JP3691021B2 - 紙巻きたばこ用フィルター、及び紙巻きたばこ - Google Patents

紙巻きたばこ用フィルター、及び紙巻きたばこ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヤードクカオの抽出エキスを含有する紙巻きたばこ用フィルター、及び該フィルターを付設した紙巻きたばこに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多くの喫煙者が禁煙願望を有している。その主な原因としては、(1)たばこは健康に有害であり、特に肺癌等の発癌性を有していると一般に知られていること、一方、(2)たばこの煙(副流煙)や臭いは周囲の人々に不快感をもたらし、しかも周囲の人々にも発癌性をもたらすと言われていることが挙げられる。
【0003】
禁煙願望者の多くは、一度ならず禁煙の為の何らかの行動を起こしているが、生活習慣化している嗜好品を断つという相当な意欲と努力に拘わらず、禁煙成功者は少ない。中には禁煙不成功によって自信を喪失したり、たばこの本数を減らすどころか、却って喫煙本数を増やす人もいる。その為、喫煙者は仕方なく、「マイルド」や「ライト」と称する銘柄のたばこを購入し、ニコチンやタールの減少感に安住して喫煙を正当化し、喫煙を続けている。或いは、ニコチンガムや噛みたばこでたばこを止めようとする人もいるが、ニコチン中毒から脱却できている訳ではないので、いつでも元に戻ってしまう危険性がある。しかもその間、喫煙者は「火をつけられない」、「たばこが吸えず、喫煙の楽しみが奪われた」等のフラストレーションに襲われ、新たなストレスを抱え込むことになる。問題は、ニコチン中毒だけではないからである。喫煙者は、喫煙したい人もしたくない人も、まず、▲1▼「指を口元にもっていきたい」:そして、▲2▼「何かを唇に触れさせたい」;そして、▲3▼「火をつけたい」;▲4▼「火をつけて美味しい煙を吸いたい」;そして、▲5▼「ニコチン中毒」なのである。これら▲1▼〜▲5▼によって、ストレスから自分自身を守っているのである。
【0004】
一方、喫煙者は、銘柄の異なるたばこの微妙な香り、味に対して敏感に反応し、自分の好みに拘る人が多い。その為、「健康たばこ」或いは「禁煙用たばこ」と称するハーブ入紙巻きたばこ類似品やフルーツの香り等を味付けした節煙・禁煙用たばこは、各人の嗜好に合致せず「美味しくない」と感じてしまい、結局、自分の好みに合致した元のたばこに戻ってしまうのが実情である。
【0005】
一方、喫煙を積極的に楽しみ、上記(1)、(2)にかかわらず、禁煙行動に入ることを意識的に嫌う人もいる。その為、たばこ会社は、たばこの香りや味を少しでも向上させることを意識こそすれ、香りや味を下げて禁煙を促進させる様な製品を製造・販売することは決して考えない。
【0006】
従って、節煙・禁煙して健康になりたい人に対しては、何のストレスもなく効率良く、その要望をかなえることができ、しかも、非喫煙者に対しても、たばこの煙や臭い等の不快感を与えることのない、新規な紙巻きたばこ用フィルター及び紙巻きたばこの提供が切望されているところであるが、従来、この様な観点からの研究は全くと言って良い程になされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に着目してなされたものであり、その目的は、たばこ自体の本来の風味を変えないことによって喫煙者の喫煙習慣や喫煙願望を充分満足し得、その為、中断なしで継続喫煙しつつ、喫煙本数を最も楽に減少させることができるという、所望の節煙効果・禁煙効果を効果的に発揮し得る新規な紙巻きたばこ用フィルター、及び紙巻きたばこを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成し得た本発明の紙巻きたばこ用フィルターは、ヤードクカオの抽出エキスを含有するところに要旨を有するものである。
【0009】
また、上記課題を達成し得た本発明の紙巻きたばこは、上記紙巻きたばこ用フィルターを付設してなるところに要旨を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、上述した諸条件を全て満足することのできる節煙・禁煙用紙巻きたばこを提供すべく、フィルター中に何らかの節煙・禁煙促進物質を含有させることによって節煙・禁煙の効果を発揮し、しかも当該物質がたばこの香りや味に悪影響を及ぼさないことによって禁煙希望・非希望のいずれの者に対しても嗜好についての満足を覚え得る様なたばこ用フィルターを開発すべく、種々の節煙・禁煙効果物質を探索研究した。それらの中で、特にヤードクカオの抽出エキスが上記諸条件を満足させることを見出し、更に検討を重ねてきた。その結果、ヤードクカオの抽出エキスを含有するフィルターを使用すれば、所望の効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0011】
まず、本発明に用いられるヤードクカオについて説明する。
【0012】
ヤードクカオ[Vernonia Cinerea (L.) Less]は、タイ原産のハーブの一種でキク科に属し、和名でムラサキムカシヨモギ、別名little ironweedと呼ばれている。従来、ヤードクカオは主に飲食用として利用されており、全草を熱湯に入れて煮て食べたり、或いは、全草を乾燥して茶(ヤードクカオ茶)として飲用されている。また、ヤードクカオは、糖尿病患者の皮膚傷の治療、血糖値低下等の効能が期待されることから、医薬用途にも利用されている。
【0013】
更に、ヤードクカオ茶については禁煙作用を有することも知られており、一日に一〜三杯程度飲用すると、約2〜3週間後には約80%以上の人が喫煙本数を半分程度に減らすことができ、イライラ感も解消した等の報告がなされている。
【0014】
しかしながら、この場合はヤードクカ茶をわざわざ、たばことは別に飲用しなければならない。コーヒーやお茶、紅茶等の飲用類は、元々、各人が独自の嗜好を有しており、これら飲用類以外に、禁煙目的だけの為に他の飲用類(ヤードクカオ茶)を摂取しなければならないとすると、喫煙者に対し別のストレスを生むことになる。特に、喫煙は飲料と共に楽しむケースが多く、この様な喫煙人にとっては、必ずしも自分の嗜好に合っていない。それも禁煙目的のヤードクカオ茶の飲用を喫煙行為と同時平行的に実行するという矛盾に満ちた行為をすることになると、そのストレスは一層顕著なものとなる。
【0015】
そこで本発明者らは発想を変え、ヤードクカオを茶として飲用するのではなく、紙巻きたばこに応用してみたらどうかと考えた。たばこへ適用するのであれば、特別の茶を無理矢理飲用することもない為、普段通りに喫煙するだけで(即ち、生活習慣を何ら変更することなしに)、無理なく所望の節煙・禁煙効果が得られると考えた。この様な発想の転換は従来全く知られていないし、更に後述する様に本発明の課題を完全に満足し得るとは、当初到底予測し得ないところであった。
【0016】
この点に関し、更に詳しく説明すると、ヤードクカオ茶は、最近になって禁煙効果があるらしいと認識されてきた様だが、残念ながら、茶としての使用は、禁煙用具としては不適切で、一般には受け入れられ難いと本発明者は考える。たばこを吸う人は香り、味にうるさいことは何度も述べた。たばこを楽しみながら飲む茶やコーヒーの味も、夫々、その人の決まった味があるもので、それは決してヤードクカオ茶の味ではない。そのうえ、多くの人は、わざわざ今までと別の茶を求めたり、抽出の為に煎じるといった努力さえ好まないのである。従って、通常の生活スタイルを変えてまで、ヤードクカオ茶を飲用し続けることは、持続困難なのである。
【0017】
本発明は上記観点に基づいてなされたものであり、上述した問題を全て克服することのできる画期的なものである。これまで、茶として飲用されているのみで、たばこに応用されたことのないヤードクカオを、たばこ用フィルターへ適用してみたところ、ヤードクカオ茶を毎日、指示通りに飲用し続けたときに劣らない節煙・禁煙効果が得られること;しかも、本発明のたばこは、従来の特殊風味剤の様にたばこの香りを喪失させたり、たばこの風味を変質させることがなく、更には口臭改善等、従来の節煙・禁煙たばこでは到底得られなかった効果を奏することを見出したところに技術的特徴を有するものである。
【0018】
尚、本発明において、ヤードクカオをたばこ用フィルターに添加した理由は、ヤードクカオをたばこの葉に混入して実験したところ、所望の効果が全く得られなかったからである。即ち、ヤードクカオをたばこの葉に混入し、火をつけて喫煙実験を行ったところ、たばこ本来の風味が変わり、「おいしくない」という被験者が殆どで(10例中10例)、禁煙効果も全く得られなかった(10例中10例に禁煙効果なし)為、尿中コチニン量の測定も実施しなかった。本発明は、かかる基礎実験を背景にしてなされたものであり、一連の実験結果を総合的に勘案して、「ヤードクカオをたばこ用フィルターに添加する」という構成が最も有用であることを見出し、上記構成を特定した次第である。
【0019】
なにしろ、禁煙したいができない喫煙者が唯一、楽に毎日、同じ様にできる努力といえば、今までと同じ味のたばこを今までと同じ様に吸い続けることだけである。それ以外の新しい努力の強制は、大きな精神的ストレスに他ならず、殆どの場合は失敗に終わる。それが人間の弱さである。禁煙したいができない喫煙者にとっての唯一の選択肢は、本発明のたばこのみであると確信する。
【0020】
尚、従来においても、喫煙者の喫煙習慣や喫煙願望を充足させつつ、しかも節煙、究極的には禁煙をも達成可能であることをうたい文句としたたばこは提供されている。例えば、フィルター内部に、喫煙動機や喫煙欲を減少させる作用の発揮を期待した特殊風味剤等を含有させた(以下、この様なフィルターを節煙用フィルターと言うことがある)紙巻きたばこが提案されている(特開昭60−237981号公報等)。
【0021】
しかしながら、これまで提案されている節煙用フィルターでは、元来は喫煙の楽しさを継続しつつ自然に節煙・禁煙へ誘導させようとするはずのものであったが、中途半端な風味剤等の混入により、たばこ本来の風味が損なわれ、折角、節煙意欲をもって上記フィルターの使用を開始した者も、喫煙の楽しさ自体が阻却されることになって、当該フィルターの使用を放棄し、結局、元通りの通常のフィルター付紙巻きたばこへ復帰するというのが実体であり、究極的には節煙目的が達成されていないという問題があった。
【0022】
これに対し、本発明のフィルターはヤードクカオ抽出エキスを含有しているので、たばこ自体の本来の風味は損なうことなしに、通常通りの喫煙スタイルを続けていくだけで、所望の節煙・禁煙効果が得られる点で、極めて画期的なものである。
【0023】
次に、ヤードクカオ抽出エキスの調製方法について説明する。
【0024】
上記調製方法の概要は、ヤードクカオの全草を用い、主に水を抽出溶媒として熱水抽出するものである。
【0025】
前述した通り、ヤードクカオはタイ原産のハーブであるが、栽培地域は必ずしもタイに限定されず、気候や風土等、栽培環境がタイと近似している亜熱帯地方(カンボジア、ミャンマー、ラオス、ベトナム、インドネシア、中国、インド等)で栽培されたものを用いても構わない。また、栽培条件等も特に限定されず、通常の栽培方法で栽培されたヤードクカオを使用することができる。尚、ヤードクカオの変種或いはF1雑種、更には遺伝子操作による変異品種、栽培品種であっても同様に使用できる。
【0026】
また、ヤードクカオの使用部位は、全草を使用することが推奨されるが、必ずしもこれに限定されず、葉、茎、花等を使用しても良い。使用に当たっては、抽出し易い様、適切なサイズに細断し、必要により更に乾燥しておくことが推奨される。
【0027】
また、抽出溶媒は、主に水を含有するものであれば良く、水のみで抽出しても良いが、本発明による効果に悪影響を及ぼさない範囲で、少量の有機溶媒(例えばメタノールやエタノール等の低級アルコール類、アセトン等、反応に悪影響を及ぼさない常用の有機溶媒)を1種または2種以上含む水で抽出しても良い。
【0028】
抽出濃度は、抽出溶媒100mLに対し、ヤードクカオを1〜15g、より好ましくは3g以上(更により好ましくは6g以上)、12g以下に調整することが推奨される。上記抽出濃度は、一般的なヤードクカオ茶の濃度(ヤードクカオ1.5g/水150mL)に比べ、概ね高く設定している。これにより、所望の効果を発揮し得る抽出物が得られるからである。
【0029】
また、抽出時間は、使用する溶媒及びヤードクカオの量等によっても相違するが、一般にヤードクカオを抽出溶媒100mLに入れて沸騰させてから、総量が概ね1/2程度になるまで抽出する(約30〜40分間)ことが推奨される。これにより、所望の効果を発揮させるのに充分な抽出物が得られる。
【0030】
尚、抽出に当たっては、抽出溶媒を予め沸騰させてからヤードクカオを入れても良いし、或いは、抽出溶媒にヤードクカオを入れてから沸騰させても良く、いずれの方法を採用しても良いが、前者の方法を採用すれば、より優れた効果が得られることを実験により確認している。
【0031】
この様にしてヤードクカオを熱水抽出し、必要に応じて濾過した後、室温まで放置すると、所望のヤードクカオ抽出エキスが得られる。尚、冷水抽出や高圧力抽出等の採用も可能である。
【0032】
次に、上述の方法により得られたヤードクカオ抽出エキスを、フィルターに添加する方法について説明する。本発明において所望の効果を発揮させる為には、ヤードクカオ抽出エキスをフィルターの横断面全体にわたって浸潤させる必要がある。従って、フィルターに添加する添加量は、使用するフィルターのサイズ、材質等に応じて変化し得るが、概ね、フィルター1本当たり、約0.05〜0.5mL(好ましくは約0.1〜0.2mL)を添加し、ヤードクカオの抽出エキスがフィルター横断面全体に浸潤する様に調整することが推奨される。
【0033】
尚、本発明のヤードクカオ抽出エキス含有フィルターは市販のフィルター付紙巻きたばこや紙巻きたばこ専用フィルターに適用したり、医師等の管理下に、患者個々への指導によって施用する場合があるが、今、後者の場合を例にとって説明すれば、ヤードクカオ抽出エキスの固形分濃度及び/又はフィルターへの添加量を高くすれば、節煙・禁煙効果も高められ、早期に所望の効果が得られることから、これらは、喫煙者の状態(使用する紙巻きたばこの種類、喫煙量、喫煙歴、年齢、性別、健康状態、禁煙に対する要望の程度等)等を考慮して適宜、適切に調整することが推奨される。勿論、喫煙後の経過内容を見ながら、適宜、ヤードクカオ抽出エキスの固形分濃度及び/又はフィルターへの添加量を加減することも可能である。具体的には、定期的に喫煙本数/尿中コチニン(ニコチンの代謝産物であり、コチニン量は、科学的・医学的なニコチン摂取量パラメーターの一つとして実証されている)の量をチェックする等し、節煙・禁煙効果の発現が遅い場合には、ヤードクカオの添加量を増加することが推奨される。従って、本発明によれば、喫煙者の状態に応じ、所望の効果を得る為の最も適切な喫煙スケジュールを、逐次、容易に設計・変更することができるというメリットがある。
【0034】
一般喫煙者を対象とする場合は、上記を参考にしてグレードを数段階に分けたフィルター製品とするか、平均的有効量を含有するフィルター製品とするかは自由である。尚、本発明のフィルターは節煙・禁煙意欲の高い人には所望の節煙・禁煙効果を示し、尿中コチニンをより減少させるという健康効果を発揮することは後記する実験結果で明らかであるが、一方、これらの意志が全くない人に対しては、香りや味の変質がないから、従来と同様のレベルで喫煙を継続することができ、且つ、節煙・禁煙効果を全く表さない。結局、これら意欲の大小・有無とは無関係に、一般市販品たばこに適用することができ、喫煙の楽しみを何ら阻害しない点で非常に有用である。
【0035】
尚、本発明に用いられるフィルターの形状は特に限定されず、通常の紙巻きたばこに付設されているフィルター、或いは紙巻きたばこ用に作られた専用フィルターがいずれも適用対象となる。
【0036】
本発明によれば、禁煙の意志のある喫煙者に対し、優れた禁煙・節煙効果を発揮させることができる。詳細には、たばこ自体の本来の風味を変えないことによって、「たばこに火をつけて喫煙したい」という喫煙者の喫煙願望や喫煙習慣を充分満たしつつ、精神的耽溺を解消し得、何の努力も必要とせず、苦痛なく、所望の効果が得られる点で非常に有用である。特に後記する実施例に記載の通り、本発明のたばこを喫煙すると、喫煙者から発せられる「喫煙特有の嫌な臭い」も消失していることが明らかになった。特に、前述した風味剤含有紙巻きたばこの場合、たばこ特有の不快な臭いがそのまま残っているとして、非喫煙者から敬遠されていたのが実情であること等を考慮すると、本発明のたばこは、かかる問題点も一挙に解決できる点で、極めて有用である。
【0037】
本発明において、ヤードクカオの抽出エキスをフィルターに添加すると、何故、かかる優れた節煙・禁煙作用が得られるかの理由は詳細には不明であるが、ヤードクカオの抽出エキスに含まれる成分がたばこの煙と共に鼻粘膜や肺内に吸入された場合には、直接吸収である為、飲用時の様に胃や腸管内での分解を受けずに作用することから、飲用に比べて遥かに微量で同等の効果を発揮することができることが考えられる。また、茶の様に1日数回だけでなく1日に幾度となく吸引されること等が影響しているのではないかと思われる。後記する実施例で実証される本発明による様々な効果は、現在の科学技術では到底実証し得ない、摩訶不思議なものであるというべきである。また、本発明の作用は単に禁煙・節煙作用のみならず、将来、マリファナ等の精神耽溺性麻薬中毒患者や、アルコール依存症等の治療にも応用できる可能性を有していると考える。
【0038】
以下、実施例に基づいてこの発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例はこの発明を制限するものではなく、前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全てこの発明の技術範囲に包含される。
【0039】
【実施例】
以下の実験では、実験の目的を全く知らせず、特に現在、禁煙中でない合計49名の被験者に協力を要請した。
【0040】
[本発明群について]
このうち喫煙歴が4〜53年の被験者24名について、本人が今まで通常喫煙していたものと同じ銘柄の紙巻きたばこを選んで、そのフィルターに、ヤードクカオの抽出エキスを浸透させ、このたばこを2ヵ月間喫煙させたときの喫煙本数及び尿中コチニン量を下記方法で経時的に測定し、本発明たばこによる節煙・禁煙効果を調べた。
【0041】
本実施例に用いたたばこの調製方法は以下の通りである。
【0042】
まず、ヤードクカオのチップ30gを水1000mLに加えて加熱し、水量が約1/2になるまで煮沸した後、濾過してヤードクカオの抽出エキスを得た。このエキスを、各被験者が常用している紙巻きたばこのフィルター部分に2滴(約0.1mL)滴下して浸透させ、自然乾燥させることにより本発明のたばこを得た。表1に、本実施例に用いた全てのたばこの銘柄、及び当該たばこ中に含まれるタール含有量・ニコチン含有量を示す。
【0043】
この様にして調製したたばこを1ヵ月間喫煙させた後、2ヵ月目からは、これとは異なる方法で調製したたばこを喫煙させた。具体的には、ヤードクカオの濃度を2倍(即ち、水1000mLに対し、ヤードクカオのチップ60gを加えて熱水抽出したもの)に高めたものをフィルターに3滴滴下し、自然乾燥させたものを使用した。
【0044】
[対照群について]
尚、比較の為に、ヤードクカオの抽出エキスの代わりに烏龍茶を浸透させたたばこを、喫煙歴が1〜56年の被験者24名に、実験目的を明かさずに喫煙させ、同様にして喫煙本数及び尿中コチニン量を経時的に測定した。
【0045】
[参考群について]
また、参考までに、被験者1名(後記する表2のNo.25)については、常用しているたばこをこれまで通り喫煙してもらうと同時に、ヤードクカオ茶を毎日、飲用してもらい、同様にして喫煙本数及び尿中コチニン量を経時的に測定した。具体的には、湯150mLにヤードクカオ1.5g入ティーバックを加えて得られるヤードクカオ茶を、一日1〜2回、2ヵ月間、毎日飲用してもらった。尚、使用したヤードクカオ茶は、タバコフィルターに使用したものと同じBELNOKI.CO., LTD(タイ・バンコク)社製のものである。
【0046】
[喫煙本数の測定方法]
各被験者について、実験開始前(前日)、実験開始後1ヵ月目、実験開始後2ヵ月目の夫々における、一日当たりの喫煙本数を調べた。
【0047】
[尿中コチニン量の測定方法]
各被験者について、実験開始前(前日)、実験開始後1ヵ月目、実験開始後2ヵ月目の夫々において、早朝第一尿を採取し、コチニンの微量測定として有用なalkali flame ionization detector(AFDI)(Hitachi 073 GC FTD)を用いたガスクロマトグラフィーにより、尿中コチニン量を測定した。
【0048】
これらの結果を表2及び3に併記する。尚、各被験者の間で、コチニン量及び喫煙本数にバラツキが見られる為、下記基準に基づき、喫煙効果を客観的に評価した。
【0049】
○ … {(a−b)/b}×100(%)≧10
× … {(a−b)/b}×100(%)<10
a:実験開始前のコチニン量又は喫煙本数
b:実験開始後2ヵ月のコチニン量又は喫煙本数
即ち、「○」は、実験開始前に比べ、コチニン量/喫煙本数が10%以上減少している為、「節煙・禁煙効果あり」と客観的に評価できることを意味している。尚、上記表2及び3では、コチニン量も喫煙本数もどちらも「○」と評価された被験者のみ、総合結果を「○」とした。
【0050】
【表1】
Figure 0003691021
【0051】
【表2】
Figure 0003691021
【0052】
【表3】
Figure 0003691021
【0053】
このうち表2に、本発明のたばこを喫煙した被験者の結果(本発明群)、及びヤードクカオ茶を飲用した被験者の結果(参考群)を;表3に、烏龍茶を添加したたばこを喫煙した被験者の結果(対照群)を、夫々示す。これらの表より、以下の様に考察することができる。
【0054】
表2に示す通り、本実施例の喫煙様式に従えば、実験開始後2ヵ月目で、喫煙本数が10%以上減少したものは24例中18例(75%)、コチニン量が10%以上減少したものは24例中16例(約66.7%)にものぼり、喫煙本数及びコチニン量のいずれも10%以上減少した例は24中15例(62.5%)と、極めて優れた節煙・禁煙効果が得られた。尚、上記結果は、表2のNo.25の如く、ヤードクカオ茶を毎日指示どおりに飲用した被験者の結果と同程度であった。
【0055】
このうちNo.21の被験者は、喫煙歴が25年間、一日当たりの平均喫煙本数が20本と多く、長年の間、たばこを止めようとしたが止められなかった例であるが、従来のたばこに代えて本発明のたばこを使用することにより、喫煙後、僅か2ヵ月にも満たない間に、完全にたばこを止めることができた。尚、中断後に喫煙を再開することはなかった。
【0056】
これに対し、表3に示す通り、対照群では、喫煙本数が10%以上減少したものは24例中僅かに1例(約4.2%)のみ、コチニン量が10%以上減少したものは24例中僅かに2例(約8.3%)のみで、喫煙本数及びコチニン量の両方が10%以上減少した例は0であった。
【0057】
この様に本発明のたばこを喫煙すれば、僅か、2ヵ月の間に、60%以上の元々禁煙意欲のあった被験者には節煙・禁煙効果が見られ、なかには、完全にたばこを止めた者もいる等、非常に優れた節煙・禁煙効果が得られた。更に被験者全員に見られた所見として、本発明たばこの喫煙による味の不快感(味覚の変化)は全く見られなかった。従って、被験者に、節煙・禁煙に伴う苦痛(ストレス)を何ら与えることなく、通常通りに喫煙するだけで、上述した極めて優れた節煙・禁煙効果が得られる点で、本発明は非常に有用である。
【0058】
更に本実施例の結果を詳細に検討すると、もともと節煙・禁煙の意志が全くなかった被験者については、本発明のたばこを喫煙しても節煙・禁煙効果は認められなかったという、極めて興味深い知見も得られた。即ち、喫煙本数、尿中コチニン量ともに、10%以上減少した例は7例中0であった。このことから、本発明のたばこは、節煙・禁煙意志のある者(たばこを止めたいという強い意志はあるが、ニコチンによる精神耽溺作用により、どうしてもたばこを止められなかった者)にのみ有用であり、喫煙者の意志まで変える作用はないことが確認できる。即ち、本発明のたばこを喫煙することにより、▲1▼たばこを止めたい者に対しては、喫煙習慣や喫煙願望も充足させつつ、所望の禁煙作用が得られるし、一方、▲2▼たばこを止める意志のない者に対しては、これまで常用しているたばこと、何ら風味の変わらないたばこを、いつまでも吸い続けることができ、喫煙者の意志に合致した所望の効果が得られるのである。本発明のたばこは、喫煙者の選択の自由度をかなえることができる点で、極めて意義深いといえる。換言すれば、たばこの負の部分を軽減することによって、たばこをより魅力的な商品に高め得たのである。
【0059】
尚、本実施例により、フィルターに添加するヤードクカオの量を増加させると、より優れた禁煙効果が得られることも分かった。前述した通り、本実施例では、フィルターに添加するヤードクカオの量を、実験開始後1ヵ月間と、1ヶ月後〜2ヶ月間との間で変えており、後者のヤードクカオ量は前者に比べて多く設定している。本実験結果によれば、実験開始後1ヵ月目の時点で、喫煙本数、尿中コチニン量ともに減少したのは、本発明のヤードクカオフィルターを使用した20例中、僅か3例(15%)に過ぎなかったが、ヤードクカオの量が多いたばこを喫煙すると、実験開始後2ヵ月目には、喫煙本数、尿中コチニン量ともに減少した例が顕著に増加しており、ヤードクカオの含有量を増やすことによって、禁煙効果がより高められることが確認された。
【0060】
一方、本発明のたばこは、喫煙者に対するメリットをもたらすのみならず、たばこ会社の抱える問題点を解決する一助ともなり得るものである。アメリカでは、喫煙者がたばこメーカーに対し、「たばこの健康への害を知らずに喫煙者となり、癌にかかったのは、たばこ会社が情報を隠していた為である」として訴訟を起こし、勝訴した判決例がある。裁判で問題になったのが、喫煙者の「禁煙の意志」であったが、確認する術もなく、たばこ会社は敗訴した。これに対し、本発明のたばこによる禁煙効果は上述した通り、喫煙者自身の強い禁煙意志を反映するものであり、喫煙者の意志まで変える作用はないことから疑義が生じる余地もなくなる結果、たばこ会社が不当の不利益を被る恐れも少なくなることが考えられる。結局、喫煙者の自己責任を実効あらしめる有効な武器が提供されることになり、たばこ会社としては、喫煙者の禁煙意志に応じて、選択的に禁煙・節煙も可能なたばこを販売することによって、肺癌予防に寄与できると共に、継続喫煙するか禁煙・節煙するかの効果は喫煙者の意志によって定められるという点で、訴訟における抗弁が可能となるのである。
【0061】
更に被験者の家族からは、本発明のたばこに変更した後は、部屋中から紙巻きたばこによる嫌な臭いがなくなった、という報告も数多く寄せられた。非喫煙者にとって、最も嫌なものは喫煙後の臭い(喫煙を介して吐き出された呼気中に含まれる臭い)であるが、本発明によれば、喫煙後の不快な臭いも消失し得ることができるのであり、喫煙者の口臭改善にも寄与するものである。これは、従来の風味剤含有紙巻きたばこでも解決し得なかった課題の一つであり、本発明たばこによる大きなメリットの一つである。
【0062】
その他、被験者からは、本発明のたばこを喫煙してからは、起床時の疲労感が軽減したり、起床時のみならず体が元気になったとか;黒ずんだ歯茎がピンクに戻ってきたとか;痰や咳が減った;不快な口臭が消えた等、体調改善に関する様々な効果も多く寄せられた。これらも、数多い本発明の利点のうちの一つといえる。
【0063】
尚、本実施例の内容は、喫煙者サイドにおける効果(科学的に裏づけられた節煙・禁煙効果に加え、喫煙者の嗜好も充足させるという効果、更には体調改善に関する効果等)と共に、非喫煙者サイドにおける効果(喫煙による不快な臭いの消失等)も、入念に細かく調べたものであり、本発明のたばこによる効果を多角的に確認した実験データとして極めて意義深いものである。
【0064】
【発明の効果】
本発明のたばこはヤードクカオの抽出エキスをフィルター内部に含有しているので、▲1▼節煙・禁煙意欲のある喫煙者に対し、たばこ自体の本来の風味を変えないことによって、火をつけたい、たばこを吸いたいという喫煙願望・喫煙習慣はそのまま充足させ、その為、中断なしに継続喫煙しつつ、喫煙本数を最も楽に減少させることができるという、所望の節煙効果・禁煙効果が得られるのみならず、上記効果と相俟って、疲労回復、歯茎の改善、咳や痰の減少等、優れた体調改善効果も奏すること;▲2▼喫煙者の家族等、周囲の者に対しては、喫煙後の紙巻きたばこの嫌な臭いが消失し、精神的苦痛から開放される等、種々の効果を奏する点で、極めて有用である。

Claims (2)

  1. ヤードクカオ[ Vernonia Cinerea L. Less の抽出エキスを含有することを特徴とする紙巻きたばこ用フィルター。
  2. 請求項1に記載のフィルターを付設した紙巻きたばこ。
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