JP3700155B2 - ブリスタ−パック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブリスタ−パックの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブリスタ−パックは大きな台紙の一部に物品を収納したパック本体を貼着しており、このパック本体を貼付けていない部分に、商標や商品説明などを記載していた。
しかし、台紙が大きいと展示場所を広くとることになり、店頭での展示スペ−スが限られているところでは不都合を生じるようになったし、運搬コストや取扱いの面でも問題が生じてきた。
【0003】
そこで、台紙30が次第に小さくされて行ったが、台紙が小さくなるにつれて、商標や商品説明などを記載する場所が少なくなって来たので、従来の表示31に加えて、パックを開いて商品を取出した後で必要となる取扱い説明などの表示32は、商品を収納したパック本体33によって覆われている部分にも表示されるようになって来た。
こうしたブリスタ−パックでは、パック本体33の引剥し部が台紙の下方の隅部側に位置しているので、この引剥し部と台紙を摘んでから斜上方に向ってパック本体を台紙から引剥すようにすると、台紙とパック本体の貼着部からきれいには剥れず、パック本体と共に台紙の表面34が薄く剥取られてしまい、パック本体で覆われていた表示が読めなくなっていた(図8、図9)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、台紙からパック本体を引剥して収納物品を取出すときに、パック本体によって覆われている台紙上の表示を損傷することなく、きれいに残した状態にし、かつパック本体の台紙からの取外しを一層容易に行えるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、物品の収納部のあるパック本体よりも大きな台紙を用い、このパック本体を台紙の一部分に貼着固定する。この台紙には、これに貼着したパック本体のフランジ部の内縁に沿ってハーフカット部を設ける。そして、台紙のパック本体が貼付けられていないハンドリング部側には、上記フランジ部の外縁に沿うような折線を形成し、この折線は上記台紙を製造したときの抄き目と平行しまたは直交している。この折線側の台紙とフランジ部の間に引剥し用の非粘着部を設けており、上記台紙の折線を使用すると非粘着部からパック本体を容易に引剥すことができ、ハーフカット部によって台紙の表面が剥ぎ取られることもなく、スムーズにパック本体を取外すことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
パック本体1には、物品を収納する突起状の収納部2を形成しており、収納部2の周囲には外方へ伸びるフランジ部3を設けている。このパック本体は、通例、収納部2に収納した物品が透視できるように透明性のプラスチック材料を使用して形成するとよい。
台紙11は、通例ボ−ル紙等の厚紙の表面にヒ−トシ−ルのためのシ−ラント層を設けるようにするとよい。この台紙は上記パック本体1よりも大きく形成されており、パック本体を台紙の一部分に貼着し、パック本体が貼着されていない部分をハンドリング部12にする。
図示するものは、長方形状に形成した台紙11の一方に片寄せて、正面から見て略正方形状のパック本体1を貼着しており、パック本体の中心部には中に収納したテ−プ20の巻芯部21に嵌入する凹部4が設けてあり、ハンドリング部12には吊下孔13を設けている。
【0007】
上記台紙11には、パック本体1のフランジ部3の内縁部5に沿うようにして、台紙の厚味の途中まで侵入しているハ−フカット部14を形成している。この場合、上記内縁部5のやゝ内側にハ−フカット部を設けるようにするとよい。
また、上記台紙のハンドリング部12側には、パック本体のフランジ部3の外縁部6に沿うように、ハンドリング部12をパック本体1とは反対側に折曲げることができるような折線15を形成している。この折線は片面押しまたは両面押しによって形成することができる。
【0008】
パック本体1のフランジ部3は台紙11に貼着されるが、上記折線15側の一部には、フランジ部3が台紙11に貼着されない非貼着部7を形成しており、図示のものでは、折線側のフランジ部3の一隅に非貼着部7を形成している。
【0009】
上記台紙11の表面には、そのハンドリング部12に商標、商品説明などの記事16を表記することができるし、ハ−フカット部14の内側面17にも商品の取扱い説明、使用法など、パック本体を取外して収納物品を取出した後で見る表示18などを記載するようにするとよい(図5)。また、台紙の裏面側に表示を設けることは従来どおり自由に行うことができる。
【0010】
これを使用する場合、台紙11のハンドリング部12を折線15でパック本体1とは反対側に折曲げると、フランジ部3の外縁部6が台紙11から充分に離れたような状態となるので、パック本体1の収納部2と台紙11のハンドリング部12を持って引張ると、折線15に近接して位置する非貼着部7から容易に剥れ始め、フランジ部3に台紙11の表面19が貼付いた状態で剥れて行くが、フランジ部3の内縁部5にはハ−フカット部14が形成されているので、該ハ−フカット部で表面19が剥されるのは止まり、それより内側の台紙表面は剥されることがなく、パック本体が剥されて、台紙との間に開口が形成されるので収納部2に収められている収納物を取出すことができる(図3、図4、図5、図6)。
【0011】
そして、ハ−フカット部14の内側面17は剥取られていないので、そこに表示されている表示18も明瞭に見ることができ、収納物の使用法などの記事に従って、品物を使用したりすることができる(図5、図6)。
また、上記台紙11に形成する折線15は、台紙を製造したときの抄き目と平行するように形成したり、抄き目と直交するように形成すると好ましい。発明者に実験によれば、折線15を台紙の抄き目と平行または直交するようにすると、この折線15からパック本体1が引き剥がすときに、抄き目と平行しまたは直交しながら台紙の表面から浅い部分で剥がされるようになり、ハーフカット部14の内側面17は一層剥取られないようになった。この場合、台紙の抄き目に斜めんなるように剥がすとハーフカット部14の内側面17が一部剥取られることが稀に見られた。
【0012】
図7に示すものは、パック本体のフランジ部の外縁部において、台紙11の両側部分に部分的に折線23を形成したもので、台紙とフランジ部との間の非粘着部はこの折線23に隣接して設けるようにすると、上記と同様にして使用することができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は上記したように、台紙に形成した折線、ハ−フカット部、台紙とパック本体のフランジ部の間に設けた非貼着部、台紙の抄き目と平行または直交する折線等によって、台紙からパック本体を軽い操作によって容易に剥がすことができるし、パック本体を取外したときに、これによって覆われている台紙表面を引剥すこともなく、収納、展示用のブリスタ−パックとして広く好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】台紙の折線部分の一部省略拡大説明図である。
【図4】台紙からパック本体を剥すときの説明図である。
【図5】台紙からパック本体を剥した後の台紙の状態を示す説明図である。
【図6】台紙からパック本体を剥した後のパック本体の状態を示す説明図である。
【図7】他例の台紙を示す正面図である。
【図8】従来の台紙からパック本体を剥した後の台紙の状態を示す説明図である。
【図9】従来の台紙からパック本体を剥した後のパック本体の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パック本体
2 収納部
3 フランジ部
5 フランジ部の内縁部
6 フランジ部の外縁部
7 フランジ部の非貼着部
11 台紙
12 ハンドリング部
14 ハ−フカット部
15、23 折線
16、18 表示
19 台紙の表面
30 台紙
31、32 表示
33 パック本体
34 台紙の表面
Claims (4)
- 物品収納部の周縁にフランジ部を有するパック本体と、該フランジ部に貼着される台紙を備え、該パック本体はこれよりも大きく形成した台紙にハンドリング部を残すようにして貼着し、該台紙には上記フランジ部の内縁に沿ってハーフカット部を設けると共にハンドリング部側のフランジ部の外縁に沿うような折線を形成し、該折線は上記台紙を製造したときの抄き目と平行しまたは直交しており、上記折線側の台紙とフランジ部の間に引剥がし用の非粘着部を設けたブリスターパック。
- 上記台紙は長方形状であり、平面形状が略正方形のパック本体を一方に片寄せて貼付した請求項1記載のブリスターパック。
- 上記台紙に形成した折線は、パック本体のフランジ部の外縁と重なり合っている請求項1または2記載のブリスターパック。
- 上記台紙に形成した折線は、パック本体のフランジ部の外縁の両側に部分的に形成されている請求項1または2記載のブリスターパック。
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1999
- 1999-12-28 JP JP37436699A patent/JP3700155B2/ja not_active Expired - Fee Related
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