JP2003296246A

JP2003296246A - 電子メール端末装置

Info

Publication number: JP2003296246A
Application number: JP2002098187A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Yuki; 義徳結城
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2002-04-01
Filing date: 2002-04-01
Publication date: 2003-10-17

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、電子メールを送信する場合に、絵文
字の互換性を考慮して、絵文字に係る情報の欠落が生じ
ないようにした電子メール端末装置を提供すること。【解決手段】本発明は電子メール端末装置に付与された
アドレス情報と電子メールを送信すべき宛先情報とを比
較して、両者が所定の関係である場合であって、送信す
べき内容の中に絵文字が含まれている場合に、前記絵文
字を予め決められた文字に変換するようにして上記目的
を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子メール端末装
置から電子メールを送信する場合に、絵文字の互換性を
考慮して、情報の欠落が生じないようにした電子メール
端末装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年の携帯電話機は、従来の音声通信端
末としての利用方法に加えて、データ通信端末として利
用することも可能になっている。現状、携帯電話機を利
用することに係る課金は、音声通信に比べてデータ通信
の方が安価である。そのため、用件、連絡、報告、出来
事および話題等を相手に伝える簡便な手段として、ユー
ザは携帯電話機の電子メール機能を利用することが一般
的になってきている。

【０００３】また、近年の携帯電話機は、１つのキーに
複数の文字や制御を割り当てることでキーの総数を削減
し、小型化および軽量化を図っている。携帯電話機が備
えるキーには、大きく分けて文字キーと制御キーの２種
類がある。文字キーとは、平仮名・英字・数字・記号・
絵文字等を入力するキーである。通常、１つの文字キー
には、複数の文字が割り当てられている。制御キーと
は、文字キー以外のキーである。制御キーの主な用途
は、通信の発信や着信、携帯電話機が備える各種機能の
選択、文字キーによって入力された平仮名を漢字に変換
する等の制御である。１つの文字キーに複数の文字を割
り当てる場合は、制御キーで平仮名・英字・数字・記号
等の入力モードを切り替え、文字キーの押下を繰り返す
ことで、所望の文字を入力する方法が用いられている。

【０００４】上記のように、従来の携帯電話機は、キー
ボードのような文字の入力を容易にする入力デバイスを
備えていない。そのため、携帯電話機から電子メールを
送信する場合は、所望の件名（Subject）や本文（Messa
ge）を作成するために、文字キーや制御キーを繰り返し
押下する必要があった。さらに、携帯電話機による電子
メールの送受信は、１通あたりの最大文字数が規定され
ているため、制限された範囲内で所望の電子メールを作
成する必要があった。このような理由から、携帯電話機
のユーザは、手間を省いて効率良く電子メールを作成す
るために絵文字を利用している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、絵文字
は個々の通信事業者が独自の仕様で定めている。そのた
め、異なる通信事業者間の携帯電話機では、絵文字の取
り扱いに互換性がない。これにより、絵文字の互換性が
ない電子メール端末装置間（異なる通信事業者の携帯電
話機間、携帯電話機とインターネットに接続されたパー
ソナルコンピュータ間等）で絵文字が含まれた電子メー
ルを送受信すると、絵文字に係る情報が欠落すること
や、文字化けが生じることにより、電子メールの判読が
困難になる問題点があった。

【０００６】特に、携帯電話機は技術的に発展途上中で
あるため、より新しい技術や仕様に対応するために、短
い期間で新機種が開発・販売されている。そのため、同
一通信事業者の携帯電話機であっても、絵文字の互換性
が保たれていない場合があり、上記のような問題が生じ
ている。即ち、従来の携帯電話機では、絵文字が含まれ
た電子メールを送受信する場合に、ユーザの利便性が損
なわれている問題点があった。

【０００７】例えば、特開2001−155014号には、電子メ
ール端末装置宛の電子メールを中継するメールサーバに
おいて、電子メール文章内の文字列を絵文字に自動的に
置き換えて電子メール端末装置に中継するメール中継方
法について記載されている。しかし、上記のような絵文
字の互換性に係る問題点については、何ら考慮されてい
ない。

【０００８】上記の問題点を解決するために本発明は、
文章中に絵文字を含めることができる電子メール端末装
置から電子メールを送信する場合に、絵文字の互換性を
考慮して、絵文字に係る情報の欠落が生じないようにし
た電子メール端末装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は電子メール端末
装置に付与されたアドレス情報と電子メールを送信すべ
き宛先情報とを比較して、両者が所定の関係である場合
であって、送信すべき内容の中に絵文字が含まれている
場合に、前記絵文字を予め決められた文字に変換するよ
うにして上記目的を達成する。

【００１０】

【発明の実施の形態】図１は、本実施例の要部を示す携
帯電話機の回路構成を示すブロック図である。この携帯
電話機は、無線部と、ベースバンド部と、入出力部と、
電源部とから構成される。図２において、図示しない基
地局から無線チャネルを介して到来した無線周波信号
は、アンテナ１１で受信された後、アンテナ共用器（Ｄ
ＵＰ）１２を介して受信回路（ＲＸ）１３に入力され
る。受信回路１３は、高周波増幅器、周波数変換器及び
復調器を備える。そして、上記無線信号は低雑音増幅器
で低雑音増幅される。増幅された無線信号は、、上記周
波数変換器において、周波数シンセサイザ（ＳＹＮ）１
４から発生された受信局部発振信号とミキシングされて
受信中間周波信号又は受信ベースバンド信号に周波数変
換される。周波数変換された信号は、上記復調器でディ
ジタル復調される。復調方式としては、例えばＱＰＳＫ
方式に対応した直交復調方式と、拡散符号を使用したス
ペクトラム逆拡散方式が用いられる。なお、周波数シン
セサイザ１４から発生される受信局部発振信号周波数
は、ベースバンド部２に設けられた主制御部２１から指
示される。上記復調器から出力された復調パケットはベ
ースバンド部２に入力される。ベースバンド部２は、主
制御部２１と、多重分離部２２と、音声符号復号部２３
と、マルチメディア処理部２４と、ＬＣＤ制御部２５
と、メモリ部２６とを備えている。

【００１１】ベースバンド部２の主制御部２１に入力さ
れた復調パケットは、多重分離部２２に供給される。多
重分離部２２は、多重されたパケットの分離処理を行
う。すなわち、受信時には、復調パケットに含まれる音
声データと画像データと制御データとを、ヘッダの内容
に従い分離する。このうち音声データは音声符号復号部
２３に供給されて音声復号される。そして、この復号処
理により伸張されたディジタル音声信号は、図示しない
ディジタル／アナログ変換器（以後、Ｄ／Ａ変換器と称
す）によりアナログ音声信号に変換された後、入出力部
のスピーカから拡声出力される。

【００１２】これに対し画像データは、マルチメディア
処理部２４に供給され、ここで画像復号処理される。そ
して、この復号処理により伸張された画像信号は、ＬＣ
Ｄ制御部２５を介して入出力部３のＬＣＤ３４に供給さ
れて表示される。

【００１３】なお、ＬＣＤ３４には、主制御部から出力
される静止画像データ、電話帳データや送受信履歴デー
タ、自端末の動作状態を表す情報も表示される。自端末
の動作状態を表す情報には、例えば受信品質を表す情報
やバッテリの残量を表す情報が含まれる。

【００１４】一方、入出力部のマイクロホン３１から出
力されたユーザの送話音声信号は、音声符号復号部２３
に入力されて音声符号化されたのち多重分離部２２に入
力される。また、カメラ（ＣＡＭ）３３から出力された
画像信号は、マルチメディア処理部２４に入力され、画
像符号化処理が施されて多重分離部２２に入力される。
多重分離部２２は、上記符号化された音声データ及び上
記符号化された画像データと、図示しないデータ通信部
により生成された制御データとを多重化して送信パケッ
トを作成する。この多重分離部で作成された送信パケッ
トは、主制御部２１から送信回路（ＴＸ）１５に入力さ
れる。

【００１５】送信回路１５は、変調器、周波数変換器及
び送信電力増幅器を備える。上記送信データは、上記変
調器でディジタル変調される。変調された送信データ
は、周波数シンセサイザ１４から発生された送信局部発
振信号と上記周波数変換器にてミキシングされて無線周
波信号に周波数変換される。生成された送信無線周波信
号は、上記送信電力増幅器で所定の送信レベルに増幅さ
れた後、アンテナ共用器を介してアンテナ１１に供給さ
れ、アンテナ１１から図示しない基地局に向け送信され
る。

【００１６】なお、電源部４には、バッテリと、このバ
ッテリを商用電源出力（ＡＣ１００Ｖ）によって充電す
るための充電回路と、電圧生成回路（ＰＳ）とが設けら
れている。電圧生成回路は、例えばＤＣ／ＤＣコンバー
タからなり、バッテリの出力電圧をもとに所定の電源電
圧Ｖccを生成する。

【００１７】また、入出力部３には、操作時及び通信時
にＬＣＤ３４及びキー入力部３５を照明するための照明
器３６が設けられている。

【００１８】主制御部２１は、マイクロプロセッサ、Ｒ
ＯＭ及びＲＡＭ等からなる内部メモリを備えたもので、
無線チャネルの接続制御や通信リンク確立後の通信制御
等、通常の制御機能に加えて、この発明に係わる制御機
能を備える。（第１の実施形態）本発明の第１の実施形態では、携帯
電話機において絵文字が含まれた電子メールを作成する
場合に、従来の技術に対する課題を解決する方法につい
て説明する。

【００１９】図２は、第１の実施形態に係る図１に示し
た主制御部とメモリ部の構成である。主制御部２１は、
通常の制御機能に加えて、従来の電子メールの授受に係
る処理と絵文字を単語（平仮名・漢字・数字・英字・記
号）に変換する処理を行う電子メール機能を備える。メ
モリ部２６は、絵文字が登録された絵文字データベース
と、絵文字を単語に変換するための変換用辞書、各種の
情報が記載されたテーブルを備える。図３では、絵文字
データベースと変換用辞書のINDEXにより、絵文字と単
語が関連付けられていることを示している。例えば、図
２に示す太陽を表す絵文字は、文字変換用辞書に登録さ
れた「晴れ」（候補１）、「快晴」（候補２）にINDEX
１で関連付けられている。また、テーブルは、自分の携
帯電話端末装置に付与された電子メールアドレス（以
後、自端末アドレスと記す）であるxxx@aaa.co.jpが登
録されていることを示している。図３は、第１の実施形
態に係る電子メール機能の動作を示したフローチャート
である。step1においてユーザが制御キーを押下する等
の所定の操作によって電子メール機能が起動されたこと
を主制御部２１が認識すると、主制御部２１は図４のよ
うな電子メール作成画面をＬＣＤ３４に表示し、電子メ
ールの「宛先」、「件名」、「本文」の入力をユーザに
促す。この時、電子メール機能は、宛先が入力された後
で、件名と本文が入力できるように制御する。従って、
ユーザは、宛先を最初に入力することになる。なお、宛
先には、複数の電子メールアドレスを入力できるように
しても良い。ユーザが宛先を入力することにより、step
2を実行する。ユーザにより宛先入力がされると、主制
御部２１はstep2において件名と本文を入力可能にする
とともに、step1で入力された宛先を解析する。宛先の
解析では、「＠」以降のドメインを認識する。複数の宛
先が指定されている場合は、全ての宛先を解析し、＠以
降のドメインを認識する。

【００２０】step3において主制御部２１は、step2で認
識されたドメインと、テーブルに登録されている自端末
アドレスのドメインとを比較する。比較の結果、自端末
アドレスのドメインに一致しない宛先が含まれていた場
合はstep4に分岐し、含まれていない場合はstep5に分岐
する。なお、上記の処理では、宛先にサブドメインが含
まれることを考慮して、step2で認識されたドメイン
と、自端末アドレスのサブドメインにつづいて列記され
るプライマリドメインが一致しない場合にstep4、一致
する場合にstep5へ分岐すると良い。例えば、自端末ア
ドレスがxxx＠sub1.aaa.co.jpの時、yyy＠sub2.aaa.co.
jpとzzz＠bbb.co.jpの２つの宛先が指定されたことを考
える。この場合、自端末アドレスのプライマリドメイン
はaaa.co.jpであり、各宛先のプライマリドメインはaa
a.co.jpとbbb.co.jpである。従って、宛先yyy@sub2.aa
a.co.jpは同一のドメインに属し、宛先zzz@bbb.co.jpは
異なるドメインに属すと判断できる。従って、宛先zzz@
bbb.co.jpの例では、step4に分岐する。

【００２１】step4およびstep5において、主制御部２１
は絵文字を単語に変換する処理のON/OFFを設定する。st
ep4では絵文字変換機能を有効にするために変換機能をO
Nに設定し、step5では上記絵文字変換機能を無効にする
ために上記変換機能をOFFに設定する。

【００２２】step6において主制御部２１はユーザによ
る件名と本文の文字の入力を監視する。そして、step7
において絵文字を単語に変換する機能がOFFの場合は、S
tep10に分岐する。絵文字を単語に変換する機能がＯＮ
かつStep6において絵文字が入力されていた場合はstep8
に分岐する。step8において主制御部２１は、変換辞書
を参照することによって、step6で入力された絵文字に
対応する単語をLCDに表示し、ユーザに選択を促す。主
制御部２１はstep8で表示した候補の中から、ユーザに
よって選択された単語とstep6で入力された絵文字をste
p９で置換する。

【００２３】step10において主制御部２１は、電子メー
ルの作成が完了した場合は、電子メールの送信に係る処
理（図示せず）を実行し動作を終了する。電子メールの
作成が完了しない場合はstep6に分岐し、文字の入力か
ら処理を繰り返す。図４は、宛先、件名、本文の順で入
力していく場合の概念を表わした図である。そして本文
の入力にあたり、図３step6〜step9について、LCDに表
示される画面の遷移例を示したのが図５である。

【００２４】上記のように第１の実施形態によれば、電
子メールの送信元と宛先のドメインが異なる場合に、電
子メールの作成段階において絵文字を単語（平仮名・漢
字・数字・英字・記号）に置き換えることが可能とな
る。従って、絵文字の互換性がない電子メール端末装置
間で電子メールを送受信する場合に、絵文字に係る情報
が欠落することや、文字化けが生じることにより、電子
メールの判読を困難する問題を回避することが可能にな
る。また、電子メールの作成時には、絵文字を用いて文
章を入力できるため、キー入力の手間を省くことができ
る。上記のように、携帯電話機のような電子メール端末
装置において、絵文字が含まれた電子メールを送信する
場合に、ユーザの利便性を向上することができる。な
お、step８において絵文字に対応する単語の候補を複数
表示する場合に、置き換えられた頻度が最も高い単語を
自動的に選択して選ばれた単語と絵文字を置き換えるよ
うにしても良い。ユーザが他の単語に置き換えたい場合
は適宜ユーザが所望の単語に置き換えるようにすればよ
い。さらに、step8,step9においては絵文字から所望の
単語への変換をユーザに選択、変換をさせて、絵文字を
単語に変換させていたが、これに限らず、本文中に含ま
れる絵文字のすべてを一括して第１優先の単語に置き換
えるようにしても良い。これにより、ユーザの好みの単
語への選択の自由度はなくなるが、絵文字の変換のため
の時間は少なくすることができる。（第２の実施形態）本発明の第１の実施形態では、電子
メールの作成段階において絵文字を単語（平仮名・漢字
・数字・英字・記号）に置き換える方法について説明し
たが、電子メールの送信段階において同様の処理を実施
することができる。図６は、本発明の第２の実施形態に
係る電子メール機能の動作を示したフローチャートであ
る。このフローチャートは、図４のような電子メール作
成画面をLCDに表示し、従来の方法によって電子メール
を作成した後、電子メールを送信するための操作がユー
ザによってなされたことを主制御部２１が認識した場合
に送信動作を行う前に実行する処理を示している。

【００２５】step11において主制御部２１は、図４に示
したstep2と同様に電子メールの宛先を解析し、ドメイ
ンを認識する。そして主制御部２１はstep12において、
図４に示したstep3と同様にstep11で認識されたドメイ
ンと、テーブルに登録されている自端末アドレスのドメ
インを比較する。比較の結果、自端末アドレスのドメイ
ンに一致しない宛先が含まれていた場合は、step13に分
岐する。含まれていない場合は、電子メールの送信に係
る処理（図示せず）を実行し動作を終了する。

【００２６】step13において主制御部２１は、電子メー
ルの文章中から絵文字を検索し、変換用辞書を参照する
ことにより、絵文字を単語に置換する。全ての絵文字を
置換した後、電子メールの送信に係る処理（図示せず）
を実行し動作を終了する。

【００２７】上記のように第２の実施形態によれば、電
子メールの送信元と宛先のドメインが異なる場合に、電
子メールの送信段階において絵文字を単語（平仮名・漢
字・数字・英字・記号）に置き換えることが可能とな
る。これにより、第１の実施形態と同様の効果を得るこ
とができる。

【００２８】以上、本発明に係る第１の実施形態では電
子メールの作成段階、第２の実施形態では電子メールの
送信段階において、電子メールの送信元と宛先のドメイ
ンが異なる場合に、絵文字を単語（平仮名・漢字・数字
・英字・記号）に置き換えることで、従来の技術に対す
る課題の解決方法を説明した。

【００２９】例えば、電子メールの宛先は、件名や本文
の入力が完了した後で入力することも考えられる。従っ
て、第１の実施形態で絵文字の置換を行わなかった場合
でも、送信直前に宛先が追加されることで絵文字の置換
が必要になる場合がある。このようなことを考慮して、
第１の実施形態の後で、第２の実施形態を実施するよう
にしても良い。

【００３０】なお複数の宛先が入力された場合は、第１
の実施形態または第２実施形態の処理を宛先ごとに実行
すると良く、例えば自端末のアドレスと同じドメインの
宛先と異なるドメインをもつアドレスが宛先として存在
する場合は、絵文字を変換しない本文と絵文字を変換し
た本文とを別々にメモリに保存しておくと、宛先に応じ
た適切な本文の送付が可能となる。

【００３１】本発明の実施形態では、電子メール機能の
動作として図３および図６に示したフローチャートを用
いたが、必ずしもこれと同一のものを用いる必要がない
のは明らかである。例えば、絵文字を単語に変換する処
理の初期設定をOFFに定めることにより、step5を省略す
るようにしても良い。即ち、電子メール機能を実現する
フローチャートは、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施できる。

【００３２】本発明に係る第１乃至第２の実施形態とし
て記載した動作に従ってプログラムを作成し、このプロ
グラムを図１に示した携帯電話機の制御部において実行
することにより、本発明をソフトウェアとして実現でき
る。

【００３３】なお、上記のプログラムで実行される処理
の一部は、携帯電話機で稼動しているオペレーティング
システムやネットワークプロトコルスタック等のミドル
ウェアが実行しても良い。また、上記のプログラムは、
記憶媒体に格納して配布することができる。この記憶媒
体としては、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、半導体メモリ等、プログラムを記憶でき、かつ携帯
電話機が読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形
式は何れの形態であっても良い。

【００３４】なお、上記の記憶媒体は、携帯電話機と独
立した媒体に限らず、図１に示した携帯電話機に内蔵さ
れた記憶部も含まれる。また、記憶媒体は１つに限ら
ず、複数の記憶媒体から上記のプログラムが実行されて
も良く、記憶媒体は何れの構成であっても良い。

【００３５】なお、上記の制御部は、記憶媒体に記憶さ
れたプログラムに基づき、本実施形態における動作を実
行可能なものを総称しており、マイクロコンピュータや
DSP（Digital Signal Processor）等が含まれ、制御部
は何れの構成であっても良い。

【００３６】本発明の実施形態では、図２に示すような
データベースや変換辞書を用いたが、必ずしもこれと同
一のものを用いる必要がないのは明らかである。例え
ば、必要に応じて新たな項目を加えてもよく、データベ
ースと変換辞書の構成は、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。

【００３７】本発明の実施形態では、電子メール端末と
して携帯電話機を例にして説明したが、電子メールを授
受する機能を備える通信端末全般（例えば、パーソナル
コンピュータ、PDA（Personal Digital(Data) Assistan
ts）、電話機等）に本発明を適用できることは明らかで
ある。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は電子メー
ル端末装置に付与されたアドレス情報と電子メールを送
信すべき宛先情報とを比較して、両者が所定の関係であ
る場合であって、送信すべき内容の中に絵文字が含まれ
ている場合に、前記絵文字を予め決められた文字に変換
するようにしたので、電子メールを送信する場合に、絵
文字の互換性を考慮して、絵文字に係る情報の欠落が生
じないようにした電子メール端末装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態における移動通信端末装置を
示すブロック図

【図２】本発明の第１の実施形態における主制御部とメ
モリ部の関係を表わした図

【図３】本発明の第１の実施形態を表わしたフローチャ
ート図

【図４】本発明の第１の実施形態のおけるメール作成画
面を表わした図

【図５】本発明の第１の実施形態におけるメールの本文
作成にあたっての画面推移を表わした図

【図６】本発明の第２の実施形態を表わしたフローチャ
ート図

【符号の説明】

２１…主制御部２１Ｃ…電子メール通信機能部３４…ＬＣＤ３５…キー入力部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子メールを送信可能な電子メール通信機
能を備える電子メール端末装置において、複数の絵文字と、それぞれの絵文字に対応した単語とを
記憶する記憶手段と、前記電子メールを送信すべき宛先情報に含まれる第１の
ドメイン情報と前記端末装置に付与された電子メールア
ドレスに含まれる第２のドメイン情報とを比較する比較
手段と、比較の結果、前記第１のドメイン情報と前記第２のドメ
イン情報とが異なる場合に、前記電子メールに含まれる
絵文字をこの絵文字に対応して前記記憶された単語に変
換する変換手段とを具備したことを特徴とする電子メー
ル端末装置。
【請求項２】電子メールを作成する時に、前記第１のド
メイン情報と前記第２のドメイン情報とが異なる場合
に、前記絵文字に対応する少なくとも１つの単語の候補
を表示し、ユーザの指示によって選ばれた単語と絵文字
を置き換えることを特徴とする請求項１に記載の電子メ
ール端末装置。
【請求項３】電子メールを送信する時に、前記第１のド
メイン情報と前記第２のドメイン情報とが異なる場合
に、絵文字に対応する少なくとも１つの単語の候補のう
ちの１つを選択し、選択された単語に前記絵文字を置き
換えることを特徴とする請求項１に記載の電子メール端
末装置。
【請求項４】絵文字に対応する単語の候補が複数ある場
合に、置き換えられた頻度が最も高い単語を自動的に選
択し、選択された単語に前記絵文字を置き換えることを
特徴とする請求項３に記載の電子メール端末装置。
【請求項５】電子メールに含まれる全ての絵文字を単語
に置き換えることを特徴とする請求項３に記載の電子メ
ール端末装置。
【請求項６】電子メールを送信可能な電子メール通信機
能を備える電子メール端末装置において、複数の絵文字と、それぞれの絵文字に対応した単語とを
記憶する記憶手段と、前記電子メールを送信すべき宛先情報と前記端末装置に
付与された電子メールアドレスとを比較する比較手段
と、比較の結果、前記第１のドメイン情報と前記第２のドメ
イン情報とが所定の関係である場合に、前記電子メール
に含まれる絵文字をこの絵文字に対応して前記記憶され
た単語に変換する変換手段とを具備したことを特徴とす
る電子メール端末装置。