JP3699973B1 - 核医学診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体放射線検出器を用いた核医学診断装置において、ポーラリゼーションを解消する際に起こる放射線計測の途切れ時間を短縮する。
【解決手段】被検体からの放射線を検出する半導体放射線検出器14に電圧を印加するコンデンサ13と、コンデンサへ13の充電電流を通流する第1の定電流手段15と、コンデンサ13からの放電電流を通流する第2の定電流手段16とを備える。また、半導体放射線検出器に電圧を印加するコンデンサと、コンデンサの充電電流および放電電流を通流する第1の抵抗器と、コンデンサを充電および放電する際に第1の抵抗器に並列に接続される2抵抗器とを備えてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体領域を有する放射線検出器を備える核医学診断装置に関する。
放射線計測装置を医療分野に応用した例として、ガンマカメラ,単一光子放射型コンピュータ断層撮影(SPECT)装置,陽電子放射断層撮像(PET)装置のような核医学診断装置がある。
核医学診断装置を用いた検査は、特定の部位(例えば、がん細胞)に集積する性質を持つ物質を含む放射性薬剤を被検体である被検診者に投与して、その部位に集積した放射性薬剤に起因し、被検診者の患部から放射される放射線を放射線検出器で検出する。被検診者の患部から放出される放射線は、一定のエネルギー(PET検査の場合、511KeVのエネルギー)をもつ。核医学診断装置は、放射線を検出した放射線検出器から出力される検出信号に基づいて、放射性薬剤の集積部、すなわち被検診者におけるがんの患部の画像を含む断層像を作成する。作成された断層像を基に、医師が、がんの患部を特定する。
放射線検出器として半導体放射線検出器(以下、半導体検出器という)を用いた核医学診断装置が知られている(特許文献1参照)。半導体検出器は、CdTe(テルル化カドミウム),GaAs(ガリウム砒素),TlBr(臭化タリウム)等の半導体材料の1つで構成され、半導体部材、半導体部材の対向する二面にそれぞれ設置された電極を有する。半導体検出器は、半導体部材に放射線が入射すると、光電効果によって放射線のエネルギーに応じた電荷を生成する。半導体部材で生成された電荷は、電荷収集用のバイアス電圧が印加された電極から、電気信号として取り出される。このように半導体検出器は、放射線と半導体材料との相互作用で生成された電荷を電気信号として出力するため、エネルギー分解能が優れる。
しかしながら、半導体検出器を核医学診断装置に適応する場合、ポーラリゼーションと呼ばれる分極現象に対する対策が必要となる。ポーラリゼーションは、CdTeショットキーダイオードを用いた半導体検出器で顕著に現れる現象である。その現象は次のようなものである。CdTeショットキーダイオードにバイアス(通常のダイオードとして見た時は逆バイアスとなる)電圧を連続して印加すると、数分から数十分でエネルギー分解能が劣化し、さらに時間が経過すると検出効率や光電変換比率が低下する。このような状態では正確な測定が困難となる。ポーラリゼーションは、非特許文献1に示されているように空間電荷の蓄積により発生する。そのため測定終了とともにバイアス電圧をゼロにすれば空間電荷が再結合し、ポーラリゼーションが解消する(特許文献1)。
特許文献1には、半導体検出器と、スイッチと、制御装置とを具備する放射線検出装置が記載され、ポーラリゼーションを解消するために、放射線の検出後に、放射線検出器に印加するバイアス電圧をゼロとする技術が開示されている。
しかし、放射線検出器に印加するバイアス電圧がゼロになる間は、放射線検出器で生成される電荷が収集されず、γ線の計測ができなくなる。核医学診断装置を用いた検査において、被検診者の体内から放出されるγ線を測定し、その時系列的な変化をみる検査がある。具体的には、脳の検査(脳梗塞や脳腫瘍,アルツハイマー病など)や心臓・血管の検査(心筋梗塞や心筋虚血など)である。
心臓の検査の場合、正常な心臓の筋肉(以下、心筋という。)に取り込まれて集積し、心筋梗塞の部位には集積しない性質を持つ放射性薬剤などが用いられる。PET検査を行う前に、まず、このような放射性薬剤を被検診者に投与する。PET装置は、被検診者の心筋から放射されるγ線を計測し、心臓を含む断層像を作成する。断層像を作成する際、心臓の正常部から放射される放射線の時系列的なデータを計測し、左室内腔と心筋の時間放射能曲線をコンパートメントモデル解析法に適応して、局所心筋血流量を求めることが必要となる。このような時系列的なデータを計測する場合には、γ線計測の途切れ時間を短縮しなければならない。
特開2004−125524号公報 放射線計測ハンドブック第3版、KNOLL 著、木村逸郎・阪井英次訳、日刊工業新聞社、p.548
本発明の目的は、ポーラリゼーションを解消する際に起こる放射線計測の途切れ時間を短縮することにある。また、増幅器の損傷を防止することにある。
前記の目的を達成する第1の発明の特徴は、被検体からの放射線を検出する半導体放射線検出器を用いた核医学診断装置において、前記検出器に電圧を印加するコンデンサと、前記コンデンサへの充電電流を通流する第1の定電流手段と、前記コンデンサからの放電電流を通流する第2の定電流手段とを備えることにある。
また、前記の目的を達成する第2の発明の特徴は、被検体からの放射線を検出する半導体放射線検出器を用いた核医学診断装置において、前記検出器に電圧を印加するコンデンサと、前記コンデンサの充電電流および放電電流を通流する第1の抵抗器と、前記コンデンサを充電および放電する際に前記第1の抵抗器に並列に接続される第2の抵抗器とを備えることにある。
本発明によれば、ポーラリゼーションを解消する際に起こる放射線計測の途切れ時間を短縮することができる。
以下、図面を用いて実施例を説明する。
本発明の好適な一実施例である核医学診断装置を、図1,図2,図9、及び図10を用いて説明する。本実施例の核医学診断装置を、半導体部材としてCdTeを用いた放射線検出器(以下、半導体検出器という)を備えるPET装置90を例にとって説明する。
図9に示すように、PET装置90は、カメラ(撮像装置)91,データ処理装置(データ蓄積装置)92,表示装置93、ベッド94等を含んで構成される。
カメラ91は、内部に、ベッド94を取り囲むように環状に、図10に示す結合基板
100を複数設置している。結合基板100は、複数の半導体検出器14,結合コンデンサ20,ブリーダ抵抗19(図1参照),アナログASIC104,ディジタルASIC105,バイアス印加回路106aを有する。結合基板100においてベッド94側に配置された半導体検出器14は、半導体部材(例えば、CdTe)を有し、半導体部材の対向する面にそれぞれカソード電極、及びアノード電極を設ける。半導体部材は、GaAs、又はTlBrを用いても良い。複数の半導体検出器14が結合コンデンサ20に接続される。結合コンデンサ20は、アナログASIC104に設置された増幅器21に接続される(図1参照)。ディジタルASIC105は、アナログASIC104からの信号を受け取り、その信号をデータ処理装置92に出力する。バイアス印加回路106aは、結合基板100に設けられたそれぞれの半導体検出器14の電極に接続される。ブリーダ抵抗器19の1つの端子は、半導体検出器14の電極と、結合コンデンサ20を接続する配線に接続される。ブリーダ抵抗器19のほかの端子は、接地線に接続される。
データ処理装置92は、同時計数装置(図示せず),記憶装置(図示せず)、及び断層像情報作成装置(図示せず)を有する。
バイアス印加回路106aについて、図1を参照して説明する。バイアス印加回路106aは、電源11,保護抵抗器12,平滑コンデンサ13,定電流ダイオード15及び16,フォトモスリレー17,スイッチ制御装置18を有する。電源11,保護抵抗器12,順方向に設置された定電流ダイオード15、及び逆方向に設置された定電流ダイオード16は、この順序で配線によって接続されている。定電流ダイオード16は、半導体検出器
14の1つの電極に配線によって接続される。平滑コンデンサ13の1つの端子は、定電流ダイオード16と半導体検出器14の電極を接続する配線に接続される。フォトモスリレー17は、入力端が定電流ダイオード15と定電流ダイオード16を接続する配線に接続され、出力端が接地される。スイッチ制御装置18は、フォトモスリレー17に接続され、フォトモスリレー17の開閉を制御する。平滑コンデンサ13及びフォトモスリレー17のそれぞれの端子は接地線に接続される。
バイアス印加回路106aに含まれた定電流ダイオード15及び16の個数は、半導体検出器14のカソード電極とアノード電極の電極間に印加するバイアス電圧に応じて決められる。例えば、半導体検出器14の電極間に印加するバイアス電圧が500Vで、定電流ダイオード15及び16のそれぞれの耐電圧が100Vの場合、6個の定電流ダイオード15を順方向に直列に接続し、6個の定電流ダイオード16を逆方向に4個以上直列に接続する。図1では、定電流ダイオード15及び16をそれぞれ1つずつしか示していないが、実際には定電流ダイオード15及び16は、それぞれ6個ずつ直列に接続されている。
本実施例では、被検診者の心臓の検査(例えば、心筋血流量の測定)を例にとって説明する。
PET検査を行う前に、まず、予め注射によりPET用薬剤(例えば、13N−アンモニア)を被検体である被検診者に投与する。被検診者に投与された13N−アンモニアは、被検診者の心筋へ取り込まれ、心筋血流量に比例した量が心筋細胞内へ固定される。PET用薬剤を投与された被検診者をベッド39に寝かせる。
PET検査を開始する際、オペレータは、オペレータコンソール(図示せず)に設けられたボタンを操作して、統括制御部(図示せず)に検査開始信号を出力する。検査開始信号が入力されると、統括制御部は、被検診者の検査対象範囲に関する情報、及びベッド移動開始信号をベッド移動制御部(図示せず)に出力する。ベッド移動開始信号を入力したベッド移動制御部は、入力された情報を基に、被検診者の検査対象範囲である心臓部が
PET装置90のγ線検出領域に入るように、ベッドを移動させる。この状態で、PET検査が開始される。
ベッド39に横たわる被検診者の体内からは、PET用薬剤に起因して発生した多数対のγ線があらゆる方向に放出される。カメラ91は、多数の半導体検出器14を内蔵しており、被検診者の体内から放出されるγ線を半導体検出器14で検出する。半導体検出器14のカソード電極とアノード電極の電極間には、電荷収集用のバイアス電圧が印加されている(例えば、500V)。このバイアス電圧は、バイアス印加回路106aによって印加される。バイアス電圧が印加された半導体検出器14にγ線が入射すると、半導体検出器14を構成する半導体部材と入射したγ線との間で相互作用が起こり、電子および正孔といった電荷が生成される。本実施例では、半導体検出器14の電極間に印加するバイアス電圧が500Vであるため、順方向に配置した定電流ダイオード15(耐電圧100V)を直列に6個接続し、定電流ダイオード16(耐電圧100V)を逆方向に直列に6個接続する。生成された電荷は、バイアス電圧を印加することによって半導体検出器14からγ線検出信号として出力される。このγ線検出信号は、結合コンデンサ20を介して、アナログASIC104に設置された増幅器21に入力される。ブリーダ抵抗器19は、結合コンデンサ20に電荷が蓄積し続けることを防止する働きをもつ。
アナログASIC104は、γ線検出信号に基づいて、γ線の検出時刻を特定するためのタイミング信号を生成する。生成されたタイミング信号は、ディジタルASIC105に送信される。また、アナログASIC104は、γ線検出信号に基づいて、γ線の波高値情報を生成し、生成した波高値情報をディジタルASIC105に送信する。ディジタルASIC105は、タイミング信号に基づいて、γ線の検出時刻を決定し、検出器ID(半導体検出器14を識別するためのID)を特定する。ディジタルASIC105は、その検出器IDの半導体検出器14に対応する波高値情報を、ディジタル信号に変換する。ディジタルASIC105は、時刻情報及び検出器IDに波高値情報を付加してパケットデータを生成する。3つの情報(時刻情報,検出器ID、及び波高値情報)を含むディジタル情報であるパケットデータは、データ処理装置92に送信される。
データ処理装置92の同時計数装置は、ディジタルASIC105から送信されたパケット情報を基に、同時計数処理する。同時計数したその一対のγ線を一個として計数し、その一対のγ線を検出した2つの半導体検出器14の位置をそれらの検出器IDから特定する。特定された検出器IDは、511KeVのγ線を検出した検出器として記憶装置に記憶される。断層像情報作成装置は、特定したそれらの検出位置に基づいて断層画像情報を作成する。この断層画像情報が表示装置93に表示される。
半導体検出器14に対して500Vのバイアス電圧を連続して印加すると、ポーラリゼーションが発生する。ポーラリゼーションを解消するには、半導体検出器14に印加するバイアス電圧を一旦1V以下とする必要がある。1Vという電圧は、本実施例の半導体検出器14において、半導体部材で分極した電子及び正孔が再結合してポーラリゼーションを解消するのに必要となる電圧である。好ましくは、ポーラリゼーションを解消するための電圧(以下、リセット電圧という)は、0Vにするとよい。また、ポーラリゼーション解消のためには、半導体検出器14に印加するバイアス電圧が1V以下となる時間(以下、リセット時間という)をある程度確保する必要がある。必要となるリセット時間は、半導体検出器14に対して電荷収集用の電圧を連続してどれだけの時間印加したかに依存する。電荷収集用の電圧を長い時間印加した場合、長いリセット時間が必要となり、短い時間印加した場合には、短いリセット時間でポーラリゼーションは解消される。例えば、半導体検出器14に500Vのバイアス電圧を3分間印加した場合、リセット時間を0.2 秒間以上確保する必要がある。ここで、半導体検出器14に印加するバイアス電圧が、
500Vの99%以下(ここでは、495V以下)となると、電荷収集用のバイアス電圧として不十分となり、生成された電荷が充分に取り出されなくなる。その結果、γ線の計測に途切れが生じる(以下、計測が途切れる時間を計測の途切れ時間という)。局所心筋血流量を得るには、計測の途切れ時間をできるだけ短縮することが重要であり、半導体検出器14へ印加するバイアス電圧が495V以下となる時間は、なるべく短いほうが良い。以上のことから、半導体検出器14に印加するバイアス電圧を短時間で1V以下とし、リセット時間を確保した後、再び短時間で500Vの電圧を印加した状態に戻す必要がある。
以下に、本実施例におけるポーラリゼーションを解消するための制御方法を、図1および図2を用いて説明する。電源11は、直流電圧を供給する。電源11から半導体検出器14に対して500Vの電圧を直接印加するとノイズが発生するため、平滑コンデンサ
13を用いて半導体検出器14に電圧を印加する。すなわち、半導体検出器14へ印加するバイアス電圧は、実質的には平滑コンデンサ13から印加されている。スイッチ制御装置18は、半導体検出器14にバイアス電圧を印加する時にフォトモスリレー17を開き(フォトモスリレー17がオフの状態)、半導体検出器14へのバイアス電圧の印加を停止するときにフォトモスリレー17を閉じる(フォトモスリレー17がオンの状態)。γ線を計測している際、フォトモスリレー17はスイッチ制御装置18の作用により開いたい状態にあり、平滑コンデンサ13は、定電流ダイオード15を介して充電され、平滑コンデンサ13の電圧は500Vとなる。それに伴って、半導体検出器14に印加されるバイアス電圧も500Vとなる。逆に、フォトモスリレー17が閉じられた状態にあるときは、平滑コンデンサ13の電圧は、定電流ダイオード16を介してフォトモスリレー17に接続された接地線に放電され、平滑コンデンサ13の電圧はゼロとなる。このため、半導体検出器14に印加されるバイアス電圧もゼロとなる。本実施例は、平滑コンデンサ
13を充電、または放電することで、半導体検出器14へ印加するバイアス電圧を変化させている。
スイッチ制御装置18は、予め設定された時間情報に基づいてフォトモスリレー17に指令信号を送信し、フォトモスリレー17はこの指令信号に基づいて「開(オフ)」及び「閉(オン)」される。例えば、フォトモスリレー17を開いて3分経過後に、フォトモスリレー17を閉じ、さらに1秒経過後に、再びフォトモスリレー17を開く場合を考える。これらの時刻情報は、スイッチ制御装置18のメモリ(図示せず)に記憶されている。具体的には、「開(オフ)」の指令信号を送信して、3分後に「閉(オン)」の指令信号を送信し、さらに1秒後に「開(オフ)」の指令信号を送信するようにメモリに記憶されている。スイッチ制御装置18は、メモリに記憶された情報に基づいて、まず、「開
(オフ)」の指令信号をフォトモスリレー17に送信する。オフの指令信号を受け取ったフォトモスリレー17は開かれ、次の「閉(オン)」の指令信号を受け取るまでオフの状態を保つ。スイッチ制御装置18は、内蔵されたクロック(図示せず)に基づいてオフの指令信号を送信して3分経過後に、「開(オフ)」の指令信号をフォトモスリレー17に送信する。指令信号を受け取ったフォトモスリレー17は、開かれる。フォトモスリレー17は、その後、「閉(オン)」の指令信号を受け取るまでオフの状態を保つ。スイッチ制御装置18は、クロックに基づいて、さらに1秒が経過すると、「開(オン)」の指令信号をフォトモスリレー17に送信する。オンの指令信号を受け取ったフォトモスリレー17は、開かれる。スイッチ制御装置18は、メモリに記憶された情報を基に、指令信号を繰り返しフォトモスリレー17に送信する。フォトモスリレー17は、これらの指令信号に応じて、繰り返し開閉されることになる。
次に、バイアス印加回路106aのスイッチ制御装置18によってフォトモスリレー
17を開閉し、半導体検出器14にバイアス電圧を印加した場合について説明する。具体的には、図2を用いて、半導体検出器14に印加されるバイアス電圧の時間変化についての説明を行う。本実施例では、平滑コンデンサ13の静電容量が0.1 マイクロファラド、定電流ダイオード15及び16の制限電流が0.5 ミリアンペア、結合コンデンサ20の静電容量が1000ピコファラド、増幅器21の制限電流値が10マイクロアンペアである。まず、フォトモスリレー17が開いている場合、平滑コンデンサ13は定電流ダイオード15を介して充電され、半導体検出器14に印加されるバイアス電圧は500Vとなる。フォトモスリレー17を閉じると、平滑コンデンサ13に蓄積された電荷は、定電流ダイオード16を介してグランド電位に流れ、0.2 秒後には平滑コンデンサ13の電圧は1V以下(例えば、0V)となった。つまり、フォトモスリレー17を閉じて0.2 秒後には、半導体検出器14に印加される電圧は1V以下となる。平滑コンデンサ13の放電時に、半導体検出器14に印加するバイアス電圧の時間変化25が、直線的に降下し、短時間で1V以下となるのは、定電流ダイオード16による効果である。ここで、フォトモスリレー17を0.5 秒間閉じた状態にすると、リセット時間27(図2参照)は、0.3 秒間確保することができる。次に、フォトモスリレー17を開き、平滑コンデンサ13の充電を開始と、0.1 秒後には平滑コンデンサ13の電圧は500Vに達した。半導体検出器14に印加される電圧も、充電開始後0.1 秒後には500Vに達する。平滑コンデンサ13の充電時に、半導体検出器14に印加するバイアス電圧の時間変化26が、直線的に上昇し、短時間で500Vに達するのは、定電流ダイオード15による効果である。以上より、計測の途切れ時間28(図2参照)は約0.5 秒となる。この後、半導体検出器14に500Vのバイアス電圧を3分間印加してγ線を計測した後、フォトモスリレー17を開き、平滑コンデンサ13の放電を開始する。
以上述べたように、本実施例はバイアス印加回路106aを用いることで、半導体検出器14に電荷収集用の電圧を3分間印加した後、リセット時間を0.2 秒以上確保しつつ、計測の途切れ時間を充分短くすることができた。
ここで、平滑コンデンサ13を充電および放電する際、増幅器21に対して増幅器21の制限電流値(本実施例では、10マイクロアンペア)よりも大きな電流が流れないように注意する必要がある。増幅器21は、半導体検出器14からのγ線検出信号である微弱なパルス電流を増幅する働きをもつ。増幅器21には、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化と、結合コンデンサ20の静電容量との積に相当する電流が流れる。つまり、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化が大きい場合(例えば、平滑コンデンサ13を短絡させる場合)、増幅器21に対して制限電流値よりも大きな電流が流れ、増幅器21を損傷させる可能性がある。そのため、平滑コンデンサ13を充電および放電する場合には、その電圧の時間変化である減少率、及び増加率が一定値を超えないように制限する必要がある。本実施例の場合、結合コンデンサ20の静電容量が1000ピコファラド、増幅器21の制限電流値が10マイクロアンペアであるため、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化の減少率および増加率が、最大で10000V/秒を超えないように制限する必要がある。
本実施例において、平滑コンデンサ13を放電する際、放電電流は定電流ダイオード
16を介してグラウンド電位に流れている。定電流ダイオード16は、この放電電流が定電流で流れるように放電電流の電流値を制限する働きも持つ。そのため、平滑コンデンサ13の両端の電圧はほぼ一定の減少割合で降下し(図2の25)、平滑コンデンサ13に印加されている500Vの電圧は、0.1 秒後には0Vとなった。放電時における平滑コンデンサ13の電圧の時間変化は、ほぼ直線的に変化しているため、電圧の時間変化であるその減少率は最大で5000V/秒となる。結合コンデンサ20の静電容量が1000ピコファラドであるため、増幅器21には最大で5マイクロアンペアの電流が流れることになる。この値は、増幅器21の制限電流値に比べで低い値である。また、平滑コンデンサ13を充電する際、充電電流は定電流ダイオード15によって、その電流値がある一定値(本実施例では、0.5 ミリアンペア)を超えないように制限されるため、平滑コンデンサ13の両端の電圧の時間変化(図2の26)も、ほぼ一定の上昇率で上昇するように、制限されることになる。
また、本実施例では、半導体部材としてCdTeを用いたが、CdZnTe,GaAs,TlBr,HgI2等を用いてもよい。
ポーラリゼーションを解消するために設置するバイアス印加回路として、コンデンサ
13と抵抗器75、及び76で構成される一般的な充放電回路83(図7参照)を用いることも考えられる。このような一般的な充放電回路83を用いた場合のγ線の計測の途切れ時間を求め、本実施例のバイアス印加回路106aを用いた場合の途切れ時間と比較する。
図7に示すように、充放放電回路83は、電源11,保護抵抗器72,平滑コンデンサ13,抵抗器75および76,フォトモスリレー17,スイッチ制御装置78を有する。電源11は、抵抗器75、および76を介して半導体検出器14に接続される。フォトモスリレー17Aおよび抵抗器55,平滑コンデンサ13は、半導体検出器14に接続される。スイッチ制御装置78は、フォトモスリレー17に接続され、フォトモスリレー17の開閉を制御する。スイッチ制御装置78の動作は、すでに示したものと同様であるため説明を省略する。
充放電回路83を用いて半導体検出器14にバイアス電圧を印加した場合の、半導体検出器14に印加される電圧の時間変化を図8を用いて説明する。平滑コンデンサ13の静電容量が0.1 マイクロファラド、抵抗76の抵抗値が1メガオーム、結合コンデンサ
20の静電容量が1000ピコファラド、増幅器21の制限電流値が10マイクロアンペアである。抵抗72と抵抗75の合成抵抗値が1メガオームとなるようにした。フォトモスリレー17が開いた状態にあるとき、平滑コンデンサ13は抵抗器72及び75を介して充電され、閉じた状態にあるとき、蓄積された電荷が抵抗76を介してグランド電位に流れて平滑コンデンサ13は放電される。平滑コンデンサ13の放電時における、電圧降下の時間変化の最大値は5000V/秒となった。しかし、時間の経過とともに平滑コンデンサ13に蓄積される電荷量が減少するため、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化
85は徐々に減少していく。そのため、放電を開始して平滑コンデンサ13の電圧が1V以下となるまでに0.62 秒を要した。リセット時間87を0.2 秒間確保した後、フォトモスリレー17を開き、平滑コンデンサ13の充電を開始する。充電を開始して平滑コンデンサ13の電圧が495Vになるまでに0.46 秒を要した。以上より、計測の途切れ時間86は、1.28 秒に達し、バイアス印加回路106aを用いた場合の途切れ時間0.5秒と比較すると、2倍以上長くなっている。
本実施例によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)本実施例では、ポーラリゼーション解消の際に発生する計測の途切れ時間を短縮できるため、心臓や血管を検査する場合には、被検診者から放射されるγ線の時系列的なデータから、局所心筋血流量をより正確に知ることができるようになる。このことで、心筋血流量画像の画質が向上し、冠動脈硬化の早期診断や冠動脈病変の機能的重症度、および治療効果をより正確に判定できるようになる。また、がんの患部を診断する場合には、被検者を検査する時間を短縮できるため、被験者の負担が低減され、また一日に検査できる被験者の人数を増やすことができる。
(2)本実施例において、半導体検出器14に対して1V以下のバイアス電圧を印加することによって、半導体検出器14の半導体部材で分極した電子および正孔を再結合し易くする。これにより、ポーラリゼーションを解消し、エネルギー分解能,検出効率、および光電変換比率を回復できる。
(3)本実施例は、半導体検出器14にバイアス電圧を印加する際、平滑コンデンサ
13を用いている。平滑コンデンサ13を用いることで、ノイズを除去できるため、エネルギー分解能や時間分解能を向上させることができる。
(4)本実施例において、平滑コンデンサ13を充電または放電する際に回路を切り替えるスイッチは、フォトモスリレー17を用いている。フォトモスリレー17は高い耐電圧を持ち、漏れ電流を低く抑えることができる。フォトモスリレーの他にも、フォトリレーやフォトカプラ等を用いてもよい。
(5)本実施例では、平滑コンデンサ13への充電電流は定電流ダイオード15を介して流れ、平滑コンデンサ13からの放電電流は定電流ダイオード16を介して流れている。定電流ダイオード15及び16をバイアス印加回路に設置することで、放電時および充電時における平滑コンデンサ13の電圧の時間変化を制限できるため、増幅器21へ過大電流が流れることを防止でき、増幅器21の損傷を防止できる。
以下に、本発明の他の実施例であるPET装置を、図3及び図4を用いて説明する。
本実施例のPET装置90Aは、実施例1のPET装置90においてバイアス印加回路106aをバイアス印加回路106bに替えた構造を有する。
バイアス印加回路106bについて、図3を参照して説明する。バイアス印加回路106bは、実施例1のバイアス印加回路106aの定電流ダイオード15をMOS−FET35、及び可変抵抗器37に置き換え、更に、定電流ダイオード16をMOS−FET36、及び可変抵抗器38に置き換えた構造を有する。電源11は、保護抵抗器12,MOS−FET35,可変抵抗器37,可変抵抗器38、及びMOS−FET36は、この順序で配線によって接続されている。MOS−FET36のドレーンは、保護抵抗器12を介して電源11に配線によって接続される。可変抵抗器37は、配線によってMOS−FET36のソースに接続される。MOS−FET36のドレーンは、半導体検出器14の1つの電極に配線によって接続されている。平滑コンデンサ13の1つの端子は、MOS−
FET36のドレーンと半導体検出器14の電極を接続する配線に接続されている。可変抵抗器38は、配線によってMOS−FET36のソースに接続される。MOS−FET35のゲート、及びMOS−FET36のゲートは、可変抵抗器37と可変抵抗器28とを接続する配線に接続されている。フォトモスリレー17の一つの端子は、可変抵抗器
37と可変抵抗器38を接続する配線に接続される。スイッチ制御装置18は、フォトモスリレー17に接続され、フォトモスリレー17の開閉を制御する。平滑コンデンサ13およびフォトモスリレー17のそれぞれの端子は接地線に接続される。
本実施例におけるポーラリゼーションを解消するための制御方法や、スイッチ制御装置18の動作などは、実施例1と同様であるため説明を省略する。
バイアス電圧回路106bを用いて半導体検出器14にバイアス電圧を印加した場合の半導体検出器14に印加される電圧の時間変化について、図4を用いて説明する。平滑コンデンサ13の静電容量、結合コンデンサ20の静電容量、および増幅器21の制限電流値は、図1に示した実施例と同じである。また、MOS−FET35及びMOS−FET38の制限電流値は1.0ミリアンペアである。ここで、可変抵抗器37の抵抗値を調整することで平滑コンデンサ13を放電する際の電圧の時間変化(図4の45)であるその減少率を調整でき、可変抵抗38の抵抗値を調整することで平滑コンデンサ13を充電する際の電圧の時間変化(図4の48)である上昇率を調整できる。フォトモスリレー17を閉じている場合、平滑コンデンサ13はMOS−FET35及び可変抵抗器37を介して充電され、半導体検出器14に印加されるバイアス電圧は500Vとなる。フォトモスリレー17を閉じると、平滑コンデンサ13に蓄積された電荷は、MOS−FET36及び可変抵抗器38を介してグランド電位に流れ、0.05 秒後には平滑コンデンサ13の電圧は1V以下となった。つまり、フォトモスリレー17を閉じて0.05 秒後には、半導体検出器14に印加される電圧は1V以下となる。ここで、リセット時間(図4の46)の0.3 秒間は経過した後、フォトモスリレー17を開き、平滑コンデンサ13の充電を開始する。充電を開始して平滑コンデンサ13の電圧が495Vになるまでに0.1 秒を要した。これにより、計測の途切れ時間(図4の49)は、0.4 秒まで短縮された。この後、半導体検出器14に500Vのバイアス電圧を3分間印加してγ線を計測した後、フォトモスリレー17を開き、平滑コンデンサ13の放電を開始する。その後も、上記した実施例の操作が繰り返される。
以上述べたように、本実施例のバイアス印加回路106bを用いることで、ポーラリゼーション解消のときに起こる計測の途切れ時間を短縮することができた。
本実施例の場合、平滑コンデンサ13を充電または放電する際に増幅器21に流れる最大電流値が、10マイクロアンペアとなった。この電流値は、増幅器21の制限電流値以下の値である。すなわち、本実施例では、抵抗器37および38の抵抗値を任意に変えることができ、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化を調整できるため、増幅器21が破損されない範囲内での電圧の時間変化で、計測の途切れ時間を短縮することができる。
本実施例も実施例1で生じた効果(1)〜(4)を得ることができ、更に以下の効果も得ることができる。
(6)本実施例において、平滑コンデンサ13への充電電流はMOS−FET35および可変抵抗器37を介して流れ、平滑コンデンサ13の放電電流はMOS−FET36及び可変抵抗器38を介して流れている。MOS−FET35及び36、可変抵抗器37及び38をバイアス印加回路106bに設置することで、放電時、および充電時における平滑コンデンサ13の電圧の時間変化を制限できるため、増幅器21へ過大電流が流れることを防止でき、増幅器21が損傷するのを防止できる。
(7)本実施例は、実施例1の定電流ダイオード15のかわりにMOS−FET35と可変抵抗器37を用い、定電流ダイオード16のかわりにMOS−FET36と可変抵抗器38を用いている。MOS−FETと可変抵抗器を組み合わせることで、定電流ダイオードよりも耐電圧が高くなり、バイアス印加回路に設置すべき個数が少なくてよい。例えば、半導体検出器14に500Vのバイアス電圧を印加する場合、充電用の定電流ダイオード15が5個以上、放電用の定電流ダイオード16が5個以上、合計10個以上の定電流ダイオードを設置しなければならない。MOS−FETと可変抵抗器を用いると、MOS−FET35と可変抵抗器37、MOS−FET36と可変抵抗器38で500Vの電圧に耐えることができる。このため、回路が簡素化される。本実施例では、可変抵抗器36および37を用いたが、予め抵抗値を決定し、それに対応した抵抗器をそれぞれ設置してもよい。
以下に、本発明の他の実施例であるPET装置を、図5及び図6を用いて説明する。
本実施例のPET装置90Bは、実施例1のPET装置においてバイアス印加回路106aをバイアス印加回路106cに替えた構造を有する。
バイアス印加回路106cについて、図を参照して説明する。バイアス印加回路106cは、電源11,保護抵抗器12,平滑コンデンサ13,抵抗器55,抵抗器56,フォトモスリレー17,フォトモスリレー17A、およびスイッチ制御装置18Aを有する。電源11は、抵抗器12、および抵抗器56を介して半導体検出器14に配線によって接続される。平滑コンデンサ13は、抵抗器55,抵抗器56と半導体検出器14の電極を接続する配線に接続される。フォトモスリレー17の1つの端子は、抵抗器12と、抵抗器56及びフォトモスリレー17Aとを接続する配線に接続される。フォトモスリレー17A及び抵抗器55は直列に接続され、これらは抵抗器56と並列に接続されている。スイッチ制御装置18Aは、フォトモスリレー17及び17Aに接続され、フォトモスリレー
17及び17Aの開閉を制御する。フォトモスリレー17Aを開いた状態では、抵抗器
55は抵抗器56との並列接続が切り離された状態となり、閉じた状態では、抵抗器55は抵抗器56と並列接続された状態となる。平滑コンデンサ13及びフォトモスリレー
17のそれぞれの端子は、接地線に接続される。
本実施例のポーラリゼーションを解消するための制御方法や、スイッチ制御装置18の動作は、実施例1とほぼ同様である。スイッチ制御装置18は、フォトモスリレー17に「開(オフ)」及び「閉(オン)」の指令信号を送信する場合と同様、フォトモスリレー17Aに対しても、別のメモリ(図示せず)に記憶された時間情報にも基づいて、「開
(オフ)」及び「閉(オン)」の指令信号を送信する。
バイアス印加回路106cを用いて半導体検出器14にバイアス電圧を印加した場合の半導体検出器14に印加される電圧の時間変化について、図6を用いて説明する。平滑コンデンサ13の静電容量、結合コンデンサ20の静電容量、および、増幅器21の制限電流値は図1に示した実施例1と同じ値である。抵抗器12の抵抗値は100キロオーム、抵抗器55の抵抗値は600キロオーム、抵抗器56の抵抗値は1メガオームとなっている。まず、放射線検出器14がγ線を計測している場合、フォトモスリレー17は開いた状態にあり、フォトモスリレー17Aは閉じた状態にある。すなわち、抵抗器55は電源11及び平滑コンデンサ13に接続されているため、充電電流は、電源11より抵抗器
55及び抵抗器56を介して平滑コンデンサ13に流れる。平滑コンデンサ13の電圧は500Vである場合、それに対応して半導体検出器14に印加されるバイアス電圧も500Vとなる。次に、フォトモスリレー17を閉じて、フォトモスリレー17Aを開く。フォトモスリレー17Aを開くことで抵抗器55は平滑コンデンサ13との接続が解除された状態となり、平滑コンデンサ13に蓄積された電荷は、抵抗器56及びフォトモスリレー17を介してグランド電位に流れる。フォトモスリレー17を閉じてから0.1 秒後(図6の63の時点)にフォトモスリレー17を閉じたままフォトモスリレー17Aを閉じる。すると、抵抗器55は、平滑コンデンサ13及びフォトモスリレー17に接続され、放電電流は、平滑コンデンサ13からの抵抗器55および抵抗器56の両抵抗器を介してグランド電位に流れる。抵抗器55を接続することで、放電電流が大きくなり、それにともなって平滑コンデンサ13の電圧の時間変化であるその電圧の減少率(図6の66)も大きくなる。平滑コンデンサ13の放電を開始してから0.3 秒後には平滑コンデンサ13の電圧が1V以下となった。つまり、半導体検出器14に印加される電圧が500Vから
1V以下になるまで0.3 秒要したことになる。その後、リセット時間(図6の70)の0.3 秒が経過した時点で、フォトモスリレー17及びフォトモスリレー17Aを開き、平滑コンデンサ13の充電を開始する。充電電流は、抵抗器56を介して平滑コンデンサ13に流れる。充電を開始してから0.1 秒後(図6の64の時点)にフォトモスリレー17を開いたままフォトモスリレー17Aを閉じる。すると、抵抗器55が電源51及び平滑コンデンサ13に接続された状態となるため、充電電流は、抵抗器55および抵抗器56との並列回路を介して平滑コンデンサ13に流れることとなる。放電時と同様、抵抗器55を接続することで、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化(図6の67)であるその電圧の上昇率が大きくなる。平滑コンデンサ13の放電を開始してから0.27 秒後には、平滑コンデンサ13の電圧は495V以上となった。本実施例における、計測の途切れ時間(図6の70)は、0.87 秒に短縮された。この後、半導体検出器14に500Vのバイアス電圧を3分間印加してγ線を計測した後、フォトモスリレー17を閉じてフォトモスリレー17Aを開いて平滑コンデンサ13の放電を開始する。その後は、上記した本実施例の操作が繰り返される。
以上述べたように、本実施例のバイアス印加回路106cを用いることで、ポーラリゼーション解消のときに起こる、計測の途切れ時間を短縮することができた。
本実施例の場合、平滑コンデンサ13を放電している際、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化の最大値は、5000V/秒であった。結合コンデンサ20の静電容量が1000ピコファラドであるため、増幅器62に流れる電流の最大値は5マイクロアンペアとなる。また、平滑コンデンサ13を放電している際、平滑コンデンサ13の電圧の時間変化の最大値は、4600V/秒であるため、増幅器62に流れる電流の最大値は4.6 マイクロアンペアとなった。以上より、増幅器62に流れる電流は、増幅器62の制限電流値よりも充分小さい値であった。
本実施例も実施例1で生じた効果(1)〜(4)を得ることができる。
以下に、本発明の他の実施例であるPET装置を、図1及び図11を用いて説明する。
本実施例は、PET装置90C(図示せず)に、総括制御装置95、及び入力装置96を備えたものであり、バイアス印加回路106aを有する。なお、PET装置90Cは、フォトモスリレー17、及びスイッチ制御装置18を含む充放電制御装置を有している。
本実施例では、被検診者の検査対象範囲が広く、一度に全ての検査対象範囲を撮影できない場合(例えば、全身のがん検査)を例にとって説明する。
一度に全ての検査対象範囲を撮影できない場合は、ベッド94を移動させることで検査対象範囲を数回に分割して撮影する必要がある。検査対象範囲の分割後の1つの領域を分割対象範囲という。オペレータ(例えば、放射線技師)が、入力装置96から入力する、被検診者の検査対象範囲、及びこの対象範囲の分割数の情報は、総括制御装置95のメモリに記憶されている。また、1つの分割対象範囲での検査時間(以下、第1時間という)も入力装置96から入力されて、そのメモリに記憶される。例えば、全身のがん検査で検査対象範囲が90cmの場合、PET検査開始後のベッド94の移動回数は9回、つまり、対象範囲の分割数は10となり、分割対象範囲での検査時間は2〜3分程度となる。スイッチ制御装置18がフォトモスリレー17を閉じてバイアス印加電圧が500Vから低下し始めてから、フォトモスリレー17を開くまでの時間を、第2時間という。この第2時間は、スイッチ制御装置18のメモリに記憶されている。
PET検査を開始する際、オペレータの操作により、入力装置96は、統括制御装置
95に検査開始信号を出力する。検査開始信号が入力されると、統括制御装置95は、被検診者の検査対象範囲に関する情報を用いて、ベッド移動開始信号を出力してベッド駆動装置(図示せず)を制御し、ベッド94上の被検診者の検査対象範囲内の最初の分割対象範囲が撮像装置91内に入るようにベッド94を移動させる。その分割対象範囲が、撮像装置91内に入ったとき、ベッド94の移動は停止される。この状態で、PET検査が開始される。検査開始後、第1時間が経過すると、統括制御装置95は、前述のようにして次の分割対象範囲が撮像装置91内に入るようにベッド駆動装置にベッド移動開始信号を出力してベッド94を移動させる。このベッド移動開始信号は、スイッチ制御装置18に入力される。スイッチ制御装置18は、ベッド移動開始信号に基づいてフォトモスリレー17を閉じる。これによって、図2に示すように半導体検出器14に印加されるバイアス電圧が1V以下に低下する。スイッチ制御装置18は、フォトモスリレー17が閉じた後、スイッチ制御装置18のメモリに記憶した第2時間が経過した時、フォトモスリレー
17を開く。これによって、そのバイアス電圧は、図2に示すように500Vに回復される。第2時間は、0.5 秒であり、ベッド94の移動に要する数秒よりも短い。このため、半導体検出器14のポーラリゼーションは、ベッド94の移動中に解消できる。ベッド94の移動が停止された後、2番目の分割対象範囲に対するPET検査が行われる。以下、同様に分割数だけPET検査が繰返される。充放電制御装置は、ベッド94の移動に同期して平滑コンデンサ13の充放電を制御している。
本実施例も実施例1で生じた効果(2)〜(5)を得ることができ、更に以下の効果も得ることができる。
(8)本実施例は、撮影がされていないタイミングに合わせてポーラリゼーション解消のリセット電圧を印加するため、一人の被検診者を撮影する間に、計測の途切れ時間がなくなる。そのため、検査時間が短縮され、被検診者の負担を低減でき、また1日に検査できる被検者の人数を増やすことができる。
本実施例では、バイアス印加回路106aの構造を有するPET装置90Cを用いて説明した。実施例2のバイアス印加回路106b、及び実施例3のバイアス印加回路106cをPET装置90Cに適応することもできる。バイアス印加回路106bを用いた場合、上記効果(8)、及び実施例1で生じた効果(2)〜(4)を得ることができる。また、バイアス印加回路106cを用いた場合、上記効果(8)、及び実施例1で生じた効果
(2)〜(4)を得ることができる。
以上述べた各実施例は、SPECT装置に適用することが可能である。
本発明の好適な一実施例であるPET装置のバイアス印加回路を含む回路図である。 図1の半導体検出器に印加される電圧の時間変化を示すグラフである。 本発明の他の実施例であるPET装置のバイアス印加回路を含む回路図である。 図3の半導体検出器に印加される電圧の時間変化を示すグラフである。 本発明の他の実施例であるPET装置のバイアス印加回路を含む回路図である。 図5の半導体検出器に印加される電圧の時間変化を示すグラフである。 従来例のバイアス印加回路を含む回路図である。 図7の半導体検出器に印加される電圧の時間変化を示すグラフである。 本発明の好適な一実施例であるPET装置の構成図である。 図9に示すカメラに設置する結合基板を示す構成図である。 本発明の好適な一実施例であるPET装置の構成図である。
符号の説明
11…電源、12,72…保護抵抗器、13…平滑コンデンサ、14…半導体放射線検出器、15,16…定電流ダイオード、17,17A…フォトモスリレー、18,18A43,78…スイッチ制御装置、19…ブリーダ抵抗器、20…結合コンデンサ、21…増幅器、35,36…MOS−FET、37,38…可変抵抗器、55,56,75…抵抗器、90,90A,90B,90C…PET装置、91…カメラ(撮像装置)、92…データ処理装置(データ蓄積装置)、94…ベッド、100…結合基板、102…半導体放射線検出器、103…コンデンサ、104…アナログASIC、105…ディジタル
ASIC、106a,106b,106c…バイアス印加回路。

Claims (12)

  1. 放射線を検出する半導体放射線検出器と、
    前記検出器に電圧を印加するコンデンサと、
    前記コンデンサへの充電電流を通流する第1の定電流装置と、
    前記コンデンサからの放電電流を通流する第2の定電流装置と、
    前記第1の定電流装置と前記第2の定電流装置を接続する配線に接続された開閉装置とを備えた核医学診断装置。
  2. 放射線を検出する半導体放射線検出器と、
    前記検出器に電圧を印加するコンデンサと、
    前記コンデンサへの充電電流を通流する第1の定電流装置と、
    前記コンデンサからの放電電流を通流する第2の定電流装置と、
    入力端に、前記第1の定電流装置、及び前記第2の定電流装置が接続された開閉装置とを備えた核医学診断装置。
  3. 前記第1の定電流装置は、充電電流に対して順方向に接続した定電流ダイオードで構成し、
    前記第2の定電流装置は、放電電流に対して順方向に接続した定電流ダイオードで構成した請求項1及び請求項2のいずれか一方に記載の核医学診断装置。
  4. 前記第1の定電流装置は、第1のMOS−FETおよび該MOS−FETのソースに接続された抵抗器で構成し、
    前記第2の定電流装置は、第2のMOS−FETおよび該MOS−FETのソースに接続された抵抗器で構成した請求項1及び請求項2のいずれか一方に記載の核医学診断装置。
  5. 放射線を検出する半導体放射線検出器と、
    前記検出器に電圧を印加するコンデンサと、
    前記コンデンサの充電電流および放電電流を通流する第1の抵抗器と、
    前記コンデンサを充電および放電する際に前記第1の抵抗器に並列に接続される第2の抵抗器と、
    前記第2の抵抗器に直列に接続される第1の開閉装置と、
    前記第1の抵抗器と前記第1の開閉装置を接続する配線に接続される第2の開閉装置を備えた核医学診断装置。
  6. 前記半導体放射線検出器の半導体結晶部材がCdTeである請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の核医学診断装置。
  7. 前記開閉装置がフォトモスリレーである請求項1,請求項4、ないし請求項6のいずれか1つに記載の核医学診断装置。
  8. 核医学診断装置の半導体放射線検出用電源において、
    直流電圧源と、
    被検体からの放射線を検出する半導体放射線検出器への平滑用コンデンサと、
    前記直流電圧源から前記コンデンサへ充電電流を通流する第1の定電流装置と、
    前記コンデンサからの放電電流を通流する第2の定電流装置と、
    前記第1の定電流装置と前記第2の定電流装置を接続する配線に接続される開閉装置とを備えた核医学診断用半導体放射線検出器の電源装置。
  9. 前記第1の定電流装置は、充電電流に対して順方向に接続した定電流ダイオードで構成し、前記第2の定電流装置は、放電電流に対して順方向に接続した定電流ダイオードで構成した請求項8に記載の核医学診断用半導体放射線検出器の電源装置。
  10. 前記第1の定電流装置は、第1のMOS−FETおよび該MOS−FETのソースに接続された抵抗器で構成し、
    前記第2の定電流装置は、第2のMOS−FETおよび該MOS−FETのソースに接続された抵抗器で構成した請求項8に記載の核医学診断用半導体放射線検出器の電源装置。
  11. 核医学診断装置の半導体放射線検出用電源において、
    直流電圧源と、
    被検体からの放射線を検出する半導体放射線検出器への平滑用コンデンサと、
    前記コンデンサの充電電流および放電電流を通流する第1の抵抗器と、
    前記コンデンサを充電および放電する際に前記第1の抵抗器に並列に接続される第2の抵抗器と、
    前記第2の抵抗器に直列に接続される第1の開閉装置と、
    前記第1の抵抗器と前記第1の開閉装置を接続する配線に接続される第2の開閉装置とを備えた核医学診断用半導体放射線検出器の電源装置。
  12. 前記第2の抵抗器は、
    前記コンデンサを充電する充電時間の後半及び、前記コンデンサを放電する放電時間の後半に前記第1の抵抗に並列に接続される請求項5に記載の核医学診断装置。


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