JP3688758B2 - 電池種類判別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電池に最適な充電条件や放電条件を選定するため電池の種類を判別する電池種類判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機や可搬型のパーソナルコンピュータおよびワードプロセッサなど、携帯機器が多く普及しつつある。これらの機器では一次電池や二次電池を内蔵したパック電池が駆動電源として使われている。ところで、1台の機器に対して異なる形式のパック電池を選択的に使用する場合、最低放電可能電圧が電池の種類によって異なるため、機器側でパック電池の種類を判別して、現在使用しているパック電池の端子電圧が最低放電可能電圧に近づくと、警報を発するようにしていた。
【0003】
一方、異なる形式の二次電池をそれぞれ内蔵したパック電池を共通の1台の充電器で充電するとき、そのパック電池に使用している電池の種類、すなわち電池の形式や電気容量に最適な条件で充電することに注意が必要である。例えば、ニッケル・カドミウム蓄電池とニッケル・水素蓄電池およびリチウム二次電池では最適な充電方式が異なる。すなわち、ニッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池等のアルカリ蓄電池の場合は、一定の電流で充電を行って、電池が満充電状態となると充電を停止し、リチウム二次電池や鉛電池等の定電圧充電すべき電池の場合は、一定の電流で充電を行って、電池電圧が所定値まで上昇すると電流を減じて電池電圧が所定値を越えないようにしている。さらに、電池の形式が同じであっても、電気容量の大小で充電条件は変化する。したがって、1台の充電器で電池の形式や電気容量の異なるパック電池を充電するときは、パック電池に内蔵されている電池の種類を判別し、各々の電池に最適な状態で充電することが重要となる。
【0004】
パック電池の種類を判別する方法としては従来、大別して2種類が知られている。第1の方法は、パック電池の外部ケースに電池の種類によって異なる機械的な凹凸を設け、この凹凸を機器あるいは充電器側で検知する方法である。
【0005】
第2の方法は、例えば特開平2−299428に開示されているように、パック電池内部に電池の種類に対応した抵抗値を有する判別用抵抗を、また機器あるいは充電器内部に安定化電源と分圧用抵抗およびバッテリ機種検出回路をそれぞれ設け、安定化電源の出力である電源電圧を判別用抵抗と分圧用抵抗とで構成される分圧回路に供給し、この分圧回路の出力電圧である分圧用抵抗に発生する電圧によってバッテリ機種検出回路で電池の種類を判別する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の方法はパック電池の外部ケースに電池の種類に応じた凹凸を設けて電池の種類を機械的に判別するために信頼性に乏しく、しかもケースに凹凸を設けるスペースに限りがあることから、電池の種類が多くなると判別が困難となる欠点がある。
【0007】
一方、第2の方法では判別用抵抗として、電池の種類に対応しない抵抗値のものを間違えて取り付けた場合は、電池に不適切な充電方法で充電されてしまう結果、電池が劣化したり漏液が発生したり、また特に一台でアルカリ蓄電池とリチウム二次電池や鉛電池等の定電圧充電すべき電池を充電する充電器の場合、アルカリ蓄電池を定電圧充電すべき電池の充電方法で充電したり、逆に定電圧充電すべき電池をアルカリ蓄電池と同様に充電する可能性があり、最悪の場合には破裂や発火のおそれがある。
【0008】
また、第2の方法では電源電圧を判別用抵抗と分圧用抵抗とからなる分圧回路で分圧していることから、この分圧回路の出力電圧である分圧用抵抗の両端に発生する電圧は電源電圧に依存するため、電源電圧の変動により電池種類の判別を誤るおそれがある。従って、パック電池の種類が多くなっても電池の種類を正しく判別するためには、判別用抵抗と分圧用抵抗の精度はもちろん、電源電圧の電圧精度や電圧検知精度に極めて高い精度が要求され、電池種類の判別に必要なコストが増えるという問題があった。
【0009】
本発明の目的は、判別用抵抗として電池の種類に対応しない抵抗値のものを誤って取り付けた場合に電池種類の誤判別を行うことがない電池種類判別装置を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、さらに判別対象の電池の種類が多くなっても、電源電圧に特別に高精度を要求されることなく電池の種類を正しく判別できる電池種類判別装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明による電池種類判別装置は、電池の種類に対応して設定された抵抗値を有する判別用抵抗と、電池の種類に対応した所定の接続関係で判別用抵抗と接続されたインピーダンス素子を設けると共に、判別用抵抗の抵抗値を利用して電池の種類を1次判別し、判別用抵抗とインピーダンス素子との接続関係を利用して電池の種類を2次判別し、これら1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力するようにしたことを特徴とする。
【0012】
より具体的には、本発明に係る第1の電池種類判別装置は、電池の種類に対応して設定された抵抗値を有し、一端が第1の端子に接続され、他端が基準電位端子に接続された判別用抵抗と、一端が第2の端子に、他端が前記電池の種類に応じて基準電位端子および第1の端子のいずれかに接続されたインピーダンス素子と、第1の抵抗と第1のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第1の端子との間に接続された第1の抵抗−スイッチ素子直列回路と、第2の抵抗と第2のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第2の端子との間に接続された第2の抵抗−スイッチ素子直列回路とを有し、第1のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧値から電池の種類を1次判別し、第2のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧から電池の種類を2次判別し、これら1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る第2の電池種類判別装置は、電池の種類に対応して設定された抵抗値を有し、一端が第1の端子に接続され、他端が基準電位端子に接続された判別用抵抗と、一端が第2の端子に、他端が電池の種類に応じて基準電位端子および第1の端子のいずれかに接続されたインピーダンス素子と、第1の抵抗と第1のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第1の端子に接続された第1の抵抗−スイッチ素子直列回路と、第2の抵抗と第2のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第2の端子との間に接続された第2の抵抗−スイッチ素子直列回路と、第3の抵抗と第3のスイッチ素子とを直列接続して構成され、第1の抵抗−スイッチ素子直列回路または判別用抵抗と並列に接続された第3の抵抗−スイッチ素子直列回路とを有し、第1のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧と第1のスイッチ素子および第3のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧との比から電池の種類を1次判別し、第2のスイッチ素子のみをオンさせたときの判別用抵抗の両端に発生する電圧から電池の種類を2次判別し、これら1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力することを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明においてはインピーダンス素子として感温抵抗素子を用いると共に、判別用抵抗と並列に第4のスイッチ素子を接続し、温度測定時は第2のスイッチ素子と第4のスイッチ素子のみをオンさせ、第2の端子に発生する電圧を検知することを特徴とする。
【0015】
【作用】
このように本発明による電池種類判別装置においては、判別用抵抗の抵抗値による1次判別と、判別用抵抗とインピーダンス素子との接続関係による2次判別を行い、1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力することにより、電池の種類に対応しない誤った抵抗値の判別用抵抗を取り付けた場合は判別結果を出力しないため、誤った判別結果を出力することがない。従って、本発明による電池種類判別装置を充電器に適用して、電池種類に応じた充電制御を行う場合、電池種類の判別を誤って充電することによる電池の劣化や漏液あるいは電池の破裂や発火といった事態が回避され、信頼性、安全性が向上する。
【0016】
また、第1のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧と、第1のスイッチ素子および第3のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧との比から電池種類の1次判別を行うようにすると、この電圧比は電源電圧に依存しないため、電源電圧の安定度が低くとも、高精度に電池の種類を判別することが可能である。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
(第1の実施例)
図1は、本発明の第1の実施例に係る電池判別装置を用いた充電器およびアルカリ蓄電池を内蔵した第1の電池パックを示すブロック図である。
【0018】
電池パック10は、二次電池11と判別用抵抗12およびインピーダンス素子であるサーミスタ13を有する。二次電池11は、例えばニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・水素蓄電池あるいはニッケル亜鉛電池などのアルカリ蓄電池である。ここでは、二次電池11がニッケル・カドミウム蓄電池(以下、Ni/Cdという)とニッケル・水素蓄電池(以下、Ni−MHという)の場合について説明する。判別用抵抗12は二次電池11に対応して設けられたものであり、その抵抗値RXは二次電池11の種類によって予め設定されている。また、電池判別用抵抗12とサーミスタ13とは、二次電池11の種類に対応した接続関係で接続されている。
【0019】
すなわち、端子a−1,b−1,c−1,d−1は電池パック10の外部接続端子であり、第1の端子a−1は判別用抵抗12の一端に接続され、第2の端子b−1はサーミスタ13の一端に接続され、第3の端子c−1は二次電池11の正極端子に接続され、基準電位端子である第4の端子d−1は二次電池11の負極端子とサーミスタ13の他端および判別用抵抗12の他端に共通に接続されている。
【0020】
一方、充電器20は電池パック10の二次電池を充電するものであり、第1の抵抗−スイッチ素子直列回路21、第2の抵抗−スイッチ素子直列回路22、スイッチ素子23、電池判別制御回路24、充電制御回路25、定電流充電回路26、定電流・定電圧充電回路27および充電用電源28を有する。第1および第2の抵抗−スイッチ素子直列回路21,22、スイッチ素子23および電池判別制御回路24は、二次電池11の種類を判別するために設けられている。端子a−2,b−2,c−2,d−2は充電器20の外部接続端子であり、充電時に電池パック10の端子a−1,b−1,c−1,d−1にそれぞれ接続される。
【0021】
図2は、同実施例の電池判別装置を用いた充電器および定電圧充電すべき二次電池を内蔵した第2の電池パックを示すブロック図であり、充電器20は図1と同様の構成である。電池パック30は、リチウム二次電池(以下、LIBという)等の非水溶媒系二次電池や鉛電池などの定電圧で充電すべき二次電池を内蔵している。
【0022】
この電池パック30は、二次電池31と判別用抵抗32およびインピーダンス素子であるサーミスタ33を有するが、図1の電池パック10とは判別用抵抗32とサーミスタ33との接続関係が異なっている。
【0023】
すなわち、端子a−3,b−3,c−3,d−3は電池パック30の外部接続端子であり、第1の端子a−3はサーミスタ33の一端と判別用抵抗32の一端に共通に接続され、第2の端子b−3はサーミスタ33の他端に接続され、第3の端子c−3は二次電池31の正極端子に接続され、基準電位端子である第4の端子d−3は二次電池31の負極端子と判別用抵抗32の他端に共通に接続されている。また、充電器20の外部接続端子である端子a−2,b−2,c−2,d−2は、充電時に電池パック30の端子a−3,b−3,c−3,d−3にそれぞれ接続される。
【0024】
図1、図2における充電器20の構成について、さらに詳しく説明する。本実施例では、図1における第1の電池パック10内の二次電池11がNi/Cdの場合は一定電流で充電し、二次電池11の端子電圧VB が所定値(ΔV)低下したとき充電電流を停止させるか減少させる「−ΔV制御」で充電制御を行う。また、電池パック10内の二次電池11がNi−MHの場合は一定電流で充電し、電池温度の上昇率(いわゆる温度微分)が所定値に達したとき充電電流を停止させるか減少させる「dT/dt制御」で充電制御を行う。さらに、図2における第2の電池パック30内の二次電池31がLIBの場合は充電初期では定電流で充電し、電池電圧が所定値(例えば4.2V/セル)に達すると定電圧で充電する「定電流・定電圧充電」で充電制御を行うものとする。
【0025】
第1の抵抗−スイッチ素子直列回路21は、第1のスイッチ素子211と第1の抵抗212を直列接続して構成され、充電器20の内部回路の電源V+ と端子a−2との間に接続される。第2の抵抗−スイッチ素子直列回路22は、第2のスイッチ素子221と第2の抵抗222を直列接続して構成され、電源V+ と端子b−2との間に接続される。スイッチ素子23(第4のスイッチ素子)は、端子a−2と端子d−2との間に接続される。
【0026】
電池判別制御回路24は2つの入力端子を持ち、これらの入力端子に端子a−2に発生する電圧Vdおよび端子b−2に発生する電圧Vtを入力してそれらの値を測定し、Vtの値によって充電開始信号を発生し、またVdの値から二次電池の種類を判別して出力する。
【0027】
充電制御回路25は、電池判別制御回路24の出力に対応して充電条件を決定する。すなわち、第1の抵抗212の抵抗値を10kΩとし、電池パック10または30内の判別用抵抗12または32の抵抗値を1kΩ、2kΩ、5.1kΩ、10kΩ、20kΩ、39kΩのいずれかとし、電源V+ の電圧値を5Vとすると、二次電池の種類、その接続数(接続状態も含む)、電圧Vdおよび充電条件(充電制御方式と充電電流)の関係は表1のようになる。
【0028】
【表1】
Figure 0003688758
【0029】
充電制御回路25は、−ΔV制御回路251、dT/dt制御回路252、スイッチ回路253および電流指定回路254からなり、端子c−2は−ΔV制御回路251の入力端子に接続され、dT/dt制御回路252の入力端子は第2の抵抗−スイッチ素子直列回路22の一端と端子b−2に接続されている。
【0030】
−ΔV制御回路251は、端子c−2、c−1を介して二次電池11の端子電圧VB 、または端子c−2,c−3を介して二次電池31の端子電圧VB を監視して、VB のピーク電圧値から所定値(例えば10mV/セル)低下した時点で充電停止信号を発生する。
【0031】
dT/dt制御回路252は、端子b−2、b−1を介してサーミスタ13、または端子b−2,b−3を介してサーミスタ33に接続され、第2の抵抗222で分圧された電圧を測定することにより二次電池11または31の温度を監視して、温度上昇率が所定値(例えば1℃/分)に達した時点で充電停止信号を発生する。
【0032】
スイッチ回路253は電池判別制御回路24の出力に対応して、第1の電池パック10内の二次電池11がNi/Cdの場合は−ΔV制御回路251から出力される充電停止信号を選択し、二次電池11がNi−MHの場合はdT/dt制御回路252から出力される充電停止信号を選択して、定電流充電回路26の制御端子に供給する。
【0033】
電池判別制御回路24の出力は定電流・定電圧充電回路27の電圧制御端子にも入力され、電池判別制御回路24が電池パック30内の二次電池31をLIBと判断した場合は定電流・定電圧充電回路27を動作状態とする。
【0034】
電流指定回路254は、電池判別制御回路24の出力に対応して二次電池の種類に最適な充電電流値を指定する信号を定電流充電回路26と定電流・定電圧回路27の電流設定端子に入力し、充電制御回路25内のスイッチ回路253から出力される充電停止信号を制御端子に加わると出力を停止する。
【0035】
定電流・定電圧充電回路27は、電池判別制御回路24によって選択されると定電流・定電圧を発生する。
充電用電源28は、例えば交流電源の出力を整流して直流を得る電源や、他の比較的大容量の電池が用いられる。充電用電源28の出力は、定電流充電回路26の入力端子と定電流・定電圧充電回路27の入力端子に与えられている。
【0036】
次に、本実施例の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、充電器20に電源が投入されると、電池判別制御回路24からの制御信号により第1のスイッチ素子211がオフ、第2のスイッチ素子221がオン、第4のスイッチ素子23がオンとなる(ステップS1)。
【0037】
一方、電池判別制御回路24は端子b−2の電圧Vtを監視しており、0.1V≧Vtの時は電圧Vtの監視を続ける(ステップS2のNo)。電池パック10と充電器20が接続されると、端子a−1と端子a−2、端子b−1と端子b−2、端子c−1と端子c−2、端子d−1と端子d−2がそれぞれ接続され、電圧Vtは電源V+ の電圧を第2の抵抗222とサーミスタ13とで分圧した電圧となるため0.1V<Vt(ステップS2でYes)となり、次のステップS3に進む。
【0038】
ステップS3では第1のスイッチ素子211がオン、第2のスイッチ素子221がオフ、第4のスイッチ素子23がオフとなり、このときの端子a−2の電圧Vdの値を電池判別制御回路24内のメモリに記憶させる(ステップS4)。電池判別制御回路24は電圧Vdの値を読み取り、これを表1の電池判別制御回路判定範囲と比較して、電池種類の1次判別結果BT1を設定する(ステップS5〜S16)。
【0039】
なお、電圧Vdの値が表1の電池判別制御回路判定範囲のどれにも入らない場合(ステップS15でNo)は、電池が異常と判定する。ステップS3〜S16の処理で、電池種類の1次判別を終了する。
【0040】
次に、ステップS17で第1のスイッチ素子211がオフ、第2のスイッチ素子221がオン、第4のスイッチ素子23がオフとなる。ここで、電圧Vdの値がVd>0.1Vのとき(ステップS18でYes)は、電池種類の2次判別結果BT2をリチウム二次電池であることを示すLIBとし(ステップS19)、Vd≦0.1Vのとき(ステップS18でNo)は、BT2をリチウム二次電池でないことを示す/LIBとする(ステップS20)。ステップS17〜S20の処理が2次判別である。なお、図ではリチウム二次電池でないことを示す記号を“LIB”の上に線を付して表わしているが、明細書中では“/LIB”として記載するものとする。
【0041】
判別用抵抗12によって、電池種類の1次判別結果BT1が/LIB、つまり表1の1,2,3,4のいずれかに設定されたとき(ステップS21でYes)は、二次電池は電池パック10内の二次電池11であるNi/CdかNi−MHのいずれかのアルカリ蓄電池であり、BT1がLIB、つまり表1の5,6のいずれかに選定されたとき(ステップS21でNo)は、二次電池は電池パック30内の二次電池31であるリチウム二次電池であることを示す。
【0042】
また、サーミスタ13の接続方法によって、BT2が/LIBに設定されているときは(ステップS22でYes)は二次電池はアルカリ蓄電池であり、BT2がLIBに設定されているとき(ステップS23でYes)は、リチウム二次電池である。
【0043】
すなわち、ステップS21でYesかつステップS21でYesのときは二次電池はアルカリ蓄電池、またステップS21でNoかつステップS23でYesのときはリチウム二次電池であり、いずれも1次判別と2次判別とが一致するため、処理はステップS24以降の充電制御選定プログラムに移る。しかし、ステップS21でYesかつステップS22でNoの場合や、ステップS21でNoかつステップS23でNoの場合は、いずれも1次判別と2次判別とが一致しないため、このような場合は電池異常とし(ステップS36)、充電動作を行わないようにする。
【0044】
1次判別と2次判別の結果が一致した場合(ステップS21でYes、またはステップS23でYes)には、電池判別制御回路24はBT1の値に応じて電池種類に適した充電制御を行うように、充電制御回路25と定電流・定電圧充電回路27に信号を伝える。すなわち、BT1=1のとき(ステップS24でYes)はステップS25に進み、表1中のNo.1の条件が選択され、スイッチ回路253は−ΔV制御回路251の出力を選択して、−ΔV制御回路251が充電停止信号を発生すると定電流充電回路26は充電を停止し、また電流指定回路254は定電流充電回路26が500mAの充電電流を流すように電流指定を行う。また、BT1=2のとき(ステップS26でYes)はステップS27に進み、No.2の条件が選択され、No.1と同様にスイッチ回路253は−ΔV制御回路251の出力を選択し、電流指定回路254は定電流充電回路26が1000mA一定の充電電流を流すように電流指定を行う。
【0045】
一方、BT1=3のとき(ステップS28でYes)はステップS29に進んでNo.3の条件が選択され、スイッチ回路253はdT/dt制御回路252の出力を選択し、電流指定回路254は定電流充電回路26が650mA一定の充電電流を流すように電流指定を行い、BT1=4のとき(ステップS30でYes)はステップS31に進んでNo.4の条件が選択され、スイッチ回路253はdT/dt制御回路252の出力を選択し、電流指定回路254は定電流充電回路26が1200mA一定の充電電流を流すように電流指定を行う。
【0046】
さらに、BT1=5のとき(ステップS32でYes)はステップS33に進んでNo.5の条件が選択され、電流指定回路254は定電流・定電圧充電回路27が最大750mAの充電電流を流すように電流指定を行い、BT1=6のとき(ステップS34でYes)はステップS35に進んでNo.6の条件が選択され、電流指定回路254は定電流・定電圧充電回路27が最大2000mAの充電電流を流すように電流指定を行う。
【0047】
BT1が1,2,3,4,5,6のいずれでもない場合(ステップS24,S26,S28,S30,S32,S34で全てNo)は何らかの異常があったと判断し、電池異常として充電動作は行わない(ステップS36)。
【0048】
このように本実施例によれば、判別用抵抗の抵抗値を利用して電池の種類を判別する1次判別と、判別用抵抗とインピーダンス素子であるサーミスタとの接続関係を利用して電池の種類を判別する2次判別を行い、これら2種類の判別結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力して充電動作に入るようにしている。このようにすると、判別用抵抗として誤った抵抗値のものを取り付けた場合は、1次判別と2次判別の結果が一致しないため、誤った充電方法で充電動作に入ることがなく、信頼性の高い充電器を実現することができる。
【0049】
(第2の実施例)
図4は、本発明の第2の実施例に係る電池判別装置を用いた充電器およびアルカリ蓄電池を内蔵した第1の電池パックを示すブロック図である。第1の電池パック10は、第1の実施例における図1中の電池パック10と同一である。図1と同一部分に同一符号を付して図1との相違点のみ説明すると、本実施例では充電器20において、第1の抵抗−スイッチ素子直列回路21に並列に接続された第3の抵抗−スイッチ素子直列回路29が新たに追加されている。この第3の抵抗−スイッチ素子直列回路29は、第3のスイッチ素子291と第3の抵抗292を直列接続して構成される。
【0050】
図5は、同実施例の電池判別装置を用いた充電器および定電圧充電すべき二次電池を内蔵した第2の電池パックを示すブロック図である。第2の電池パック30は、第1の実施例における図2中の電池パック30と同一であり、また充電器20は図4と同様の構成である。
【0051】
電池判別制御回路24は2つの入力端子を持ち、これらの入力端子に端子a−2に発生する電圧Vdおよび端子b−2に発生する電圧Vtを入力してそれらの値を測定し、Vtの値によって充電開始信号を発生し、Vd,Vtの値から二次電池の種類を判別して出力する。
【0052】
充電制御回路25は、電池判別制御回路24の出力に対応して充電条件を決定する。すなわち、第1の抵抗212と第2の抵抗222の抵抗値を共に10kΩとし、電池パック10または30内の判別用抵抗12または32の抵抗値を1kΩ、2kΩ、5.1kΩ、10kΩ、20kΩ、39kΩのいずれかとすると、二次電池の種類、その接続数(接続状態も含む)、比Kと充電条件(充電制御と充電電流)の関係は表2のようになる。Kについては、後述する。
【0053】
【表2】
Figure 0003688758
【0054】
次に、本実施例の動作を図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、充電器20に電源が投入されると、電池判別制御回路24からの制御信号により第1のスイッチ素子211がオフ、第2のスイッチ素子221がオフ、第3のスイッチ素子291がオフ、第4のスイッチ素子23がオンとなる(ステップS1)。
【0055】
一方、電池判別制御回路24は端子b−2の電圧Vtを監視しており、0.1V≧Vtの時は電圧Vtの監視を続ける(ステップS2のNo)。電池パック10と充電器20が接続されると、端子a−1と端子a−2、端子b−1と端子b−2、端子c−1と端子c−2、端子d−1と端子d−2がそれぞれ接続され、電圧Vtは電源V+ の電圧を第2の抵抗222とサーミスタ13とで分圧した電圧となるため、0.1V<Vtとなり(ステップS2でYes)、次のステップS3に進む。
【0056】
ステップS3では第1のスイッチ素子211がオン、第2のスイッチ素子221がオフ、第3のスイッチ素子291がオフ、第4のスイッチ素子23がオフとなり、このときの端子a−2の電圧Vdの値=Vd(OFF) を電池判別制御回路24内のメモリに記憶させる(ステップS4)。ステップS5では第1のスイッチ素子211がオン、第2のスイッチ素子221がオフ、第3のスイッチ素子291がオン、第4のスイッチ素子23がオフとなり(ステップS5)、このときのVdの値=Vd(ON)を電池判別制御回路24内のメモリに記憶させる(ステップS6)。
【0057】
次に、電池判別制御回路24はVd(OFF) /Vd(ON)の比Kを計算してメモリに記憶させ(ステップS7)、Kの値と表2の電池判別制御回路判定範囲とを比較して、電池種類の1次判別結果BT1を設定する(ステップS8〜S19)。すなわち、第1のスイッチ素子211のみがオンのときの端子a−2の電圧Vd(OFF) と、第1のスイッチ素子211と第3のスイッチ素子291のみがオンのときの端子a−2の電圧Vd(ON)とを測定する。ここで、判別用抵抗12の抵抗値をRX、第1の抵抗212の抵抗値をR1、第3の抵抗292の抵抗値をR2とすると、Vd(OFF) ,Vd(ON)は(1)(2)式で与えられる。
【0058】
Figure 0003688758
(1)(2)式から、Vd(OFF)/Vd(ON) の比Kは(3)式で求まる。
【0059】
Figure 0003688758
なお、表2のKの計算値はR1=R2=10kΩの場合である。Kが表2の電池判別制御回路判定範囲のどれにも入らない場合(ステップS18でNo)は、電池異常とする。ステップS3〜S19で1次判別を終了する。
【0060】
次に、ステップS20で第1のスイッチ素子211がオフ、第2のスイッチ素子221がオン、第3のスイッチ素子291がオフ、スイッチ素子23がオフとなる。ここで、電圧Vdの値がVd>0.1Vのとき(ステップS21でYes)は、電池種類の2次判別結果BT2をリチウム二次電池であることを示すLIBとし(ステップS22)、Vd≦0.1Vのとき(ステップS21でNo)はBT2をリチウム二次電池でないことを示す/LIBとする(ステップS23)。ステップS20〜S23の処理が2次判別である。
【0061】
判別用抵抗12によって、電池種類の1次判別結果BT1が/LIB、つまり表1の1,2,3,4のいずれかに設定されたとき(ステップS24でYes)は、二次電池は電池パック10内の二次電池11であるNi/CdかNi−MHのいずれかのアルカリ蓄電池であり、BT1がLIB、つまり表2の5,6のいずれかに設定されたとき(ステップS24でNo)は、二次電池は電池パック30内の二次電池31であるリチウム二次電池であることを示す。
【0062】
また、サーミスタ13の接続方法によって、BT2が/LIBに設定されたとき(ステップS25でYes)は、二次電池はアルカリ蓄電池であり、BT2がLIBに設定されたとき(ステップS26でYes)は、リチウム二次電池である。
【0063】
すなわち、ステップS24でYesかつステップS25でYesのときは二次電池はアルカリ蓄電池、またステップS24でNoかつステップS26でYesのときはリチウム二次電池であり、いずれも1次判別と2次判別とが一致するため、処理はステップS27以降の充電制御選定プログラムに移る。しかしながら、ステップS24でYesかつステップS25でNoの場合や、ステップS24でNoかつステップS26でNoの場合は、いずれも1次判別と2次判別とが一致しないため、このような場合は電池異常とし、充電動作をしないようにする。
【0064】
1次判別と2次判別とが一致した場合(ステップS25でYes、またはステップS26でYes)には、電池判別制御回路24はBT1の値に応じて電池種類に適した充電制御を行うように、充電制御回路25と定電流・定電圧充電回路27に信号を伝える。すなわち、BT1=1のとき(ステップS27でYes)はステップS27に進み、表2中のNo.1の条件が選択され、スイッチ回路253は−ΔV制御回路251の出力を選択して、−ΔV制御回路251が充電停止信号を発生すると定電流充電回路26は充電を停止し、また電流指定回路254は定電流充電回路26が500mAの充電電流を流すように電流指定を行う。また、BT1=2のとき(ステップS29でYes)はステップS30に進み、No.2の条件が選択され、No.1と同様にスイッチ回路253は−ΔV制御回路251の出力を選択し、電流指定回路254は定電流充電回路26が1000mA一定の充電電流を流すように電流指定を行う。
【0065】
一方、BT1=3のとき(ステップS31でYes)はステップS32に進んでNo.3の条件が選択され、スイッチ回路253はdT/dt制御回路252の出力を選択し、電流指定回路254は定電流充電回路26が650mA一定の充電電流を流すように電流指定を行い、BT1=4のとき(ステップS33でYes)はステップS34に進んでNo.4の条件が選択され、スイッチ回路253はdT/dt制御回路252の出力を選択し、電流指定回路254は定電流充電回路26が1200mA一定の充電電流を流すように電流指定を行う。
【0066】
さらに、BT1=5のとき(ステップS35でYes)はステップS36に進んでNo.5の条件が選択され、電流指定回路254は定電流・定電圧充電回路27が最大750mAの充電電流を流すように電流指定を行い、BT1=6のとき(ステップS37でYes)はステップS38に進んでNo.6の条件が選択され、電流指定回路254は定電流・定電圧充電回路27が最大2000mAの充電電流を流すように電流指定を行う。
【0067】
BT1が1,2,3,4,5,6のいずれでもない場合(ステップS27,S29,S31,S33,S35,S37で全てNo)は何らかの異常があったと判断し、電池異常として充電動作は行わない(ステップS39)。
【0068】
本実施例によれば、第1の実施例と同様の効果が得られる上、(3)式に示すようにKの値は電源V+ の電圧に依存しないため、電源V+ の安定度が悪くても容易にかつ正確に電池の種類を判別できるという利点がある。
【0069】
本発明は、上記実施例に限定されるものでなく、次のように種々変形して実施することができる。
(1)第1および第2の実施例では、表1および表2に示すような6種類の電池で説明したが、6種類以外の2種類以上の組み合わせでも良く、容量も表1および表2に限定されない。
【0070】
(2)第1および第2の実施例では、Ni/Cdは−ΔV制御、Ni−MHはdT/dt制御、LIBは定電流・定電圧充電で説明したが、他の充電制御でも良く、また複数種類の充電制御を組み合わせても良い。
【0071】
(3)表1および表2では、判別用抵抗の抵抗値を1kΩ、2kΩ、5.1kΩ、10kΩ、20kΩ、39kΩとしたが、他の値でも良く、また判別する数は6種類以外の組み合わせでも良い。
【0072】
(4)第1および第2の実施例では、本発明の電池種類判別装置を充電器に適用した場合について説明したが、放電器に適用して電池電圧が低下したとき警報を発生させたり、放電路を遮断するときの電圧値を設定するのに本発明の電池種類判別装置を使用してもよい。また、本発明は二次電池の種類を判別することのみならず、乾電池等の一次電池の種類、あるいは二次電池と一次電池の両方を含めてその種類を判別する場合にも適用できる。
【0073】
(5)第1および第2の実施例では、インピーダンス素子をサーミスタとしてが、固定抵抗をインピーダンス素子として用いても良い。
(6)第2の実施例では、第3の抵抗−スイッチ素子直列回路を第1の抵抗−スイッチ素子直列回路に並列に接続したが、端子a−2とd−2との間に接続してもよく、さらに第1の抵抗と第1のスイッチ素子を並列接続した第1の抵抗−スイッチ素子並列回路と、第3の抵抗と第3のスイッチ素子を並列接続した第3の抵抗−スイッチ素子並列回路とを直列に接続してもよい。この場合、第1〜第4のスイッチ素子のオン・オフ制御のタイミングや、Kの値を適宜変更することで容易に対応することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による電池種類判別装置においては、判別用抵抗の抵抗値による1次判別と、判別用抵抗とインピーダンス素子との接続関係による2次判別を行い、1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力することにより、電池の種類に対応しない誤った抵抗値の判別用抵抗を取り付けた場合は判別結果を出力しないため、誤った判別結果を出力することがない。
【0075】
従って、本発明による電池種類判別装置を充電器に適用して、電池種類に応じた充電制御を行う場合、2種類の判別結果が一致した場合にのみ充電動作に入るようにできるため、電池種類の判別を誤って不適切な充電制御方式で充電することがないため、電池の劣化や漏液さらには電池の破裂や発火といった事態が発生することを避けることができ、信頼性、安全性が向上する。
【0076】
また、第2の実施例のように第1のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧と第1のスイッチ素子と第3のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧との比から電池種類の1次判別を行うようにすれば、この電圧比は電源電圧に依存しないことから、電源電圧の安定度が低くとも高精度に電池の種類を判別することができ、電池種類の判別に必要なコストが軽減されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電池種類判別装置を含む二次電池の充電器および第1の電池パックの構成を示すブロック図
【図2】同実施例に係る電池種類判別装置を含む二次電池の充電器および第2の電池パックの構成を示すブロック図
【図3】同実施例の動作を説明するためのフローチャート
【図4】本発明の他の実施例に係る電池種類判別装置を含む二次電池の充電器および第1の電池パックの構成を示すブロック図
【図5】同実施例に係る電池種類判別装置を含む二次電池の充電器および第2の電池パックの構成を示すブロック図
【図6】同実施例の動作を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
10,30…電池パック
11,31…二次電池
12,32…判別用抵抗
13,33…インピーダンス素子(サーミスタ)
21…第1の抵抗−スイッチ素子直列回路
211…第1のスイッチ素子
212…第1の抵抗
22…第2の抵抗−スイッチ素子直列回路
221…第2のスイッチ素子
222…第2の抵抗
23…第4のスイッチ素子
24…電池判別制御回路
25…充電制御回路
26…定電流充電回路
27…定電流・定電圧充電回路
28…充電用電源
29…第3の抵抗−スイッチ素子直列回路
291…第3のスイッチ素子
292…第3の抵抗

Claims (4)

  1. 電池の種類に対応して設定された抵抗値を有する判別用抵抗と、
    前記電池の種類に対応した所定の接続関係で前記判別用抵抗と接続されたインピーダンス素子と、
    前記判別用抵抗の抵抗値を利用して前記電池の種類を1次判別し、前記判別用抵抗と前記インピーダンス素子との接続関係を利用して前記電池の種類を2次判別し、これら1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力する判別手段
    とを有することを特徴とする電池種類判別装置。
  2. 電池の種類に対応して設定された抵抗値を有し、一端が第1の端子に接続され、他端が基準電位端子に接続された判別用抵抗と、
    一端が第2の端子に、他端が前記電池の種類に応じて基準電位端子および第1の端子のいずれかに接続されたインピーダンス素子と、
    第1の抵抗と第1のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第1の端子との間に接続された第1の抵抗−スイッチ素子直列回路と、
    第2の抵抗と第2のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第2の端子との間に接続された第2の抵抗−スイッチ素子直列回路とを有し、
    前記第1のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧値から前記電池の種類を1次判別し、前記第2のスイッチ素子のみをオンさせたときの前記第1の端子に発生する電圧から前記電池の種類を2次判別し、これら1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力することを特徴とする電池種類判別装置。
  3. 電池の種類に対応して設定された抵抗値を有し、一端が第1の端子に接続され、他端が基準電位端子に接続された判別用抵抗と、
    一端が第2の端子に、他端が前記電池の種類に応じて基準電位端子および第1の端子のいずれかに接続されたインピーダンス素子と、
    第1の抵抗と第1のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第1の端子に接続された第1の抵抗−スイッチ素子直列回路と、
    第2の抵抗と第2のスイッチ素子とを直列接続して構成され、電源と第2の端子との間に接続された第2の抵抗−スイッチ素子直列回路と、
    第3の抵抗と第3のスイッチ素子とを直列接続して構成され、前記第1の抵抗−スイッチ素子直列回路または前記判別用抵抗と並列に接続された第3の抵抗−スイッチ素子直列回路とを有し、
    前記第1のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧と前記第1のスイッチ素子および前記第3のスイッチ素子のみをオンさせたときの第1の端子に発生する電圧との比から前記電池の種類を1次判別し、前記第2のスイッチ素子のみをオンさせたときの前記判別用抵抗の両端に発生する電圧から前記電池の種類を2次判別し、これら1次判別と2次判別の結果が一致した場合のみ電池種類の判別結果を出力することを特徴とする電池種類判別装置。
  4. 前記インピーダンス素子として感温抵抗素子を用いると共に、前記判別用抵抗と並列に第4のスイッチ素子を接続し、温度測定時は前記第2のスイッチ素子と第4のスイッチ素子のみをオンさせ、前記第2の端子に発生する電圧を検知することを特徴とする請求項2または3に記載の電池種類判別装置。
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