(0,0)であるの
で、画像データ1の表示範囲は結果として同じになる。
他の座標値も同じである。座標変換手段8cは、接続さ
れているディスプレイ10cの画面の左上端の座標が
(1280,0)であるので、座標変換処理を施すこと
により、画像データ1の始点座標値を(−640,51
2)に変換する。他の座標値はそれぞれ(639,51
2)、(639,1535)、(−640,1535)
となる。
【0010】座標変換手段8dは、接続されているディ
スプレイ10dの画面の左上端の座標が(1280,1
024)であるので、座標変換処理を施すことにより、
画像データ1の座標値を(−640,−512)、(6
39,−512)、(639,511)、(−640,
511)に変換する。座標変換手段8aは、接続されて
いるディスプレイ10aの画面の左上端の座標が(0,
1024)であるので、座標変換処理を施すことによ
り、画像データの座標値を(640,−512)、(1
279,−512)、(1279,511)、(64
0,511)に変換する。
【0011】画像生成手段9a〜9dは、座標変換手段
8a〜8dにより座標系が変換された画像データにした
がって画像を自ディスプレイ10a〜10dに表示す
る。ここで、画像表示について説明する。座標変換手段
8bにより変換された画像データは、(640,51
2)、(640,1535)、(1919,153
5)、(1919,512)の画像データになってい
る。しかし、表示処理装置5bに接続されたディスプレ
イ10bの表示領域は左上端を(0,0)とする128
0×1024であるため、画像生成手段9bは、画像デ
ータの(640,512)、(1279,512)、
(1279,1023)、(640,1023)の範囲
のみ表示する。
【0012】同様に画像生成手段9cは、(0,51
2)、(639,512)、(639,1023)、
(0,1023)の範囲のみ表示する。同様に画像生成
手段9dは、(0,0)、(639,0)、(639,
511)、(0,511)の範囲のみ表示する。同様に
画像生成手段9aは、(640,0)、(1279,
0)、(1279,511)、(640,511)の範
囲のみ表示する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像描画装置は
以上のように構成されているので、画像データ1をマル
チディスプレイに表示することができるが、画像の表示
位置を移動する毎に、画像データ1のすべてをマルチキ
ャスト送信しなければならず、通信手段4の負荷が増大
するなどの課題があった。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、通信手段の負荷の増大を招くこと
なく、画像の表示位置を移動することができる画像描画
装置及び画像描画方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像描画
装置は、表示制御手段から送信される画像データと表示
範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照して、
自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像デー
タを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、複数の画像切
り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞれ保
持する複数の画像保持手段とを設けたものである。
【0016】この発明に係る画像描画装置は、画像切り
抜き手段が隣接領域を動的に変更するようにしたもので
ある。
【0017】この発明に係る画像描画装置は、画像切り
抜き手段が隣接領域を繰り返し変更して、その隣接領域
の最適化を図るようにしたものである。
【0018】この発明に係る画像描画装置は、複数の画
像切り抜き手段が表示範囲の変更情報を受けると、複数
の画像保持手段により保持されている画像データから不
要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像デー
タを表示制御手段に送信する一方、表示制御手段が不要
部分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、
その矩形画像にしたがって複数の画像保持手段により保
持されている画像データをそれぞれ再構成するようにし
たものである。
【0019】この発明に係る画像描画装置は、表示制御
手段が不要部分の画像データを複数個受信すると、複数
の画像データを組み合わせて矩形画像を生成するように
したものである。
【0020】この発明に係る画像描画装置は、表示制御
手段が不要部分の画像データにしたがって矩形画像を生
成すると、その矩形画像の必要な画像切り抜き手段に対
して当該矩形画像を送信するようにしたものである。
【0021】この発明に係る画像描画装置は、表示制御
手段が複数の矩形画像を生成した場合、表示面積の大き
な矩形画像から順番に送信するようにしたものである。
【0022】この発明に係る画像描画装置は、複数の画
像切り抜き手段が表示範囲の変更情報を受けると、複数
の画像保持手段により保持されている画像データから不
要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像デー
タを他の画像切り抜き手段に送信する一方、他の画像切
り抜き手段から不要部分の画像データを受信すると、そ
の不要部分の画像データにしたがって画像保持手段によ
り保持されている画像データを再構成するようにしたも
のである。
【0023】この発明に係る画像描画装置は、画像切り
抜き手段が不要部分の画像データを符号化して他の画像
切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段か
ら受信した不要部分の画像データを復号化するようにし
たものである。
【0024】この発明に係る画像描画方法は、複数の表
示処理部が表示制御部から送信される画像データと表示
範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を参照するこ
とにより、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分
の画像データをそれぞれ切り抜いて保持するようにした
ものである。
【0025】この発明に係る画像描画方法は、隣接領域
を動的に変更するようにしたものである。
【0026】この発明に係る画像描画方法は、隣接領域
を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図るよう
にしたものである。
【0027】この発明に係る画像描画方法は、表示範囲
の変更情報を受けると、保持している画像データから不
要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像デー
タを表示制御部に送信する一方、表示制御部が不要部分
の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その
矩形画像にしたがって保持している画像データをそれぞ
れ再構成するようにしたものである。
【0028】この発明に係る画像描画方法は、不要部分
の画像データを複数個受信すると、複数の画像データを
組み合わせて矩形画像を生成するようにしたものであ
る。
【0029】この発明に係る画像描画方法は、不要部分
の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、その
矩形画像の必要な表示処理部に対して当該矩形画像を送
信するようにしたものである。
【0030】この発明に係る画像描画方法は、複数の矩
形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像から
順番に送信するようにしたものである。
【0031】この発明に係る画像描画方法は、表示範囲
の変更情報を受けると、保持している画像データから不
要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部分の画像デー
タを他の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部か
ら不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の
画像データにしたがって保持している画像データを再構
成するようにしたものである。
【0032】この発明に係る画像描画方法は、不要部分
の画像データを符号化して他の表示処理部に送信する一
方、他の表示処理部から受信した不要部分の画像データ
を復号化するようにしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による画
像描画装置を示す構成図であり、図において、11は画
像データ、12は表示範囲情報、13は画像データ11
と表示範囲情報12から構成された描画データ、14は
描画データ送信手段15を備える表示制御部(表示制御
手段)、15は描画データ13をマルチキャストにより
送信する描画データ送信手段、16は通信手段である。
【0034】17a〜17dは表示制御部14から描画
データ13を受信すると、画像データ11にしたがって
画像をディスプレイ25a〜25dに表示する表示処理
部、18a〜18dは表示制御部14から送信された画
像データ11のうち、自ディスプレイ25a〜25dの
画面に入る画像データのみを選択する画像データ選別手
段、19a〜19dは表示範囲情報12を参照して、自
ディスプレイ25a〜25dの表示領域と隣接領域に含
まれる部分の画像データを切り抜く画像切り抜き手段、
20a〜20dは画像データ11の最適な隣接領域を決
定する隣接領域最適化手段、21a〜21dは隣接領域
最適化手段20a〜20dが隣接領域を決定すると、そ
の決定結果にしたがって画像データ11を切り抜く領域
を変更する隣接領域変更手段である。
【0035】22a〜22dは画像切り抜き手段19a
〜19dにより切り抜かれた画像データを保持する画像
保持手段、23a〜23dは画像保持手段22a〜22
dにより保持されている画像データの座標系を大画面全
体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの座標系
に変換する座標変換手段、24a〜24dは座標変換手
段23a〜23dにより座標系が変換された画像データ
にしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに表
示する画像生成手段、25a〜25dは表示処理部17
a〜17dに接続されたディスプレイである。図2〜図
4は画像描画装置の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【0036】次に動作について説明する。画像描画装置
は、2×2個のディスプレイ25a〜25dで画面を構
成し、各ディスプレイ25a〜25dの画面サイズが1
280×1024ピクセルであるので、画面全体のサイ
ズは2560×2048ピクセルとなる。また、各ディ
スプレイ25a〜25dの座標系の左上端を(0,
0)、右下端を(1279,1023)とし、マルチデ
ィスプレイ(大画面)の座標系の左上端を(0,0)、
右下端を(2559,2047)とする。
【0037】この場合、ディスプレイ25aは大画面全
体の(0,1024)から(1279,2047)の範
囲、ディスプレイ25bは大画面全体の(0,0)から
(1279,1023)の範囲、ディスプレイ25cは
大画面全体の(1280,0)から(2559,102
3)の範囲、ディスプレイ25dは大画面全体の(12
80,1024)から(2559,2047)の範囲を
表示することになる。
【0038】この実施の形態1では、大画面上に横12
80pixel、縦5000pixelの縦長の画像デ
ータ11を矩形(640,512)、(1919,51
2)、(1919,1535)、(640,1535)
に画像の始点(0,0)で表示する例をとって説明す
る。図2において、まず、表示制御部14の描画データ
送信手段15は、描画データ13(画像データ11、表
示範囲情報12)をマルチキャストにより、すべての表
示処理部17a〜17dに対して送信する。
【0039】表示処理部17a〜17dの画像データ選
別手段18a〜18dは、表示制御部14から送信され
た画像データ11が自ディスプレイ25a〜25dの画
面に入る画像データであるか否かを判断し、自ディスプ
レイ25a〜25dの画面に入る場合、または、一部が
入る場合には、その画像データ11を取り込んで画像切
り抜き手段19a〜19dに出力する。一方、自ディス
プレイ25a〜25dの画面に全く入らない場合には、
その画像データ11を取り込まずに破棄する。ただし、
この例では、画像データ11の表示範囲が全ディスプレ
イ25a〜25dに入るので、画像データ選別手段18
a〜18dによって破棄される画像データ11はない。
【0040】画像切り抜き手段19a〜19dの隣接領
域最適化手段20a〜20dは、画像データ選別手段1
8a〜18dから画像データ11を受けると、その画像
データ11の最適な隣接領域を決定する。画像データ1
1が横1280pixel、縦5000pixelの縦
長の画像であって、表示矩形の移動が縦方向に行われる
と推測されるような場合には、例えば、隣接領域を縦1
000pixel、縦200pixelに決定する。な
お、隣接領域最適化手段20a〜20dは、表示矩形が
移動される毎に隣接領域を決定して、隣接領域の最適化
を図る。
【0041】画像切り抜き手段19a〜19dは、隣接
領域最適化手段20a〜20dが最適な隣接領域を決定
すると、表示範囲情報12を参照することにより、画像
データ選別手段18a〜18dが出力する画像データ1
1の中から、自ディスプレイ25a〜25dの表示領域
と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜いて、
その画像データを画像保持手段22a〜22dに出力す
る。即ち、自ディスプレイ25a〜25dの表示領域に
含まれる部分の画像データを切り抜くとともに、自ディ
スプレイ25a〜25dの隣接領域に含まれる部分の画
像データを切り抜くが、隣接領域最適化手段20a〜2
0dが表示矩形の移動等に伴って最適な隣接領域を更新
すると、隣接領域変更手段21a〜21dが画像データ
11を切り抜く領域を更新後の隣接領域に変更する。
【0042】この例では、ディスプレイ25aの表示範
囲は(0,1024)から(1279,2047)なの
で、隣接領域を含めると、切り抜き範囲は(−200,
24)から(1479,3047)に決定される。ディ
スプレイ25bの表示範囲は(0,0)から(127
9,1023)なので、隣接領域を含めると、切り抜き
範囲は(−200,−1000)から(1479,20
23)に決定される。ディスプレイ25cの表示範囲は
(1280,0)から(2559,1023)なので、
隣接領域を含めると、切り抜き範囲は(1080,−1
000)から(2759,2023)に決定される。デ
ィスプレイ25dの表示範囲は(1280,1024)
から(2759,2047)なので、隣接領域を含める
と、切り抜き範囲は(1080,24)から(275
9,3047)に決定される。
【0043】なお、画像切り抜き手段19a〜19d
は、上記のようにして切り抜き範囲を決定すると、その
切り抜き範囲に含まれる部分の画像データを切り抜く
が、切り抜き範囲外の画像データ、即ち、自ディスプレ
イ25a〜25dの表示範囲外の画像データを破棄し、
画像データ11の全体よりも、小さい画像データを画像
保持手段22a〜22dに出力する。
【0044】この例では、画像切り抜き手段19aにお
ける切り抜き範囲が(−200,24)から(147
9,3047)であるが、画像データ11は矩形(64
0,512)、(1919,512)、(1919,1
535)、(640,1535)に画像の始点(0,
0)で表示するので、データの存在しない部分を除く
と、実際には(640,512)、(1479,51
2)、(1479,2535)、(640,2535)
の範囲に切り抜かれ、画像保持手段22aに渡される。
【0045】同様に、画像切り抜き手段19bにおい
て、画像データ11が(640,512)、(147
9,512)、(1479,2024)、(640,2
024)の矩形に切り抜かれ、画像保持手段22bに渡
される。同様に、画像切り抜き手段19cにおいて、画
像データが(1080,512)、(1919,51
2)、(1919,2024)、(1080,202
4)の矩形に切り抜かれ、画像保持手段22cに渡され
る。同様に、画像切り抜き手段19dにおいて、画像デ
ータが(1080,512)、(1919,512)、
(1919,2535)、(1080,2535)の矩
形に切り抜かれ、画像保持手段22dに渡される。
【0046】画像保持手段22a〜22dは、画像切り
抜き手段19a〜19dにより切り抜かれた画像データ
を受けると、その切り抜かれた画像データを保持した上
で、その切り抜かれた画像データを座標変換手段23a
〜23dに出力する。座標変換手段23a〜23dは、
画像保持手段22a〜22dにより保持されている画像
データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレ
イ25a〜25dの座標系に変換する。
【0047】ここで、座標変換処理について説明する。
大画面上での座標(gx,gy)を、大画面を構成する
個々の画面上でのローカルな座標(lx,ly)に変換
する場合において、大画面座標系における個々の画面の
左上端の座標を(offsetx,offsety)と
すると、次のように表すことができる。 lx=gx−offsetx ly=gy−offsety
【0048】図2のディスプレイ表示例について説明す
ると、座標変換手段23bは、接続されているディスプ
レイ25bの画面の左上端の座標が(0,0)であるの
で、画像データの表示範囲は結果として同じになる。座
標変換手段23aは、接続されているディスプレイ25
aの画面の左上端の座標が(0,1024)であるの
で、座標変換処理を施すことにより、画像データの表示
矩形(640,512)、(1479,512)、(1
479,2535)、(640,2535)は、(64
0,−512)、(1479,−512)、(147
9,1511)、(640,1511)に変換される。
従って、描画データとしては(100,0)、(119
9,0)、(1199,675)、(100,675)
の矩形の画像データになる。
【0049】同様に、座標変換手段23cでは、(−2
00,512)、(639,512)、(639,20
24)、(−200,2024)の矩形の画像データに
なる。同様に、座標変換手段23dでは、(−200,
−512)、(639,−512)、(639,151
1)、(−200,1511)の矩形の画像データにな
る。
【0050】画像生成手段24a〜24dは、座標変換
手段23a〜23dにより座標系が変換された画像デー
タにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに
表示する。ここで、画像表示について説明する。この例
では、画像生成手段24aは、座標変換手段23aによ
り座標変換された画像データのうち、ディスプレイ25
aの表示範囲のみ画像生成を行うことによって、ディス
プレイ25aの(0,512)、(639,512)、
(639,1023)、(0,1023)の範囲に画像
を表示する。
【0051】同様にして、画像生成手段24bによっ
て、ディスプレイ25bの(0,0)、(639,
0)、(639,511)、(0,511)の範囲に画
像を表示する。同様にして、画像生成手段24cによっ
て、ディスプレイ25cの(0,512)、(639,
512)、(639,1023)、(0,1023)の
範囲に画像を表示する。同様にして、画像生成手段24
dによって、ディスプレイ25cの(0,0)、(63
9,0)、(639,511)、(0,511)の範囲
に画像を表示する。
【0052】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、表示制御部14から送信される画像データ1
1と表示範囲情報12を受信すると、その表示範囲情報
12を参照して、自画面の表示領域と隣接領域に含まれ
る部分の画像データを切り抜く画像切り抜き手段19a
〜19dと、画像切り抜き手段19a〜19dにより切
り抜かれた画像データを保持する画像保持手段22a〜
22dとを設けるように構成したので、画像の表示位置
を移動する毎に画像データ11のすべてをマルチキャス
ト送信する必要がない。そのため、通信手段16の負荷
の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動すること
ができる効果を奏する。
【0053】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による画像描画装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。31は表示位置を移動するための変更座
標、32は変更座標31を送信する座標変更手段、33
a〜33dは座標変更手段32から送信された変更座標
31にしたがって、画像保持手段22a〜22dに保持
されている画像データから不要部分を削除し、その不要
部分の画像データを表示制御部14に送信する削除画像
送信手段、34は削除画像送信手段33a〜33dから
送信された削除画像(不要部分の画像データ)から必要
に応じて新しい矩形画像を構成する削除画像再構成手
段、35は削除画像送信手段33a〜33dから送信さ
れた削除画像を受信する一方、削除画像再構成手段34
により構成された矩形画像を送信する削除画像再送手段
である。
【0054】36a〜36dは削除画像再送手段35か
ら送信された矩形画像にしたがって画像保持手段22a
〜22dに保持されている画像データを再構成する画像
再構成手段である。なお、この実施の形態2では、削除
画像送信手段33a〜33d及び画像再構成手段36a
〜36dを画像切り抜き手段19a〜19dと別個に設
けているが、画像切り抜き手段19a〜19dが削除画
像送信手段33a〜33dと画像再構成手段36a〜3
6dを内蔵するようにしてもよい。
【0055】図6〜図9は画像描画装置の処理内容を示
すフローチャートである。図10は矩形画像データを示
す説明図である。図10において、501〜505は画
像の移動によって、自画面の領域から領域外に移動する
ために削除される削除矩形、510,511は削除画像
再構成手段34により再構成される再構成矩形である。
【0056】この実施の形態2では、大画面上に画像デ
ータ11を矩形(640,512)、(1919,51
2)、(1919,1535)、(640,1535)
に表示した後、始点座標(1140,212)に移動し
て、再表示する例をとって説明する。図6,図7におい
て、画像データを受信して各々の表示範囲に画像を表示
するステップ1と、画像データを移動し、移動により不
要になった画像データを表示制御部14内で再構成した
後再送するステップ2と、再構成された画像データを受
信し、元の画像と合わせて再表示するステップ3とに分
けて説明する。
【0057】ステップ1の流れについて説明する。図
6,図8,図9において、まず、表示制御部14の描画
データ送信手段15は、描画データ13(画像データ1
1、表示範囲情報12)をマルチキャストにより、すべ
ての表示処理部17a〜17dに対して送信する。
【0058】表示処理部17a〜17dの画像データ選
別手段18a〜18dは、表示制御部14から送信され
た画像データ11が自ディスプレイ25a〜25dの画
面に入る画像データであるか否かを判断し、自ディスプ
レイ25a〜25dの画面に入る場合、または、一部が
入る場合には、その画像データ11を取り込んで画像切
り抜き手段19a〜19dに出力する。一方、自ディス
プレイ25a〜25dの画面に全く入らない場合には、
その画像データ11を取り込まずに破棄する。ただし、
この例では、画像データ11の表示範囲が全ディスプレ
イ25a〜25dに入るので、画像データ選別手段18
a〜18dによって破棄される画像データ11はない。
【0059】画像切り抜き手段19a〜19dは、表示
範囲情報12を参照することにより、画像データ選別手
段18a〜18dが出力する画像データ11の中から、
自ディスプレイ25a〜25dの表示領域に含まれる部
分の画像データを切り抜いて、その画像データを画像保
持手段22a〜22dに出力する。即ち、自ディスプレ
イ25a〜25dの表示範囲外の画像データを破棄し、
画像データ11の全体よりも、小さい画像データを画像
保持手段22a〜22dに出力する。
【0060】この例では、ディスプレイ25aの表示範
囲が(0,1024)から(1279,2047)なの
で、画像切り抜き手段19aは、画像データを(64
0,1024)、(1279,1024)、(127
9,1535)、(640,1535)の矩形に切り抜
いて画像保持手段22aに出力する。また、ディスプレ
イ25bの表示範囲が(0,0)から(1279,10
23)なので、画像切り抜き手段19bは、画像データ
を(640,512)、(1279,512)、(12
79,1023)、(640,1023)の矩形に切り
抜いて画像保持手段22bに出力する。
【0061】また、ディスプレイ25cの表示範囲が
(1280,0)から(2559,1023)なので、
画像切り抜き手段19cは、画像データを(1280,
512)、(1919,512)、(1919,102
3)、(1280,1023)の矩形に切り抜いて画像
保持手段22cに出力する。さらに、ディスプレイ25
dの表示範囲が(1280,1024)から(255
9,2047)なので、画像切り抜き手段19dは、画
像データを(1280,1024)、(1919,10
24)、(1919,1535)、(1280,153
5)の矩形に切り抜いて画像保持手段22dに出力す
る。
【0062】画像保持手段22a〜22dは、画像切り
抜き手段19a〜19dにより切り抜かれた画像データ
を受けると、その切り抜かれた画像データを保持した上
で、その切り抜かれた画像データを座標変換手段23a
〜23dに出力する。座標変換手段23a〜23dは、
画像保持手段22a〜22dにより保持されている画像
データの座標系を大画面全体の座標系から自ディスプレ
イ25a〜25dの座標系に変換する。
【0063】ここで、座標変換処理について説明する。
大画面上での座標(gx,gy)を、大画面を構成する
個々の画面上でのローカルな座標(lx,ly)に変換
する場合において、大画面座標系における個々の画面の
左上端の座標を(offsetx,offsety)と
すると、次のように表すことができる。 lx=gx−offsetx ly=gy−offsety
【0064】図6のディスプレイ表示例について説明す
ると、座標変換手段23bは、接続されているディスプ
レイ25bの画面の左上端の座標が(0,0)であるの
で、画像データの表示範囲は結果として同じになる。ま
た、座標変換手段23cは、接続されているディスプレ
イ25cの画面の左上端の座標が(0,1024)であ
るので、座標変換処理を施すことにより、画像データの
表示矩形(1280,512)、(1919,51
2)、(1919,1023)、(1280,102
3)は、(0,512)、(639,512)、(63
9,1023)、(0,1023)に変換される。従っ
て、描画データとしては(100,0)、(1199,
0)、(1199,675)、(100,675)の矩
形の画像データになる。
【0065】同様に、座標変換手段23aでは、(64
0,0)、(1279,0)、(1279,511)、
(640,511)の矩形の画像データになる。同様
に、座標変換手段23dでは、(0,0)、(639,
0)、(639,511)、(0,511)の矩形の画
像データになる。
【0066】画像生成手段24a〜24dは、座標変換
手段23a〜23dにより座標系が変換された画像デー
タにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに
表示する。これにより、大画面上には表示範囲(64
0,512)、(1919,512)、(1919,1
535)、(640,1535)の画像データ11が表
示される。その際、表示処理部17a〜17dが保持し
ている画像データ量は、フルカラー画像データと仮定す
ると、表示処理部17aでは、640×480×24/
8=2457600となり、約250Kbyteであ
る。同様に、表示処理部17b〜17dでも、約250
Kbyteである。
【0067】元画像は、縦5000pixel、横12
80pixelのフルカラー画像データであるので、こ
の画像を保持するためには、5000×1280×24
/8=51200000で、51.2Mbyteのメモ
リを使用することになり、表示処理部17a〜17dの
負荷が減ることは明らかである。このようにして、各表
示処理部17a〜17dが最低限の画像データのみを保
持するだけで、大画面上に必要な画像データの表示が可
能になる。以上がステップ1の動作の流れである。
【0068】次にステップ2の流れについて説明する。
図6において、座標変更手段32が移動に伴う変更座標
31を表示処理部17a〜17dに対してマルチキャス
トで送信する。次に、図6〜8において、画像切り抜き
手段19a〜19dは、受信した変更座標31に基づい
て画像データを移動して、不用な部分を切り抜き、その
切り抜いた削除矩形を削除画像送信手段33a〜33d
に出力する。
【0069】この例では、画像切り抜き手段19aは、
画像保持手段22aにより保持されている画像データを
(1140,1024)、(1279,1235)の矩
形に切り取り、不用になった削除矩形502,503,
504を削除画像送信手段33aに送り、必要な部分の
み画像保持手段22aに送る。画像切り抜き手段19b
は、画像保持手段22bにより保持されている画像デー
タを(1140,212)、(1279,723)の矩
形に切り取り、不用になった削除矩形501を削除画像
送信手段33bに送り、必要な部分のみ画像保持手段2
2bに送る。
【0070】画像切り抜き手段19cは、画像保持手段
22cにより保持されている画像データのうち、移動に
よって不要になる部分がないので、削除画像送信手段3
3cには何も送らず、そのまま画像保持手段22cに送
る。画像切り抜き手段19dは、画像保持手段22dに
より保持されている画像データを(1780,102
4)、(2412,1235)の矩形に切り取り、不用
になった削除矩形505を削除画像送信手段33dに送
り、必要な部分のみ画像保持手段22dに送る。次に、
削除画像送信手段33a〜33dは、画像切り抜き手段
19a〜19dから出力された削除矩形を表示制御部1
4に対して送信する。以上がステップ2の動作の流れで
ある。
【0071】次にステップ3の流れについて説明する。
図5において、削除画像再構成手段34は、削除画像送
信手段33a〜33dより送信された削除矩形501〜
505の座標値から大きな矩形に再構成できるものを選
別して、矩形の再構成を行う。ここでは、図10のよう
な構成になっているので、削除矩形501,504,5
03から再構成矩形510を再構成し、削除矩形50
2,504,505から再構成矩形511を再構成し、
再構成矩形510,511を削除画像再送手段35に出
力する。
【0072】削除画像再送手段35は、削除画像再構成
手段34から再構成矩形510,511を受けると、そ
の再構成矩形510,511を表示処理部17a〜17
dに対してマルチキャストで送信する。
【0073】表示処理部17a〜17dの画像データ選
別手段18a〜18dは、表示制御部14から送信され
た再構成矩形510,511が自ディスプレイ25a〜
25dの画面に入るか否かを判断し、自ディスプレイ2
5a〜25dの画面に入る場合、または、一部が入る場
合には、その再構成矩形510,511を取り込んで画
像切り抜き手段19a〜19dに出力する。
【0074】この例では、画像データ選別手段18a
は、その表示範囲が(0,1024)から(1279,
2047)であり、再構成矩形510,511が、その
表示範囲に入らないので選別しない。また、画像データ
選別手段18bは、その表示範囲が(0,0)から(1
279,1023)であるので、再構成矩形511のみ
選別する。また、画像データ選別手段18cは、その表
示範囲が(1280,0)から(2559,1023)
であるので、再構成矩形510,511の両方を選別す
る。さらに、画像データ選別手段18dは、その表示範
囲が(1280,1024)から(2559,204
7)であるので、再構成矩形511のみ選別する。
【0075】画像切り抜き手段19a〜19dは、画像
データ選別手段18a〜18dから再構成矩形を受ける
と、その再構成矩形を自ディスプレイ25a〜25dの
表示範囲のみに切り取る。この例では、画像切り抜き手
段19aは、送られてきた再構成矩形がないので、特に
切り抜き処理を行わない。画像切り抜き手段19bは、
再構成矩形510を(1140,724)、(127
9,1023)の矩形に切り取って不用な部分を削除
し、不用な部分を削除した再構成矩形510を画像再構
成手段36bに出力する。
【0076】画像切り抜き手段19cは、再構成矩形5
10を(1280,212)、(1779,1023)
の矩形に切り取って不用な部分を削除し、また、再構成
矩形511を(1780,212)、(2419,10
23)の矩形に切り取って不用な部分を削除し、不用な
部分を削除した再構成矩形510,511を画像再構成
手段36cに出力する。画像切り抜き手段19dは、再
構成矩形511を(1280,1024)、(177
9,1235)の矩形に切り取って不用な部分を削除
し、不用な部分を削除した再構成矩形511を画像再構
成手段36dに出力する。
【0077】画像再構成手段36a〜36dは、画像切
り抜き手段19a〜19dから不用な部分を削除した再
構成矩形を受けると、その再構成矩形と、画像保持手段
22a〜22dに保持されている画像データ(ステップ
2を参照)から、新しい矩形画像データを再構成して画
像保持手段22a〜22dに出力する。この例では、画
像再構成手段36aは、画像切り抜き手段19aから何
も送られてこないので、画像の再構成処理を行わない。
画像再構成手段36bは、画像切り抜き手段19bから
出力された再構成矩形と画像保持手段22bに保持され
ている画像データから、(1140,212)、(12
79,1023)の矩形画像データを再構成して画像保
持手段22bに出力する。
【0078】画像再構成手段36cは、画像切り抜き手
段19cから出力された再構成矩形と画像保持手段22
cに保持されている画像データから、(1280,21
2)、(2419,1023)の矩形画像データを再構
成して画像保持手段22cに出力する。また、画像再構
成手段36dは、画像切り抜き手段19dから出力され
た再構成矩形と画像保持手段22dに保持されている画
像データから、(1280,1024)、(2419,
1235)の矩形画像データを再構成して画像保持手段
22dに出力する。
【0079】画像保持手段22a〜22dは、画像再構
成手段36a〜36dから矩形画像データを受けると、
その矩形画像データの複製を作成した上で、その矩形画
像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。座
標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜2
2dにより保持されている矩形画像データの座標系を大
画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの
座標系に変換する。座標変換処理については、上記実施
の形態1で説明したものと同様である。
【0080】画像生成手段24a〜24dは、座標変換
手段23a〜23dにより座標系が変換された画像デー
タにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに
表示する。以上がステップ3の動作の流れである。
【0081】以上から明らかなように、この実施の形態
2によれば、各表示処理部17a〜17dが最低限の画
像データを保持するだけで、画像の表示位置を移動する
ことができる効果を奏する。なお、この実施の形態2で
は、画像切り抜き手段19a〜19dが表示領域に含ま
れる部分の画像データのみを切り抜くものについて示し
たが、上記実施の形態1と同様に、隣接領域に含まれる
部分の画像データも切り抜くようにしてもよい。
【0082】実施の形態3.図11はこの発明の実施の
形態3による画像描画装置を示す構成図であり、図にお
いて、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。37は複数の削除矩形の表示面積を比
較し、その表示面積が大きい順に削除矩形を並べる削除
画像判定手段、38は表示面積の大きな削除矩形から順
番に、削除矩形が必要な表示処理部に対してユニキャス
トで送信する削除画像再送手段である。図12〜図14
は画像描画装置の処理内容を示すフローチャートであ
る。図15は矩形画像データを示す説明図である。
【0083】この実施の形態3では、大画面上に画像デ
ータ11を矩形(640,512)、(1919,51
2)、(1919,1535)、(640,1535)
に表示した後、始点座標(1140,212)に移動し
て、再表示する例をとって説明する。
【0084】図6,図12〜図14において、画像デー
タを受信して各々の表示範囲に画像を表示するステップ
1と、画像データを移動し、移動により不要になった画
像データを表示制御部14内で受信するステップ2と、
受信した画像データを表示面積の大きなものから順番
に、必要とする表示処理部に対して各々送信し、元の画
像と合わせて再表示するステップ3とに分けて説明す
る。ただし、ステップ1,2の流れについては、上記実
施の形態2と同様であるため説明を省略する。
【0085】ステップ3の流れについて説明する。図1
1において、削除画像判定手段37は、表示処理部17
a〜17dから送信された削除矩形501〜505の座
標値から、その表示面積を計算して大きい順に並べる。
【0086】ここでは、図15のような構成になってい
るので、 削除矩形501の面積は、500×(824−212)
=306000 削除矩形502の面積は、(1280−1140)×2
00=28000 削除矩形503の面積は、500×(1236−102
4)=106000 削除矩形504の面積は、500×200=10000
0 削除矩形505の面積は、640×200=12800
0 となり、削除矩形501,505,503,504,5
02の順に並べて、削除画像再送手段38に出力する。
【0087】図11において、表示処理部17a〜17
dの画像再構成手段36a〜36dは、削除画像再送手
段38から削除矩形を受けると、その削除矩形と画像保
持手段22a〜22dに保持されている画像矩形とか
ら、新しい矩形を再構成する。この例では、画像再構成
手段36aは、削除矩形を何も受信しないので、矩形の
再構成処理を行わない。画像再構成手段36bは、受信
した削除画像502と画像保持手段22bに保持されて
いる画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、その新し
い画像矩形を画像保持手段22bに戻す。
【0088】画像再構成手段36cは、受信した削除画
像501,504,505と画像保持手段22cに保持
されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、そ
の新しい画像矩形を画像保持手段22cに戻す。画像再
構成手段36dは、受信した削除画像502と画像保持
手段22dに保持されている画像矩形から新しい画像矩
形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22
dに戻す。
【0089】画像保持手段22a〜22dは、画像再構
成手段36a〜36dから矩形画像データを受けると、
その矩形画像データの複製を作成した上で、その矩形画
像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。座
標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜2
2dにより保持されている矩形画像データの座標系を大
画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの
座標系に変換する。座標変換処理については、上記実施
の形態1で説明したものと同様である。
【0090】画像生成手段24a〜24dは、座標変換
手段23a〜23dにより座標系が変換された画像デー
タにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに
表示する。以上がステップ3の動作の流れである。
【0091】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、各表示処理部17a〜17dが最低限の画像
データを保持するだけで、画像の表示位置を移動するこ
とができる効果を奏する。また、移動する画像の矩形の
大きなものから順番に送信するので、視覚的なストレス
を軽減することができる効果を奏する。
【0092】なお、この実施の形態3では、画像切り抜
き手段19a〜19dが表示領域に含まれる部分の画像
データのみを切り抜くものについて示したが、上記実施
の形態1と同様に、隣接領域に含まれる部分の画像デー
タも切り抜くようにしてもよい。
【0093】実施の形態4.図16はこの発明の実施の
形態4による画像描画装置を示す構成図であり、図にお
いて、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。39a〜39dは不要部分の画像デー
タを符号化する削除画像符号化手段、40a〜40dは
他の表示処理部17a〜17dから受信した不要部分の
画像データを復号化する削除画像復号手段である。
【0094】図17〜図19は画像描画装置の処理内容
を示すフローチャートである。図20は矩形画像データ
を示す説明図である。図20において、601〜605
は削除矩形501〜505が符号化された圧縮削除矩形
である。
【0095】この実施の形態4では、大画面上に画像デ
ータ11を矩形(640,512)、(1919,51
2)、(1919,1535)、(640,1535)
に表示した後、始点座標(1140,212)に移動し
て、再表示する例をとって説明する。図6,図17〜1
9において、画像データを受信して各々の表示範囲に画
像を表示するステップ1と、画像データを移動し、移動
により不要になった画像データを圧縮し、各々必要とす
る表示処理部に送信するステップ2と、圧縮画像データ
を受信して伸長した後、元の画像と合わせて再表示する
ステップ3とに分けて説明する。ただし、ステップ1の
流れについては、上記実施の形態2と同様であるため説
明を省略する。
【0096】ステップ2の流れについて説明する。図6
において、座標変更手段32が移動に伴う変更座標を表
示処理部17a〜17dに対してマルチキャストで送信
する。次に、図17〜19において、画像切り抜き手段
19a〜19dは、受信した変更座標に基づいて画像デ
ータを移動して、不用な部分を切り抜き、その切り抜い
た削除矩形を削除画像送信手段33a〜33dに出力す
る。
【0097】この例では、画像切り抜き手段19aは、
画像保持手段22aにより保持されている画像データを
(1140,1024)、(1279,1235)の矩
形に切り取り、不用になった削除矩形502,503,
504を削除画像送信手段33aに送り、必要な部分の
み画像保持手段22aに送る。画像切り抜き手段19b
は、画像保持手段22bにより保持されている画像デー
タを(1140,212)、(1279,723)の矩
形に切り取り、不用になった削除矩形501を削除画像
送信手段33bに送り、必要な部分のみ画像保持手段2
2bに送る。
【0098】画像切り抜き手段19cは、画像保持手段
22cにより保持されている画像データのうち、移動に
よって不要になる部分がないので、削除画像送信手段3
3cには何も送らず、そのまま画像保持手段22cに送
る。画像切り抜き手段19dは、画像保持手段22dに
より保持されている画像データを(1780,102
4)、(2412,1235)の矩形に切り取り、不用
になった削除矩形505を削除画像送信手段33dに送
り、必要な部分のみ画像保持手段22dに送る。
【0099】次に、削除画像送信手段33a〜33dの
削除画像符号化手段39a〜39dは、画像切り抜き手
段19a〜19dから不用になった削除矩形を受ける
と、その削除矩形を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩
形を削除画像送信手段33a〜33dに与える。この例
では、削除画像符号化手段39aは、削除矩形502,
503,504を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩形
602,603,604を削除画像送信手段33aに与
える。また、削除画像符号化手段39bは、削除矩形5
01を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩形601を削
除画像送信手段33bに与える。
【0100】また、削除画像符号化手段39cは、削除
矩形を何も受け取っていないので、符号化処理を行わな
い。さらに、削除画像符号化手段39dは、削除矩形5
05を符号化して圧縮し、その圧縮削除矩形605を削
除画像送信手段33dに与える。
【0101】次に、削除画像送信手段33a〜33d
は、削除画像符号化手段39a〜39dから与えられた
圧縮削除矩形を必要とする他の表示処理部17a〜17
dに対して各々送信する。この例では、削除画像送信手
段33aは、圧縮削除矩形602を表示処理部17bに
送信し、圧縮削除矩形603を表示処理部17dに送信
し、圧縮削除矩形604を表示処理部17cに送信す
る。
【0102】削除画像送信手段33bは、圧縮削除矩形
601を表示処理部17cに送信する。また、削除画像
送信手段33cは、送信する圧縮削除矩形がないので、
何も送信しない。さらに、削除画像送信手段33dは、
圧縮削除矩形605を表示処理部17cに送信する。以
上がステップ2の動作の流れである。
【0103】次にステップ3の流れについて説明する。
表示処理部17a〜17dの削除画像復号手段40a〜
40dは、他の表示処理部17a〜17dから送信され
た圧縮削除矩形を復号化して伸長し、その削除矩形を画
像再構成手段36a〜36dに与える。この例では、削
除画像復号手段40aは、圧縮削除矩形を何も受信しな
いので、復号化処理を行わない。削除画像復号手段40
bは、圧縮削除矩形602を復号化して伸長することに
より削除矩形502に戻し、その削除矩形502を画像
再構成手段36bに与える。
【0104】また、削除画像復号手段40cは、圧縮削
除矩形601,604,605を復号化して伸長するこ
とにより削除矩形501,504,505に戻し、その
削除矩形501,504,505を画像再構成手段36
cに与える。さらに、削除画像復号手段40dは、圧縮
削除矩形603を復号化して伸長することにより削除矩
形503に戻し、その削除矩形503を画像再構成手段
36dに与える。
【0105】画像再構成手段36a〜36dは、削除画
像復号手段40a〜40dから削除矩形を受けると、そ
の削除矩形と画像保持手段22a〜22dに保持されて
いる画像矩形とから、新しい矩形を再構成する。この例
では、画像再構成手段36aは、削除矩形を何も受信し
ないので、矩形の再構成処理を行わない。画像再構成手
段36bは、受信した削除画像502と画像保持手段2
2bに保持されている画像矩形から新しい画像矩形を再
構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22bに戻
す。
【0106】画像再構成手段36cは、受信した削除画
像501,504,505と画像保持手段22cに保持
されている画像矩形から新しい画像矩形を再構成し、そ
の新しい画像矩形を画像保持手段22cに戻す。画像再
構成手段36dは、受信した削除画像502と画像保持
手段22dに保持されている画像矩形から新しい画像矩
形を再構成し、その新しい画像矩形を画像保持手段22
dに戻す。
【0107】画像保持手段22a〜22dは、画像再構
成手段36a〜36dから矩形画像データを受けると、
その矩形画像データの複製を作成した上で、その矩形画
像データを座標変換手段23a〜23dに出力する。座
標変換手段23a〜23dは、画像保持手段22a〜2
2dにより保持されている矩形画像データの座標系を大
画面全体の座標系から自ディスプレイ25a〜25dの
座標系に変換する。座標変換処理については、上記実施
の形態1で説明したものと同様である。
【0108】画像生成手段24a〜24dは、座標変換
手段23a〜23dにより座標系が変換された画像デー
タにしたがって画像を自ディスプレイ25a〜25dに
表示する。以上がステップ3の動作の流れである。
【0109】以上で明らかなように、この実施の形態4
によれば、各表示処理部17a〜17dが最低限の画像
データを保持するだけで、画像の表示位置を移動するこ
とができる効果を奏する。また、移動する画像を符号化
してから送信するので、通信するデータ量が削減され、
ネットワークの負荷を軽減することができる効果を奏す
る。さらに、削除矩形を必要とする表示処理部に対し
て、直接送信することにより、最低限のデータを移動す
るだけで、画像の表示位置を移動することができる効果
を奏する。
【0110】なお、この実施の形態4では、画像切り抜
き手段19a〜19dが表示領域に含まれる部分の画像
データのみを切り抜くものについて示したが、上記実施
の形態1と同様に、隣接領域に含まれる部分の画像デー
タも切り抜くようにしてもよい。
【0111】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、表示
制御手段から送信される画像データと表示範囲情報を受
信すると、その表示範囲情報を参照して、自画面の表示
領域と隣接領域に含まれる部分の画像データを切り抜く
複数の画像切り抜き手段と、複数の画像切り抜き手段に
より切り抜かれた画像データをそれぞれ保持する複数の
画像保持手段とを設けるように構成したので、通信手段
の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移動す
ることができる効果がある。
【0112】この発明によれば、画像切り抜き手段が隣
接領域を動的に変更するように構成したので、画像の表
示位置をスムーズに移動することができる効果がある。
【0113】この発明によれば、画像切り抜き手段が隣
接領域を繰り返し変更して、その隣接領域の最適化を図
るように構成したので、さらに画像の表示位置をスムー
ズに移動することができる効果がある。
【0114】この発明によれば、複数の画像切り抜き手
段が表示範囲の変更情報を受けると、複数の画像保持手
段により保持されている画像データから不要部分をそれ
ぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを表示制御
手段に送信する一方、表示制御手段が不要部分の画像デ
ータにしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像
にしたがって複数の画像保持手段により保持されている
画像データをそれぞれ再構成するように構成したので、
各表示処理部が最低限の画像データを保持するだけで、
画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0115】この発明によれば、表示制御手段が不要部
分の画像データを複数個受信すると、複数の画像データ
を組み合わせて矩形画像を生成するように構成したの
で、受信する矩形画像のリクエストの数を軽減すること
ができる効果がある。
【0116】この発明によれば、表示制御手段が不要部
分の画像データにしたがって矩形画像を生成すると、そ
の矩形画像の必要な画像切り抜き手段に対して当該矩形
画像を送信するように構成したので、通信手段の負荷の
増大を招くことなく、画像の表示位置を移動することが
できる効果がある。
【0117】この発明によれば、表示制御手段が複数の
矩形画像を生成した場合、表示面積の大きな矩形画像か
ら順番に送信するように構成したので、視覚的なストレ
スを少なくすることができる効果がある。
【0118】この発明によれば、複数の画像切り抜き手
段が表示範囲の変更情報を受けると、複数の画像保持手
段により保持されている画像データから不要部分をそれ
ぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の画像
切り抜き手段に送信する一方、他の画像切り抜き手段か
ら不要部分の画像データを受信すると、その不要部分の
画像データにしたがって画像保持手段により保持されて
いる画像データを再構成するように構成したので、通信
手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を移
動することができる効果がある。
【0119】この発明によれば、画像切り抜き手段が不
要部分の画像データを符号化して他の画像切り抜き手段
に送信する一方、他の画像切り抜き手段から受信した不
要部分の画像データを復号化するように構成したので、
ネットワークの負荷を軽減することができる効果があ
る。
【0120】この発明によれば、複数の表示処理部が表
示制御部から送信される画像データと表示範囲情報を受
信すると、その表示範囲情報を参照することにより、自
画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分の画像データ
をそれぞれ切り抜いて保持するように構成したので、通
信手段の負荷の増大を招くことなく、画像の表示位置を
移動することができる効果がある。
【0121】この発明によれば、隣接領域を動的に変更
するように構成したので、画像の表示位置をスムーズに
移動することができる効果がある。
【0122】この発明によれば、隣接領域を繰り返し変
更して、その隣接領域の最適化を図るように構成したの
で、さらに画像の表示位置をスムーズに移動することが
できる効果がある。
【0123】この発明によれば、表示範囲の変更情報を
受けると、保持している画像データから不要部分をそれ
ぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを表示制御
部に送信する一方、表示制御部が不要部分の画像データ
にしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像にし
たがって保持している画像データをそれぞれ再構成する
ように構成したので、各表示処理部が最低限の画像デー
タを保持するだけで、画像の表示位置を移動することが
できる効果がある。
【0124】この発明によれば、不要部分の画像データ
を複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて
矩形画像を生成するように構成したので、受信する矩形
画像のリクエストの数を軽減することができる効果があ
る。
【0125】この発明によれば、不要部分の画像データ
にしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必
要な表示処理部に対して当該矩形画像を送信するように
構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、
画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0126】この発明によれば、複数の矩形画像を生成
した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信す
るように構成したので、視覚的なストレスを少なくする
ことができる効果がある。
【0127】この発明によれば、表示範囲の変更情報を
受けると、保持している画像データから不要部分をそれ
ぞれ切り抜いて、その不要部分の画像データを他の表示
処理部に送信する一方、他の表示処理部から不要部分の
画像データを受信すると、その不要部分の画像データに
したがって保持している画像データを再構成するように
構成したので、通信手段の負荷の増大を招くことなく、
画像の表示位置を移動することができる効果がある。
【0128】この発明によれば、不要部分の画像データ
を符号化して他の表示処理部に送信する一方、他の表示
処理部から受信した不要部分の画像データを復号化する
ように構成したので、ネットワークの負荷を軽減するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像描画装置
を示す構成図である。
【図2】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図3】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図4】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図5】 この発明の実施の形態2による画像描画装置
を示す構成図である。
【図6】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図7】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図8】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図9】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図10】 矩形画像データを示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態3による画像描画装
置を示す構成図である。
【図12】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図13】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図14】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図15】 矩形画像データを示す説明図である。
【図16】 この発明の実施の形態4による画像描画装
置を示す構成図である。
【図17】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図18】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図19】 画像描画装置の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【図20】 矩形画像データを示す説明図である。
【図21】 従来の画像描画装置を示す構成図である。
【図22】 従来の画像描画装置の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11 画像データ、12 表示範囲情報、13 描画デ
ータ、14 表示制御部(表示制御手段)、15 描画
データ送信手段、16 通信手段、17a〜17d 表
示処理部、18a〜18d 画像データ選別手段、19
a〜19d 画像切り抜き手段、20a〜20d 隣接
領域最適化手段、21a〜21d 隣接領域変更手段、
22a〜22d 画像保持手段、23a〜23d 座標
変換手段、24a〜24d 画像生成手段、25a〜2
5d ディスプレイ、31 変更座標、32 座標変更
手段、33a〜33d 削除画像送信手段、34 削除
画像再構成手段、35 削除画像再送手段、36a〜3
6d 画像再構成手段、37 削除画像判定手段、38
削除画像再送手段、39a〜39d 削除画像符号化
手段、40a〜40d 削除画像復号手段、501〜5
05 削除矩形、510,511 再構成矩形、601
〜605 圧縮削除矩形。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 利幸 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C023 AA04 AA16 AA27 AA38 BA16 CA01 5C076 AA11 AA17 AA40 BA03 BA05 BA06 BA09 CA02 CA11 5C082 AA34 BA02 BA12 BB26 BB46 BD07 CA52 CA54 CB03 MM02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データと表示範囲情報を送信する表
    示制御手段と、上記表示制御手段から送信される画像デ
    ータと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を
    参照して、自画面の表示領域と隣接領域に含まれる部分
    の画像データを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、上
    記複数の画像切り抜き手段により切り抜かれた画像デー
    タをそれぞれ保持する複数の画像保持手段と、上記複数
    の画像保持手段により保持されている画像データの座標
    系をそれぞれ自画面の座標系に変換する複数の座標変換
    手段と、上記複数の座標変換手段により座標系が変換さ
    れた画像データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表
    示する複数の画像生成手段とを備えた画像描画装置。
  2. 【請求項2】 画像切り抜き手段は、隣接領域を動的に
    変更することを特徴とする請求項1記載の画像描画装
    置。
  3. 【請求項3】 画像切り抜き手段は、隣接領域を繰り返
    し変更して、その隣接領域の最適化を図ることを特徴と
    する請求項2記載の画像描画装置。
  4. 【請求項4】 画像データと表示範囲情報を送信する表
    示制御手段と、上記表示制御手段から送信される画像デ
    ータと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を
    参照して、自画面の表示領域に含まれる部分の画像デー
    タを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、上記複数の画
    像切り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞ
    れ保持する複数の画像保持手段と、上記複数の画像保持
    手段により保持されている画像データの座標系をそれぞ
    れ自画面の座標系に変換する複数の座標変換手段と、上
    記複数の座標変換手段により座標系が変換された画像デ
    ータにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する複数
    の画像生成手段とを備えた画像描画装置において、上記
    複数の画像切り抜き手段は表示範囲の変更情報を受ける
    と、上記複数の画像保持手段により保持されている画像
    データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部
    分の画像データを上記表示制御手段に送信する一方、上
    記表示制御手段が不要部分の画像データにしたがって矩
    形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって上記複
    数の画像保持手段により保持されている画像データをそ
    れぞれ再構成することを特徴とする画像描画装置。
  5. 【請求項5】 表示制御手段は、不要部分の画像データ
    を複数個受信すると、複数の画像データを組み合わせて
    矩形画像を生成することを特徴とする請求項4記載の画
    像描画装置。
  6. 【請求項6】 表示制御手段は、不要部分の画像データ
    にしたがって矩形画像を生成すると、その矩形画像の必
    要な画像切り抜き手段に対して当該矩形画像を送信する
    ことを特徴とする請求項4記載の画像描画装置。
  7. 【請求項7】 表示制御手段は、複数の矩形画像を生成
    した場合、表示面積の大きな矩形画像から順番に送信す
    ることを特徴とする請求項6記載の画像描画装置。
  8. 【請求項8】 画像データと表示範囲情報を送信する表
    示制御手段と、上記表示制御手段から送信される画像デ
    ータと表示範囲情報を受信すると、その表示範囲情報を
    参照して、自画面の表示領域に含まれる部分の画像デー
    タを切り抜く複数の画像切り抜き手段と、上記複数の画
    像切り抜き手段により切り抜かれた画像データをそれぞ
    れ保持する複数の画像保持手段と、上記複数の画像保持
    手段により保持されている画像データの座標系をそれぞ
    れ自画面の座標系に変換する複数の座標変換手段と、上
    記複数の座標変換手段により座標系が変換された画像デ
    ータにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する複数
    の画像生成手段とを備えた画像描画装置において、上記
    複数の画像切り抜き手段は表示範囲の変更情報を受ける
    と、上記複数の画像保持手段により保持されている画像
    データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その不要部
    分の画像データを他の画像切り抜き手段に送信する一
    方、他の画像切り抜き手段から不要部分の画像データを
    受信すると、その不要部分の画像データにしたがって上
    記画像保持手段により保持されている画像データを再構
    成することを特徴とする画像描画装置。
  9. 【請求項9】 画像切り抜き手段は、不要部分の画像デ
    ータを符号化して他の画像切り抜き手段に送信する一
    方、他の画像切り抜き手段から受信した不要部分の画像
    データを復号化することを特徴とする請求項8記載の画
    像描画装置。
  10. 【請求項10】 複数の表示処理部が表示制御部から送
    信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その
    表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域
    と隣接領域に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り
    抜いて保持する一方、それらの画像データの座標系をそ
    れぞれ自画面の座標系に変換し、自画像の座標系の画像
    データにしたがって画像をそれぞれ自画面に表示する画
    像描画方法。
  11. 【請求項11】 隣接領域を動的に変更することを特徴
    とする請求項10記載の画像描画方法。
  12. 【請求項12】 隣接領域を繰り返し変更して、その隣
    接領域の最適化を図ることを特徴とする請求項11記載
    の画像描画方法。
  13. 【請求項13】 複数の表示処理部が表示制御部から送
    信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その
    表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域
    に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り抜いて保持
    する一方、それらの画像データの座標系をそれぞれ自画
    面の座標系に変換し、自画像の座標系の画像データにし
    たがって画像をそれぞれ自画面に表示する画像描画方法
    において、表示範囲の変更情報を受けると、保持してい
    る画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その
    不要部分の画像データを上記表示制御部に送信する一
    方、上記表示制御部が不要部分の画像データにしたがっ
    て矩形画像を生成すると、その矩形画像にしたがって保
    持している画像データをそれぞれ再構成することを特徴
    とする画像描画方法。
  14. 【請求項14】 不要部分の画像データを複数個受信す
    ると、複数の画像データを組み合わせて矩形画像を生成
    することを特徴とする請求項13記載の画像描画方法。
  15. 【請求項15】 不要部分の画像データにしたがって矩
    形画像を生成すると、その矩形画像の必要な表示処理部
    に対して当該矩形画像を送信することを特徴とする請求
    項13記載の画像描画方法。
  16. 【請求項16】 複数の矩形画像を生成した場合、表示
    面積の大きな矩形画像から順番に送信することを特徴と
    する請求項15記載の画像描画方法。
  17. 【請求項17】 複数の表示処理部が表示制御部から送
    信される画像データと表示範囲情報を受信すると、その
    表示範囲情報を参照することにより、自画面の表示領域
    に含まれる部分の画像データをそれぞれ切り抜いて保持
    する一方、それらの画像データの座標系をそれぞれ自画
    面の座標系に変換し、自画像の座標系の画像データにし
    たがって画像をそれぞれ自画面に表示する画像描画方法
    において、表示範囲の変更情報を受けると、保持してい
    る画像データから不要部分をそれぞれ切り抜いて、その
    不要部分の画像データを他の表示処理部に送信する一
    方、他の表示処理部から不要部分の画像データを受信す
    ると、その不要部分の画像データにしたがって保持して
    いる画像データを再構成することを特徴とする画像描画
    方法。
  18. 【請求項18】 不要部分の画像データを符号化して他
    の表示処理部に送信する一方、他の表示処理部から受信
    した不要部分の画像データを復号化することを特徴とす
    る請求項17記載の画像描画方法。
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US7773048B2 (en) 2004-07-12 2010-08-10 Sharp Kabushiki Kaisha Display apparatus and driving method thereof and display controller device
JPWO2016147373A1 (ja) * 2015-03-19 2017-12-21 富士通株式会社 表示方法、情報処理装置、表示制御装置及びプログラム

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