JP3696254B2 - インプラント用保持部品及びインプラントを保管するアンプル - Google Patents
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Description
本発明は、ねじ式又は円筒状のインプラント用の保持部品に関する。第1の形態のインプラントは、インプラント頭部に軸方向に伸びる内ねじ付きの穴(中空部)を有する。穴の口部は、インプラントの上端部を形成するインプラント肩部に囲まれている。第2の形態のインプラントは、インプラント肩部上に突出して内ねじ部を有するセグメント備えている。このセグメントは、多角形又は円錐状の外形部を有する。このようなインプラントは、例えば、歯科の分野又は骨を扱う外科の分野で利用されている。インプラントは、骨に準備された収容穴に、ねじ込み又は押し込まれるものである。これは、収容穴が内ねじを有するか、又はインプラントがタッピングねじを有するか、若しくはまったくねじを備えていないかによって異なる。さらに、本発明は、インプラントを保管するアンプル(容器)に関する。
保持部品は、外科手技の前に準備するためにインプラントの数ある製造段階で用いられ、またインプラントの最中にも直接利用できるものである。本発明の主たる適用分野は、例えば必要な外科的手術を殺菌状態で行なうことの理由から、インプラントが少なくとも直接に手で保持されてはならない分野及びインプラントを安全に保持することが必要な分野である。
保持部品はまた、インプラントを搬送し保管するために用いられる特別なアンプルの内側で使用することができる。外科的手術中、インプラントは、取り付けられた器具を用いて、殺菌状態でアンプルから取り出される。また、この器具を用いて、インプラントは骨の収容穴に挿入できる。手術が殺菌状態で行なわれることを保証するために、アンプルは、手術に供されるまで、別のカプセル内に保管される。
従来の技術
上述した第1の形態のインプラントが、例えば、SCHROEDER/SUTTER/KREKELER(口腔インプラント歯科学、Georg Thieme Verlag Stuttgart and New York, 第2版、1996年、124頁−143頁)の研究論文及びWO−A−96 19947に記載されている。第2の形態のインプラントは、インプラント肩部の上方に突出する外側セグメントを有し、例えば、WO−A−91 10410及びUS−A−5,538,428に記載されている。これらのインプラントを取り扱うために、種々の操作部品が利用され、インプラントは固定的又は非固定的な状態で保持される。
殺菌状態を維持しなければならないアンプルに関して、このアンプルは2つの形態に分類できる。第1の形態において、アンプルに保管されたインプラントはカバーに接続される。このカバーは、ねじ込み器具と同時に直接又は間接的に機能し、インプラントにねじ込むためにも利用される。US−A−5,312,254及びUS−A−5,538,428より、カバーとインプラントとを接続し、回転ねじ運動を伝達する部品を用いることが知られている。US−A−5,062,800には、カバーがねじ込み器具の連結部品を兼ねているアンプルが開示されている。これらのアンプルは、上述した器具部品が通常は使い捨てであるために、極めて高価である。また、これらのアンプルを取り扱うには比較的多数の動作が必要であるし、外ねじ器具が必要である。最後に、インプラントがねじカバー又は連結部品により十分な信頼性をもって保持されるか否か疑わしい。
第2の形態の場合、アンプルに配置されたインプラントは外部の器具によって保持されてねじ込まれることが必要である。本発明は、この形態のアンプルに関する。EP−B−0 231 730は一つの変形例を開示しており、そこではインプラントがスリーブ内に配置され、インプラントヘッドがスリーブの端部から突出してそこを閉じている。スリーブは、くびれと内ねじ部を有するガラス製のアンプルに固定される。インプラントヘッドはスプリングによって支持され、スリーブは複数のくびれの内側に固定され、一つくびれがスリーブの底部を部分的に閉じている。好適な外部器具がインプラントを保持するために利用され、アンプル自身の上にはアンプルからインプラントを取り出してインプラントする場所に運ぶのを容易にするための手段は何も設けられていない。
この種の殺菌状態のアンプルは、SCHROEDER/SUTTER/KREKELER, loc. cit. 219頁−221頁に開示されている。カプセル状のアンプルは、取り外し自在のカバーと、長手方向軸に垂直に伸びて上記カバーに接近した仕切り壁とを有する。この仕切り壁には軸方向の通路が形成されており、そこにはベアリング環が設けられる。このベアリング環には、インプラントの頭部が配置され、インプラントの先端がアンプル内に突出している。インプラントを保持するために、固定用のねじ込み器具が取り付けられ、その溝付き心棒が軸方向のねじ穴にねじ込まれる。この穴は盲穴で、インプラント頭部に存在する。ねじ込み器具にねじ込まれると、インプラントはアンプルから取り出される。次に、インプラントは骨の穴に配置され、ねじ込み器具にスパナが取り付けられる。最後に、インプラントとねじ込み器具との間の固定具は再び解放されなければならず、これによりねじ込み器具が外せる。この取り扱い法は、外科手術の際に、多数の操作、複数の器具、特別な注意と技量が必要である。インプラントが骨に挿入される間に取り付けられる器具は、インプラントの全製造プロセス中の取り扱い部材として適当なものでなく、別のホルダがそのために使用されなければならない。
本発明の目的
上述した2つの形態のインプラントを保持するために今日まで利用されている装置の上記欠点に鑑み、本発明の課題はそのような装置を改善することである。上記インプラントと保持部品との間の接続が、製造段階で更に効果的に行なわれること、広く利用でき且つ信頼性を高めること、そして最終的には容易に解放できるようにすることが望ましい。外科手術の準備段階及び手術中、使用するインプラントが常に信頼性を持って案内され、緩まず、制御不能とならず、衛生面での要求が満足されることを保証する必要がある。保持部品は、付属のねじ込み器具を用いて、アンプルから容易に取り出すことができ、骨にインプラントを挿入できるようにすべきである。アンプルに関し、インプラントが容易に保持でき、簡単に取り出すことができ、簡単に取り付けできるねじ込み器具を用いて衛生的にそれらが行なわれるようにする。インプラントが適正にアンプルから取り出されると、インプラントとアンプルとの接触する危険は原則的に排除され、骨内インプラント表面が汚染又は損傷するのを防止する。アンプルは従来の、保管及び搬送用の従来の外部カプセルに挿入することもできる。また、材料の保存及び費用対効果を考慮して、アンプルを使い捨ての製品として製造することができる。
発明の概要
保持部品は、スリーブ部と、スリーブ部とを介して突出して所定範囲で軸方向に移動できる回転自在なねじ部とを有する。スリーブ部は、底部に円筒状の肩部を有する。この肩部は、下方に向けられてインプラント肩部に対応した係合肩部を有する。上方に向けられた外側多角形セグメントは、肩部の上方に伸びている。ねじのシャフトが通過できる軸方向穴は、スリーブ部を貫通して伸びている。軸方向の穴は内ねじ部を有するのが好ましい。
ねじ部は下部のねじシャンクと、隣接する固定部と、外部多角形を備えた上部の伸張部とを有する。ねじ軸は、自由端部に位置する外ねじ部と、円筒部に分かれる。第1と第2の円筒状カラーの間で、固定部は環状の溝を有する。スリーブ部とねじ部が組み合わされて保持部品を形成すると、ねじシャンクの外ねじ部がまず内ねじ部にねじ込まれ、外ねじ部がスリーブ部の係合肩部上に突出し、ねじシャフトの円筒部が内ねじ部の内側に位置する。このようにして組み合わされると、スリーブ部は、外ねじ部とこれに対向する第1のカラーとの間を軸方向に移動できる。
保持部品がインプラントにねじで結合されると、スリーブ部の係合肩部が対応する形のインプラント肩部に載り、第1のカラーが外側多角形セグメントに載る。ねじシャフトの外ねじ部はインプラント頭部の内ねじ部に係合する。
ねじの伸張部の外側多角形部は、主として保持部品を保持するために利用され、直に接触することなくアンプルからインプラントを取り出すために、また、使用場所でインプラントを移動するために、さらに使用場所にインプラントを埋め込むために、ねじ込み器具によって、インプラント頭部に接続されている。ねじの固定部にも受けた環状溝は、特に、保持部品に支持されたインプラントをアンプルの中で解放自在に且つ吊り下げ状態で保持するために、アンプルの固定部に係合する。スリーブの外側多角形セグメントは、インプラントにねじ連結されていた保持部品を解放する際の解放スパナの取り付け用に設けられている。
保持部品がインプラントの製造の際に出来るだけ早い段階でインプラント頭部に取り付けられると、保持部品はインプラントを処理するための操作部材の取り付け用器具として利用される。これにより、製造中でもインプラントの取り扱いが容易になる。
保持部品は、インプラントの製造時に該インプラントに連結され、以下の機能が付与される。
a) 後の製造においてインプラントを保持する機能
b) インプラントをアンプル内に保持する機能
c) インプラントを骨に埋め込むためのねじ込み器具の取り付け機能
骨へのインプラントの挿入が完了すると、使用したねじ込み器具は伸張部から引き出すことができる。インプラント肩部に固定的に設けられたスリーブ部は、解放スパナで解放され、ねじがインプラント頭部の内ねじ穴から取り出され、保持部品がインプラントから分離される。
原則として円筒状のアンプルの設計上の特徴は、側部において開放しており、インプラントを直接又は間接的に保持する固定部を備えていることである。インプラントをアンプルから取り出す場合、それは横方向に引き出される。好適な実施形態では、固定部はインプラントヘッドに連結された保持部品に係合しており、そのためにインプラントは保持部材に支持されてアンプルの壁と接触することがない。ねじ込み器具又はねじ込み器具用アダプタは保持部品の自由伸張部に直接取り付けられ、そのねじ込み器具又はアダプタによって、インプラントは接触することなくアンプルから取り出せる。アンプルは、従来の外ねじカプセルに挿入できる。
本発明の保持部品は、インプラントの製造及び埋め込みの際における、このインプラントの取り扱いを簡単にするものである。インプラントは、保持部品に保持され、操作部材とねじ込み器具が問題無く取り外しできる。保持部品との組み合わせにおいて、アンプルはインプラントと同一の材料で構成する必要はないし、インプラント材料からなる保護挿入物を含む必要もない。インプラント表面の汚染と損傷の危険は、本発明に係るアンプルの形状と保持部品によってインプラントがアンプル内で吊り下げ支持されることにより大幅に軽減される。また、アンプルが外側カプセルから取り出されると、長手方向軸の外側に重心があるので、操作テーブルで衛生面上で素早く停止し、転動することがない。最後に、アンプルは、固定部の反対に位置する立ち部により、インプラントと一緒に、安定的に置かれ、器具の取り付けが容易に行なえる。
添付図面の簡単な説明
添付図面を参照して、2種類のインプラントと該インプラントを保管するアンプルに関し、本発明に係る保持部品の具体的な実施の形態を詳細に説明する。最後に、本発明の改良例について説明する。
図1Aは、中身の詰まったねじの形をしたインプラントの第1の形態を示す断面図。
図1Bは、中空円筒体の形をしたインプラントの第1の形態を示す断面図。
図1Cは、中空円筒体の形を有し且つインプラント頭部を傾斜させたインプラントの第1の形態の断面図。
図1Dは、中身の詰まったねじの形をしたインプラントの第2の形態を示す断面図。
図2Aは、図1Aから図1Cに係る第1の形態のインプラント用の、スリーブ部を有する形態の保持部品の斜視図。
図2Bは、図2Aに示す保持部品の一部を断面で表した正面図。
図2Cは、図2Aに示す保持部品の一部を断面で表した斜視図。
図3Aは、図1Aのインプラントに連結された、図2Aの保持部品の一部を断面で表した斜視図。
図3Bは、図1Dの第2の形態のインプラントに連結された、第2の形態のスリーブ部を有する保持部品の一部を断面で表した斜視図。
図4Aは、固定部の外側を示す本発明のアンプルの斜視図。
図4Bは、固定部の内側を示す本発明のアンプルの斜視図。
図4Cは、固定部の内部を示す図4Aのアンプルの斜視図。
図4Dは、固定部の外側を示す図4Aのアンプルの平面図。
図5は、図4Aのアンプルと、図2Aの第1の形態のスリーブ部を有する保持部品と、図1Aの第1の形態のインプラントとを有し、外側カプセルに囲まれたアンプルの長手方向断面図。
図6Aは、公知のラチェットアダプタの一部を断面で表した斜視図。
図6Bは、図6Aのラチェットアダプタの一部を断面で表した斜視図。
図7は、公知のねじを外すスパナの斜視図。
図8Aから図8Jは、図1Aに係る第1の形態のインプラントを有し、インプラントを骨に挿入する図2Aの保持部品を有する、図5の外側カプセル内に設けたアンプルの取り扱い操作を示し、
図8A(第1工程)は、保持部品に保持され、閉鎖された外側カプセルに囲まれたインプラントを有する図5のアンプルの初期状態を示し、
図8B(第2工程)は、閉鎖カバーを取り除くことにより外側カプセルを開放する状態を示し、
図8C(第3工程)は、外側カプセルからアンプルを取り出す状態を示し、
図8D(第4工程)は、保持部品に取り付けられる別のねじ込み器具用のアダプタを準備する状態を示し、
図8E(第5工程)は、ラチェットアダプタ又はモータ駆動の歯科用アングルハンドピースを用いて保持部材に取り付けたインプラントを取り除く状態を示し、
図8F(第6工程)は、保持部品と取り付けたラチェットアダプタとインプラントを骨に挿入する状態を示し、
図8G(第7工程)は、ラチェットとガイドスパナ又はアングルハンドピースを用いてインプラントを骨にねじ込む状態を示し、
図8H(第8工程)は、インプラントのねじ込みが完了した後にラチェットアダプタからガイドスパナを取り除く状態を示し、
図8I(第9工程)は、図7のねじを外すスパナを保持部品にこれを解放するために近づける状態を示し、
図8J(第10工程)は、インプラント頭部からねじを外す保持部品を取り除く状態を示す図である。
実施の形態
以下の記述は、以下に述べる本願発明の全体に適用されるものである。図面を簡略化するために、直接関連する記載に説明されていない符号を図面が含む場合、それ以前の図面の説明に述べられた記述を参考にする。また、後の図面で繰り返し表されている構成要素の符号は、それが繰り返し述べられている構成要素であることが図面から明らかである限り、同一の構成要素を表す。
図1A
本図において、第1の形態のインプラント1は、中味の詰まったねじの形をしており、上部にインプラント頭部10を有する。インプラント頭部10は、トランペット状に拡大されており、上端部に円錐状のインプラント肩部11を有する。インプラント肩部11は、円錐状穴12を囲っている。この穴12は、インプラント肩部11で外側に向かって広がった状態で開放されている。また、ねじ付き穴14は、穴13の底部から更に下方に伸びている。舌状の端部に向かって、外ねじ溝16を有するルート部(根部)15はインプラントチップ17で終わっており、骨に挿入されるべくインプラント頭部10の下まで伸びている。ねじ付き穴14は、接合部(図示せず)のねじ付き部分を収容するために利用される。他方、円錐状の穴12は、当該接合部の円錐状ノーズ部(鼻部)を収容するために利用される。通常、インプラント1は、チタニウムからなり、骨との一体化を促進するための特別な表面構造を備えたインプラントケーシング18を備えている。
図1Bと1C
図1Bのインプラントは中空円筒体であり、そのルート部15が中空である。また、インプラントケーシング18には、骨との一体化を図るための複数の孔19が外周部に連続して設けてあり、これにより再生する骨が孔19内で成長し、骨に固定的に定着される。中空円筒体は外ねじ溝を備えていないが、インプラントケーシング18の外側に特別な表面構造を備えている。図1Cのインプラント1は、図1Bに示す中空円筒体と異なり、インプラント頭部10がルート部15に対して傾斜している。
図1D
本発明に係る第2の形態の単一部材からなるインプラント1’は、例えば、中味の詰まったねじの形をしており、インプラント頭部10’の状態が図1Aの形態と違っている。第2の形態では、円錐状の穴12、中空の底部13、及びねじ付きの穴14が存在しない。しかし、第1の形態と同様に、インプラント肩部11’、ルート部15’、外ねじ溝16’、インプラントチップ17’、及びインプラントケーシング18’は存在する。円錐状の穴12の内部形状に代えて、第2のインプラント1’は雄セグメント12’を有する。この雄セグメント12’は、インプラント肩部11’の上方に突出し、インプラント1’の中心軸に沿って該インプラント1’から現れており、インプラント1’から離れる方向に向かって円錐状に先細るテーパ状としてある。多角形の形をした回転非対称の外形部13’は、別の付属部品を位置決めするためにセグメント12’上に存在している。回転非対称な外形部13’は、インプラント肩部11’の移行部に設けるのが好ましい。別のインプラント付属品用に、セグメント12’は軸方向のねじ付き穴14’を有する。
図2Aから2C
図示する保持部品100は、円錐状の穴12を有する形式のインプラント1のものである。スリーブ部102と、該スリーブ部102を貫通して突出すると共に所定量だけ軸方向に移動自在な回転自在ねじ部101とは、保持部品100の2つの構成部分を形成している。底部において、スリーブ部102は円筒状の肩部160を有する。この肩部160は、インプラント肩部11に対応した形を有し、下方に向かって伸びる係合肩部161を備えている。外側の多角形セグメント170は、肩部160から下方に向かって軸方向に伸びている。軸方向の穴162は、ねじ101のシャフト130が通る内部ねじ付き部163を備えており、スリーブ部102を貫通している。
ねじ付きシャフト130は、固定部110に隣接している。固定部110は伸張部120に隣接している。伸張部120は、上端部で終わっており、外部多角形121を有する。ねじ付きシャフト130は、自由端部の外ねじ部131と、円柱部132とに分けられる。固定部110は、第1の円筒状のカラー114と、第2の円筒状カラー118を有し、これらカラーの間には小径の円筒部116を有する。カラー114、118は、ねじ付きシャフト130の径よりも大きくしてある。円筒部132と第1のカラー114との間の移行部には、円錐状の肩部113が形成されている。この肩部113は、外側の多角形セグメント170の円錐状上部肩部171を軸方向から係合して支持する円形に形成されている。環状の肩部115、117は円筒部116と第1及び第2のカラー114、118の間の移行部に形成されている。円筒部116は、2つの隣接する環状肩部115、117と共に、保持部品100の固定部110を形成している。木栓状の伸張部120は、回転非対称の外形を有する外側多角形部121を有する。この多角形部121の上には、例えばねじ込み式の器具を取り付けることができる。外側多角形部121と採用される器具との連結がきつくなるのを防止するために、伸張部123には半径方向の溝123が第2のカラー118と外側多角形部170との間に存在し、この溝123にはOリング等の連結部材が配置される。
スリーブ部102とねじ部101とを組み合わせて保持部品100を形成するために、ねじシャフト130の外ねじ部131は、内ねじ部163にねじ込まれる。これにより、外ねじ部131は、スリーブ部102の係合肩部161を超えて突出し、ねじシャフト130の円筒部132が内ねじ部163の内側に存在する。このように組み合わせることにより、スリーブ部102は、外ねじ部131とこれに対向する第1のカラー114との間を軸方向に移動できる。
図3A
保持部品100は、インプラント1にねじ連結される。この場合、第1の形態のインプラント1は、対応する第1の形態の保持部品100に連結される。すなわち、スリーブ部102の肩部160の係合肩部161がインプラント肩部11に合わされ、第1のカラー114の円錐状肩部113が外側多角形セグメント170のサポート肩部171に載る。ねじ101のねじシャフト130の外ねじ部131がインプラント頭部10のねじ付き穴14に係合する。また、ねじシャフト130の円筒部132がスリーブ部102の内側で内ねじ部163を貫通する。
図3B
この図において、インプラント肩部11’上に突出する雄セグメント12’を有する第2の形態のインプラント1’は、対応する第2の形態の保持部品100’に連結される。セグメント12’を肩部160’に収容するために、この肩部160’は第1の形態に比べて長くしてあり、スリーブ部102’を通過する軸方向の穴162’は肩部160’の領域で拡大されている。この構成は図3Aの構成に類似しており、スリーブ部102’の肩部160’の係合肩部161’はインプラント肩部11’に合い、第1のカラー114の円錐状肩部113は外側多角形セグメント170’のサポート肩部171’に載っている。ねじ101のねじシャフト130の外ねじ部131は内ねじ部14’と係合しており、セグメント12’からインプラント頭部部10’に伸びている。ねじシャフト130のねじ無し円筒部132は、スリーブ102’の内部で内ねじ部163’を貫通している。
保持部品100,100’は、インプラント1、1’に該インプラントの製造中に素早く連結される。その結果、保持部品100、100’は、インプラントの製造中でさえも、操作部材を該保持部材に取り付ける手段を提供し、インプラントを装置内に配置する際の支持部材として用いられる。伸張部120と固定部110は操作部材の取り付けに適している。スリーブ部102、102’はインプラント1、1’上に配置されるので、これらは同一材料(例えば、チタニウム)で作るのが好ましい。他方、ねじ101の材料としては、ステンレス鋼が推奨される。
図4Aから4D
アンプル200は、インプラント1、1’を収容するために基本的に円筒状を有し、第1の平坦な基部に固定部210を備え、反対側にある第2の平坦な基部に立ち部(スタンド部)220を備えている。円筒状のケーシング230は、固定部210と立ち部220との間に伸びている。このケーシングには大きな部分を切除した切欠部231があり、この切欠部231は、例えば、アンプル200の周方向の4分の1から半分まで伸びている。インプラント1、1’は、アンプル200内に保持され、この横部の切欠部231を介して引き出される。したがって、切欠部231の部分に残っている円筒状のケーシング230は開放シェル232の形をしている。一方、立ち部220には円筒状ケーシング230が保持されており、そこには環状部221が形成されている。第2の平坦な基部は開放するのが好ましい。
切欠部231は、円形の端部プレートの形をした固定部210まで伸びている。これにより、対応する第1の平坦な基部は殆ど閉鎖され、円筒状ケーシング230は固定部210に対して垂直になっている。横方向に開放された窪み212は固定部210に設けてあり、この窪み212は切欠部231と共に同一方向に向けられている。窪み212は基本的にスロット(溝)の形をしており、入口部分に丸みを付けた部分218を有する。中央の軸Mの領域で、窪み212はくびれ213を有し、その背後で窪み212は半円状に広がっている。そして、固定部210に、対向する顎部215、216が形成されている。窪み212を超えて、切り込みは更に円筒状ケーシング230に向けて固定部210に伸びており、拡大溝217が形成されている。その結果、インプラント1、1’又はインプラント1、1’を保持する保持部品100、100’が顎部215、216の間に押し込まれたり引き出されたりすると、顎部215、216が弾性的に広がる。また、保持部品100、100’が押し込まれる際に、これがくびれ213を超えると、保持部品100、100’が窪み212に嵌り、顎部215、216が再び接近する。
材料の不均一な分布により、アンプル200の重心は中心軸Mの外側に存在する。そのため、水平に横たわっている前後に回転するアンプル200はすぐに停止する。また、アンプル200が転動するのを防止するために、両側にはそれぞれ盛り上がったビード部(突条)233が、軸方向に且つ切欠部231の縁に平行に、円筒状ケーシング230の外側に設けられている。2つのビード部233の間に存在する平面は、管状アンプル200を2つの長手方向に伸びる半部に分割している。底部の立ち部220によって、アンプル200は第2の平坦な基部上で垂直に置くことができる。アンプル200に適当な材料は生物学的適合性を有するプラスチックである。
図5
本図には、インプラント1と保持部品100が記載されている。同様に、第2の形態の保持部品100’と共に第2の形態のインプラント1’を用いることができる。
出来あがった状態で、アンプル200は、保持部品100に保持されたインプラント1と共に、外カプセル300に挿入される。外カプセル300は、中空の円筒部310を有する。円筒部310の基部311は、ねじ式閉鎖キャップ320で閉鎖されている。円筒部310の内側では、基部311に平行に且つこれから所定の距離をあけて、サポート肩部313が設けてある。このサポート肩部313は、挿入されたアンプル200の固定部210の第1の平坦な基部に対する軸方向のストッパとして機能するようにしてある。この場合、サポート肩部313は4つのウェブ(薄い板)を有し、これらのウェブは90°づつオフセットしている。閉鎖キャップ320は、アンプル200の立ち部220に向けられている。振動したとき、立ち部220の第2の平坦な基部と閉鎖キャップ320との間の隙間の部分において、アンプル200は軸M上を移動し、外カプセル300内で安定位置に居る。
インプラント1は、ねじ101とスリーブ部102を有する保持部品100により保持される。既に示したように、ねじ101の外ねじ部131はスリーブ部102から突出しており、インプラント1の内ねじ穴14に係合する。他方、スリーブ部102の肩部160の係合肩部161は、インプラント肩部161に載る。保持部品100の固定部110は、アンプル200の固定部210に掛かる。すなわち、保持部品100の円筒部116は、アンプル200の窪み212に固定され、2つの顎部215、216で横が囲まれる。保持部品100の2つの管状肩部115、117は、両側で固定部210を支持する。このように、インプラント1は、アンプル200と接触することなく、アンプル200の内部で中心軸Mに整列して保持される。
図6Aと6B
ラチェット式アダプタ400は、保持部品100、100’の伸張部120に取り付けることができるもので、ヘッド部401とシャンク取付部402とを有する。ヘッド部401は外形部430を有し、この外形部430はラチェットレンチに対応しており、他方、ねじを外すスパナのピンを収容する軸方向の盲穴431を有する。内側で、シャンク伸張部402は内多角形410を有し、これは外多角形121に対応している。外側で、内多角形410の前方にはくびれ部411が設けてあり、このくびれ部は内径を縮小している。そのため、内多角形410とくびれ部411との間に環状溝412が形成されている。環状溝412は連結部を収容するために用いられる。この連結部は、ラチェットアダプタ400が装着されたとき、くびれ部411を超えると、伸張部120の周方向溝123に位置する。その結果、ラチェットアダプタ400は、伸張部120に掛かり、自発的に分離できない。
図7
操作上の目的から、保持部品100、100’のスリーブ部102、102’の外多角形セグメント170、170’を保持するねじを外すためのスパナ700が提供されている。ねじを外すためのスパナ700の一端は、曲がった端部開放レンチ701に設計されており、他端はまっすぐなリングレンチ702に設計されている。ガイドピン704は、リングレンチ702の部分にある平坦な側部703に設けてある。端部開放レンチ701又はリングレンチ702のいずれを用いるかは、空間的な条件と使用者の好みによる。
図8Aから8J
以下の工程図を参照し、例えばインプラント1と保持部品100とを用いて、アンプル200の取り扱い工程を説明する。
工程1(図8A)
最終状態で、アンプル200は、円筒部310と閉鎖キャップ320とからなる、閉鎖された外部カプセル300内に配置されている。保持部品100はインプラント1を収容しており、このインプラント1はアンプル200によって窪み212に固定されている。外部カプセル300に収容されているものはすべて殺菌されている。
工程2(図8B)
外部カプセル300を開放するために、閉鎖キャップ320が円筒部310から取り除かれる。
工程3(図8C)
インプラント1を収容したアンプル200は、外部カプセル300の円筒部310から取り出されて殺菌面上に開放される。
工程4(図8D)
外部多角形121を有する伸張部120はアンプル200から突出する。ねじ込み用の器具(すなわち、ラチェットレンチ又は歯科用ハンドピース)を取り付けるために、ラチェットアダプタ400又は歯科用ハンドピース用のアダプタ450が用意される。アダプタ450は、その一端に一般的な歯科用カップリング451を有し、他端に伸張部120への取付用のシャンク取付部452を有すると共に、ラチェットアダプタ400のシャンク伸張部402に類似の内部構造を有する。
工程5(図8E)
使用するねじ込み用の器具に応じて、ラチェットアダプタ400又は歯科用ハンドピース800のアダプタ450が伸張部120に取り付けられ、インプラント1がアンプル200から取り除かれる。インプラント1は、保持部品100によって、ラチェットアダプタ400、又はアダプタ450とハンドピース800に支持され、使用場所に運ばれる。
工程6(図8F)
ねじ込み器具としてラチェットスパナを使用する場合、このラチェットアダプタ400はまず手で保持され、インプラント1は骨Kに準備された穴KBにある程度ねじ込まれる。
工程7(図8G)
インプラント1を更にねじ込むために、ラチェットレンチ600とねじを外すスパナ700がラチェットアダプタ400上に置かれる。ねじを外すスパナ700のガイドピン704が盲穴431に係合する。インプラント1はまた、アダプタ450が前もって保持部品100に取り付けられる場合、電動式ハンドピース800によってねじ込むこともできる。
工程8(図8H)
ラチェットレンチ600を用いたねじ込みが終了すると、ねじを外すスパナ700がラチェットレンチ600から除かれる。
工程9(図8I)
ラチェットレンチ600を用いて又はハンドピース800によってインプラントが挿入されたか否かに拘わらず、保持部品100を外すために、すなわち、スリーブ部102をインプラント頭部10から解除するために、ねじを外すスパナ700が外部多角形セグメント170に取り付けられる。開放端部を有するレンチ701を外部多角形セグメント170に側部から取り付けることができる。リングレンチ702を取り付ける時(これは上方から行われる)、まず、アダプタ400,450と共に、保持部品100の伸張部120からねじ込み器具600、800を素早く取り除く必要がある。ラチェットレンチ600又はハンドピース800の操作方向を切り換え、ねじを外すスパナ700を取り付け、保持部品100がインプラント1から外される。次に、ねじを外すスパナ700が取り除かれてねじ101が外され、外ねじ部131がインプラント頭部10の内ねじ部14から外れる。
工程10(図8J)
最後に、保持部品100がインプラント1から取り除かれる。
上述した装置に更なる変更を加えることが可能である。
例えば、保持部品100、100’は異なる形のインプラントにも利用できる。重要なことは、インプラントが内ねじ穴14を有することである。この穴は、保持部品100の外ねじ部131をねじ込むために外側からアクセスされる。また、インプラントは、インプラント肩部11又はスリーブ肩部102を支持する同等の表面を備えていなければならない。
ねじ101の外部多角形121に代わり、取り付けられる器具が対応する形の軸を有する場合には、伸張部120、120’の非回転対称の異なる外形が考えられる。
アンプル200の顎部215、216はクランプ部材に代えてもよい。
インプラント肩部11、11’の下から立ち上がる円錐状に広がるインプラント頭部10、10’を有するインプラント11、11’の場合、保持部品として以下の取り付け具が代替品として利用される。インプラント1、1’の内ねじ穴14、14’に係合するねじ101の場合、外ねじ部131及び円筒部132と共に、ねじシャフト130を取り除いてもよい。したがって、スリーブ部102、102’とねじ伸張部120は、一つの部品を形成することになる。インプラント1、1’への保持部品の仮固定は、スリーブ部102、102’の底部の弾性止め部品により行える。この場合、インプラント肩部11、11’に押し付けられると、スリーブ部が通過してその下に係合する。保持部品を取り付けるこの方法は、インプラント肩部11’上に突出する多角形セグメント12’をインプラント1’が有する場合に、及び(又は)、内ねじ穴14、14’が存在しない場合に、特に都合のよいものである。これに関して、本出願人による特許出願WO−A−97 28755に添付書類に述べられている。
Claims (11)
- 骨(K)に挿入されるインプラント(1、1’)の保持部品(100、100’)であって、上記インプラント(1、1’)は、インプラント頭部(100、10’)と、インプラント肩部(11、11’)と、ほぼ軸方向に伸びる内ねじ穴(14、14’)とを有し、
a) 上記保持部品(100、100’)は、スリーブ部(102、102’)と、上記スリーブ部(102、102’)を介して突出する回転自在なねじ(101)とを有し、
b) 上記スリーブ部(102、102’)は、底部に円筒状肩部(160、160’)を有し、上記円筒状肩部(160、160’)は下方に向けられ且つインプラント肩部(11、11’)に対応した形の係合肩部(161、161’)を有し、
c) 上方に向けられ且つ上記肩部(160、160’)上に伸びる外部多角形セグメント(170、170’)を有し、
d) 軸方向穴(162、162’)は、ねじ(101)のシャフト(130)が通過できるように、上記スリーブ部(102、102’)を貫通し、
e) 上記ねじシャフト(130)の外ねじ部(131)はインプラント(1、1’)の内ねじ穴(14、14’)に係合するようにしてあり、
f) 上記ねじ(101)は伸張部(120)を有し、上記伸張部(120)はスリーブ部(102、102’)上に伸び、器具の取付用に非回転対称な外形(121)を有する保持部品において、
g) 上記保持部品(100、100’)は
上記インプラント(1,1’)の製造時に該インプラントにねじ込まれ、インプラントの製造からインプラントの取り付けまでインプラントと共に利用でき、
h) 固定部(110)は外形部(121)とスリーブ部(102、102’)の間に存在し、上記固定部(110)は、取り扱い、搬送、保管、及びアンプル(200)の内部に保持するための装置において操作部材の取付に利用されることを特徴とする保持部品。 - a) 上記ねじシャフト(130)の外ねじ部(131)に対応した内ねじ部(163、163’)が軸方向の穴(162、162’)に存在し、
b) 外ねじ部(131)の上で、ねじシャフト(130)は内ねじ部(163、163’)を貫通する円筒部(132)を有し、スリーブ部(102、102’)にねじ込まれたねじ(101)は所定の長さ軸方向に移動できることを特徴とする請求項1の保持部品(100、100’)。 - a) 固定部(110)は互いに離れた2つのカラー(114、118)で形成され、これら2つのカラー(114、118)の間の円筒部(116)はカラー(114、118)に比べて小径であり、
b) 環状肩部(115、117)は、円筒部(116)とカラー(114、118)との間の移行部にそれぞれ形成されており、
c) ねじ(101)の伸張部(120)の非回転対称の外形部(121)は外部多角形(121)であり、連結要素を収容するための周方向溝(123)が外部多角形(121)と隣接するカラー(118)との間に設けてあり、
d) スリーブ部(102、102’)に対向するカラー(114)は円錐肩部(113)を有し、この円錐肩部はスリーブ(102、102’)の対応するサポート肩部(171、171’)を支持するようになることを特徴とする請求項1又は2の保持部品(100、100’)。 - 骨(K)に挿入前のインプラント(1、1’)を搬送し、保管し、提供するアンプル(200)であって、該アンプル(200)は外側ケーシング(230)を有し、外側カプセル(300)に挿入することができるものにおいて、
上記インプラント(1,1’)は、請求項1に記載の保持部品に保持されており、
上記アンプル(200)は、
a) インプラント(1、1’)を直接又は間接に挿入できる固定部(210)と、
b) ケーシング(230)に形成された横部の大きな切欠部(231)とを有し、該切欠部(231)を介して、アンプル(200)に保持されたインプラント(1、1’)が保持部品と共に取り出せることを特徴とするアンプル。」 - a) 固定部(210)が円筒状のアンプル(200)の平坦な基部を形成しており、
b) インプラント(1、1’)を直接的又は間接的に固定して収容する横部の開放窪み(212)が固定部(210)に設けられ、この窪み(212)は切欠部(231)と同一の方向に向いていることを特徴とする請求項4のアンプル(200)。 - 上記窪み(212)は、
a) 外側に向けられた丸い部分(218)と、
b) くびれ(213)であって、このくびれの背後で窪み(212)がアンプル(200)の中心軸(M)の方向に広がっているくびれ(213)と、
c) 円筒状のケーシング(230)に向かって窪み(212)を広げる伸張溝(217)とを有する請求項4又は5のアンプル(200)。 - a) アンプル(200)を立てるための立ち部(220)は、アンプル(200)の一端側に位置し、アンプル(200)の他端側に位置する固定部(210)の反対側に存在し、
b) 切欠部(231)は立ち部(220)の手前で終わり、これによりケーシング(230)は周方向に連続した環状部(221)が形成されていることを特徴とする請求項4又は5のアンプル(200)。 - a) アンプル(200)の転動を減速させるために、材料の非対称配置によりアンプル(200)の重心が中心軸(M)の外側に位置しており、
b) アンプル(200)の転動を防止するために、切欠部(231)の両側で円筒ケーシング(230)の外側に2つの突条(233)が軸方向に伸びている請求項4のアンプル(200)。 - インプラント頭部(10、10’)と、該インプラント頭部に設けたインプラント肩部(11、11’)と、ほぼ軸方向に伸びる内ねじ穴(14、14’)とを有し、骨(K)に挿入されるインプラント(1、1’)用の請求項4のアンプル(200)において、
a) 保持部品(100、100’)を有し、この保持部品はスリーブ部(102、102’)と該スリーブ部(102、102’)から突出する回転自在ななじ(101)とを有し、
b) 上記スリーブ部(102、102’)は、底部に円筒状肩部(160、160’)を有し、上記円筒状肩部(160、160’)は下方に向けられ且つインプラント肩部(11、11’)に対応した形の係合肩部(161、161’)を有し、
c) 上方に向けられ且つ上記肩部(160、160’)上に伸びる外部多角形セグメント(170、170’)を有し、
d) 軸方向穴(162、162’)は、ねじ(101)のシャフト(130)が通過できるように、上記スリーブ部(102、102’)を貫通し、
e) 上記ねじシャフト(130)の外ねじ部(131)はインプラント(1、1’)の内ねじ穴(14、14’)に係合するようにしてあり、
f) 上記ねじ(101)は伸張部(120)を有し、上記伸張部(120)はスリーブ部(102、102’)上に伸び、器具の取付用に非回転対称な外形(121)を有するものにおいて、
g) スリーブ部(102、102’)上に突出してアンプル(200)の内側に保持するために、固定部(110)が外形部(121)の下に存在し、
h) 保持部品(100、100’)の固定部(110)はアンプル(200)の固定部(210)に掛けられ、
i) アンプル(200)に固定された保持部品(100、100’)はインプラント(1、1’)を保持し、アンプル(200)の内側で中心軸(M)に整列して保持部品(100、100’)にねじ止めされることを特徴とするアンプル(200)。 - a) 保持部品(100、100’)の固定部(110)は2つのカラー(114、118)を有し、これらカラーは互いに間隔をあけて配置され、カラー(114、118)の間に位置する円筒部(116)は径が小さく、
b) カラー(114、118)と円筒部(116)との間の移行部に環状肩部(115、117)が存在し、
c) 完成した状態で、インプラント(1、1’)はアンプル(200)に挿入され、円筒部(116)はアンプル(200)の固定部(210)の窪み(212)に固定され、環状肩部(115、117)はアンプル(200)の固定部(210)の一方を支持していることを特徴とする請求項9のアンプル(200)。 - 外側カプセル(300)に挿入されたアンプル(200)は閉鎖キャップ(320)によって軸方向に保持されており、閉鎖キャップ(320)は外側カプセル(300)に設けられ、サポート肩部(313)は基部(311)の領域で外側カプセル(300)の内側に配置され、アンプル(200)の固定部(210)の端部が支持されていることを特徴とする請求項4のアンプル(200)。
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