JP3685310B2 - シリアルバス・テスタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリアルバス・テスタに関し、特に検査対象機器以外をIEEE1394シリアルバスに接続することが可能なシリアルバス・テスタに関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像、静止画像、音声及び文字等のマルチメディア情報をコンピュータ、周辺機器及びデジタルビデオカメラ等の一般向けのAV機器との間で高速に通信するための新しい通信プロトコルがIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)で国際標準化されつつある。
【0003】
前記通信プロトコルはIEEE1394シリアルバス(以下、単に1394シリアルバスと呼ぶ。)により通信が行われ、1394シリアルバスに新たにノードを接続したり、1394シリアルバスからノードを切り離したり自由にトポロジーを変更することが可能である。
【0004】
また、このような1394シリアルバスのインターフェースを備えた機器を製造する生産ラインでは1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックする必要性があり、シリアルバス・テスタが用いられる。
【0005】
図5はこのような従来のシリアルバス・テスタの使用状況を説明する構成ブロック図である。図5において1はシリアルバス・テスタ(以下、単にテスタと呼ぶ。)、2は1394シリアルバスのインターフェースを備えたAV機器等の検査対象機器、3は基準機器である。
【0006】
テスタ1は1394シリアルバスにより検査対象機器2に接続され、検査対象機器2は1394シリアルバスにより基準機器3に接続される。
【0007】
ここで、図5に示す従来例の動作を図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7はテスタ1の動作を説明するフロー図であり、図6では識別子であるGUID(Global Unique ID)の読み出しを行い、図7では検査対象機器2や基準機器3へのコマンド送信等を行う。また、GUIDとは1394シリアルバス・インターフェースを有する機器がそれぞれ固有に持っている64ビットの識別子である。
【0008】
図6中”S001”においてテスタ1は1394シリアルバスに接続されている全ての機器のGUIDを読み出す。図6中”S002”においてテスタ1は1394シリアルバスに接続されている全機器数を”N”とし、併せて”i=0”とする。
【0009】
図6中”S003”においてテスタ1は先に読み出したGUIDから”i番目”の機器のGUIDを取り出し、図6中”S004”においてそのGUIDが予め登録されているGUIDと一致するか否かを判断する。
【0010】
もし、図6中”S004”において”i番目”のGUIDが予め登録されているGUIDと一致すれば図6中”S005”においてテスタ1は”i番目”の機器を基準機器3と識別する。一方、GUIDが一致しなければ図6中”S006”においてテスタ1は”i=i+1”として、図6中”S007”において”i=N”でなければ図6中”S003”の処理に戻る。
【0011】
例えば、テスタ1のGUIDを”A”、予め登録されたGUIDを”B”、検査対象機器のGUIDを”X”とした場合、テスタ1は1394シリアルバスに接続された機器のGUIDを読み出しそのGUIDが”A”であれば、その機器をテスタ1と識別し、”B”であればその機器を基準機器3と識別し、”A”及び”B”以外のGUID、例えば”X”、であれば検査対象機器と識別する。
【0012】
さらに、図7中”S101”においてテスタ1は先に識別した基準機器3に対して音声信号を出力させるコマンドを1394シリアルバス経由で送信する。このコマンドを受信した基準機器3は1394シリアルバス上に音声信号を送信する。
【0013】
また、図7中”S102”においてテスタ1は先に識別した検査対象機器2に対して音声信号を録音させるコマンドを1394シリアルバス経由で送信する。このコマンドを受信した検査対象機器2は1394シリアルバス上に送信された音声信号を取り込み録音する。
【0014】
図7中”S103”においてテスタ1は検査対象機器2での音声信号の録音が終了するまで待機し、録音終了後、図7中”S104”において検査対象機器2で録音された音声信号を再生させる。
【0015】
そして、図7中”S105”において正常に音声信号の再生ができたか否か、言い換えれば、正常の動作したか否かを判断し、正常動作であれば図7中”S106”において”良”と判断し、正常動作でなければ図7中”S107”で”不良”と判断する。
【0016】
この結果、テスタ1は予め登録されたテスタ1及び基準機器3のGUID以外のGUIDを有する機器が1394シリアルバスに接続された場合には検査対象機器2と識別して音声信号の録音コマンド等を1394シリアルバス経由で送信して検査対象機器の動作チェックを行うことが可能になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図5に示すような従来例ではIEEE1394シリアルバスのバスアナライザ等の検査対象機器ではない検査機器を1394シリアルバスに接続した場合にはテスタ1はこの検査機器を検査対象機器と判断してしまい、本来検査対象機器に送信されるはずのコマンドが正しく送信されない場合が発生すると言った問題点がある。
【0018】
例えば、図8はIEEE1394シリアルバスのバスアナライザを1394シリアルバスに接続した一例を示す構成ブロック図である。図8において1〜3は図5と同一符号を付してあり、4は検査対象機器ではないIEEE1394シリアルバスのバスアナライザ(以下、単にバスアナライザと呼ぶ。)である。
【0019】
テスタ1は1394シリアルバスにより検査対象機器2に接続され、検査対象機器2は1394シリアルバスにより基準機器3に接続される。さらに、バスアナライザ4が1394シリアルバスにより基準機器3に接続される。
【0020】
例えば、テスタ1のGUIDを”A”、予め登録されたGUIDを”B”、検査対象機器のGUIDを”X”、バスアナライザ4のGUIDを”C”とした場合、テスタ1は1394シリアルバスに接続された機器のGUIDのうちGUIDが”A”及び”B”以外の機器を検査対象機器と判断するのでGUIDが”C”であるバスアナライザ4も検査対象機器と判断されてしまう。
【0021】
このため、本来検査対象機器2に送信されるべきコマンドがバスアナライザ4に送信されてしまうと言った場合が発生し得ることになる。
【0022】
このような状況を回避するために基準機器3と同様に検査対象機器2に対しても予めGUIDを登録しておくことも考えられる。但し、検査対象機器2は検査が終了した時点で順次他の検査対象機器と取り替えられて行くので個々にGUIDを登録しておくことは効率が悪化してしまうと言った問題点がある。
【0023】
また、逆に、バスアナライザ等の検査機器に対して予めGUIDを登録する場合も考えられる。但し、検査機器は必要に応じて1394シリアルバスに接続され常時接続されるとは限らないのでGUIDを登録すると検査機器が接続されていない場合であっても当該GUIDのチェックを行わなければならないと言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、検査対象機器以外の機器を1394シリアルバスに接続することが可能なシリアルバス・テスタを実現することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続された機器の識別子を読み出し、予め登録された識別子の機種を識別すると共に識別子の特定部分の値が特定の値に一致するか否かを判断して検査対象機器とその他の機器とを識別することにより、検査対象機器以外を1394シリアルバスに接続することが可能になる。
【0025】
請求項2記載の発明は、
IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続されている全ての機器の識別子を読み出し、前記識別子が予め登録されている識別子若しくは識別子の特定部分の値に一致するか否かを識別し、シリアルバス・テスタの識別子と一致すれば当該機器をシリアルバス・テスタと識別し、基準機器の識別子と一致すれば当該機器を基準機器と識別し、識別子の特定部分が検査対象機器の識別子の特定部分の値と一致すれば当該機器を検査対象機器と識別しその他の場合は当該機器をその他の機器と識別することにより、検査対象機器以外を1394シリアルバスに接続することが可能になる。
【0026】
請求項3記載の発明は、
IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続された機器の前記識別子を読み出す読出手段と、送信手段と、前記識別子に基づき予め登録された識別子の機種を識別すると共に識別子の特定部分の値が特定の値に一致するか否かにより検査対象機器とその他の機器とを識別し、前記送信手段を制御して識別した前記検査対象機器にコマンドを送信するする制御手段とを備えたことにより、検査対象機器以外を1394シリアルバスに接続することが可能になる。
【0027】
請求項4記載の発明は、
IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続された機器の前記識別子を読み出す読出手段と、送信手段と、前記読出手段を介して前記IEEE1394シリアルバスに接続されている全ての機器の識別子を読み出し、前記識別子が予め登録されている識別子若しくは識別子の特定部分の値に一致するか否かを判断し、シリアルバス・テスタの識別子と一致すれば当該機器をシリアルバス・テスタと識別し、基準機器の識別子と一致すれば当該機器を基準機器と識別し、識別子の特定部分が検査対象機器の識別子の特定部分の値と一致すれば当該機器を検査対象機器と識別し、その他の場合は当該機器をその他の機器と識別する制御手段とを備えたことにより、検査対象機器以外を1394シリアルバスに接続することが可能になる。
【0028】
請求項5記載の発明は、
請求項3若しくは請求項4記載の発明であるシリアルバス・テスタにおいて、
前記制御手段が、
前記送信手段を制御して識別した前記基準機器に対して音声信号を出力させるコマンドを送信し、識別した前記検査対象機器に対して音声信号を録音させるコマンドを送信し、録音終了後に前記検査対象機器で録音された音声信号を再生させて正常動作か否かの判断を行うことにより、検査対象機器以外を1394シリアルバスに接続することが可能になる。
【0029】
請求項6記載の発明は、
請求項1及び請求項3記載の発明であるシリアルバス・テスタにおいて、
前記検査対象機器が複数台であることにより、複数台の検査対象機器を同時に1394シリアルバスに接続して検査をすることが可能になる。
【0030】
請求項7記載の発明は、
請求項6記載の発明であるシリアルバス・テスタにおいて、
複数台の前記検査対象機器が同一機種であることにより、複数台の検査対象機器を同時に1394シリアルバスに接続して検査をすることが可能になる。
【0031】
請求項8記載の発明は、
請求項6記載の発明であるシリアルバス・テスタにおいて、
複数台の前記検査対象機器が異機種であることにより、異機種の検査対象を同時に1394シリアルバスに接続して動作チェックをすることが可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るシリアルバス・テスタの使用状況を説明する構成ブロック図である。図1において1〜3は図5と同一符号を付してあり、5はIEEE1394シリアルバスのバスアナライザ等の検査対象機器2及び基準機器3以外の1394シリアルバスに接続されたその他の機器である。
【0033】
テスタ1は1394シリアルバスにより検査対象機器2に接続され、検査対象機器2は1394シリアルバスにより基準機器3に接続される。さらに、機器5が1394シリアルバスにより基準機器3に接続される。
【0034】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2を用いて説明する。図2はGUIDの構造を示す説明図である。図2に示すようにGUIDは64ビットの情報から構成され、上位24ビットである”node_vendor_id”は機器の製造メーカの固有の値が設定されている。従って、同一の製造メーカであれば検査対象機器、基準機器や1394バスアナライザであっても上位24ビット部分は同じになる。
【0035】
一方、GUIDの下位40ビットである”chip_id_hi”及び”chip_id_lo”は機器毎に変化する一意のIDとなる。また、同一の機器ではGUIDの下位40ビットの特定部分は共通の値となっている。このため、検査対象機器2におけるGUIDの特定部分を読み出して特定の値に一致すれば機器の種類を識別することが可能になる。
【0036】
すなわち、検査対象機器2のGUIDの内で機器に共通する部分を特定して読み出して、予めGUIDが分かっているテスタ1及び基準機器3以外のGUIDであって、且つ、GUIDの特定部分が異なるものは検査対象機器2以外であると識別することが可能になる。
【0037】
例えば、テスタ1のGUIDを64ビット表示で”AAAA_AAAA”、基準機器3のGUIDを”BBBB_BBBB”、検査対象機器2のGUIDを”FFFF_0000”とし、検査対象機器2の特定部分が上位32ビットであり、その値が”FFFF”であるとした場合、読み出したGUIDが下記の(1)〜(3)の条件を満たした場合には検査対象機器以外の機器となる。但し、”*”は任意の値を示す。
(1) GUID≠AAAA_AAAA
(2) GUID≠BBBB_BBBB
(3) GUID≠FFFF_****
【0038】
また、言い換えれば、GUIDが上記(1)及び(2)の条件及び下記の条件(4)を満たせばその機器の検査対象機器2となる。
(4) GUID=FFFF_****
【0039】
すなわち、予め登録されたGUID以外であってGUIDの特定部分の値が特定の値に一致すれば検査対象機器と識別し、一致しない場合はその他の機器と識別することにより、1394バスアナライザ等の検査対象機器ではない検査機器を1394シリアルバスに接続した場合であってもその他の機器として識別できるのでが正しく送信されない等の問題点を解決することが可能である。
【0040】
この結果、予め登録されたGUID以外であってGUIDの特定部分の値が特定の値に一致すれば検査対象機器と識別し、一致しない場合はその他の機器と識別することにより、検査対象機器以外を1394シリアルバスに接続することが可能になる。
【0041】
また、検査対象機器以外の機器を1394シリアルバス接続可能にすることにより、検査対象機器2の動作チェック時に1394バスアナライザ等で同時に1394シリアルバスの状態をモニタすることが可能になり、トラブル時の問題解決が容易になる。
【0042】
また、検査対象機器2以外のその他の機器を複数台1394シリアルバスに接続することにより、検査対象機器が実際に使用される環境に近い状態下で動作チェックを行うことが可能になる。
【0043】
さらに、図1に示す実施例の動作をより詳細に説明する。図3はテスタ1の詳細を示す構成ブロック図である。図3において6は読出手段、7は制御手段、8は送信手段である。また、6〜8はシリアルバス・テスタ50を構成している。
【0044】
1394シリアルバスは読出手段6及び送信手段8に接続され、読出手段6の出力が制御手段7に接続され、制御手段7の出力が送信手段8に接続される。
【0045】
ここで、図3に示すテスタ1の動作を図4を用いて説明する。図4は制御手段7の動作を説明するフロー図である。図4中”S201”において制御手段7は読出手段6を介して1394シリアルバスに接続されている全ての機器のGUIDを読み出す。図4中”S202”においてテスタ1は1394シリアルバスに接続されている全機器数を”N”とし、併せて”i=0”とする。
【0046】
図4中”S203”においてテスタ1は先に読み出したGUIDから”i番目”の機器のGUIDを取り出し、図4中”S204”においてそのGUIDが予め登録されているテスタ1のGUIDと一致するか否かを判断する。
【0047】
もし、図4中”S204”において”i番目”のGUIDが予め登録されているテスタ1のGUIDと一致すれば図4中”S205”においてテスタ1は”i番目”の機器をテスタ1と識別して図4中”S211”の処理に行く。
【0048】
一方、図4中”S204”においてGUIDが一致しなければ図4中”S206”においてテスタ1は”i番目”のGUIDが予め登録されている基準機器3のGUIDと一致するか否かを判断する。
【0049】
もし、図4中”S206”において”i番目”のGUIDが予め登録されている基準機器3のGUIDと一致すれば図4中”S207”においてテスタ1は”i番目”の機器を基準機器3と識別して図4中”S211”の処理に行く。
【0050】
さらに、図4中”S206”においてGUIDが一致しなければ図4中”S208”においてテスタ1は”i番目”のGUIDの特定部分が検査対象機器2のGUIDの特定部分の値と一致するか否かを判断する。
【0051】
もし、図4中”S208”において”i番目”のGUIDの特定部分が検査対象機器2のGUIDの特定部分の値と一致すれば図4中”S209”においてテスタ1は”i番目”の機器を検査対象機器2と識別して図4中”S211”の処理に行く。また、図4中”S208”においてGUIDが一致しなければテスタ1は”i番目”の機器をその他の機器5と識別して図4中”S211”の処理に行く。
【0052】
図4中”S211”においてテスタ1は”i=i+1”として、図4中”S212”において”i=N”でなければ図4中”S203”の処理に戻る。
【0053】
例えば、テスタ1のGUIDを64ビット表示で”AAAA_AAAA”、基準機器3のGUIDを”BBBB_BBBB”、検査対象機器2のGUIDの特定部分の値を”FFFF”とした場合を考える。
【0054】
テスタ1は1394シリアルバスに接続された機器のGUIDを読み出しそのGUIDが”AAAA_AAAA”であればその機器をテスタ1と識別し、”BBBB_BBBB”であればその機器を基準機器3と識別する。
【0055】
さらに、読み出したGUIDのうち特定部分が検査対象機器2のGUIDの特定部分の値”FFFF”であればその機器を検査対象機器2と識別し、”FFFF”以外であればその機器をその他の機器5と識別する。
【0056】
さらに、制御手段7は送信手段8を制御して前述の図7に示すようなフローで識別した基準機器3に対して音声信号を出力させるコマンドを1394シリアルバス経由で送信すると共に識別した検査対象機器2に対して音声信号を録音させるコマンドを1394シリアルバス経由で送信する。
【0057】
そして、テスタ1は識別した検査対象機器2での音声信号の録音が終了するまで待機した後、正常の動作したか否かの判断を行う。
【0058】
なお、図1の実施例においては1つの検査対象機器2を1394シリアルバスに接続している例を例示したが、勿論、複数個の検査対象機器を同時に1394シリアルバスに接続して検査をすることも可能である。この場合、個々の検査対象機器のGUIDは異なるものの検査対象機器2のGUIDのうち特定部分の値は一致するので上述のように測定対象機器とその他の機器とを識別することが可能になる。
【0059】
また、同一の機器の検査対象機器のみならず異機種の検査対象を同時に1394シリアルバスに接続して動作チェックをすることが可能である。すなわち、検査対象機種毎にGUIDの共通部分を特定してその共通値と比較することにより、どの機種の測定対象機器かが識別できるのでその機器に対応したコマンドを1394シリアルバスをを介して送信することが可能になる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1乃至請求項5の発明によれば、予め登録されたGUID以外であってGUIDの特定部分の値が特定の値に一致すれば検査対象機器と識別し、一致しない場合はその他の機器と識別することにより、検査対象機器以外を1394シリアルバスに接続することが可能になる。
【0061】
また、請求項6及び請求項7の発明によれば、個々の検査対象機器のGUIDは異なるものの検査対象機器のGUIDのうち特定部分の値は一致するので測定対象機器とその他の機器とを識別することが可能になり、複数個の検査対象機器を同時に1394シリアルバスに接続して検査をすることが可能になる。
【0062】
また、請求項8の発明によれば、検査対象機種毎にGUIDの共通部分を特定してその共通値と比較することにより、どの機種の測定対象機器かが識別できるので異機種の検査対象を同時に1394シリアルバスに接続して動作チェックをすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリアルバス・テスタの使用状況を説明する構成ブロック図である。
【図2】GUIDの構造を示す説明図である。
【図3】テスタの詳細を示す構成ブロック図である。
【図4】制御手段の動作を説明するフロー図である。
【図5】従来のシリアルバス・テスタの使用状況を説明する構成ブロック図である。
【図6】テスタの動作を説明するフロー図である。
【図7】テスタの動作を説明するフロー図である。
【図8】バスアナライザを1394シリアルバスに接続した一例を示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
1,50 シリアルバス・テスタ
2 検査対象機器
3 基準機器
4 バスアナライザ
5 機器
6 読出手段
7 制御手段
8 送信手段
Claims (8)
- IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続された機器の識別子を読み出し、予め登録された識別子の機種を識別すると共に識別子の特定部分の値が特定の値に一致するか否かを判断して検査対象機器とその他の機器とを識別する
ことを特徴とするシリアルバス・テスタ。 - IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続されている全ての機器の識別子を読み出し、
前記識別子が予め登録されている識別子若しくは識別子の特定部分の値に一致するか否かを識別し、
シリアルバス・テスタの識別子と一致すれば当該機器をシリアルバス・テスタと識別し、
基準機器の識別子と一致すれば当該機器を基準機器と識別し、
識別子の特定部分が検査対象機器の識別子の特定部分の値と一致すれば当該機器を検査対象機器と識別しその他の場合は当該機器をその他の機器と識別する
ことを特徴とするシリアルバス・テスタ。 - IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続された機器の前記識別子を読み出す読出手段と、
送信手段と、
前記識別子に基づき予め登録された識別子の機種を識別すると共に識別子の特定部分の値が特定の値に一致するか否かにより検査対象機器とその他の機器とを識別し、前記送信手段を制御して識別した前記検査対象機器にコマンドを送信するする制御手段と
を備えたことを特徴とするシリアルバス・テスタ。 - IEEE1394シリアルバスの通信機能の動作をチェックするシリアルバス・テスタにおいて、
前記IEEE1394シリアルバスに接続された機器の前記識別子を読み出す読出手段と、
送信手段と、
前記読出手段を介して前記IEEE1394シリアルバスに接続されている全ての機器の識別子を読み出し、前記識別子が予め登録されている識別子若しくは識別子の特定部分の値に一致するか否かを判断し、シリアルバス・テスタの識別子と一致すれば当該機器をシリアルバス・テスタと識別し、基準機器の識別子と一致すれば当該機器を基準機器と識別し、識別子の特定部分が検査対象機器の識別子の特定部分の値と一致すれば当該機器を検査対象機器と識別し、その他の場合は当該機器をその他の機器と識別する制御手段と
を備えたことを特徴とするシリアルバス・テスタ。 - 前記制御手段が、
前記送信手段を制御して識別した前記基準機器に対して音声信号を出力させるコマンドを送信し、
識別した前記検査対象機器に対して音声信号を録音させるコマンドを送信し、
録音終了後に前記検査対象機器で録音された音声信号を再生させて正常動作か否かの判断を行うことを特徴とする
請求項3若しくは請求項4記載のシリアルバス・テスタ。 - 前記検査対象機器が複数台であることを特徴とする
請求項1及び請求項3記載のシリアルバス・テスタ。 - 複数台の前記検査対象機器が同一機種であることを特徴とする
請求項6記載のシリアルバス・テスタ。 - 複数台の前記検査対象機器が異機種であることを特徴とする
請求項6記載のシリアルバス・テスタ。
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