JP3696697B2 - 衝撃吸収エアバック用排気弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は衝撃吸収エアバック用排気弁、さらに詳細にはエアバックから外れることによって前記エアバック内の気体を良好に排出できるようにした衝撃吸収エアバック用排気弁に関する。
【0002】
【従来技術】
たとえば自動車のレース場において客席とコースを区分するフェンスあるいはコースの曲がり角において自動車が衝突してもコース外へ飛び出さないように衝撃吸収用のクッションが置かれている。
【0003】
このような衝撃吸収用のクッションは、従来、基本的に水や砂が充填されたコンテナより成っている。そして衝撃吸収コンテナの後方にはコンテナを固定するための重量物を設置したり、フェンスのコース側に設置して自動車の衝突に備えている。このため自動車が衝突したときに、前記コンテナの水層又は砂により衝撃を緩和し、前記コンテナが破裂することにより衝突した自動車に反作用を生じないような構造になっている。
【0004】
しかしながら上述のような水あるいは砂を使用した衝撃吸収コンテナは、衝撃吸収性が充分ではなく、水の給排水、砂の充填を行うことから重量があり、設置及び撤収が困難であるという欠点がある。
【0005】
このような問題点を解決するために、気体で膨張可能なエアバックを衝撃吸収用に使用することもできる。この場合、自動車が衝突したときに前記エアバックより気体を排出することによって、気体層と気体の排出抵抗によって衝撃が吸収されるようになっている。前述のようなエアバック用の排気弁としては、衝撃を速やかに感知し、衝撃に応じた充分な排出速度が必要となる。気体の排出速度が制限されてしまうと充分に衝撃を緩和できず自動車がリバウンドしてしまう恐れがある。
【0006】
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、気体の排出が迅速に行える寸法自由で製作容易かつ安価な衝撃吸収用排気弁を提供することを目的とする。
【0007】
【問題点を解決するための手段】
上述の問題点を解決するため、本発明による衝撃吸収エアバック用排気弁は、気体によって膨張したエアバックが圧縮されることによって前記気体を排出する衝撃吸収エアバック用排気弁であって、前記排気弁は前記エアバック本体の排気口に設けられたフランジと調圧弁とよりなり、前記フランジと調圧弁はO−リングに噛合することによって接続されており、前記調圧弁は前記エアバックの内圧が所定圧以上になったときに前記噛合が解除されて脱落するようになっていることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、自動車などの衝突の衝撃が急激に衝撃吸収エアバックに負荷された場合、エアバックが圧縮される結果、排気弁の調圧弁が外れて、エアバックの排気口から気体が速やかに排出されることになる。このため、前記衝撃を気体層、さらに気体が排出されることによって緩和でき、加えて気体が排出されるため衝突した自動車が衝突方向と反対方向にバウンドすることがないという利点がある。加えて、気体が充填されて膨張させるものであることから、設置が容易である。また、撤収するときにも前記気体を排出して、折り畳むなどして、運搬保存が可能である。
【0009】
【実施例】
図1は本発明による衝撃吸収エアマットの一部側面図及び一部断面図であるが、これらの図より明らかなように、衝撃吸収エアバックは、空気が充填されるエアバック1を備えている。このエアバック1は、この実施例においては複数の気室11、12、13、14、15に分割されており、それぞれの気室11、12、13、14、15にはそれぞれ排気弁2が設けられている。この実施例においては排気弁は側面に備えられているが、上部であってもよく、また上部及び側面の両方に備えてもよい。さらにこの実施例においては、前記気室11、12、13、14、15は相互に連通するように連通穴16が設けられた構造になっているが、上述のような連通穴16は、本発明において設けなくともよく、それぞれの気室11、12、13、14、15は独立したものであってもよい。
【0010】
また、エアバック1には気体を注入するための気体注入弁3を有している。
【0011】
さらに、前記エアバック1には気密ジッパ4が前記気室の境界に設けられており、衝撃吸収エアバックを撤収するときに、この気密ジッパ4を開放することにより速やかに気体を外部に排出可能になっている。
【0012】
このような本発明による排気弁2は、図2に示すようにエアバック1の排気口17の周縁に接着剤などによって取り付けられたフランジ21を有しており、このフランジ21の周方向内側先端部はO−リング22と噛合するようなフランジ噛合溝211が設けられている。一方、このフランジ21と組み合わされる調圧弁23の周方向外側先端部にも前述のO−リング22と噛合する調圧弁噛合溝221が形成されており、前記O−リング22とこれらのフランジ噛合溝211および調圧弁噛合溝231が噛合することによって、前記フランジ21と調圧弁23は結合されるようになっている。
【0013】
前述の調圧弁23の調圧弁噛合溝231はエアバック1の内側方向に前記O−リング22と噛合するための下部突起232を有しているが、この下部突起232の形状を調整することによって、前記調圧弁23の脱落圧力を制御可能である。
【0014】
また、前記調圧弁23の中央部には安全弁24が設けられており、エアバック1内が過圧になったときには、前記安全弁24よりエアバック1内の気体を逃すようになっている。
【0015】
衝撃エアバックを使用するに当たっては、前記エアバック1の衝撃側と反対側に重量物6を設ける、あるいは固定されたフェンスの前に前記エアバック1を設置する。
【0016】
衝撃吸収バックの膨張は気体注入弁3を介して行うことができ、極めて容易に行うことができる。この際、過剰の気体が注入された場合には調圧弁23に設けられた安全弁24より前記過剰な気体を逃がすようになっている。
【0017】
前記衝撃エアバックに自動車が衝突した場合、エアバック内に充填された気体によって、まずその衝撃が吸収される。さらに圧力が付加されると調圧弁噛合溝231の周縁の下部突起232は、フランジ21のO−リング溝211にO−リングを押し広げるように作用し、遂には排気弁2のフランジ21と調圧弁23は外れることになり、調圧弁23は脱落することになる。このため、エアバック1の排気口17が開放されることになり、エアバック1内の気体は速やかに排出される。
【0018】
エアバック1内の気体が排出されることによって、衝突の衝撃がさらに吸収されると共に、気体層の反発力によって衝突した自動車が後方(衝突方向と反対方向)にリバウンドする力を抑制することになる。
【0019】
この場合、エアバック本体1の気室が一つである場合、前記衝撃あるいは自動車のエッジなどで気室を破壊してしまったとき、前記衝撃吸収バックは形状を保持することはできないことになるが、相互に連通または連通していない独立の複数の気室11、12、13、14、15を設けることにより、一つが破壊されても、他の気室で形状を保持することができ、より衝撃吸収性が良好になる。
【0020】
本発明の説明においては、主にレース場などにおける衝撃吸収に付いて説明したが、たとえばパラシュートで物料を降下させる場合に衝撃吸収エアバックの排気弁として、あるいは高所より飛び降りるときの衝撃吸収用エアバックの排気弁としても使用できる。すなわち、衝撃を吸収し、かつリバウンドさせないような衝撃吸収用のエアバックの排気弁として広く使用可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による衝撃吸収エアバック用排気弁によれば、自動車などの衝突の衝撃が急激に衝撃吸収エアバックに負荷された場合、エアバックが圧縮される結果、排気弁の調圧弁が外れて、エアバックの排気口から気体が速やかに排出されることになる。このため、前記衝撃を気体層、さらに気体が排出されることによって緩和でき、加えて気体が排出されるため衝突した自動車が衝突方向と反対方向にバウンドすることがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】排気弁の断面図。
【図2】衝撃吸収エアバックの一部切り欠き側面図。
【符号の説明】
1 エアバック
17 排気口
2 排気弁
21 フランジ
211 フランジ噛合溝
22 O−リング
23 調圧弁
231 調圧弁噛合溝
232 下部突起
24 安全弁

Claims (1)

  1. 気体によって膨張したエアバックが圧縮されることによって前記気体を排出する衝撃吸収エアバック用排気弁であって、前記排気弁は前記エアバック本体の排気口に設けられたフランジと調圧弁とよりなり、前記フランジと調圧弁はO−リングに噛合することによって接続されており、前記調圧弁は前記エアバックの内圧が所定圧以上になったときに前記噛合が解除されて脱落するようになっていることを特徴とする衝撃吸収エアバック用排気弁。
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