JP3690165B2 - ピラー端子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、環状の端子枠の周壁に貫設されたねじ孔に端子ねじを螺合させて、端子枠の周壁と端子ねじの先端面との間に電線を挟持することにより、電線を機械的に保持しかつ電気的に接続するピラー端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、環状の端子枠の周壁に貫設されたねじ孔に端子ねじを螺合させて、端子枠の周壁と端子ねじの先端面との間に電線を挟持することにより、電線を機械的に保持しかつ電気的に接続する、いわゆるピラー端子と呼ばれるものが知られている。
【0003】
ピラー端子の端子枠には、切削加工により形成されるものがあるが、材料に無駄が生じ、コスト高になるという問題がある。そこで、例えば、実開昭54−22186号公報や実公平1−41166号公報などに記載されているように、板金を曲成することにより環状の端子枠を形成するピラー端子が提案されている。
【0004】
実開昭54−22186号公報に記載されているピラー端子は、図17に示すように、板金を断面矩形状に曲成し下片20bの中央部を結合することにより形成した端子枠20を備えるものである。端子枠20の上片20aにはねじ孔20cが貫設され、このねじ孔20cに螺合する端子ねじ21の先端面21aと端子枠20の下部に挿入された端子板22との間に電線が挟持されるようになっている。
【0005】
一方、実公平1−41166号公報に記載されているピラー端子は、図18に示すように、板金を断面矩形状に曲成し底部上片30aと底部下片30bとを重ねることにより形成した端子枠30を備えるものであり、端子枠30の底部に端子板31を固定する固定ねじ32により底部上片30aと底部下片30bとが結合されている。端子枠30の上面にはねじ孔30cが貫設され、このねじ孔30cに螺合する端子ねじ33の先端面33aと底部上片30aとの間に電線が挟持されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記2つの公報に記載されているピラー端子は、主に電線として単芯線を用いる場合に使用されるものであり、端子ねじ21,33との間に電線を挟持する相手側面は平面状であるから、電線として撚り線を用いようとすると、端子ねじを締め付けたときに撚り線の素線が広がり、十分な強度で電線を保持することができないという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、電線として単芯線を用いる場合だけではなく、電線として撚り線を用いる場合でも電線を十分な強度で保持することができるピラー端子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、板金を曲成し端部同士を結合することにより環状に形成した端子枠と、端子枠の周壁の一所に貫設され周縁外側面にカウンタシンクを有したねじ孔に螺合するとともに先端面が凸曲面となった端子ねじとを備え、端子枠を形成する上記板金の一方の端部に突設されて先端部が基部よりも広幅となった結合凸部と他方の端部に形成された結合凹部とを噛合させることにより上記板金の端部同士が凹凸結合され、端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面と同じ向きに湾曲するとともに中央部を凹ませて中間保持面とした保持面が形成され、保持面は、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備え、側保持面は、中間保持面よりも曲率が小さく、かつ端子ねじの先端面との距離が保持面の両端側ほど小さくなるように形成されており、中間保持面と側保持面とに跨る部位は端子ねじに向かって凸となった弧状に形成されているものである。この構成によれば、端子枠が板金により形成されているから、端子枠を切削加工により形成する場合に比較すると材料に無駄がなくしかも製造が容易になるのはもちろんのこと、端子ねじが螺合するねじ孔にカウンタシンクを設けているから、カウンタシンクを設けていない場合に比較すると端子枠と端子ねじとの螺合量を大きくとることができ、端子ねじを強固に締め付けることができる。また、端子ねじの先端面が凸曲面であって端子ねじの先端面に対向する保持面は、端子ねじの先端面と同じ向きに湾曲するとともに中央部を凹ませて中間保持面とし、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備えているから、電線として単芯線を用いる場合だけではなく、電線として撚り線を用いる場合でも、素線は保持面の両端側に広がらずに中間保持面付近に集まって、端子ねじと保持面との間に挟持することが可能になる。しかも、単芯線の芯線と撚り線の素線とを同時に接続するときには、単芯線の芯線は中間保持面に入り込んで端子ねじの先端面と中間保持面との間に挟持され、素線は保持面の両端側に広がらずに端子ねじの先端面と側保持面との間に挟持される。このように、単芯線の芯線と撚り線の素線とを同時に接続することができる。加えて、2本の単芯線の芯線を同時に接続することも可能であり、2本の芯線が保持面の片側に偏っていても、中間保持面と側保持面とに跨る部位を弧状に形成していることによって、端子ねじを締付けると芯線が中間保持面から滑りでて、2本の芯線を保持面の片側に偏らせることなく挟持することができる。さらにまた、3本の単芯線の芯線を同時に接続することも可能である。
【0009】
請求項2の発明は、結合凸部を略T字形としたものであるから、板金の端部を引き離す向きの力が作用しても端部同士が分離せず、板金により形成しながらも強度の高い端子枠を得ることが可能になる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、結合凸部と結合凹部とが凹凸結合される部位を、端子ねじと保持面との間に電線が挟持されたときに端子ねじの側方に位置する部位としているので、端子ねじを締め付けたときに作用する力は、板金の端部を引き離す向きに作用し、端子枠の端部同士が端子ねじの締め付けによって分離するのをより確実に防止することができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、上記板金の端部同士を突き合わせた面が、上記凸部の側方であって端子ねじの軸線に沿って形成され上記端子ねじの締め付け時に上記結合凸部から作用する力による上記結合凹部の口開きを阻止する第1の噛合面と、端子ねじの軸線に沿って上記結合凸部を上記結合凹部から引き抜く向きの移動を阻止する第2の噛合面と、上記結合凸部の基部側から上記端子枠の開口面に向かって上記結合凸部の先端側に近付くように傾斜する係止面とを有するものである。この構成によれば、端子ねじを強く締め付けたときにも結合凹部の口開きが防止され、結果的に電線を強固に保持することができる。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、端子ねじの先端面と端子枠の内周面との間に一部が挿入される端子板を備え、端子板における端子ねじの先端面との対向面に保持面が形成されているから、端子枠には保持面を形成する必要がなく、端子枠の形状が簡単なものになる。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、端子枠の内周面と端子ねじの側面との間の隙間を電線として用いる撚り線の素線の直径よりも小さく設定しているので、端子ねじと保持面との間に撚り線を挟持したときに、撚り線の素線が端子枠の内周面と端子ねじとの間に挟まって端子ねじにからみつくことが防止され、端子ねじを締め付ける際に素線が断線するのを防止することができる。
【0014】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、端子枠における端子ねじの先端面との対向部位に、端子枠の一部を切り起こすとともに端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面に沿う形状となるように曲成した受け片が形成されているものである。この構成によれば、端子板を設ける場合に受け片に端子板をほぼ密接させることができ、端子ねじと端子板との間で電線を保持する強度が高くなり、また、端子板を設けない場合でも端子ねじと受け片との間に電線を強固に保持することができる。
【0015】
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、上記保持面が、上記端子枠の開口面に沿った断面における中央部に接続すべき単芯線の芯線の周面に沿う形に湾曲した中間保持面を備え、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備えるものである。この構成によれば、単芯線を端子ねじの先端面と中間保持面との間に挟持した状態で撚り線を端子ねじと側保持面との間に挟持することができる。また、単芯線のみや撚り線のみを保持することも可能であって、多様な接続形態に対応することが可能になる。
【0016】
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8の発明において、端子枠がそれぞれ曲成された2枚の板金を結合することにより形成され、両板金の端部同士が結合凸部と結合凹部とを噛合させることにより凹凸結合されているものである。この構成によれば、2枚の板金をそれぞれ略コ字形などに曲成すればよいから、1枚の板金を環状に曲成する場合よりも製造が容易になる。
【0017】
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、端子枠と一体に形成された端子板を備え、端子枠における端子ねじの先端面との対向部位には、端子枠の一部を切り起こすとともに端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面に沿う形状となるように曲成した受け片が形成され、受け片における端子ねじの先端面との対向面が保持面として機能するものである。この構成によれば、端子板が端子枠と一体に形成されているから、別途に端子板を設ける場合よりも部品点数が少なくなる。また、受け片の一面が保持面として機能するから、電線として撚り線を用いる場合も強固に保持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
(基本構成)
本構成例のピラー端子は、図1に示すように、環状の端子枠1の上部に貫設されたねじ孔1aに端子ねじ2を螺合させて、端子ねじ2の先端面2aと端子枠1の底部に一部が挿入された端子板3との間に電線を挟持することにより、電線を機械的に保持しかつ電気的に接続するものである。
【0020】
ねじ孔1aの周縁外周部には、カウンタシンク1bがバーリング加工により形成され、端子枠1と端子ねじ2との螺合量を大きくとるようにしている。
【0021】
本構成例では、板金を断面矩形状に曲成し、板金の端部に形成された結合凸部1cと結合凹部1dとを噛合させることにより凹凸結合させて、端子枠1が形成される。結合凸部1cは略T字形に形成され、結合凹部1dは結合凸部1cに噛合可能な形状に形成され、結合凸部1cと結合凹部1dとが凹凸結合される部位は、端子ねじ2と端子板3との間に電線が挟持されたときに端子ねじ2の側方(図1の手前側)に位置する。
【0022】
このように、結合凸部1cを略T字形とすることにより、板金の端部を引き離す向きの力が作用しても端部同士は分離せず、板金により形成しながらも強度の高い端子枠1を得ることが可能になる。しかも、結合凸部1cと結合凹部1dとが凹凸結合される部位が、端子ねじ2と端子板3との間に電線が挟持されたときに端子ねじ2の側方に位置していることによって、端子ねじ2を締め付けたときに作用する力は、結合凸部1cと結合凹部1dとを引き離す向きに作用するのであって、結合凸部1cと結合凹部1dとを板金の厚み方向にずらす向きには作用しないから、端子ねじ2の締め付けによって端子枠1が破損することがない。
【0023】
また、図2に示すように、端子ねじ2の先端面2aは凸曲面であり、端子板3における端子ねじ2の先端面2aとの対向面には、端子枠1の開口面に沿った断面が先端面2aに沿う弧状の保持面3aが形成される。
【0024】
次に、本構成例のピラー端子の結線方法について、図3を用いて説明する。図3(a)に示すように、ピラー端子に結線する電線としては撚り線4や単芯線5を用いることができる。撚り線4の素線4aや単芯線5の芯線5aを端子ねじ2の先端面2a(図1参照)と端子板3との間に挿入した後、端子ねじ2を締め付けると、図3(b)に示すように、素線4aや芯線5aが先端面2aと保持面3aとの間に挟持される。このようにして、本構成例のピラー端子に、撚り線4や単芯線5が機械的に保持されかつ電気的に接続される。
【0025】
ここにおいて、端子ねじ2の先端面2aが凸曲面であって先端面2aに対向する端子板3の保持面3aも弧状であるから、撚り線4の素線4aを端子ねじ2の先端面2aと端子板3との間で素線4aが広がらないように挟持することが可能になるのである。
【0026】
端子枠1の内周面と端子ねじ2の側面との間の隙間Wは撚り線4の素線4aの直径よりも小さく設定されており、端子ねじ2の先端面2aと保持面3aとの間に素線4aを挟持したときに、素線4aが端子枠1の内周面と端子ねじ2との間に挟まって端子ねじ2にからみつくことが防止され、端子ねじ2を締め付ける際に素線4aが断線するのが防止されている。
【0027】
本構成例では、端子枠1が板金により形成されているから、端子枠1を切削加工により形成する場合に比較すると材料に無駄がなくしかも製造が容易になるのはもちろんのこと、端子ねじ2が螺合するねじ孔1aにカウンタシンク1bを設けているから、カウンタシンク1bを設けていない場合に比較すると端子枠1と端子ねじ2との螺合量を大きくとることができ、端子ねじ2を強固に締め付けることができる。
【0028】
また、本構成例では、端子ねじ2の先端面2aと端子枠1の内周面との間に挿入される端子板3に保持面3aが形成されているから、端子枠1には保持面を形成する必要がなく、端子枠1の形状が簡単なものになる。
【0029】
(参考例1)
本構成例は、図4および図5に示すように、基本構成で説明した端子枠1における端子ねじ2の先端面2a(図1参照)との対向部位(端子枠1の内周面の底部)に、端子板3を受けるための受け片1eを形成したものである。
【0030】
受け片1eは、端子枠1の内周面の底部を切り起こすことにより形成されるとともに、図5に示すように、端子枠1の開口面に沿った断面が端子ねじ2の先端面2aに沿う弧状となるように曲成されている。その他の構成は基本構成と同様である。
【0031】
本構成例では、基本構成と同様の効果が得られるのはもちろんのこと、受け片1eに端子板3がほぼ密接するから、端子板3が端子枠1に対してぐらつかず、端子ねじ2と端子板3との間で電線を保持する強度が高くなる。
【0032】
(参考例2)
本構成例は、図6に示すように、端子枠1が、それぞれ板金を曲成することにより形成されたねじ側端子枠10および受け側端子枠11の2部材を結合することにより形成されているものである。
【0033】
ねじ側端子枠10および受け側端子枠11は、それぞれ断面略コ字形に形成されている。ねじ側端子枠10および受け側端子枠11の両脚片の一方にはそれぞれ基本構成と同様の形状を有する結合凸部1cが形成され、他方にはそれぞれ結合凹部1dが形成されている。したがって、ねじ側端子枠10および受け側端子枠11は、結合凸部1cと結合凹部1dとを互いに噛合させることにより結合される。
【0034】
また、ねじ側端子枠10の上部には基本構成と同様のねじ孔1aが貫設され、ねじ孔1aの周縁外周部にはカウンタシンク1bが形成される。また、受け側端子枠11の内周面の底部には、参考例1と同様の形状を有する受け片1eが形成されている。その他の構成は参考例1と同様である。
【0035】
本構成例では、ねじ側端子枠10および受け側端子枠11をそれぞれ板金を略コ字形に形成すればよいから、基本構成および参考例1のように1枚の板金を環状に曲成する場合よりも製造が容易になる。
【0036】
(参考例3)
上述した各構成例では、端子枠1と別に端子板3を設けているが、本構成例では、図7に示すように、プラグの栓刃が差し込まれる刃受ばねを端子板12として端子枠1と一体に形成したものである。端子枠1における端子ねじ2の先端面2a(図1参照)との対向部位には、参考例1と同様の形状を有する受け片1e(図4参照)が形成される。その他の構成は参考例1と同様である。
【0037】
本構成例では、端子板12が端子枠1と一体に形成されているから、基本構成ないし参考例1または参考例2のように端子枠1と別に端子板3を設ける場合よりも部品点数が少なくなる。
【0038】
なお、端子板12は、刃受ばねに限定されるものではなく、スイッチの接点端子板などであってもよい。
【0039】
(実施形態1)
本実施形態は、基本構成において、図8に示すように、端子枠1の開口面に沿った断面における端子板3の中央部を凹ませて保持面3aの中央部に中間保持面3abを形成したものである。中間保持面3abの両側には側保持面3acが延設される。
【0040】
中間保持面3abは、端子枠1の開口面に沿った断面において、端子ねじ2の先端面2aとの間に挟持される単芯線5の芯線5aの周面に沿う形に湾曲する。中間保持面3abの両側に設けられた側保持面3acは端子ねじ2の先端面2aとの距離が中間保持面3abよりも小さくなっており、中間保持面3aよりも曲率が小さく、かつ端子ねじ2の先端面2aとの距離が保持面3aの両端側ほど小さくなるように形成されている。また、中間保持面3abと側保持面3acとに跨る部位は、端子ねじ2に向かって凸となった弧状に形成されている。他の構成は基本構成と同様である。
【0041】
ところで、図9に示すように、本実施形態のピラー端子に単芯線5の芯線5aと撚り線4の素線4aとを同時に接続するときには、単芯線5の芯線5aは中間保持面3abに入り込んで端子ねじ2の先端面2aと中間保持面3abとの間に挟持され、素線4aは保持面3aの両端側に広がらずに端子ねじ2の先端面2aと側保持面3acとの間に挟持される。このように、本実施形態のピラー端子では、単芯線5の芯線5aと撚り線4の素線4aとを同時に接続することができる。
【0042】
本実施形態のピラー端子は多様な接続形態に対応することができる。例えば、図10に示すように、撚り線4の素線4aを接続することもできる。この場合、素線4aは保持面3aの両端側に広がらずに中間保持面3ab付近に集まって端子ねじ2の先端面2aと保持面3aとの間に挟持される。
【0043】
また、図11に示すように、2本の単芯線5の芯線5aを同時に接続することも可能であり、図11(a)に示すように2本の芯線5aが保持面3aの片側に偏っていても、中間保持面3abと側保持面3acとに跨る部位を弧状に形成していることによって、端子ねじ2を締め付けると芯線5aが中間保持面3abから滑り出て、図11(b)に示すように、2本の芯線5aを保持面3aの片側に偏らせることなく挟持することができる。さらにまた、図12に示すように、3本の単芯線5の芯線5aを同時に接続することも可能である。
【0044】
(実施形態2)
本実施形態は、図13に示すように、端子枠1を形成する板金の端部同士を突き合わせた面の形状を、図1に示した基本構成の形状とは異ならせたものである。ここに、突き合わせ面1fは、結合凸部1cと結合凹部1dとが噛合している部位を含むものとする。
【0045】
突き合わせ面1fにおいて、結合凸部1cにおけるT字の縦片の両側面1faの基部からは、各側面1faに直交してそれぞれ図の左右に向かってつなぎ面1fbが延長され、各つなぎ面1fbの外端からはそれぞれ図の下向きに噛合面1fcが延長される。さらに、各噛合面1fcの下端からはそれぞれ端子枠1の開口面に向かって図の下向きに傾斜した係止面1fdが延長される。つまり、係止面1fdは端子枠1の開口面に向かって結合凸部1cの先端側に近付くように傾斜している。また、結合凸部1cの縦片の両側面1faの下端からは、それぞれ図の左右に向かって上向きに傾斜する噛合面1feが形成される。
【0046】
突き合わせ面1fが上述の形状を有しているから、端子枠1に端子ねじ2を締め付けたときに、端子ねじ2の軸線に沿って結合凸部1cを結合凹部1dから引き抜く向きの力が作用しても、噛合面1feによって結合凸部1cが結合凹部1dから抜ける向きに移動するのを阻止することになる。また、このとき結合凹部1dは結合凸部1cからの力を受けるから、結合凹部1dを口開きさせようとする応力Fが生じるが、係止面1fdがこの応力Fの向きに対して直角に近い角度で交差しているから、係止面1fdが応力Fを受け止めることになり、応力Fによる結合凹部1dの口開きを阻止することができる。しかも、噛合面1fcは結合凹部1dが左右に口開きするのを阻止する形に形成されているから、このことによっても結合凹部1dの口開きが阻止される。
【0047】
さらに、本実施形態では、図14および図15に示すように、端子枠1を組み立てる際に、結合凸部1cと結合凹部1dとを噛合させた後、突き合わせ面1fを含む部位の要所を端子枠1を形成する板金の厚み方向に押し潰してある。これにより、突き合わせ面1fにおいて潰した箇所が互いに押し付け合い、板金の突き合わせ面1fが離れにくくなるから、結合凸部1cと結合凹部1dとが互いに移動しなくなり、結合凹部1dの口開きを一層確実に防止することができる。押し潰す箇所は適宜選択すればよく、例えば、図14の○印で示すように多箇所で小領域ずつ押し潰したり、図15にA部として示すように少数箇所で広領域を押し潰したりすればよい。
【0048】
上述したピラー端子は、図16に示すように、例えばスイッチ付コンセントの器体40に収納される。図示例では、器体40に3個のピラー端子(図では本実施形態で用いた端子枠1を例示している)を収納してある。器体40の前面(図の上面)にはスイッチのハンドル42が露出するとともに、プラグが差し込まれる3個の挿入口40bが開口する。これらの挿入口40bは器体40の前面に設けた凸部40aの先端面に開口する。また、器体40の前面側には凸部40aが挿入される露出窓41aおよびスイッチのハンドル42を露出させる露出窓41bとを備えるプレート41が覆着される。
【0049】
【発明の効果】
請求項1の発明は、板金を曲成し端部同士を結合することにより環状に形成した端子枠と、端子枠の周壁の一所に貫設され周縁外側面にカウンタシンクを有したねじ孔に螺合するとともに先端面が凸曲面となった端子ねじとを備え、端子枠を形成する板金の一方の端部に突設されて先端部が基部よりも広幅となった結合凸部と他方の端部に形成された結合凹部とを噛合させることにより板金の端部同士が凹凸結合され、端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面と同じ向きに湾曲するとともに中央部を凹ませて中間保持面とした保持面が形成され、保持面は、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備え、側保持面は、中間保持面よりも曲率が小さく、かつ端子ねじの先端面との距離が保持面の両端側ほど小さくなるように形成されており、中間保持面と側保持面とに跨る部位は端子ねじに向かって凸となった弧状に形成されているものであり、端子枠が板金により形成されているから、端子枠を切削加工により形成する場合に比較すると材料に無駄がなくしかも製造が容易になるという利点を有し、しかも、端子ねじが螺合するねじ孔にカウンタシンクを設けているから、カウンタシンクを設けていない場合に比較すると端子枠と端子ねじとの螺合量を大きくとることができ、端子ねじを強固に締め付けることができるという利点がある。また、端子ねじの先端面が凸曲面であって端子ねじの先端面に対向する保持面は、端子ねじの先端面と同じ向きに湾曲するとともに中央部を凹ませて中間保持面とし、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備えているから、電線として単芯線を用いる場合だけではなく、電線として撚り線を用いる場合でも、素線は保持面の両端側に広がらずに中間保持面付近に集まって、端子ねじと保持面との間に挟持することが可能になるという利点を有する。しかも、単芯線の芯線と撚り線の素線とを同時に接続するときには、単芯線の芯線は中間保持面に入り込んで端子ねじの先端面と中間保持面との間に挟持され、素線は保持面の両端側に広がらずに端子ねじの先端面と側保持面との間に挟持される。このように、単芯線の芯線と撚り線の素線とを同時に接続することができる。加えて、2本の単芯線の芯線を同時に接続することも可能であり、2本の芯線が保持面の片側に偏っていても、中間保持面と側保持面とに跨る部位を弧状に形成していることによって、端子ねじを締付けると芯線が中間保持面から滑りでて、2本の芯線を保持面の片側に偏らせることなく挟持することができるという利点がある。さらにまた、3本の単芯線の芯線を同時に接続することも可能である。
【0050】
請求項2の発明は、結合凸部を略T字形としたものであるから、板金の端部を引き離す向きの力が作用しても端部同士が分離せず、板金により形成しながらも強度の高い端子枠を得ることが可能になるという利点がある。
【0051】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、結合凸部と結合凹部とが凹凸結合される部位を、端子ねじと保持面との間に電線が挟持されたときに端子ねじの側方に位置する部位としているので、端子ねじを締め付けたときに作用する力は、板金の端部を引き離す向きに作用し、端子ねじの締め付けによって端子枠が破損することがない。
【0052】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、板金の端部同士を突き合わせた面が、上記の側方であって端子ねじの軸線に沿って形成され端子ねじの締め付け時に結合凸部から作用する力による結合凹部の口開きを阻止する第1の噛合面と、端子ねじの軸線に沿って結合凸部を上記結合凹部から引き抜く向きの移動を阻止する第2の噛合面と、結合凸部の基部側から端子枠の開口面に向かって結合凸部の先端側に近付くように傾斜する係止面とを有するものであり、端子ねじを強く締め付けたときにも結合凹部の口開きが防止され、結果的に電線を強固に保持することができるという利点がある。
【0053】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、端子ねじの先端面と端子枠の内周面との間に一部が挿入される端子板を備え、端子板における端子ねじの先端面との対向面に保持面が形成されているから、端子枠には保持面を形成する必要がなく、端子枠の形状が簡単なものになるという利点がある。
【0054】
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5の発明において、端子枠の内周面と端子ねじの側面との間の隙間を電線として用いる撚り線の素線の直径よりも小さく設定しているので、端子ねじと保持面との間に撚り線を挟持したときに、撚り線の素線が端子枠の内周面と端子ねじとの間に挟まって端子ねじにからみつくことが防止され、端子ねじを締め付ける際に素線が断線するのを防止することができるという効果がある。
【0055】
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、端子枠における端子ねじの先端面との対向部位に、端子枠の一部を切り起こすとともに端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面に沿う形状となるように曲成した受け片が形成されているものであり、端子板を設ける場合に受け片に端子板をほぼ密接させることができ、端子ねじと端子板との間で電線を保持する強度が高くなり、また、端子板を設けない場合でも端子ねじと受け片との間に電線を強固に保持することができるという効果がある。
【0056】
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項6の発明において、保持面が、端子枠の開口面に沿った断面における中央部に接続すべき単芯線の芯線の周面に沿う形に湾曲した中間保持面を備え、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備えるものであり、単芯線を端子ねじの先端面と中間保持面との間に挟持した状態で撚り線を端子ねじと側保持面との間に挟持することができ、また、単芯線のみや撚り線のみを保持することも可能であって、多様な接続形態に対応することが可能になるという利点を有する。
【0057】
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項8の発明において、端子枠がそれぞれ曲成された2枚の板金を結合することにより形成され、両板金の端部同士が結合凸部と結合凹部とを噛合させることにより凹凸結合されているものであり、2枚の板金をそれぞれ略コ字形などに曲成すればよいから、1枚の板金を環状に曲成する場合よりも製造が容易になるという利点がある。
【0058】
請求項10の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、端子枠と一体に形成された端子板を備え、端子枠における端子ねじの先端面との対向部位には、端子枠の一部を切り起こすとともに端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面に沿う形状となるように曲成した受け片が形成され、受け片における端子ねじの先端面との対向面が保持面として機能するものであり、端子板が端子枠と一体に形成されているから、別途に端子板を設ける場合よりも部品点数が少なくなるという利点がある。また、受け片の一面が保持面として機能するから、電線として撚り線を用いる場合も強固に保持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示す分解斜視図である。
【図2】 同上を示す断面図である。
【図3】 (a)は同上の電線接続前の斜視図、(b)は同上の電線接続後の斜視図である。
【図4】 (a)は参考例1に用いる端子枠を示す斜視図、(b)は同上の要部斜視図である。
【図5】 同上に用いる端子枠を示す正面図である。
【図6】 参考例2に用いる端子枠を示す分解斜視図である。
【図7】 参考例3に用いる端子枠を示す斜視図である。
【図8】 (a)は本発明の実施形態1のピラー端子に単芯線を接続した状態の正面図、(b)は同上に用いる端子板を示す正面図である。
【図9】 同上の使用例を示す正面図である。
【図10】 同上の使用例を示す正面図である。
【図11】 同上の使用例を示し、(a)は接続前の正面図、(b)は接続後の正面図である。
【図12】 同上の使用例を示す正面図である。
【図13】 本発明の実施形態2に用いる端子枠を示す側面図である。
【図14】 同上の一形態を示す斜視図である。
【図15】 同上の他形態を示す斜視図である。
【図16】 同上の使用例を示す分解斜視図である。
【図17】 従来例を示す断面図である。
【図18】 他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 端子枠
1a ねじ孔
1b カウンタシンク
1c 結合凸部
1d 結合凹部
1e 受け片
1f 突き合わせ面
1fc 噛合面
1fd 係止面
1fe 噛合面
2 端子ねじ
2a 先端面
3 端子板
3a 保持面
3ab 中間保持面
3ac 側保持面
4 撚り線
4a 素線
5 単芯線
5a 芯線
10 ねじ側端子枠
11 受け側端子枠
12 端子板
Claims (10)
- 板金を曲成し端部同士を結合することにより環状に形成した端子枠と、端子枠の周壁の一所に貫設され周縁外側面にカウンタシンクを有したねじ孔に螺合するとともに先端面が凸曲面となった端子ねじとを備え、端子枠を形成する上記板金の一方の端部に突設されて先端部が基部よりも広幅となった結合凸部と他方の端部に形成された結合凹部とを噛合させることにより上記板金の端部同士が凹凸結合され、端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面と同じ向きに湾曲するとともに中央部を凹ませて中間保持面とした保持面が形成され、保持面は、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備え、側保持面は、中間保持面よりも曲率が小さく、かつ端子ねじの先端面との距離が保持面の両端側ほど小さくなるように形成されており、中間保持面と側保持面とに跨る部位は端子ねじに向かって凸となった弧状に形成されていることを特徴とするピラー端子。
- 上記結合凸部は略T字形であることを特徴とする請求項1記載のピラー端子。
- 上記結合凸部と上記結合凹部とが凹凸結合される部位は、上記端子ねじと上記保持面との間に電線が挟持されたときに端子ねじの側方に位置する部位であることを特徴とする請求項2記載のピラー端子。
- 上記板金の端部同士を突き合わせた面は、上記凸部の側方であって端子ねじの軸線に沿って形成され上記端子ねじの締め付け時に上記結合凸部から作用する力による上記結合凹部の口開きを阻止する第1の噛合面と、端子ねじの軸線に沿って上記結合凸部を上記結合凹部から引き抜く向きの移動を阻止する第2の噛合面と、上記結合凸部の基部側から上記端子枠の開口面に向かって上記結合凸部の先端側に近付くように傾斜する係止面とを有することを特徴とする請求項3記載のピラー端子。
- 上記端子ねじの先端面と上記端子枠の内周面との間に一部が挿入される端子板を備え、端子板における端子ねじの先端面との対向面に上記保持面が形成されて成ることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のピラー端子。
- 上記端子枠の内周面と上記端子ねじの側面との間の隙間は上記電線として用いる撚り線の素線の直径よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のピラー端子。
- 上記端子枠における端子ねじの先端面との対向部位に、端子枠の一部を切り起こすとともに端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面に沿う形状となるように曲成した受け片が形成されて成ることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のピラー端子。
- 上記保持面は、上記端子枠の開口面に沿った断面における中央部に接続すべき単芯線の芯線の周面に沿う形に湾曲した中間保持面を備え、中間保持面の両側に端子ねじの先端面との距離が中間保持面よりも近い側保持面を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6記載のピラー端子。
- 上記端子枠はそれぞれ曲成された2枚の板金を結合することにより形成され、両板金の端部同士が結合凸部と結合凹部とを噛合させることにより凹凸結合されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のピラー端子。
- 上記端子枠と一体に形成された端子板を備え、上記端子枠における端子ねじの先端面との対向部位には、端子枠の一部を切り起こすとともに端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面に沿う形状となるように曲成した受け片が形成され、上記受け片における端子ねじの先端面との対向面が上記保持面として機能することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のピラー端子。
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