JP3692071B2 - 画像プリント作成装置、方法、プログラム - Google Patents

画像プリント作成装置、方法、プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲームセンター等に設置され、硬貨等の投入により使用者を撮影し、撮影画像をプリントする画像プリント作成装置、方法、プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゲームセンター等において、写真を撮影してシールプリント等にする画像プリント作成装置が数多く設置されているが、このような画像プリント作成装置としては、従来、たとえば図12に示すような構成のものが提供されている。
【0003】
この画像プリント作成装置は、本体ケース50の内部に、略45°の角度をもってハーフミラー51が設けられている。そして、このハーフミラー51を境としてその上方には被写体となる使用者Mを撮影するカメラ52が設けられる一方、下方には上記カメラ52で撮影された使用者Mの画像を表示するモニタ53が設けられている。さらに、本体ケース50には、撮影後の画像を写真プリント54として印刷するプリンタ55や写真撮影に必要な情報を入力する操作パネル56などが設けられている。
【0004】
この構成の写真自販機では、ハーフミラー51を透してカメラ52で撮影された使用者Mの画像がモニタ53に表示されるとともに、このモニタ53に表示された画像がハーフミラー51で反射されて使用者Mによって確認できるようになっている。そして、使用者Mは、モニタ53に映った自分の姿を確認しながら所望のポーズをとり、好みのところで操作パネル56を操作して画像を撮影することが行われる。こうして得られる静止画像は、適当なフレームや前景の画像と合成された後、プリンタ55によって写真プリント54として印刷される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近は、画像プリント作成装置の利用者の増加とともに、そのニーズも多様化している。たとえば、撮影時に得られるオリジナルな色調をもつ画像だけでなく、写真全体の雰囲気を新たに演出するために、撮影後の画像に対してマリーン系あるいはセピア系といった色調の仕上がりに変更するなど、写真の色調等に変化を加えることが望まれている。また、文字やスタンプ等の手書き画像を入力して、撮影画像に変化をもたせる場合にも、画一的なものではなく多様な変化をもたせることで使用者M独自の個性のある写真プリントを得たいという要請も強い。
【0006】
しかし、従来の画像プリント作成装置は、被写体を撮影して得られるオリジナルな色調をもつ画像を単にプリントするだけであって、写真の色合いなどを使用者Mの好みに合わせて自由に変更することができない。また、被写体Mの背景画像として各種の趣向を凝らしたものも数多く提供されているが、フレームと被写体Mとを単に合成するだけの画一的なものであるため、次第に満足されなくなってきている。
【0007】
さらに、従来の画像プリント作成装置では、撮影後の画像をモニタに表示し、この表示された画像に対してタッチペン等で手書き画像を入力してオリジナルの撮影画像に合成できるようにしたものも提供されているが、この装置も単に手書き画像を撮影画像に合成できるようにしただけで、手書き画像に対してさらに使用者の好みに応じて着色を施したり、手書き画像を変形させたり、さらには背景色を変更するなど、使用者の多様な好みに適切に対応できるまでには至っておらず、使用者の撮影の楽しみを未だ十分に満足させるものではない。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、プリントされる画像の色合いなどを使用者Mの好みに合わせて自由に変更して画像全体の雰囲気を演出することができ、また、文字やスタンプ等の手書き画像を単に入力できるだけでなく、手書き画像に対してさらに使用者の好みに応じて着色や変形を加えることができるようにして、使用者の嗜好に応じて独自の個性のある写真プリントを得たいという多様な好みに適切に対応することができ、さらに簡単な手操作で済み編集実行時の繁雑さが解消される画像プリント作成装置、方法、プログラムの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の第1の画像プリント作成装置は、使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影画像に対する編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段と、上記編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対して上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段と、編集された画像をプリント出力するプリント手段とを備え、上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定が、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行なわれ、上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動が、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行なわれ、上記色情報の範囲の変動が、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させることにより行われるように構成されていることを要旨とする。
また、本発明の第2の画像プリント作成装置は、使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンと、編集された画像をプリント出力するプリンタと、制御手段とを備え、
上記制御手段は、上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取り、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させ、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、上記決定された編集範囲に対して編集するよう制御することを要旨とする。
【0010】
また、本発明の第1の画像プリント作成方法は、使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影画像に対する編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段と、上記編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対して上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段と、編集された画像をプリント出力するプリント手段とを備えた装置による画像プリント作成方法であって、上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定を、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行い、上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動を、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行い、上記色情報の範囲の変動を、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させることにより行うことを要旨とする。
また、本発明の第2の画像プリント作成方法は、使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンと、編集された画像をプリント出力するプリンタと、制御手段とを備えた装置による画像プリント作成方法であって、
上記制御手段は、上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取り、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させ、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、上記決定された編集範囲に対して編集するよう制御することを要旨とする。
【0011】
また、本発明の第1の画像プリント作成プログラムは、使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影画像に対する編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段と、上記編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対して上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段と、編集された画像をプリント出力するプリント手段とを備えた装置に用いる画像プリント作成プログラムであって、上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定を、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行うステップと、上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動を、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行うステップと、上記色情報の範囲の変動を、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させることにより行うステップとをコンピュータ装置に実行させることを要旨とする。
また、本発明の第2の画像プリント作成プログラムは、使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンと、編集された画像をプリント出力するプリンタと、制御手段とを備えた装置に用いる画像プリント作成プログラムであって、上記制御手段は、上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取るステップと、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定するステップと、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させるステップと、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定するステップと、上記決定された編集範囲に対して編集するステップとをコンピュータ装置に実行させることを要旨とする。
【0012】
すなわち、第1の本発明は、上記撮影画像に対する編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記指定された編集範囲に対して、上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段とを備えているため、被写体の撮影画像に対して予め指定した所定の編集範囲に対して各種の編集内容でもって加工を施すことができる。また、上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定が、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行なわれるため、簡単な手操作で済むため編集実行時の繁雑さが解消される。
また、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段を備え、上記編集手段は、編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対して編集するように構成されているため、編集範囲と非編集範囲との境界を微妙に変化させて好みの状態のプリントを得ることができる。例えば、撮影画像の背景部分を編集範囲として指定したような場合は、被写体のエッジ部分の微妙な背景画像とのかぶり具合を画面で確認しながら、ちょうど良いところに決めて編集を行なうことができる。
また、上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動が、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行なわれるため、簡単な処理操作で済むため、編集実行時の処理が迅速に行なわれる。
また、上記色情報の範囲の変動を、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させるため、編集範囲と非編集範囲の輪郭が被写体と背景との実際の境界から著しくずれてしまうことが防止される。
このように、文字やスタンプ等の手書き画像を単に入力できるだけでなく、手書き画像に対してさらに使用者の好みに応じて着色や変形を加えることができ、使用者独自の個性のあるプリントを得たいという多様な好みに適切に対応することが可能になる。なお、この場合において、撮影画像中の任意の1ドットを指定して上記1ドットと略同じ色情報を有するドットの指定により編集範囲を指定する際、指定した1ドットの周辺のドットを参照して色情報を決定してもよい。
【0013】
本発明において、撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンとをさらに備え、上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定は、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行われ、上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動は、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記指定されたドットが含まれる色情報の範囲を変動させることにより行われる場合には、編集範囲の指定はタッチペンでタッチするだけでよいため、簡単な手操作で済み、編集実行時の繁雑さが解消される。さらに、輪郭の変動が、編集範囲として指定するドットが含まれる色情報の範囲を変動させることにより行なわれるため、簡単な処理操作で済むことから編集実行時の処理が迅速に行なわれる。
【0014】
本発明において、上記編集範囲指定手段は、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、上記編集手段は、上記決定された編集範囲に対して編集する場合には、編集領域と非編集領域との境界を微妙に変化させて好みの状態のプリントを得ることができる。例えば、撮影画像の背景部分を編集範囲として指定したような場合は、被写体のエッジ部分の微妙な背景画像とのかぶり具合を画面で確認しながら、ちょうど良いところに決めて編集を行なうことができる。
【0015】
また、第2の本発明は、上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取り、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させ、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、上記決定された編集範囲に対して編集するよう制御する。
このように、編集範囲の指定はタッチペンでタッチするだけでよいため、簡単な手操作で済み、編集実行時の繁雑さが解消される。さらに、輪郭の変動が、編集範囲として指定するドットが含まれる色情報の範囲を変動させることにより行なわれるため、簡単な処理操作で済むことから編集実行時の処理が迅速に行なわれる。また、編集領域と非編集領域との境界を微妙に変化させて好みの状態のプリントを得ることができる。例えば、撮影画像の背景部分を編集範囲として指定したような場合は、被写体のエッジ部分の微妙な背景画像とのかぶり具合を画面で確認しながら、ちょうど良いところに決めて編集を行なうことができる。
また、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させるため、編集範囲と非編集範囲の輪郭が被写体と背景との実際の境界から著しくずれてしまうことが防止される。
このように、文字やスタンプ等の手書き画像を単に入力できるだけでなく、手書き画像に対してさらに使用者の好みに応じて着色や変形を加えることができ、使用者独自の個性のあるプリントを得たいという多様な好みに適切に対応することが可能になる。
【0016】
本発明において、上記編集が色彩の変更である場合には、編集範囲の塗りつぶしの手間が省けるために、操作が一層簡単になる。
【0017】
本発明において、上記編集が画像の嵌め込みである場合には、編集範囲の塗りつぶしの手間が省けるために、操作が一層簡単になるうえ、瞬時に背景画像等の画像を嵌め込んで瞬時に背景画像を変更でき、操作が簡単で、かつ、背景等の画像を嵌め込んだときの画像全体の雰囲気を容易に確認することができる。
【0018】
本発明において、上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定が背景部分の認識である場合には、背景を変更することで、画像全体の雰囲気を大きく変えることができるため、使用者独自の個性のある写真プリントを得ることができ、使用者の撮影の楽しみを一層増加させることができる。
【0019】
本発明において、上記撮影画像を予め設定された複数の色調変換テーブルに基づいて色調調整処理を行ない複数の色調調整画像を生成する色調調整手段と、上記撮影画像および色調調整画像を使用者に対して表示して所望の画像の選択を促す画像表示手段とを備え、上記プリント手段は上記選択された画像をプリント出力する場合には、被写体を撮影して得られるオリジナルな色調をもつ画像だけでなく、画像の色合いなどを使用者の好みに合わせて自由に変更して画像全体の雰囲気を演出することができ、使用者独自の個性のある写真プリントを得たいという多様な好みに適切に対応することができ、同時に撮影を楽しむことができる。
【0020】
本発明において、上記選択された画像を1枚のプリント媒体にプリント出力する場合には、1枚の印刷媒体に各種色調をもつ複数の写真プリントが得られるため、使用者の多様な好みに適切に対応することができる。
【0021】
本発明において、撮影画像を画像表示手段に表示して当該撮影画像に対して複数の編集範囲の指定を受付ける編集範囲受付手段と、編集内容の指定を受付ける編集内容受付手段と、上記編集内容受付手段で受付けた編集内容で編集する編集範囲の決定を受付ける編集範囲決定手段とを備え、複数指定された編集範囲のそれぞれに対して編集内容を指定して編集しうるように構成されている場合には、被写体の撮影画像に対して予め指定した所定の編集範囲に対して各種の編集内容でもって加工を施すことができる。このため、使用者独自の個性のある写真プリントを得ることができ、使用者の撮影の楽しみを増加させることができる。
【0022】
本発明において、上記編集範囲の指定が手書き画像の入力によって行なわれる場合には、手書き画像に対してさらに使用者の好みに応じて多様な変化をつけることができるため、満足度が高くなる。
【0023】
本発明において、上記編集実行手段による編集の実行が、編集範囲内の任意の一点を指定することにより行なわれる場合には、簡単な手操作で済むため、編集実行時の繁雑さが解消される。特に、上記編集が着色である場合には塗りつぶしの手間が省けるために、操作が一層簡単になる。
【0024】
本発明において、上記撮影画像と合成される手書き画像を入力する手書き画像入力手段を備え、上記手書き画像が手書き入力の軌跡から放射状に延びる図形である場合には、今までにない特徴をもつ図形が描けるため、使用者の嗜好に応じて手書き画像に多様な変化をつけることができる。その場合の上記図形としては、放射状に延びる複数の直線から構成でき、しかも、上記複数の直線が複数の色彩からなるようにして多様性を高めることができる。
【0025】
本発明において、上記撮影画像と合成されるスタンプ画像を入力するスタンプ画像入力手段と、上記スタンプ画像の編集を受付けるスタンプ画像編集受付け手段とを備えている場合には、手書きで画像を描く手間が省けるとともに、撮影画像に対して使用者の好みに応じた多様な変化をつけることができる。
【0026】
本発明において、上記スタンプ画像の編集がスタンプ画像の変形,配置,連結のうち少なくともいずれかである場合には、画一的なスタンプ画像に留まらず、一層多様なスタンプ画像を楽しむことができるようになる。この場合の上記スタンプ画像の変形,配置,連結としては、手書き入力の軌跡に沿って行なわれるものとすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明の画像プリント作成装置の一実施の形態の構成を示す縦断面図である。
【0028】
この実施の形態における画像プリント作成装置は、装置本体部1を有し、この装置本体部1を構成する本体ケース2の前方側には被写体Mを覆って背後にまで達するように突き出されたカバー部材3が配設され、このカバー部材3の先端部分に、撮影の際の背景となるカーテン4が吊設されている。そして、上記本体ケース2、カバー部材3、およびカーテン4で囲まれた空間が、被写体Mの撮影用ブースを形成している。また、上側のカバー部材3の天井部の二か所には被写体Mを照射するライト5が取り付けられている。
【0029】
一方、本体ケース2の内部には、被写体Mを撮影する撮影手段としてのカメラ6、上記カメラ6から画像データおよび後述のタッチペン15で指示された操作信号を受信して画像合成等の処理を行なうコンピュータ装置7、このコンピュータ装置7から送信された画像データを受信して得られる画像をプリント媒体11に印刷するプリント手段としてのプリンタ9、さらには、図示しないコイン投入口から投入されたコインを検出してコンピュータ装置7に検出信号を送信するコイン検出部21がそれぞれ設けられている。
【0030】
また、本体ケース2の前面側のカメラ6の被写体M側に対向する部分には透明板10が嵌め込まれている。また、この透明板10の下方位置には、上記コンピュータ装置7から送信された合成画像等の画像データを表示する画像表示手段としてのディスプレイ8が設けられている。さらに、このディスプレイ8の下方位置には、プリンタ9で印刷されたプリント媒体11を本体ケース2の外部に送出する送出口12が形成されている。さらに、本体ケース2の前面側の適所には、コンピュータ装置7から音声信号を受信して出力するスピーカ(図示せず)が設けられている。
【0031】
上記ディスプレイ8に近接した位置にはコントローラ14が設けられている。このコントローラ14は、一対のタッチペン15を備えており、使用者Mがディスプレイ8に表示される操作指示に従ってディスプレイ8の表面をタッチペン15でタップ等することにより、各種の操作信号がコントローラ14を介してコンピュータ装置7に送られ、後述する各種の操作が行なわれるようになっている。
【0032】
上記の各タッチペン15は、ディスプレイ8の左右に配置されていて、複数人でプレイする際に複数の使用者それぞれが、タッチペン15の先端をディスプレイ8の表面に接触させることにより、文字や図形等のペン入力画像を入力することができ、各自が共に満足のいくプレイを楽しむことができるようになっている。そして、タッチペン15を操作して入力される文字、図形等の手書き画像やスタンプ画像等のデータは、カメラ6で撮影された被写体Mの撮影画像と合成されてディスプレイ8に表示されるとともに、その合成画像がプリント媒体11に印刷されるようになっている。
【0033】
上記ディスプレイ8とタッチペン15とによって特許請求の範囲における手書き画像入力手段およびスタンプ画像入力手段が構成され、また、上記ディスプレイ8、コントローラ14、およびタッチペン15によって、編集範囲受付手段、編集範囲指定手段が構成され、さらに、上記コンピュータ装置7によって、編集内容受付手段、編集範囲決定手段、スタンプ画像編集受付手段、編集範囲変動手段が構成されている。
【0034】
つぎに、上記ディスプレイ8やコンピュータ装置7を含むシステム構成の詳細について、図2を参照してさらに詳しく説明する。
【0035】
ディスプレイ8には、画像等を表示する表示部16を有するとともに、この表示部16に対して、タッチペン15によって手書き画像や操作信号が入力される透明のタッチパネル等でできた入力部17がオーバーレイして配置されている。
【0036】
コンピュータ装置7は、カメラ6で撮影して得られる画像データを取り込むとともに、タッチペン15によってディスプレイ8の入力部17に入力された各種の操作信号に基づいて各種制御を行なう制御手段18を備えている。そして、この制御手段18は、コイン検出部21からの検出信号を受信することにより、撮影等の制御を開始するようになっている。
【0037】
また、コンピュータ装置7には、カメラ6のシャッタ操作による撮影回数をカウントするカウンタ22や、タッチペン15によるペン入力画像の入力可能時間を計測するタイマ23が設けられている。
【0038】
上記カウンタ22は、コイン検出部21による最初のコインの検出によってリセットされ、使用者Mによるタッチペン15の撮影開始操作に応じてカウントを開始し、そのカウント値があらかじめ設定された所定の撮影可能回数(例えば4回等)に達すると制御手段18がカメラ6による撮影動作を停止させるようになっている。また、上記タイマ23は、制御手段18が手書き画像開始の指示メッセージをディスプレイ8に表示させるのとほぼ同時に計測を開始し、所定時間が経過してタイムアップすると、これに応じて制御手段18がタッチペン15によるペン入力を禁止するようになっている。
【0039】
また、コンピュータ装置7には、撮影画像記憶部24が設けられている。この撮影画像記憶部24は、カメラ6で撮影された複数枚(ここでは4枚)分の画像、およびこれらの画像に対して後述する色調調整手段25によって色調調整された複数枚(ここでは8枚分)の画像がそれぞれ静止画像として記憶される。したがって、撮影画像記憶部24には、計12枚分に相当する画像が記憶できるようになっている。
【0040】
上記の色調調整手段25は、図3に示すように、本発明の色調変換テーブルの一態様である3原色R、G、Bごとに出力特性の異なる複数のトーンカーブ(実線、破線、一点鎖線で示す)が予め設定されており、カメラ6で撮影された複数枚(ここでは4枚)分のオリジナルな撮影画像の各3原色R、G、Bの色信号を入力値とし、トーンカーブに基づく線形変換後の値を出力値として、異なる色調の撮影画像を生成する。なお、色調変換テーブルは、トーンカーブに限定するものではなく、色相,彩度,明度のうち少なくともいずれかを変換しうるものであれば各種のものを採用することができる。
【0041】
また、コンピュータ装置7には、ペン入力画像処理部28とペン入力画像記憶部29とが設けられている。ペン入力画像処理部28は、ディスプレイ8の表示部16に表示される画像の所定領域に対してタッチペン15を操作することで手書き画像やスタンプ画像などの各種のペン入力画像が得られるように処理を行なう。また、ペン入力画像記憶部29は、ペン入力画像処理部28で処理して得られるペン入力画像(手書き画像やスタンプ画像)を記憶するものである。
【0042】
さらに、上記コンピュータ装置7には、選択画像記憶部30、画像合成手段31、合成画像記憶部32、および画像変質手段33が設けられている。選択画像記憶部30には、使用者Mのタッチペン15による操作信号に応じて、撮影画像記憶部24に記憶されている撮影画像(ここではオリジナルの撮影画像および色調調整された画像の計12枚分)の内から必要枚数(ここでは4枚)が選択決定されたときには、その選択決定された枚数分の撮影画像が記憶されるようになっている。
【0043】
また、画像合成手段31は、上記選択画像記憶部30に記憶されている撮影画像に対して、ペン入力画像記憶部29に記憶された文字や図形等の手書き画像等を合成するものである。また、合成画像記憶部32は、画像合成手段31で合成された各画像を記憶している。さらに、画像変質手段33は、タッチペン15による操作信号に応じて、合成画像記憶部32に記憶されている合成画像に対して、背景色を変更したり、タッチペンで指定した領域を同じくタッチペンで指定したカラーパレットの色彩で塗りつぶしたりするなど、主に色彩変更や画像嵌め込みなどによる画質変質処理を行なうものである。
【0044】
さらにまた、コンピュータ装置7には、表示画像選択手段35や印刷制御部36が設けられている。表示画像選択手段35は、上記の各記憶部24,30,32の出力を選択してディスプレイ8の表示部16に表示すべき画像を選択するようになっている。また、印刷制御部36は、使用者Mによるタッチペン15の操作によって選択されたシートレイアウトになるようにプリンタ9による印刷を制御する。
【0045】
次に、上記構成を備えた画像プリント作成装置の動作の一例について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図4において、「S」はステップを意味する。
【0046】
まず、使用者Mが最初のコインを投入すると(S100)、カメラ6による被写体Mの撮像が開始され(S110)、カメラ6で撮影される画像がコンピュータ装置7内に取り込まれる。このとき、コンピュータ装置7の制御手段18は、表示画像選択手段35を制御して、この取り込まれた画像をディスプレイ8の表示部16に出力する。このため、表示部16には、撮像映像が動画としてリアルタイムで表示される。
【0047】
ついで、使用者Mがディスプレイ8の表示画像を見ながら被写体Mとしての位置調整を完了した後に、タッチペン15を用いて画面の指示に従ってシャッタ操作の操作信号を入力すると(S120)、制御手段18は、図示しないスピーカ等により使用者Mに対してポーズをとるよう指示した後、所定時間が経過するたびに、カメラ6のシャッタ操作を制御する。そして、カメラ6で撮影された画像データが制御手段18を介して撮影画像記憶部24に格納される(S130)とともに、ディスプレイ8には、その際に撮影した画像が静止画像として表示される。
【0048】
つぎに、制御手段18は、カウンタ22が規定の撮影枚数のカウント値に達しているか否かを判断し(S140)、規定枚数に達していなければステップ120に戻ってシャッタ操作による静止画像の取り込みを繰り返す。
【0049】
ステップ140において、規定の撮影回数に達すると、制御手段18は、撮影画像記憶部24に記憶されている所定枚数のオリジナルの撮影画像のデータを色調調整手段25に出力して色調調整を行なう(S145)。
【0050】
すなわち、色調調整手段25には、図3に示したように、3原色R、G、Bごとに出力特性の異なる複数のトーンカーブが予め設定されているので、カメラ6で撮影された複数枚(ここでは4枚)分のオリジナルな撮影画像の各3原色R、G、Bの色信号が入力されると、トーンカーブに基づいて入力値とは異なる色レベルの色信号が出力される。このため、オリジナルな撮影画像とは色調の異なる撮影画像が得られる。たとえば、オリジナルの撮影画像に対してマリーン系(青味)あるいはセピア系(赤味)といった色調に調整された撮影画像が新たに得られる。これにより、画像全体の雰囲気を新たに演出することができる。
【0051】
こうして、色調調整手段25で色調が調整された撮影画像は、再び撮影画像記憶部24に転送されて記憶される。したがって、撮影画像記憶部24には、オリジナルの複数枚(ここでは4枚分)の撮影画像、および色調調整された複数枚分(ここでは8枚分)の撮影画像の計12枚分の画像が記憶される。
【0052】
続いて、制御手段18は、表示画像選択手段35を制御して撮影画像記憶部24の出力を選択するとともに、撮影画像記憶部24に記憶されている全ての画像(計12枚分)データを読み出すので、ディスプレイ8の表示部16には、たとえば図5に示すように、撮影画像記憶部24に記憶されている全ての撮影画像(計12枚分)Pが一覧で表示される(S150)。
【0053】
図5において、左縦一列の4枚分の画像Pは、4回のシャッタ操作によりカメラ6で撮影されたオリジナルな撮影画像であり、中央縦一列の4枚分の画像Pは、色調調整手段25でオリジナルの撮影画像に基づいて色調がマリーン系に調整された後の撮影画像であり、さらに、右縦一列の4枚分の画像Pは色調調整手段25で色調がセピア系に調整された後の撮影画像となっている。
【0054】
また、同じ画面上には、使用者Mに対し、これらの撮影画像Pの内からどの画像をペン入力対象の画像とするかの決定を促すメッセージ(たとえば『好きな写真を4枚選んでね!』などの文言)が表示されるとともに、一人でペン入力をするモード(以下、一人用ペン入力モードという)と、二人でペン入力をするモード(以下、二人用ペン入力モードという)とを選択するためのペン入力モード選択ボタン37a,37bが表示される。
【0055】
そこで、使用者Mは、ディスプレイ8に表示されている撮影画像Pの内から、タッチペン15でペン入力画像の対象とする好みの複数枚(ここでは4枚分)の画像Pをタップして選択した後(S155)、続いてペン入力モード選択ボタン37a,37bのいずれか一方をタップして一人用ペン入力モード、あるいは二人用ペン入力モードを選択する(S160)。
【0056】
制御手段18は、ペン入力モード選択ボタン37a,37bのいずれか一方がタップされると、これに応じて撮影画像記憶部24に記憶されている撮影画像の内から、ステップ155で選択された所定枚数分(ここでは4枚分)の撮影画像のみを選択画像記憶部30に転送して記憶し、続いて、選択画像記憶部30に記憶された全ての撮影画像(4枚分)のデータを読み出して表示画像選択手段35を介してディスプレイ8に出力する。
【0057】
その際、制御手段18は、一方のペン入力モード選択ボタン37aにより二人用ペン入力モードが選択された場合には、たとえば図6に示すような形態で撮影画像Pの表示位置を割り当てる(S165)。また、制御手段18は、他方のペン入力モード選択ボタン37bにより一人用ペン入力モードが選択された場合には、たとえば図7に示すような形態で撮影画像Pの表示位置を割り当てる(S165)。
【0058】
すなわち、図6に示す二人用ペン入力モードの表示画面では、画面の左右にペン入力領域38が表示され、また、これらの各ペン入力領域38の下方には画像選択ボタン39がそれぞれ表示されている。そして、左右のペン入力領域38の内、右側が右のタッチペン15によってペン入力が行なわれる領域であり、左側の領域38が左のタッチペン15によってペン入力が行なわれる領域である。そして、左右のペン入力領域38には、ステップ155で選択された撮影画像Pの内の2つが割り当てられて表示される。また、上記の各画像選択ボタン39には、ペン入力領域38に割り当てられた撮影画像Pを除く残りの撮影画像Pが縮小されて表示される。つまり、右側のペン入力領域38と画像選択ボタン39とには、右のタッチペン15で選択された2つの撮影画像Pがそれぞれ割り当てられて表示され、また、左側のペン入力領域38と画像選択ボタン39には、左のタッチペン15で選択された2つの撮影画像Pがそれぞれ割り当てられて表示されている。
【0059】
そして、この縮小画像が表示された画像選択ボタン39を操作することにより、この縮小画像に対応する撮影画像Pが既にペン入力領域38に表示されている画像Pと入れ替わってペン入力領域38に表示される。なお、再度、画像選択ボタン39をタッチペン15で操作すると、元の画像に戻ることができる。また、ペン入力領域38に表示する画像Pの切り替えは、ペン入力の開始前,途中,終了後のいずれのタイミングであっても、画像選択ボタン39を操作することにより行なわれるようになっている。
【0060】
また、この表示画面には、各種の手書き画像Dの入力モード(線種)を選択する複数のペン入力ボタン42、各種のスタンプ画像Sの種類を選択する複数のスタンプ入力ボタン43、手書き画像を入力する際の線の太さを選択する複数のライン幅選択ボタン44、手書き画像Dの一部を消去するための消しゴムボタン45、手書き画像に色付けするための複数のカラーパレット選択ボタン46がそれぞれ表示されている。そして、これらのボタン42〜46を操作することにより、手書き画像を入力したり、色付けしたり、スタンプ画像の種類を選択したり、手書き画像の一部を消去したりできるようになっている。さらに、この表示画面には、直近に入力されたペン入力画像を消去する取消ボタン47、ペン入力領域38上に入力されたすべてのペン入力画像を消去するやり直しボタン48、およびペン入力を終了する際に操作する入力終了ボタン49がそれぞれ表示されている。
【0061】
一方、図7に示す一人用ペン入力モードの表示画面においては、画面の上側に単一のペン入力領域38が表示され、このペン入力領域38の下方には3つの画像選択ボタン39がそれぞれ表示されている。この場合、ペン入力領域38は、左右のいずれのタッチペン15によってもペン入力が可能であって、ステップ155で選択された撮影画像Pの内の一つの画像が割り当てられて表示されている。また、上記の各画像選択ボタン39には、ペン入力領域38に割り当てられた一つの撮影画像を除く残り3つの撮影画像Pが縮小されて表示されている。そして、この場合も、縮小画像が表示された画像選択ボタン39を操作することにより、この縮小画像に対応する撮影画像Pが既にペン入力領域38に表示されている画像Pと入れ替わってペン入力領域38に表示される。その他のボタン42〜49については、図6に示した二人用ペン入力モードの表示画面の場合と同様であるからここでは詳しい説明は省略する。
【0062】
こうして、撮影画像Pの割り当てが終了すると、ペン入力画像の入力が開始される(S170)。ここでは、便宜上、たとえば、図6に示す二人用ペン入力モードの表示画面において、左側のペン入力領域38に表示されている撮影画像Pに対してペン入力画像を作成する場合について説明する。なお、他の撮影画像Pに対してペン入力画像を作成する場合についても、基本的な処理動作は同じである。
【0063】
たとえば、いま、タッチペン15でペン入力ボタン42あるいはスタンプ入力ボタン43の内の一つを選択した後、ペン入力領域38に対してタッチペン15を操作すると、その操作信号がコントローラ14と制御手段18を介してペン入力画像処理部28に入力されるため、ペン入力画像処理部28は、その操作信号に応じたペン入力画像(手書き画像Dやスタンプ画像S)(図8参照)を発生する。その際、カラーパレット選択ボタン46の内の一つを予め選択しておけば、手書き画像Dやスタンプ画像Sはその選択された色に色付けされる。そして、これらのペン入力画像D,Sがペン入力画像記憶部29に記憶されるとともに、画像合成手段31に送出される。
【0064】
特に、この実施の形態において、ペン入力ボタン42の内には、モールペンの入力ボタンと、ストロークペンの入力ボタンとが設けられている。ここで、モールペンの入力ボタンを選択してペン入力領域38上をタッチペン15でなぞると、ペン入力画像処理部28は、図9に示すように、手書きされた軌跡を中心として放射状に延びる複数の直線から構成されたモール状の手書き画像を発生する。
【0065】
また、ストロークペンの入力ボタンを選択してから、ペン入力領域38上に既に表示されているスタンプ画像の上をなぞると、ペン入力画像処理部28は、図10に示すように、スタンプ画像を変形等した画像を発生する。たとえば、同図(a)に示すように、『T』『Y』『P』『E』の各文字スタンプの上をタッチペン15でなぞると、これらの各文字がなぞった方向に伸長される。また、同図(b)に示すように、矢印『←』のスタンプの上をタッチペン15でなぞると、この矢印がなぞった方向に伸長される。さらに、同図(c)に示すように、千鳥状に配置された木の葉のスタンプの上をタッチペン15でなぞると、なぞった方向に沿って木の葉がランダムに配置されたり連結されたりする。
【0066】
画像合成手段31は、選択画像記憶部30に記憶されている複数枚(ここでは4枚分)の撮影画像Pの内、ペン入力領域38に表示されている撮影画像Pに対して、ペン入力画像記憶部29に記憶されたペン入力画像D,Sとの合成を行なう。そして、制御手段18は、この画像合成手段31で合成された画像を合成画像記憶部32に記憶した後、その合成画像のデータを読み出して表示画像選択手段35を介してディスプレイ8に出力する。したがって、ディスプレイ8のペン入力領域38には、図8に示すように、撮影画像Pに対して手書き画像Dやスタンプ画像Sが書き込まれた合成画像が表示される。
【0067】
このように、この実施の形態では、ペン入力領域38に撮影画像Pを選択して表示した状態でタッチペン15を操作してペン入力画像を作成すると、このペン入力画像D,Sは画像合成手段31によってペン入力領域38に表示されている撮影画像Pと合成され、この合成画像が合成画像記憶部32に記憶される。しかも、前述のように、画像選択ボタン39をタッチペン15で操作すると、このボタン39に表示されている画像がペン入力領域38に表示されている画像と切り替わる。したがって、画像選択ボタン39で画像に選択を繰り返すと、撮影画像Pとペン入力画像D,Sとが合成された画像は、ペン入力領域38とともに、画像選択ボタン39にも表示されるようになるため、使用者Mはペン入力画像の全ての入力状態を常に確認することができる。
【0068】
また、この実施の形態においては、合成画像に対して使用者Mの好みに応じて各種の装飾を施すことができるように、ペン入力ボタン42の内には、塗り絵ペンの入力ボタン、背景ペンの入力ボタン、手書き画像の着色指定ボタンがそれぞれ表示されている。
【0069】
ここで、タッチペン15で塗り絵ペンの入力ボタン42を選択し、続いて、カラーパレット選択ボタン46の内から塗りつぶしたい色を選択した後、図8に示したようなペン入力領域38上に表示されている合成画像について、線で囲まれて閉塞されている領域(たとえば、符号A1で示す領域)をタッチペン15で指定すると、画像変質手段33は、タッチペン15による操作信号に応じて、合成画像記憶部32に記憶されている合成画像に対して、タッチペン15で指定された領域A1を、カラーパレットで選択された色彩でもって塗りつぶす処理を行なう。すなわち、画像変質手段33は、タッチペン15で領域A1内の1ドットが指定されると、同じ領域A1内において、これと同じ色彩で隣接するドットの有無を判断し、それらの隣接するドットの色彩をカラーパレットで選択された色彩に置換する処理を行なう。
【0070】
また、背景ペンの入力ボタン42を操作し、続いて、カラーパレット選択ボタン46の内から塗りつぶしたい色を選択した後、図8に示したようなペン入力領域38上に表示されている合成画像について、背景となる領域A2をタッチペン15で指定すると、画像変質手段33は、合成画像記憶部32に記憶されている合成画像について、タッチペン15で指定された撮影画像Pの周りの背景部分の領域A2を切り抜いて、カラーパレットで選択された色彩をもつ背景を瞬時に嵌め込むクロマキー処理を行なう。なお、カラーパレットの代わりに、背景となる絵柄等を予め設定できる背景パレットを画面上に表示しておき、タッチペン15でその背景パレットの内の一つを選択すると、クロマキー処理により、合成画像の背景の領域A2に背景パレットで選択した背景の絵柄を嵌め込むようにすることも可能である。さらに、背景ペンの入力ボタン42を操作すると、青の部分を背景として認識して背景の絵柄を自動的に嵌め込む処理を行なってもよい。
【0071】
さらに、ペン入力ボタン42の内から手書き画像の着色指定ボタンを操作し、続いて、カラーパレット選択ボタン46の内から塗りつぶしたい色を選択した後、ペン入力領域38上に表示されている合成画像の内の手書き画像Dについて、その任意の一点をタッチペン15で指定すると、画像変質手段33は、合成画像記憶部32に記憶されている合成画像の内の手書き画像Dの連続する部分の色彩を変更する処理を行なう。たとえば、図11に示すように、『キャンピー』という手書き画像Dがある場合、その『キ』という文字の一点をタッチペン15で指定すると、その連続する『キ』という手書き部分の色彩が変更される。この場合の画像変質手段33の処理は、塗り絵ペンの入力ボタン42に応じた画像処理と基本的に同じである。
【0072】
ここで、タッチペン15で背景ペンの入力ボタン42を選択した場合に、編集範囲の指定は、画像変質手段33によってタッチペン15で領域A2内の1ドットが指定されると、同じ領域A2内において、これと同じ色彩の色情報を有して隣接するドットの存在する領域を編集範囲として判断されることにより行なわれる。
【0073】
この場合において、上記編集範囲として指定された編集領域と非編集領域との輪郭を変動させて所定のところで決定するようにすることも可能である。この場合、上記画像変質手段33が本発明の編集範囲変動手段として機能する。まず、タッチペン15でタッチした背景となる領域A2内の1ドットの色情報を読み取ることが行なわれ、編集範囲として指定するドットが含まれる色情報の範囲を変動させることにより行なわれる。
【0074】
例えば、最初にタッチペン15でタッチしたドットの色情報が、(R,G,B)=(120,120,120)であった場合、撮影画像中の(R,G,B)=(120,120,120)のドットの領域が編集対象の領域として指定され、その領域に背景画像が嵌め込まれる。
【0075】
そのままタッチペン15をディスプレイ8の表面から離さずに保持していると、撮影画像中の(R,G,B)=(119〜121,119〜121,119〜121)の範囲のドットが編集対象領域として指定され、その領域に背景画像が嵌め込まれる。これにより、上記編集範囲として指定された編集領域と非編集領域との輪郭(すなわち被写体と背景との境界)が変動する。
【0076】
そして、さらにそのままタッチペン15をディスプレイ8の表面から離さずに保持していると、編集対象領域として指定するドットが含まれる色情報の範囲を変動させて背景画像を嵌め込むことにより輪郭が変動する。以後、同様の動作を繰り返すことにより少しずつ輪郭が変動され、好みの位置でタッチペン15をディスプレイ8の表面から離すことにより輪郭の位置が決定される。このとき、色情報を変動させる範囲は、タッチペンで指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動する。例えば、1〜N回変動する場合は、N回目のつぎは1回目の範囲に戻って同様の動作を繰り返す。このようにすることにより、編集範囲と非編集範囲の輪郭が被写体と背景との実際の境界から著しくずれてしまうことが防止される。
【0077】
このようにすることにより、編集領域と非編集領域との境界を微妙に変化させて好みの状態のプリントを得ることができる。例えば、撮影画像の背景部分を編集範囲として指定したような場合は、被写体のエッジ部分の微妙な背景画像とのかぶり具合を画面で確認しながら、ちょうど良いところに決めて編集を行なうことができる。また、編集範囲の指定はタッチペン15でタッチするだけでよいため、簡単な手操作で済み、編集実行時の繁雑さが解消される。さらに、輪郭の変動が、編集範囲として指定するドットが含まれる色情報の範囲を変動させることにより行なわれるため、簡単な処理操作で済むことから編集実行時の処理が迅速に行なわれる。
【0078】
上述したような輪郭の変更は、塗り絵ペンの入力ボタン42や手書き画像の着色指定ボタン42を選択し塗り絵処理や手書き画像の着色指定処理を行なう場合も同様のことを行なうことができる。
【0079】
このようにして、画像変質手段33で変質された合成画像は、再び、合成画像記憶部32に記憶される。そして、上記の合成画像の作成、合成画像の変質処理、およびこれらの画像の記憶や表示は、タイマ23の計測時間があらかじめ設定された所定の入力可能時間(例えば90秒等)に達するまで続けられる(S185)。
【0080】
時間経過により、タイマ23の計測時間が入力可能時間を過ぎると、印刷の際のシートレイアウトの選択が行なわれ(S190)、合成画像記憶部32に記憶された合成画像のデータが印刷制御部36を介してプリンタ9に送られ、印刷が開始される(S200)。そして、被写体Mの撮影画像Pとペン入力画像等が合成された合成画像が印刷されたプリント媒体11が本体ケース2の前面側の送出口12から送出される。
【0081】
なお、上記実施の形態では、コインの投入により撮影を開始しているが、これに限らず、紙幣,プリペイドカード,メダル,クレジットカード,キャッシュカード等、撮影の対価として支払いうるものであれば、各種の態様を採用することができる。また、これらは、単独で用いる場合だけでなく、組み合わせて用いることもできる。さらには、必要に応じてコイン等の対価を要求することなく撮影を行なうこともできる。
【0082】
また、上記実施の形態において、カメラ6で撮影して得られるオリジナルの撮影画像Pは4枚とし、また、色調調整手段25で色調調整して得られる画像は8枚としているが、これに限定されるものではない。また、使用者Mがペン入力対象として選択する撮影画像Pは4枚としたが、これについても枚数は限定されるものでない。さらに、図6では、2つのペン入力領域38を確保しているが、これに限定するものではなく、3つ以上のペン入力領域38を確保するようにしてもよい。
【0083】
また、上記実施の形態において、カメラ6としては、デジタルカメラを用いたが、ビデオカメラを用いることもでき、撮影画像を電気信号に変換しうるものであれば特に限定するものではない。さらに、上記実施の形態では、1台のカメラ6を備えた例を示したが、これに限定するものではなく、複数台のカメラ6を備えるようにしても差し支えない。
【0084】
また、上記実施の形態では、カメラ6での撮影回数をカウンタ22でカウントし、あらかじめ設定された撮影可能回数に達したときにカメラ6による撮影を停止したが、これに限定するものではなく、カメラ6での撮影可能時間をタイマ23で計測し、あらかじめ設定された撮影可能時間を過ぎたときに撮影を停止させるようにしてもよい。
【0085】
また、上記実施の形態では、スタンプ画像はペン入力画像処理部28において予め格納されたものを用いるようにしたが、これに限定するものではなく、フロッピディスク,CD−ROM,CD−R,光磁気ディスク等の各種の外部記憶媒体に記憶された画像データを読み取って使用するようにすることもできる。
【0086】
また、上記画像プリント作成方法は、コンピュータ装置7で実行されるプログラムによって実現されるため、上記プログラムをCD−ROM等の記録媒体にコンピュータ読み取り可能に記録されて提供したり、あるいは通信回線等を介して提供したりすることができる。
【0087】
【発明の効果】
以上のように、第1の本発明は、上記撮影画像に対する編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記指定された編集範囲に対して、上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段とを備えているため、被写体の撮影画像に対して予め指定した所定の編集範囲に対して各種の編集内容でもって加工を施すことができる。また、上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定が、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行なわれるため、簡単な手操作で済むため編集実行時の繁雑さが解消される。
また、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段を備え、上記編集手段は、編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対して編集するように構成されているため、編集範囲と非編集範囲との境界を微妙に変化させて好みの状態のプリントを得ることができる。例えば、撮影画像の背景部分を編集範囲として指定したような場合は、被写体のエッジ部分の微妙な背景画像とのかぶり具合を画面で確認しながら、ちょうど良いところに決めて編集を行なうことができる。
また、上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動が、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行なわれるため、簡単な処理操作で済むため、編集実行時の処理が迅速に行なわれる。
また、上記色情報の範囲の変動を、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させるため、編集範囲と非編集範囲の輪郭が被写体と背景との実際の境界から著しくずれてしまうことが防止される。
このように、文字やスタンプ等の手書き画像を単に入力できるだけでなく、手書き画像に対してさらに使用者の好みに応じて着色や変形を加えることができ、使用者独自の個性のあるプリントを得たいという多様な好みに適切に対応することが可能になる。
また、第2の本発明は、上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取り、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させ、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、上記決定された編集範囲に対して編集するよう制御する。
このように、編集範囲の指定はタッチペンでタッチするだけでよいため、簡単な手操作で済み、編集実行時の繁雑さが解消される。さらに、輪郭の変動が、編集範囲として指定するドットが含まれる色情報の範囲を変動させることにより行なわれるため、簡単な処理操作で済むことから編集実行時の処理が迅速に行なわれる。また、編集領域と非編集領域との境界を微妙に変化させて好みの状態のプリントを得ることができる。例えば、撮影画像の背景部分を編集範囲として指定したような場合は、被写体のエッジ部分の微妙な背景画像とのかぶり具合を画面で確認しながら、ちょうど良いところに決めて編集を行なうことができる。
また、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させるため、編集範囲と非編集範囲の輪郭が被写体と背景との実際の境界から著しくずれてしまうことが防止される。
このように、文字やスタンプ等の手書き画像を単に入力できるだけでなく、手書き画像に対してさらに使用者の好みに応じて着色や変形を加えることができ、使用者独自の個性のあるプリントを得たいという多様な好みに適切に対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像プリント作成装置の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1の画像プリント作成装置が備えるディスプレイやコンピュータ装置を含むシステム構成図である。
【図3】図2のコンピュータ装置を構成する色調調整手段に予め登録されているトーンカーブ曲線を示す特性図である。
【図4】上記画像プリント作成装置の動作説明に供するフローチャートである。
【図5】撮影画像の選択画面の一例を示す図である。
【図6】二人用ペン入力モードにおけるペン入力画面の表示状態を示す図である。
【図7】一人用ペン入力モードにおけるペン入力画面の表示状態を示す図である。
【図8】合成画像の表示状態の一例を示す図である。
【図9】モールペンの入力ボタンを操作して得られる手書き画像の一例を示す図である。
【図10】ストロークペンの入力ボタンを操作して得られる手書き画像の一例を示す図である。
【図11】手書き画像の着色指定ボタンを操作して得られる手書き画像の一例を示す図である。
【図12】従来の画像プリント作成装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体部
M 被写体(使用者)
2 本体ケース
3 カバー部材
4 カーテン
5 ライト
6 カメラ
7 コンピュータ装置
8 ディスプレイ
9 プリンタ
10 透明板
11 プリント媒体
12 送出口
14 コントローラ
15 タッチペン
16 表示部
17 入力部
18 制御手段
21 コイン検出部
22 カウンタ
23 タイマ
24 撮影画像記憶部
25 色調調整手段
28 ペン入力画像処理部
29 ペン入力画像記憶部
30 選択画像記憶部
31 画像合成手段
32 合成画像記憶部
33 画像変質手段
35 表示画像選択手段
36 印刷制御部
37a,37b ペン入力モード選択ボタン
38 ペン入力領域
39 画像選択ボタン
42 ペン入力ボタン
43 スタンプ入力ボタン
44 ライン幅選択ボタン
45 消しゴムボタン
46 カラーパレット選択ボタン
47 取消ボタン
48 やり直しボタン
49 入力終了ボタン
50 本体ケース
51 ハーフミラー
52 カメラ
53 モニタ
54 写真プリント
55 プリンタ
56 操作パネル

Claims (10)

  1. 使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影画像に対する編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段と、上記編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対し上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段と、編集された画像をプリント出力するプリント手段とを備え、
    上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定が、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行なわれ
    上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動が、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行なわれ、
    上記色情報の範囲の変動が、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させることにより行われるように構成されていることを特徴とする画像プリント作成装置。
  2. 撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンとをさらに備え、
    上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定は、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行われ、
    上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動は、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記指定されたドットが含まれる色情報の範囲を変動させることにより行われる請求項1記載の画像プリント作成装置。
  3. 上記編集範囲指定手段は、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、
    上記編集手段は、上記決定された編集範囲に対して編集する請求項2記載の画像プリント作成装置。
  4. 使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンと、編集された画像をプリント出力するプリンタと、制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取り、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させ、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、上記決定された編集範囲に対して編集するよう制御することを特徴とする画像プリント作成装置。
  5. 上記編集が色彩の変更である請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像プリント作成装置。
  6. 上記編集が画像の嵌め込みである請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像プリント作成装置。
  7. 使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影画像に対する 編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段と、上記編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対して上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段と、編集された画像をプリント出力するプリント手段とを備えた装置による画像プリント作成方法であって、
    上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定を、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行い、
    上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動を、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行い、
    上記色情報の範囲の変動を、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させることにより行うことを特徴とする画像プリント作成方法。
  8. 使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンと、編集された画像をプリント出力するプリンタと、制御手段とを備えた装置による画像プリント作成方法であって、
    上記制御手段は、上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取り、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有する画素の領域を編集範囲として設定し、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させ、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定し、上記決定された編集範囲に対して編集するよう制御することを特徴とする画像プリント作成方法。
  9. 使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、上記撮影画像に対する編集内容を受付ける編集内容受付手段と、上記撮影画像に対する編集範囲の指定を行なう編集範囲指定手段と、上記編集範囲指定手段で指定された編集範囲を変動させて所定のところで決定する編集範囲変動手段と、上記編集範囲変動手段で決定された編集範囲に対して上記編集内容受付手段で受け付けた編集内容で編集する編集手段と、編集された画像をプリント出力するプリント手段とを備えた装置に用いる画像プリント作成プログラムであって、
    上記編集範囲指定手段による編集範囲の指定を、撮影画像中の任意の1ドットを指定することにより、上記1ドットと略同じ色情報を有するドットを指定することにより行うステップと、
    上記編集範囲変動手段による編集範囲の変動を、編集範囲として指定するドットの色情報の範囲を変動させることにより行うステップと、
    上記色情報の範囲の変動を、最初に指定されたドットの色情報を基準にあらかじめ決められた範囲内で繰り返し変動させることにより行うステップとをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする画像プリント作成プログラム。
  10. 使用者を含む被写体を撮影して撮影画像を生成する撮影手段と、撮影画像を表示するディスプレイと、上記ディスプレイに表示される撮影画像に対する編集を指示するタッチペンと、編集された画像をプリント出力するプリンタと、制御手段とを備えた装置に用いる画像プリント作成プログラムであって、
    上記制御手段は、
    上記ディスプレイに撮影画像を表示させ、使用者の操作により上記タッチペンで上記ディスプレイの表面がタッチされた位置に対応する上記撮影画像中の画素の色情報を読み取るステップと、上記読み取った色情報と上記読み取った色情報に基づく範囲の色情報を有 する画素の領域を編集範囲として設定するステップと、上記タッチペンがディスプレイの表面から離されずに保持されている間、上記色情報に基づく範囲を変動させることにより編集範囲を変動させるステップと、上記タッチペンがディスプレイの表面から離れたときに編集範囲を決定するステップと、上記決定された編集範囲に対して編集するステップとをコンピュータ装置に実行させることを特徴とする画像プリント作成プログラム。
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