JP3704005B2 - ドアウェザーストリップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアパネルと車体との隙間をシールするドアウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6及び図7に示すように、ドア構造が、上側ドアパネル1と下側ドアパネル2に分かれ、ベルトライン近傍で上側ドアパネル1と下側ドアパネル2とが組み付けられるものが考えられている。
このようなドア構造によれば、上側ドアパネル1と下側ドアパネル2とをそれぞれモジュール化することができ、省空間化,大量生産が図れるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなドア構造の上側ドアパネル1と下側ドアパネル2との周縁にドアウェザーストリップ10を図7に示すように連続して取付ける場合には、上側ドアパネル1又は下側ドアパネル2のいずれか一方に一連のドアウェザーストリップ10を取付けた状態(ここでは、図6(a)に上側ドアパネル1に取付けた状態を示す)で上側ドアパネル1と下側ドアパネル2とを組み付け、その後、垂れ下がったドアウェザーストリップ10を他方に取付けるようにして行われる。
したがって、組み付け時に垂れ下がったドアウェザーストリップ10が邪魔になり作業が煩わしいという問題がある。
【0004】
そこで本発明の目的は、上側ドアパネルと下側ドアパネルとが組み付けられてなるドア構造のその組み付けを特に困難なものにすることなく、しかも十分なシール機能が得られるドアウェザーストリップを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のドアウェザーストリップは、上側ドアパネル(1)と下側ドアパネル(2)とによって構成されてベルトライン近傍で上側ドアパネル(1)の下端部が下側ドアパネル(2)の上端部に設けられた被挿入体(5)の空間内に差し込まれ組み付けられてなるドア構造のウェザーストリップにおいて、上側ドアパネル(1)の周縁に下向きに開口する略コ字状で、かつ下端部の縁部を除いて取付けられドア閉時に車体開口部周縁に弾接する上側ドアウェザーストリップ(11)と、下側ドアパネル(2)の周縁に上向きに開口する略コ字状で、かつ上端部の縁部を除いて取付けられドア閉時に車体開口部周縁に弾接する下側ドアウェザーストリップ(12)とを有して、上側ドアパネル(1)を下側ドアパネル(2)に差し込んで組み付けする時には、上側ドアウェザーストリップ(11)と下側ドアウェザーストリップ(12)とのドア前側端面(11a,12a)を其々突き合わせるとともに、上側ドアウェザーストリップ(11)と下側ドアウェザーストリップ(12)とのドア後側端面(11b,12b)を其々突き合わせることを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載のドアウェザーストリップは、前記ドア前側端面(11a,12a)の其々と前記ドア後側端面(11b,12b)の其々とは、ウェザーストリップ(11,12)の中心軸に対して傾斜面をなすよう各々形成されていることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載のドアウェザーストリップは、前記ドア前側端面(11a,12a)の其々と前記ドア後側端面(11b,12b)の其々とは、接合部材(15)を介して各々突き合わせることを特徴とする。
【0008】
なお、上記括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態に記載された記号に対応するものである。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、上側ドアパネルと下側ドアパネルにそれぞれ上側ドアウェザーストリップと下側ドアウェザーストリップが取付けられ、ドア組み付け時に上側ドアウェザーストリップと下側ドアウェザーストリップとのドア前側端面を其々突き合わせるとともに、上側ドアウェザーストリップと下側ドアウェザーストリップとのドア後側端面を其々突き合わせるようにされているので、2分割されたドアパネルと同様にドアウェザーストリップまでもモジュール化することができる。したがって、省空間化,大量生産が図れるのに加え、ドア組み付け時には上側,下側ドアウェザーストリップが既に上側,下側ドアパネルに取付けられているので、ドアウェザーストリップの垂れ下がりなどはなく、円滑な組付作業が行える。
【0010】
また請求項2に記載の発明によれば、ドア前側端面の其々と前記ドア後側端面の其々とは、ウェザーストリップの中心軸に対して傾斜面をなすよう各々形成されるので、突き合わせ面を傾斜させない場合と比較して組み付け時の位置ずれが防止される。
【0011】
さらに請求項3に記載の発明によれば、ドア前側端面の其々と前記ドア後側端面の其々とは、粘着テープなどの接合部材を介して各々突き合わせられるので、組み付け時の位置ずれ防止が強化されるのに加え、経時的にシール性が劣化することが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分には同一符号を付す。図1は本発明の実施形態に係る上側ドアウェザーストリップが取付けられる上側ドアパネル(a)と、下側ドアウェザーストリップが取付けられる下側ドアパネル(b)を示す側面図,図2はそれらが組み付けられたドアを示す側面図,図3は上側ドアウェザーストリップの要部を示す斜視図,図4は下側ドアウェザーストリップの要部を示す斜視図,および図5は上側ドアウェザーストリップと下側ドアウェザーストリップの端部が其々突き合わされた状態を示す斜視図をそれぞれ示す。
【0013】
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップは、上側ドアウェザーストリップ11と下側ドアウェザーストリップ12とによって構成され、図1乃至図3に示すように上側ドアパネル1と下側ドアパネル2とが組み合わされてなるドア構造のウェザーストリップであり、上側ドアパネル1と下側ドアパネル2の周縁にそれぞれ取付けられ、ドア閉時には車体開口部周縁(図示しない)に弾接して車内外をシールするものである。
上側ドアウェザーストリップ11は、上側ドアパネル1の周縁に下端部の縁部を除いて取付けられる下向きに開口する略コ字状であり、下側ドアウェザーストリップ12は、下側ドアパネル1の周縁に上端部の縁部を除いて取付けられる上向きに開口する略コ字状である。
【0014】
ドア構造は、ベルトライン近傍で上側ドアパネル1の下端部が、下側ドアパネル2の上端部に設けられた被挿入体5の断面略コ字状の開口部から差し込まれ、そして組み付けられるようになっている。被挿入体5は下側ドアパネル2の下端部が差し込まれる空間(中空部又は略コ字状溝)を有していて、空間内に水が進入した場合には、水は空間内から車内側に流れでることなく、車外側に導かれるようになっている。
【0015】
そして、ドアウェザーストリップ11が予め取付けられた上側ドアパネル1とドアウェザーストリップ12が予め取付けられた下側ドアパネル2とを組み付けする時には、上側ドアウェザーストリップ11と下側ドアウェザーストリップ12とのドア前側端面11a,12aを其々突き合わせ可能とし、および上側ドアウェザーストリップ11と下側ドアウェザーストリップ12のドア後側端面11b,12bを其々突き合わせ可能なように上側,下側ドアウェザーストリップ11,12は位置決めされている。
【0016】
各ドアウェザーストリップ11,12の端面11a,11b,12a,12bは、各ドアウェザーストリップ11,12が延びる方向に垂直にカットされたものでも可能であるが、本実施形態例では、図3および図4に示すように、ドア前側端面11a,12aの其々とドア後側端面11b,12bの其々とを、ウェザーストリップ11,12の中心軸に対して傾斜面をなすよう各々形成して組み付け時の位置ずれ防止を図っている。なお、傾斜された一方の面に凸部を形成し、他方の面にその凸部に嵌合する凹部を形成してもよく、また特に傾斜面を設けることなく一方の面に凸部を形成し、他方の面にその凸部に嵌合する凹部を形成するなどして、突き合わされる各端面を嵌合するようにしてもよい。
【0017】
さらにまた、上側ドアウェザーストリップ11と下側ドアウェザーストリップ12のドア前側端面11a,12aの其々とドア後側端面11b,12bの其々とは、粘着テープ15などの接合部材を介して各々突き合わせられる。これにより、組み付け時の位置ずれ防止が強化されるのに加え、経時的にシール性が劣化することが防止される。粘着テープ15にかえて、あるいはこれに併用してファスナーや接着剤を使用することもできる。
【0018】
【発明の効果】
以上のとおり請求項1に記載の発明のドアウェザーストリップによれば、2分割されたドアパネルと同様にドアウェザーストリップまでもモジュール化することができるので、省空間化,大量生産が図れる。また、ドア組み付け時にドアウェザーストリップの垂れ下がりの発生などにより、組付作業が特に邪魔されることはない。
【0019】
また請求項2に記載の発明によれば、ドア前側端面の其々と前記ドア後側端面の其々とは、ウェザーストリップの中心軸に対して傾斜面をなすよう各々形成されるので、突き合わせ面を傾斜させない場合と比較して組み付け時の位置ずれが防止される。
【0020】
さらに請求項3に記載の発明によれば、ドア前側端面の其々と前記ドア後側端面の其々とは、粘着テープなどの接合部材を介して各々突き合わせられるので、組み付け時の位置ずれ防止が強化されるのに加え、経時的にシール性が劣化することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る上側ドアウェザーストリップが取付けられる上側ドアパネル(a)と、下側ドアウェザーストリップが取付けられる下側ドアパネル(b)を示す側面図である。
【図2】図1(a)に示す上側ドアパネルと図1(b)に示す下側ドアパネルが組み付けられてなるドアを示す側面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップを構成する上側ドアウェザーストリップの要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップを構成する下側ドアウェザーストリップの要部を示す斜視図である。
【図5】図3に示す上側ドアウェザーストリップと図4に示す下側ドアウェザーストリップの端部が其々突き合わされた状態を示す斜視図である。
【図6】ドアウェザーストリップが取付けられる上側ドアパネル(a)と、下側ドアパネル(b)を示す側面図である。
【図7】図6(a)に示す上側ドアパネルと図6(b)に示す下側ドアパネルが組み付けられてなるドアを示す側面図である。
【符号の説明】
1 上側ドアパネル
2 下側ドアパネル
5 被挿入体
10 ドアウェザーストリップ
11 上側ドアウェザーストリップ
11a,11b 端面
12 下側ドアウェザーストリップ
12a,12b 端面
15 粘着テープ
Claims (3)
- 上側ドアパネルと下側ドアパネルとによって構成されてベルトライン近傍で前記上側ドアパネルの下端部が前記下側ドアパネルの上端部に設けられた被挿入体の空間内に差し込まれ組み付けられてなるドア構造のウェザースリップにおいて、前記上側ドアパネルの周縁に下向きに開口する略コ字状で、かつ前記下端部の縁部を除いて取付けられドア閉時に車体開口部周縁に弾接する上側ドアウェザーストリップと、前記下側ドアパネルの周縁に上向きに開口する略コ字状で、かつ前記上端部の縁部を除いて取付けられ前記ドア閉時に車体開口部周縁に弾接する下側ドアウェザーストリップとを有して、前記上側ドアパネルを前記下側ドアパネルに差し込んで組み付けする時には、前記上側ドアウェザーストリップと前記下側ドアウェザーストリップとのドア前側端面を其々突き合わせるとともに、前記上側ドアウェザーストリップと前記下側ドアウェザーストリップとのドア後側端面を其々突き合わせることを特徴とするドアウェザーストリップ。
- 前記ドア前側端面の其々と前記ドア後側端面の其々とは、ウェザーストリップの中心軸に対して傾斜面をなすよう各々形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップ。
- 前記ドア前側端面の其々と前記ドア後側端面の其々とは、接合部材を介して各々突き合わせることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアウェザーストリップ。
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JP (1) | JP3704005B2 (ja) |
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1999
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