JP3687659B2 - 携帯型情報機器および携帯型情報機器の文字情報表示処理方法および携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画面上に表示される文字列を読み易く表示する携帯型情報機器および携帯型情報機器の文字情報表示処理方法および携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機の普及は目覚しいものがある。この携帯電話機は電話としての機能は勿論、電子メールなど文字情報での通信も可能であることが大きな特徴である。
【0003】
しかし、携帯電話機の表示画面は他の情報機器に比べて大変小さく、画面一杯に何行にも渡って文字列が並ぶと、自分が今、どの部分を読んでいるのかがわかりにくく、表示されている内容を理解しにくいことがよくある。
【0004】
これらに対処するための技術として、たとえば、特開平2002−297117号公報に記載の技術(以下従来技術1という)や特開平2000−89879号公報に記載の技術(以下従来技術2という)がある。
【0005】
【特許文献1】
特開平2002−297117号公報
【特許文献2】
特開平2000−89879号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術1は読もうとする注目行の文字の大きさを他の行に比べて大きくして、自分がどの行の文字列を読んでいるのかをわかり易くしようとするものであり、また、従来技術2は注目行の文字フォントを変更することで、従来技術1と同様に自分がどの行の文字列を読んで呼んでいるのかをわかり易くしようとするものである。
【0007】
一般に、この種の表示画面上の表示内容を読む場合は、1行ずつ行単位で読むよりも、1画面単位あるいは1つの文単位(たとえば、句点から句点までなど)ごとに読む方が内容の理解がし易いものである。
【0008】
これに対して、上述した従来技術1,2では、注目行だけが目を引くような表示であり、ユーザは1行読むごとに文字列をスクロールしなければならないので、長文であるような場合、全体の内容を把握しにくいという問題がある。
【0009】
そこで本発明は、表示画面上での文字の配列を工夫することで画面全体に表示される文字列を見易くし、それによって、文全体の内容の理解がし易くなる携帯型情報機器および携帯型情報機器の文字情報表示処理方法および携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本発明の携帯型情報機器は、表示画面上に文字情報を複数行に渡って表示する際、当該表示画面上に表示される文字情報のそれぞれの行ごとに、その行の端部が階段状となるような配列として表示を行う文字情報表示制御手段を有する携帯型情報機器であって、前記文字情報表示制御手段は、表示対象となる文書情報から前記表示画面上に表示可能な1画面分の文字情報を1画面表示文字列として取得する文字列取得手段と、この文字列取得手段で取得された1画面表示文字列に対し、前記表示画面上での最大表示可能文字数に基づいて、空白を挿入する位置とその挿入量を求める空白挿入位置&空白挿入量計算手段と、前記文字列取得手段で取得された1画面表示文字列と前記空白挿入位置&空白挿入量計算手段での計算結果から、階段状文字列を作成する階段状文字列作成手段とを含むことを特徴としている。
【0011】
このような携帯型情報機器において、前記文字列取得手段で取得された1画面表示文字列に対し、空白を挿入する位置とその挿入量を求める際、前記表示画面内において何段の階段数で文字列を表示するかを表す最大階段数を設定し、前記予め設定された最大表示可能文字数に加えてこの最大階段数に基づいて、前記空白を挿入する位置とその挿入量を求めるようにしている。
【0012】
また、この携帯型情報機器において、前記1画面表示文字列の文字数と前記表示画面上における最大表示可能文字数とから前記1画面表示文字列が前記表示画面内において生じる空白量を検出する空白量検出部と、この空白量検出手段によって検出された空白量と階段状に文字列を表示するために必要な空白量として設定された最大空白量とを比較し、前記空白量検出手段によって検出された空白量が前記最大空白量よりも大きい場合に、前記空白挿入位置&空白挿入量計算を行うことを決定する空白量比較判定部とを設けることが好ましい。
【0013】
また、この携帯型情報機器において、前記文字列取得部は、前記1画面表示文字列の取得を行う際、前記表示対象となる文書情報から、1つの文のまとまりを1画面表示文字列として取得することが好ましい。
【0014】
また、この携帯型情報機器において、前記階段状とする端部は、その行の始まり側の端部としている。
【0015】
また、本発明の携帯型情報機器の文字情報表示処理方法は、表示画面上に文字情報を複数行に渡って表示する際、当該表示画面上に表示される文字情報のそれぞれの行ごとに、その行の端部が階段状となるような配列として表示を行う携帯型情報機器の文字情報表示処理方法であって、その文字列表示処理手順として、表示対象となる文書情報から前記表示画面上に表示可能な1画面分の文字情報を1画面表示文字列として取得するステップと、これによって取得された1画面表示文字列に対し、予め設定された前記表示画面上での最大表示可能文字数に基づいて、空白を挿入する位置とその挿入量を求めるステップと、前記取得された1画面表示文字列と前記空白挿入位置&空白挿入量の計算によって得られた計算結果から、階段状文字列を作成するステップとを含むことを特徴としている。
【0016】
また、携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラムは、表示画面上に文字情報を複数行に渡って表示する際、当該表示画面上に表示される文字情報のそれぞれの行ごとに、その行の端部が階段状となるような配列として表示を行う携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラムであって、その文字情報表示処理プログラムは、表示対象となる文書情報から前記表示画面上に表示可能な1画面分の文字情報を1画面表示文字列として取得するステップと、これによって取得された1画面表示文字列に対し、予め設定された前記表示画面上での最大表示可能文字数に基づいて、空白を挿入する位置とその挿入量を求めるステップと、前記取得された1画面表示文字列と前記空白挿入位置&空白挿入量の計算によって得られた計算結果から、階段状文字列を作成するステップとを含むことを特徴としている。
【0017】
このように本発明の携帯型情報機器およびその文字列表示制御方法およびその文字列表示制御プログラムでは、表示対象となる文書情報から前記表示画面上に表示可能な1画面分の文字情報を1画面表示文字列として取得し、その取得された1画面表示文字列に対し、予め設定された前記表示画面上での最大表示可能文字数に基づいて、空白を挿入する位置とその挿入量を求め、前記取得された1画面表示文字列と前記空白挿入位置&空白挿入量の計算によって得られた計算結果から、階段状文字列を作成するようにしているので、携帯型情報機器の表示画面に表示される文字情報が表示画面上において数行に渡る場合、表示画面上で階段状に配列されるので、それぞれの行が明確に区別でき、それによって、自分が今どこを読んでいるのかがわかり易くなる。
【0018】
また、表示画面内に表示されているそれぞれの行の文字の大きさやフォントなどは変えないので、画面単位のスクロールも可能となる。これによって、画面単位でその内容を読むことができるので、全体の内容を把握し易くなる。特に携帯型情報機器がたとえば携帯電話機である場合、小さい表示画面上に電子メールなどによる文字情報が表示画面全面に表示されるような状況が頻繁に発生するので、より一層、その効果が顕著なものとなる。
【0019】
また、表示画面内において何段の階段数で文字列を表示するかを表す最大階段数を設定し、その設定された最大階段数での階段状表示を行うようにしているので、たとえば、表示画面上で最大9行の文字列を表示できる場合、最大階段数を3段とすれば、3段の階段状表示文字列が3回繰り返された状態での表示も可能となる。このように、最大階段数を適正に設定することで、読み易さをより一層高めることができる。また、このような階段状表示を幾つか繰り返すような表示とすることによって、すべての行を1つの階段状表示文字列として表示するよりは、表示可能文字数も増やすことができるという利点もある。
【0020】
また、1画面表示文字列の文字数と前記表示画面上における最大表示可能文字数とから1画面表示文字列が前記表示画面内において生じる空白量を計算する空白量計算部を設け、前記空白挿入位置&空白挿入量計算手段が前記1画面表示文字列に対する空白挿入位置とその挿入量を求める際、この空白挿入位置&空白挿入量計算手段は、階段状に文字列を表示するために必要な空白量として設定された最大空白量と前記空白量検出手段によって求められた空白量とを比較し、その比較結果に基づいて当該1画面表示文字列に対し、階段状表示を行うか否かを決定するようにしているので、1画面表示文字列に対して所望とする階段状表示文字列の作成が可能か否かを適正に判定することができる。これによって、空白量が少なく、所望とする階段状表示文字列の作成が不可であると判定された場合には、それ以降に行われる階段状表示文字列の作成を行わないので、無駄な処理をしなくても済む。
【0021】
また、表示対象文字列取得部は、前記1表示画面分文字列の取得を行う際、前記処理対象となる文書情報から、ある1つの文のまとまりを取得するようにしている。これは、たとえば、句点で区切られる文や1つの段落ごとなど、ある1つのまとまりを有する文を1つの表示単位とするということであり、これによって、表示画面上に表示された内容に1つの意味的なまとまりを持つので、画面単位のスクロールが可能となり、画面をスクロールしながら読む必要のあるような長文であっても、画面単位で効率よく読むことができる。
【0022】
また、行の端部が階段状となるような配列とする際、その行の始まり側の端部を階段状とすることによって、それぞれの行をより一層明確に区別することができ、表示画面全面に文字が埋まるような表示内容であっても、読み易いものとすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態で説明する内容は、本発明の携帯型情報機器、携帯型情報機器の文字情報表示処理方法、携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラムの処理内容をすべて含むものである。また、以下に示す実施形態では、携帯型情報機器としては携帯電話機を例にとって説明する。
【0024】
図1は本発明の実施形態を示す携帯電話機1の外観構成図であり、外観構成は通常の携帯電話機となんら変わるところはなく、表示画面2と操作部3を有している。
【0025】
図2はこの携帯電話機1のハードウエア構成を示すもので、大きく分けると、記憶部10としてのROM11、RAM12(作業用バッファ121と表示用バッファ122とを有する)、不揮発性メモリ13(文書ファイル131、プログラムファイル132、設定ファイル133とを有している)、CPU20、文字情報表示制御部21、無線通信部22、通信処理部23、図1で示した操作部3からの入力を受け取ってそれに対する信号を出力する操作制御部24、これら各構成要素間で相互に情報授受を可能とするバスライン25などを有した構成となっている。
【0026】
上述した文書ファイル131は、インタネットなどから獲得した情報や電子メールなどの表示対象となる文書情報を記録するファイルである。また、プログラムファイル132は、本発明の処理を実行するためのプログラムを記録するファイルである。
【0027】
また、設定ファイル133は、本発明が実現しようとする文字情報の階段状表示(これについては後に説明する)を行う際、表示画面2上での最大表示可能文字数(縦方向の最大表示可能文字数×横方向の最大表示可能文字数)、最大階段数、最大空白量などを記憶するファイルである。この最大階段数と最大空白量については後述する。
【0028】
また、文字情報表示制御部21は、図3に示すように、文書ファイル131に蓄積されている表示対象となる文字情報から表示画面2上で表示すべき1画面分の文字情報(これをここでは1画面表示文字列と呼んでいる)を取得する文字列取得部211、取得された1画面表示文字列から空白量を検出する空白量検出部212、検出された空白量と予め設定された最大空白量とを比較してその比較結果に基づいて、以降に行う空白挿入位置&空白挿入量計算や階段状文字列作成処理を行うか否かを判定する空白量比較判定部213、空白挿入位置&空白挿入量計算を行う空白挿入位置&空白挿入量計算部214、階段状文字列を作成するための処理を行う階段状文字列作成部215、作成した階段情報文字列を表示する表示部216を有した構成となっている。
【0029】
図4は本発明の全体的な処理手順を示すもので、主には図3の文字情報表示制御部21が行う処理を説明するフローチャートである。
【0030】
図4において、まず、文字列取得部211が1画面表示文字列を文書ファイル131から取得し(ステップS1)、その1画面表示文字列の取得ができたか否かを判定し(ステップS2)、取得できなければ処理を終了するが、その1画面表示文字列が取得できれば、次の処理として、空白量検出部212による空白量検出を行う(ステップS3)。
【0031】
なお、上述のステップS1において取得する1画面表示文字列は、たとえば、ある1つの文のまとまり(段落からその段落の終わりの句点までというように、ある1つの文のまとまり)で切り出すようにしてもよく、また、あらかじめ設定されたバイト数ごとに切り出すようにしてもよく、このようにして切り出された文字列を1画面表示文字列とする。
【0032】
ただし、この1画面表示文字列は、携帯電話機1の表示画面2内に表示可能な最大表示可能文字数(表示画面2の縦方向最大表示可能文字数×横方向最大表示可能文字数)以内とする。なお、この最大表示可能文字数は設定ファイル133に設定されている。
【0033】
空白量検出部212による空白量の検出は、ステップS1で取得した1画面表示文字列を表示画面2上で表示したときに、当該表示画面2上でどのくらい空白があるかを判定するために行うものである。すなわち、その1画面表示文字列を表示画面2上で表示したときに、表示画面2上での最大表示可能文字数(表示画面2の縦方向最大表示可能文字数×横方向最大表示可能文字数)に対してどれだけ空白量が生じるかをカウントするもので、そのカウント値を当該1画面表示文字列の空白量とする。なお、この空白量をカウントする際、当該1画面表示文字列中の句点や読点、コンマ(comma)などを空白とみなしてこれをカウントしてもよい。
【0034】
このようにして、空白量が検出されると、その検出された空白量が設定ファイル133に記録されている最大空白量よりも大きいか否か(空白検出量>最大空白量か否か)を空白量比較判定部213によって判定し(ステップS4)、検出された空白量が予め設定された最大空白量に満たない場合には、ステップS5以降で行われる空白挿入位置&空白挿入量計算や階段状文字列作成処理を行わずにステップS1に戻る。
【0035】
一方、ステップS4において、検出された空白量が最大空白量よりも大きいと判定された場合には、ステップS5以降で行われる空白挿入位置&空白挿入量計算やステップS6の階段状文字列作成処理を行う。
【0036】
なお、ここでの最大空白量というのは、0から最大表示可能文字数(縦方向の最大表示可能文字数×横方向の最大表示可能文字数)までの範囲内で、携帯電話機の利用者または設計者が指定した値であったり、また、表示画面2上で階段状文字列を表示させたときに、その表示画面2における最大表示可能文字数(縦方向の最大表示可能文字数×横方向の最大表示可能文字数)から求められる当該表示画面2上で生じる空白数の最大値であったりしてもよい。これら値のいずれか1つが最大空白量として設定ファイル133に格納される。
【0037】
したがって、処理対象となる1画面表示文字列に存在する空白量が、この最大空白量よりも少ないと、その1画面表示文字列は、所望とする階段状文字列の作成ができない場合があるので、その場合は、ステップS5以降の処理を行わないようにする。
【0038】
続いて、空白挿入位置&空白挿入量計算を空白挿入位置&空白挿入量計算部214によって行う(ステップS5)。この空白挿入位置&空白挿入量計算は処理対象となっている1画面表示文字列(ステップS1で取得された文字列)を表示画面2上に表示させる際に、どの位置にどれだけ空白を挿入するかを計算するもので、その計算結果は、空白挿入位置&空白挿入量リストとしてRAM12の作業用バッファ121(図2参照)に記録される。なお、この空白挿入位置&空白挿入量計算処理については後に詳細に説明する。
【0039】
この空白挿入位置&空白挿入量計算処理が終了したら、階段状文字列の作成処理を階段状文字列作成部215が行う(ステップS6)。この階段状文字列の作成処理では、ステップS1で取り出した1画面表示文字列と、ステップS5で生成された空白挿入位置&空白挿入量リストを用いて、表示画面2上に表示するための階段状文字列を作成し、その作成された階段状文字列はRAM12の表示用バッファ122に記録される。なお、この階段状文字列の作成処理については後に詳細に説明する。
【0040】
以上のようにして階段状文字列が作成され、その階段状文字列が表示用バッファ122に記録されると、表示部216は、その記録された階段状文字列をビットマップ化した後、表示画面2上に表示する(ステップS7)。なお、この表示部216は、メーラーやテキストエディタから渡された文字列をビットマップ化した後、表示画面2上にビットマップを表示したり、ソフトやハードから渡されたビットマップを表示したりするといった従来の表示部と同じである。
【0041】
このステップS1からステップS7の処理が繰り返されることによって、文書ファイル131内の表示対象のすべての文書情報に対して上述したような処理が施される。
【0042】
図5は携帯電話機1の表示画面2上に表示された文字列の一例を示すもので、ここでの表示内容は、「また、リリースに記載の価格はメーカー希望の小売価格であり、実際の価格につきましては各販売店でご確認ください。」といった文字情報であり、これが図3のステップS1で取得された1画面表示文字列に対応する。
【0043】
この図5(a)は図4で示した処理を施さずに、従来から一般的に行われている通常の表示制御によって、表示画面12上に表示した例を示している。一方、図5(b)は上述した本発明の表示制御を用いて表示画面2上に表示した例である。
【0044】
これらを比較すると、図5(a)の表示は、表示画面2全面に文字列が詰まった状態で表示されているので、今どの行を呼んでいるのかがわかりにくく、読み易いとは言えない。これに対して、図5(b)は文字列が階段状に配列されていることから、それぞれの行を明確に区別し易くなり、自分は今どこを読んでいるのかがよくわかる。
【0045】
図6は図4のステップS5における空白位置計算処理を説明するフローチャートであり、この図6によりその処理手順を説明する。まず、設定ファイル133(図2参照)から最大表示可能文字数(横方向の最大表示可能文字数×縦方向の最大表示可能文字数)と最大階段数を取得し(ステップS50)、図4のステップS1で取得した1画面表示文字列の長さをセットする(ステップS51)。そして、その1表示画面文字列のどの文字を現在の処理位置(現在位置)とするかを示す変数(これをPOSで表す)に初期値として0を与える(ステップS52)。また、ステップS50で設定された最大階段数のうちの何段目を現在の処理階段数(現在階段数)とするかを示す変数(これをSTEPで表す)に初期値として0を設定する(ステップS53)。
【0046】
続いて、現在位置<1画面表示文字列の長さか否かを判定する(ステップS54)。これは、上述の1画面表示文字列のすべて文字に対して、空白挿入位置&空白挿入量計算がすべて終了したか否かを判定するもので、「現在位置<1画面表示文字列の長さ」を満たさない場合には、現在位置が当該表示すべき文字列の長さ以上の位置であり、それは、すでに処理を終了していることを意味しているので、その場合は、処理を終了する。また、「現在位置<1画面表示文字列の長さ」を満たす場合には、まだ処理の途中であるため、次のステップS55に進み、その位置における表示可能文字数の計算を行う。
【0047】
このステップS55の表示可能文字数の計算処理は、ステップS50で取得した最大表示可能文字数のうち横方向の最大表示可能文字数から現在階段数STEPを引き算して求められるものである。すなわち、
表示可能文字数=横方向最大表示可能文字数−現在階段数STEP (1)
で求められる。なお、階段数STEPは、設定された最大階段数における最上段(第1段目)をSTEP=0、第2段目をSTEP=1、第3段目をSTEP=2といような設定とする。
【0048】
上述した(1)式を計算することによって、現在階段数STEPでは何文字を挿入することができるかという表示可能文字数を求めることができる。
【0049】
たとえば、携帯電話機1の表示画面2上における横方向の最大表示文字数が仮に10文字であるとすれば、現在階段数STEPが最上段(STEP=0)では、表示可能文字数は10文字であり、また、現在階段数STEPが第2段目(STEP=1)では、表示可能文字数は9文字であり、現在階段数STEPが第3段目(STEP=2)では、表示可能文字数は8文字であるというように、それぞれの行において現在階段数における表示可能文字数を計算することができる。
【0050】
次に、現在位置(POS)と現在階段数(STEP)をペアとした空白挿入位置&空白挿入量リスト作成を行うための挿入位置リストへの書き込みを行う(ステップS56)。この空白挿入位置&空白挿入量リストに書き込まれるPOSとSTEPは、図4におけるステップS6の階段文字列作成処理(これについての詳細は図9にて説明する)において、POSは空白を挿入する位置(空白挿入位置)として扱われ、STEPは空白の挿入量(空白挿入量)として扱われる。
【0051】
この空白挿入位置&空白挿入量リストへの書き込みが終了すると、次に、処理すべき階段数(現在階段数)の更新を行う(ステップS57)。この現在階段数の更新処理は、現在処理した階段数に+1をするもので、たとえば、現在処理した階段数が最上段(STEP=0)であれば、それにプラス1(+1)して、STEP=1とし、STEP=1が次に処理すべき現在階段数となる。ただし、現在処理したSTEPが「最大階段数―1」以上であれば、0を与える。
【0052】
これは、たとえば、最大階段数が4段と設定されているとすると、現在処理した階段数が3(STEP=3)であれば、そのSTEP=3は、「最大階段数―1」つまり「4―1=3」と同じであり、現在処理したSTEPは「最大階段数―1」以上という条件を満たすので、現在の階段数(STEP)を0(STEP=0)に設定するということである。
【0053】
これを図5(b)の例で説明すると、この図5(b)では最大階段数は4段と設定されている。ここで、現在処理した階段数がSTEP=3(第4段目)であるとすれば、上述したように、このSTEP=3は、「最大階段数―1」の条件を満たすので、現在階段数(STEP)をSTEP=0として、ここから再び、最大階段数に達するまでの同様の処理を行う。
【0054】
このSTEPは、上述したように、空白挿入量として扱われるので、たとえば、STEP=0であれば、空白挿入量は0、STEP=1であれば、空白挿入量は1、STEP=2であれば、空白挿入量は2であることを意味している。
【0055】
以上のように、現在処理した階段数STEPにプラス1(+1)して、現在階段数の更新処理(ただし、現在処理したSTEPが「最大階段数―1」以上であれば、0を与える)が終了すると、次に、現在の処理位置(現在位置)POSの更新を行う(ステップS58)。この現在位置POSの更新処理は、
POS=POS+表示可能文字数 (2)
によって行われる。この(2)式における表示可能文字数は、ステップS55で求められた表示可能文字数であり、それは(1)式で求めることができる。この表示可能文字数は、簡単に言えば、その行の最大表示可能文字数からその行に挿入される空白量を引いた値である。
【0056】
なお、この現在位置POSは上述したように空白を挿入する位置(空白挿入位置)として扱われるので、たとえば、現在位置が初期値であるPOS=0で、表示可能文字数が5であるとすれば、更新後のPOSは、POS=0+5で求められ、当該更新後のPOSはPOS=5となり、POS=5(1画面表示文字列の先頭から6番目の位置)の文字に相当する位置が次の現在位置、つまり、空白挿入位置となる。
【0057】
以上の処理(ステップS54からステップS58)を繰り返すことによって、空白挿入位置&空白挿入量リストが生成される。この空白挿入位置&空白挿入量リストの保管場所は、たとえば、RAM12の作業用バッファ121などに保存される。なお、次の階段状文字列作成(ステップS6)において、この空白挿入位置&空白挿入量リストは、表示画面2で階段状に表示されるように、1画面表示文字列を加工するための情報として使用される。加工した文字列は、表示用バッファ122へ格納される。
【0058】
この空白挿入位置&空白挿入量リストの一例を図7に示す。この空白挿入位置&空白挿入量リスト例は、横方向の最大表示可能文字数を5、最大階段数を4で作成した結果である。
【0059】
この空白挿入位置&空白挿入量リストによれば、当該空白挿入位置&空白挿入量リストの0番目の要素は、POS=0、STEP=0である。0番目の要素の場合、作業用バッファ121の現在位置(POS=0)が指す文字を表示用バッファ122へコピーする際、1つの空白も表示用バッファ122へ挿入しないこと(STEP=0)を示す。また、1番目の要素の場合、作業用バッファ121の現在位置(POS=5)が指す文字を表示用バッファ122へコピーする際、1つの空白(STEP=1)を挿入することを示す。
【0060】
なお、この空白挿入位置&空白挿入量リストのPOS=5、POS=9、POS=12は、上述の(2)式によって求められる。すなわち、POS=5は、(2)式によれば、現在のPOS(POS=0)に表示可能文字数5を加えたものであるので、POS=5が得られ、POS=9は、(2)式によれば、現在のPOS(POS=5)に表示可能文字数4を加えたものであるので、POS=9が得られ、また、POS=12は、(2)式によれば、現在のPOS(POS=9)に表示可能文字数3を加えたものであるので、POS=12が得られる。
【0061】
空白挿入位置&空白挿入量リストの作成後、次のステップとして、このリストを用いた階段文字列の作成処理(図4のステップS6)が行われる。ステップS6の入出力イメージを図10に示す。この例では、文書ファイル131から取得した1画面表示文字列(たとえば、図10(a))と、図6の手順で作成した空白挿入位置&空白挿入量リスト(例えば、図10(b))から、図10(c)を作成する。
【0062】
この図10(c)に示す表示用バッファ122の内容は図8に示すような処理を行うことによって作成することができる。この図8は空白挿入位置&空白挿入量リストを用いて、作業用バッファ121から、表示用バッファ122へ1画面表示文字列を格納する処理を説明する図である。
【0063】
すなわち、表示用バッファ122の内容は、作業用バッファ121の先頭文字から順に、表示用バッファ122へコピーする際、空白挿入位置&空白挿入量リストの各要素値を考慮することで作成できる。作業用バッファ121から文字をコピーする前に、作業用バッファ121のコピー対象位置を管理するPOS値と、空白挿入位置&空白挿入量リスト要素のPOS値を比較する。もしもPOS値が一致すれば、そのリスト要素のSTEPで指定された量だけ空白を表示用バッファ122へ挿入する。その後、作業用バッファ121のPOS値が指す文字を表示用バッファ122へコピーする。もしも一致しなければ、空白は挿入せずに、そのまま文字をコピーする。
【0064】
これ以降、図9を参照しながら、図10(c)の具体的な処理方法を説明する。図9において、まず、1画面表示文字列を保持した作業用バッファ121の読み込み開始位置に0をセットする(ステップS60)。次に、空白挿入位置&空白挿入量リストの先頭要素(図7の0番目の要素)の取り出しを行い(ステップS61)、作業用バッファ121に保持されている1画面表示文字列に未処理の文字があるかを調べる(ステップS62)。
【0065】
これは、ここで行われる階段状配列文字列作成処理の終わっていない文字があるか否かを調べるものである。もしも未処理の文字がなければ現在の処理対象文字列に対する階段状配列文字作成処理は終了したものとみなして処理を終了する。一方、未処理の文字があれば、次のステップとして、作業用バッファ121の現在位置と、空白挿入位置&空白挿入量リストの挿入位置が同じであるか否かを判定する(ステップS63)。
【0066】
その判定処理の結果、現在位置と空白挿入位置&空白挿入量リストの挿入位置が同じでなければ、処理を終了し、現在位置と空白挿入位置&空白挿入量リストの挿入位置が同じであれば、表示用バッファ122へ空白をコピーする処理を行う(ステップS64)。これは、空白挿入位置&空白挿入量リストの空白挿入量(STEP)を参照して、それを表示用バッファ122へコピーする処理である。
【0067】
続いて、空白挿入位置&空白挿入量リストから次の要素(図7の1番目の要素)を取り出す処理を行い(ステップS65)、表示用バッファ122へ空白をコピーする処理、すなわち、空白挿入位置&空白挿入量リストの空白挿入量(STEP)を参照して、それを表示用バッファ122へコピーする処理を行う(ステップS66)。
【0068】
そして、作業用バッファ121の現在位置を更新し(ステップS67)、ステップS62に戻って、このステップS62以降の処理を繰り返す。
【0069】
作業用バッファ121から表示用バッファ122への文字のコピーがすべて完了した後、文字情報表示制御部21は、表示用バッファの内容(文字列)を表示部216へ渡す。その結果、表示部216は、テキストエディタから渡された文字列を扱う場合と同様に、ビットマップを作成した後、そのビットマップを表示画面2に表示する。例えば、表示用バッファの内容が図10(c)であった場合、表示画面2には図10(d)のように表示される。図10(d)の例では、第1行目は表示画面の横方向の最大表示可能文字数に相当するだけの文字数(この場合は、横方向の最大表示可能文字数を5としているので5文字)が表示され、第2行目は最初の1文字分が空白となってその後に4文字が表示され、第3行目は最初の2文字分が空白となってその後に3文字が表示され、第4行目は最初の3文字分が空白となってその後に2文字が表示されるというように、表示画面2上における左端が階段状となった文字列となる。
【0070】
そして、この図10(d)の例では、最大階段数を4に設定した例であるので、第5行目からは、再び、横方向の最大表示可能文字数(5文字)が表示され、その次の行は最初の1文字分が空白となるというように、1表示画面における表示可能な範囲内において、4段の階段状文字列が繰り返される。
【0071】
なお、すでに説明した図5(b)の例は、実際の具体的な文字列の表示例であって、この例は、横方向の最大表示可能文字数が10文字、縦方向の最大可能表示文字数が6文字の例であり、また、設定階段数は4段の場合である。この図5(b)の例では、携帯電話機1の表示画面2内に1つのまとまった文(この場合は、句点までとしている)が表示されている例である。
【0072】
このように、本発明によって表示画面2上に複数行に渡って表示される文字列は、それぞれの行ごとに、その行の始まり側の端部が階段状となるように配列されるので、それぞれの行が明確に区別でき、それによって、自分が今どこを読んでいるのかがわかりやすくなる。また、表示画面2内に表示されている文字列の文字の大きさは同じであるので、画面単位のスクロールも可能となる。これによって、画面単位でその内容を読むことができるので、前後の文脈などから全体の内容を把握し易くなる。
【0073】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、前述の実施形態では、1つの表示画面上で、最大階段数となったあとは、STEP=0とし、その最大階段数の次に表示される文字列は、再び、その横方向の最大表示可能文字数を表示するようにしたが、これに限られるものではなく、たとえば、1つのまとまりの文書が終了するまでは、最大階段数となったあとも、最大階段数の次に表示される文字列をその横方向の最大表示可能文字数としないで、その行の先頭1文字分だけ少なくするということもできる。
【0074】
図11はその一例を示すもので、この図11は図5と同じ内容が表示画面2上に表示された例であって、句点までのある1つのまとまりを有する文章である。そして、最大階段数も同じく4としているが、その最大階段数となったあと、その次の行の最初に1文字分の空白#10を持たせた後に文字を表示するようにしている。これによって、その時点でまだその文章が終わっていないことを示唆することができる。
【0075】
また、前述の実施形態では、表示画面2上での文字列は横書きとしての説明であったが、本発明は縦書きの場合にも適用することができる。この場合、たとえば、(1)式で求められる表示可能文字の計算などは、表示画面2の縦方向の最大表示可能文字数から現在階段数STEPを引き算するというように、縦書きに対応できるような処理設定を行うことで容易に対応することができる。
【0076】
また、階段状配列とするとともにそれぞれ行を色別に表示するようにしてもよい。それによって、より一層、自分の読んでいる箇所がわかり易くなる。また、前述の実施形態では携帯電話機を例にとって説明したが、本発明はそれ以外の携帯型情報機器にも適用することができる。
【0077】
また、本発明は以上説明した本発明を実現するための処理手順が記述された処理プログラムを作成し、その処理プログラムをフロッピィディスク、光ディスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させておくこともでき、本発明は、その処理プログラムの記録された記録媒体をも含むものである。また、ネットワークから当該処理プログラムを得るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である携帯電話機の外観構成を示す図である。
【図2】 図1で示した携帯電話機のハードウエア構成を概略的に説明する図である。
【図3】 図2の構成要素である文字情報表示制御部の構成を示す図である。
【図4】 本発明の全体的な処理手順を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明により作成された階段状文字列の一例と従来の表示画面上での表示文字列とを比較して示す図である。
【図6】 図4で説明した処理手順の中の空白挿入位置&空白挿入量計算処理を説明するフローチャートである。
【図7】 図6に示す処理手順にて作成された空白挿入位置&空白挿入量リストの一例を示す図である。
【図8】 空白挿入位置&空白挿入量リストを用いて、作業用バッファから、表示用バッファへ1画面表示文字列を格納する処理を説明する図である。
【図9】 図4の処理手順の中の階段文字列作成処理を説明するフローチャートである。
【図10】 空白挿入位置&空白挿入量リストと作業用バッファから、画面表示に至るまでの入出力データを示した図である。
【図11】 図5(b)で示された本発明により作成された階段状文字列の表示の仕方の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 表示画面
3 操作部
21 文字情報表示制御部
211 1画面表示文字列取得部
212 空白量検出部
213 空白量比較判定部213
214 空白挿入位置&空白挿入量計算部
215 階段状文字列作成部215
#1,#2,#3,#10 空白
Claims (7)
- 表示画面上に文字情報を複数行に渡って表示する際、当該表示画面上に表示される文字情報のそれぞれの行ごとに、その行の端部が階段状となるような配列として表示を行う文字情報表示制御手段を有する携帯型情報機器であって、前記文字情報表示制御手段は、
表示対象となる文書情報から前記表示画面上に表示可能な1画面分の文字情報を1画面表示文字列として取得する文字列取得手段と、
この文字列取得手段で取得された1画面表示文字列に対し、前記表示画面上での最大表示可能文字数に基づいて、空白を挿入する位置とその挿入量を求める空白挿入位置&空白挿入量計算手段と、
前記文字列取得手段で取得された1画面表示文字列と前記空白挿入位置&空白挿入量計算手段での計算結果から、階段状文字列を作成する階段状文字列作成手段と、
を含むことを特徴とする携帯型情報機器。 - 前記文字列取得手段で取得された1画面表示文字列に対し、空白を挿入する位置とその挿入量を求める際、前記表示画面内において何段の階段数で文字列を表示するかを表す最大階段数を設定し、前記予め設定された最大表示可能文字数に加えてこの最大階段数に基づいて、前記空白を挿入する位置とその挿入量を求めることを特徴とする請求項1記載の携帯型情報機器。
- 前記1画面表示文字列の文字数と前記表示画面上における最大表示可能文字数とから前記1画面表示文字列が前記表示画面内において生じる空白量を検出する空白量検出部と、この空白量検出手段によって検出された空白量と階段状に文字列を表示するために必要な空白量として設定された最大空白量とを比較し、前記空白量検出手段によって検出された空白量が前記最大空白量よりも大きい場合に、前記空白挿入位置&空白挿入量計算を行うことを決定する空白量比較判定部とを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の携帯型情報機器。
- 前記文字列取得手段は、前記1画面表示文字列の取得を行う際、前記表示対象となる文書情報から、1つの文のまとまりを1画面表示文字列として取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯型情報機器。
- 前記階段状配列とする行の端部は、その行の始まり側の端部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯型情報機器。
- 表示画面上に文字情報を複数行に渡って表示する際、当該表示画面上に表示される文字情報のそれぞれの行ごとに、その行の端部が階段状となるような配列として表示を行う携帯型情報機器の文字情報表示処理方法であって、その文字列表示処理手順として、
表示対象となる文書情報から前記表示画面上に表示可能な1画面分の文字情報を1画面表示文字列として取得するステップと、
これによって取得された1画面表示文字列に対し、予め設定された前記表示画面上での最大表示可能文字数に基づいて、空白を挿入する位置とその挿入量を求めるステップと、
前記取得された1画面表示文字列と前記空白挿入位置&空白挿入量の計算によって得られた計算結果から、階段状文字列を作成するステップと、
を含むことを特徴とする携帯型情報機器の文字情報表示処理方法。 - 表示画面上に文字情報を複数行に渡って表示する際、当該表示画面上に表示される文字情報のそれぞれの行ごとに、その行の端部が階段状となるような配列として表示を行う携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラムであって、その文字情報表示処理プログラムは、
表示対象となる文書情報から前記表示画面上に表示可能な1画面分の文字情報を1画面表示文字列として取得するステップと、
これによって取得された1画面表示文字列に対し、予め設定された前記表示画面上での最大表示可能文字数に基づいて、空白を挿入する位置とその挿入量を求めるステップと、
前記取得された1画面表示文字列と前記空白挿入位置&空白挿入量の計算によって得られた計算結果から、階段状文字列を作成するステップと、
を含むことを特徴とする携帯型情報機器の文字情報表示処理プログラム。
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