JP3694609B2 - アルキル化アミノエーテル界面活性剤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の分野】
本発明は水をベースとする系の表面張力を低下するためにアルキル化アミノエーテルを使用することに関する。
【0002】
【発明の背景】
水の表面張力を低下する能力は、表面張力が低下すると実際の処方物の基材湿潤性を増大するので、水性の塗料、インキ、接着剤および農業用処方物中で極めて重要である。水をベースとする系の表面張力の低下は一般に界面活性剤の添加によって達せられる。界面活性剤の添加から得られる性能特性には、より良い表面被覆、より少ない欠陥および一層均一な分布が含まれる。系が静止しているとき、平衡表面張力の性能が重要である。しかし、動的条件下で表面張力を低下する能力は、大きな表面形成速度が利用される適用で極めて重要である。このような適用には、コーティングの噴霧、ロール塗装および刷毛塗りあるいは農業用処方物の噴霧あるいは高速のグラビア印刷またはインキジェット印刷が含まれる。動的表面張力は、表面張力を低下しそしてこのような高速適用条件下で湿潤性を付与する界面活性剤の能力の指標を与える基本的な数量である。
【0003】
アルキルフェノールまたはアルコールエトキシレート、およびエチレンオキサイド(EO)/プロピレンオキサイド(PO)コポリマーのような伝統的な非イオン界面活性剤は優れた平衡表面張力性能を有するが、動的表面張力の低下が一般に劣っていることを特徴とする。対照的に、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムのようなある種の陰イオン界面活性剤は良好な動的結果を与える可能性があるが、これは極めて発泡性でありまた仕上がったコーティングに水感受性を付与する。
【0004】
良好な平衡表面張力および動的表面張力の特性を付与し、低発泡性であり、取扱いを容易にするように室温で液状でありまた塩基性条件下で安定であり、従って塗料、インキ、接着剤および農業用処方物の産業分野で広く受け入れられる一群の界面活性剤が必要とされている。
塗料、インキおよび農業用処方物のような適用で平衡表面張力および動的表面張力を低下することの重要性は当該技術分野で十分に認められている。
【0005】
低い動的表面張力は水性塗料の適用に際して大きな重要性をもつ。1992年9月のJournal of Coatings Technology のSchwartz, J. の文献「The importance of Low Dynamic Surface Tension in Waterborne Coatings」には、水性塗料の表面張力特性に関して、そしてこのような塗料の動的表面張力に関して論じられている。いくつかの界面活性剤について平衡表面張力および動的表面張力が評価されていた。低い動的表面張力が水性塗料で優れたフィルム形成を行なうのに重要な要因であることが指摘されいてる。動的な塗料適用法では、収縮、クレーターおよび発泡のような欠陥を防止するために動的表面張力の低い界面活性剤が必要になる。
【0006】
農業用製品の効率的な適用もまた処方物の動的表面張力特性に著しく関係する。Pestic. Sci.,1991年33号, 411〜420ページのWirth, W., Storp, S., Jacobsen, W.の文献「Mechanisms Controlling Leaf Retention of Agricultural Spray Solutions」では、農業用処方物の動的表面張力とこの処方物が葉の上に保持される能力との関係が研究された。これらの研究者は、保持値と動的表面張力との間に良好な相関関係があり、低い動的表面張力を示す処方物が一層効果的な保持を示すことを認めている。
【0007】
Am. Ink Maker の1994年,72(2),32〜38ページのMedina, S. W., Sutovich, M. N. の文献「Using Surfactants to Formulate VOC Compliant Waterbased Inks」中で論じられているように、高速印刷においても低い動的表面張力が重要である。この文献では平衡表面張力(EST)は静止したインキ系に対してのみ適切であると述べられている。しかしながらESTの値はインキが使用される動的な高速印刷環境での性能に関する良好な指標ではない。動的表面張力が一層適切な特性である。この動的測定値は界面活性剤が新たに形成されるインキ/基材界面に移行して高速印刷に際して湿潤を与える能力の指標である。
【0008】
US5,098,478は水、 顔料、非イオン界面活性剤およびこの非イオン界面活性剤のための可溶化剤を含有する水をベースとするインキ組成物を開示している。出版向けグラビア印刷のためのインキ組成物の動的表面張力は、印刷性の問題に遭遇しないことを確実にするために、約25〜40ダイン/cmの水準まで低下されねばならない。
US5,562,762は水、溶解した染料およびポリエトキシレート置換基を2個有する第三級アミンの水性ジェットインキを開示しており、またインキジェット印刷では低い動的表面張力が重要であることを開示している。
【0009】
GattoらのJ. Org. Chem. 1986年, 51,5373〜5383ページ;Tetrahedron Letters 1986年, 27, 327〜330ページには、
【化1】
Figure 0003694609
(式中、R=R′=CH2CH2OCH3、CH2Ph、CH264−2−OCH3およびCH2−2−フラニルである)の形を有するいくつかのアルキル化アミノエーテルが記載されている。これらの化合物は二つの側鎖を有する(bibracchial)ラリアートエーテルを合成するための中間体として使用された。
【0010】
上記の論文には、
【化2】
Figure 0003694609
(式中、R=R′=(CH2)3CH3、(CH2)5CH3、CH2CH2OCH3、CH2PhおよびCH2−2−フラニルである)の形の化合物もまた記載されている。これらの化合物は二つの側鎖を有するラリアートエーテルを合成するための中間体として使用された。
【0011】
Anelliおよび共同研究者のJ. Chem. Soc. Chem. Commun., 1983年, 194〜195ページ, J. Org. Chem., 1984年, 49, 4197〜4203には、
【化3】
Figure 0003694609
(式中、R=(CH2)3CH3である)の形のアルキル化アミノエーテルが記載されている。これらの研究者によって
【化4】
Figure 0003694609
(式中、R=(CH2)3CH3またはR=(CH2)7CH3である)の形のアルキル化アミノエーテルもまた記載されている。これらの物質は二重にそして三重に架橋されたポリオキサポリアザヘテロファンを製造するために使用された。
【0012】
Bradshaw, Krakowiakおよび共同研究者のJ. Org. Chem., 1989年, 54, 4061〜4067ページ, Tetrahedron Letters, 1988年, 29, 3521〜3524ページ; およびJ. Heterocyclic Chem., 1989年, 26, 565〜569ページには、
【化5】
Figure 0003694609
(式中、R=(CH2)3CH3またはCH2Phである)の形のアミノエーテルが記載されている。PentranekおよびRybaのTetrahedron Letters, 1977年, 48, 4249〜4250ページにはベンジル誘導体もまた記載されていた。これらの化合物はポリアザクラウン化合物または他の大環式化合物の合成での中間体として使用された。
【0013】
Bradshawおよび共同研究者のTetrahedron, 1990年, 46, 1163〜1170ページには、
【化6】
Figure 0003694609
の形のアルキル化アミノエーテルが記載されている。DuriezらのTetrahedron, 1992年, 4347〜4358ページには、N,N′−ジベンジル誘導体もまた記載されている。これはラリアートエーテルまたは他の大環式物質を製造するための中間体として使用される。
【0014】
HosgorenらのCollect. Czech. Chem. Commun., 1996年, 61, 622〜626ページには、
【化7】
Figure 0003694609
(式中、R=CH3(CH2)6、CH3(CH2)7、CH3(CH2)8またはCH3(CH2)11である)の形の化合物が記載されている。これらの化合物はN,N′−ジアルキルジアザクラウン化合物を製造するために使用された。
【0015】
US4,946,924およびUS4,927,912には、
【化8】
Figure 0003694609
(式中、Rは2〜12個の炭素原子と2または3個のヒドロキシル基を含む、オキシアルキル化をうけることのできる多価アルコールの核であり、またR′は水素またはメチル基であり、R″の少なくとも一つはイソプロピル基であり、またR″の残りは水素またはイソプロピル基であり、nは分子に200〜400の分子量を与えるのに十分な数であり、またmは2または3の値をもつ正の整数である)の形の組成物が開示されている。これらのアミンはエポキシ樹脂のための硬化剤として有用である。
【0016】
GB2,191,419には、
【化9】
Figure 0003694609
の形の構造が開示されている。この物質はCO2を含有するガス、特に天然ガスおよび合成ガスからH2Sおよび他の硫黄含有化合物(例えばCOS、CS2およびメルカプタン)を選択的に除去するための洗浄溶液で有用であると報じられている。
【0017】
Acta Pol. Pharm., 1987年, 44, 473〜475ページ、Acta Pol. Pharm., 1983年, 40, 431〜434ページおよびActa Pol. Pharm., 1983年, 40, 313〜318ページには、
【化10】
Figure 0003694609
の形のアルキル化アミノエーテルが報じられており、この場合これは合成中間体として使用される。
【0018】
【発明の概要】
本発明は式
R−HN(CH2)p[O(CH2)n]mO(CH2)qNH−R′
(式中、nは2〜6、mは0〜4そしてpおよびqは2〜6であり、そしてRおよびR′は独立に、好ましくは枝分かれしているかあるいは窒素への結合点が非末端炭素上にある、炭素5〜18個を含むアルキル基である)
を有するアルキル化アミノエーテル化合物を有効量含有させることにより、平衡表面張力および動的表面張力が低下した、有機化合物を含有する水をベースとする組成物、特に有機塗料、インキおよび農業用組成物を提供する。このアルキル化アミノエーテル化合物を含有させることにより、水性組成物の平衡表面張力および動的表面張力を低下する方法もまた提供される。
【0019】
水をベースとする組成物の動的表面張力を低下するために有効な量の上記の式を有するアルキル化アミノエーテル化合物を含有する、水をベースとし、有機化合物を含有する組成物を、これによってある表面を部分的または完全にコートするためにこの表面に施す方法もまた提供される。
【0020】
水性の有機塗料、インキおよび農業用組成物中での上記のアルキル化ジアミンの使用はかなりの利点を伴い、これらの利点には以下に述べる点が含まれる。
・ 種々の基材に施されることができ、汚染された表面および低エネルギー表面を含めて基材表面の湿潤が優れた、水性の塗料、インキおよび農業用組成物を処方できること;
・ ユズ肌および流展性の欠除のような塗料または印刷の欠陥を減少できること;
・ 揮発性有機物の含有率が低く、従って界面活性剤を環境に対して好都合にする水性の塗料およびインキを製造できること;
・ 高速の適用を可能とする塗料組成物およびインキ組成物を処方できること;
・ 強塩基性で高温の環境の下で動的表面張力を保持する組成物を処方できること;
・ 塗料、インキおよび接着剤中で界面活性剤が硬化に際して反応性であり、遊離の界面活性剤の存在に由来する最終生成物中での水感受性が減少している上記の塗料、インキおよび接着剤を処方できること。
【0021】
この物質は、その優れた界面活性剤特性および低い発泡性のために、動的表面張力および平衡表面張力の低下そして低発泡が重要である多くの適用に使用できる。このような適用には、繊維の染色、繊維の酸洗い、およびキヤー精練のような、低発泡特性が特に有利である各種の織物湿式処理操作が含まれる。この物質は、石けん、水をベースとする香水、シャンプー、そして表面張力を低下しつつ同時に実質的に発泡しないこの物質の顕著な能力が極めて望ましいとされる種々の洗浄剤に適用することができる。
【0022】
【発明の詳述】
本発明は、有機化合物を含有する水をベースとする組成物、特にポリマー樹脂、除草剤、農薬または植物生長調整剤のような有機化合物を含有する塗料、インキおよび農業用組成物の、平衡表面張力および動的表面張力を低下するために、式
R−HN(CH2)p[O(CH2)n]mO(CH2)qNH−R′
(式中、nは2〜6、好ましくは2〜4であり、mは0〜4、好ましくは0〜2であり、pおよびqは2〜6、好ましくは2または3であり、そしてRおよびR′は独立に、枝分かれしているかあるいは窒素への結合点が非末端炭素上にある、5〜18個の炭素、好ましくは5〜8個の炭素を含むアルキル基である)
を有する化合物を使用することに関する。アルキル化アミノエーテルの水溶液は、23℃の水中での濃度が5wt%またはそれ以下の濃度で45ダイン/cmより小さい動的表面張力を示し、また最大−気泡−圧力法によるとき毎秒1個の気泡を示すのが好ましい。表面張力を測定する最大−気泡−圧力法は参照によって本記載に加入されているLangmuir, (American Chemical Society) 1986年, 第2巻の428〜432ページに記載されている。
【0023】
アルキル化アミノエーテルは、母体のアミノエーテルを十分に確立した方法を用いてアルデヒドおよびケトンによって還元的アルキル化することにより製造できる。この製造の本質的な部分は、アルデヒドまたはケトンをアミノエーテルと反応させてイミン中間体またはエナミン中間体を製造し、次いでこれを適当な水素化触媒の存在で水素と反応させて対応する飽和誘導体を生成することにある。
【化11】
Figure 0003694609
イミンまたはエナミン誘導体は予め生成されあるいはその場でつくられてよい。
【0024】
これらの生成物は適当なジニトリルを還元的アミノ化することによって製造されることもできる。この反応をエチレングリコールのシアノエチル化誘導体について例示する。
【化12】
Figure 0003694609
【0025】
還元的アルキル化および還元的アミノ化の操作は、これらの物質を製造するために選択される方法であるが、これらの生成物はアミンをクロルアルキルエーテルと反応させることにより製造することもできる。この反応をクロロエチルエーテルとアミンとについて例示する。
【化13】
Figure 0003694609
【0026】
還元的アルキル化反応で使用するのに適当なアミノエーテル出発物質には、
2N(CH2)p[O(CH2)n]mO(CH2)qNH2
(式中、nは2〜6、mは0〜4、そしてpおよびqは2〜6である)
の形の化合物がある。具体的な例には、アミノエチルエーテル、1,2−ビス−アミノエトキシエタン、2−アミノエトキシエチルエーテル、アミノプロピルエーテル、1,2−ビス−アミノプロポキシエタン、3−アミノプロポキシエチルエーテルなどがある。アミノプロポキシ化合物は、ジオールをアクリロニトリルと反応させ、続いて水素化することにより製造することができる。
【化14】
Figure 0003694609
【0027】
アミノプロピル化反応で使用するのに適当なジオールには、1,2−エタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコールなど;ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールなどがある。
【0028】
アミノエーテルに対して使用するのに好適なアルキル基は、当該物質に表面活性(つまり水の表面張力を低下する能力)を付与するのに十分である炭素原子を有すべきであるが、当該物質が特定の適用にとって表面張力を低下する能力が不十分である程度まで溶解度を低下するのに十分な炭素原子を有すべきでない。一般に、炭素数が増加すると、得られるアルキル化アミノエーテル界面活性剤の効率は増大する(つまり表面張力を所定に低下するのにより少ない界面活性が必要である)が、高い表面形成速度で界面活性剤が表面張力を低下する能力は減る(つまり動的表面張力を低下する効果はより少ない)。後者の効果は、炭素数が増加すると物質の水溶性は一般に低下し、従って新たに形成される表面への界面活性剤の拡散性流動が減少することの結果である。一般に本発明を実施するのに、少なくとも0.005wt%、望ましくは0.01wt%〜2wt%そして最も望ましくは0.05〜1.5wt%の溶解度を有するアルキル化アミノエーテルを使用するのが好ましい。
【0029】
アルキル基は同一または異なっていてよい。これは枝分かれしていてよくあるいはジアミンの窒素への結合点は内部炭素上であってよい。適当なアルキル基はC5〜C8のアルデヒドまたはケトンの還元的アルキル化反応から得られ、好ましくはメチルイソブチルケトンまたはメチルイソアミルケトンの還元的アルキル化反応から得られる。好適なC5〜C8のアルデヒドおよびケトンの具体的な例には、2−ペンタノン、3−ペンタノン、ピバルアルデヒド、メチルイソプロピルケトン、2−ヘキサノン、3−ヘキサノン、メチル第三−ブチルケトン、エチルイソプロピルケトン、2−メチルヘキサナール、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、2−オクタノン、3−オクタノン、4−オクタノン、2−エチルヘキサナールなどがある。選択される特定のカルボニル化合物およびアミノエーテルは、特別な適用例にとって必要な界面活性剤特性によって左右される。
【0030】
アルキル化アミノエーテルは、無機鉱石または顔料である無機化合物あるいは顔料である有機化合物、重合可能なモノマー、例えば付加モノマー、縮合モノマーおよびビニルモノマー、オリゴマー樹脂、ポリマー樹脂、洗浄剤、除草剤、農薬あるいは植物生長調整剤を水中に含む水性組成物中で使用するのに適当である。水をベースとし無機化合物および(または)有機化合物を含有する組成物の平衡表面張力および(または)動的表面張力を低下するのに有効な量のアルキル化アミノエーテル化合物が添加される。このような有効な量は、水性組成物100mlあたり0.001〜20g、好ましくは0.01〜2gの範囲であってよい。当然ながら、最も有効な量は特別な適用例およびアルキル化アミノエーテルの溶解度によって左右される。
水をベースとし本発明のアルキル化アミノエーテルを含有する以下の有機塗料、インキおよび農業用組成物では、このような組成物の表に記されたその他の成分は当該技術分野の研究者にとって周知の物質である。
【0031】
本発明のアルキル化アミノエーテル界面活性剤を添加することのできる水をベースとする典型的な有機塗料組成物は、水性媒体中に以下の成分を固形物30〜80%で含有している。
水をベースとする典型的な有機塗料組成物
0〜50wt% 顔料分散剤/グラインド樹脂
0〜80wt% 着色顔料/体質顔料/腐蝕防止顔料/他の種類の顔料
5〜99.9wt% 水担持性/水分散性/水溶性の樹脂
0〜30wt% スリップ剤/抗菌剤/加工助剤/消泡剤
0〜50wt% 凝集性のまたは他の溶媒
0.01〜10wt% 界面活性剤/湿潤剤/流展剤
0.01〜5wt% アルキル化アミノエーテル
【0032】
本発明のアルキル化アミノエーテル界面活性剤を添加することのできる水をベースとする典型的なインキ組成物は、水性媒体中に以下の成分を固形物20〜60%で含有している。
水をベースとする典型的なインキ組成物
1〜50wt% 顔料
0〜50wt% 顔料分散剤/グラインド樹脂
0〜50wt% 適当な樹脂溶液ベヒクル中のクレーベース
5〜99.9wt% 水担持性/水分散性/水溶性の樹脂
0〜30wt% 凝集性溶媒
0.01〜10wt% 界面活性剤/湿潤剤
0.01〜10wt% 加工助剤/消泡剤/可溶化剤
0.01〜5wt% アルキル化アミノエーテル
【0033】
本発明のアルキル化アミノエーテル界面活性剤を添加することのできる水をベースとする典型的な農業用組成物は、水性媒体中に以下の成分を0.1〜80%含有している。
水をベースとする典型的な農業用組成物
0.1〜50wt% 農薬または植物生長調整剤
0.01〜10wt% 界面活性剤
0〜5wt% 染料
0〜20wt% 増粘剤/安定剤/共界面活性剤/ゲル化防止剤/消泡剤
0〜25wt% 凍結防止剤
0.1〜50wt% アルキル化アミノエーテル
【0034】
実施例1
本実施例は、アミノエチルエーテルとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物(AEE/MIBK)を製造する操作を例示する。
1Lのステンレス鋼オートクレーブにアミノエチルエーテル(0.75モル)、メチルイソブチルケトン(1.65モル)および10%Pd/C(全装入物の4wt%)を装入した。反応器を密封しそして窒素で、次いで水素でパージした。反応器の内容物を3バール(50psig)のH2の下で90℃に加熱した。圧力を8バール(120psig)に上昇しそして1ガロンのバラストから水素を必要に応じてドーム調整器により導入することによって、反応(21.5時間)を通じてこの圧力に保った。反応器の内容物をGC/FIDで分析すると、ジアルキル化アミノエチルエーテルが92.8面積%であることが判った。
【化15】
Figure 0003694609
116〜118℃、0.20ミリバール(0.15トール)での蒸溜により生成物を精製した。
【0035】
実施例2
本実施例は、アミノプロピルエーテルとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物(APE/MIBK)を製造する操作を例示する。
還元的アルキル化反応のために必要なアミノプロピルエーテルは、シアノエチルエーテルの水素化により製造した。ニッケル−クロムで促進されたスポンジコバルト触媒(3.737g)およびメタノール(200ml)を1Lのステンレス鋼オートクレーブに装入した。反応器を密封しそして窒素で、次いで水素でパージした。次にアンモニア(1.68モル)を反応器に装入した。反応器の内容物を7バール(100psig)のH2の下で70℃に加熱した。圧力を55バール(800psig)に上昇しそしてシアノエチルエーテル(0.86モル)を毎分0.75ml反応器に添加した。反応器の内容物をGC/FIDによって分析すると、アミノプロピルエーテルが96.3%であることが判った。
【化16】
Figure 0003694609
60〜63℃、0.53ミリバール(0.4トール)での蒸溜により生成物を精製した。
【0036】
次に、アミノプロピルエーテル(0.38モル)、メチルイソブチルケトン(0.84モル)および5%Pd/C(全装入物の4wt%)を1Lのステンレス鋼オートクレーブに装入した。反応器を密封しそして窒素で、次いで水素でパージした。反応器の内容物を7バール(100psig)のH2の下で90℃に加熱した。圧力を55バール(800psig)に上昇しそして1ガロンのバラストから水素を必要に応じてドーム調整器により導入することによって、反応(4時間)を通じてこの圧力に保った。反応器の内容物をGC/FIDで分析すると、下記に示すようにジアルキル化アミノプロピルエーテルが93.7面積%であることが判った。130〜134℃、0.79ミリバール(0.6トール)での蒸溜により生成物を精製した。
【化17】
Figure 0003694609
【0037】
実施例3
本例は1,2−(ビス−3−アミノプロポキシ)エタンとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物(BAPE/MIBK)を製造する操作を例示する。
まず、1,2−ビス−(2−シアノエトキシ)エタンを水素化することにより、必要とする1,2−(ビス−3−アミノプロポキシ)エタンをつくった。ニッケル−クロムで促進されたスポンジコバルト(3.78g)およびメタノール(200ml)を1Lのステンレス鋼オートクレーブに装入した。反応器を密封しそして窒素で、次いで水素でパージした。次にアンモニア(1.82モル)を反応器に装入した。反応器の内容物を7バール(100psig)のH2の下で70℃に加熱した。圧力を55バール(800psig)に上昇しそして1,2−ビス−(2−シアノエトキシ)エタン(0.53モル)を毎分0.75mlで反応器に添加した。反応器の内容物をGC/FIDによって分析すると、(3−アミノプロポキシ)エタンが48.7%であることが判った。90〜94℃、0.53ミリバール(0.4トール)での蒸溜により生成物を精製した。
【0038】
(3−アミノプロポキシ)エタン(0.11モル)、メチルイソブチルケトン(0.24モル)および5%Pd/C(全装入物の4wt%)を1Lのステンレス鋼オートクレーブに装入した。反応器を密封しそして窒素で、次いで水素でパージした。反応器の内容物を7バール(100psig)のH2の下で90℃に加熱した。圧力を55バール(800psig)に上昇しそして1ガロンのバラストから水素を必要に応じてドーム調整器により導入することによって、反応(5.5時間)を通じてこの圧力に保った。反応器の内容物をGC/FIDで分析すると、ジアルキル化1,2−ビス−(3−アミノプロポキシ)エタンが91.5面積%であることが判った。140〜142℃、0.53ミリバール(0.4トール)での蒸溜により生成物を精製した。
【0039】
実施例4
本例はビス−3−(アミノプロポキシエチル)エーテルとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物(BAPEE/MIBK)を製造する操作を例示する。
ビス−3−(アミノプロポキシエチル)エーテル(0.5モル)、メチルイソブチルケトン(1.2モル)および5%Pd/C(装入物全体の3wt%)を1Lのステンレス鋼オートクレーブに装入した。反応器を密封しそして窒素で、次いで水素でパージした。反応器の内容物を7バール(100psig)のH2の下で90℃に加熱した。圧力を55バール(800psig)に上昇しそして1ガロンのバラストから水素を必要に応じてドーム調整器により導入することによって、反応(5時間)を通じてこの圧力に保った。反応器の内容物をGC/FIDで分析すると、以下に示すジアルキル化ビス−3−(アミノプロポキシエチル)エーテルが97.9面積%であることが判った。160〜164℃、0.13ミリバール(0.1トール)での蒸溜により生成物を精製した。
【化18】
Figure 0003694609
【0040】
実施例5
気泡速度毎秒0.1〜20個(b/s)として最大気泡圧力法を用いて、実施例1のジアルキル化アミノエチルエーテルの還元的アルキル化生成物の水溶液について動的表面張力データを得た。これらのデータは、平衡の近傍(0.1b/s)の条件から極端に大きい表面形成速度の条件(20b/s)での界面活性剤の性能についての情報を与えるものである。実際的条件では、大きい気泡速度はリトグラフィー印刷またはインキジェット印刷での大きな印刷速度、塗料施用での大きい噴霧速度またはローラー速度、および農業用製品のための迅速な施用速度に対応する。表1にデータを示す。
【0041】
【表1】
Figure 0003694609
【0042】
表1の結果は、実施例1のAEE/MIBK2の0.1wt%水溶液の場合、0.1b/sでの表面張力は30.3ダイン/cmであることを示す。20b/sという大きな表面形成速度で実施した測定の場合、AEE/MIBK2の水溶液の表面張力は34.1ダイン/cmであった。様々な条件下で水の表面張力を低下させるこのような顕著な能力は、水性の塗料、インキ、接着剤および農業用処方物で確かに有用である。
【0043】
AEEとMIBKとの還元化アルキル化生成物の溶解限度は約0.2wt%である。このことは、特定の適用に対してより近い表面張力が必要である場合、処方物に追加的な物質が添加されてよく、濃度0.2wt%で表面張力が26.7ダイン/cmであることを意味する。20b/sであってさえ、AEE/MIBKの0.2wt%溶液の表面張力は29.3ダイン/cmである。これらの大きな表面形成速度における性能が増強されているため、水性の塗料、インキ、および農業用処方物について、印刷速度または施用速度を大きくできることによって生産性がより良くなる。
【0044】
実施例6
実施例2のジアルキル化アミノプロピルエーテルの水溶液をつくりそして上記の操作に従って溶液の動的表面張力特性を測定した。データを表2に示す。
【表2】
Figure 0003694609
【0045】
表2の結果は、APE/MIBK2の水中の0.1wt%溶液の性能が顕著であったことを示す。水の表面張力を低下する能力は水性の塗料、インキ、接着剤、および農業用処方物で大いに役立つものである。
【0046】
実施例7
実施例3のジアルキル化1,2−ビス−(3−アミノプロポキシ)エタン(BAPE/MIBK2)の水中の溶液をつくりそして上記した操作を用いて溶液の動的表面張力を測定した。データを表3に示す。
【表3】
Figure 0003694609
【0047】
これらの結果は、0.1wt%の使用水準でこの物質の溶液が、水担持性の種々の適用で有利となる表面張力を与えることを示す。20b/sという高い表面形成速度で、BAPE/MIBK2の0.1wt%溶液の性能は39.2ダイン/cmであった。BAPE/MIBKの溶解度は比較的高いので、先行技術の界面活性剤ではとても得ることのできない性能範囲に到達できる。従って、BAPE/MIBK2は迅速に適用されることのできる塗料、インキおよび農業用処方物で役立つものである。
【0048】
実施例8
実施例4のビス−(3−アミノプロポキシエチル)エーテルとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物(BAPEE/MIBK2)の水中の溶液をつくりそして上記の操作を用いて溶液の動的表面張力特性を測定した。データを表4に示す。
【表4】
Figure 0003694609
【0049】
これらのデータは、BAPEE/MIBK2が水の表面張力を効果的に低下し、また0.5wt%の使用水準でこの物質の性能が顕著であったことを示す。
【0050】
実施例9
本発明の還元アルキル化生成物の0.1wt%の溶液の発砲特性をASTM D 1173−53に基づく操作を用いて調べた。この試験では、界面活性剤の0.1wt%溶液を高所にある泡沫ピペットから同じ溶液の入った泡沫受け器に入れる。入れ終わった時に泡沫の高さを測定し(「初期泡沫高さ」)そして泡沫が散逸するのに必要な時間を記録する(「零発泡までの時間」)。この試験では種々の界面活性剤の溶液の発泡特性の比較がなされる。一般に塗料、インキおよび農業用処方物では、泡沫が取り扱いを複雑にし、また塗料および印刷の欠陥を生じ、また農業用物質の施用が不十分になる可能性があるので、発泡は好ましくない。発泡データを表5に示す。
【0051】
【表5】
Figure 0003694609
【0052】
表5のデータは、本発明の化合物が、迅速に散逸する泡沫を形成することを示す。従ってこれらの物質は、塗料、インキおよび農業用処方物で使用するために必要な特性を有するものと期待される。
【0053】
平衡的条件および動的条件の双方の下で表面張力を低下する、水性系中の界面活性剤の能力は、水をベースとする塗料、インキ、接着剤および農業用処方物の性能上極めて重要である。平衡表面張力が低いと、動的適用条件の下で顕著な湿潤および拡展が生じる。水性の塗料、インキ、接着剤および農業用処方物では、泡沫が取扱いを複雑にし、また欠陥を生みあるいは適用を非効率的にするおそれがあるので、泡沫の生成は一般に好ましくない。
さらに、これらの物質は低粘度の液体であり、そのために取り扱いが容易である。
【0054】
【工業上の応用に関する言及】
本発明は、水をベースとする組成物中の平衡表面張力および動的表面張力を低下するのに好適な物質を提供する。

Claims (12)

  1. 有機化合物と組成物の動的表面張力を低下させる界面活性剤とを含有する、水をベースとする組成物を表面に施して表面を部分的または完全にコートする方法において、式
    R−HN(CH2)p[O(CH2)n]mO(CH2)qNH−R′
    (式中、nは2〜6、mは0〜4、そしてpおよびqは2〜6であり、またRおよびR′は独立に炭素原子5〜18個のアルキル基である)
    を有するアルキル化アミノエーテルを界面活性剤として使用することを特徴とする方法。
  2. アルキル化アミノエーテルの水溶液が、23℃の水中での濃度が5wt%またはそれ以下であり、毎秒の気泡が1個である最大気泡圧力法によるときに、45ダイン/cmより小さい動的表面張力を示す請求項1の方法。
  3. アルキル化アミノエーテルがアミノエチルエーテルとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物である請求項1の方法。
  4. アルキル化アミノエーテルがアミノプロピルエーテルとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物である請求項1の方法。
  5. アルキル化アミノエーテルが1,2−(ビス−3−アミノプロポキシ)エタンとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物である請求項1の方法。
  6. アルキル化アミノエーテルがビス−3−(アミノプロポキシエチル)エーテルとメチルイソブチルケトンとの還元的アルキル化生成物である請求項1の方法。
  7. 測定が20気泡/秒で実施される請求項2の方法。
  8. 無機鉱石もしくは顔料である無機化合物、または顔料、重合可能なモノマー、オリゴマー樹脂、ポリマー樹脂、洗浄剤、除草剤、農薬もしくは植物生長調整剤である有機化合物、および組成物の動的表面張力を低下させるアルキル化アミノエーテルとを水中に含有する、表面を部分的または完全にコートするための水性組成物であって、このアルキル化アミノエーテルが式
    R−HN(CH2)p[O(CH2)n]mO(CH2)qNH−R′
    (式中、nは2〜6、mは0〜4、そしてpおよびqは2〜6であり、またRおよびR′は独立に炭素原子5〜18個を含むアルキル基である)
    を有する上記水性組成物。
  9. 0〜50wt%の顔料分散剤、グラインド樹脂(grind resin)またはこれらの混合物、
    0〜80wt%の着色顔料、体質顔料、腐蝕防止顔料、その他の種類の顔料またはこれらの混合物、
    5〜99.9wt%の水担持性、水分散性または水溶性の樹脂またはこれらの混合物、
    0〜30wt%のスリップ添加剤、抗菌剤、加工助剤、消泡剤またはこれらの混合物、
    0〜50wt%の凝集性のまたはその他の溶媒、
    0.01〜10wt%の界面活性剤、湿潤剤、流展剤またはこれらの混合物、および
    0.01〜5wt%のアルキル化アミノエーテル
    からなる成分を30〜80wt%含む有機コーティング組成物である請求項8の組成物。
  10. 1〜50wt%の顔料、
    0〜50wt%の顔料分散剤、グラインド樹脂またはこれらの混合物、
    0〜50wt%の樹脂溶液ベヒクル中のクレーベース、
    5〜99wt%の水担持性、水分散性または水溶性の樹脂またはこれらの混合物、
    0〜30wt%の凝集性溶媒、
    0.01〜10wt%の加工助剤、消泡剤、可溶化剤またはこれらの混合物、
    0.01〜10wt%の界面活性剤、湿潤剤またはこれらの混合物、および
    0.01〜5wt%のアルキル化アミノエーテル
    からなる成分を20〜60wt%含むインキ組成物である請求項8の組成物。
  11. 1〜50wt%の農薬、植物生長調整剤またはこれらの混合物、
    0〜5wt%の染料、
    0〜20wt%の増粘剤、安定剤、共界面活性剤、ゲル化防止剤、消泡剤またはこれらの混合物、
    0〜25wt%の凍結防止剤、
    0〜50wt%の凝集性のまたはその他の溶媒、
    0.01〜10wt%の界面活性剤、および
    0.1〜50wt%のアルキル化アミノエーテル
    からなる成分を0.1〜80wt%含む農業用組成物である請求項8の組成物。

  12. R−HN(CH2)p[O(CH2)n]mO(CH2)qNH−R′
    (式中、nは2〜4、mは0〜2、そしてpおよびqは2または3であり、そしてRおよびR′は独立に、枝分かれしているかあるいは窒素への結合点が非末端炭素上にある、炭素5〜8個を含むアルキル基である)
    を有するアルキル化アミノエーテル。
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