JP3685321B2 - 温度制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電熱器に冷却器を組合せて、該電熱器の温度制御を行なう温度制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば電子写真式印刷機には、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着させるために、熱源としての定着器が用いられている。
【0003】
電熱器としての前記定着器は、外部から印加される電圧に基いて発熱するものであり、その発する温度が制御対象とされるものであり、電子写真式印刷機に用いる定着器は、装置起動時から定着処理を行なうのに必要な目標制御温度に到達する時間を短縮することは電子写真式印刷機の性能を向上する上で重要な要素であり、その目的を達成するように温度制御する必要がある。
【0004】
このことは、電子写真式印刷機に用いる定着器ばかりでなく、これ以外の熱源としての電熱器についても言えることである。
【0005】
ところで、電熱器の目標制御温度に到達する時間を短縮することは製品戦略上必須であるが、これを行おうとする場合、必然的に電熱器の容量を上げることとなる。
【0006】
電熱器の容量を上げると、加熱側へのオーバーシュート量が増加し、そのオーバーシュート量の増加によって電熱器の目標制御温度の精度を著しく悪化させてしまうという問題が考えられる。
【0007】
この問題を解決するための技術が特開平6−161569号公報,特開平9−306978号公報等に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−161569号公報に開示された技術は、温度上昇させる手段に加熱器を、温度降下させる手段に冷却器をそれぞれ使用するものであるため、加熱器による温度上昇の勾配を冷却器で抑制するものではなく、加熱器による過度な温度を冷却器で降下させるものであり、オーバーシュートが起こる手前から加熱器による温度上昇の勾配を緩くして温度上昇率を小さくしてオーバーシュートを小さくするという制御を行なうことが不可能であり、したがって、特開平6−161569号公報の技術ではオーバーシュートが大きくなってしまうという問題が考えられる。
【0009】
また特開平9−306978号公報に開示された技術は、フルパワーで一旦基板支持台の温度を目標達成温度まで一気に上昇させ、その目標達成温度を越えたオーバーシュートから目標達成温度に冷却器を用いて引き戻すものであるため、オーバーシュート量を実質的に制御することは不可能であり、したがって、特開平9−306978号公報の技術ではオーバーシュートが大きくなってしまうという問題が考えられる。
【0010】
本発明の目的は、目標制御温度を越えるオーバーシュートを小さくすることができるばかりでなく、目標到達温度に達した後のオーバーシュートも同様に小さくすることができる温度制御回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る温度制御回路は、電熱器に冷却器を組合せて、該電熱器の温度制御を行なう温度制御回路であって、
前記電熱器は、外部からの駆動信号により発熱し、その発熱する温度が制御対象とされるものであり、
前記冷却器は、前記電熱器を冷却し、前記電熱器の温度上昇を抑制するものであり、前記電熱器の発熱温度を制御するために目標温度として第一の基準制御温度を設定し、前記第一の基準制御温度より低い温度に第二の基準制御温度を設定し、前記第二の基準制御温度までは前記電熱器の単独駆動により発熱温度を制御し、発熱温度が前記第二の基準制御温度に達した後、前記電熱器と前記冷却器とを同時に駆動して前記電熱器の温度上昇を前記冷却器による冷却で抑制しながら前記第二の基準制御温度から前記第一の基準制御温度まで発熱温度を制御することにより前記第一の基準制御温度を越えるオーバーシュート量を抑制し、発熱温度が前記第一の基準制御温度に達した時点で前記電熱器と前記冷却器とを同時に停止し、以後、発熱温度が第一の基準制御温度まで下降したときには前記電熱器と前記冷却器とを同時に駆動し、第一の基準制御温度まで上昇したときには前記電熱器と前記冷却器とを同時に停止させるよう繰り返し制御するものである。
【0013】
また本発明に係る温度制御回路は、電熱器に冷却器を組合せて、該電熱器の温度制御を行なう温度制御回路において、外部からの駆動信号により発熱し、その発熱する温度が制御対象とされる電熱器と、
前記電熱器を冷却し、前記電熱器の温度上昇を抑制する冷却器と、前記電熱器を駆動する電熱器駆動回路部、及び前記冷却器を駆動する冷却器駆動回路と、
前記電熱器の発熱温度を検出する温度検出回路部と、
前記電熱器の発熱が目標とする第一の基準制御温度に達するまで前記電熱器を発熱駆動する第一の基準電圧を生成する第一の基準電圧発生回路部と、
前記第一の基準制御温度より低く設定された第二の基準制御温度に達するまで前記電熱器を発熱駆動する第二の基準電圧を生成する第二の基準電圧発生回路部と、
前記温度検出回路部の出力信号と前記第一の基準電圧発生回路部の出力信号とを比較し、その比較結果を出力する第一の温度比較回路部と、
前記温度検出回路部の出力信号と前記第二の基準電圧発生回路部の出力信号とを比較し、その比較結果を出力する第二の温度比較回路部と、前記第一の温度比較回路部と前記第二の温度比較回路部との出力によって前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部とに駆動指令をそれぞれ出力する駆動信号発生回路部とを有し、前記駆動信号発生回路部は、発熱温度が前記第二の基準制御温度に達するまでは前記電熱器駆動回路部にのみ駆動指令を発し、前記第二の基準制御温度から前記第一の基準制御温度に達するまでは前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に駆動指令を発し、前記第一の基準制御温度に達した時点では前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に停止指令を発し、以後、発熱温度が第一の基準制御温度まで下降したときには前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に駆動指令を発し、第一の基準制御温度まで上昇したときには前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に停止指令を発するよう繰り返し制御するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図により説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る温度制御回路を示す回路構成図、図2は、本発明に係る温度制御回路の動作を説明する波形図である。
【0018】
図1に示す本発明に係る温度制御回路は、電熱器1と、電熱器駆動回路部2と、冷却器3と、冷却器駆動回路部4と、温度検出回路部5と、第一の基準電圧発生回路部6と、第二の基準電圧発生回路部7と、第一の温度比較回路部8と、第二の温度比較回路部9と、駆動信号発生回路部10とを有している。
【0019】
前記電熱器1は、外部から印加される電圧に基いて発熱するものであり、その発する温度が制御対象とされるものであり、例えば電子写真式印刷機の定着器等が該当する。例えば電熱器1としての定着器では、装置起動時から定着処理を行なうのに必要な目標制御温度に到達する時間を短縮することは電子写真式印刷機の性能を向上する上で重要な要素であり、その目的を達成するように温度制御する必要がある。なお、温度制御対象の電熱器1は、電子写真式印刷機の定着器に限定されるものではなく、これ以外の熱源であってもよいものである。
【0020】
前記電熱器駆動回路部2は、後述する駆動信号発生回路部10からの電熱器駆動信号に基いて前記電熱器1を駆動制御する。
【0021】
具体的には前記電熱器駆動回路部2は、スイッチの機能を果たすものであり、後述する駆動信号発生回路部10からの電熱器駆動信号に基いて前記電熱器1を電源(例えばAC100V)に接続或いは切離す動作を行なう。
【0022】
前記冷却器3は、外部から入力する駆動信号に基いて前記電熱器1を冷却して前記電熱器1の温度上昇を抑制する。
【0023】
前記冷却器駆動回路部4は、後述する駆動信号発生回路部10からの冷却器駆動信号に基いて前記冷却器3を駆動制御する。具体的には前記冷却器駆動回路部4は、スイッチの機能を果たすものであり、後述する駆動信号発生回路部10からの冷却器駆動信号に基いて前記冷却器3を電源(例えばDC12V)に接続或いは切離す動作を行なう。
【0024】
前記温度検出回路部5は、前記電熱器1の温度をリアルタイムに検出して前記電熱器1の温度検出信号をリアルタイムに出力する。具体的には前記温度検出回路部5は、前記電熱器1の温度を電圧に変換する回路で構成されており、前記電熱器1の温度を電圧に変換してリアルタイムに出力する。
【0025】
前記第一の基準電圧発生回路部6は、前記電熱器1の発熱温度が第一の基準制御温度(第二の基準電圧)に到達したときに前記温度検出回路部5が検出する電圧値と一致する第一の参照電圧値を生成する。
【0026】
一方、前記第二の基準電圧発生回路部7は、前記電熱器1の発熱温度が第二の基準制御温度(第二の基準電圧)に到達したときに前記温度検出回路部5が検出する電圧値と一致する第二の参照電圧値を生成する。
【0027】
前記第一の温度比較回路部8は、前記温度検出回路部5からの出力電圧値と前記第一の基準電圧発生回路部6からの第一の参照電圧値とを比較し、前記温度検出回路部5からの出力電圧値<前記第一の基準電圧発生回路部6からの第一の参照電圧値のときにHiレベルを、前記温度検出回路部5からの出力電圧値>前記第一の基準電圧発生回路部6からの第一の参照電圧値のときLowレベルの出力信号を駆動信号発生回路部10に出力する。
【0028】
前記第二の温度比較回路部9は、前記温度検出回路部5からの出力電圧値と前記第二の基準電圧発生回路部7からの第二の参照電圧値とを比較し、前記温度検出回路部5からの出力電圧値<前記第二の基準電圧発生回路部7からの第二の参照電圧値のときにHiレベルを、前記温度検出回路部5からの出力電圧値>前記第二の基準電圧発生回路部7からの第二の参照電圧値のときLowレベルの出力信号を駆動信号発生回路部10に出力する。
【0029】
前記駆動信号発生回路部10は、前記第一の温度比較回路部8と前記第二の温度比較回路部9とからの出力信号に基いて、電熱器駆動回路部2と冷却器駆動回路部4への駆動信号の出力を制御する。
【0030】
具体的には前記駆動信号発生回路部10は、前記第二の温度比較回路部9からの出力信号を監視して前記第二の温度比較回路部9からLowレベルの出力信号が出力されるまで、すなわち前記電熱器1の温度が第二の基準制御温度に達するまでは電熱器駆動回路部2のみに駆動信号を出力する。この場合、電熱器駆動回路部2は前記電熱器1を駆動する。
【0031】
さらに前記駆動信号発生回路部10は、前記第二の温度比較回路部9からの出力信号を監視して前記第二の温度比較回路部9からLowレベルの出力信号が出力した時点、すなわち前記電熱器1の温度が第二の基準制御温度に達した時点で、電熱器駆動回路部2及び冷却器駆動回路部4の双方に駆動信号を出力する。この場合、電熱器駆動回路部2は引続いて前記電熱器1を駆動し、一方、冷却器駆動回路部4は前記冷却器3の駆動を開始する。
【0032】
さらに前記駆動信号発生回路部10は、前記第一の温度比較回路部8からの出力信号を監視して前記第一の温度比較回路部8からLowレベルの出力信号が出力された時点、すなわち前記電熱器1の温度が第一の基準制御温度に達した時点で電熱器駆動回路部2及び冷却器駆動回路部4の双方へ駆動停止信号を出力する。この場合、電熱器駆動回路部2及び冷却器駆動回路部4は、前記電熱器1,前記冷却器3をそれぞれ停止させる。その後も前記駆動信号発生回路部10は、前記第一の温度比較回路部8からの出力信号を監視して、前記第一の温度比較回路部8から再びHiレベルの出力信号が出力された時点、すなわち前記電熱器1の温度が第一の基準制御温度を越えてオーバーシュートした後に再び第一の基準制御温度付近まで降下した時点で電熱器駆動回路部2及び冷却器駆動回路部4の双方へ駆動信号を出力する。この場合、電熱器駆動回路部2及び冷却器駆動回路部4は、前記電熱器1,前記冷却器3を再びそれぞれ駆動させる。
【0033】
次に、本発明に係る温度制御回路の動作について図1及び図2を用いて説明する。
【0034】
図2に示す区間Aでは電熱器1の加熱を開始し、その電熱器1の温度を第二の基準制御温度まで急上昇させる。
【0035】
区間Aで電熱器1の加熱を開始した時点では、電熱器1の温度は第二の基準制御温度に達していないために、第一の温度比較回路部8の出力信号である第一の温度比較回路部出力と第二の温度比較回路部9の出力信号である第二の温度比較回路部出力との信号レベルはHiレベルであるため、駆動信号発生回路部10は、電熱器駆動回路部2に電熱器1をONする信号を、冷却器駆動回路部4には冷却器3をOFFする信号を出力する。
【0036】
電熱器駆動回路部2は、駆動信号発生回路部10からの電熱器駆動信号に基いて電熱器1を図示しない電源に接続する。電熱器1は、図示しない電源から電圧の供給を受けて発熱する。一方、冷却器駆動回路部4は、駆動信号発生回路部10から冷却器駆動信号が入力しないため、冷却器3を停止状態にする。
【0037】
区間Aでは、冷却器3は停止状態にあるため、電熱器1は冷却器3による冷却の影響を受けることがなく、電熱器1の温度は急上昇する。
【0038】
次に図2の区間Bに移行すると、この区間Bの時点では、電熱器1の温度は第二の基準制御温度に達する。
【0039】
この場合、温度検出回路部5からの出力信号と第二の基準電圧発生回路部7からの出力信号が入力すると、第二の温度比較回路部9は、温度検出回路部5の出力電圧値と第二の基準電圧発生回路部7の第二の参照電圧値とを比較し、温度検出回路部5からの出力電圧値>第二の基準電圧発生回路部7からの第二の参照電圧値を検出してLowレベルの出力信号を出力する。一方、第一の温度比較回路部8は、温度検出回路部5からの出力電圧値と、第一の基準電圧発生回路部6の第一の参照電圧値とを比較するが、前記温度検出回路部5からの出力電圧値<前記第一の基準電圧発生回路部6からの第一の参照電圧値であるために、第一の温度比較回路部8からはHiレベルの出力信号が駆動信号発生回路部10に入力する。
【0040】
駆動信号発生回路部10は前記第二の温度比較回路部9からの出力信号を監視して前記第二の温度比較回路部9からLowレベルの出力信号が出力した時点、すなわち前記電熱器1の温度が第二の基準制御温度に達した時点で、電熱器駆動回路部2に電熱器1を区間Aに継続してONする信号を、冷却器駆動回路部4には冷却器3をONする信号を出力する。この場合、電熱器駆動回路部2は引続いて前記電熱器1を駆動し、一方、冷却器駆動回路部4は前記冷却器3の駆動を開始する。
【0041】
この場合、電熱器駆動回路部2は引続いて前記電熱器1を駆動し、一方、冷却器駆動回路部4は前記冷却器3の駆動を開始する。
【0042】
図2に示す区間Bでは、電熱器1と冷却器3が併用されてONするため、電熱器1の温度上昇に冷却器3による冷却が影響することとなり、電熱器1の温度上昇は冷却器3による冷却により抑制され、電熱器1の温度上昇の速さは区間Aに比べて遅くなる、すなわち電熱器1の温度上昇勾配が緩くなる。
【0043】
次に図2に示す区間Cの時点では、電熱器1の温度は第一の基準制御温度(目標達成温度)に達することとなる。
【0044】
このため、第二の温度比較回路部9に入力する温度検出回路部5の出力信号の電圧値が、第二の基準電圧発生回路部7の第二の参照電圧値を越えているため、第二の温度比較回路部9からはLowレベルの出力信号が駆動信号発生回路部10に入力する。
【0045】
一方、第一の温度比較回路部8に入力する温度検出回路部5の出力信号の電圧値が第一の基準電圧発生回路部6の第一の参照電圧値を越えているため、第一の温度比較回路部8からはLowレベルの出力信号が駆動信号発生回路部10に入力する。
【0046】
したがって駆動信号発生回路部10は、電熱器駆動回路部2に電熱器1をOFFする信号を、冷却器駆動回路部4には冷却器3をOFFする信号をそれぞれ出力する。これらの信号に基いて、電熱器駆動回路部2は電熱器1を停止させ、冷却器駆動回路部4は冷却器3を停止させる。
【0047】
ここで、区間Cにおける電熱器1の温度は、電熱器1の熱容量等により第一の基準制御温度を越えるが、電熱器1には電圧が印加されていないため、その上昇度は鈍り、しかも電熱器1の温度勾配は下降する。その温度特性は中高の山形形状を示す。
【0048】
図2に示す区間Dの時点では、電熱器1の温度は第一の基準制御温度(目標到達温度)付近に下降するため、温度検出回路部5からの出力電圧値も低下する。
【0049】
このため、第一の温度比較回路部8に入力する温度検出回路部5からの電圧値は、第一の基準電圧発生回路部6の第一の参照電圧値より再び小さくなり、第一の温度比較回路部8からはHiレベルの出力信号が駆動信号発生回路部10に入力する。
【0050】
一方、第二の温度比較回路部9に入力する温度検出回路部5からの電圧値は第二の基準電圧発生回路部7の第二の参照電圧値を継続して越えているため、第二の温度比較回路部9からはLowレベルの出力信号が駆動信号発生回路部10に入力する。
【0051】
したがって駆動信号発生回路部10は、電熱器駆動回路部2には電熱器1をONする信号を、冷却器駆動回路部4には冷却器3をONする信号をそれぞれ出力する。これらの信号に基いて、電熱器駆動回路部2は電熱器1を再び駆動し、冷却器駆動回路部4は冷却器3を再び駆動する。
【0052】
したがって区間Dでは、電熱器1の温度は第一の基準制御温度(目標到達温度)を越えて下降するが、電熱器1と冷却器3とが再び駆動を開始した時点から電熱器1の温度は上昇に転じ、第一の基準制御温度(目標到達温度)に達することとなる。したがって駆動信号発生回路部10は、電熱器駆動回路部2に電熱器1をOFFする信号を、冷却器駆動回路部4には冷却器3をOFFする信号をそれぞれ出力する。これらの信号に基いて、電熱器駆動回路部2は電熱器1を停止させ、冷却器駆動回路部4は冷却器3を停止させる。図2の区間Dでの電熱器1の温度特性は中央部分が谷となる山形形状を示す。
【0053】
図2に示す区間E以降の区間では、区間F,H,J・・・では区間Dでの制御と同様な制御がそれぞれ行われ、区間E,G,I・・・では区間Cでの制御と同様な制御がそれぞれ行われ、区間E以降の区間では、区間Cと区間Dとの制御が繰り返して行われ、第一の基準制御温度を境界としてオーバーシュートの小さい制御が行なわれる。
【0054】
したがって本発明の実施形態によれば、電熱器1の発熱が第一の基準制御温度より低く設定された第二の基準制御温度に達した時点で、電熱器1の発熱に冷却器3による冷却の影響を加えて電熱器1の温度上昇を予め緩くするため、電熱器1の発熱が目標制御温度を超えるオーバーシュートは小さくすることができる。
【0055】
また目標到達温度に達した後も、電熱器1の発熱に冷却器3による冷却の影響を加えて電熱器1の温度上昇を遅くするため、オーバーシュートも同様に小さくすることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電熱器の容量を大きくすることなく、目標制御温度に到達する時間を短縮することができる。
【0057】
さらに目標制御温度を越えるオーバーシュートを小さくすることができるばかりでなく、目標到達温度に達した後のオーバーシュートも同様に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度制御回路を示す回路構成図である。
【図2】本発明に係る温度制御回路の動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 電熱器
2 電熱器駆動回路部
3 冷却器
4 冷却器駆動回路部
5 温度検出回路部
6 第一の基準電圧発生回路部
7 第二の基準電圧発生回路部
8 第一の温度比較回路部
9 第二の温度比較回路部
10 駆動信号発生回路部

Claims (2)

  1. 電熱器に冷却器を組合せて、該電熱器の温度制御を行なう温度制御回路であって、
    前記電熱器は、外部からの駆動信号により発熱し、その発熱する温度が制御対象とされるものであり、
    前記冷却器は、前記電熱器を冷却し、前記電熱器の温度上昇を抑制するものであり、
    前記電熱器の発熱温度を制御するために目標温度として第一の基準制御温度を設定し、前記第一の基準制御温度より低い温度に第二の基準制御温度を設定し、前記第二の基準制御温度までは前記電熱器の単独駆動により発熱温度を制御し、発熱温度が前記第二の基準制御温度に達した後、前記電熱器と前記冷却器とを同時に駆動して前記電熱器の温度上昇を前記冷却器による冷却で抑制しながら前記第二の基準制御温度から前記第一の基準制御温度まで発熱温度を制御することにより前記第一の基準制御温度を越えるオーバーシュート量を抑制し、発熱温度が前記第一の基準制御温度に達した時点で前記電熱器と前記冷却器とを同時に停止し、以後、発熱温度が第一の基準制御温度まで下降したときには前記電熱器と前記冷却器とを同時に駆動し、第一の基準制御温度まで上昇したときには前記電熱器と前記冷却器とを同時に停止させるよう繰り返し制御することを特徴とする温度制御回路。
  2. 電熱器に冷却器を組合せて、該電熱器の温度制御を行なう温度制御回路において、
    外部からの駆動信号により発熱し、その発熱する温度が制御対象とされる電熱器と、
    前記電熱器を冷却し、前記電熱器の温度上昇を抑制する冷却器と、
    前記電熱器を駆動する電熱器駆動回路部、及び前記冷却器を駆動する冷却器駆動回路と、
    前記電熱器の発熱温度を検出する温度検出回路部と、
    前記電熱器の発熱が目標とする第一の基準制御温度に達するまで前記電熱器を発熱駆動する第一の基準電圧を生成する第一の基準電圧発生回路部と、
    前記第一の基準制御温度より低く設定された第二の基準制御温度に達するまで前記電熱器を発熱駆動する第二の基準電圧を生成する第二の基準電圧発生回路部と、
    前記温度検出回路部の出力信号と前記第一の基準電圧発生回路部の出力信号とを比較し、その比較結果を出力する第一の温度比較回路部と、
    前記温度検出回路部の出力信号と前記第二の基準電圧発生回路部の出力信号とを比較し、その比較結果を出力する第二の温度比較回路部と、
    前記第一の温度比較回路部と前記第二の温度比較回路部との出力によって前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部とに駆動指令をそれぞれ出力する駆動信号発生回路部とを有し、
    前記駆動信号発生回路部は、発熱温度が前記第二の基準制御温度に達するまでは前記電熱器駆動回路部にのみ駆動指令を発し、前記第二の基準制御温度から前記第一の基準制御温度に達するまでは前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に駆動指令を発し、前記第一の基準制御温度に達した時点では前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に停止指令を発し、以後、発熱温度が第一の基準制御温度まで下降したときには前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に駆動指令を発し、第一の基準制御温度まで上昇したときには前記電熱器駆動回路部と前記冷却器駆動回路部に同時に停止指令を発するよう繰り返し制御することを特徴とする温度制御回路。
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