JP3693964B2 - シンセサイザ誤動作防止回路および無線送受信機 - Google Patents

シンセサイザ誤動作防止回路および無線送受信機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2キャリア対応構成の無線送受信機の構成に関し、特に、無線部にあるシンセサイザ回路の信頼性を向上させた無線送受信機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
W-CDMA方式等の無線基地局装置において、例えば、2キャリア対応構成(以下、2RF構成と称す)の無線送受信機が用いられることがある。2RF構成の無線送受信機には2つの無線部(以下、RF部と称す)がある。RF部には、送信回路および受信回路内のミキサ回路(以下、MIX回路と称す)に局部発信信号を供給するシンセサイザ回路がある。そして、シンセサイザ回路には、水晶発振器から基準周波数信号が供給されている。
【0003】
図7は、従来の2RF構成の無線送受信機の構成を示すブロック図である。図7を参照すると、無線送受信機(TRX)9は、A系RF部91、B系RF部92および制御部93を有している。
【0004】
A系RF部91は、A系送信回路911、A系受信回路913およびA系シンセサイザ回路912を有している。A系送信回路911はA系送信MIX回路914を含み、A系受信回路913はA系受信MIX回路915を含んでいる。
【0005】
B系RF部92は、B系送信回路921、B系受信回路923およびB系シンセサイザ回路922を有している。B系送信回路921はB系送信MIX回路924を含み、B系受信回路923はB系受信MIX回路925を含んでいる。
【0006】
制御部93はアラーム検出回路931を有している。
【0007】
A系送信回路911は、上位装置(不図示)からのA系送信ベースバンド信号S904を、A系シンセサイザ回路912からのA系送信局部発振信号S901を用いたアップコンバートにより周波数変換し、A系送信信号S903としてアンテナ(不図示)に出力する。
【0008】
A系受信回路913は、アンテナ(不図示)からのA系受信信号S905を、A系シンセサイザ回路912からのA系受信局部発振信号S902を用いたダウンコンバートにより周波数変換し、A系受信ベースバンド信号S906として上位装置(不図示)に出力する。
【0009】
A系シンセサイザ回路912は、水晶発振器5からの基準周波数信号S913を入力とし、A系送信局部発振信号S901をA系送信回路911のA系送信MIX回路914へ出力し、また、A系受信局部発振信号S902をA系受信回路913のA系受信MIX回路915へ出力する。また、A系シンセサイザ回路912は、制御部93のアラーム検出回路931へA系ロック信号S914を出力する。
【0010】
B系送信回路921は、上位装置(不図示)からのB系送信ベースバンド信号S910を、B系シンセサイザ回路922からのB系送信局部発振信号S907を用いたアップコンバートにより周波数変換し、B系送信信号S909としてアンテナ(不図示)に出力する。
【0011】
B系受信回路923は、アンテナ(不図示)からのB系受信信号S911を、B系シンセサイザ回路922からのB系受信局部発振信号S908を用いたダウンコンバートにより周波数変換し、B系受信ベースバンド信号S912として上位装置(不図示)に出力する。
【0012】
B系シンセサイザ回路922は、水晶発振器5からの基準周波数信号S913を入力とし、B系送信局部発振信号S907をB計送信回路921のB系送信MIX回路924へ出力し、また、B系受信局部発振信号S908をB系受信回路923のB系受信MIX回路925へ出力する。また、B系シンセサイザ回路922は、制御部93のアラーム検出回路931へB系ロック信号S915を出力する。
【0013】
図8は、図7におけるA系シンセサイザ回路912およびB系シンセサイザ回路922の構成を示すブロック図である。図8の上側を参照すると、A系シンセサイザ回路912は、電源部9121、PLLIC9122、電圧制御発振器(VCO)9123および増幅器(AMP)9124を有している。PLLIC9122、電圧制御発振器9123および増幅器9124には電源部9121から電源が供給されている。PLLIC9122は、PLLを構成するためのICである。
【0014】
PLLIC9122および電圧制御発振器9123によりPLLが構成されている。PLLIC9122には基準周波数信号S913が入力されている。PLLIC9122および電圧制御発振器9123で構成されたPLLは、基準周波数信号S913に周波数同期した発振信号を出力する。その発振信号が増幅器9124で増幅され、A系送信局部発振信号S901およびA系受信局部発振信号S902となる。PLLIC9122からは周波数同期がとれているか否かを示すA系ロック信号S914が出力されている。
【0015】
また、図8の下側を参照すると、B系シンセサイザ回路922は、電源部9221、PLLIC9222、電圧制御発振器9223および増幅器9224を有している。PLLIC9222、電圧制御発振器9223および増幅器9224には電源部9221から電源が供給されている。PLLIC9222は、PLLを構成するためのIICである。
【0016】
PLLIC9222および電圧制御発振器9223によりPLLが構成されている。PLLIC9222には基準周波数信号S913が入力されている。PLLIC9222および電圧制御発振器9223で構成されたPLLは、基準周波数信号S913に周波数同期した発振信号を出力する。その発振信号が増幅器9224で増幅され、B系送信局部発振信号S907およびB系受信局部発振信号S908となる。PLLIC9222からは周波数同期がとれているか否かを示すB系ロック信号S915が出力されている。
【0017】
アラーム検出回路931は、A系ロック信号S914およびB系ロック信号S915を入力として、A系シンセサイザ回路912およびB系シンセサイザ回路922の故障をアラーム信号S916として出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
図7および図8に示された従来の2RF構成の無線送受信機9には以下のような問題点を有している。
【0019】
水晶発振器5からの基準周波数信号S913は、伝送線路の分岐により、A系シンセサイザ回路912およびB系シンセサイザ回路922の双方へ供給されている。したがって、A系シンセサイザ回路912が故障すると、基準周波数信号S913の伝送線路を伝ってB系シンセサイザ回路922へ意図しない電流が流れる。また、B系シンセサイザ回路922が故障すると、同様にして、A系シンセサイザ回路912へ意図しない電流が流れる。そのため、従来の2RF構成の無線送受信機において、いずれか一方のRF部のシンセサイザ回路が故障すると、他方のRF部のシンセサイザ回路が誤動作し、周波数の同期が外れること(以下、アンロックとも称す)がある。
【0020】
具体的には、電源部9121が故障すると、図8に示されるように、PLLIC9222の基準周波数信号S913の入力端子からPLLIC9122の基準周波数信号S913の入力端子へ電流Iが流れる。PLLIC9122へ入力された電流Iは、負荷となる電圧制御発振器9123および増幅器9124で消費される。
【0021】
このとき、PLLIC9222では、基準周波数信号S913を検出するための内部オフセット電位が低下し、基準周波数信号S913の検出ができなくなる。基準周波数信号S913が検出できないと、電圧制御発振器9223の出力の周波数および位相を基準周波数信号S913のものと比較できなるなる。そのため、B系シンセサイザ回路922のPLLがアンロックする。
【0022】
さらに、この状態が続くとA系のPLLIC9122のデバイス自体がCMOSのラッチアップにより破壊される可能性もある。そうなると、消費電流の予期しない増加等を招く恐れもある。
【0023】
なお、ここではA系シンセサイザ回路912の電源部9121が故障した場合について説明したが、B系シンセサイザ回路922の電源部9221が故障した場合も同様である。
【0024】
また、一方のシンセサイザ回路の故障が他方のシンセサイザ回路の基準周波数信号検出における誤動作を招くのを防ぐために、2系統のシンセサイザ回路に入力する基準周波数信号を互いに別のものとし、意図しない電流が伝送線路を介して流れ込まないようにすることが考えられる。
【0025】
しかし、そのためには、各シンセサイザ回路に対して1つづつの水晶発振器が必要となり、無線送受信機9に2つの水晶発振器が必要となるので、装置規模が大きくなり、またコストの高くなる。
【0026】
本発明の目的は、いずれかのRF部のシンセサイザ回路が故障しても他のRF部のシンセサイザ回路が誤動作しない、複数RF構成の無線送受信機を小規模な付加回路で実現することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のシンセサイザ誤動作防止回路は、単一の発振器から基準周波数信号を供給され、互いに独立に動作する複数のシンセサイザ回路と、
前記各シンセサイザ回路に対応した複数のスイッチからなり、前記発振器の出力信号を、前記各シンセサイザ回路に対応した前記各スイッチを介して該各シンセサイザ回路に前記基準周波数信号として分配するスイッチ部と、
シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した前記シンセサイザ回路に対応したスイッチをオフするスイッチ制御部を有し
前記各シンセサイザ回路が、複数キャリア対応構成の無線送受信機における、周波数の異なる各無線部に局部発振信号をそれぞれ供給している。
【0028】
本発明のシンセサイザ誤動作防止回路によれば、いずれかのシンセサイザ回路が故障すると、そのシンセサイザ回路へ基準周波数信号を供給する伝送線路が遮断されるので、そのシンセサイザ回路へ他のシンセサイザ回路から電流が流れ、他のシンセサイザ回路の内部オフセット電位が低下してアンロック状態となることがない。
【0030】
また、いずれかの周波数の無線部に局部発振信号を供給しているシンセサイザ回路が故障しても、他のシンセサイザ回路の動作が正常に維持される。
【0031】
また、本発明の他のシンセサイザ誤動作防止回路は、単一の発振器から基準周波数信号を供給され、互いに独立に動作する複数のシンセサイザ回路と、
前記各シンセサイザ回路に対応した複数のスイッチからなり、前記発振器の出力信号を、前記各シンセサイザ回路に対応した前記各スイッチを介して該各シンセサイザ回路に前記基準周波数信号として分配するスイッチ部と、
シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した前記シンセサイザ回路に対応したスイッチをオフするスイッチ制御部を有し、
前記シンセサイザ回路は2つであり、前記各シンセサイザ回路が無線送受信機の送信回路および受信回路にそれぞれ局部発振信号を供給している
【0032】
したがって、一方のシンセサイザ回路が故障しても、他方のシンセサイザ回路の動作が維持される。
【0033】
また、前記シンセサイザ回路がCMOSデバイスのICを含んでよい。
【0034】
したがって、シンセサイザ回路がCMOSデバイスを含んでいる場合に、故障したシンセサイザ回路への基準周波数信号の供給が停止される。
【0035】
本発明の無線送受信機は、シンセサイザ回路から送信回路および受信回路に局部発振信号を供給し、それぞれに固有の周波数で無線信号を送受信する複数の無線部と、
単一の発振器からの基準周波数信号を複数の前記無線部の前記各シンセサイザ回路に分配しており、シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した該シンセサイザ回路への前記基準周波数信号を遮断する制御部とを有している。
【0036】
本発明の他の無線送受信機は、送信シンセサイザ回路から送信回路へ、受信シンセサイザ回路から受信回路へ局部発振信号を供給している無線部と、
単一の発振器からの基準周波数信号を前記無線部の前記送信シンセサイザ回路および前記受信シンセサイザ回路へ分配しており、前記送信シンセサイザ回路または前記受信シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した前記送信シンセサイザ回路または前記受信シンセサイザ回路への前記基準周波数信号を遮断する制御部とを有している。
【0037】
なお、前記無線部が2つの前記受信回路を有し、2つの前記受信回路が互いに異なるセクタに割り当てられ、各セクタに割り当てられた受信回路を含む無線送受信機の組み合わせが各セクタ毎に異なるように複数の無線送受信機が組み合わされて複数セクタをカバーしてもよい。
【0038】
したがって、いずれかの受信シンセサイザ回路が故障しても、そのセクタの送信シンセサイザ回路の動作が正常に維持され、また、他の無線送受信機の受信回路によりそのセクタがカバーされる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0040】
図1は、本実施形態の無線送受信機の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、無線送受信機(TRX)1は、A系RF部11、B系RF部12および制御部13を有している。
【0041】
A系RF部11は、A系送信回路111、A系受信回路113およびA系シンセサイザ回路112を有している。A系送信回路111はA系送信MIX回路114を含み、A系受信回路113はA系受信MIX回路115を含んでいる。
【0042】
B系RF部12は、B系送信回路121、B系受信回路123およびB系シンセサイザ回路122を有している。B系送信回路121はB系送信MIX回路124を含み、B系受信回路123はB系受信MIX回路125を含んでいる。
【0043】
制御部13はアラーム検出回路131、スイッチ制御回路132およびスイッチ回路133を有している。
【0044】
A系送信回路111は、上位装置(不図示)からのA系送信ベースバンド信号S104を、A系シンセサイザ回路112からのA系送信局部発振信号S101を用いたアップコンバートにより周波数変換し、A系送信信号S103としてアンテナ(不図示)に出力する。
【0045】
A系受信回路113は、アンテナ(不図示)からのA系受信信号S105を、A系シンセサイザ回路112からのA系受信局部発振信号S102を用いたダウンコンバートにより周波数変換し、A系受信ベースバンド信号S106として上位装置(不図示)に出力する。
【0046】
A系シンセサイザ回路112は、スイッチ回路133からのA系基準周波数信号S113を入力とし、A系送信局部発振信号S101をA系送信回路111のA系送信MIX回路114へ出力し、また、A系受信局部発振信号S102をA系受信回路113のA系受信MIX回路115へ出力する。また、A系シンセサイザ回路112は、制御部13のスイッチ制御回路132へA系ロック信号S115を出力する。A系ロック信号S115は、A系シンセサイザ回路112が周波数同期のとれている状態(以下、ロック状態と称す)のときハイレベル(以下、“H”レベルと称す)であり、周波数同期のはずれている状態(以下、アンロック状態と称す)のときローレベル(以下、“L”レベルと称す)である。
【0047】
B系送信回路121は、上位装置(不図示)からのB系送信ベースバンド信号S110を、B系シンセサイザ回路122からのB系送信局部発振信号S107を用いたアップコンバートにより周波数変換し、B系送信信号S109としてアンテナ(不図示)に出力する。
【0048】
B系受信回路123は、B系受信MIX回路125を有し、アンテナ(不図示)からのB系受信信号S111を、B系シンセサイザ回路122からのB系受信局部発振信号S108を用いたダウンコンバートにより周波数変換し、B系受信ベースバンド信号S112として上位装置(不図示)に出力する。
【0049】
B系シンセサイザ回路122は、スイッチ回路133からのB系基準周波数信号S114を入力とし、B系送信局部発振信号S107をB系送信回路121のB系送信MIX回路124へ出力し、また、B系受信局部発振信号S108をB系受信回路123のB系受信MIX回路125へ出力する。また、B系シンセサイザ回路122は、制御部13のスイッチ制御回路132へB系ロック信号S116を出力する。B系ロック信号S116は、B系シンセサイザ回路122がロック状態のとき“H”レベルであり、アンロック状態のとき“L”レベルである。
【0050】
図2は、図1におけるA系シンセサイザ回路112およびB系シンセサイザ回路122の構成を示すブロック図である。図2(a)を参照すると、A系シンセサイザ回路112は、電源部1121、PLLIC1122、電圧制御発振器(VCO)1123および増幅器(AMP)1124を有している。PLLIC1122、電圧制御発振器1123および増幅器1124には電源部1121から電源が供給されている。PLLIC1122は、PLLを構成するためのICである。
【0051】
PLLIC1122および電圧制御発振器1123によりPLLが構成されている。PLLIC1122にはA系基準周波数信号S113とVCO周波数信号S121が入力されている。PLLIC1122は、A系基準周波数信号S113とVCO周波数信号S121の周波数を比較し、比較結果を出力する。比較結果により電圧制御発振器1123から出力されるVCO周波数信号S121の周波数が変化し、最終的にVCO周波数信号S121の周波数がA系基準周波数信号S113の周波数に同期する。
【0052】
このようにしてPLLIC1122および電圧制御発振器1123で構成されたPLLは、A系基準周波数信号S113に周波数同期したVCO周波数信号S121を出力する。そのVCO周波数信号S121が増幅器1124で所定のレベルに増幅され、A系送信局部発振信号S101およびA系受信局部発振信号S102となる。PLLIC1122からは周波数同期がとれているか否かを示すA系ロック信号S914が出力されている。
【0053】
また、図2(b)を参照すると、B系シンセサイザ回路122は、電源部1221、PLLIC11222、電圧制御発振器1223および増幅器1224を有している。PLLIC1222、電圧制御発振器1223および増幅器1224には電源部1221から電源が供給されている。PLLIC1222は、PLLを構成するためのICである。
【0054】
PLLIC1222および電圧制御発振器1223によりPLLが構成されている。PLLIC1222にはB系基準周波数信号S114とVCO周波数信号S122が入力されている。PLLIC1222は、B計基準周波数信号S114とVCO周波数信号S122の周波数を比較し、比較結果を出力する。比較結果により電圧制御発振器1223から出力されるVCO周波数信号S122の周波数が変化し、最終的にVCO周波数信号S122の周波数がB系基準周波数信号S114の周波数に同期する。
【0055】
このようにしてPLLIC1222および電圧制御発振器1223で構成されたPLLは、B系基準周波数信号S114に周波数同期したVCO周波数信号S122を出力する。そのVCO周波数信号S122が増幅器1224で所定のレベルに増幅され、B系送信局部発振信号S107およびB系受信局部発振信号S108となる。PLLIC1222からは周波数同期がとれているか否かを示すB系ロック信号S116が出力されている。
【0056】
図3は、図1におけるスイッチ回路133の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、スイッチ回路133はA系スイッチ1331およびB系スイッチ1332を有している。スイッチ回路133に入力された基準周波数信号S120はA系スイッチ1331を介してA系基準周波数信号S113として出力され、また、B系スイッチ1332を介してB系基準周波数信号S114として出力される。A系スイッチ1331およびB系スイッチ1332は、スイッチ制御回路132からの切り替え制御信号S118により互いに独立にオン/オフ制御される。
【0057】
スイッチ制御回路132は、A系ロック信号S115が“H”レベルのときA系シンセサイザ回路112は正常であると判断し、“L”レベルのとき故障していると判断する。同様に、スイッチ制御回路132は、B系ロック信号S116が“H”レベルのときB系シンセサイザ回路122は正常であると判断し、“L”レベルのとき故障していると判断する。
【0058】
スイッチ制御回路132は切り替え制御信号S118により、シンセサイザ回路が故障した系統のスイッチをオフするようにスイッチ回路133を制御する。また、スイッチ制御回路132は、A系シンセサイザ回路112またはB計シンセサイザ回路122の故障をシンセアラーム信号S117によりアラーム検出回路131に通知する。
【0059】
表1は、本実施形態のスイッチ制御回路132の動作を示す表である。
【0060】
【表1】
Figure 0003693964
【0061】
表1に示されたように、A系ロック信号S115が“H”レベルで、B系ロック信号S116が“H”レベルのとき、スイッチ制御回路132は、A系シンセサイザ回路112およびB系シンセサイザ回路122が正常であると判断する。そのとき、スイッチ制御回路132は、スイッチ回路133のA系スイッチ131およびB系スイッチ132の双方をオンにする。
【0062】
また、A系ロック信号S115が“L”レベルで、B系ロック信号S116が“H”レベルのとき、スイッチ制御回路132は、A系シンセサイザ回路112が故障しており、B系シンセサイザ回路122が正常であると判断する。そのとき、スイッチ制御回路132は、スイッチ回路133のA系スイッチ131をオフにし、B系スイッチ132をオンにする。
【0063】
また、A系ロック信号S115が“H”レベルで、B系ロック信号S116が“L”レベルのとき、スイッチ制御回路132は、A系シンセサイザ回路112が正常であり、B系シンセサイザ回路122が故障していると判断する。そのとき、スイッチ制御回路132は、スイッチ回路133のA系スイッチ131をオンにし、B系スイッチ132をオフにする。
【0064】
また、A系ロック信号S115が“L”レベルで、B系ロック信号S116が“L”レベルのとき、スイッチ制御回路132は、A系シンセサイザ回路112およびB系シンセサイザ回路122が故障していると判断する。そのとき、スイッチ制御回路132は、スイッチ回路133のA系スイッチ131およびB系スイッチ132の双方をオフにする。
【0065】
アラーム検出回路131は、シンセアラーム信号S117により通知されたA系シンセサイザ回路112またはB系シンセサイザ回路122の故障をRFアラーム信号S119により上位装置(不図示)に通報する。
【0066】
図4は、本実施形態の無線送受信機の動作を示すフローチャートである。図4を参照すると、まず、各シンセサイザ回路がロックまたはアンロックの状態に応じてロック信号を送出する(ステップA1)。そして、スイッチ制御回路132がA系ロック信号S115が“H”レベルであるか否か判定する(ステップA2)。
【0067】
A系ロック信号S115が“H”レベルであれば、スイッチ制御回路132はさらにB系ロック信号S116が“H”レベルであるか否か判定する(ステップA3)。ここで、B系ロック信号S116が“H”レベルであれば、無線送受信機1はステップA1の動作に戻る。
【0068】
ステップA3の判定で、B系ロック信号S116が“L”レベルであれば、スイッチ制御回路132はB系シンセサイザ回路122の故障をアラーム検出回路131に通知し(ステップA4)、さらにスイッチ回路133にB系スイッチ1332のオフを指示する(ステップA5)。
【0069】
指示を受けたスイッチ回路133がB系スイッチ1332をオフし、B系基準周波数信号S114の供給を停止する(ステップA6)。また、通知を受けたアラーム検出回路131がB系シンセサイザ回路122の故障をRFアラーム信号S119により上位装置に通報する(ステップA7)。上位装置からの指示により、B系RF部12が機能を停止し、無線送受信機1は1RF動作に移行する(ステップA8)。
【0070】
ステップA2の判定で、A計ロック信号S115が“L”レベルであれば、スイッチ制御回路132はさらにB系ロック信号S116が“H”レベルであるか否か判定する(ステップA9)。
【0071】
ここで、B系ロック信号S116が“H”レベルであれば、スイッチ制御回路132はA系シンセサイザ回路112の故障をアラーム検出回路131に通知し(ステップA10)、さらにスイッチ回路133にA系スイッチ1331のオフを指示する(ステップA11)。
【0072】
指示を受けたスイッチ回路133がA系スイッチ1331をオフし、A系基準周波数信号S113の供給を停止する(ステップA12)。また、通知を受けたアラーム検出回路131がA系シンセサイザ回路112の故障をRFアラーム信号S119により上位装置に通報する(ステップA13)。上位装置からの指示により、A系RF部11が機能を停止し、無線送受信機1は1RF動作に移行する(ステップA14)。
【0073】
ステップA9の判定で、B系ロック信号S116が“L”レベルであれば、スイッチ制御回路132はA,B系シンセサイザ回路112,122の故障をアラーム検出回路131に通知し(ステップA15)、さらにスイッチ回路133にA,b系スイッチ1331,1332のオフを指示する(ステップA16)。
【0074】
指示を受けたスイッチ回路133がA,B系スイッチ1331,1332をオフし、A,B系基準周波数信号S113,S114の供給を停止する(ステップA17)。また、通知を受けたアラーム検出回路131がA,b系シンセサイザ回路112,122の故障をRFアラーム信号S119により上位装置に通報する(ステップA18)。上位装置からの指示により、A,b系RF部11,12が機能を停止し、無線送受信機1の全体が停止する(ステップA19)。
【0075】
本実施形態の無線送受信機によれば、一方のRF部のシンセサイザ回路が故障すると、そのシンセサイザ回路へ基準周波数信号を供給する伝送線路が遮断されるので、そのシンセサイザ回路へ他方のRF部のシンセサイザ回路から電流が流れ、他方のシンセサイザ回路の内部オフセット電位が低下してアンロック状態となることがなく、他方のRF部の送受信機能は正常に維持される。特に、本実施形態の無線送受信機は、小規模な回路を付加するだけでその効果が得られる。
【0076】
また、故障したシンセサイザ回路のPLLICへの基準周波数信号の供給が停止されるので、CMOSデバイスによるPLLICでラッチアップ現象が生じ、消費電流が増加してしまうことがない。
【0077】
本実施形態では無線送受信機は2RF構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく複数RF構成の無線送受信機に適用することができる。
【0078】
本発明の他の実施形態の無線送受信機について説明する。
【0079】
図5は、本発明の他の実施形態の無線送受信機の構成を示すブロック図である。図5を参照すると、無線送受信機2は、A系RF部21、B系RF部22、C系RF部23、D系RF部24および制御部25を有している。
【0080】
A系RF部21、B系RF部22、C系RF部23およびD系RF部24は図1のA系RF部11およびB系RF部と同じ構成である。
【0081】
制御部25はアラーム検出回路251、スイッチ制御回路252およびスイッチ回路253を有している。
【0082】
スイッチ回路253は図1のスイッチ回路133と同様の構成であるが、A,B,C,D系の4つのスイッチを有する点で図1のものと異なっている。
【0083】
また、スイッチ制御回路252の動作は図1のスイッチ制御回路132の動作と同様であり、A,B,C,D系のロック信号S229,S230,S231,S232を入力とし、切り替え制御信号S234をスイッチ回路253に出力し、シンセアラーム信号S233をアラーム検出回路251に出力している。スイッチ制御回路252は、故障したシンセサイザ回路に対応するスイッチをオフするようにスイッチ回路253を制御し、また、故障したシンセサイザ回路をアラーム検出回路251に通知する。スイッチ制御回路252のスイッチ回路253に対する制御動作は表2に示された通りである。
【0084】
【表2】
Figure 0003693964
【0085】
また、アラーム検出回路251の動作は図1のアラーム検出回路131の動作と同様であり、シンセアラーム信号S233により通知されたシンセサイザ回路の故障をRFアラーム信号S235により上位装置(不図示)に通報する。
【0086】
本実施形態の無線送受信機2によれば、いずれかのRF部のシンセサイザ回路が故障すると、故障したシンセサイザ回路への基準周波数信号の伝送線路がスイッチ回路253で遮断されるので、正常に動作している他のRF部のシンセサイザ回路が誤動作することがない。無線送受信機2は、1つのRF部のシンセサイザ回路が故障すると3RFで動作し、2つのRF部のシンセサイザ回路が故障すると2RFで動作し、3つのRF部のシンセサイザ回路が故障すると1RFで動作する。
【0087】
本発明のさらに他の実施形態について説明する。
【0088】
図6は、本発明のさらに他の実施形態の無線送受信機の要部の構成を示すブロック図である。図6を参照すると、受信回路を冗長構成とした1RFの無線送受信機を2つで2セクタが構成されている。
【0089】
第1のセクタの無線送受信機3aは、RF部31、制御部33およびアンテナ35,36を有している。RF部31は0系受信回路310、1系受信回路311、送信回路312、受信シンセサイザ回路313および送信シンセサイザ回路314を有している。制御部33はスイッチ部331を有している。
【0090】
第2のセクタの無線送受信機3bは、RF部32、制御部34およびアンテナ37,38を有している。RF部32は0系受信回路320、1系受信回路321、送信回路322、受信シンセサイザ回路323および送信シンセサイザ回路324を有している。制御部34はスイッチ部341を有している。
【0091】
第1のセクタの0系受信回路310および送信回路312はアンテナ35に接続されている。1系受信回路311は第2のセクタのアンテナ37に接続されている。
【0092】
第2のセクタの1系受信回路321および送信回路322はアンテナ38に接続されている。0系受信回路320は第1のセクタのアンテナ36に接続されている。
【0093】
第1のセクタにおいて、0系および1系受信回路310,311は図1の受信回路113と同様の構成であるが、いずれも受信局部発振信号は受信シンセサイザ回路313から供給されている。
【0094】
送信回路312は図1の送信回路111と同様の構成であるが、送信局部発振信号は送信シンセサイザ回路314から供給されている。
【0095】
受信シンセサイザ回路313および送信シンセサイザ回路314は図1のシンセサイザ回路112と同様の構成である。なお、図6ではロック信号が省略されている。
【0096】
受信シンセサイザ回路313および送信シンセサイザ回路314には水晶発振器301からの基準周波数信号がスイッチ回路331を介して供給されている。
【0097】
スイッチ回路331は図3のスイッチ回路133と同様の構成である。そして、スイッチ回路331は、受信シンセサイザ回路313が故障すると、受信シンセサイザ回路313への基準周波数信号の伝送線路を遮断する。また、スイッチ回路331は、送信シンセサイザ回路314が故障すると、送信シンセサイザ回路314への基準周波数信号の伝送線路を遮断する。
【0098】
第2のセクタにおいて、0系および1系受信回路320,321は図1の受信回路113と同様の構成であるが、いずれも受信局部発振信号は受信シンセサイザ回路323から供給されている。
【0099】
送信回路322は図1の送信回路111と同様の構成であるが、送信局部発振信号は送信シンセサイザ回路324から供給されている。
【0100】
受信シンセサイザ回路323および送信シンセサイザ回路324は図1のシンセサイザ回路112と同様の構成である。なお、図6ではロック信号が省略されている。
【0101】
受信シンセサイザ回路323および送信シンセサイザ回路324には水晶発振器302からの基準周波数信号がスイッチ回路341を介して供給されている。
【0102】
スイッチ回路341は図3のスイッチ回路133と同様の構成である。そして、スイッチ回路341は、受信シンセサイザ回路323が故障すると、受信シンセサイザ回路323への基準周波数信号の伝送線路を遮断する。また、スイッチ回路341は、送信シンセサイザ回路324が故障すると、送信シンセサイザ回路324への基準周波数信号の伝送線路を遮断する。
【0103】
本実施形態によれば、第1のセクタのRF部31の受信シンセサイザ回路313が故障すると、第2のセクタのアンテナ36に接続された第2のセクタの0系受信回路320が第2のセクタの受信を受け持つため第2のセクタの受信機能は維持される。また、受信シンセサイザ回路313が故障すると、スイッチ回路331で受信シンセサイザ回路313への基準周波数信号の伝送線路が遮断されるので、送信シンセサイザ回路314が誤動作せず、第1のセクタの送信機能も維持される。
【0104】
なお、図6の実施形態の無線送受信機を3つ組み合わせて、3セクタをカバーすることもできる。その場合、各セクタに、いずれか2つの異なる無線送受信部の受信回路を割り当てるように、各受信回路とアンテナとを接続すればよい。同様にして、複数の無線送受信機を用いれば複数セクタをカバーすることができる。
【0105】
【発明の効果】
本発明のシンセサイザ誤動作防止回路によれば、いずれかのシンセサイザ回路が故障すると、そのシンセサイザ回路へ基準周波数信号を供給する伝送線路が遮断されるので、そのシンセサイザ回路へ他のシンセサイザ回路から電流が流れることにより他のシンセサイザ回路の内部オフセット電位が低下してアンロック状態となることがなく、他のシンセサイザ回路の動作は正常に維持される。
【0106】
また、複数RF構成の無線送受信機において、いずれかの周波数の無線部に局部発振信号を供給しているシンセサイザ回路が故障しても、他のシンセサイザ回路の動作が正常に維持されるので、他のシンセサイザ回路から局部発振信号を供給されている無線部の動作が維持される。
【0107】
また、送信回路と受信回路にそれぞれシンセサイザ回路が設けられた無線送受信機において、いずれかのシンセサイザ回路が故障しても、他方のシンセサイザ回路の動作が維持され、他方のシンセサイザ回路から局部発振信号を供給されている回路の動作が維持される。
【0108】
また、送信回路と受信回路にそれぞれシンセサイザ回路が設けられ、複数が組み合わされて複数セクタをカバーする無線送受信機において、いずれかの受信シンセサイザ回路が故障しても、そのセクタの送信シンセサイザ回路の動作が正常に維持され、また、他の無線送受信機の受信回路によりそのセクタがカバーされるので、全セクタにおける信号の送受信を継続することができる。
【0109】
また、シンセサイザ回路がCMOSデバイスを含んでいる場合に、故障したシンセサイザ回路への基準周波数信号の供給が停止されるので、CMOSデバイスでラッチアップが生じず、消費電流が増加しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の無線送受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるA系シンセサイザ回路112およびB系シンセサイザ回路122の構成を示すブロック図である。
【図3】図1におけるスイッチ回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の無線送受信機の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態の無線送受信機の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態の無線送受信機の要部の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の2RF構成の無線送受信機の構成を示すブロック図である。
【図8】図7におけるA系シンセサイザ回路およびB系シンセサイザ回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 無線送受信機(TRX)
11 A系RF部
111 A系送信回路
112 A系シンセサイザ回路
1121 電源部
1122 PLLIC
1123 電圧制御発振器(VCO)
1124 増幅器(AMP)
113 A系受信回路
114 A系送信MIX回路
115 A系受信MIX回路
12 B系RF部
121 B系送信回路
122 B系シンセサイザ回路
1221 電源部
1222 PLLIC
1223 電圧制御発振器
1224 増幅器
123 B系受信回路
124 B系送信MIX回路
125 B系受信MIX回路
13 制御部
131 アラーム検出回路
132 スイッチ制御回路
133 スイッチ回路
1331 A系スイッチ
1332 B系スイッチ
2 無線送受信機
21 A系RF部
211 A系送信回路
212 A系シンセサイザ回路
213 A系受信回路
214 A系送信MIX回路
215 A系受信MIX回路
22 B系RF部
221 B系送信回路
222 B系シンセサイザ回路
223 B系受信回路
224 B系送信MIX回路
225 B系受信MIX回路
23 C系RF部
231 C系送信回路
232 C系シンセサイザ回路
233 C系受信回路
234 C系送信MIX回路
235 C系受信MIX回路
24 D系RF部
241 D系送信回路
242 D系シンセサイザ回路
243 D系受信回路
244 A系送信MIX回路
245 A系受信MIX回路
25 制御部
251 アラーム検出回路
252 スイッチ制御回路
253 スイッチ回路
3a,3b 無線送受信機
31,32 RF部
310,320 0系受信回路
311,321 1系受信回路
312,322 送信回路
313,323 受信シンセサイザ回路
314,324 送信シンセサイザ回路
33,34 制御部
331,341 スイッチ部
35,36,37,38 アンテナ
301,302 水晶発振器
5 水晶発振器
A1〜A19 ステップ
S101 A系送信局部発振信号
S102 A系受信局部発振信号
S103 A系送信信号
S104 A系送信ベースバンド信号
S105 A系受信信号
S106 A系受信ベースバンド信号
S107 B系送信局部発振信号
S108 B系受信局部発振信号
S109 B系送信信号
S110 B系送信ベースバンド信号
S111 B系受信信号
S112 B系受信ベースバンド信号
S113 A系基準周波数信号
S114 B系基準周波数信号
S115 A系ロック信号
S116 B系ロック信号
S117 シンセアラーム信号
S118 切り替え制御信号
S119 RFアラーム信号
S120 基準周波数信号
S201 A系送信局部発振信号
S202 A系受信局部発振信号
S203 A系送信信号
S204 A系送信ベースバンド信号
S205 A系受信ベースバンド信号
S206 A系受信信号
S207 B系送信局部発振信号
S208 B系受信局部発振信号
S209 B系送信信号
S210 B系送信ベースバンド信号
S211 B系受信ベースバンド信号
S212 B系受信信号
S213 C系送信局部発振信号
S214 C系受信局部発振信号
S215 C系送信信号
S216 C系送信ベースバンド信号
S217 C系受信ベースバンド信号
S218 C系受信信号
S219 D系送信局部発振信号
S220 D系受信局部発振信号
S221 D系送信信号
S222 D系送信ベースバンド信号
S223 D系受信ベースバンド信号
S224 D系受信信号
S225 A系基準周波数信号
S226 B系基準周波数信号
S227 C系基準周波数信号
S228 D系基準周波数信号
S229 A系ロック信号
S230 B系ロック信号
S231 C系ロック信号
S232 D系ロック信号
S233 シンセアラーム信号
S234 切り替え制御信号
S234 RFアラーム信号
S236 基準周波数信号

Claims (6)

  1. 単一の発振器から基準周波数信号を供給され、互いに独立に動作する複数のシンセサイザ回路と、
    前記各シンセサイザ回路に対応した複数のスイッチからなり、前記発振器の出力信号を、前記各シンセサイザ回路に対応した前記各スイッチを介して該各シンセサイザ回路に前記基準周波数信号として分配するスイッチ部と、
    シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した前記シンセサイザ回路に対応したスイッチをオフするスイッチ制御部を有し、
    前記各シンセサイザ回路が、複数キャリア対応構成の無線送受信機における、周波数の異なる各無線部に局部発振信号をそれぞれ供給する、シンセサイザ誤動作防止回路。
  2. 単一の発振器から基準周波数信号を供給され、互いに独立に動作する複数のシンセサイザ回路と、
    前記各シンセサイザ回路に対応した複数のスイッチからなり、前記発振器の出力信号を、前記各シンセサイザ回路に対応した前記各スイッチを介して該各シンセサイザ回路に前記基準周波数信号として分配するスイッチ部と、
    シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した前記シンセサイザ回路に対応したスイッチをオフするスイッチ制御部を有し、
    前記シンセサイザ回路は2つであり、前記各シンセサイザ回路が無線送受信機の送信回路および受信回路にそれぞれ局部発振信号を供給する、シンセサイザ誤動作防止回路。
  3. 前記シンセサイザ回路がCMOSデバイスのICを含む、請求項1または2に記載のシンセサイザ誤動作防止回路。
  4. シンセサイザ回路から送信回路および受信回路に局部発振信号を供給し、それぞれに固有の周波数で無線信号を送受信する複数の無線部と、
    単一の発振器からの基準周波数信号を複数の前記無線部の前記各シンセサイザ回路に分配しており、シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した該シンセサイザ回路への前記基準周波数信号を遮断する制御部とを有する無線送受信機。
  5. 送信シンセサイザ回路から送信回路へ、受信シンセサイザ回路から受信回路へ局部発振信号を供給している無線部と、
    単一の発振器からの基準周波数信号を前記無線部の前記送信シンセサイザ回路および前記受信シンセサイザ回路へ分配しており、前記送信シンセサイザ回路または前記受信シンセサイザ回路に故障が生じると、故障した前記送信シンセサイザ回路または前記受信シンセサイザ回路への前記基準周波数信号を遮断する制御部とを有する無線送受信機。
  6. 前記無線部が2つの前記受信回路を有し、2つの前記受信回路が互いに異なるセクタに割り当てられ、各セクタに割り当てられた受信回路を含む無線送受信機の組み合わせが各セクタ毎に異なるように複数の無線送受信機が組み合わされて複数セクタをカバーする、請求項記載の無線送受信装置。
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