JP3685101B2 - 配線器具システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線器具システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図19乃至図25に示されるようなピアノハンドル式のスイッチ装置を用いた配線器具システムが提供されている。尚、以下の説明では、特にことわりがなければ、図20の向きにおいて上下左右の方向を規定し、また図20における正面を前面という。したがって、図22における下端は後端になる。
【0003】
この配線器具システムは、押釦ハンドル12の押圧操作により内部に収納した接点部(図示せず)の接点切換が行われる押釦スイッチ1と、この押釦スイッチ1の上面に一端部が回動自在に枢支され他端部を押圧して押釦ハンドル12を押圧操作するピアノハンドル2と、長手方向に3個の器具取付手段を備えた細長の器具取付用の窓孔51を有する取付枠5と、窓孔51に対向し長手方向の寸法が窓孔51より細長の開口を有するプレート(プレート枠6及び化粧プレート7)とで構成される。
【0004】
押釦スイッチ1の器体10は、合成樹脂製のボディ10bとカバー10aとで形成されており、この器体の短幅方向の寸法が既製の埋込型の配線器具用の取付枠5が有する窓孔51の長手方向寸法の略3分の1の寸法(この寸法を「1個モジュール寸法」と呼ぶ。)に形成してある。ここに、ボディ10bとカバー10aの結合はカバー10aより垂下した係止片14の係止孔14aにボディ10bの側面に形成してある係止突起15を係止させることにより行なっており、係止時には係止片14の弾性と係止突起15の上端に設けた傾斜面15aを利用して簡単に係止ができるようになっている。
【0005】
押釦スイッチ1の表面側の部材であるカバー10aには、取付枠5の窓孔51に着脱自在に取付可能とするために、両端面に一対の係止爪11,11を夫々突設してあり、一方の係止爪11の背部には空所13を形成し、係止爪11が背方へ弾性的に撓むようにしてある。したがって、既製の配線器具用の取付枠5が具備する係止孔52,52(器具取付手段)に係止爪11,11を係止させて押釦スイッチ1を着脱自在に取り付けることができ、既製の埋込型の配線器具と同様にして壁面などの造営面に埋設できるようにしてある。また、押釦スイッチ1の表面側の部材であるカバー10aには、押釦ハンドル12が前後方向に移動自在に取り付けられている。押釦ハンドル12は前方に向かって常に付勢されており、押釦ハンドル12を後方に押圧する毎に、内部に収納した接点部がオン又はオフするようになっている。
【0006】
また、カバー10a前面の長手方向における一端部には、短幅方向に沿って延びる2個の軸部16が所定間隔を開けてカバー10aと一体に突設してあり、これらの軸部16は上部がカバー10aの短幅方向を向いた略円柱形状をしている。ピアノハンドル2は、図22及び図23に示すように裏面部の一端部に下開口がはめ込み用開口部となった穴22と金属製の軸受用ばね体23とで構成される軸受部21が設けてある。穴22は内壁の片側に係止穴24を設け、穴22に収納される軸受用ばね体23の抜け止め爪23aを係止して軸受用ばね体23を固持している。軸受用ばね体23は先端を穴22内へ突出するように曲げ形成し、この突出部23bと穴22とで軸部16を支持するようになっている。
【0007】
下方に開口した穴22のはめ込み用開口部は上記突出部23bとで軸受部21の内部よりも幅狭としており、前述の押釦スイッチ1の上部に設けた軸部16を弾性的にはめ込んだ場合、軸部16と軸受部21との枢支結合が外れないようになっている。このように軸部16を軸受部21に回動自在に嵌め込むことでピアノハンドル2を回動自在に軸支する軸支部が構成される。なお、ピアノハンドル2の他端には背方に向けて抜け止め用の抜止片25を突設してある。抜止片25は空所13内に挿入され、ピアノハンドル2が回動しても抜止片25の先端が空所13から抜けないようになっている。
【0008】
上記のようにピアノハンドル2が押釦スイッチ1に取付けられるのであるが、ピアノハンドル2を押圧操作すると、軸受部21と軸部16との軸支部を中心にしてピアノハンドル2がピアノタッチ式に回動する。そして、このピアノハンドル2の回動により押釦スイッチ1の押釦ハンドル12が押圧操作され、押釦スイッチ1の内部に収納された接点部のオン・オフが切り換わるのである。
【0009】
ところで、取付枠5の窓孔51の長手方向に沿う両側片には、押釦スイッチ1の係止爪11,11が係止される各一対の係止孔52,52が計3組ずつ設けてあり、窓孔51の長手方向に対して押釦スイッチ1の短幅方向を一致させた状態で押釦スイッチ1を取付枠5に取り付ける場合の3つの取付位置をそれぞれ上端位置、中央位置並びに下端位置と称することにする。図示するピアノハンドル2は、取付枠5に1個モジュール寸法の押釦スイッチ1を1個取り付ける場合に用いるものであり、このピアノハンドル2を1個用のピアノハンドル2と言う。なお、3個モジュール寸法の取付枠5に1個モジュール寸法の押釦スイッチ1を2個取り付ける場合において該2個の押釦スイッチ1にそれぞれ取り付けるピアノハンドル2を2個用のピアノハンドル2と称し、また3個モジュール寸法の取付枠5に1個モジュール寸法の押釦スイッチ1を3個取り付ける場合において該3個の押釦スイッチ1にそれぞれ取り付けるピアノハンドル2を3個用のピアノハンドル2と称することにする。
【0010】
上記3種類のピアノハンドル2の上下方向(押釦スイッチ1の短幅方向)の寸法は、(1個用のピアノハンドル2の上下長さ)≒(2個用のピアノハンドル2の上下長さ)×2≒(3個用のピアノハンドル2の上下長さ)×3となっている。また、3個用のピアノハンドル2の上下長さは操作性を良くするため押釦スイッチ1よりも上下方向の長さを長くしてある。
【0011】
ここで、図19及び図20に示すように取付枠5の窓孔51の中央位置に取り付けられた1個の押釦スイッチ1に1個用のピアノハンドル2を取り付ける場合、ピアノハンドル2の二つの軸受部21に押釦スイッチ1の二つの軸部16をはめ込んで取り付けるものであり、このことにより押釦スイッチ1のセンタと1個用のピアノハンドル2のセンタとが一致するように取り付けられる。
【0012】
また、図24及び図25には取付枠5の窓孔51の上端位置及び下端位置に取り付けられた2個の押釦スイッチ1に各々2個用のピアノハンドル2を取り付ける場合の例が示してある。上端位置及び下端位置の両押釦スイッチ1,1にそれぞれ2個用のピアノハンドル2,2を取り付ける場合には2つの軸受部21に押釦スイッチ1の2つの軸部16を嵌め込んで取り付けるものであり、このことにより上下端位置の各押釦スイッチ1のセンタと各押釦スイッチ1,1に取り付ける2個用のピアノハンドル2,2のセンタとが一致するように取り付けられる。その結果、2個用のピアノハンドル2においても上端位置用と下端位置用の区別なく共通して同じものが使用できる。
【0013】
ここで取付枠5の短幅方向に沿う両側片には壁などに埋込配設された埋込ボックス(図示せず)に取り付けるためのボックスねじを挿通する長孔53と、取付枠5を壁面等の造営面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔54と、造営面を形成する壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具(図示せず)を係止するはさみ金具係止孔55と、プレート枠6を取り付ける取付ねじ63用の取付ねじ孔56とが設けてある。
【0014】
取付ねじ63,63によって取付枠5の前面に取り付けられるプレート枠6は、合成樹脂により矩形枠状に形成され、取付枠5の窓孔51と連通する窓孔60を有し、窓孔60を挟んで対向する上下両側片に上記取付ねじ63が挿通されるねじ挿通孔61,61が設けてある。また、プレート枠6の四隅には化粧プレート7の裏面に突設された係止片(図示せず)が挿入係止される係止部62がそれぞれ設けてある。ここに、プレート枠6と化粧プレート7とでプレートが構成される。
【0015】
化粧プレート7は合成樹脂により矩形枠状に形成されており、図19に示すように中央部の開口7aからピアノハンドル2を前方に露出するようにして、四隅の背面側に突設された係止片をプレート枠6の係止部62に着脱自在に挿入係止することでプレート枠6の前面に着脱自在に取り付けられる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述したピアノハンドル式のスイッチ装置を用いた配線器具システムでは、既設のスイッチ装置を、遅れタイマ機能などの機能を有する高機能のスイッチ装置に変更したい場合、スイッチ装置の交換工事を行う必要があり、このような工事は電気工事の有資格者でなければ行うことができず、一般の居住者では交換作業を行うことができないという問題があった。
【0017】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電気工事の資格を持たない一般の居住者でもスイッチ装置を種々の機能を有するものに交換可能な配線器具システムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、長手方向に沿って複数の器具取付手段が設けられた細長の窓孔を有する取付枠と、上記窓孔の長手方向に沿う方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向寸法を器具取付手段の数で除した寸法と略同じ寸法に形成された器体を有し、押操作に応じて器体内部に収納した接点をオン・オフさせる押釦ハンドルが器体の前面に前後動自在に設けられ、上記器具取付手段を用いて取付枠に取付けられる押釦スイッチと、窓孔に対向し長手方向の寸法が上記窓孔より細長の開口を有するプレートと、上記窓孔の長手方向に沿う方向の寸法が押釦スイッチの器体よりも大きい寸法に形成され、上記器体の前面に着脱自在に取り付けられて上記プレートの開口内に配置されるピアノハンドルと、上記窓孔の長手方向に沿う方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向寸法を器具取付手段の数で除した寸法と略同じ寸法に形成され、前面に電源を給電する給電部を有し、前面をピアノハンドルの後面よりも後退させ且つ上記ピアノハンドルによって前面が覆われるようにして、別の器具取付手段を用いて取付枠に取り付けられるコネクタと、外殻の外形寸法がプレートの開口と略同じ寸法に形成され、前面に機能面が設けられるとともに、後面にコネクタの給電部に接続される導電部および押釦ハンドルを押圧駆動する駆動体が設けられ、ピアノハンドルの代わりに押釦スイッチの前面側に取り付けられる機能モジュールとを備え、機能モジュールは、トリガ入力に応じて駆動体を駆動する駆動信号を発生する制御部と、制御部の駆動信号に応じて駆動体を駆動する駆動部と、導電部を介してコネクタの給電部から電源供給され、制御部及び駆動部の動作電源を生成する電源部とを具備して成ることを特徴とし、ピアノハンドルの代わりに機能モジュールを取り付けると、トリガ入力に応じて制御部が駆動信号を発生し、この駆動信号に応じて駆動部が駆動体を駆動し、押釦ハンドルを前後動させて、押釦スイッチ内部の接点をオン・オフさせているので、スイッチに所望の機能を付加することができ、且つ、機能モジュールは取付枠に予め取り付けられているコネクタの給電部から電源供給されているので、機能モジュールを取り付ける際に配線作業を行う必要は無く、電気工事の資格を持たない一般のユーザでも機能モジュールの取付作業を容易に行うことができる。
【0019】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記コネクタは商用電源用のコンセントからなり、上記導電部はコンセントに接続される栓刃からなることを特徴とし、請求項1の発明と同様、機能モジュールをコンセントに容易に取り付けることができる。
【0020】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、上記プレートは、取付枠の窓孔と連通する開口窓を具備して、取付枠の前面に取り付けられるプレート枠と、上記開口が形成されてプレート枠の前面に取り付けられる化粧プレートとで構成され、上記機能モジュールの外殻に、化粧プレートにおける開口の外側縁の背面側と係止する係止片を設けたことを特徴とし、駆動体が押釦スイッチの押釦ハンドルを後面側に押圧すると、機能モジュールを前面側に押圧する反力が発生するが、機能モジュールの外殻に設けた係止片がプレートにおける開口の外側縁の背面側と係止して、機能モジュールの前面側への移動を規制しているので、機能モジュールが前方に移動して脱落するのを防止できる。
【0021】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の発明において、上記取付枠の窓孔には長手方向に沿って3個の器具取付手段が設けられ、取付枠の中央の器具取付手段に上記押釦スイッチを1個取り付けるとともに、3個の器具取付手段の内、中央以外の器具取付手段に上記コネクタを1個取り付け、機能モジュールには押釦スイッチの押釦ハンドルを押圧駆動する駆動体を1個設けたことを特徴とし、請求項1乃至3の発明と同様の作用を奏する
請求項5の発明では、請求項1乃至3の発明において、上記取付枠の窓孔には長手方向に沿って3個の器具取付手段が設けられ、取付枠の中央の器具取付手段に上記コネクタを1個取り付けるとともに、3個の器具取付手段の内、中央以外の2個の器具取付手段に上記押釦スイッチを1個ずつ取り付け、機能モジュールには2個の押釦スイッチの押釦ハンドルをそれぞれ押圧駆動する駆動体を2個設けたことを特徴とし、請求項1乃至3の発明の作用に加え、機能モジュールにより2つの負荷の動作を制御することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0023】
(実施形態1)
本実施形態の配線器具システムは、図1及び図4〜図6に示すように、長手方向に3個の器具取付手段を備えた細長の器具取付用の窓孔51を有する取付枠5と、窓孔51に対向し長手方向の寸法が窓孔51より細長の開口を有するプレート(プレート枠6及び化粧プレート7)と、前面を取付枠5の窓孔51から露出させた状態で取付枠5の中央位置に取り付けられ、押釦ハンドル12の押圧操作により内部に収納した接点部(図示せず)の接点切換が行われる押釦スイッチ1と、この押釦スイッチ1の上面に一端部が回動自在に枢支され他端部を押圧して押釦ハンドル12を押圧操作するピアノハンドル2と、前面に一対の栓刃挿入口4aを有し、前面を取付枠5の前面と略面一とした状態(すなわち、前面をピアノハンドル2の後面よりも後方に後退させた状態)で取付枠5の上端位置に取り付けられるコンセント4と、前面に機能面を有すると共に、後面に栓刃挿入口4aに挿入される一対の栓刃31(導電部)と押釦スイッチ1の押釦ハンドル12を押圧駆動するプランジャ32(駆動体)とが設けられ、前面が化粧プレート7の前面と略面一になるようにしてピアノハンドル2の代わりに押釦スイッチ1の前面側に配置される機能モジュール3とで構成される。ここに、コンセント4の栓刃挿入口4aと、栓刃挿入口4aに臨むようにしてコンセント4内部に配置された導電部材(図示せず)とで給電部が構成される。尚、機能モジュール3及びコンセント4以外の構成は従来例で説明した配線器具システムと同様であるので、同一の構成要素には同一の符合を付して、その説明は省略する。
【0024】
機能モジュール3の外殻30は略矩形板状であって、前面が化粧プレート7の開口7aと略同じ寸法に形成されており、後面における栓刃挿入口4aとの対向部位には栓刃挿入口4aに挿入される一対の栓刃31が突設され、さらに押釦スイッチ1の押釦ハンドル12と対向する部位には押釦ハンドル12を押圧駆動するプランジャ32が設けられている。また、外殻30の前面にはオン・オフ操作を行うための操作釦34と、負荷Lのオン時に赤色発光すると共にオフ時に緑色発光する発光ダイオードからなる点灯表示部35とが設けられている。尚、操作釦34は例えばメンブレン式のスイッチにより構成されているので、その厚み寸法を十分小さくすることができる。
【0025】
ピアノハンドル2の代わりに機能モジュール3を取り付ける場合は、栓刃31をコンセント4の栓刃挿入口4a内に挿入した状態で、取付枠5の前面に被着されたプレート枠6の前面側に機能モジュール3を配置し、さらにプレート枠6の前面側に化粧プレート7が取り付けられるのである。ここで、外殻30の上下両端部には化粧プレート7の裏面と係止する爪片33(係止)が突設されており、爪片33と化粧プレート7の裏面とが係止することによって機能モジュール3の前方への移動が規制されるようになっている(図6参照)。上述したプランジャ32が後方に移動して、押釦スイッチ1の押釦ハンドル12を押圧すると、反力が発生して機能モジュール3をコンセント4から外そうとする方向に力が発生するが、外殻30の爪片33と化粧プレート7の裏面とが係止することによって外殻30の前方への移動が規制され、機能モジュール3の栓刃31がコンセント4から外れるのを防止できる。
【0026】
図3はこの配線器具システムの配線図を示しており、コンセント4には商用電源ACが供給され、押釦スイッチ1の接点部17の両端間には負荷Lと商用電源ACとが接続されている。
【0027】
ところで、図示する機能モジュール3は、メンブレン式の操作釦34の押圧操作に応じてプランジャ32を前後動させて押釦ハンドル12を押圧駆動することにより、接点部17の接点状態を反転させて負荷Lをオン・オフさせ、且つ、点灯表示部35を負荷Lのオン時に赤色発光させると共に、負荷Lのオフ時に緑色発光させて負荷Lの動作表示とスイッチ装置の位置表示とを行う所謂光るスイッチと呼ばれるもので、スイッチ装置に負荷Lの動作表示機能とスイッチ装置の位置表示機能とを持たせたものである。図2はこの機能モジュール3を用いた配線器具システムの回路ブロック図を示しており、押圧操作に応じて操作信号(トリガ入力)を発生する操作釦34と、後述の信号処理部38から入力される点灯制御信号に応じて赤色発光又は緑色発光する点灯表示部35と、信号処理部38から入力される駆動信号に応じてプランジャ32を前後動させるソレノイドのような負荷制御部36(駆動部)と、操作釦34の操作信号に応じてプランジャ32を駆動するための駆動信号を発生すると共に、負荷Lのオン・オフに応じた点灯制御信号を発生する信号処理部38(制御部)と、栓刃31を介して供給された商用電源ACから各部の動作電源を生成する安定化電源部37(電源部)とで構成される。
【0028】
ここで、この配線器具システムの使用方法について説明する。先ず、取付枠5に取り付けられた押釦スイッチ1にピアノハンドル2を取り付けてある場合は、ピアノハンドル2の一端部を押す毎に、押釦スイッチ1の押釦ハンドル12が押圧駆動され、押釦スイッチ1内に収納された接点部17の接点状態が反転し、負荷Lがオン・オフされる。
【0029】
ピアノハンドル2に代えて機能モジュール3を取り付ける場合は、先ずプレート枠6及び化粧プレート7を取り外した後、ピアノハンドル2を押釦スイッチ1から取り外して、コンセント4を露出させる。そして、取付枠5にプレート枠6を取り付けた状態で、機能モジュール3のプランジャ32と押釦スイッチ1の押釦ハンドル12との位置を合わせて、機能モジュール3の栓刃31をコンセント4の栓刃挿入口4aに挿入し、コンセント4に機能モジュール3を電気的且つ機械的に接続する。その後、プレート枠6の前面側に化粧プレート7を取り付ける。この時、機能モジュール3の上下端に設けた各一対の爪片33がそれぞれ化粧プレート7の裏面と係止して、機能モジュール3の前方への移動が規制され、化粧プレート7とプレート枠6との間に保持される。この状態で、機能モジュール3の操作釦34を操作すると、操作釦34の操作に応じて信号処理部38が駆動信号を発生し、負荷制御部36がプランジャ32を前後動させ、押釦スイッチ1の接点部17の接点状態を反転させて、負荷Lをオン・オフさせる。また、負荷Lのオン/オフに応じて信号処理部38が点灯制御信号を発生し、負荷Lのオン時は赤色発光、オフ時は緑色発光させているので、点灯表示部35の発光から負荷Lの動作状態を容易に読み取ることができる。
【0030】
このように、本実施形態ではピアノハンドル2に代えて機能モジュール3を取り付けるだけで、既設のピアノハンドル式のスイッチ装置に負荷Lの動作状態を点灯表示する機能を追加することができ、また機能モジュール3に取り替える際に配線作業などを行う必要がないので、電気工事の資格を持たない一般のユーザでも機能モジュール3の交換作業を容易に行うことができ、所望の機能を付加することができる。
【0031】
ところで、本実施形態では負荷Lの動作状態を点灯状態で表示する機能を有する機能モジュール3を例に説明を行ったが、機能モジュール3の機能を上記の機能に限定する趣旨のものではなく、図8に示すように、外殻30の前面にオン・オフ操作を行うためのメンブレン式の操作釦34と、負荷のオン・オフに応じて点灯状態が変化する点灯表示部35と、タイマ時間を設定するためのスライドスイッチからなるタイマ時間設定部39とを設け、操作釦34によりオフ操作されてから、タイマ時間設定部39により設定されたタイマ時間の限時動作を開始し、限時動作が終了した時点で負荷をオフさせる遅れ停止機能を有する機能モジュール3を用いても良い。この場合、タイマのタイムアップ信号がトリガ入力となる。
【0032】
また、図9に示すように、負荷を動作させるタイマ時間を入力するためのキースイッチ40a,40bと、キースイッチ40a,40bを用いて入力されたタイマ時間を登録するセットキー40cと、負荷を予め設定されたタイマ時間の間自動的に動作させる自動モードと負荷のオン・オフを手動で切り替える手動モードとに切り替える自動/手動切換スイッチ40dと、手動モード時に操作に応じて負荷をオン・オフさせるオン/オフスイッチ40eと、タイマ時間を表示する表示部41とを外殻30の前面に設け、予め設定されたタイマ時間がくると、これをトリガ入力として負荷を自動的にオン又はオフさせるタイムスイッチ機能を有する機能モジュール3を用いても良い。尚、キースイッチ40a,40bとセットキー40cと両スイッチ40d,40eとはそれぞれメンブレン式の操作釦により構成されているので、厚み寸法を小さくすることができる。
【0033】
更に、図10に示すように、外部からワイヤレス信号で送信された操作信号を受信するワイヤレス信号受信部42を外殻30の前面に設け、ワイヤレス送信器43から送信されたワイヤレス信号を受信し、このワイヤレス信号をトリガ入力として負荷をオン又はオフさせるワイヤレススイッチの機能を有する機能モジュール3を用いても良い。なお、ワイヤレス送信器43の器体にはメンブレン式の操作釦43aと、ワイヤレス信号を送信する信号送信部43bとが設けられており、操作釦43aを押操作すると負荷をオン又はオフさせる操作信号がワイヤレス信号により信号送信部43bから送信される。
【0034】
また更に、図11に示すように、熱線および可視光に対して透過性を有する透過窓44と、透過窓44に臨むようにして外殻30内に配置され、人体から放射される熱線を検出することにより人の存否を検出する人感センサ(図示せず)と、透過窓44に臨むようにして外殻30内に配置され、周囲の明るさを検出する明るさセンサ(図示せず)と、人感センサ及び明るさセンサの検出結果をトリガ入力として負荷のオン・オフを自動的に制御する自動モードと負荷のオン・オフを手動で切り替える手動モードとに動作モードを切り替えるためのモード切換スイッチ45aと、手動モード時に押操作に応じて負荷をオン又はオフさせるための手動オン・オフスイッチ45bと、押操作に応じて明るさの閾値を段階的に変化させる閾値調整釦45cと、押操作に応じて点灯保持時間を段階的に変化させる時間調整釦45dとを備え、明るさセンサの検出した明るさが明るさの閾値よりも暗く且つ人感センサが人の存在を検知すると照明負荷(図示せず)を点灯させるとともに、人の存在を検知しなくなってから所定の動作保持時間が経過するまでの間、点灯状態を維持する熱線センサスイッチの機能を有する機能モジュール3を用いても良い。尚、スイッチ45a,45bと調整釦45c,45dとはそれぞれメンブレン式のスイッチにより構成されているので、厚み寸法を小さくすることができる。
【0035】
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図12乃至図16を参照して説明する。本実施形態の配線器具システムは、長手方向に3個の器具取付手段を備えた細長の器具取付用の窓孔51を有する取付枠5と、窓孔51に対向し長手方向の寸法が窓孔51より細長の開口を有するプレートと、前面を取付枠5の窓孔51から露出させた状態で取付枠5の上端位置及び下端位置に取り付けられ、押釦ハンドル12a,12bの押圧操作により内部に収納した接点部(図示せず)の接点切換が行われる押釦スイッチ1a,1bと、各押釦スイッチ1a,1bの上面にそれぞれ一端部が回動自在に枢支され他端部を押圧して押釦ハンドル12a,12bを押圧操作するピアノハンドル2a,2bと、前面に一対の栓刃挿入口4aを有し、前面を取付枠5の前面と略面一とした状態(すなわち、前面をピアノハンドル2a,2bの後面よりも後方に後退させた状態)で取付枠5の中央位置に取り付けられるコンセント4と、前面に機能面を有すると共に、後面に栓刃挿入口4aに挿入される一対の栓刃31と押釦スイッチ1a,1bの押釦ハンドル12a,12bをそれぞれ押圧駆動する一対のプランジャ32a,32bとが設けられ、前面が化粧プレート7の前面と略面一になるようにしてピアノハンドル2a,2bの代わりに押釦スイッチ1a,1bの前面側に配置される機能モジュール3とで構成される。尚、取付枠5の中央位置にコンセント4を取り付けると共に、上端位置及び下端位置に押釦スイッチ1a,1bを取り付けた点以外は実施形態1で説明した配線器具システムと同様であるので、同一の構成要素には同一の符合を付して、その説明は省略する。
【0036】
機能モジュール3の外殻30は略矩形板状であって、前面が実施形態1で説明した化粧プレート7の開口7aと略同じ寸法に形成されており、後面における栓刃挿入口4aとの対向部位には栓刃挿入口4aに挿入される一対の栓刃31が突設され、さらに押釦スイッチ1a,1bの押釦ハンドル12a,12bとそれぞれ対向する部位には押釦ハンドル12a,12bを押圧駆動する一対のプランジャ32a,32bが設けられている。また、外殻30の前面にはオン・オフ操作を行うためのメンブレン式の操作釦34と、照明負荷L1及び換気扇Fのオン・オフに応じて点灯状態が変化する発光ダイオードのような点灯表示部35a,35bと、タイマ時間を設定するためのスライドスイッチからなるタイマ時間設定部39とが設けられている。
【0037】
ピアノハンドル2a,2bの代わりに機能モジュール3を取り付ける場合は、栓刃31をコンセント4の栓刃挿入口4a内に挿入した状態で、取付枠5の前面に被着されたプレート枠6の前面側に機能モジュール3を配置し、さらにプレート枠6の前面に化粧プレート7を取り付ける。この時、外殻30の上下両端部に設けた爪片33が化粧プレート7の裏面と係止することによって機能モジュール3の前方への移動が規制されるようになっている。上述したプランジャ32a,32bが後方に移動して、押釦スイッチ1a,1bの押釦ハンドル12a,12bを押圧すると、反力が発生して機能モジュール3をコンセント4から外そうとする方向に力が発生するが、外殻30の爪片33と化粧プレート7の裏面とが係止して外殻30の前方への移動を規制し、機能モジュール3の栓刃31がコンセント4から外れるのを防止できる。
【0038】
図14はこの配線器具システムの配線図を示しており、コンセント4には商用電源ACが供給され、押釦スイッチ1aの接点部17aの両端間には照明負荷L1と商用電源ACとが接続され、押釦スイッチ1bの接点部17bの両端間には換気扇Fと商用電源ACとが接続されている。
【0039】
ところで、図示する機能モジュール3はトイレや浴室に設置されて照明負荷L1と換気扇Fのオン・オフを制御するものであり、メンブレン式の操作釦34のオン操作に応じてプランジャ32a,32bを前後動させて押釦ハンドル12a,12bを押圧駆動することにより、接点部17a,17bの接点状態を反転させて照明負荷L1及び換気扇Fをオンさせる。また、操作釦34のオフ操作に応じて即座にプランジャ32aを前後動させて押釦ハンドル12aを押圧駆動することにより、接点部17aの接点状態を反転させて照明負荷L1をオフさせるとともに、オフ操作からタイマ時間設定部39により設定されたタイマ時間が経過した時点でプランジャ32bを前後動させて押釦ハンドル12bを押圧駆動することにより、接点部17bの接点状態を反転させて換気扇Fをオフさせている。
【0040】
図13はこの機能モジュール3を用いた配線器具システムの回路ブロック図を示しており、押圧操作に応じて操作信号(トリガ入力)を発生する操作釦34と、信号処理部38から入力される点灯制御信号に応じて点灯又は消灯する点灯表示部35a,35bと、信号処理部38から入力される駆動信号に応じてプランジャ32a,32bをそれぞれ前後動させるソレノイドのような照明制御部36aおよび換気扇制御部36bと、タイマ時間を設定するタイマ時間設定部39と、操作釦34の操作信号に応じてプランジャ32a,32bを駆動するための駆動信号を発生すると共に、照明負荷L1及び換気扇Fのオン・オフ状態に応じて点灯制御信号を発生する信号処理部38と、栓刃31を介して供給された商用電源ACから各部の動作電源を生成する安定化電源部37とで構成される。ここに、照明制御部36aおよび換気扇制御部36bによりプランジャ32a,32bを駆動する駆動部が構成される。
【0041】
ここで、この配線器具システムの使用方法について説明する。先ず、取付枠5に取り付けられた押釦スイッチ1a,1bにピアノハンドル2a,2bを取り付けてある場合は、ピアノハンドル2a,2bの一端部を押す毎に、押釦スイッチ1a,1bの押釦ハンドル12a,12bが押圧駆動され、押釦スイッチ1a,1b内に収納された接点部17a,17bの接点状態が反転し、照明負荷Lまたは換気扇Fがオン・オフされる。
【0042】
ピアノハンドル2a,2bに代えて機能モジュール3を取り付ける場合は、先ずプレート枠6及び化粧プレート7を取り外した後、ピアノハンドル2a,2bを押釦スイッチ1a,1bから取り外して、コンセント4を露出させる。そして、取付枠5にプレート枠6を取り付けた状態で、機能モジュール3のプランジャ32a,32bと押釦スイッチ1a,1bの押釦ハンドル12a,12bとの位置を合わせて、機能モジュール3の栓刃31をコンセント4の栓刃挿入口4aに挿入し、コンセント4に機能モジュール3を電気的且つ機械的に接続する。その後、プレート枠6の前面側に化粧プレート7を取り付ける。この時、機能モジュール3の上下端に設けた各一対の爪片33がそれぞれ化粧プレート7の裏面と係止して、機能モジュール3の前方への移動が規制され、化粧プレート7とプレート枠6との間に保持される。この状態で、機能モジュール3の操作釦34を操作すると、操作釦34の操作に応じて信号処理部38が駆動信号を発生し、照明制御部36aまたは換気扇制御部36bがプランジャ32a,32bを前後動させ、押釦スイッチ1a,1bの接点部17a,17bの接点状態を反転させて、照明負荷L1または換気扇Fをオン・オフさせる。また、照明負荷L1および換気扇Fのオン/オフに応じて信号処理部38が点灯制御信号を発生し、照明負荷L1および換気扇Fのオン時は点灯表示部35a,35bを赤色発光させ、オフ時は緑色発光させているので、点灯表示部35a,35bの発光から照明負荷L1および換気扇Fの動作状態を容易に読み取ることができる。
【0043】
このように、本実施形態ではピアノハンドル2a,2bに代えて機能モジュール3を取り付けるだけで、既設のピアノハンドル式のスイッチ装置に照明負荷L1および換気扇Fを同時にオンさせるとともに、オフ時には換気扇Fを所定のタイマ時間だけ継続して動作させる機能を追加することができ、また機能モジュール3に取り替える際に配線作業などを行う必要がないので、電気工事の資格を持たない一般のユーザでも機能モジュール3の交換作業を容易に行うことができ、所望の機能を付加することができる。
【0044】
ところで、本実施形態では操作釦34の押操作に応じて照明負荷L1および換気扇Fのオン・オフを制御する機能を有する機能モジュール3を例に説明を行ったが、機能モジュール3の機能を上記の機能に限定する趣旨のものではなく、図17及び図18に示すように、熱線および可視光に対して透過性を有する透過窓44と、透過窓44に臨むようにして外殻30内に配置され、人体から放射される熱線を検出することにより人の存否を検出する人感センサおよび周囲の明るさを検出する明るさセンサからなるセンサ部47と、センサ部47の検出結果(トリガ入力)に基づいて負荷のオン・オフを自動的に制御する自動モードと負荷のオン・オフを手動で切り替える手動モードとに動作モードを切り替えるためのモード切換スイッチ46aと、手動モード時に押操作に応じて照明負荷L1をオン又はオフさせるための照明手動スイッチ46bと、手動モード時に押操作に応じて換気扇Fをオン又はオフさせるための換気扇手動スイッチ46cと、押操作に応じて点灯保持時間を段階的に変化させるタイマー調整釦45dと、押操作に応じて明るさの閾値を段階的に変化させる明るさ調整釦46eと、動作状態に応じて点灯又は消灯する発光ダイオードのような点灯表示部35a〜35cとを備えた機能モジュール3を用いても良い。この機能モジュール3では、明るさセンサの検出した明るさが明るさの閾値よりも暗く且つ人感センサが人の存在を検知すると照明負荷L1を点灯させるとともに、換気扇Fを動作させ、その後人感センサが人の存在を検知しなくなってから所定の動作保持時間が経過した時点で照明負荷L1を消灯させ、さらに一定時間が経過した時点で換気扇Fを停止させており、熱線センサスイッチの機能を有している。尚、この機能モジュール3では、明るさセンサの検出した明るさが明るさの閾値よりも明るい状態で人感センサが人の存在を検知した場合、換気扇Fを動作させ、その後人感センサが人の存在を検知しなくなってから所定の動作保持時間と一定時間との和の時間が経過した時点で換気扇Fを停止させている。
【0045】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、長手方向に沿って複数の器具取付手段が設けられた細長の窓孔を有する取付枠と、上記窓孔の長手方向に沿う方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向寸法を器具取付手段の数で除した寸法と略同じ寸法に形成された器体を有し、押操作に応じて器体内部に収納した接点をオン・オフさせる押釦ハンドルが器体の前面に前後動自在に設けられ、上記器具取付手段を用いて取付枠に取付けられる押釦スイッチと、窓孔に対向し長手方向の寸法が上記窓孔より細長の開口を有するプレートと、上記窓孔の長手方向に沿う方向の寸法が押釦スイッチの器体よりも大きい寸法に形成され、上記器体の前面に着脱自在に取り付けられて上記プレートの開口内に配置されるピアノハンドルと、上記窓孔の長手方向に沿う方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向寸法を器具取付手段の数で除した寸法と略同じ寸法に形成され、前面に電源を給電する給電部を有し、前面をピアノハンドルの後面よりも後退させ且つ上記ピアノハンドルによって前面が覆われるようにして、別の器具取付手段を用いて取付枠に取り付けられるコネクタと、外殻の外形寸法がプレートの開口と略同じ寸法に形成され、前面に機能面が設けられるとともに、後面にコネクタの給電部に接続される導電部および押釦ハンドルを押圧駆動する駆動体が設けられ、ピアノハンドルの代わりに押釦スイッチの前面側に取り付けられる機能モジュールとを備え、機能モジュールは、トリガ入力に応じて駆動体を駆動する駆動信号を発生する制御部と、制御部の駆動信号に応じて駆動体を駆動する駆動部と、導電部を介してコネクタの給電部から電源供給され、制御部及び駆動部の動作電源を生成する電源部とを具備して成ることを特徴とし、ピアノハンドルの代わりに機能モジュールを取り付けると、トリガ入力に応じて制御部が駆動信号を発生し、この駆動信号に応じて駆動部が駆動体を駆動し、押釦ハンドルを前後動させて、押釦スイッチ内部の接点をオン・オフさせているので、スイッチに所望の機能を付加することができ、且つ、機能モジュールは取付枠に予め取り付けられているコネクタの給電部から電源供給されているので、機能モジュールを取り付ける際に配線作業を行う必要は無く、電気工事の資格を持たない一般のユーザでも機能モジュールの取付作業を容易に行えるという効果がある。
【0046】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記コネクタは商用電源用のコンセントからなり、上記導電部はコンセントに接続される栓刃からなることを特徴とし、請求項1の発明と同様、機能モジュールをコンセントに容易に取り付けることができるという効果がある。
【0047】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、上記プレートは、取付枠の窓孔と連通する開口窓を具備して、取付枠の前面に取り付けられるプレート枠と、上記開口が形成されてプレート枠の前面に取り付けられる化粧プレートとで構成され、上記機能モジュールの外殻に、化粧プレートにおける開口の外側縁の背面側と係止する係止片を設けたことを特徴とし、駆動体が押釦スイッチの押釦ハンドルを後面側に押圧すると、機能モジュールを前面側に押圧する反力が発生するが、機能モジュールの外殻に設けた係止片がプレートにおける開口の外側縁の背面側と係止して、機能モジュールの前面側への移動を規制しているので、機能モジュールが前方に移動して脱落するのを防止できるという効果がある。
【0048】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の発明において、上記取付枠の窓孔には長手方向に沿って3個の器具取付手段が設けられ、取付枠の中央の器具取付手段に上記押釦スイッチを1個取り付けるとともに、3個の器具取付手段の内、中央以外の器具取付手段に上記コネクタを1個取り付け、機能モジュールには押釦スイッチの押釦ハンドルを押圧駆動する駆動体を1個設けたことを特徴とし、請求項1乃至3の発明と同様の効果を奏する
請求項5の発明は、請求項1乃至3の発明において、上記取付枠の窓孔には長手方向に沿って3個の器具取付手段が設けられ、取付枠の中央の器具取付手段に上記コネクタを1個取り付けるとともに、3個の器具取付手段の内、中央以外の2個の器具取付手段に上記押釦スイッチを1個ずつ取り付け、機能モジュールには2個の押釦スイッチの押釦ハンドルをそれぞれ押圧駆動する駆動体を2個設けたことを特徴とし、請求項1乃至3の発明の作用に加え、機能モジュールにより2つの負荷の動作を制御できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の配線器具システムを示し、押釦スイッチと予備コンセントが取り付けられた取付枠、ピアノハンドル、及び機能モジュールの分解斜視図である。
【図2】同上の回路ブロック図である。
【図3】同上の押釦スイッチ及び予備コンセントの配線図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の組立前の状態を示す側断面図である。
【図6】同上の側断面図である。
【図7】同上の機能ブロックの要部拡大斜視図である。
【図8】同上における別の機能モジュールを用いた場合の正面図である。
【図9】同上におけるまた別の機能モジュールを用いた場合の正面図である。
【図10】同上における更に別の機能モジュールを用いた場合の正面図である。
【図11】同上におけるまた更に別の機能モジュールを用いた場合の正面図である。
【図12】実施形態2の配線器具システムを示し、押釦スイッチと予備コンセントが取り付けられた取付枠、ピアノハンドル、及び機能モジュールの分解斜視図である。
【図13】同上の概略構成図である。
【図14】同上の押釦スイッチ及び予備コンセントの配線図である。
【図15】同上の正面図である。
【図16】同上の組立前の状態を示す側断面図である。
【図17】同上における別の機能モジュールを用いた場合の概略構成図である。
【図18】同上の正面図である。
【図19】従来の配線器具システムを構成する押釦スイッチ、ピアノハンドル、取付枠及びプレートの分解斜視図である。
【図20】同上のピアノハンドルと押釦スイッチの分解平面図である。
【図21】同上の押釦スイッチの外観斜視図である。
【図22】同上の押釦スイッチの側面図である。
【図23】(a)(b)は同上のピアノハンドルと押釦スイッチの枢支部の説明図である。
【図24】同上における押釦スイッチが2個の場合を示し、押釦スイッチ、2個用のピアノハンドル、取付枠及びプレートの分解斜視図である。
【図25】同上の2個用のピアノハンドルと押釦スイッチの分解平面図である。
【符号の説明】
1 押釦スイッチ
2 ピアノハンドル
3 機能モジュール
4 コンセント
5 取付枠
12 押釦ハンドル
31 栓刃
51 窓孔

Claims (5)

  1. 長手方向に沿って複数の器具取付手段が設けられた細長の窓孔を有する取付枠と、上記窓孔の長手方向に沿う方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向寸法を器具取付手段の数で除した寸法と略同じ寸法に形成された器体を有し、押操作に応じて器体内部に収納した接点をオン・オフさせる押釦ハンドルが器体の前面に前後動自在に設けられ、上記器具取付手段を用いて取付枠に取付けられる押釦スイッチと、窓孔に対向し長手方向の寸法が上記窓孔より細長の開口を有するプレートと、上記窓孔の長手方向に沿う方向の寸法が押釦スイッチの器体よりも大きい寸法に形成され、上記器体の前面に着脱自在に取り付けられて上記プレートの開口内に配置されるピアノハンドルと、上記窓孔の長手方向に沿う方向の外形寸法が上記窓孔の長手方向寸法を器具取付手段の数で除した寸法と略同じ寸法に形成され、前面に電源を給電する給電部を有し、前面をピアノハンドルの後面よりも後退させ且つ上記ピアノハンドルによって前面が覆われるようにして、別の器具取付手段を用いて取付枠に取り付けられるコネクタと、外殻の外形寸法がプレートの開口と略同じ寸法に形成され、前面に機能面が設けられるとともに、後面にコネクタの給電部に接続される導電部および押釦ハンドルを押圧駆動する駆動体が設けられ、ピアノハンドルの代わりに押釦スイッチの前面側に取り付けられる機能モジュールとを備え、機能モジュールは、トリガ入力に応じて駆動体を駆動する駆動信号を発生する制御部と、制御部の駆動信号に応じて駆動体を駆動する駆動部と、導電部を介してコネクタの給電部から電源供給され、制御部及び駆動部の動作電源を生成する電源部とを具備して成ることを特徴とする配線器具システム。
  2. 上記コネクタは商用電源用のコンセントからなり、上記導電部はコンセントに接続される栓刃からなることを特徴とする請求項1記載の配線器具システム。
  3. 上記プレートは、取付枠の窓孔と連通する開口窓を具備して、取付枠の前面に取り付けられるプレート枠と、上記開口が形成されてプレート枠の前面に取り付けられる化粧プレートとで構成され、上記機能モジュールの外殻に、化粧プレートにおける開口の外側縁の背面側と係止する係止片を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の配線器具システム。
  4. 上記取付枠の窓孔には長手方向に沿って3個の器具取付手段が設けられ、取付枠の中央の器具取付手段に上記押釦スイッチを1個取り付けるとともに、3個の器具取付手段の内、中央以外の器具取付手段に上記コネクタを1個取り付け、機能モジュールには押釦スイッチの押釦ハンドルを押圧駆動する駆動体を1個設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載の配線器具システム。
  5. 上記取付枠の窓孔には長手方向に沿って3個の器具取付手段が設けられ、取付枠の中央の器具取付手段に上記コネクタを1個取り付けるとともに、3個の器具取付手段の内、中央以外の2個の器具取付手段に上記押釦スイッチを1個ずつ取り付け、機能モジュールには2個の押釦スイッチの押釦ハンドルをそれぞれ押圧駆動する駆動体を2個設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載の配線器具システム。
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