JP3690940B2 - 光電共用伝送装置及びこれを用いた伝送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号,電気信号及び電力の伝送に関し、一種類の光電共用伝送装置を用いて、光信号伝送と電気信号伝送とを双方向及び単方向のいずれかの通信で行ったり、光信号伝送と電力搬送とを可能とする伝送システムに関する。特にIEEE1394シリアルバスの信号伝送とオーディオ信号伝送に適する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報の伝送にホストコンピュータが不要なIEEE1394シリアルバスが家電機器に採用されつつある。
【0003】
カムコーダはそのデジタル化に伴い、従来から持っていたアナログ音声入出力用のコネクタ、アナログ映像入出力用のコネクタ、電源コネクタの他に、前述のIEEE1394コネクタを持つ製品が主流となっている。カムコーダなどの携帯機器は小型軽量化の要望が強く、IEEE1394コネクタも小型な4Pinタイプが採用されている。
【0004】
このコネクタのプラグを、図29に示す。図中、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は要部断面図である。
【0005】
プラグ160は、開口を持つ導電性のカバー161を備え、該カバー161内部に4つの電極162を持つ。163は、カバー161上面に設けられたカバー穴部である。
【0006】
また、このプラグ160が挿入されるレセプタクルを、図30に示す。図中、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は正面断面図である。
【0007】
レセプタクル170は、上記プラグが挿入される開口を持つ導電性のカバー171を備え、該カバー171内部にばね性が与えられた4つの電極172と、プラグカバー穴部に嵌合するばね部173を持つ。
【0008】
図31に上記プラグとレセプタクルが嵌合した状態の断面図を示す。
【0009】
対応する4つの電極162,172は互いに接触し電気接続がなされ、プラグカバー穴部163にレセプタクル170のばね部173が嵌合し、フリクションロックを形成する。互いの導電性カバー161,171は接触し、電気接続部を完全に覆い、電磁ノイズをコネクタ外部へ放出するのを防ぐ。
【0010】
電気信号伝送用プラグと制御信号伝送用プラグが同一方向に突出する接続装置に関する従来例として、実開平3−116575号公報に記載のものがある。このプラグの平面図を図32に示す。
【0011】
このリモートコントロール付きヘッドホン用プラグは、電気ケーブル191に取り付けられたプラグハウジング190の同じ側の面にオーディオ信号用単頭プラグ本体192とリモートコントロール信号用コネクタタイププラグ本体193とが共に同じ向きで突設されてなる。194はリモートコントロール信号用電気接続端子である。
【0012】
また、このプラグと接続するリモートコントロール付きヘッドホン用ジャックは、ジャックハウジングの同じ側の面にオーディオ信号用単頭プラグ本体受口とリモートコントロール信号用コネクタタイププラグ本体受口とが並設されてなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例として説明したIEEE1394コネクタには、IEEE1394信号のみが流れていた。そのためアナログ音声入出力、アナログ映像入出力、電力搬送、光伝送ができないという問題点があった。また、カムコーダではそのため4つのコネクタが必要であり、小型軽量化を阻害していた。
【0014】
また、IEEE1394コネクタにアナログ音声信号、アナログ映像信号、電力を流すと、信号の区別がつかないため情報伝送が不可能であり、場合によっては電子回路の破壊が起こる問題が生じる。
【0015】
他の従来例として説明したリモートコントロール付きヘッドホン用コネクタでは、電気信号伝送用プラグにはアナログ音声信号のみが流れ制御信号伝送用プラグにはリモートコントロール用信号のみが流れており、コネクタの数を削減する作用はなかった。
【0016】
本発明は、上記課題に鑑み、単方向光通信,双方向光通信,単方向電気通信,双方向電気通信,電力搬送のいずれか、あるいは光通信と電気通信または電力搬送との組合せを選択的に行うことができる光電共用伝送装置及びこれを用いたシステムの提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、電気プラグ及び光プラグが同一方向に突出してなる伝送ケーブルが接続される光電共用伝送装置であって、前記電気プラグが挿入される第1の挿入孔と、前記光プラグが挿入される第2の挿入孔と、前記第1の挿入孔に挿入された電気プラグに電気接続する電気接続端子と、前記第2の挿入孔に挿入された光プラグに光接続して光信号を送信する発光素子と、該第2の挿入孔に挿入された光プラグに光接続して光信号を受信する受光素子と、前記伝送ケーブルに対する通信を、単方向光通信,双方向光通信,単方向電気通信,双方向電気通信,電力搬送,双方向光通信と双方向電気通信との組合せ、双方向光通信と電力搬送との組合せのうちいずれか1つを選択的に切替制御する制御回路とを備えたことを特徴とするものである。上記構成によれば、同一の光電共用伝送装置で、単方向光通信、双方向光通信、単方向電気通信、双方向電気通信、電力搬送,双方向光通信と双方向電気通信との組合せ、双方向光通信と電力搬送との組合せのうちいずれか1つを選択的に行うことが可能である。
【0018】
また、単方向光通信,双方向光通信,単方向電気通信,双方向電気通信,電力搬送,双方向光通信と双方向電気通信との組合せ、双方向光通信と電力搬送との組合せによって異なる識別情報手段が設けられた伝送ケーブルの当該識別情報手段を検出する識別情報検出手段を設け、前記制御回路は前記識別情報検出手段からの検出結果に基づいて切替制御することを特徴とするものである。通信方式を自動識別でき、信号の種類により別途切り替えるためのスイッチが不要となる。
【0019】
前記単方向光通信としてディジタルオーディオ光信号を、前記双方向光通信としてIEEE1394光信号を、前記単方向電気通信としてディジタルオーディオ電気信号,アナログオーディオ電気信号又はビデオ電気信号を、前記双方向電気通信としてIEEE1394電気信号を適用することを特徴とするものであり、光信号または電気信号を同一の光電共用伝送装置で通信できる。
【0020】
前記識別情報検出手段は、前記第2の挿入孔の周りに前記光プラグの外周面に接触可能に配置された電気スイッチからなり、光プラグの有無又は光プラグの直径の違いからなる光プラグの識別情報手段を、光プラグの挿入孔への挿入時に、光プラグの接触/非接触による前記電気スイッチのオン/オフの組み合わせにより、前記伝送ケーブルの伝送媒体の種類及び該伝送媒体を伝播する信号の形態を識別してなる。簡単な構成で通信方式が自動識別できる。
【0021】
前記伝送ケーブルの伝送媒体の伝送品質を検出する検出手段を備えたことを特徴とするものである。
【0022】
加えて、前記制御回路は、双方向光通信と双方向電気通信が同時に可能なとき、前記伝送品質の高い伝送媒体による通信を選択することを特徴とするものである。
【0023】
加えて、前記制御回路は、双方向光通信と双方向電気通信が同時に可能なとき、高速伝送が可能な前記伝送ケーブルの伝送媒体による通信を選択することを特徴とするものである。複数の伝送媒体の中から最良な伝送媒体を選択し、最良な通信が行える。
【0024】
加えて、前記発光素子と受光素子とを1本の光プラグに光接続させる光分岐素子を備えたことを特徴とするものである。光ファイバを1本削減でき、小型化,軽量化が可能となる。
【0025】
また、前記光分岐素子としてマイクロプリズムアレイを用いたことを特徴とするものである。より小型化が可能となる。
【0026】
加えて、前記第2の挿入孔を小型単頭式電気プラグが挿入可能な形状とすることを特徴とするものである。既存のプラグを使用することが可能となる。
【0027】
加えて、前記識別情報検出手段は、前記両プラグに設けられた互いの識別情報手段の組合せにより、前記伝送ケーブルの伝送媒体の種類及び該伝送媒体を伝播する信号の形態を識別してなることを特徴とするものである。小型化と多機能性を兼ね備えることが可能となる。
【0028】
加えて、上記いずれか1つの光電共用伝送装置を用いた伝送システムであって、前記光プラグを前記電気プラグよりも長くしたことを特徴とするものである。既存の電気レセプタクルに本発明のプラグを挿入不可能とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかる光送受信モジュール及びそれを用いた光送受信システムについて、図面とともに説明する。
【0040】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態よりなる光電共用伝送システムを図1に示す。
【0041】
光プラグ部と電気プラグ部とを有するプラグが取り付けられた光・電気複合ケーブルの装着が可能である嵌合部を備えた光電共用伝送装置101と、装着されたプラグの識別情報に対応して伝送路を選択的に切り替えることのできる制御回路102と、前記装着された光・電気複合ケーブル103によって当該光・電気複合ケーブル103のもう一方にあるインターフェース104との間で双方向光通信,双方向電気通信,単方向光通信,単方向電気通信及び電力搬送を行うことが可能である。
【0042】
前記光電共用伝送装置101において、106は光プラグ部105と電気プラグ部107を装着するための嵌合部であり、108は発光素子であり、109は駆動用集積回路であり、110は受光素子であり、111は増幅処理用集積回路であり、112は電気接続端子であり、113は挿入された光プラグ部105に設けられた識別情報手段を検出するためのプラグ識別用端子(識別情報検出手段)である。
【0043】
制御回路102において、114は発光素子駆動制御用イネーブル機能付きバッファであり、発光素子駆動制御用伝送路115を通して発光部121を制御する。116は受光素子増幅処理信号制御用イネーブル機能付きバッファであり、受光素子増幅処理信号伝送路117を通して受光部122からの信号を外部に出力することを制御するものである。アナログスイッチ118は電気信号を光電共用伝送装置101に複数個設けられた電気接続端子112に電気信号伝送路123を通して送信するためのものであり、アナログスイッチ119は光電共用伝送装置101に複数個設けられた電気接続端子112から受信され、電気信号伝送路123を通して伝送された電気信号を外部に出力するためのものであり、識別及び伝送路選択回路120は、挿入された光プラグ部105のプラグ形状を識別及び外部より制御信号路124を介して入力された伝送路制御信号から伝送路を選択し、発光素子駆動制御用イネーブル機能付きバッファ114、受光素子増幅処理信号制御用イネーブル機能付きバッファ116及びアナログスイッチ118,119に制御信号を送信するものである。
【0044】
双方向光通信用ケーブルアセンブリが光電共用伝送装置101に装着された場合においては、プラグ識別用端子113より識別情報が識別及び伝送路選択回路120に入力され、前記識別及び伝送路選択回路120にて装着されたケーブルアセンブリが双方向光通信用であることを識別し、発光素子駆動制御用イネーブル機能付きバッファ114、受光素子増幅処理信号制御用イネーブル機能付きバッファ116にイネーブル信号が出力され、該バッファ114,116がON状態となり、送信信号は発光素子駆動用伝送路115を通して発光部121において電気信号から光信号に変換され光信号として出射され、挿入された光プラグ部105aに導かれ、光ファイバケーブル103を通してもう一方のインターフェース104に光信号が伝送される。また、前記インターフェース104から伝送された光信号は、光ファイバケーブル103を通して挿入された光プラグ部105bから出射され、受光部122に光信号が導かれ、該受光部122により光信号から電気信号に変換され、受光素子増幅処理信号伝送路117及び受光素子増幅処理信号制御用イネーブル機能付きバッファ116を通して受光部122からの受信が外部に出力され、双方向光通信を行うことができる。
【0045】
なお、この時使用しない伝送路は、前記識別及び伝送路選択回路120によって、信号が通過しないよう遮断されており、双方向光信号伝送を行う際に何ら悪影響を与えないよう構成されている。
【0046】
また、双方向電気通信用ケーブルアセンブリが光電共用伝送装置101に装着された場合においては、前記双方向光通信用ケーブルアセンブリが装着された場合と同様に、識別及び伝送路選択回路120によって装着されたケーブルアセンブリが双方向電気通信用であることを識別し、必要な伝送路のみを信号が通過できるよう制御を行い、双方向電気通信を行う。
【0047】
さらに、単方向光通信用ケーブルアセンブリが光電共用伝送装置101に装着された場合においては、前記双方向光通信用ケーブルアセンブリが装着された場合と同様に、識別及び伝送路選択回路120によって装着されたケーブルアセンブリが単方向光通信用であることを識別し、必要な伝送路のみを信号が通過できるよう制御を行い、単方向光通信を行う。
【0048】
さらにまた、単方向電気通信用ケーブルアセンブリが光電共用伝送装置101に装着された場合においては、前記双方向光通信用ケーブルアセンブリが装着された場合と同様に、識別及び伝送路選択回路120によって装着されたケーブルアセンブリが単方向電気通信用であることを識別し、必要な伝送路のみを信号が通過できるよう制御を行い、単方向光通信を行う。
【0049】
加えて、電力搬送用ケーブルアセンブリが光電共用伝送装置101に装着された場合においては、前記双方向光通信用ケーブルアセンブリが装着された場合と同様に、識別及び伝送路選択回路120によって装着されたケーブルアセンブリが電力搬送用であることを識別し、必要な伝送路のみを信号が通過できるよう制御を行い、単方向光通信を行う。
【0050】
加えて、双方向電気通信+電力搬送用ケーブルアセンブリが光電共用伝送装置101に装着された場合においては、前記双方向光通信用ケーブルアセンブリが装着された場合と同様に、識別及び伝送路選択回路120によって装着されたケーブルアセンブリが双方向電気通信+電力搬送用であることを識別し、必要な伝送路のみを信号が通過できるよう制御を行い、双方向電気通信及び電力搬送を行う。
【0051】
加えて、双方向電気通信+双方向光通信用ケーブルアセンブリが光電共用伝送装置101に装着された場合においては、前記双方向光通信用ケーブルアセンブリが装着された場合と同様に、識別及び伝送路選択回路120によって装着されたケーブルアセンブリが双方向電気通信+双方向光通信用であることを識別し、必要な伝送路のみを信号が通過できるよう制御を行い、双方向電気通信及び双方向光通信を行う。
【0052】
また、光電共用伝送装置101にプラグが挿入されない場合は、すべての伝送路を前記識別及び伝送路選択回路120によって、信号が通過しないよう遮断されており、他の機器に何ら悪影響を与えない及び消費電力の低減が可能であるよう構成されている。
【0053】
以上のように、光電共用伝送装置101に挿入されたプラグを識別し、制御回路102にて伝送路の制御を行うことによって、単方向光通信,双方向光通信,単方向電気通信,双方向電気通信,電力搬送のいずれか、あるいは光通信と電気通信または電力搬送との組合せを選択的に行うことが可能である。
【0054】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態よりなる光電共用伝送システムは、双方向電気通信,単方向電気通信,単方向光通信,双方向光通信,、双方向光通信+電力搬送,双方向電気通信+双方向光通信を行う。
【0055】
本実施の形態にかかる光電共用伝送システムに用いるプラグを図2乃至図8に示す。図中、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【0056】
図2は双方向電気通信用プラグであり、例えばIEEE1394電気通信用である。
【0057】
図3及び図4は単方向電気通信用プラグであり、例えばアナログオーディオ電気通信用、ビデオ電気通信用であり、図3は入力用、図4は出力用である。
【0058】
図5は単方向光通信用プラグであり、例えばデジタルオーディオ光信号用であり、光プラグの一方は入力用、他方は出力用である。
【0059】
図6は双方向光通信用プラグである。
【0060】
図7は双方向光通信+電力搬送用プラグである。
【0061】
図8は双方向電気通信+双方向光通信用プラグである。
【0062】
図9は、図5に示す単方向光通信用プラグの全体図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は(a)のA−A断面図である。
【0063】
図9において、プラグの光プラグ部105の内部には光ファイバ130を持つ。光プラグ部105は電気プラグ部107よりも長いが、それは従来のレセプタクル(例えば従来例のIEEE1394レセプタクル)に、本実施の形態のプラグを挿入不可能とするためである。それは、光プラグ部105が従来のレセプタクルもしくは取り付けパネルに、電気プラグ部107よりも先に接触し、プラグの挿入を不可能とすることにより機能する。
【0064】
図2の双方向電気通信用であるIEEE1394電気通信用プラグは、従来例で説明したものである。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子17〜20には表1に示す信号が流れる。
【0065】
図3の単方向(入力)電気通信用プラグであるアナログオーディオ電気通信とビデオ電気通信用プラグは、光ファイバの無い光プラグ部105が一つしか無い構造を持つ。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子17〜20には表1に示す信号が流れる。
【0066】
図4の単方向(出力)電気通信用プラグであるアナログオーディオ電気通信とビデオ電気通信用プラグは、光ファイバの無い光プラグ部105が図3と違う側一つしか無い構造を持つ。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子17〜20には表1に示す信号が流れる。
【0067】
図5の単方向光通信用プラグであるデジタルオーディオ光通信用プラグは、光ファイバを内部に持つ光プラグ部105が2つある構造を持つ。一方の光プラグ部が入力用、他方が出力用である。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子17〜20は休止状態にある。
【0068】
図6の双方向光通信用プラグであるIEEE1394光通信用プラグは、光ファイバを内部に持つ光プラグ部105が2つある構造を持つ。両光プラグ部105の先端は直径が小さい段状になっている。一方の光プラグ部が入力用、他方が出力用である。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子17〜20は休止状態にある。
【0069】
図7の双方向光・電力搬送用プラグであるIEEE1394光・電力搬送用プラグは、光ファイバを内部に持つ光プラグ部105が2つある構造を持つ。一方の光プラグ部の先端は直径が小さい段状になっている。一方の光プラグ部が入力用、他方が出力用である。電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子17〜20には表1に示す極性の電力が流れる。
【0070】
図8の双方向光・電気通信用プラグであるIEEE1394光・電気通信用プラグは、光ファイバを内部に持つ光プラグ部105が2つある構造を持つ。他方の光プラグ部の先端は直径が小さい段状になっている。一方の光プラグ部が入力用、他方が出力用である。電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子17〜20には表1に示す信号が流れる。
【0071】
【表1】
本実施例の光電共用伝送装置を図10に示す。図10中、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は(b)のB−B断面図、(e)は(a)のA−A断面図である。
【0072】
図10に示す光電共用伝送装置10において、11は電気プラグ挿入孔、12は光プラグ挿入孔、13は発光素子14及び受光素子15をモールドしたモールドパッケージ、16はハウジング、17〜20は電気接続用の端子部、21〜24は識別情報検出用内側端子部(スイッチ)、25は外部端子部である。
【0073】
該モールドパッケージ13の構造を図11に示す。図中、(a)は正面図、(b)は側面断面図、(c)は平面断面図である。
【0074】
14は発光素子、15は受光素子、30はモールドパッケージ13に形成されたレンズである。
【0075】
外部端子25からの送信電気信号は駆動集積回路32に入力され、発光素子14により光信号に変換され、レンズ30を経由し光ファイバに入射し光信号として光ファイバを伝播する。一方、受信光信号はレンズ30を経由し受光素子15により電気信号に変換され、増幅集積回路33により増幅された後、外部端子25より外部に取り出される。
【0076】
モールドパッケージ13は、金属板からなるリードフレーム31に半導体チップがロウ付けされた後、ワイヤーボンディングにより電気接続がなされ、全体を樹脂モールドして製造される。
【0077】
光電共用伝送装置の構造において、前記識別情報検出手段は、光プラグ挿入孔12に突出する電極とそれに対向するように設けられた電極からなるスイッチ群であり、例えば、図10(e)に示すように4つのスイッチ21〜24からなる。
【0078】
該突出した電極は、プラグ挿入時に光プラグ部105の側面に接触し、その押圧力にて該対向電極に接触しON状態となる。
【0079】
図12は本実施の形態の光電共用伝送装置に代表的なプラグが挿入された場合の光プラグ挿入孔部の平面断面図である。図中、(a)は図2のプラグが挿入された場合を、(b)は図5のプラグが挿入された場合を、(c)は図6のプラグが挿入された場合を示す。
【0080】
表2に示すとおり、スイッチ群のON/OFF状態により挿入されたプラグ、例えば図2乃至図8のプラグの識別が可能となる。
【0081】
【表2】
スイッチが4つあると、ON・OFFの状態の組み合わせにより、2の4乗である16種類の識別が可能であり、上記では7種類のプラグ例を示したが、例えば単方向光通信+電力搬送などの他のプラグを設けることが可能なのは言うまでもない。
【0082】
また、識別情報手段を光プラグ部の形状で表記したが、特願平09−283516号にて本発明人が提案したようなマークを光プラグ部に設け、それを認識し前記制御回路を動作させても良い。
【0083】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態よりなる光電共用伝送システムは、本発明の第2の実施の形態よりなる光電共用伝送システムと構成は同じであるが、光プラグ部の配置が異なり、より薄くなっている。
【0084】
本実施の形態のプラグを図13に示し、光電共用伝送装置部を図14に示す。図13中、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。また、図14中、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は側面断面図、(d)は平面図、(e)は平面断面図、(f)は(d)のA−A断面図である。
【0085】
動作は第2の実施の形態と同様であるので省略する。
【0086】
このように、光プラグ部105と電気プラグ部107との位置関係は目的に応じて最適化される。
【0087】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態よりなる光電共用伝送システムを図15に示す。
【0088】
図15の制御回路102より右側は、図1の光電共用伝送システムと同じであるので省略する。
【0089】
切替器200は、例えば図16に示すようなアナログSW201,202とインバータ203から構成される。端子204と端子206、端子205と端子206の接続は端子207に入力される信号により、交互に切り替えられる。
【0090】
次に動作を説明する。図示しない外部回路からの入出力と伝送品質測定回路208の入出力が前述の切替器200により交互に制御回路102に接続されるように接続される。ここでは切替器200の制御信号は記述していない。先の実施の形態に示したように双方向光通信と双方向電気通信が同時に可能な場合には、プラグが挿入孔に挿入されるか、電源が投入されるなどのイベントにより、制御回路102と伝送品質測定回路208が切替器200により電気接続される。
【0091】
相手光電共用伝送装置からの光信号・電気信号が来た場合は、伝送品質測定回路208内の切替器200により比較器(COM)210,212とパターン発生器209が接続される。相手信号は電線及び光ファイバを通り、光電共用伝送装置により光信号も電気信号となり、それぞれ比較器(COM)210,212に入力される。相手信号とパターン発生器209の信号を比較し、その合致数をエラーカウンタ211,213に記録する。
【0092】
各エラーカウンタ211,213の数値は電気通信媒体と光通信媒体の伝送品質を表し、その数値が小さいほど、品質が高い。その数値は比較器(COM)214により比較され、数値の小さい側の伝送媒体を選択すべく、制御回路102へ信号を送る。
【0093】
相手光電共用伝送装置からの光信号・電気信号が来ない場合は、伝送品質測定回路208内の切替器200により制御回路102の入力とパターン発生器209が接続され、パターン発生器209に予め記録された信号パターンを送信する。相手光電共用伝送装置は先述の手順にて伝送品質の高い伝送媒体を選択する。
【0094】
上記ではエラーレイトを検出したが、S/N比を検出しても良い。
【0095】
IEEE1394規格では伝送速度として、100Mbps、200Mbps、400Mbpsなどのセグメントを持ち、通信装置は下位互換性を持つ。例えば速度上限100Mbpsの装置と速度上限200Mbpsの装置が互いに通信する際は、100Mbpsで通信が行われる。また、IEEE1394規格は通信装置間で複数の伝送路を持つことを許していない。
【0096】
従って、IEEE1394双方向光通信とIEEE1394双方向電気通信が同時に可能な場合には、伝送品質の高い通信媒体を選択することは、IEEE1394規格とも親和性が高い。
【0097】
また、伝送品質では無く、伝送速度により通信媒体を選択する手続きを説明する。
【0098】
1)IEEE1394双方向光通信とIEEE1394双方向電気通信が同時に可能か判断する。
【0099】
2)伝送路識別選択回路に信号を送り、光伝送経路を絶ち電気伝送経路を繋ぐ。
【0100】
3)電気通信速度を判定する。
【0101】
4)伝送路識別選択回路に信号を送り、電気伝送経路を絶ち光伝送経路を繋ぐ。
【0102】
5)光通信速度を判定する。
【0103】
6)速度の高い方の通信媒体を選択するように伝送路識別選択回路に信号を送る。
【0104】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態よりなる光電共用伝送システムは、本発明の第2の実施の形態よりなる光電共用伝送システムと機能は同じであるが、1本の光プラグに発光素子と受光素子を光接続させる光分岐素子を用いたことが異なり、より小型になっている。
【0105】
本実施の形態のプラグを図17に示し、光電共用伝送装置を図18に示す。図17中、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。図18中、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は側面断面図、(d)は平面図、(e)は平面断面図、(f)は(d)のA−A断面図を示す。
【0106】
図18に示される光電共用伝送装置300において、311は電気プラグ挿入孔、312は光プラグ挿入孔、313は発光素子314及び受光素子315をモールドしたモールドパッケージ、316はハウジング、317〜320は電気接続用の端子部、321〜324は識別情報検出用内側端子部(スイッチ)、325は外部端子部、301は光分岐素子である。
【0107】
モールドパッケージ313の構成は本発明の第2の実施の形態と同じであり、その説明を省略する。
【0108】
光分岐素子301にはマイクロプリズムアレイを用い小型化を図っている。
【0109】
外部端子325からの送信電気信号は駆動集積回路に入力され、発光素子314により光信号に変換され、レンズを経由した後、光分岐素子301により光路を屈曲され、光ファイバに入射し光信号として光ファイバを伝播する。一方、光ファイバより出射した受信光信号は光分岐素子301により光路を屈曲され、レンズを経由し受光素子315により電気信号に変換され、増幅集積回路により増幅された後、外部端子325より外部に取り出される。
【0110】
光電共用伝送装置の構造において、前記識別情報検出手段は、光プラグ挿入孔312に突出する電極とそれに対向するように設けられた電極からなるスイッチ群であり、図18(e)に示すように4つのスイッチ321〜324からなる。該突出した電極は、プラグ挿入時に光プラグ部105の側面に接触し、その押圧力にて該対向電極に接触しON状態となる。
【0111】
該構成によれば、第2の実施の形態よりなる光電共用伝送システムと比べ、光プラグ部105の数が1つであるため、識別情報手段は全てこの光プラグ部105上に設ける。具体的には直径の異なる4つの段の組み合わせになる。
【0112】
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態よりなる光電共用伝送システムは、本発明の第5の実施の形態よりなる光電共用伝送システムの光プラグ部の形状を、小型単頭式電気プラグと類似形状である、EIAJ−RC5720の光丸型プラグとしたことと識別情報手段を本発明人が提案した特開平6−140106号と同様としたことが異なる。
【0113】
本実施の形態にかかる光電共用伝送システムに用いるプラグを図19乃至図25に示す。図19乃至図25において、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【0114】
図19は単方向電気通信用プラグであり、例えばアナログオーディオ電気通信に用いるプラグである。この場合、光電共用伝送装置の4つの電気接続端子417〜420は休止状態にある。
【0115】
図20は単方向電気通信用いるプラグであり、例えばデジタルオーディオ電気通信に用いるプラグである。この場合、光電共用伝送装置の4つの電気接続端子417〜420は休止状態にある。
【0116】
図21は単方向光通信用プラグであり、例えばデジタルオーディオ光通信用である。この場合、光電共用伝送装置の4つの電気接続端子417〜420は休止状態にある。
【0117】
図22は双方向電気通信用プラグであり、例えばIEEE1394電気通信用プラグである。これは、従来例にて示したものと同じである。この場合、光電共用伝送装置の光デバイスは休止状態にある。
【0118】
図23は双方向光通信用プラグであり、例えばIEEE1394光通信に用いるプラグである。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の電気接続端子417〜420は休止状態にある。
【0119】
図24は双方向光通信+電力搬送用プラグであり、例えば電力搬送機能付きIEEE1394光通信用プラグである。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子417〜420には表3に示す極性の電力が流れる。
【0120】
図25は双方向電気通信+双方向光通信用プラグであり、例えばIEEE1394電気・光通信用プラグである。この場合、電気プラグ部107及び光電共用伝送装置の4つの電気接続端子417〜420には表3に示す信号が流れる。
【0121】
【表3】
図26は、図23に示す双方向光通信用プラグの全体図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【0122】
図26において、プラグの光プラグ部105の内部には光ファイバを持つ。光プラグ部105は電気プラグ107よりも長いが、それは従来のレセプタクル(例えば従来例のIEEE1394レセプタクル)に、本実施の形態のプラグを挿入不可能とするためである。それは光プラグ部105が従来のレセプタクルもしくは取り付けパネルに、電気プラグ部107よりも先に接触し、プラグの挿入を不可能とすることにより機能する。
【0123】
また、本実施の形態の光電共用伝送装置を図27に示す。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は側面断面図、(d)は平面図、(e)は平面断面図、(f)は(d)のA−A断面図である。
【0124】
図27に示される光電共用伝送装置400において、411は電気プラグ挿入孔、412は光プラグ挿入孔、413は発光素子414及び受光素子415をモールドしたモールドパッケージ、416はハウジング、417〜420は電気接続用の端子部、421〜427は識別情報検出用内側端子部、428は外部端子部、401は光分岐素子である。
【0125】
該光電共用伝送装置400の構造において、前記識別情報検出手段は、光プラグ挿入孔412と電気プラグ挿入孔411に突出する電極と、それに対向するように設けられた電極からなるスイッチである。該突出した電極は、プラグ挿入時にプラグ部の側面に接触し電気伝導を行う。またその押圧力にて該対向電極に接触しON状態となる。
【0126】
図28に前記識別情報検出手段の説明図を示す。(a)は光プラグ部とその挿入孔に配置された電極であり、(b)は電気プラグ部とその挿入孔に配置された電極を示す。
【0127】
(a)における、V1は図27(e)の424へ、V2は図27(e)の425へ、V3は図27(e)の421に接続され、(b)における、V4は図27(c)の426へ接続され、それぞれ図28に示されるように電圧が印加される。
【0128】
この識別情報検出手段に各プラグ部が挿入された場合のV1〜V4の電位を表4に示す。また、電気プラグ部及び電気接続端子に流れる信号の種類は、上記の表3に示す通りである。
【0129】
【表4】
本実施の形態は、既存のコネクタを並べた構成であるが、両コネクタに識別情報検出手段を持たせたことにより、各コネクタ間で識別情報の組合せ検出が行え、小型化と多機能性を兼ね備えることが可能となっている。その他に既存のプラグが挿入できるため、ユーザーの保有資産の有効活用が可能である。その一方で、新しいプラグは既存のレセプタクルには挿入できないため、既存の機器で通信ができなかったり、電子回路を破壊する問題も発生しない。
【0130】
【発明の効果】
以上説明したように、同一の光電共用伝送装置で、単方向光通信、双方向光通信、単方向電気通信、双方向電気通信、電力搬送,双方向光通信と双方向電気通信,双方向光通信と電力搬送の組合せのうちいずれか1つを選択的に行うことが可能となり、スペース,コストともに有利となる。
【0131】
また、通信方式を自動識別でき、信号の種類により別途切り替えるためのスイッチが不要となり、スペース,コストともに有利となる。
【0132】
さらに、ディジタルオーディオ光信号、IEEE1394光信号、ディジタルオーディオ電気信号,アナログオーディオ電気信号又はビデオ電気信号、IEEE1394電気信号を同一の光電共用伝送装置で通信できる。
【0133】
さらにまた、簡単な構成で通信方式を自動識別できる。
【0134】
加えて、複数の伝送媒体の中から最良な伝送媒体を選択し、最良な通信を行える。
【0135】
加えて、光ファイバを1本削減でき、小型化,軽量化が可能となる。
【0136】
加えて、より小型化が可能となる。
【0137】
加えて、既存のプラグを使用することが可能となり、ユーザーの保有資産を無駄にしないことが可能となる。
【0138】
加えて、小型化と多機能性を兼ね備えることが可能となる。
【0139】
さらに、既存の電気レセプタクルに本発明のプラグが挿入不可能となるため、挿入した場合に発生する通信障害や電子回路の破壊が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態よりなる光電共用伝送システムを示す図である。
【図2】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図3】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図4】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図5】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図6】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図7】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図8】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図9】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図10】本発明の第2実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いる光電共用伝送装置を示す図である。
【図11】モールドパッケージを示す図である。
【図12】図10に示す光電共用伝送装置にプラグを挿入した状態を示す図である。
【図13】本発明の第3実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図14】本発明の第3実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いる光電共用伝送装置を示す図である。
【図15】本発明の第4実施の形態よりなる光電共用伝送システムを示す図である。
【図16】切替器の具体的構成を示す図である。
【図17】本発明の第5実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図18】本発明の第5実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いる光電共用伝送装置を示す図である。
【図19】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図20】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図21】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図22】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図23】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図24】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図25】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図26】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図27】本発明の第6実施の形態よりなる光電共用伝送システムに用いる光電共用伝送装置を示す図である。
【図28】識別情報検出手段の説明図である。
【図29】従来の電気伝送システムに用いるプラグを示す図である。
【図30】従来の電気伝送システムに用いるレセプタクルを示す図である。
【図31】図29に示すプラグと図30に示すレセプタクルとを嵌合した状態を示す図である。
【図32】従来の接続装置を示す図である。
【符号の説明】
102 制御回路
103 伝送ケーブル
105 光プラグ部
107 電気プラグ部
113 プラグ識別端子
11,311,411 電気プラグ挿入孔
12,312,412 光プラグ挿入孔
Claims (12)
- 電気プラグ及び光プラグが同一方向に突出してなる伝送ケーブルが接続される光電共用伝送装置であって、導電性のカバーを備えた前記電気プラグが挿入される第1の挿入孔と、前記光プラグが挿入される第2の挿入孔と、前記伝送ケーブルの伝送媒体の種類及び該伝送媒体を伝播する信号の形態を識別するための識別情報手段が設けられた前記光プラグの当該識別情報手段を検出する識別情報検出手段と、前記識別情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記伝送ケーブルに対する通信を、単方向光通信,双方向光通信,単方向電気通信,双方向電気通信,電力搬送,双方向光通信と双方向電気通信との組合せ、双方向光通信と電力搬送との組合せのうちいずれか1つを選択的に切替制御する制御回路とを備え、前記識別情報検出手段は、前記光プラグの外周面に接触可能に配置された電気スイッチからなり、前記光プラグの接触/非接触により前記電気スイッチはオン/オフすることを特徴とする光電共用伝送装置。
- 電気プラグ及び光プラグが同一方向に突出してなる伝送ケーブルが接続される光電共用伝送装置であって、導電性のカバーを備えた前記電気プラグが挿入される第1の挿入孔と、前記光プラグが挿入される第2の挿入孔と、前記伝送ケーブルの伝送媒体の種類及び該伝送媒体を伝播する信号の形態を識別するための識別情報手段が設けられた前記両プラグの当該識別情報手段を検出する識別情報検出手段と、前記識別情報検出手段からの検出結果に基づいて、前記伝送ケーブルに対する通信を、単方向光通信,双方向光通信,単方向電気通信,双方向電気通信,電力搬送,双方向光通信と双方向電気通信との組合せ、双方向光通信と電力搬送との組合せのうちいずれか1つを選択的に切替制御する制御回路とを備え、前記識別情報検出手段は、前記光プラグあるいは電気プラグの外周面に接触可能に配置された電気スイッチからなり、前記光プラグあるいは電気プラグの接触/非接触により前記電気スイッチはオン/オフすることを特徴とする光電共用伝送装置。
- 前記電気スイッチは、挿入孔から突出する電極と、これに対向する電極とからなり、前記突出した電極は、プラグ挿入時にプラグの側面に接触して前記対向電極に接触することを特徴とする請求項1または2記載の光電共用伝送装置。
- 前記識別情報手段は、前記光プラグの有無又は光プラグの直径の違いとされたことを特徴とする請求項3記載の光電共用伝送装置。
- 前記単方向光通信としてディジタルオーディオ光信号を、前記双方向光通信としてIEEE1394光信号を、前記単方向電気通信としてディジタルオーディオ電気信号,アナログオーディオ電気信号又はビデオ電気信号を、前記双方向電気通信としてIEEE1394電気信号を適用することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の光電共用伝送装置。
- 前記伝送ケーブルの伝送媒体の伝送品質を検出する検出手段を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の光電共用伝送装置。
- 前記制御回路は、双方向光通信と双方向電気通信が同時に可能なとき、前記伝送品質の高い伝送媒体による通信を選択することを特徴とする請求項6記載の光電共用伝送装置。
- 前記制御回路は、双方向光通信と双方向電気通信が同時に可能なとき、高速伝送が可能な前記伝送ケーブルの伝送媒体による通信を選択することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の光電共用伝送装置。
- 前記発光素子と受光素子とを1本の光プラグに光接続させる光分岐素子を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の光電共用伝送装置。
- 前記光分岐素子としてマイクロプリズムアレイを用いたことを特徴とする請求項9記載の光電共用伝送装置。
- 前記第2の挿入孔を小型単頭式電気プラグが挿入可能な形状とすることを特徴とする請求項1記載の光電共用伝送装置。
- 請求項1から11のいずれか1つに記載の光電共用伝送装置を用いた伝送システムであって、前記光プラグを前記電気プラグよりも長くしたことを特徴とする伝送システム。
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