JP3005500B2 - 図形処理システム - Google Patents

図形処理システム

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JP3005500B2
JP3005500B2 JP9174220A JP17422097A JP3005500B2 JP 3005500 B2 JP3005500 B2 JP 3005500B2 JP 9174220 A JP9174220 A JP 9174220A JP 17422097 A JP17422097 A JP 17422097A JP 3005500 B2 JP3005500 B2 JP 3005500B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、図形処理システム
における描画同期方式に関し、特に描画時におけるユー
ザプログラム間でのプログラム間描画同期方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、情報伝達の高速化及び効率化、多
様化が要求されており、情報処理技術の向上とともに画
像処理技術の向上が図られている。例えば、効率よく情
報を伝達する方法として、静止画や動画を混在する複数
の映像データを同一画面上にウインド表示するマルチウ
インド表示装置が開発され、さらにマルチウインド表示
装置の表現能力の向上、画像処理の効率が図られつつあ
る。このようなマルチウインド表示装置として、1つの
ディスプレイ装置と、複数の汎用パーソナルコンピュー
タと、複数の汎用パーソナルコンピュータからの画像デ
ータを蓄積するフレームメモリとを備え、フレームメモ
リ上に複数種の画像データを重ね合わせた画像データを
蓄積し、この重ね合わせた画像データをディスプレイ装
置に画像表示している。この際、動画を混在する場合に
は、静止画像上に動画像をスーパインポーズする方式が
採られている。かかるマルチウインド表示装置の表現能
力は、キャラクタの大小変更、色情報の変更、フレーム
メモリへの書込み方法程度のもので、表現能力の拡大に
限度があり、この表現能力の拡大には、画像形成の高速
化が第1に寄与するものである。
【0003】ここで、ディスプレイの画面にマルチウイ
ンドウ表示を得る「X−ウインドウシステムのX−サー
バ」として、特開平6−250810号公報に示されて
いるのは、複数のクライアントとの間でXプロトコルに
よる通信を行うことで個々の描画データの採受を制御す
るメインプロセッサと、このメインプロセッサの通信処
理で取り込むクライアント別の描画データを個々に並列
的に描画処理してグラフィックディスプレイのフレーム
バッファに書き込む複数のグラフィックアクセラレータ
とを備えたことを示している。しかし、この構成では並
列処理が可能であっても、設備コストが多大となり、ま
た現代の多彩なシステムには合致せず、フノキシブルな
システム構成が必要である。
【0004】また、会議等に使用される情報表示機器、
展示室・ロビーに設置される案内情報掲示装置等、複数
の映像データを同一画面上にウインド表示するマルチウ
インド表示装置の「マルチウインド同期制御方式」とし
て、特開平6−274140号公報に示されているの
は、一つの制御手段と、コマンド発行部と処理部とを有
する複数の画像処理手段と、システムの基準となる基準
クロック発生部と、該基準クロック発生部のクロックか
らコマンド発行部や制御部に各種のクロックを出力する
動作クロック作成部とから構成され、上記制御手段の制
御の下で、上記画像処理手段が処理部で作成した描画デ
ータをコマンド発行部のコマンド発行する際に、各画像
処理手段のコマンドの動作開始時期と動作停止時期とを
定めておき、その時分割的な定めに応じて、マルチウイ
ンドウ表示するようにしている。しかし、サーバとして
動作する制御手段は単に各画像処理手段の入出力を制御
するだけで、通常のサーバの役割、データを受け取り、
データ処理して他方に便利なデータに変換して送出する
ようなことはなく、システム的な合理的な動作を示すも
のではない。また、画像処理手段から直接表示合成出力
部に指示する直接命令的なシステムも示されていない。
【0005】ここで、従来の図形処理システムの構成を
図3を用いて説明する。図形処理システムは、図形描画
をハードウェア的に処理し、高速な図形描画を行う高速
描画機構106と、図形の描画指示を行うCPU101
と、CPU101からの描画命令及び描画データを蓄え
る1つのFIFO(First In First Out)−Buffe
r303と、CPU101とFIFO−Buffer3
03間のデータの採受を行うデータバス102と、CP
U101からの描画命令及び描画データを解釈、実行す
る高速描画機構106によって図形描画処理を行い、そ
の描画データを表示するディスプレイ107とによって
構成される。ここで、FIFO303は、データバス1
02からの描画データ及び描画命令を一時的に蓄え、順
次出力するバッファとしての機能を有する高速メモリで
ある。また、図上、CPU101がデータバス102上
に複数有る場合には、描画データが混在しないように、
例えばイーサネットタイプのバスとして、所定の順序で
FIFO303が描画データを受け取り、高速描画機構
106で複数のCPU101の画像を、例えば画像専用
のDSPを用いて画像処理を行い、マルチウインドとし
てディスプレイ107に表示する。
【0006】次に、CPU101上で動作するユーザプ
ログラムについて、図4を用いて説明する。ユーザプロ
グラムは、以下の2種類の描画方式をもつ。 (1)クライアントA401のように、サーバ404に
対し描画要求を行い、サーバ404はその描画要求を解
釈し、高速描画機構106に対して描画命令を発行する
ことにより描画を行う「クライアント・サーバ描画方式
(以下、「CS描画方式」と称する)」。 (2)クライアントB402およびクライアントC40
3のように高速描画機構106に対して、直接描画命令
を発行することにより描画を行う(以下、「直接描画方
式」と称する)。
【0007】また、高速描画機構106への描画命令に
も、 (a)1つの描画命令の発行で、描画処理が完了するも
の(以下、「α型命令」と称する)で、1つのCPUか
らの描画データを、そのCPUが望む画像を品質を高め
てディスプレイ107に表示することができる。 (b)複数の描画命令の組み合わせをまとめて発行する
ことによって、描画処理が完了するもの(以下、「β型
命令」と称する)で、1つのCPUから複数の描画命令
を指示される場合と、複数のCPUから個々に描画命令
を指示される場合があり、それぞれの描画命令に従っ
て、マルチウインド形式で1つのディスプレイに表示す
ることができる。という2種類が存在する。
【0008】ここで、「直線描画方式」はα型命令のみ
を、「CS描画方式」はα型命令およびβ型命令の両方
を使用するようにする。
【0009】また、図4に示すシステムで、β型命令は
複数の命令をまとめて発行する必要があるために、β型
命令を連続的にまとめたβ型命令列の発行が終了するま
では、他のユーザプログラムがα型命令もしくはβ型命
令列を発行することを禁止させる必要がある。
【0010】β型命令列を発行するのは、「CS描画方
式」であるが、この方式の場合には、高速描画機構10
6へ描画命令を発行するのはサーバのみであり、サーバ
は1つのディスプレイに対しては、システム上に1つし
か存在しないために、β型命令列を複数のユーザプログ
ラムが同時に発行することはない。しかしながら、α型
命令を発行する「直接描画方式」のユーザプログラム
(クライアント)は、システム上に複数存在するため
に、「直接描画方式」と「CS描画方式」との間での描
画同期処理が必要となる。
【0011】従来のクライアント及びサーバにおける描
画同期処理を、図5のフローチャートを用いて説明す
る。処理501において、描画フラグのロックを行い、
処理502において、ロックが成功したかどうかをチェ
ックする。このときの他のプログラムが先に描画フラグ
をロックしていた場合には、処理501で行ったロック
処理には失敗し、処理501に戻る。他のプログラムに
よるロックが行われていない場合にはロック処理は成功
し、処理503において描画命令を高速描画機構106
に発行する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
3に示す描画同期処理システムは、描画命令を高速描画
機構に発行するためのFIFOが1つしか存在しないた
め、図4に示すユーザプログラムにおけるクライアント
およびサーバにともにロック判断処理回路が必要である
ために、双方で描画同期処理のための時間をついやす点
にある。
【0013】[発明の目的]本発明の目的は、「直接描
画方式」のクライアントから描画同期処理をなくすこと
により、それについやす処理時間をなくし性能を向上さ
せることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、1つの描画
命令の発行で描画処理が完了するα型命令を発行するた
めのFIFOと、複数の描画命令の組み合わせをまとめ
て発行することによって描画処理が完了するβ型命令を
発行するためのFIFOとの2つのFIFOを有する。
【0015】本発明は、図形の描画処理手段を有する描
画専用の特別な装置(高速描画機構)を有し、前記図形
を表示装置に表示するマルチウインドウ環境の図形処理
システムにおいて、ユーザプログラムが直接、前記高速
描画機構に対して描画指示を出すことにより描画処理を
行う図形処理方式で、ユーザプログラムからの描画指示
を蓄えるFIFOを2本有し、そのFIFOの切替え機
能をもつことを特徴とするプログラム間の描画同期方式
を提供する。
【0016】また、本発明は、図形の描画処理手段を有
する描画専用の高速描画機構を有し、前記図形を表示装
置に表示するマルチウインドウ環境の図形処理システム
において、複数のクライアント機器及び1つのサーバと
が動作している各々のユーザプログラムが直接前記高速
描画機構に対して描画指示を出すことにより描画処理を
行う図形処理方式であって、前記ユーザプログラムから
の描画指示を蓄えるFIFOを2本有し、そのFIFO
の切替え機能をもつことを特徴とする。
【0017】また、当該図形処理システムにおける描画
同期方式において、前記FIFOは、前記サーバ用のF
IFOと、前記複数のクライアント機器のうち前記サー
バに接続されていないクライアント機器の描画データを
受けるFIFOであることを特徴とする。さらに、前記
複数のクライアント機器及び前記1つのサーバと前記F
IFOとはデータバスを介して接続され、前記2本のF
IFOはいずれか1つを選択する切換スイッチを介して
前記高速描画機構に接続され、当該高速描画機構の出力
を前記表示装置に表示することを特徴とする。
【0018】さらに、本発明は、複数のクライアント及
び1つのサーバと、バッファとして前記複数のクライア
ント機器及び1つのサーバの描画データを受けるFIF
Oと、前記FIFOの描画データを画像処理する描画機
構と、該描画機構の出力を表示する表示装置とからなる
図形処理システムにおける描画同期方式であって、前記
FIFOは、前記サーバの描画データを受けるFIFO
と、前記複数のクライアントのうち前記サーバを介さな
いクライアントの描画データを受ける1つのFIFOと
から構成され、前記2つのFIFOの各出力を切り換え
て前記描画機構に入力することを特徴とする。
【0019】また、上記図形処理システムにおける描画
同期方式において、前記複数のクライアント機器はそれ
ぞれユーザプログラムに従って動作しており、前記サー
バに接続されたクライアント機器は前記ユーザプログラ
ムに従って前記サーバに描画データを出力し、前記サー
バはマルチウインド処理して描画データを形成してグラ
フィック・アクセラレータの前記描画機構に出力し、前
記描画機構は前記サーバからの描画データを画像処理し
て前記表示装置に出力することを特徴とする。
【0020】[作用]クライアントはα型命令のみを使
用しているために、サーバや他のクライアントに対して
それぞれの描画同期処理を行う必要はなく、β型命令を
使用しているサーバのみがサーバに接続されたクライア
ントとの描画同期処理を意識すればよく、各FIFOに
よって同期処理を行うことが可能である。
【0021】本発明では、FIFOをα型命令用とβ型
命令用の2つ有することにより、クライアントからの描
画同期のための処理をなくし、クライアントの描画性能
を向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕本発明の第1の実施形態によるシステ
ム構成を、図1を用いて説明する。基本構成は、図3と
同様であるが、高速描画機構106に対しての描画命令
を蓄えるためのFIFOを、1つの描画命令の発行で描
画処理が完了するα型命令が使用するα−FIFO10
3、複数の描画命令の組み合わせをまとめて発行するこ
とによって描画処理が完了するβ型命令が使用するβ−
FIFO104の2本に増やし、高速描画機構106が
そのどちらのFIFOからデータを得るかをCPU10
1の制御の下で切替えるためのFIFO切替え装置10
5を追加している。
【0023】ここで、高速描画機構106は、2次元又
は/及び3次元描画を可能とし、ワイヤードロジックや
DSP又は描画用3DRAM等を用い、高速動作である
ことが好ましいが特に限定せず、通常の線、三角、四
角、丸画像の形成や塗りつぶし、領域コピーを示すBI
TBLT、奥行き評価、スムージング、拡大・縮小、伸
長・圧縮、描画データの補間・間引き等のいずれかを行
う画像処理回路であればよい。また、上記FIFO切替
え装置105はメカニカルなスイッチは遅くて好ましく
ないが、いわゆるCPUのレジスタを切り換えたり、M
OSタイプの半導体切換えスイッチであったり、またF
IFO103,104のイネーブル端子をオン・オフ制
御して切り換える方式であることも可能である。また、
FIFO103,104は、例えば512kWord,10
24kWord(1Word=32bit)のDRAMを用いて、バ
ッファやデータ格納の役目も担っている。
【0024】図1において、図形処理システムは、さら
に、各クライアントやサーバからの描画命令により、描
画データをマルチウインド形式に表示したり、圧縮され
た画像データを補間伸長したり、又は拡大縮小したり、
画像品質を高めたりする図形描画処理をハードウェア的
に処理し、高速な図形描画を行う、例えば画像処理専用
のDSP(Digital Signal Processor)等を備えた高速
描画機構106と、ユーザプログラムに従って図形の描
画指示を行い描画データを送出するCPU101と、C
PU101とα−FIFO103、β−FIFO104
間のデータの採受を行うデータバス102と、CPU1
01からの描画命令及び描画データを解釈実行する高速
描画機構106によって形成された描画データを表示す
るディスプレイ107とによって構成される。
【0025】ここで、α−FIFO103及びβ−FI
FO104は、データバス102からの描画データ及び
描画命令を一時的に蓄え、順次各描画データの同期の乱
れを防止して出力するバッファとしての機能を有する高
速メモリである。また、図上、複数のクライアントとな
るCPU101及び不図示のサーバがデータバス102
上に複数有る場合には、描画データが混在しないよう
に、例えばイーサネットタイプのバスとして、所定のプ
ロトコルに従ってバッファの機能を有するFIFOが後
述する方式で描画データを受け取り、高速描画機構10
6で複数のCPU101の画像を、例えば画像専用のD
SPを用いて画像処理を行い、マルチウインドとしてデ
ィスプレイ107に表示する。
【0026】次にクライアントおよびサーバの処理を図
2を用いて説明する。サーバが複数のCPUからの描画
データをまとめたβ型命令を発行する場合には、処理2
01において、FIFO切替え装置105を使用し、高
速描画機構106のバッファとしての機能を有するFI
FOをα−FIFO103からβ−FIFO104に切
替える。このことにより、高速描画機構106が描画命
令を受け取るFIFOがβ−FIFO104に変更され
るため、高速描画機構106はβ−FIFO104にロ
ックされた状態となり、α−FIFO103を使用する
α型命令を受け取らないことになる。つぎに、処理20
2において、β−FIFO104に対してβ型命令を発
行する。命令発行が終了したら、処理203においてF
IFOをβ−FIFO104からα−FIFO103に
切替える。このことにより今までα−FIFO103に
蓄積されてきたα型命令の実行が開始される。
【0027】つぎに、クライアントがα型命令を発行す
る場合には、処理204においてα−FIFO103に
α型命令を発行する。このときFIFOがサーバによっ
てβ−FIFO104に切替えられていた場合には、命
令は実行されることなくα−FIFO103に蓄積され
ていく。
【0028】以上のことにより、サーバだけが描画同期
処理を行うことにより、複数のクライアントとサーバ間
での描画同期が実現される。従って、クライアントは描
画同期処理を実行する必要がないので、システム全体と
して見た場合、そのハードウエア及びソフトウエアを削
減できる。
【0029】〔第2実施形態〕マルチウインドウの図形
処理システムでは、複数のクライアント111〜113
とそれらを統合する1つのサーバ114と該サーバ11
4の描画命令と描画データを受けるGA(Graphics Acc
elerater)110とを備えた「クライアント−サーバ」
モデル(図10)が使用されてきたが、本モデルでの描
画性能は拡張性という面ですでに限界に達しており、従
来のシステムのクライアント115,116とサーバ1
14とで構成する場合とクライアント117,118が
直接GA110にアクセスし、描画する方式(ダイレク
トアクセス)(図11)が近年使用されはじめている。
ダイレクトアクセスでは、クライアント117,118
は描画処理のみを行い、ウインドウ移動等の非描画処理
はサーバが担当する。通常GA110は1本のFIFO
を経由してデータバスに接続され(図9)、コマンドを
受け取るために、ウインドウの移動等の非描画処理時に
は、サーバがその処理を完了するまでは、クライアント
が描画コマンドを送信しないように、クライアントとサ
ーバ間で同期処理を行う必要がある。
【0030】そこで本発明は、GA110を2本のFI
FO108,109でデータバスに接続(図6)するこ
とにより、クライアント側から同期処理を削除し、クラ
イアントの描画性能を低下させない同期処理を実現す
る。通常の描画処理では、GA110はFIFO108
を経由してデータを受け取る(図7)。クライアント、
サーバ共に描画コマンドはFIFO108に送信する
(クライアントはFIFO108にのみ送信可能)。
【0031】次に、サーバがクライアントと同期処理を
行う必要がある場合には、 (1)サーバはGA110がコマンドを受け取るFIF
OをFIFO108からFIFO109に切替える(図
8)ことにより、クライアント側の描画コマンドをロッ
ク(GA110が受け取らないようにすること)する。
これ以降もクライアントはFIFO108にコマンド送
信を続ける(FIFO108にはコマンドが蓄積され
る)。 (2)サーバはFIFO109に対して、コマンドを送
信することにより非描画処理を行う。 (3)処理が終了すると、FIFOをFIFO109か
らFIFO108に切替えることにより、クライアント
の描画コマンドをアンロック(GA110が受け取るよ
うにすること)する。 (4)いままで、FIFO108に蓄積されたコマンド
実行が再開される。というステップで、同期処理を実現
する。この同期処理により、GAは種々の画像処理ほ施
して、ディスプレイ装置にマルチウインド画像や拡大・
縮小画像を表示することができる。
【0032】この同期処理は以下の特徴をもつ。 (a)クライアント側に同期処理のコードが存在しなく
てもよい。 (b)クライアントはロック中でもコマンドをFIFO
108に送信し続けることが可能(描画処理が停止する
ことはない)なる。
【0033】これらによりクライアントの描画性能を低
下させることなく同期処理を実現することが可能とな
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、 (a)クライアントから描画同期処理が削除される。 (b)サーバがFIFOを切替えて描画同期処理を行っ
ている間でも、クライアントは描画命令をα−FIFO
に発行し続けることが可能である。 といった特徴をもつために、画像処理システムの全体の
構成を削減するとともに、クライアントの描画処理が高
速化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における図形処理システム構成図であ
る。
【図2】本発明における描画同期処理フローチャートで
ある。
【図3】従来の図形処理システムの構成図である。
【図4】ユーザプログラムから高速描画機構への命令の
流れ概要図である。
【図5】従来の描画同期処理フローチャートである。
【図6】本発明における図形処理システム構成図であ
る。
【図7】本発明における描画同期処理の切換スイッチの
状態図である。
【図8】本発明における描画同期処理の切換スイッチの
状態図である。
【図9】従来の図形処理システムの構成図である。
【図10】従来の図形処理システムの構成図である。
【図11】従来の図形処理システムの構成図である。
【符号の説明】 101 CPU 102 データバス 103 α−FIFO 104 β−FIFO 105 FIFO切換回路 106 高速描画機構 107 ディスプレイ 108,109 FIFO 110 GA 111〜113 FIFO 114 サーバ 115〜118 FIFO 303 FIFO 401 クライアントA 402 クライアントB 403 クライアントC 404 サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/36 G06T 11/00 G09G 5/00 G09G 5/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形の描画処理手段を有する描画専用の
    高速描画機構を有し、前記図形を表示装置に表示するマ
    ルチウインドウ環境の図形処理システムにおいて、 複数のクライアント機器を接続したサーバが接続された
    第1のFIFOと、他の複数のクライアントが直接接続
    された第2のFIFOとを切り替えて前記第1及び第2
    のFIFOからのユーザプログラムから直接前記高速描
    画機構に対して描画指示を出すことにより描画処理を行
    う前記描画処理手段と、前記第1又は第2のFIFOの
    出力を前記サーバ内のCPUの指示により切り替えるF
    IFO切替え手段と、前記第1及び第2のFIFOから
    ユーザプログラムによる画像を前記マルチウインドウ
    環境により表示する前記表示装置とを備えたことを特徴
    とする図形処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1のFIFOは1つの描画命令の
    発行で描画処理を完了するα型命令が使用するFIFO
    であり、前記第2のFIFOは複数の描画命令の組合せ
    をまとめて発行することによって前記描画処理を完了す
    るβ型命令が使用するFIFOであることを特徴とする
    請求項1に記載の図形処理システム。
  3. 【請求項3】 前記複数のクライアント機器及び前記サ
    ーバと前記第1のFIFOとはデータバスを介して接続
    され、前記第1及び第2のFIFOはいずれか1つを選
    択する切換スイッチを介して前記高速描画機構に接続さ
    れ、当該高速描画機構の出力を前記表示装置に表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の図形処理シス
    ム。
  4. 【請求項4】 複数のクライアント機器を接続される
    ーバに接続される第3のFIFOと、前記複数のクライ
    アント機器とは別のクライアント機器と前記サーバとに
    接続される第4のFIFOと、前記第3及び前記第4の
    FIFOの描画データを画像処理する描画機構と、該描
    画機構の出力を表示する表示装置とからなる図形処理シ
    ステムであって、前記サーバは、 前記第4のFIFOを前記第3のFIF
    Oに切り替えて前記別のクライアント機器の描画コマン
    ドをロックし、前記サーバは前記第3のFIFOに描画
    コマンドを送信し終えて後に前記第4のFIFOをアン
    ロックとして前 記別のクライアント機器からの描画コマ
    ンドを実行し、前記表示装置に表示することを特徴とす
    る図形処理システム。
  5. 【請求項5】 前記別のクライアント機器はそれぞれユ
    ーザプログラムに従って動作しており、前記サーバに接
    続された複数のクライアント機器はユーザプログラムに
    従って前記サーバに描画データを出力し、前記サーバは
    マルチウインド処理して描画データを形成してグラフィ
    ック・アクセラレータの前記描画機構に出力し、前記描
    画機構は前記サーバからの描画データを画像処理して前
    記表示装置に出力することを特徴とする請求項4に記載
    の図形処理システム。
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