JP3687941B2 - 経路誘導装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、経路誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の経路誘導装置は、GPS等によって、現在自車が存在する地理的な位置(自車位置)を検出し、所望の目的地を入力し、上記自車位置から目的地までの経路のうちで、最も近い最短経路を探索し、この探索された最短経路を、地図とともに、表示装置に表示して経路を誘導するものである。
【0003】
ところで、携帯電話を所持して自動車を運転しているときに、その携帯電話の呼び出し音が鳴ると、これに応答したくなり、呼び出しに応答する場合には、安全を確保する必要がある。したがって、運転中に携帯電話が鳴ると、自動車を停止させて、携帯電話の呼び出しに応答することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、自動車を運転中に電話の呼び出し音が鳴る度に、自動車を停止させることは煩雑であるという問題がある。
【0005】
特に、高速道路を運転中に呼び出し音が鳴ったときに、近くにパーキングエリアなどが存在していなければ、停車させることが困難であり、この場合には、応答することができないという問題がある。
【0006】
本発明は、自動車を運転中に携帯電話に着信があった場合、自動車の運転者自身が応答しなくても、自動的に応答することができる経路誘導装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
本発明は、自車の車速を検出する車速検出手段と、上記車速検出手段に基づき、自車が走行中であるか、停止中であるかを判断する走行状態検出手段と、送信側からの着信を移動体無線機器により検出する着信検出手段と、現在の自車位置を検出する自車位置検出手段と、所望の目的地を入力する目的地入力手段と、上記自車位置検出手段が検出した自車の現在位置と目的地までの距離と現在の車速とに基づいて、上記目的地に到着する時刻を演算する到着時刻演算手段と、上記着信検出手段により送信側からの着信が検出されたときに、上記走行状態検出手段により車両が走行中であると判断された場合、上記到着時刻演算手段により演算された目的地の到着時刻情報を上記移動体無線機器を介して上記送信側に送出する情報送出手段とを有する経路誘導装置である。
【0008】
【発明の実施の形態および実施例】
図1は、本発明の一実施例である経路誘導装置RI1のブロック図である。
【0009】
経路誘導装置RI1は、入力装置1と、表示装置2と、CD−ROM3と、GPS受信器4と、ビーコン受信器5と、RAM6と、ジャイロ7と、車速パルス検出部8と、ROM9と、CPU10と、携帯電話用接続端子TTとを有する。携帯電話用接続端子TTには、携帯電話HTが接続される。
【0010】
CPU10は、表示装置2に、車両の現在位置の近傍の地図を表示させたり、出発地から目的地までの誘導経路や車両位置マーク(自車位置マーク)、その他の案内情報を表示させるものである。
【0011】
入力装置1は、目的地等を入力する手段の例であり、表示装置2は、液晶表示装置等で構成され、地図、誘導経路、各種メニュー等を表示するものである。CD−ROM3は、縮尺別の道路レイヤ、背景レイヤ、文字・記号レイヤ等で構成された地図データが記憶されているメモリである。GPS受信器4は、車両の現在位置や、車両方位、車両速度等を衛星航法によって検出するものである。
【0012】
ビーコン受信器5は、道路に沿って設けられた送信器から出力される光ビーコンまたは電波ビーコンを受信するものである。なお、光ビーコンと電波ビーコンとは、狭い範囲での交通情報の供給に使用され、比較的詳細な交通情報を供給することができる。RAM6は、自車が通過したことがある道路等を一時的に記憶するメモリである。ジャイロ7は、車両の回転角度を検出するものであり、車速パルス検出部8は、車両の移動に伴って発生する車速パルスを検出するものである。ROM9は、図2に示すフローチャートのプログラムを格納してあるものである。
【0013】
つまり、CPU10は、GPS受信器4、ジャイロ7、車速パルス検出部8から得た情報によって、車両の現在位置、方位、速度等を高精度に検出するものであり、また、CPU10は、CD−ROM3に格納されている地図データや、ビーコン受信器5またはRAM6を介して取得した交通情報を基に、ユーザが指定する出発地から目的地までの最もコストが低い経路を探索して誘導経路とし、CD−ROM3に格納されている地図データを用いて表示装置2に車両の現在位置近傍の地図画像を表示するとともに、車両位置マークと誘導経路とを地図画像に合わせて表示し、さらに車両の移動に合わせて各種案内情報をユーザに提供するものである。
【0014】
また、車速パルス検出部8は、自車の走行状態を検出する走行状態検出手段の一例である。CPU10は、携帯電話が着信したことを検出し、入力された目的地に到着する時刻を演算するものである。また、CPU10と携帯電話用接続端子TTとは、到着時刻演算手段が演算した到着時刻を携帯電話に送出するものである。また、CPU10は、過去の所定時間内に自車が走行した方向に基づいて、走行方向を演算する方向演算手段の例である。
【0015】
次に、上記実施例である経路誘導装置RI1の動作について説明する。
【0016】
図2は、経路誘導装置RI1の動作を示すフローチャートである。
【0017】
まず、相手(送信側)から着信があれば(S1)、自車が走行中であるか否かを判断する(S2)。車速パルス検出部8が0km/hの車速信号を出力していれば(S2)、停車中であるとCPU10が判断し、経路誘導装置RI1による自動応答動作を行わず、携帯電話HTで応答することが可能な状態にし(S3)、その応答が完了すれば(S4)、ステップS1に戻る。
【0018】
一方、着信時に車速パルス検出部8が0km/h以外の車速信号を出力していれば(S1、S2)、走行中であるとCPU10が判断し、経路誘導装置RI1が、相手に対して次のように自動応答動作を実行する。
【0019】
つまり、まず、このときに経路誘導中でなければ(S11)、GPS受信器4によって自車位置を割り出し、ジャイロ7によって自車の走行方向を割り出し、これら割り出された自車位置と自車の走行方向とのデータに応じた音声信号をCPU10が生成し(S12)、これら生成された自車位置と自車の走行方向との音声信号を携帯電話用接続端子TTを介して、携帯電話HTに出力し、携帯電話HTが自車位置と走行方向とを、相手(送信側)に送信し(S13)、送信側との交信を切断する(S14)。
【0020】
自動車走行中に着信した場合、上記のように、自車位置と自車の走行方向を示す音声を携帯電話HTを介して送信側に送ると、受信側における携帯電話所有者が電話に出られないことが分かり、また、受信側における携帯電話所有者の現在位置と走行方向を知ることによって、相手の状況をある程度把握することができる。
【0021】
なお、携帯電話HTが自車位置と走行方向を相手に送信する場合、受信側が自動車走行中である旨を示すメッセージを付け加えると、受信側が携帯電話HTにでられない理由を、送信側がより明確に把握することができる。
【0022】
ところで、着信時に車速パルス検出部8が0km/h以外の車速を出力し(S1、S2)、経路誘導中であるときに(S11)、VICS対応でなければ(S21)、現在地から目的地までの距離と現在速度に応じて、目的地への到着時刻を簡易的に演算し(S22)、この簡易的に演算された到着時刻と目的地とを、携帯電話HTを介して送信側に送信し(S23)、送信側との交信を切断する(S14)。
【0023】
一方、着信時に車速パルス検出部8が0km/h以外の車速を出力し(S1、S2)、経路誘導中であるときに(S11)、VICS対応であれば(S21)、現在地から目的地までの距離と、VICS情報を加味した速度とに応じて、目的地への到着時刻を演算し(S24)、目的地とVICS情報に基づく予想到着時刻を、携帯電話HTを介して送信側に送信し(S25)、送信側との交信を切断する(S14)。
【0024】
上記実施例によれば、自動車を運転中に携帯電話に着信があった場合、自動車の運転者自身が応答しなくても、自動的に応答することができる。
【0025】
つまり、CPU10は、携帯電話が着信したことを検出する着信検出手段の例であり、目的地に到着する時刻を演算する到着時刻演算手段の例である。GPS受信器4は、現在の自車位置を検出する自車位置検出手段の例である。また、入力装置1は、所望の目的地を入力する目的地入力手段の例である。さらに、CPU10と携帯電話用接続端子TTとは、到着時刻演算手段が演算した到着時刻を携帯電話に送出する情報送出手段の例である。
【0026】
上記実施例において、車速パルス検出部8は、走行状態検出手段の例であるが、車速パルス検出部8の代わりに、パーキングブレーキ等を走行状態検出手段として使用するようにしてもよい。
【0027】
また、上記実施例において、携帯電話の代わりに、自動車電話、PHS等他の移動体無線機器を使用するようにしてもよい。
【0028】
上記実施例において、自車に関する名称または受信者の名前を示す受信側IDを送出するようにしてもよい。
【0029】
さらに、上記実施例において、発信側の電話番号を検出する発信側電話番号検出手段と、上記発信側電話番号の適否を判断する発信側電話番号判断手段とを設け、自車に関する名称または受信者の名前を示す受信側IDを送出するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、自動車を運転中に携帯電話に着信があった場合、自動車の運転者自身が応答しなくても、自動的に応答することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である経路誘導装置RI1のブロック図である。
【図2】経路誘導装置RI1の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
RI1…経路誘導装置、
1…入力装置、
4…GPS受信器、
7…ジャイロ、
8…車速パルス検出部、
10…CPU、
TT…携帯電話用接続端子、
HT…携帯電話。
Claims (6)
- 自車の車速を検出する車速検出手段と;
上記車速検出手段に基づき、自車が走行中であるか、停止中であるかを判断する走行状態検出手段と;
送信側からの着信を移動体無線機器により検出する着信検出手段と;
現在の自車位置を検出する自車位置検出手段と;
所望の目的地を入力する目的地入力手段と;
上記自車位置検出手段が検出した自車の現在位置と目的地までの距離と現在の車速とに基づいて、上記目的地に到着する時刻を演算する到着時刻演算手段と;
上記着信検出手段により送信側からの着信が検出されたときに、上記走行状態検出手段により車両が走行中であると判断された場合、上記到着時刻演算手段により演算された目的地の到着時刻情報を上記移動体無線機器を介して上記送信側に送出する情報送出手段と;
を有することを特徴とする経路誘導装置。 - 請求項1において、
上記情報送出手段は、上記目的地入力手段が入力した上記目的地を示す目的地情報を送出する手段であることを特徴とする経路誘導装置。 - 請求項1において、
上記情報送出手段は、上記目的地の到着時刻情報に代えて、上記自車位置検出手段が検出した上記自車位置を示す自車位置情報を送出可能であることを特徴とする経路誘導装置。 - 請求項1において、
過去の所定時間内に自車が走行した方向に基づいて、走行方向を演算する方向演算手段を有し、
上記情報送出手段は、上記方向演算手段が検出した上記走行方向を示す走行方向情報を送出する手段であることを特徴とする経路誘導装置。 - 請求項1において、
上記情報送出手段は、上記自車に関する名称または受信側の名前を示す受信側IDを送出する手段であることを特徴とする経路誘導装置。 - 請求項1において、
上記移動体無線機器は、携帯電話、PHS、自動車電話のうちの少なくとも1つであることを特徴とする経路誘導装置。
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