JP3689045B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを送受信する機能を備えた携帯電話機等の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯電話機の普及に伴い、電子メールの送受信機能を備えた携帯電話機が一般的になってきた。現状、携帯電話機の利用に対する課金は、音声通信に比べてデータ通信の方が安価である。そのため、用件、連絡、報告、出来事および話題等を相手に伝える簡便な手段として、電子メールを積極的に利用する傾向がある。
【0003】
ところで、携帯電話機では、1つのキーに複数の文字や制御を割り当てることでキーの総数を削減して小型化および軽量化を図っている。携帯電話機が備えるキーには、大きく分けて文字キーと制御キーの2種類がある。文字キーとは、数字・平仮名・英字・記号等の文字を入力するキーである。通常、1つの文字キーには、複数の文字が割り当てられている。制御キーとは、文字キー以外のキーである。制御キーの主な用途は、通信の発信や着信、携帯電話機が備える各種機能の選択、文字キーによって入力された平仮名を漢字に変換する等の制御である。1つの制御キーには、一般的に複数の制御が割り当てられている。1つの制御キーに複数の制御を割り当てる場合は、制御キーを押下する時間の長短に基づいて、所望の制御を実行する方法が用いられている。また、1つの文字キーに複数の文字を割り当てる場合は、制御キーで数字・平仮名・英字・記号等の入力モードを切り替え、文字キーの押下を繰り返すことで、所望の文字を入力する方法が用いられている。
【0004】
携帯電話機では、キーボードのように文字入力を容易とする入力デバイスを備えることができないため、電子メールを送信する場合に、上述した文字キーや制御キーなどの各種操作用のキーを繰り返し押下して、電子メールの宛先や件名、本文に関する入力を行う必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の携帯電話機では、電子メールを送信する度に、限られた数の文字キーや制御キーを繰り返し押下して、宛先や件名、本文を入力するといった面倒な操作が必要があった。このため、電子メールの作成から送信するまでに時間や手間がかかる問題があった。このような問題は、携帯電話機に限らず、PDA(Personal Digital Assistant)など、キー数の少ない端末で電子メールを送信する場合での共通の問題である。
【0006】
なお、特開2001−268173号公報には、予め送り先と内容が決められたメールを特定メールとしてメモリに記憶しておき、特定のキーが押下された際に上記メモリから読み出して送信することが開示されている。しかしながら、上記公報では、特定メール送信用としてのキーを既存のキーとは別に新たに設けておく必要があり、しかも、そのような固定的なキーを用いるのでは、送信可能なメールの数も限られてしまうなどの問題がある。
【0007】
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、電子メールを送信する際の操作を簡略化でき、既存のキーを利用して、様々なメールを簡単に送信することのできる通信端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電子メールを送受信する機能を備えた通信端末装置であって、通常の操作用に設けられた複数の文字キーと制御キーとを有するキー入力手段と、このキー入力手段の各キーを任意に組み合わせてメール登録用のキーとして選択するキー選択手段と、上記電子メールを構成する宛先、件名のそれぞれの項目に対応したデータを入力するデータ入力手段と、このデータ入力手段によって入力された宛名および件名のデータを上記キー選択手段によって選択されたメール登録用のキーに対応付けて記憶する記憶手段と、上記メール登録用のキーの押下に伴い、上記記憶手段から当該キーに対応した宛名および件名のデータを送信対象として読み出し、所定の電子メール作成画面の該当する項目に挿入して表示する表示制御手段とを具備して構成される。
【0009】
このような構成によれば、通常の操作用に設けられた複数のキーを任意に組み合わせて登録用のキーを選択し、その選択されたキーに対し、電子メールを構成する各項目のうちの宛名と件名のそれぞれの項目に対応したデータを登録しておくことができ、当該キーを押下するだけで、宛名と件名のデータを電子メール作成画面の該当する項目に挿入して簡易に電子メールを作成して送信することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0015】
以後の説明において、「QM」とはQuick Mailの略称であり、本発明の実施形態によって送信する電子メールを意味する。QMには、電子メールを構成する宛先(アドレス)、件名(タイトル)、本文(内容)の各項目のうちの少なくとも1つが含まれる。QMには、宛先、件名、本文のいずれかに関する情報が予め記述されていることを除いて、ユーザが送信の都度に作成する電子メールと同じである。また、ここで言う電子メールとは、インターネットや専用回線などを含むネットワークを利用して端末間でやり取りされる文字メッセージのことである。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は本発明の通信端末装置として用いられる携帯電話機の外観構成図である。この携帯電話機は、音声通信機能のほかに、テレビジョン電話通信等のマルチメディア通信機能、メール送受信機能、Web閲覧機能、電話帳機能、電子手帳機能を有したもので、その筐体前面パネルには送話器としてのマイクロホン31、受話器としてのスピーカ32、液晶表示器(LCD)34、キー入力部35が配設されている。また、筐体上部には、伸縮可能なアンテナ11及びカメラ33が取着されている。このカメラ33は、CMOS又はCCD等の固体撮像素子を採用したもので、静止画像又は動画像を撮像可能である。さらに筐体背面部には、電源部用の装着部が設けられており、この装着部にはバッテリパックを構成する電源部が着脱自在に装着される。
【0017】
上記キー入力部35は、文字キー351と制御キー352とから構成される。文字キー351は、数字・平仮名・英字・記号等の文字を入力するキーであり、電話番号の入力やメッセージの入力に用いられる。1つの文字キー351には複数の文字が割り当てられている。例えば、数字の「1」キーには「あ」行の平仮名文字などが割り当てられ、「2」キーには「か」行の平仮名文字や「A」、「B」、「C」の英文字などが割り当てられている。制御キー352は、文字キー以外のキーであり、電源をON/OFFするための電源キー353、電話の発信やメールの送信を指示するための発信キー354、LCD画面に表示されたメニューなどを選択するための左右上下のカーソールキー355、携帯電話機が備える各種機能を選択するための機能キー356、選択項目を確定するための確定キー357などを含む。1つの制御キー352には、一般的に複数の制御が割り当てられている。1つの制御キー352に複数の制御を割り当てる場合は、制御キー352を押下する時間の長短に基づいて、所望の制御を実行する方法が用いられている。また、1つの文字キー351に複数の文字を割り当てる場合は、制御キー352で数字・平仮名・英字・記号等の入力モードを切り替え、文字キー351の押下を繰り返すことで、所望の文字を入力する方法が用いられている。
【0018】
図2は携帯電話機の回路構成を示すブロック図であり、この携帯電話機は無線部1と、ベースバンド部2と、入出力部3と、電源部4とから構成される。
【0019】
図2において、図示しない基地局から無線チャネルを介して到来した無線周波信号は、アンテナ11で受信された後、アンテナ共用器(DUP)12を介して受信回路(RX)13に入力される。受信回路13は、高周波増幅器、周波数変換器及び復調器を備える。そして、上記無線信号を低雑音増幅器で低雑音増幅した後、周波数変換器において周波数シンセサイザ(SYN)14から発生された受信局部発振信号とミキシングして受信中間周波信号又は受信ベースバンド信号に周波数変換し、その出力信号を復調器でディジタル復調する。復調方式としては、例えばQPSK方式に対応した直交復調方式と、拡散符号を使用したスペクトラム逆拡散方式が用いられる。なお、上記周波数シンセサイザ14から発生される受信局部発振信号周波数は、ベースバンド部2に設けられた主制御部21から指示される。
【0020】
上記復調器から出力された復調パケットはベースバンド部2に入力される。ベースバンド部2は、主制御部21と、多重分離部22と、音声符号復号部(以後、音声信号処理モジュールと称す)23と、マルチメディア処理部24と、LCD制御部25と、メモリ部26とを備えている。
【0021】
上記復調パケットは、主制御部21から多重分離部22に供給される。多重分離部22は、例えばITU-T H.223により規定されるMUX-PDUと呼ばれるパケットの多重分離処理を行う。すなわち、受信時には、復調パケットに含まれる音声データと画像データと制御データとを、ヘッダの内容に従い分離する。このうち音声データは音声信号処理モジュール23に供給され、例えばAMR(Adaptive Multi Rate)等の音声符号復号方式により復号される。そして、この復号処理により伸張されたディジタル音声信号は、図示しないディジタル/アナログ変換器(以後、D/A変換器と称す)によりアナログ音声信号に変換された後、入出力部3のスピーカ32から拡声出力される。
【0022】
これに対し画像データは、マルチメディア処理部24に供給され、ここで画像復号処理される。画像符号化復号方式には例えばMPEG4(Moving Picture Experts Group 4)が用いられる。そして、この復号処理により伸張された画像信号は、LCD制御部25を介して入出力部3のLCD34に供給されて表示される。
【0023】
なお、LCD34には、主制御部21から出力される静止画像データ、電話帳データや送受信履歴データ、自端末の動作状態を表す種々情報等も表示される。自端末の動作状態を表す情報には、例えば受信品質を表す情報やバッテリの残量を表す情報等が含まれる。
【0024】
一方、入出力部3のマイクロホン31から出力されたユーザの送話音声信号は、ベースバンド部2の音声信号処理モジュール23に入力され、ここでAMR方式等により音声符号化されたのち多重分離部22に入力される。また、カメラ(CAM)33から出力された画像信号は、ベースバンド部2のマルチメディア処理部24に入力され、ここでMPEG-4に従い画像符号化処理が施されて上記多重分離部22に入力される。多重分離部22は、上記符号化された音声データ及び画像データと、図示しないデータ通信部により生成された制御データとを、ITU-T H.223に従い多重化して送信パケット(MUX-PDU)を作成する。この多重分離部22で作成された送信パケットは、主制御部21から無線部1の送信回路(TX)15に入力される。
【0025】
送信回路15は、変調器、周波数変換器及び送信電力増幅器を備える。上記送信データは、変調器でディジタル変調された後、周波数変換器により周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号とミキシングされて無線周波信号に周波数変換される。変調方式としては、QPSK方式及び拡散符号使用するスペクトラム拡散方式が用いられる。そして、この生成された送信無線周波信号は、送信電力増幅器で所定の送信レベルに増幅された後、アンテナ共用器12を介してアンテナ11に供給され、このアンテナ11から図示しない基地局に向け送信される。
【0026】
なお、電源部4には、リチウムイオン電池等のバッテリ41と、このバッテリ41を商用電源出力(AC100V)をもとに充電するための充電回路42と、電圧生成回路(PS)43とが設けられている。電圧生成回路43は、例えばDC/DCコンバータからなり、バッテリ41の出力電圧をもとに所定の電源電圧Vccを生成する。
【0027】
また、入出力部3には、操作時及び通信時にLCD34及びキー入力部35を照明するための照明器36が設けられている。この照明器36は、例えばバックライト又はイルミネーションと呼ばれる。
【0028】
メモリ部26には、ユーザが選択したキーに対応したQMを保存しておくためのテーブル26aと、目的別の定型文が登録されたデータベース26b(図14参照)が設けられている。
【0029】
主制御部21は、マイクロプロセッサ、ROM及びRAM等からなる内部メモリを備えたもので、無線チャネルの接続制御や通信リンク確立後の通信制御等、通常の制御機能に加えて、この発明に係わる制御機能として、QMの登録に関する処理を行うQM登録機能21aと、キーの押下に伴い、該当するQMを選択して読み出すQM選択機能21bと、このQM選択機能21bにより読み出されたQMの送信処理を行うQM送信機能21cとを備える。また、日時管理部27は、日付や時刻を管理している。
【0030】
以下に、本発明の第1の実施形態における携帯電話機の動作について、(a)QMの登録処理と、(b)QMの選択・送信処理に分けて説明する。
【0031】
(a)QMの登録処理
図3は本発明の第1の実施形態における携帯電話機のQM登録処理の動作を示すフローチャートである。
【0032】
まず、ユーザは所定の操作によりQM登録モードを設定する(ステップA11)。このQM登録モードの設定は、例えばキー入力部35の制御キー352に含まれる機能キー356を押下するなどの所定の操作により行う。続いて、キー入力部35上の文字キー351及び制御キー352の中で任意のキーを押下してQM登録用のキーを選択する(ステップA12)。この場合、QMを登録するキーは、1つ以上の任意の文字キー351や制御キー352を単独で用いても良く、1つ以上の任意の文字キー351や制御キー352を組み合わせて用いても良い。さらに、限られたキーを有効活用するため、キーを押下する時間の長短を組み合わせて用いても良い。
【0033】
図5にQMを登録するキーの選択例について示す。図中の例▲1▼および▲2▼は、m個(m≧1)の任意の文字キー351またはn個(n≧1)の任意の制御キー352を単独で用いる例である。QMを送信する場合は、m個の文字キー351またはn個の制御キー352を順次押下することにより、所望のQMを選択すれば良い。この場合、文字キー351は音声通信時に電話番号の入力にも用いるので、電話番号の入力とQMの送信を区別するために、m番目の文字キー351を比較的長い時間押下した場合にQMの送信であると判断しても良い。
【0034】
また、例▲3▼および▲4▼は、m個の任意の文字キー351とn個の任意の制御キー352を組み合わせて用いる例である。QMを送信する場合は、m個の文字キー351を順次押下した後でn個の制御キー352を順次押下するか、n個の制御キー352を順次押下した後でm個の文字キー351を順次押下することにより、所望のQMを選択すれば良い。例▲3▼および▲4▼の場合も、キーを押下する時間の長短を組み合わせて用いても良い。
【0035】
上記のように、QMをキーに登録する方法は、種々変形して実地することが可能である。また、ユーザの利便性を考えた場合、QMの選択で必要となるキーを押下する回数は少ない方が望ましい。さらに、登録されたQMを任意に変更・削除できることが望ましい。
【0036】
QM登録用のキーを選択した後、ユーザが確定キー357を押下すると、制御部21はそのキーを認識することにより(ステップA13)、メモリ部26に設けられたテーブル26aを参照して当該キーに対してQMを登録可能か否かを判断する(ステップA14)。既に同じキーにQMが登録されている場合には登録不可とする。登録不可の場合には(ステップA14のNo)、制御部21は当該キーに登録されているQMを破棄可能か否かを判断する(ステップA15)。破棄できない場合には(ステップA15のNo)、ここでの処理を終了する。QMを破壊可能であるか否かはユーザからの指示に従うものとする。すなわち、例えば「既にQMが登録済みです。破棄しますか?」といったようなメッセージを表示することにより、ユーザから破棄を許可する指示がキー入力部35を通じて入力された場合には破棄可能と判断する。
【0037】
なお、上記ステップA13において、ユーザが機能キー356を押下することで制御部21が選択されたキーを認識するようにしても良い。このように、選択されたキーを認識する方法は種々変形して実施することができる。
【0038】
上記ステップA14にてユーザが選択したキーにQMを登録可能であった場合あるいは上記ステップA15にて既存のQMを破棄可能であれば、制御部21は図6に示すようなメール作成画面51を表示してユーザにQMの入力を促す(ステップA16)。このメール作成画面51には、「宛先(TO)」、「件名(Subject)」、「本文(Message)」といった3つの項目51a〜51cが設けられている。ユーザはカーソールキー355を操作して、これらの項目51a〜51cのうちの少なくとも1つの項目を選択してQMの入力を行う。なお、「宛先」に「CC(Carbon Copy)」や「BCC(Blind Carbon Copy)」を含めても良い。図6では、QMの「件名」として「これから帰る」といった文章を入力した例が示されている。
【0039】
制御部21は上記メール作成画面51にて入力されたQMを上記ステップA12にてユーザが選択したキーに対応付けて図7のようにメモリ部26のテーブル26aに記憶する(ステップA17)。図7では、文字キー351である数字の「1」キーに対して「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「これから帰る」といったQMを登録した例と、「2」キーに対して「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「遅くなる」といったQMを登録した例が示されている。
【0040】
なお、上記ステップA15にて既存のQMを破棄可能であると判断された場合には同じキーに新たなQMが上書きされることになる。また、図7の例では、QMの「宛先」と「件名」を登録した場合を示しているが、「本文」を含め全ての項目についてQMの登録を行っておくことや、いずれか1つの項目についてQMの登録を行うことでも良い。
【0041】
(b)QMの選択・送信処理
図4は本発明の第1の実施形態における携帯電話機のQM選択・送信処理の動作を示すフローチャートである。
【0042】
ユーザによりキー入力部35上のキーが押下される(ステップB11)、制御部21はその押下されたキーを認識する(ステップB12)。なお、上記ステップA13を含めキーの認識には、一般的に知られているキー入力解析が用いられる。ここで、制御部21はメモリ部26に設けられたテーブル26aを参照して当該キーにQMが登録されているか否かを判断する(ステップB13)。QMの登録がない場合は(ステップB13のNo)、ここでの処理を終了する。その際に、例えば「このキーにはQMが登録されていません」といったようなメッセージを表示することにより、QMが登録されていない旨をユーザに通知しても良い。
【0043】
QMが登録されていた場合には(ステップB13のYes)、制御部21は当該キーに対応したQMをメモリ部26のテーブル26aから読み出し(ステップB14)、そのQMを画面上に表示する(ステップB15)。例えば、図7に示すような登録がなされている場合には、「1」キーの押下により「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「これから帰る」といったQMが表示されることになり、ユーザは同画面上にてQMの「本文」を必要に応じて入力すれば良い。
【0044】
ここで、ユーザが発信キー354の押下によりメール送信を指示すると(ステップB16のYes)、制御部21は上記画面上に表示されたQMの送信処理を行う(ステップB17)。この送信処理では、携帯電話機同士で電子メールをやり取りするためのSMS(Short Message Service)や、インターネットを介して電子メールをやり取りするためのSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などの所定の通信プロトコルに従って無線部1経由でQMを相手先へ送信する。なお、QMは必要な情報が予め記載されていることを除いて、ユーザが送信の都度に作成する通常の電子メールと差異はない。つまり、QM登録用に選択されたキーの押下によってテーブル26aから読み出したQMを通常の方法で送信すれば良い。
【0045】
このように、第1の実施形態によれば、任意のキーに電子メールを登録しておくことで、そのキーを押下するだけで電子メールを簡単に送信することができる。これにより、送信の度に各項目に関し複数のキーを何度も押下して所望の文字を入力するといった手間が省け、メール送信までの手順を簡略化することができる。また、既存のキーに電子メールを任意に登録することができるため、メール送信のための専用のキーを新たに追加することはなく、しかも、文字キー351や制御キー352の組み合わせるなどして多数の電子メールを登録しておくことが可能であり、用途に応じて様々な電子メールの送信を簡単なキー操作で実現できる。
【0046】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0047】
電子メールは、日時に関連した用件や連絡を相手に伝える手段として用いることが多々ある。例えば、日常的には起床時や就寝時の挨拶、出発時や到着時の連絡、約束の確認や変更を伝えること等である。このような場合の電子メールには、ある程度決まった内容を「件名」や「本文」を記載することが通例である。例えば、起床時には“おはよう”、就寝時には“おやすみ”のような内容を「件名」や「本文」に記載することが多い。また、約束の場所に到着した場合は“着きました”、遅参する場合は“遅れます”のような内容を「件名」や「本文」に記載することが多い。
【0048】
そこで、本発明の第2の実施形態では、図5に示した例▲1▼乃至▲4▼のキーに複数のQMを登録できるようにし、日時に基づいて最適なQMを選択する処理を加えることで、上記のような日時に関連した電子メールを必要最小限の操作で送信する。
【0049】
以下に、本発明の第2の実施形態における携帯電話機の動作について、(a)QMの登録処理と、(b)QMの選択・送信処理に分けて説明する。
【0050】
(a)QMの登録処理
図8は本発明の第2の実施形態における携帯電話機のQM登録処理の動作を示すフローチャートである。
【0051】
上記第1の実施形態と同様に、まず、ユーザは所定の操作によりQM登録モードを設定する(ステップC11)。この後、制御部21は、図10に示すような「日時」の項目52aを有する日時指定画面52を表示してユーザにQMの送信日時を指定させる(ステップC12)。なお、ここではQMの送信日時を指定する構成としているが、時間帯を指定できるようにしても良い。例えば、起床時に「おはよう」といったQMを送信する場合は、日時として「7:00」あるいは時間帯として「6:00〜8:00」を指定すれば良い。図10では、「日時」として「7:00」を指定した例が示されている。
【0052】
続いて、ユーザはキー入力部35上の文字キー351及び制御キー352の中で任意のキーを押下してQM登録用のキーを選択する(ステップC13)。QM登録用のキーを選択した後、ユーザが確定キー357を押下すると、制御部21はそのキーを認識することにより(ステップC14)、メモリ部26に設けられたテーブル26aを参照して当該キーに日時に関連したQMを登録可能か否かを判断する(ステップC15)。既に同じキーに同一日時あるいは時間帯のQMが登録されている場合には登録不可とする。登録不可の場合には(ステップC15のNo)、制御部21は当該キーに登録されているQMを破棄可能か否かを判断する(ステップC16)。破棄できない場合には(ステップC16のNo)、ここでの処理を終了する。上記第1の実施形態と同様にQMを破壊可能であるか否かはユーザからの指示に従うものとする。また、上記第1の実施形態で述べたように、選択されたキーを認識する方法は種々変形して実施することができる。
【0053】
ここで、上記ステップC15にてユーザが選択したキーに日時に関連したQMを登録可能であった場合あるいは上記ステップC16にて既存のQMを破棄可能であれば、制御部21は上記第1の実施形態と同様に図6に示すようなメール作成画面51を表示してユーザにQMの入力を促す(ステップC17)。
【0054】
制御部21は上記メール作成画面51と上記日時指定画面52にて入力されたQMとそのQMを送信する日時を上記ステップC13にてユーザが選択したキーに対応付けて図11のようにメモリ部26のテーブル26aに記憶する(ステップC18)。図11では、文字キー351である数字の「1」キー+「2」キーに対して、「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「おはよう」といったQMを「7:00」に送信する場合の登録例と、同じキーに対して「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「おおすみ」といったQMを「23:00」に送信する場合の登録例が示されている。
【0055】
なお、上記ステップC15にて既存のQMを破棄可能であると判断された場合には同じキーに新たなQMが上書きされることになる。また、図11の例では、QMの「宛先」と「件名」を登録した場合を示しているが、「本文」を含め全ての項目についてQMの登録を行うことや、いずれか1つの項目についてQMの登録を行うようにしても良い。
【0056】
また、ユーザが選択したキーに登録可能なQMの数は、携帯電話機の仕様として任意の値を定めるようにしても良い。この場合は、上記ステップC14では予め定められた登録数の範囲内で日時に関する複数のQMを登録可能であるか否かを判断すれば良い。また、登録可能なQMの数をキーの種類に応じて変えるようにしても良い。
【0057】
また、上記の例では、QMの送信日時を指定する日時指定画面52を用いるようにしたが、図6のメール作成画面51に日時を指定する項目を付加し、この画面を用いて上記ステップC12で日時の指定を行うようにしても良い。
【0058】
(b)QMの選択・送信処理
図9は本発明の第2の実施形態における携帯電話機のQM選択・送信処理の動作を示すフローチャートである。
【0059】
上記第1の実施形態と同様に、ユーザによりキー入力部35上のキーが押下されると(ステップD11)、制御部21はその押下されたキーを認識することにより(ステップD12)、メモリ部26に設けられたテーブル26aを参照して当該キーにQMが登録されているか否かを判断し(ステップD13)、QMの登録がない場合はその旨をメッセージ表示するなどして、ここでの処理を終了する。
【0060】
QMが登録されていた場合には(ステップD13のYes)、制御部21は制御部21は当該キーに対応したQMをメモリ部26のテーブル26aから読み出す。その際に、日時管理部27から現在日時を取得し(ステップD14)、現在日時と指定日時との時差が最小のQMをテーブル26aから読み出す(ステップD15)。例えば、図11のようなQMの登録がなされている場合において、ユーザがQM登録キー(「1」キー+「2」キー)を押下したときの日時が「7:00」前後であれば、テーブル26aから「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「おはよう」といったQMを読み出し、「23:00」前後であれば、テーブル26aから「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「おやすみ」といったQMを読み出す。
【0061】
なお、現在日時と指定日時との時差の許容範囲を設定しておくことで、その許容範囲を越えるものは対象外とするようにしても良い。例えば、時差の許容範囲を1時間として設定した場合には、図11の例でユーザがQM登録キーを押下したときの日時が「8:00」であった場合に該当なしとする。この場合、該当するQMがない旨をユーザに通知することが望ましい。さらに、該当するQMが複数存在した場合には、その一覧を表示してユーザに所望のQMを選択させるようにしても良い。
【0062】
このようにして、QM登録キーの押下に伴い日時に関連したQMをテーブル26aから読み出すと、制御部21はその読み出したQMを画面上に表示する(ステップD16)。例えば、図11に示すような登録がなされている場合には、「7:00」前後に「1」キー+「2」キーが押下されたときに「宛先」:「アドレス1」、「件名」:「おはよう」といったQMが表示されることになり、ユーザは同画面上にてQMの「本文」を必要に応じて入力すれば良い。そして、ユーザが発信キー354の押下によりメール送信を指示すると(ステップD17のYes)、制御部21は上記画面上に表示されたQMの送信処理を行う(ステップD18)。
【0063】
このように、第2の実施形態によれば、例えば起床時や就寝時の挨拶のように、日時に関連した電子メールを送信する場合に、その都度、複数のキーを何度も押下して所望の文字を入力しながら電子メールを作成して送信するといった面倒な操作を必要とせず、所定のキーを押下するだけで、そのときの日時に対応した電子メールを簡単に送ることができる。
【0064】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0065】
上記第1及び第2の実施形態では、必要に応じて宛先、件名、本文を記載した電子メールをQMとして登録するようにしたが、本発明の第3の実施形態では、目的別の電子メールを送信する際に、「件名」や「本文」の一部を自動的に記載する方法について説明する。
【0066】
図14は本発明の第3の実施形態で用いられるデータベースの構成を示す図である。メモリ部26には件名や本文の一部として利用される定型文が登録されたデータベース(DB)26bを備える。このデータベース26bは、QMを送信する「目的」と「日時」と、件名や本文に記載する「内容」を項目として備える。「目的」としては、「挨拶」、「待ち合わせ」、「確認」などがあり、「挨拶」には予め決められた日時に対応させて挨拶用の定型文が登録されている。ここでは、「7:00」に「おはよう」、「12:00」に「こんにちは」、「21:00」に「おやすみ」といった定型文が登録された例が示されている。なお、上記挨拶用の定型文を送る時間は固定化されているが、これをユーザが任意に変更できるようにしても良い。
【0067】
また、「待ち合わせ」には基準時刻αと、その基準時刻αから指定時間βを減算した時刻α−β、基準時刻αに指定時間γを加算した時刻α+γのそれぞれに対応させて待ち合わせ用の定型文が登録されている。上記α、β、γはユーザが任意に指定でき、ここでは、基準時刻αに「到着しました」、時刻α−βに「出発します」、時刻α+γに「遅れます」といった定型文が登録された例が示されている。また、「確認」にはx月y日に対応させて確認用の定型文が登録されている。上記x、yはユーザが任意に指定でき、ここではx月y日に「今日は(*)の日です」といった定型文が登録されている。(*)はユーザが任意に編集する部分である。
【0068】
なお、図2に示した制御部21には、上記データベース26bの各項目を編集・保存・変更・削除するデータベース(DB)管理機能21dを備える。
【0069】
以下に、本発明の第3の実施形態における携帯電話機の動作について、(a)QMの登録処理と、(b)QMの選択・送信処理に分けて説明する。
【0070】
(a)QMの登録処理
図12は本発明の第3の実施形態における携帯電話機のQM登録処理の動作を示すフローチャートである。
【0071】
上記第1の実施形態と同様に、まず、ユーザは所定の操作によりQM登録モードを設定する(ステップE11)。この後、制御部21は、図15に示すような「目的」項目53a及び「日時」項目53bを有する目的/日時指定画面53を表示してユーザにQMを送信する目的(挨拶、待ち合わせ、確認)や日時を指定させる(ステップE12)。なお、「目的」として「挨拶」を指定した場合には時間が予め決められているため、送信日時の指定は不要であり、「目的」として「待ち合わせ」あるいは「確認」を指定した場合にその送信日時を指定する。この場合、「待ち合わせ」であれば、例えばα=12:00、β=2時間、γ=30分といったように指定する。「確認」であれば、例えばx=12月,y=24日といったように指定する。
【0072】
続いて、ユーザはキー入力部35上の文字キー351及び制御キー352の中で任意のキーを押下してQM登録用のキーを選択する(ステップE13)。QM登録用のキーを選択した後、ユーザが確定キー357を押下すると、制御部21はそのキーを認識することにより(ステップE14)、メモリ部26に設けられたテーブル26aを参照して当該キーに目的別のQMを登録可能か否かを判断する(ステップE15)。既に同じキーに同一目的のQMが登録されている場合には登録不可とする。登録不可の場合には(ステップE15のNo)、制御部21は当該キーに登録されているQMを破棄可能か否かを判断する(ステップE16)。破棄できない場合には(ステップE16のNo)、ここでの処理を終了する。上記第1の実施形態と同様にQMを破壊可能であるか否かはユーザからの指示に従うものとする。また、上記第1の実施形態で述べたように、選択されたキーを認識する方法は種々変形して実施することができる。
【0073】
ここで、上記ステップE15にてユーザが選択したキーに目的別のQMを登録可能であった場合あるいは上記ステップE16にて既存のQMを破棄可能であれば、制御部21は上記第1の実施形態と同様に図6に示すようなメール作成画面51を表示してユーザにQMの入力を促す(ステップE17)。
【0074】
制御部21は上記メール作成画面51と上記目的/日時指定画面53にて入力されたQMとそのQMの目的や送信日時を上記ステップE13にてユーザが選択したキーに対応付けて図16のようにメモリ部26のテーブル26aに記憶する(ステップE18)。なお、第3の実施形態では、件名あるいは本文の一部を自動的に記載するので、QMに必要となる情報としては少なくとも宛先を入力すれば良い。図16では、文字キー351である数字の「1」キー+記号の「*」キーに対して「挨拶」用のQMを「アドレス1」に送信する場合の登録例と、「2」キー+「*」キーに対して「待ち合わせ」用のQMをα=12:00、β=2時間、γ=30分として「アドレス2」に送信する場合の登録例が示されている。
【0075】
なお、同一の目的に対して複数の日時を指定するようにしても良い。また、目的別に選択可能なキーを予め決めておくようにしても良い。例えば、キー1は挨拶用、キー2は待ち合わせ用、キー3は確認用として決めておけば、目的の指定は不要であり、キー1が選択された場合にユーザが入力したQMを挨拶用としてテーブル26aに登録することができる。
【0076】
また、上記の例では、QMの送信目的と送信日時を指定する目的/日時指定画面53を用いるようにしたが、図6のメール作成画面51にて目的を指定する項目や日時を指定する項目を付加して、この画面を用いることにより上記ステップE12で目的、日時を指定するようにしても良い。
【0077】
QMに日時を指定する方法、目的を指定する方法、さらにQMをキーに登録する方法は種々変形して実施することができる。
【0078】
(b)QMの選択・送信処理
図13は本発明の第3の実施形態における携帯電話機のQM選択・送信処理の動作を示すフローチャートである。
【0079】
上記第1の実施形態と同様に、ユーザによりキー入力部35上のキーが押下されると(ステップF11)、制御部21はその押下されたキーを認識することにより(ステップF12)、メモリ部26に設けられたテーブル26aを参照して当該キーにQMが登録されているか否かを判断し(ステップF13)、QMの登録がない場合はその旨をメッセージ表示するなどして、ここでの処理を終了する。
【0080】
QMが登録されていた場合には(ステップF13のYes)、制御部21は制御部21は当該キーに対応したQMをメモリ部26のテーブル26aから読み出すと共に(ステップF14)、そのQMの目的と日時に基づいてデータベース26bから件名や本文の一部となる内容を読み出してQMに挿入した後(ステップF15)、そのQMを画面上に表示する(ステップF16)。例えば、テーブル26aから読み出したQMの目的が「挨拶」であった場合には、そのときの日時が7:00前後であれば、図14に示すデータベース26bから「おはよう」を読み出し、これを件名あるいは本文の一部としてQMに挿入する。
【0081】
また、QMの目的が「待ち合わせ」であった場合には、そのときの日時とα、α−β、α+γを比較し、時差が最小の内容をデータベース26bから読み出して件名あるいは本文の一部としてQMに挿入すれば良い。すなわち、α=12:00、β=2時間、γ=30分といったように指定されていたとする。この場合、キーの押下によりQMを10:00前後に送信する場合は「出発します」、12:00前後に送信する場合は「到着しました」、12:30前後に送信する場合は「遅れます」をデータベース26bから読み出し、件名あるいは本文の一部としてQMに挿入する。
【0082】
さらに、例えば誕生日などの特定の月日にQMを送信する場合には、x,yで指定された月日と一致する内容をデータベース26bから読み出し、件名あるいは本文の一部としてQMに挿入する。この場合、定型文の(*)の部分についてはユーザが任意に編集する。
【0083】
なお、データベース26bから読み出した内容は、QMの件名と本文の両方に挿入しても良いし、どちらか一方に挿入しても良く、その設定をユーザが選択できるようにして良い。また、データベース26bから読み出した内容は、ユーザが必要に応じて編集することができる。上記のように、QMの件名や本文の一部に自動的に記載した内容は種々変形することができる。
【0084】
ここで、ユーザが発信キー354の押下によりメール送信を指示すると(ステップF17のYes)、制御部21は上記画面上に表示されたQMの送信処理を行う(ステップF18)。
【0085】
このように、第3の実施形態によれば、例えば挨拶、待ち合わせ、確認といっように、目的に応じた電子メールを送信する場合に、ユーザがその都度目的別の電子メールを作成しなくとも、所定のキーを押下するだけで、データベース26bからそのときの目的に応じた定型文を読み出して電子メールの所定項目(「件名」や「本文」)に自動挿入して簡単に送ることができる。
【0086】
なお、上記第1乃至第3の実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0087】
また、上記プログラムで実行される処理の一部は、オペレーティングシステムやネットワークプロトコルスタック等のミドルウェアが実行しても良い。また、上記記録媒体は、装置本体と独立した媒体に限らず、装置に内蔵された記憶部も含まれる。また、上記記録媒体は1つに限らず、複数の記録媒体から上記プログラムが実行されても良く、これらの記録媒体の形態はどのような構成であっても良い。
【0088】
また、図2に示した制御部21は、記録媒体に記録されたプログラムに基づいて各実施形態における処理を実行可能なものを総称しており、マイクロコンピュータやDSP(Digital Signal Processor)等が含まれるものであり、制御部21としては何れの構成であっても良い。
【0089】
また、上記第1乃至第3の実施形態において、各フローチャートで示した処理手順は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば図3、図8、図12のQM登録処理において、QMの作成(入力)を行った後、そのQMを登録するべきキーの選択を行うようにしても良い。
【0090】
また、上記第3の実施形態で用いられるデータベース26bの構成についても図14の構成に限るものではなく、例えば必要に応じて新たな項目を加えても良い。
【0091】
要するに、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0092】
また、本発明は携帯電話機に限らず、例えばパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)など、電子メールを送受信する機能を備えた通信端末の全てに適用可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、各種操作用に設けられた各キーの中の任意のキーに電子メールを登録しておけば、電子メールを送信する度に、複数のキーを何度も押下して所望の文字を入力しながら電子メールを作成して送信するといった面倒な操作を必要とせず、当該キーを押下するだけで電子メールを送信することができる。したがって、電子メールを送信するまでの手順を簡略化でき、ユーザの入力操作の手間を省いて電子メールを簡単に送信することができる。また、既存のキーに電子メールを任意に登録することができるため、メール送信のための専用のキーを新たに追加することはなく、しかも、文字キーや制御キーを組み合わせるなどして多数の電子メールを登録しておくことが可能であり、用途に応じて様々な電子メールの送信を簡単なキー操作で実現できる。
【0094】
また、電子メールに送信日時を指定しておけば、ユーザがその都度日時に関連した電子メールを作成しなくとも、所定のキーを押下するだけで、そのときの日時に対応した電子メールを簡単に送ることができる。
【0095】
また、電子メールに送信目的を指定しておけば、ユーザがその都度目的別の電子メールを作成しなくとも、所定のキーを押下するだけで、データベースからそのときの目的に応じた定型文を読み出して電子メールの所定項目に自動挿入して簡単に送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置として用いられる携帯電話機の外観構成図。
【図2】上記携帯電話機の回路構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第1の実施形態における携帯電話機のQM登録処理の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の第1の実施形態における携帯電話機のQM選択・送信処理の動作を示すフローチャート。
【図5】QMを登録するキーの選択例を示す図。
【図6】本発明の第1の実施形態におけるメール作成画面の構成を示す図。
【図7】本発明の第1の実施形態におけるテーブルの内容を示す図。
【図8】本発明の第2の実施形態における携帯電話機のQM登録処理の動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施形態における携帯電話機のQM選択・送信処理の動作を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2の実施形態における日時指定画面の構成を示す図。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるテーブルの内容を示す図。
【図12】本発明の第3の実施形態における携帯電話機のQM登録処理の動作を示すフローチャート。
【図13】本発明の第3の実施形態における携帯電話機のQM選択・送信処理の動作を示すフローチャート。
【図14】本発明の第3の実施形態におけるデータベースの構成を示す図。
【図15】本発明の第3の実施形態における目的/日時指定画面の構成を示す図。
【図16】本発明の第3の実施形態におけるテーブルの構成を示す図。
【符号の説明】
1…無線部
2…ベースバンド部
3…入出力部
4…電源部
21…主制御部
21a…QM登録機能
21b…QM選択機能
21c…QM送信機能
21d…DB管理機能
26…メモリ部
26a…テーブル
26b…データベース
34…液晶表示器(LCD)
35…キー入力部
351…文字キー
352…制御キー
Claims (1)
- 電子メールを送受信する機能を備えた通信端末装置であって、
通常の操作用に設けられた複数の文字キーと制御キーとを有するキー入力手段と、
このキー入力手段の各キーを任意に組み合わせてメール登録用のキーとして選択するキー選択手段と、
上記電子メールを構成する宛先、件名のそれぞれの項目に対応したデータを入力するデータ入力手段と、
このデータ入力手段によって入力された宛名および件名のデータを上記キー選択手段によって選択されたメール登録用のキーに対応付けて記憶する記憶手段と、
上記メール登録用のキーの押下に伴い、上記記憶手段から当該キーに対応した宛名および件名のデータを送信対象として読み出し、所定の電子メール作成画面の該当する項目に挿入して表示する表示制御手段と
を具備したことを特徴とする通信端末装置。
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