JP3697009B2 - 水域浄化装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、環境の改善や魚介類の養殖等に用いられる水域浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水域浄化装置としては、図9(縦断面図)に示すようなものがあり、水底22に設置された水平ダクト5の内部に、モーター3で駆動されるスクリュープロペラ1が、支持台4で支持されるようにして設けられている。そして、モータ3の電源20が、水面6の上方で、図示しない台船等に設けられ、同電源20からの給電ケーブル20aがモーター3に接続されるように延在している。
このような水域浄化装置では、スクリュープロペラ1からの水流9により所要水域内に水の流れを生起させて、淀みを無くし、自然の浄化作用が促進されるようになっている。
【0003】
また図10に示す従来の水域浄化装置では、水面6の上方で、図示しない台船等に搭載されたエア・コンプレッサー10からホース10aを介し水底の多孔ノズル部材21に送気されるようになっており、同ノズル部材21から発生する気泡群21aにより水中の酸素溶存量の増加がもたらされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のような従来の水域浄化装置では、図11に示す装置の場合、所要水域における水の流れが促進されるものの、水中の酸素溶存量を積極的に増加させることはできない。
【0005】
また、図12に示す装置では、多孔ノズル部材21から噴出する気泡群21aが水平方向に拡がることなく直ちに上昇してしまうため、広い水域の浄化のためには多数の多孔ノズル部材21の設置を必要とし、大幅なコスト高を招くことになる。
そこで本発明は、所要水域における水流の生起と、微細気泡群の水平方向への拡散とを効率よく行なえるようにした水域浄化装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明の水域浄化装置は、水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構とをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記スクリュープロペラのプロペラボス部からプロペラ翼に対応して放射状に突設された通気部材に装着されていることを特徴としている。
【0007】
上述の本発明の水域浄化装置では、回転駆動機構により駆動されるスクリュープロペラの作用で所要水域にほぼ水平方向に流れる水流が生起されるが、その際、同スクリュープロペラのプロペラボス部から放射状に突設された通気部材の多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、同通気部材の回転に伴い微細気泡に剪断されるので、上記スクリュープロペラから生じる水流に上記微細気泡が混入して遠方まで流れるようになり、広い範囲にわたり酸素溶存量が増加するようになって、水域浄化が効率よく促進されるようになる。
【0008】
また、本発明の水域浄化装置は、水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構とをそなえるとともに、上記スクリュープロペラを覆うようにほぼ水平に配置されたダクトと、同ダクトの中心軸線から放射状に配設されて上記スクリュープロペラからの水流を整流する整流翼とをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記整流翼に開口するように配設されたことを特徴としている。
【0009】
上述の本発明の水域浄化装置では、スクリュープロペラからの旋回流が、同スクリュープロペラを覆うダクトに放射状に設けられた整流翼で直線流に変換されて遠方まで届くようになるが、その際、上記整流翼自体に設けられた多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、上記直線流に満遍なく混入して、水域浄化作用が広い範囲にわたり効率よく行なわれるようになる。そして、上記整流翼は固定的に設けられるものであるから、同整流翼に付設された多孔質板付き空気噴出部への給気のための配管工事が容易になる利点もある。
【0010】
さらに、本発明の水域浄化装置は、水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構と、同回転駆動機構を覆うケーシングとをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記スクリュープロペラの近傍で上記ケーシングから放射状に突設された通気部材に装着されていることを特徴としている。
【0011】
上述の本発明の水域浄化装置のように、スクリュープロペラのプロペラ翼近傍で、同スクリュープロペラの回転駆動機構を覆うケーシングから放射状に突設された通気部材に多孔質板付き空気噴出部が設けられていると、上記スクリュープロペラの回転作動に伴い発生する水流へ上記多孔質板付き空気噴出部からの気泡が効率よく混入しながら破砕されて微細気泡となり、その気泡水流が遠方まで到達するようになって、水域浄化作用が的確に行なわれるようになる。
そして、この場合も上記通気部材が固定状態で設けられるので、エア・コンプレッサーから上記通気部材への配管工事が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施形態について説明すると、図1は本発明の第1実施形態としての水域浄化装置を示す縦断面図、図2は図1の装置の要部を拡大して示す縦断面図、図3は図2のA−A矢視断面図、図4は図2のB−B矢視断面図であり、図5は本発明の第2実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図、図6は図5の装置の正面図、図7は図5,6の装置における整流翼の作用を示す説明図、図8は本発明の第3実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図である。
【0013】
まず本発明の第1実施形態について説明すると、図1〜4に示すように、水面6の下方の水中で図示しない支持手段により支持されたダクト5がほぼ水平に設けられており、同ダクト5内には、支持台4で支持されたケーシング17内の回転駆動機構としてのモーター3で回転軸18を介し駆動されるスクリュープロペラ1が、同一中心軸線を有するように設けられている。
【0014】
なおダクト5の支持手段としては、図示しない台船等により支持索を介して懸吊する手段や、ダクト5に浮体を付設して、同ダクト5の浮上を抑制するシンカー付き係留索を設ける手段などが用いられる。
また、モーター3の図示しない電源も、水面6に浮かぶ浮体などに搭載され、同電源から給電ケーブルを介してモーター3への給電が行なわれる。
【0015】
本実施形態では、特にスクリュープロペラ1のプロペラボス2において、プロペラ翼と対応するように放射状に突出した4個の通気部材13が上流側に設けられている。そして、各通気部材13の後縁には、多孔質板付き空気噴出部14が設けられて、同空気噴出部14には、水面6の上方のエア・コンプレッサー10からホース10aおよび空気通路15a〜15dを介して圧縮空気が送られるようになっている。なお、ケーシング17とプロペラボス2との隙間では、リング状の空気通路15cが、図2,3に示すように、2重のリング状シール16の相互間に形成されている。
【0016】
上述の第1実施形態の水域浄化装置では、モーター3により駆動されるスクリュープロペラ1の作用で所要水域にほぼ水平方向に流れる水流9が生起されるが、その際、同スクリュープロペラ1のプロペラボス部2から放射状に突設された通気部材13の多孔質板付き空気噴出部14から噴出する気泡が、同通気部材13の回転に伴い微細気泡に剪断されるので、スクリュープロペラ1から生じる水流9に上記微細気泡が混入して遠方まで流れるようになり、広い範囲にわたり酸素溶存量が増加するようになって、水域浄化が効率よく促進されるようになる。
【0021】
次に本発明の第2実施形態について説明すると、図5,6に示すように、水面6の下方の水中で図示しない支持手段により支持されたダクト5がほぼ水平に設けられており、同ダクト5内には、支持台4で支持された回転駆動機構としてのモーター3で駆動されるスクリュープロペラ1が同一中心軸線を有するように設けられている。そして、ダクト5の支持手段としては、前述の第1実施形態と同様の手段が採用される。また、モーター3の図示しない電源も、前述と同様に設けられる。
【0022】
この第2実施形態では、ダクト5の後流側端部に、スクリュープロペラ1からの旋回流を直線流に変換する複数個の整流翼11が、同ダクト5の中心軸線から放射状に配設されている。すなわち、図7に示すように、スクリュープロペラの回転12に伴う旋回水流9が整流翼11に流入することにより、同整流翼11でダクト中心軸線の方向の直線流に変換されるようになっている。
【0023】
さらに、本実施形態では、図5に示すごとく、各整流翼11に多孔質板付き空気噴出部14が設けられていて、各空気噴出部14には水面上方のエア・コンプレッサー10からホース10aを介して圧縮空気が供給されるように構成されている。
【0024】
なお、ダクト5は、整流翼11を設けられるダクト端部へ向かって直径がしだいに減少するテーパー部5aを有しており、これによりスクリュープロペラ1の回転作動に伴ってダクト5から流出する水流が加速されるようになっている。
【0025】
上述の第2実施形態の水域浄化装置では、スクリュープロペラ1からの旋回流が、同スクリュープロペラ1を覆うダクト5に放射状に設けられた整流翼11で直線流に変換されて遠方まで届くようになるが、その際、整流翼11自体に設けられた多孔質板付き空気噴出部14から噴出する気泡が、前記直線流に満遍なく混入して、水域浄化作用が広い範囲にわたり効率よく行なわれるようになる。そして、整流翼11は固定的に設けられるものであるから、同整流翼11に付設された多孔質板付き空気噴出部14への給気のための配管工事が容易になる利点もある。
【0026】
次に本発明の第3実施形態について説明すると、図8に示すように、本実施形態の場合も水面6の下方の水中で図示しない支持手段により支持されたダクト5がほぼ水平に設けられており、同ダクト5内には、支持台4で支持されたケーシング17内の回転駆動機構としてのモーター3で回転軸18を介し駆動されるスクリュープロペラ1が、同一中心軸線を有するように設けられている。なお、ダクト5の支持手段としては、前述の第1実施形態と同様の手段が用いられ、またモーター3の図示しない電源も、前述と同様に設けられる。
【0027】
この第3実施形態では、特にケーシング17の外周部において、スクリュープロペラ1の近傍に、同ケーシング17から放射状に突出した複数の通気部材13aが設けられている。そして、各通気部材13aの後縁には、多孔質板付き空気噴出部14が設けられて、同空気噴出部14には、水面6の上方のエア・コンプレッサー10からホース10aおよび空気通路を介して圧縮空気が送られるようになっている。
【0028】
上述の第3実施形態の水域浄化装置では、スクリュープロペラ1のプロペラ翼近傍で、同スクリュープロペラ1の回転駆動機構としてのモーター3を覆うケーシング17から放射状に突設された通気部材13aに多孔質板付き空気噴出部14が設けられているので、スクリュープロペラ1の回転作動に伴い発生する水流へ多孔質板付き空気噴出部14からの気泡が効率よく混入しながら破砕されて微細気泡となり、その気泡水流9が遠方まで到達するようになって、水域浄化作用が的確に行なわれるようになる。そして、この場合も通気部材13aが固定状態で設けられるので、エア・コンプレッサー10から通気部材13aへの配管工事が容易になる。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の水域浄化装置によれば、次のような効果が得られる。
(1) スクリュープロペラのプロペラボス部から放射状に突設された通気部材の多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、同通気部材の回転に伴い微細気泡に剪断されるので、上記スクリュープロペラから生じる水流に上記微細気泡が混入して遠方まで流れるようになり、広い範囲にわたり酸素溶存量が増加するようになって、水域浄化が効率よく促進されるようになる。
(2) スクリュープロペラを覆うダクトに整流翼が放射状に設けられて、同整流翼に多孔質板付き空気噴出部が設けられる場合は、上記スクリュープロペラからの旋回流が上記整流翼で直線流に変換されて遠方まで届くようになるが、その際、上記整流翼自体に設けられた多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、上記直線流に満遍なく混入して、水域浄化作用が広い範囲にわたり効率よく行なわれるようになる。そして、上記整流翼は固定的に設けられるものであるから、同整流翼に付設された多孔質板付き空気噴出部への給気のための配管工事が容易になる利点もある。
(3) スクリュープロペラのプロペラ翼近傍で、同スクリュープロペラの回転駆動機構を覆うケーシングから放射状に突設された通気部材に多孔質板付き空気噴出部が設けられていると、上記スクリュープロペラの回転作動に伴い発生する水流へ上記多孔質板付き空気噴出部からの気泡が効率よく混入しながら破砕されて微細気泡となり、その気泡水流が遠方まで到達するようになって、水域浄化作用が的確に行なわれるようになる。そして、この場合も上記通気部材が固定状態で設けられるので、エア・コンプレッサーから上記通気部材への配管工事が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態としての水域浄化装置を示す縦断面図である。
【図2】 図1の装置の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図3】 図2のA−A矢視断面図である。
【図4】 図2のB−B矢視断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図である。
【図6】 図5の装置の正面図である。
【図7】 図5,6の装置における整流翼の作用を示す説明図である。
【図8】 本発明の第3実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図である。
【図9】 従来の水域浄化装置の一例を示す縦断面図である。
【図10】 従来の水域浄化装置の他の例を示す立面図である。
【符号の説明】
1 スクリュープロペラ
2 プロペラボス部
3 モーター(回転駆動機構)
4 支持台
5 ダクト
5a ダクトテーパー部
6 水面
9 水流
10 エア・コンプレッサー
10a ホース
11 整流翼
12 回転方向
13,13a 通気部材
14 多孔質板付き空気噴出部
15a〜15d 空気通路
16 リング状シール
17 ケーシング
18 回転軸
20 電源
20a 給電ケーブル
21 多孔ノズル部材
21a 気泡
22 水底
【発明の属する技術分野】
本発明は、環境の改善や魚介類の養殖等に用いられる水域浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水域浄化装置としては、図9(縦断面図)に示すようなものがあり、水底22に設置された水平ダクト5の内部に、モーター3で駆動されるスクリュープロペラ1が、支持台4で支持されるようにして設けられている。そして、モータ3の電源20が、水面6の上方で、図示しない台船等に設けられ、同電源20からの給電ケーブル20aがモーター3に接続されるように延在している。
このような水域浄化装置では、スクリュープロペラ1からの水流9により所要水域内に水の流れを生起させて、淀みを無くし、自然の浄化作用が促進されるようになっている。
【0003】
また図10に示す従来の水域浄化装置では、水面6の上方で、図示しない台船等に搭載されたエア・コンプレッサー10からホース10aを介し水底の多孔ノズル部材21に送気されるようになっており、同ノズル部材21から発生する気泡群21aにより水中の酸素溶存量の増加がもたらされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のような従来の水域浄化装置では、図11に示す装置の場合、所要水域における水の流れが促進されるものの、水中の酸素溶存量を積極的に増加させることはできない。
【0005】
また、図12に示す装置では、多孔ノズル部材21から噴出する気泡群21aが水平方向に拡がることなく直ちに上昇してしまうため、広い水域の浄化のためには多数の多孔ノズル部材21の設置を必要とし、大幅なコスト高を招くことになる。
そこで本発明は、所要水域における水流の生起と、微細気泡群の水平方向への拡散とを効率よく行なえるようにした水域浄化装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明の水域浄化装置は、水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構とをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記スクリュープロペラのプロペラボス部からプロペラ翼に対応して放射状に突設された通気部材に装着されていることを特徴としている。
【0007】
上述の本発明の水域浄化装置では、回転駆動機構により駆動されるスクリュープロペラの作用で所要水域にほぼ水平方向に流れる水流が生起されるが、その際、同スクリュープロペラのプロペラボス部から放射状に突設された通気部材の多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、同通気部材の回転に伴い微細気泡に剪断されるので、上記スクリュープロペラから生じる水流に上記微細気泡が混入して遠方まで流れるようになり、広い範囲にわたり酸素溶存量が増加するようになって、水域浄化が効率よく促進されるようになる。
【0008】
また、本発明の水域浄化装置は、水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構とをそなえるとともに、上記スクリュープロペラを覆うようにほぼ水平に配置されたダクトと、同ダクトの中心軸線から放射状に配設されて上記スクリュープロペラからの水流を整流する整流翼とをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記整流翼に開口するように配設されたことを特徴としている。
【0009】
上述の本発明の水域浄化装置では、スクリュープロペラからの旋回流が、同スクリュープロペラを覆うダクトに放射状に設けられた整流翼で直線流に変換されて遠方まで届くようになるが、その際、上記整流翼自体に設けられた多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、上記直線流に満遍なく混入して、水域浄化作用が広い範囲にわたり効率よく行なわれるようになる。そして、上記整流翼は固定的に設けられるものであるから、同整流翼に付設された多孔質板付き空気噴出部への給気のための配管工事が容易になる利点もある。
【0010】
さらに、本発明の水域浄化装置は、水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構と、同回転駆動機構を覆うケーシングとをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記スクリュープロペラの近傍で上記ケーシングから放射状に突設された通気部材に装着されていることを特徴としている。
【0011】
上述の本発明の水域浄化装置のように、スクリュープロペラのプロペラ翼近傍で、同スクリュープロペラの回転駆動機構を覆うケーシングから放射状に突設された通気部材に多孔質板付き空気噴出部が設けられていると、上記スクリュープロペラの回転作動に伴い発生する水流へ上記多孔質板付き空気噴出部からの気泡が効率よく混入しながら破砕されて微細気泡となり、その気泡水流が遠方まで到達するようになって、水域浄化作用が的確に行なわれるようになる。
そして、この場合も上記通気部材が固定状態で設けられるので、エア・コンプレッサーから上記通気部材への配管工事が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施形態について説明すると、図1は本発明の第1実施形態としての水域浄化装置を示す縦断面図、図2は図1の装置の要部を拡大して示す縦断面図、図3は図2のA−A矢視断面図、図4は図2のB−B矢視断面図であり、図5は本発明の第2実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図、図6は図5の装置の正面図、図7は図5,6の装置における整流翼の作用を示す説明図、図8は本発明の第3実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図である。
【0013】
まず本発明の第1実施形態について説明すると、図1〜4に示すように、水面6の下方の水中で図示しない支持手段により支持されたダクト5がほぼ水平に設けられており、同ダクト5内には、支持台4で支持されたケーシング17内の回転駆動機構としてのモーター3で回転軸18を介し駆動されるスクリュープロペラ1が、同一中心軸線を有するように設けられている。
【0014】
なおダクト5の支持手段としては、図示しない台船等により支持索を介して懸吊する手段や、ダクト5に浮体を付設して、同ダクト5の浮上を抑制するシンカー付き係留索を設ける手段などが用いられる。
また、モーター3の図示しない電源も、水面6に浮かぶ浮体などに搭載され、同電源から給電ケーブルを介してモーター3への給電が行なわれる。
【0015】
本実施形態では、特にスクリュープロペラ1のプロペラボス2において、プロペラ翼と対応するように放射状に突出した4個の通気部材13が上流側に設けられている。そして、各通気部材13の後縁には、多孔質板付き空気噴出部14が設けられて、同空気噴出部14には、水面6の上方のエア・コンプレッサー10からホース10aおよび空気通路15a〜15dを介して圧縮空気が送られるようになっている。なお、ケーシング17とプロペラボス2との隙間では、リング状の空気通路15cが、図2,3に示すように、2重のリング状シール16の相互間に形成されている。
【0016】
上述の第1実施形態の水域浄化装置では、モーター3により駆動されるスクリュープロペラ1の作用で所要水域にほぼ水平方向に流れる水流9が生起されるが、その際、同スクリュープロペラ1のプロペラボス部2から放射状に突設された通気部材13の多孔質板付き空気噴出部14から噴出する気泡が、同通気部材13の回転に伴い微細気泡に剪断されるので、スクリュープロペラ1から生じる水流9に上記微細気泡が混入して遠方まで流れるようになり、広い範囲にわたり酸素溶存量が増加するようになって、水域浄化が効率よく促進されるようになる。
【0021】
次に本発明の第2実施形態について説明すると、図5,6に示すように、水面6の下方の水中で図示しない支持手段により支持されたダクト5がほぼ水平に設けられており、同ダクト5内には、支持台4で支持された回転駆動機構としてのモーター3で駆動されるスクリュープロペラ1が同一中心軸線を有するように設けられている。そして、ダクト5の支持手段としては、前述の第1実施形態と同様の手段が採用される。また、モーター3の図示しない電源も、前述と同様に設けられる。
【0022】
この第2実施形態では、ダクト5の後流側端部に、スクリュープロペラ1からの旋回流を直線流に変換する複数個の整流翼11が、同ダクト5の中心軸線から放射状に配設されている。すなわち、図7に示すように、スクリュープロペラの回転12に伴う旋回水流9が整流翼11に流入することにより、同整流翼11でダクト中心軸線の方向の直線流に変換されるようになっている。
【0023】
さらに、本実施形態では、図5に示すごとく、各整流翼11に多孔質板付き空気噴出部14が設けられていて、各空気噴出部14には水面上方のエア・コンプレッサー10からホース10aを介して圧縮空気が供給されるように構成されている。
【0024】
なお、ダクト5は、整流翼11を設けられるダクト端部へ向かって直径がしだいに減少するテーパー部5aを有しており、これによりスクリュープロペラ1の回転作動に伴ってダクト5から流出する水流が加速されるようになっている。
【0025】
上述の第2実施形態の水域浄化装置では、スクリュープロペラ1からの旋回流が、同スクリュープロペラ1を覆うダクト5に放射状に設けられた整流翼11で直線流に変換されて遠方まで届くようになるが、その際、整流翼11自体に設けられた多孔質板付き空気噴出部14から噴出する気泡が、前記直線流に満遍なく混入して、水域浄化作用が広い範囲にわたり効率よく行なわれるようになる。そして、整流翼11は固定的に設けられるものであるから、同整流翼11に付設された多孔質板付き空気噴出部14への給気のための配管工事が容易になる利点もある。
【0026】
次に本発明の第3実施形態について説明すると、図8に示すように、本実施形態の場合も水面6の下方の水中で図示しない支持手段により支持されたダクト5がほぼ水平に設けられており、同ダクト5内には、支持台4で支持されたケーシング17内の回転駆動機構としてのモーター3で回転軸18を介し駆動されるスクリュープロペラ1が、同一中心軸線を有するように設けられている。なお、ダクト5の支持手段としては、前述の第1実施形態と同様の手段が用いられ、またモーター3の図示しない電源も、前述と同様に設けられる。
【0027】
この第3実施形態では、特にケーシング17の外周部において、スクリュープロペラ1の近傍に、同ケーシング17から放射状に突出した複数の通気部材13aが設けられている。そして、各通気部材13aの後縁には、多孔質板付き空気噴出部14が設けられて、同空気噴出部14には、水面6の上方のエア・コンプレッサー10からホース10aおよび空気通路を介して圧縮空気が送られるようになっている。
【0028】
上述の第3実施形態の水域浄化装置では、スクリュープロペラ1のプロペラ翼近傍で、同スクリュープロペラ1の回転駆動機構としてのモーター3を覆うケーシング17から放射状に突設された通気部材13aに多孔質板付き空気噴出部14が設けられているので、スクリュープロペラ1の回転作動に伴い発生する水流へ多孔質板付き空気噴出部14からの気泡が効率よく混入しながら破砕されて微細気泡となり、その気泡水流9が遠方まで到達するようになって、水域浄化作用が的確に行なわれるようになる。そして、この場合も通気部材13aが固定状態で設けられるので、エア・コンプレッサー10から通気部材13aへの配管工事が容易になる。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の水域浄化装置によれば、次のような効果が得られる。
(1) スクリュープロペラのプロペラボス部から放射状に突設された通気部材の多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、同通気部材の回転に伴い微細気泡に剪断されるので、上記スクリュープロペラから生じる水流に上記微細気泡が混入して遠方まで流れるようになり、広い範囲にわたり酸素溶存量が増加するようになって、水域浄化が効率よく促進されるようになる。
(2) スクリュープロペラを覆うダクトに整流翼が放射状に設けられて、同整流翼に多孔質板付き空気噴出部が設けられる場合は、上記スクリュープロペラからの旋回流が上記整流翼で直線流に変換されて遠方まで届くようになるが、その際、上記整流翼自体に設けられた多孔質板付き空気噴出部から噴出する気泡が、上記直線流に満遍なく混入して、水域浄化作用が広い範囲にわたり効率よく行なわれるようになる。そして、上記整流翼は固定的に設けられるものであるから、同整流翼に付設された多孔質板付き空気噴出部への給気のための配管工事が容易になる利点もある。
(3) スクリュープロペラのプロペラ翼近傍で、同スクリュープロペラの回転駆動機構を覆うケーシングから放射状に突設された通気部材に多孔質板付き空気噴出部が設けられていると、上記スクリュープロペラの回転作動に伴い発生する水流へ上記多孔質板付き空気噴出部からの気泡が効率よく混入しながら破砕されて微細気泡となり、その気泡水流が遠方まで到達するようになって、水域浄化作用が的確に行なわれるようになる。そして、この場合も上記通気部材が固定状態で設けられるので、エア・コンプレッサーから上記通気部材への配管工事が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態としての水域浄化装置を示す縦断面図である。
【図2】 図1の装置の要部を拡大して示す縦断面図である。
【図3】 図2のA−A矢視断面図である。
【図4】 図2のB−B矢視断面図である。
【図5】 本発明の第2実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図である。
【図6】 図5の装置の正面図である。
【図7】 図5,6の装置における整流翼の作用を示す説明図である。
【図8】 本発明の第3実施形態としての水域浄化装置の要部を示す縦断面図である。
【図9】 従来の水域浄化装置の一例を示す縦断面図である。
【図10】 従来の水域浄化装置の他の例を示す立面図である。
【符号の説明】
1 スクリュープロペラ
2 プロペラボス部
3 モーター(回転駆動機構)
4 支持台
5 ダクト
5a ダクトテーパー部
6 水面
9 水流
10 エア・コンプレッサー
10a ホース
11 整流翼
12 回転方向
13,13a 通気部材
14 多孔質板付き空気噴出部
15a〜15d 空気通路
16 リング状シール
17 ケーシング
18 回転軸
20 電源
20a 給電ケーブル
21 多孔ノズル部材
21a 気泡
22 水底
Claims (3)
- 水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構とをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記スクリュープロペラのプロペラボス部からプロペラ翼に対応して放射状に突設された通気部材に装着されていることを特徴とする、水域浄化装置。
- 水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構とをそなえるとともに、上記スクリュープロペラを覆うようにほぼ水平に配設されたダクトと、同ダクトの中心軸線から放射状に配置されて上記スクリュープロペラからの水流を整流する整流翼とをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記整流翼に開口するように配設されたことを特徴とする、水域浄化装置。
- 水中でほぼ水平方向に水流を発生するように設けられたスクリュープロペラと、同プロペラの回転駆動機構と、同回転駆動機構を覆うケーシングとをそなえ、上記水流に微細気泡を多量に混入すべく配置された多孔質板付き空気噴出部と、同空気噴出部へ送気管を介し圧縮空気を送るエア・コンプレッサーとが設けられて、上記多孔質板付き空気噴出部が、上記スクリュープロペラの近傍で上記ケーシングから放射状に突設された通気部材に装着されていることを特徴とする、水域浄化装置。
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