JP3692083B2 - ダイヤルアップ機能付き通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイヤルアップ機能付き通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ISDN(Integrated Services Digital Network)ルータやアナログモデム機能を持ったルータは、WAN(Wide Area Network)側にISDN回線あるいはアナログ回線へ接続するためのポート、LAN(Local Area Network)側にイーサネット, USB(Universal Serial Bus),無線LANなどへ接続するためのポートを持ち、WAN-LAN間をルーティングする機能を持つ。
【0003】
この場合、ISDN回線あるいはアナログ回線への接続は、予めルータに電話番号などの接続条件を設定しておき、必要に応じてルータがダイヤルアップによってWANに接続するようになっていた。
【0004】
具体的には、ルータはルーティングするパケットのIPなどに基づいて、当該パケットがLAN側或いはWAN側にルーティングされるものであるかを判断し、WAN側と判断された場合に、ダイヤルアップによってWANに接続する。つまり、LAN側のクライアントから任意のタイミングで任意の接続先にルータをダイヤルアップ接続させることができなかった。
【0005】
また、製品によってはルータ機能を不使用に設定し、TA(ターミナルアダプタ)として使うことで、任意のタイミングで任意の接続先にダイヤルアップ接続することができるものもある。しかし、この場合、クライアントとの接続方法はRS-232Cケーブルである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術においては、LAN側のクライアント機器をイーサネットや無線LANなどでルータ(ゲートウェイ)と接続した場合、インターネットから社内LANへ接続することができず、かつ社内LANからインターネットへの接続に制限がかかっている場合には、インターネット接続時はISP(Internet Service Provider)のアクセスポイントに、社内LAN接続時はオフィスのリモートアクセスサーバ(RAS)にダイヤルアップ接続する必要があり、その都度、ルータが持っている接続方法(電話番号など)の設定情報を変更せねばならず、手間がかかった。
【0007】
また、インターネットに接続するときはルータでISPに常時接続し、社内LANへの接続するときはブリッジとして一時的にリモートアクセスサーバに接続したいといった用途には応えられなかった。
【0008】
なお、LAN接続(例えばイーサネット)上でRS-232Cシリアルポートをエミュレーションするプロトコルが搭載されていないため、LAN側のクライアントから任意のタイミングで任意の接続先電話番号にダイヤルアップ接続することが出来なかった。
【0009】
そのため、別途PCのRS-232CシリアルポートにアナログモデムやTA(ターミナルアダプタ)を接続するか、PC内蔵アナログモデムにアナログ回線を接続するなど、接続方法を変更しなければならなかった。
【0010】
一方、ルータをTAとして使用することで、任意のタイミングで任意の接続先にダイヤルアップ接続する方法の場合、ルータとクライアントの接続はRS−232Cケーブルであるため、複数のクライアントの中から任意のクライアントがダイヤルアップ接続を行なうことができないという問題があった。
【0011】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ルータの設定を変更することなく、クライアント機器から任意のタイミング、任意の設定(電話番号など)でWANへブリッジ接続を可能にするダイヤルアップ機能付き通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、WANへのルータ接続及びダイヤルアップ接続のどちらをもルータとPCとの接続はLAN(イーサネットや無線LANなど)接続のみで済ませることが可能なダイヤルアップ機能付き通信装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
したがって、上記目的を達成するために、本発明の第1の観点は、通信端末が接続可能なLAN (Local Area Network) インターフェイスと、ダイヤルアップ接続可能な複数のサーバが接続された第1のWAN (Wide Area Network) インターフェイスと、前記LANインターフェイスに接続された前記通信端末から、前記第1のWANインターフェイスに接続されたサーバへの接続要求を受けた場合に、前記通信端末から送られる接続要求先のサーバを示す情報に基づいて、前記接続要求先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続する接続手段とを具備し、前記LANインターフェイスは複数であり、前記複数のLANインターフェイスに接続されたLAN間のルーティング処理を行なうルーティング手段をさらに具備し、前記接続手段は、前記ルーティング手段によってルーティング処理が行なわれている間、前記通信端末からの接続要求先を示す情報を受信した場合に、前記ルーティング処理を中止し、前記接続先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続することを特徴とする通信装置、である。
また、本発明の第2の観点は、通信端末が接続可能なLAN (Local Area Network) インターフェイスと、ダイヤルアップ接続可能な複数のサーバが接続された第1のWAN (Wide Area Network) インターフェイスと、前記LANインターフェイスに接続された前記通信端末から、前記第1のWANインターフェイスに接続されたサーバへの接続要求を受けた場合に、前記通信端末から送られる接続要求先のサーバを示す情報に基づいて、前記接続要求先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続する接続手段とを具備し、前記LANインターフェイスは複数であり、
第2のWANインターフェイスと、前記複数のLANインターフェイスに接続されたLAN間のルーティング処理及び前記第2のWANインターフェイスに接続されたWANと前記LANインターフェイスに接続されたLAN間のルーティング処理を行なうルーティング手段とをさらに具備し、前記接続手段は、前記ルーティング手段によってルーティング処理が行なわれている間、前記通信端末からの接続要求先を示す情報を受信した場合に、前記接続先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続することを特徴とする通信装置、である。
【0014】
【発明の実施の形態】
まず、本発明で使用するPPPoEについて説明する。
【0015】
PPP(Point to Point Protocol, RFC1661)は、電話回線など1対1で接続されたリンク上にマルチプロトコルのデータグラムを転送する手法である。PPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet, RFC2516)は、このPPPによる転送を、1つの伝送路を複数の端末が共有するイーサネット上で行うためのプロトコルである(実際には、イーサネット以外にもIEEE802.11無線LANなどでも使用可能である)。
【0016】
ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)によるインターネット接続に、PPPoEを使用した場合の構成例を図1に示す。
【0017】
同図に示すように、クライアント1は、イーサネット2、ADSLモデム3、電話線4、集合モデム(DSLAM)5を介してイーサネット6に接続されている。このイーサネット6には、アクセス・コンセントレータ(サーバ)7.8が接続されており、ここでは、アクセス・コンセントレータ7を介して、プロバイダ9又はプロバイダ10を介してインターネット11に接続される。
【0018】
PPPoEには、ディスカバリステージとPPPセッションステージの2つの異なるステージがある。クライアントがPPPoEステージを開始する場合、まずディスカバリステージを実行し、同一ネットワーク上にあるすべてのアクセスコンセントレータ(サーバ)を検索し、そのうちの1つとPPPoEセッションを確立する。ディスカバリステージが完了するとPPP通信を行うPPPセッションステージに進む。図2は、PPPoEのデータリンクフレームの構造を示す図である。
【0019】
同図において、「プロトコルタイプ」はディスカバリステージの場合は8863h、セッションステージの場合は8864hである。
【0020】
「コード」は、ディスカバリステージのパケットの種別を表す。PADI(PPPoE Active Discovery Initiator)パケットは09h、PADO(PPPoE Active Discovery Offer)パケットは07h、PADR(PPPoE Active Discovery Request)パケットは19h、PADS(PPPoE Active Discovery Session-confirmation)パケットは65h、PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)パケットはa7hがセットされる。PPPセッションステージではコードは00hである。
【0021】
「セッションID」は、アクセスコンセントレータからクライアントに通知され、PPPセッションステージで使用される。
【0022】
ディスカバリステージのPPPoEペイロードには、図3に示すように、0個もしくは複数個のタグが含まれている。1つのタグはタイプ、長さ、値で構成され、以下のように定義されている。「タグタイプ」は、タグの種別を示し、例えばService-Nameタグは0101h、AC-Nameタグは0102hである。
【0023】
PPPセッションステージのPPPoEペイロードを図4に示す。プロトコル、PPPペイロードはPPPのデータリンクフレームで使用されるものと同一である。
【0024】
次に、PPPoEの接続・切断手順の一例を以下に示す。
【0025】
クライアントがPPPoEステージを開始する場合、ピアのEthenrnet MACアドレスの識別とPPPoEセッションIDを確立するために、まずディスカバリステージを実行する。
【0026】
以下、ディスカバリーステージの動作について、図5のタイムチャートを参照して説明する。
【0027】
まず、クライアントは、アクセスコンセントレータを探索するために、PADI(PPPoE Active Discovery Initiator)パケットをブロードキャストする(S0−1)。このとき、Service-Nameタグには要求するサービス名をセットすることができるが、通常は空にする。
【0028】
次に、S0−2において、アクセスコンセントレータは、応答としてPADO(PPPoE Active Discovery Offer)パケットをクライアントあてにユニキャストする(以下、単に「送信する」と記述する)。
【0029】
クライアントは、PPP接続要求としてPADR(PPPoE Active Discovery Request)パケットを送信する(S0−3)。(現状ではPADIに応答するアクセスコンセントレータはリモート側に1台しかないが、クライアントが複数のPADOパケットを受信した場合は、その中から接続するアクセスコンセントレータを選択する。)アクセスコンセントレータは、セッションIDを生成し、PADS(PPPoE Active Discovery Session-confirmation)パケットを送信する(S0−4)。これにより、ディスカバリステージが終了する。
【0030】
その後、クライアントとアクセスコンセントレータは、PPPによる通信を行う(S0−5:PPPセッションステージ)。
【0031】
次に、切断時の動作について説明する。
【0032】
クライアントは終了要求として、PPPのLCP(Link Control Protocol)パケットでTerminate-Requestを送信する(S0−6)。
【0033】
アクセスコンセントレータは、終了確認応答として、PPPのLCPパケットでTerminate-Ackを送信し、PPPセッションを終了する(S0−7)。
【0034】
クライアントは、PPPセッションを終了し、PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)パケットを送信し、PPPoEセッションを終了する(S0−8)。
【0035】
アクセスコンセントレータは、PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)パケットを送信し、PPPoEセッションを終了する(S0−9)。
【0036】
<第1の実施の形態:WANインタフェースが1つのブリッジデバイスの場合>
次に、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置について説明する。
【0037】
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置を示す図である。
【0038】
同図に示すように、本実施の形態の通信装置100は、アナログモデム、TA(ターミナルアダプタ)、RS-232Cインタフェースなどのダイヤルアップ接続可能なWANインタフェース101を1つ、イーサネット、無線LANなどのLANインタフェース102−1〜102−Nを有するブリッジデバイスである。
【0039】
制御部103は、WANインタフェース101のダイヤルアップ接続の制御や、LANインタフェース102−1〜102−N間のパケットの中継、LANとWANとのパケットの中継などを行う。記憶部104は、各インタフェースの制御や中継に必要な情報などを記憶する。
【0040】
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置100を使用してシステムを構成した例を示す図である。同図において、通信装置100のLANインタフェース102は1つでイーサネットデバイス、ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェース101はアナログモデムである。
【0041】
アナログモデム101は、アナログ回線150を通って、ISP(Internet Service Provider)のリモートアクセスサーバ110−1や、社内LANのリモートアクセスサーバ110−2などに接続することができる。イーサネットインタフェース102の先にはイーサネットケーブルを介してクライアント120が接続されている。
【0042】
本通信装置はPPPoEのアクセスコンセントレータの機能を持つ。クライアントはPPPoEを用いて本通信装置と接続し、本通信装置はダイヤルアップ接続(回線の接続とPPP接続)を用いてリモートアクセスサーバに接続する。
【0043】
つまり、クライアント−本通信装置間にはPPPoEを使用し、本通信装置−リモートアクセスサーバ間にはPPPを使用して通信を行う。さらに両区間をつなぐために、本通信装置はPPPoEとPPPのパケットを相互に変換し、中継する。
【0044】
通常のPPPoEでは1台のクライアントに対して1台のリモートアクセスサーバ(アクセスコンセントレータ)がディスカバリステージ、PPPセッションステージを通してクライアントと通信を行うが、本発明でのクライアントは、ディスカバリステージは本通信装置と、PPPセッションステージはリモートアクセスサーバと通信を行う。そのために本通信装置はディスカバリステージ中にリモートアクセスサーバとダイヤルアップ接続を確立する。
【0045】
ダイヤリングは本通信装置が行うため、クライアントは接続先の電話番号を本通信装置に前もって通知する必要がある。これは、Service-Nameタグに電話番号情報をセットすることにより行う。
【0046】
以下、図10を参照して、本発明の実施の形態に係る通信装置の接続・通信・切断の手順について説明する。
【0047】
クライアントは、本通信装置を探索するために、Service-Nameタグに接続先のリモートアクセスサーバの電話番号をセットし、PADI(PPPoE Active Discovery Initiator)パケットをブロードキャストする(S−1)。
【0048】
次に、S−2において、本通信装置は、応答としてPADO(PPPoE Active Discovery Offer)パケットをクライアントあてにユニキャストする(以下、単に「送信する」と記述する)。
【0049】
クライアントは、PPP接続要求としてPADR(PPPoE Active Discovery Request)パケットを送信する(S−3)。
【0050】
本通信装置は、受け取った電話番号を用いて、WANインタフェース(アナログモデム)から接続したいリモートアクセスサーバにダイヤルし(S−4)、リモートアクセスサーバとの回線接続が確立する(S−5)。
【0051】
本通信装置はセッションIDを生成し、PADS(PPPoE Active Discovery Session-confirmation)パケットを送信する(S−6)。これにより、ディスカバリステージを終了し、次に、PPPセッションステージに進む。
【0052】
クライアントとリモートアクセスサーバは、本通信装置を経由して、PPPによる通信を行う(S−7)。PPPセッションステージでは、本通信装置はPPPoEパケットとPPPパケットの相互変換(後述)と転送を行うのみである。
【0053】
次に、切断時の動作について説明する。
【0054】
クライアントは終了要求として、PPPのLCPパケットでTerminate-Requestを送信する(S−8)。リモートアクセスサーバは、終了確認応答として、PPPのLCPパケットでTerminate-Ackを送信し、PPPセッションを終了する(S−9)。
【0055】
クライアントはPPPセッションを終了し、PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)パケットを送信し、PPPoEセッションを終了する(S−10)。その後、本通信装置は回線を切断する(S−11)。
【0056】
本通信装置は、PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)パケットを送信し、PPPoEセッションを終了する(S−12)。
【0057】
次に、PPPセッションステージにおけるPPPパケットとPPPoEパケットとの相互変換方法について説明する。
【0058】
PPPとPPPoE(セッションステージ)相互のパケット変換方法として、PPPoEをイーサネット上で使用した例を以下に示す。PPPのデータリンクフレームの構造を図8に、PPPセッションステージのPPPoEのデータリンクフレームの構造を図9に示す。
【0059】
<LAN→WAN>
LANからWANへのパケットの転送は以下の通りとなる。
【0060】
本通信装置は、LAN側のポートからプロトコルタイプが8864hのパケットを受信すると、PPPoEのセッションステージのパケットであると判断し、セッションIDをチェックして自分がPADSパケットで通知した値と同じであることを確認する。
【0061】
次に、パケットの変換を行う。まず、FCSをチェックしデータフレームが正しいことを確認する。次に、PPPoEペイロード(プロトコルとPPPペイロード)を取り出し、PPPに必要な、フラグ(=7Eh)、アドレス(=FFh)、制御(=03h)をその前に追加し、FCSを再計算して最後に追加する。そして、そのパケットをWAN側に送出する。
【0062】
<WAN→LAN>
WANからLANへのパケットの転送は以下の通りとなる。
【0063】
本通信装置がWAN側からPPPパケットを受信すると、まずFCSをチェックし、データフレームが正しいことを確認する。次に、PPPパケットからプロトコルとPPPペイロードを取り出し、PPPoEに必要な、バージョン(=1)、タイプ(=1)、コード(=0)、セッションID、長さをその前に追加し、FCSを再計算して最後に追加する。それを、イーサネットのMACフレームに載せて(イーサネットの場合はEthenetヘッダとイーサネットフッタを追加して)送信する。セッションIDはディスカバリステージでクライアントに通知したセッションIDを使用する。プロトコルタイプは8864hである。
【0064】
このようなプロトコル変換を行なうことにより、PPPセッションステージにおける通信が可能となる。
【0065】
したがって、本実施の形態に係る通信装置によれば、本通信装置に予め接続方法を設定することなく、クライアントの指示で任意のリモートアクセスサーバを選んでダイヤルアップ接続を行うことができる。その際にLCP/NCP(Network Control Protocol)ネゴシエーションもクライアント−リモートアクセスサーバ間で直接行うことができる。
【0066】
また、クライアントからはリモートアクセスサーバとPPPoE接続しているように見える。ゆえに、WAN接続に従来のPPPoEクライアントソフトを流用できる。
【0067】
さらに、リモートアクセスサーバからはクライアントとダイヤルアップ接続しているように見える。ゆえに、従来のリモートアクセスサーバとそのまま通信できる。
【0068】
さらに、ダイヤルアップ用の接続インタフェース(アナログモデム、TA、RS-232Cインタフェースなど)を持たないクライアント機器でも、LANインタフェース(Ethenet,無線LANなど)を持っていれば、ダイヤルアップ接続を行うことができる。
【0069】
<第2の実施の形態:WANインタフェースが1つで、ルータ・ブリッジ切替機能を持つ場合>
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる通信装置について説明する。
【0070】
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図である。
【0071】
同図に示すように、通信装置200は、アナログモデム、TA(ターミナルアダプタ)、RS-232Cインタフェースなどのダイヤルアップ接続可能なWANインタフェース201を1つ、イーサネット、無線LANなどのLANインタフェース202−1〜202−Nを複数持ったルータである。制御部203は、WANインタフェースのダイヤルアップ接続の制御や、LANインタフェース間のパケットの中継、LANとWANのパケットの中継やルーティングなどを行う。記憶部204は、ルーティングやフィルタリングに必要な情報などを記憶する。
【0072】
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る通信装置200を使用してシステムを構成した例を示す図である。同図に示すように、本通信装置200のLANインタフェースは2つとしている。
【0073】
ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェース201はTAであり、ISDN回線250を通って、ISP(Internet Service Provider)のリモートアクセスサーバ210−1や、社内LANのリモートアクセスサーバ210−2などに接続することができる。
【0074】
LANインタフェース202−1はイーサネットインタフェースであり、イーサネットケーブルでクライアント220−1が接続されている。LANインタフェース202−2はIEEE802.11無線LANであり、2つのクライアント220−2、クライアント220−3が無線接続されている。
【0075】
本通信装置は、ルータモードとブリッジモードの2つのモードを持つ。通常状態では、本通信装置はルータモードとして動いている。ルータモードの機能を説明する論理ブロック図を図13に、ブリッジモードの機能を説明する論理ブロック図を図14に示す。
【0076】
ルータモードでは、中継部203−1がLANインタフェース間のパケットの中継を行い、ルーティング部203−2が必要なときにWANインタフェースの先のリモートアクセスサーバへダイヤルアップ接続を行ってLANインタフェースとWANインタフェースの間のパケットのルーティングを行う。
【0077】
本通信装置が任意のクライアントからPPPoE接続要求(プロトコルタイプが8863hのパケット)を受けると、PPPoEのディスカバリステージを経てブリッジモードに移行する。
【0078】
ブリッジモードでは、中継部203−1がLANインタフェース間のパケットの中継を行うが、ルーティング部は機能を停止する。ブリッジ部203−3は第1の実施の形態と同じようにWANインタフェース201を使用してリモートアクセスサーバとダイヤルアップ接続し、LANインタフェースから受信したPPPoEパケットをPPPパケットに変換し、WANインタフェースへ中継する(逆にWANインタフェースから受信したPPPパケットはPPPoEパケットに変換し、LANインタフェースへ中継する)。
【0079】
図14は、イーサネットインタフェース202−1とTA201がブリッジ接続した例を示している。なお、LANインターフェース202−1からブリッジ部203−3に渡されるパケットはPPPoEパケット(プロトコルタイプが8863h,8864hのパケット)のみであり、その他のパケットは中継部:203−1へ渡される。また、図14では、論理的な機能を説明するためにイーサネットインタフェース202−1と制御部203が2本の線で接続されているが、物理的には1本である。PPP接続の切断後、ルータモードに戻る。
【0080】
以下、図10を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る通信装置の接続・通信・切断の手順について説明する。
【0081】
本発明の実施の形態の通信装置の動作は、基本的には、第1の実施の形態と同様であり、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0082】
第1の実施の形態にかかる通信装置においては、ルータ機能を意図していないため、クライアントからPPP接続要求が行なわれると、S4において、クライアントから受け取った電話番号を使用してダイヤルアップ接続を行なっていた。
【0083】
本実施の形態の通信装置においては、クライアントからPPP接続要求としてPADRパケットを受信すると、ルーティング動作を停止し、WAN側へダイヤルアップ接続していた場合は一度切断し、ルータモードからブリッジモードに移行する。そして、本通信装置は、受け取った電話番号を用いて、WANインタフェースからリモートアクセスサーバにダイヤルし、回線接続を行う。
【0084】
また、本実施の形態の通信装置においては、S−12において、PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)パケットを送信し、PPPoEセッションを終了した後、すなわち、切断処理の完了後、ルータモードに移行する。必要に応じてルータモードでのダイヤルアップ接続を再び行う。
【0085】
したがって、本実施の形態の通信装置によれば、通常はダイヤルアップルータとして使用し、必要なときにクライアントから直接他のリモートアクセスサーバにダイヤルアップ接続することが可能となる。特に、無線LAN機能を持ったノートPCからインターネットにも社内LANにも接続したい場合に利便性が大幅に向上する。
【0086】
すなわち、家庭で使用する場合など、通常はフレッツISDNなどでインターネットに常時接続しておき、必要なときに社内LANにダイヤルアップ接続する、といった使用方法が可能となる。
【0087】
<第3の実施の形態:WANインタフェースが2つで、ルータ機能とブリッジ機能が併用可能な場合>
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図である。
【0088】
同図に示すように、本実施の実施の形態に係る通信装置300は、WANインタフェース301を2つを持ち、イーサネット、無線LANなどのLANインタフェース302を1つないしは複数持ったルータである。
【0089】
WANインタフェース301のうち一方はアナログモデム、TA(ターミナルアダプタ)、RS-232Cインタフェースなどのダイヤルアップ接続可能なWANインタフェースであり、もう一方はADSL、ケーブルテレビ、ISDN専用線などに接続可能なWANインタフェースである(あるいはダイヤルアップ接続可能なWANインタフェースでもよい)。
【0090】
制御部303は、WANインタフェースのダイヤルアップ接続の制御や、LANインタフェース間のパケットの中継、LANとWANのパケットの中継やルーティングなどを行う。記憶部304は、ルーティングやフィルタリングに必要な情報などを記憶する。
【0091】
本通信装置300を使用してシステムを構成した例を図16に示す。本実施の形態においては、本通信装置300のLANインタフェースは3つとしている。WANインタフェース301−1はRS-232Cインタフェースであり、TA360を介してISDN回線350を通って、社内LANのリモートアクセスサーバ310−1などに接続することができる。
【0092】
WANインタフェース301−2はADSLモデムであり、電話線を通ってISP(Internet Service Provider)のリモートアクセスサーバ310−2に常時接続している。LANインタフェース302−1、LANインタフェース302−2は共にイーサネットインタフェースであり、それぞれクライアント320−1、クライアント320−2がイーサネットケーブルで接続されている。LANインタフェース302−3はIEEE802.11無線LANインタフェースであり、クライアント320−3が無線接続されている。
【0093】
本通信装置は、ルータモードとルータ・ブリッジ併用モードの2つのモードを持つ。通常状態では、本通信装置はルータモードとして動いている。ルータモードの機能を説明する論理ブロック図を図17に、ルータ・ブリッジ併用モードの機能を説明する論理ブロック図を図18に示す。
【0094】
ルータモードではWANインタフェース(RS-232C)301−1は使用しておらず、WANインタフェース(ADSLモデム)301−2のみ使用している。中継部303−1がLANインタフェース間のパケットの中継を行い、ルーティング部303−2がLANインタフェースとWANインタフェース(ADSLモデム)301−2の間のパケットのルーティングを行う。
【0095】
本通信装置が任意のクライアントからPPPoE接続要求(プロトコルタイプが8863hのパケット)を受けると、PPPoEのディスカバリステージを経てルータ・ブリッジ併用モードに移行する。
【0096】
ルータ・ブリッジ併用モードでは、ルータモードに加えて、ブリッジ部303−3が実施例1と同じようにRS-232Cインタフェース301−1の先のTA360を使用してリモートアクセスサーバとダイヤルアップ接続し、LANインタフェースから受信したPPPoEパケットをPPPパケットに変換し、WANインタフェースへ中継する。逆に、WANインタフェースから受信したPPPパケットはPPPoEパケットに変換し、LANインタフェースへ中継する。
【0097】
図18では、イーサネットインタフェース302−1とRS-232Cインタフェース301−1がブリッジ接続した例を示している。なお、LANインターフェース302−1からブリッジ部303−3に渡されるパケットはPPPoEパケット(プロトコルタイプが8863h,8864hのパケット)のみであり、その他のパケットは中継部303−1へ渡される。
【0098】
また、図18では論理的な機能を説明するためにイーサネットインタフェース302−1と制御部303が2本の線で接続されているが、物理的には1本である。PPP接続の切断後、ルータモードに戻る。
【0099】
次に、ルータモードからルータ・ブリッジ併用モードへの移行と、ルータ・ブリッジ併用モード時のWANへの接続・通信・切断手順を図10を参照して説明する。
【0100】
本発明の実施の形態の通信装置の動作は、基本的には、第1の実施の形態と同様であり、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
【0101】
第1の実施の形態にかかる通信装置においては、ルータ機能を意図していないため、クライアントからPPP接続要求が行なわれると、S4において、クライアントから受け取った電話番号を使用してダイヤルアップ接続を行なっていた。
【0102】
本実施の形態の通信装置においては、クライアントからPPP接続要求としてPADRパケットを受信すると、ルータモードからルータ・ブリッジ併用モードに移行する。そして、本通信装置は、受け取った電話番号を用いて、WANインタフェース(RS-232Cインタフェース)301−1からリモートアクセスサーバにダイヤルし、回線接続を行う。
【0103】
また、本実施の形態の通信装置においては、S−12において、PADT(PPPoE Active Discovery Terminate)パケットを送信し、PPPoEセッションを終了した後、すなわち、切断処理の完了後、ルータモードに移行する。
【0104】
したがって、本実施の形態の通信装置によれば、通常はブロードバンドルータとして使用し、必要なときにクライアントから直接他のリモートアクセスサーバにダイヤルアップ接続することが可能となる。特に、無線LAN機能を持ったノートPCからインターネットにも社内LANにも接続したい場合に利便性が大幅に向上する。
【0105】
また、家庭で使用する場合など、通常はADSL、ケーブルテレビなどでインターネットに常時接続しておき、必要なときに社内LANにダイヤルアップ接続する、といった使用方法が可能となる。
【0106】
<第4の実施の形態:WANインタフェースが2つ以上で選択可能、ルータ機能とブリッジ機能が併用可能な場合>
図19は、本発明の第4の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図である。
【0107】
同図に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る通信装置400は、WANインタフェース401を2つ以上持ち、イーサネット、無線LANなどのLANインタフェース402を1つないしは複数持ったルータである。
【0108】
WANインタフェース401のうち少なくとも1つはアナログモデム、TA(ターミナルアダプタ)、RS-232Cインタフェースなどのダイヤルアップ接続可能なWANインタフェースである。
【0109】
制御部403は、WANインタフェースのダイヤルアップ接続の制御や、LANインタフェース間のパケットの中継、LANとWANのパケットの中継やルーティングを行う。
【0110】
記憶部404は、ルーティングやフィルタリングに必要な情報などを持ち、さらに、以下の設定情報を持つ。
【0111】
1. クライアントからPPPoE接続要求があった場合に、ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェースのうち、どのWANインタフェースをダイヤルアップ接続に使用するか。(ここで設定されたWANインタフェースをWAN_Aと呼ぶこととする)
2. どのWANインタフェースをLANとのルーティングに使用するか。(ここで設定されたWANインタフェースをWAN_Bと呼ぶこととする)
これらの設定情報に基いて、制御部403はパケットのルーティングと中継、ダイヤルアップ接続を行う。WAN_A,WAN_B以外のWANインタフェースは使用を停止する。
【0112】
図20は、本発明の第4の実施の形態に係る通信装置を使用してシステムを構成した例を示す図である。
【0113】
同図に示すように、本発明の実施の形態に係る通信装置400は、ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェースは2つ、それ以外のWANインタフェースは2つ、LANインタフェースは3つとしている。
【0114】
ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェース401−1はRS-232Cインタフェースであり、アナログモデム460−1を介してアナログ回線450−1を通ってリモートアクセスサーバ410−1に接続することができる。
【0115】
ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェース402−2はTAであり、ISDN回線450−2を通ってリモートアクセスサーバ410−2に接続することができる。
【0116】
WANインタフェース401−3はADSLモデムであり、電話線を通ってリモートアクセスサーバ410−3に常時接続している。WANインタフェース401−4はイーサネットインタフェースであり、ケーブルモデム460−4を介してケーブルテレビ会社のリモートアクセスサーバ410−4に常時接続している。
【0117】
LANインタフェース402−1は、IEEE802.11無線LANであり、クライアント420−1が無線接続されている。LANインタフェース402−2はイーサネットインタフェースであり、イーサネットケーブルでクライアント420−2が接続されている。LANインタフェース402−3はUSBインタフェースであり、USBケーブルでクライアント420−3が接続されている。
【0118】
この条件では、ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェースはWANインタフェース401−1,401−2なので、WAN_Aはこのどちらかから選ぶ。WAN_BはWANインタフェース401−1〜401−4の4つの中から選ぶ。
【0119】
WAN_AとWAN_Bとが同じWANインタフェースだった場合、WANインタフェースは1つしか使用しないため、第2の実施の形態のようにルータモードとブリッジモードをPPPoE接続の要求に応じて切り替えて動作する。
【0120】
WAN_AとWAN_Bが異なるWANインタフェースだった場合、WANインタフェースは2つ使用できるため、第3の実施の形態のようにルータモードとルータブリッジ併用モードをPPPoE接続の要求に応じて切り替えて動作する。
【0121】
WAN_A、WAN_B、ともにWANインタフェース(TA)401−2の場合のルータモード時の論理ブロック図を図21に、ブリッジモード時の論理ブロック図を図22に示す。
【0122】
WAN_AがWANインタフェース401−2、WAN_BがWANインタフェース401−3(ADSLモデム)の場合のルータモード時の論理ブロック図を図23に、ルータ・ブリッジ併用モード時の論理ブロック図を図24に示す。
【0123】
PPPoE接続要求があった場合の接続・通信・切断時の動作、パケットの変換方法は第2の実施の形態及び第3の実施の形態と同じであるため省略する。
【0124】
したがって、本実施の形態の通信装置によれば、LANとルータ接続するWANインタフェース、LANとブリッジ接続するWANインタフェースを自由に設定できる。
【0125】
<他の変形例>
上述の実施の形態においては、ダイヤルする電話番号については、Service-Nameタグで通知するとしたが、Service-Nameに電話番号を直接指定せずにアルファベットなどで指定し、本通信装置側にサービス名と電話番号の対応表を持っておき、それを検索して電話番号を決定してもよい。
【0126】
また、Service-Nameは空のままとし、本通信装置側にデフォルト電話番号を持っておき、それを使用してもよい。
【0127】
さらに、RFC2516ではPPPoEはPPPを「Ethenrnetで」送る場合についてしか記述していないため、PPPとPPPoEとの相互変換において、PPPoEのデータリンクフレームには、イーサネットの場合で示した。しかし、IEEE802.11無線LANでも問題なくPPPoEを使用することができる。この場合、IEEE802.2 SNAPのデータフレームが使用されていた。このため、IEEE802.2に準拠できるデバイスでPPPoEが利用できる。IEEE802.11のほかに使用可能と思われるLANデバイスは、トークンバス、トークンリング、FDDI,Bluetoothなどである。
【0131】
さらに、「本通信装置」を無線LAN機能を持った携帯電話(あるいはPHS)とし、無線LAN内蔵PCから携帯電話を経由してダイヤルアップ接続することも考えられれる。
【0132】
なお、本願発明は、上記各実施形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わされた効果が得られる。さらに、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0133】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、ルータの設定を変更することなく、クライアント機器から任意のタイミング、任意の設定(電話番号など)でWANへブリッジ接続を可能にするダイヤルアップ機能付き通信装置を提供することができる。
【0134】
また、WANへのルータ接続及びダイヤルアップ接続のどちらをもルータとPCとの接続はLAN(イーサネットや無線LANなど)接続のみで済ませることが可能なダイヤルアップ機能付き通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)によるインターネット接続に、PPPoEを使用した場合の構成例を示す図である。
【図2】 PPPoEのデータリンクフレームの構造を示す図である。
【図3】 PPPoEペイロードに含まれるタグの構造を示す図である。
【図4】 PPPセッションステージのPPPoEペイロードを示す図である。
【図5】ディスカバリーステージの動作について説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る通信装置を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る通信装置100を使用してシステムを構成した例を示す図である。
【図8】 PPPのデータリンクフレームの構造を示す図である。
【図9】 PPPセッションステージのPPPoEのデータリンクフレームの構造を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る通信装置の接続・通信・切断の手順について説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る通信装置200を使用してシステムを構成した例を示す図である。
【図13】ルータモードの機能を説明する論理ブロック図である。
【図14】ブリッジモードの機能を説明する論理ブロック図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る通信装置を使用してシステムを構成した例を示す図である。
【図17】ルータモードの機能を説明する論理ブロック図である。
【図18】ルータ・ブリッジ併用モードの機能を説明する論理ブロック図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態に係る通信装置の構成を示す図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係る通信装置を使用してシステムを構成した例を示す図である。
【図21】 WAN_A、WAN_B、ともにWANインタフェース(TA)の場合のルータモード時の論理ブロック図である。
【図22】 WAN_A、WAN_B、ともにWANインタフェース(TA)401−2の場合のブリッジモード時の論理ブロック図である。
【図23】 WAN_AがWANインタフェース401−2、WAN_BがWANインタフェース401−3(ADSLモデム)の場合のルータモード時の論理ブロック図である。
【図24】 WAN_AがWANインタフェース401−2、WAN_BがWANインタフェース401−3(ADSLモデム)の場合のルータ・ブリッジ併用モード時の論理ブロック図である。
【符号の説明】
1…クライアント、
2…イーサネット、
3…ADSLモデム、
4…電話線、
5…集合モデム(DSLAM)、
6…イーサネット、
7,8…アクセス・コンセントレータ(サーバ)、
9,10…プロバイダ、
11…インターネット、
100…通信装置、
101…ダイヤルアップ接続可能なWANインタフェース、
102−1〜102−N…LANインタフェース,
103…制御部、
104…記憶部、
110−1〜110−N…リモートアクセスサーバ、
120…クライアント、
150…アナログ回線網。

Claims (2)

  1. 通信端末が接続可能なLAN(Local Area Network)インターフェイスと、
    ダイヤルアップ接続可能な複数のサーバが接続された第1のWAN(Wide Area Network)インターフェイスと、
    前記LANインターフェイスに接続された前記通信端末から、前記第1のWANインターフェイスに接続されたサーバへの接続要求を受けた場合に、前記通信端末から送られる接続要求先のサーバを示す情報に基づいて、前記接続要求先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続する接続手段とを具備し、
    前記LANインターフェイスは複数であり、
    前記複数のLANインターフェイスに接続されたLAN間のルーティング処理を行なうルーティング手段をさらに具備し、
    前記接続手段は、前記ルーティング手段によってルーティング処理が行なわれている間、前記通信端末からの接続要求先を示す情報を受信した場合に、前記ルーティング処理を中止し、前記接続先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続することを特徴とする通信装置。
  2. 通信端末が接続可能なLAN(Local Area Network)インターフェイスと、
    ダイヤルアップ接続可能な複数のサーバが接続された第1のWAN(Wide Area Network)インターフェイスと、
    前記LANインターフェイスに接続された前記通信端末から、前記第1のWANインターフェイスに接続されたサーバへの接続要求を受けた場合に、前記通信端末から送られる接続要求先のサーバを示す情報に基づいて、前記接続要求先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続する接続手段とを具備し、
    前記LANインターフェイスは複数であり、
    第2のWANインターフェイスと、
    前記複数のLANインターフェイスに接続されたLAN間のルーティング処理及び前記第2のWANインターフェイスに接続されたWANと前記LANインターフェイスに接続されたLAN間のルーティング処理を行なうルーティング手段とをさらに具備し、
    前記接続手段は、前記ルーティング手段によってルーティング処理が行なわれている間、前記通信端末からの接続要求先を示す情報を受信した場合に、前記接続先のサーバに前記第1のWANインターフェイスを介してダイヤルアップ接続することを特徴とする通信装置。
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