JP3686148B2 - トルク用ダンパ - Google Patents

トルク用ダンパ Download PDF

Info

Publication number
JP3686148B2
JP3686148B2 JP34450895A JP34450895A JP3686148B2 JP 3686148 B2 JP3686148 B2 JP 3686148B2 JP 34450895 A JP34450895 A JP 34450895A JP 34450895 A JP34450895 A JP 34450895A JP 3686148 B2 JP3686148 B2 JP 3686148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
shaped portion
inner ring
torque
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34450895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09158959A (ja
Inventor
俊男 飯山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Origin Electric Co Ltd
Original Assignee
Origin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Origin Electric Co Ltd filed Critical Origin Electric Co Ltd
Priority to JP34450895A priority Critical patent/JP3686148B2/ja
Publication of JPH09158959A publication Critical patent/JPH09158959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3686148B2 publication Critical patent/JP3686148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,オイルのような液体を使用しないトルク用ダンパ,特に高いトルクのダンピング作用を発揮するのに適したトルク用ダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,例えば,ピアノの鍵盤蓋等のような上下開閉式の蓋を操作する場合,急激に閉じるのを防止するために,衝撃緩和装置を設けることが行われる。従来の装置は,例えばオイルダンパのように,オイルを圧縮しようとするとき発生する反発力を利用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,このような従来のダンパにあっては,オイルのような粘性流体の粘性抵抗を利用しているため,環境の変化,特に温度の変化により粘性抵抗が変化するので,温度によりトルク値が異なり,ダンピング効果が異なるという欠点があった。また,可動弁により粘性流体の流量を調節しているので,応答性が悪く,蓋の開きが少ない状態で離すと,ダンピング効果の生じる前に,蓋が勢い良く閉じてしまうという欠点があった。また,蓋の閉じる速度によりトルク値が異なり,手でゆっくりと蓋を閉じる場合には,ダンピング効果を期待できないという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は,この課題を解決するため,内輪の外径面に形成されているカム形状部と,外輪に一端が係止され,他端側で前記カム形状部を弾性力で押圧する板ばねとを備えるトルク用ダンパにおいて,前記カム形状部は,切欠部の下端からトルク発生位置までの範囲は中心からの距離がほぼ一定であって,前記トルク発生位置から前記切欠部の上端までは前記内輪の中心からの距離が連続的に増加するように形成されており前記外輪または内輪の回転に伴い,前記板ばねの前記他端側が前記トルク発生位置から前記切欠部の上端までの範囲にあるときは,前記板ばねの前記他端側が前記カム形状部に与える押圧力が連続的に増加または減少することを特徴とするトルク用ダンパを提供する。
【0005】
第2の発明は,外輪の内径面に形成されているカム形状部と,内輪に一端が係止され,他端側で前記カム形状部を弾性力で押圧する板ばねとを備えるトルク用ダンパにおいて,前記カム形状部は,切欠部の下端からトルク発生位置までの範囲は中心からの距離が略一定であって,トルク発生位置から切欠部の上端までは中心からの距離が連続的に減少するように形成されており前記外輪または内輪の回転に伴い,前記板ばねの前記他端側が前記トルク発生位置から前記切欠部の上端までの範囲にあるときは,前記板ばねの前記他端側が前記カム形状部に与える押圧力が連続的に増加または減少することを特徴とするトルク用ダンパを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。
【0011】
これらの図において,1は外径面にカム形状部1aが形成された内輪であり,カム形状部1aは,切欠部1bの下端からトルク発生位置1cまでの範囲は中心からの距離がほぼ一定,トルク発生位置1cから切欠部1bの上端までは中心からの距離が連続的に増加するように形成されている。2は内輪1を内部に組み込む外輪,3は一端が開放され,他端に軸の挿通される穴の開いているハウジングであって,開放されている側の内径が,軸の挿通される穴の開いている側の内径よりも大きくなっており,外輪2が開放されている側から組み込まれる。
【0012】
4は内輪1のカム形状部1aをローラ5を介して弾性力で押圧するように,内輪1と外輪2間に配設されるへの字状の板ばねであって,一端4aが外輪の係止用溝2dに係止され,他端4bはローラを脱落しないで回転できるように保持する構造をしている。6は板ばねとローラを配設して内輪1と外輪2とを組み合わせた後,これらが軸方向に脱落するのを防止するためにハウジング3の開放された側からハウジングに圧入されるシールド板,7は軸である。
【0012】
4は板ばねであって,外輪2に一端が係止され,他端が内輪1のカム形状部1aをローラ5を介して弾性力で押圧するように,内輪と外輪間に配設される。6は板ばねとローラを配設して内輪1と外輪2とを組み合わせた後,これらが軸方向に脱落するのを防止するためにハウジング3の開放された側からハウジングに圧入されるシールド板,7は軸である。
【0013】
図1(a)は,ローラ5と内輪のカム形状部1aとが,切欠部1bの下端近傍で接触している状態を示す図であり,同図に示すように,これはこのダンパがピアノ8の鍵盤蓋のような上下開閉式の蓋8aのヒンジ部8bに用いられた場合に,蓋が開いた状態であり,蓋が閉じた状態を0°として,例えば100°開いた状態である。
【0014】
図1(b)は,ローラ5と内輪のカム形状部1aとが,トルク発生位置1cで接触している状態を示す図であり,同図に示すように,これは蓋8が中途に開いた状態,例えば70°開いた状態である。
【0015】
図1(c)は,ローラ5と内輪のカム形状部1aとが,切欠部1bの上端近傍で接触している状態を示す図であり,同図に示すように,これは蓋8が閉じた状態である。
【0016】
次に動作を説明する。
【0017】
先ず,蓋8を開いた状態,例えば図1(a)に示すように100°開いた状態から,中途に開いた状態,例えば図1(b)に示すように70°開いた状態へ移動すると,内輪1が右方向に回転して,ローラ5は,内輪のカム形状部1a上を,切欠部1bの下端近傍からトルク発生位置1cまで回転しながら移動する。
【0018】
この範囲では,内輪1の中心からカム形状部1aまでの距離がほぼ一定であるので,カム形状部1a上を移動しようとする方向に発生するトルクはほぼ零である。従って,蓋8を100°開いた状態から70°開いた状態へ移動する場合には,蓋は殆どトルクの影響を受けない。
【0019】
次に,蓋8を図1(b)に示すように70°開いた状態から,図1(c)に示すように閉じた状態へ移動すると,内輪1が右方向に回転して,ローラ5は,内輪のカム形状部1a上を,トルク発生位置1cから切欠部1bの上端近傍まで回転しながら移動する。
【0020】
この範囲では,内輪1の中心からカム形状部1aまでの距離が連続的に増加するように形成されており,内輪のカム形状部1aの脹らみが連続的に増加しているので,板ばね4も連続的に撓みが増大する。その結果,カム形状部1a上を戻ろうとする方向,即ち内輪1を左方向に回転させる方向にトルクが発生する。従って,蓋8を70°開いた状態から閉じた状態へ移動する場合には,内輪を右方向に回転させて蓋を閉じようとする方向に作用する蓋の自重に対して,発生するトルクは,内輪1を左方向に回転させて蓋を開こうとする方向に作用するので,蓋は徐々に閉じる。
【0021】
次に,蓋8を図1(c)に示すように閉じた状態から,図1(b)に示すように70°開いた状態へ移動すると,内輪1が左方向に回転して,ローラ5は,内輪のカム形状部1a上を,切欠部1bの上端近傍からトルク発生位置1cまで回転しながら移動する。
【0022】
この範囲では,内輪1の中心からカム形状部1aまでの距離が連続的に減少するように形成されており,内輪のカム形状部1aの脹らみが連続的に減少しているので,板ばね4も連続的に撓みが減少する。その結果,カム形状部1a上を先に進もうとする方向,即ち内輪1を左方向に回転させる方向にトルクが発生する。従って,蓋を閉じた状態から70°開いた状態へ移動する場合には,内輪を右方向に回転させて蓋を閉じようとする方向に作用する蓋の自重に対して,発生するトルクは,内輪1を左方向に回転させて蓋を開こうとする方向に作用するので,蓋は僅かの力で軽く持ち上げることができる。
【0023】
次に,蓋8を図1(b)に示すように70°開いた状態から,図1(a)に示すように100°開いた状態へ移動すると,内輪1が左方向に回転して,ローラ5は,内輪のカム形状部1a上を,トルク発生位置1cから切欠部1bの下端近傍まで回転しながら移動する。
【0024】
この範囲では,内輪1の中心からカム形状部1aまでの距離がほぼ一定であるので,カム形状部1a上を移動しようとする方向に発生するトルクはほぼ零である。従って,蓋8を70°開いた状態から100°開いた状態へ移動する場合には,蓋は殆どトルクの影響を受けない。
【0025】
ここで,内輪1のカム形状部1aのトルク発生位置1cから切欠部1bの上端までは,カム形状部1aの脹らみが連続的に増加するように形成されているが,その増加率については,必要に応じて種々のものが形成できるので,この発明の高トルク用ダンパは種々の用途に適用することができる。
【0026】
図4は本発明の第2の実施の形態を説明するための図である。
【0027】
この実施の形態は,ローラ5を介さないで,板ばね4が内輪のカム形状部1a上を滑りながら移動するようにしたものである。また,第1の実施の形態とは内輪のカム形状部1aのカムの形状を逆にしているので,カム形状部1a上を移動しようとする方向に発生するトルクは第1の実施の形態とは逆であり,発生するトルクは内輪を第1の実施の形態の場合とは,逆方向に回転しようとするものである。その他は第1の実施の形態とほぼ同様であり,同様の効果が得られる。
【0028】
図5乃至図7は本発明の第3の実施の形態を説明するための図である。
【0029】
これらの図において,1は外輪の内部に組み込まれる内輪,2は内径面にカム形状部2aが形成された外輪であり,カム形状部2aは,切欠部2bの下端からトルク発生位置2cまでの範囲は中心からの距離がほぼ一定,トルク発生位置2cから切欠部2bの上端までは中心からの距離が連続的に減少するように形成されている。3は一端が開放され,他端に軸の挿通される穴の開いているハウジングであって,開放されている側の内径が,軸の挿通される穴の開いている側の内径よりも大きくなっており,外輪2が開放されている側から組み込まれる。
【0030】
4は外輪2のカム形状部2aをローラ5を介して弾性力で押圧するように,内輪1と外輪2間に配設されるへの字状の板ばねであって,一端4aが内輪の係止用溝1dに係止され,他端4bはローラを脱落しないで回転できるように保持する構造をしている。6は板ばねとローラを配設して内輪1と外輪2とを組み合わせた後,これらが軸方向に脱落するのを防止するためにハウジング3の開放された側からハウジングに圧入されるシールド板,7は軸である。
【0031】
図5(a)は,ローラ5と外輪のカム形状部2aとが,切欠部2bの下端近傍で接触している状態を示す図であり,同図に示すように,これはこのダンパがピアノ8の鍵盤蓋のような上下開閉式の蓋8aのヒンジ部8bに用いられた場合に,蓋が開いた状態であり,蓋が閉じた状態を0°として,例えば100°開いた状態である。
【0032】
図5(b)は,ローラ5と内輪のカム形状部2aとが,トルク発生位置2cで接触している状態を示す図であり,同図に示すように,これは蓋8が中途に開いた状態,例えば70°開いた状態である。
【0033】
図5(c)は,ローラ5と内輪のカム形状部2aとが,切欠部2bの上端近傍で接触している状態を示す図であり,同図に示すように,これは蓋8が閉じた状態である。
【0034】
次に動作を説明する。
【0035】
先ず,蓋8を開いた状態,例えば図5(a)に示すように100°開いた状態から,中途に開いた状態,例えば図5(b)に示すように70°開いた状態へ移動すると,内輪1が左方向に回転して,ローラ5は,外輪のカム形状部2a上を,切欠部2bの下端近傍からトルク発生位置2cまで回転しながら移動する。
【0036】
この範囲では,外輪2の中心からカム形状部2aまでの距離がほぼ一定であるので,カム形状部2a上を移動しようとする方向に発生するトルクはほぼ零である。従って,蓋8を100°開いた状態から70°開いた状態へ移動する場合には,蓋は殆どトルクの影響を受けない。
【0037】
次に,蓋8を図5(b)に示すように70°開いた状態から,図5(c)に示すように閉じた状態へ移動すると,内輪1が左方向に回転して,ローラ5は,外輪のカム形状部2a上を,トルク発生位置2cから切欠部2bの上端近傍まで回転しながら移動する。
【0038】
この範囲では,外輪2の中心からカム形状部2aまでの距離が連続的に減少するように形成されており,外輪のカム形状部2aの脹らみが連続的に増加しているので,板ばね4も連続的に撓みが増大する。その結果,カム形状部2a上を戻ろうとする方向,即ち内輪1を右方向に回転させる方向にトルクが発生する。従って,蓋8を70°開いた状態から閉じた状態へ移動する場合には,内輪を左方向に回転させて蓋を閉じようとする方向に作用する蓋の自重に対して,発生するトルクは,内輪1を右方向に回転させて蓋を開こうとする方向に作用するので,蓋は徐々に閉じる。
【0039】
次に,蓋8を図5(c)に示すように閉じた状態から,図5(b)に示すように70°開いた状態へ移動すると,内輪1が右方向に回転して,ローラ5は,外輪のカム形状部2a上を,切欠部2bの上端近傍からトルク発生位置2cまで回転しながら移動する。
【0040】
この範囲では,外輪2の中心からカム形状部2aまでの距離が連続的に増加するように形成されており,外輪のカム形状部2aの脹らみが連続的に減少しているので,板ばね4も連続的に撓みが減少する。その結果,カム形状部2a上を先に進もうとする方向,即ち内輪1を右方向に回転させる方向にトルクが発生する。従って,蓋を閉じた状態から70°開いた状態へ移動する場合には,内輪を左方向に回転させて蓋を閉じようとする方向に作用する蓋の自重に対して,発生するトルクは,内輪1を右方向に回転させて蓋を開こうとする方向に作用するので,蓋は僅かの力で軽く持ち上げることができる。
【0041】
次に,蓋8を図5(b)に示すように70°開いた状態から,図5(a)に示すように100°開いた状態へ移動すると,内輪1が右方向に回転して,ローラ5は,外輪のカム形状部2a上を,トルク発生位置2cから切欠部2bの下端近傍まで回転しながら移動する。
【0042】
この範囲では,外輪2の中心からカム形状部2aまでの距離がほぼ一定であるので,カム形状部2a上を移動しようとする方向に発生するトルクはほぼ零である。従って,蓋8を70°開いた状態から100°開いた状態へ移動する場合には,蓋は殆どトルクの影響を受けない。
【0043】
ここで,外輪2のカム形状部2aのトルク発生位置2cから切欠部2bの上端までは,カム形状部2aの脹らみが連続的に増加するように形成されているが,その増加率については,必要に応じて種々のものが形成できるので,この発明の高トルク用ダンパは種々の用途に適用することができる。
【0044】
図8は本発明の第4の実施の形態を説明するための図である。
【0045】
この実施の形態は,ローラ5を介さないで,板ばね4が外輪のカム形状部2a上を滑りながら移動するようにしたものである。また,第3の実施の形態とは外輪のカム形状部2aのカムの形状を逆にしているので,カム形状部2a上を移動しようとする方向に発生するトルクは第3の実施の形態とは逆であり,発生するトルクは内輪を第3の実施の形態の場合とは,逆方向に回転しようとするものである。その他は第3の実施の形態とほぼ同様であり,同様の効果が得られる。
【0046】
尚,以上の実施の形態においては,外輪を固定して内輪を回転させる場合について説明したが,必要に応じて,内輪を固定して外輪を回転させる場合についても,同様に実施することができる。また,カム形状部を押圧することのできる弾性体であれば,板ばねに限定されることなく,同様に実施することができる。また,必要に応じて,外輪とハウジング,或いは内輪と軸を一体化することができ,その場合には,それぞれハウジング,軸が不要になる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明は粘性流体の粘性抵抗を利用するものではないので,温度の変化のような環境の変化により,トルク値が影響を受けることもなく,常に所望のトルク値,所望のダンピング効果を得ることができる。また,応答性がよく,ピアノの鍵盤蓋等をいずれの状態で離しても,所望のダンピング効果を得ることができるので,上下開閉式の蓋が勢い良く閉じることがない。また,ピアノの鍵盤蓋のように重い蓋に使用した場合にも,トルクが蓋を持ち上げて開く方向に常に働いているので,蓋を比較的軽い力で持ち上げ,開くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を説明するための図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明するための図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を説明するための図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態を説明するための図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
1…内輪 1a…カム形状部
1b…切欠部 1c…トルク発生位置
1d…係止用溝 2…外輪
2a…カム形状部 2b…切欠部
2c…トルク発生位置 2d…係止用溝
3…ハウジング 4…板ばね
5…ローラ 6…シールド板
7…軸 8…ピアノ
8a…蓋 8b…ヒンジ部

Claims (2)

  1. 内輪の外径面に形成されているカム形状部と,外輪に一端が係止され,他端側で前記カム形状部を弾性力で押圧する板ばねとを備える高トルク用ダンパにおいて,
    前記カム形状部は,切欠部の下端からトルク発生位置までの範囲は中心からの距離が一定であって,前記トルク発生位置から前記切欠部の上端までは前記内輪の中心からの距離が連続的に増加するように形成されており前記外輪または内輪の回転に伴い,前記板ばねの前記他端側が前記トルク発生位置から前記切欠部の上端までの範囲にあるときは,前記板ばねの前記他端側が前記カム形状部に与える押圧力が連続的に増加または減少することを特徴とするトルク用ダンパ。
  2. 外輪の内径面に形成されているカム形状部と,内輪に一端が係止され、他端側で前記カム形状部を弾性力で押圧する板ばねとを備える高トルク用ダンパにおいて,
    前記カム形状部は,切欠部の下端からトルク発生位置までの範囲は中心からの距離が一定であって,前記トルク発生位置から前記切欠部の上端までは中心からの距離が連続的に減少するように形成されており前記外輪または内輪の回転に伴い,前記板ばねの前記他端側が前記トルク発生位置から前記切欠部の上端までの範囲にあるときは,前記板ばねの前記他端側が前記カム形状部に与える押圧力が連続的に増加または減少することを特徴とするトルク用ダンパ。
JP34450895A 1995-12-05 1995-12-05 トルク用ダンパ Expired - Fee Related JP3686148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34450895A JP3686148B2 (ja) 1995-12-05 1995-12-05 トルク用ダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34450895A JP3686148B2 (ja) 1995-12-05 1995-12-05 トルク用ダンパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09158959A JPH09158959A (ja) 1997-06-17
JP3686148B2 true JP3686148B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=18369819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34450895A Expired - Fee Related JP3686148B2 (ja) 1995-12-05 1995-12-05 トルク用ダンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3686148B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19848093A1 (de) * 1998-10-19 2000-04-20 Mannesmann Vdo Ag Lagermodul für ein Betätigungselement
JP5583293B1 (ja) * 2014-02-24 2014-09-03 スタッフ株式会社 電子機器の開閉装置
CN105257748B (zh) * 2015-10-15 2017-08-29 浙江亚特电器有限公司 弹力件及采用该弹力件的过载离合器
JP7170696B2 (ja) * 2020-09-30 2022-11-14 株式会社オリジン ダンパー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09158959A (ja) 1997-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5996132A (en) Compound torque hinge
JP4048452B2 (ja) 緩衝装置
JP4281040B2 (ja) 蝶番
US20020152580A1 (en) Original pressing plate hinge
GB2410312A (en) A damper and a door handle incorporating such a damper
JP2000170813A (ja) ロータリーダンパー
KR19980080193A (ko) 서양식 변기의 변좌와 덮개의 개폐용 힌지
JP3686148B2 (ja) トルク用ダンパ
WO1995020211A1 (fr) Dispositif d'ouverture et de fermeture pourvu d'amortisseurs a huile pour couvercle de clavier
US20210095506A1 (en) Hinge device for rotating door
US7043797B2 (en) Hinge retarding device such as for vehicle glove compartment lids
EP1489334B1 (en) Rotary damper
GB2244759A (en) Door closing device
JP3729551B2 (ja) 高トルク用ダンパ
WO2003056121A1 (en) Door hinge device
US10920476B1 (en) Hinge device for rotating door
EP1681490B1 (en) Damping system for dampening the rotary movement of a rotatable body and hinge comprising such a system
JP3510764B2 (ja) ソフト閉止ダンパー機構の開閉弁装置
WO2004015233A1 (ja) ヒンジ装置
JPH07238966A (ja) ダンパ装置
JP4418952B2 (ja) 開閉装置におけるヒンジダンパー
JPH08135298A (ja) 温度補償機構付ドアクローザ用ダンパー装置
JP4107744B2 (ja) 回転ダンパ
JP3273705B2 (ja) 温度補償機構付ドアクローザ用ダンパー装置
KR100413629B1 (ko) 마찰 경첩장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050428

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050602

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees