JP3683959B2 - 包装体のシール不良検査法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、粉状又は粒状もしくは液状などの流動性を有する内容物をシール包装によって収容した包装体を外部から検査してシール包装の良否を判定し、シール不良の包装体を検出するための包装体のシール不良検査法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
粉状の薬剤や液状の調味料、さらには粉末状の酸素吸収剤など流動性を有する内容物を収納した包装体は、通常以下に述べる方法によって製造されている。
4方シール法
繰り出した2枚の長尺包装材を対面させて垂直方向に移動させながら、長尺包装材の長手方向と直交する下縁と長手方向に沿った両側部とをシールし、上部の開口部から所定量の内容物を充填したのち、その開口部をシールするいわゆる4方シールによって多数の包装体を連設した帯状包装体を形成し、得た帯状包装体をシール部分において切断し個々の包装体を得る方法である。
【0003】
3方シール法
長尺包装材を水平状態で連続的に送り出しながら長手方向の中央から二つ折りし、折り目部を底部とするV字状の包装材に対して一定間隔毎に長手方向と直交させてシール部を形成して開口する上部から所定量の内容物を充填したのち、上部の開口部をシールするいわゆる3方シールによって多数の包装体を連設した帯状包装体を形成し、得た帯状包装体をシール部分において切断して個々の包装体を製造する方法である。
【0004】
かゝる流動性を有する内容物をシール包装によって収容した包装体は、シール部に不良があると内容物が漏れ出したり、空気が内部に入り込んで内容物を劣化させ商品価値を喪失させるなどのおそれがある。
そのため、シール包装後の包装体を手に取って個々に観察することによってシールの良否を検査したり、あるいは包装体の製造工程において流れの一側から光を照射して反対側から検査者がシール部に内容物が侵入しているか否かを陰影によって判断し、シール不良な包装体を製造工程から除外するという検査が一部において実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの検査はいずれも肉眼による観察であるため、良否の判断には熟練を要し、しかも煩瑣で、いずれも正確さに欠けるものである。
特に光線による検査は包装材が透明乃至はこれに近いもので、シールの欠陥部を外部から程々に確認できるような包装体に限られるため、汎用性において問題がある。
また、かゝる包装体のシール包装は、一般的には包装体の4辺をすべてシールするいわゆる4方シールか、二つ折りした部分以外の3辺をシールするいわゆる3方シールのいずれかであり、製造工程において各シール部に内容物が万遍なく接触して内容物がシール部に侵入しない限りはシール部の良否を内容物に基づいて判定することはできず、シール不良検査を正確に実施することができない。
【0006】
この発明はかゝる現状に鑑み、流動性を有する内容物をシール包装した個々の包装体のシール不良検査を高精度で、しかも自動的に判別することのできる包装体のシール不良検査法を提供することを目的とするものである。
この発明の他の目的は、包装体の製造工程において、高速で移動する個々の包装体についてそのすべてのシール部の良否を高い精度で確認することができる包装体のシール不良検査法を提供することを目的とする。
さらに、この発明の他の目的は、画像撮影によって自動的にシール包装された包装体のシール部の良否を判別して検査者の労力の軽減を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、この発明の請求項1に記載の発明は、シール包装により流動性を有する内容物を収容した包装体の多数を、それぞれ垂直な回転面を有する無端状の搬送体に設けた保持具によって該包装体のシール部を形成する面を該搬送体の回転面と平行に固定保持して移動させ、該搬送体の搬送運動によって各包装体のすべてのシール部に内容物を強制接触させたのち、該包装体を検査用視覚装置で画像処理して正常な画像と比較することによって、シール不良の部分に内容物が侵入した包装体を検出することを特徴とする包装体のシール不良検査法である。
【0008】
また,この発明の請求項2に記載の発明は、シール包装により流動性を有する内容物を収容した包装体の多数を、それぞれ水平な回転面を有する無端状の一次搬送体に設けた保持具で保持して順次水平方向に移動させ、移動の途中で各包装体を垂直な回転面を有する無端状の二次搬送体に設けた保持具に保持位置を変えて転移させたのち、包装体のシール部を形成する面を二次搬送体の回転面と平行に固定保持して移動させ、該二次搬送体の搬送運動によって各包装体のすべてのシール部に内容物を強制接触させたのち、該包装体を検査用視覚装置で画像処理して正常な画像と比較することによって、シール不良の部分に内容物が侵入した包装体を検出することを特徴とする包装体のシール不良検査法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明において、包装体に収容する流動性を有する内容物とは、粉状又は粒状もしくは液状のものである。
包装体は、基本的には4辺を有する形状のものであるが、必ずしも辺を有するものではなく円状のものであってもよい。
【0010】
この包装体のシールは、2枚の包装材を当接して四周をシールするいわゆる4方シールであっても、1枚の包装材を二つ折りして他の3辺をシールするいわゆる3方シールであってもよい。
また、円筒状の包装材を使用し、たとえば、下縁側と上縁側をシールする2方シールであってもよい。
さらに、包装体は、シール可能な材質のものであれば特定の材質に制限されるものではないが、ヒートシールができる材質のものが最も好ましい。
【0011】
検査の対象となる包装体は、内容物をシールして個々に独立した単一の包装体からなるものである。
これらの包装体としては、多数の包装体を縦又は/及び横方向に一体的に連設した帯状包装体を連続して製造し、この帯状包装体の連設部分のシール幅の中央を切断することによって個々に分離した単一の各包装体としたものを挙げることができる。
【0012】
シール包装された包装体は、検査に際してあらかじめ流動性を有する内容物を各シールに強制的に接触させたものである。
内容物を強制的に接触させる手段の一つは、請求項1に記載したように、包装体を多数の保持具を有する回転面が垂直な無端状のチェンなどからなる搬送体の前記保持具に、それぞれ包装体のシール部を形成する面を搬送体の回転面と平行に固定保持して移動させることによって、各包装体のすべてのシール部に内容物を強制接触させる方法である。
【0013】
また、前記以外の手段としては、請求項2に記載したように、包装体を多数の保持具を有する回転面が垂直な無端状のチェンなどからなる一次搬送体にそれぞれ保持させて順次水平移動させ、この水平移動の途中で同じく多数の保持具を有して垂直および水平移動させる回転面が垂直な無端状のチェンなどからなる二次搬送体にその保持位置を変え、かつ各包装体のシール部を形成する面を二次搬送体の回転面と平行状態を保持しながら移行させて垂直および水平移動させ、これらの各移動によって包装体のすべてのシール部に内容物を強制接触させる方法である。
【0014】
上記のように包装体を最初に前記一次搬送体で保持して水平移動させつゝ途中から二次搬送体に移行させることは、二次搬送体の移動で行う包装体のシール良否の検査の速度に対して、包装体を二次搬送体に直接保持して供給する速度を同調させる必要があるが、高速の移動において同調が困難であるときに、包装体を一旦一次搬送体に担持させ、この一次搬送体で包装体の供給速度を適度に調整して前記した同調を容易にすることができるものである。
また、一次搬送体から二次搬送体に移行させるに際して包装体の保持具による保持位置、つまり掴持する位置を変えることによってすべてのシール部に流動性の内容物をより的確に強制接触させることができるという利点を有する。
さらに、一次および二次の各搬送体の立体的な組み合わせによって装置を大幅に小型化させることができるものでである。
【0015】
なお、一次搬送体と二次搬送体を使用する代わりに、トロリーチェンのような3次元変形の単一な搬送体を使用することも可能であるが、装置の大型化によるチェンの伸びや使用によって生じる不必要な振動などで検査の精度が低下するおそれがあるので、好適なものとは言えず、前記のとおり垂直な回転面を有する搬送体の単独もしくは水平および垂直な回転面を有する各搬送体の立体的な組み合わせによって装置を大幅に小型化させることができるものである。
【0016】
【作用】
この発明の請求項1に記載した包装体のシール不良検査法は、シール包装によって流動性を有する内容物を収容した包装体を、そのシール部のシール面を垂直な回転面を有する搬送体の回転面に平行させた状態で保持具で固定保持して移動させることにより、包装体のすべてのシール部に流動性を有する内容物を万遍なく自動的に強制接触させることができる。
その結果、シール不良の包装体は、流動性の内容物がシール部に確実に侵入するため、検査用視覚装置においてシール不良の包装体を確実に発見することができる。
なお、検査にはCCDカメラなどによる検査用視覚装置で画像処理し、正常な画像と比較してシール不良の包装体を検出することができるため、検査を自動化することができ、高速で流れる多数の包装体のシールの良否を確実に判定することができる。
【0017】
この発明の請求項2に記載した包装体のシール不良検査法は、シール包装により流動性を有する内容物を収容した包装体を、一旦水平な回転面を有する一次搬送体の保持具に保持させて移動しながら、途中で垂直な回転面を有する二次搬送体にその保持位置を変えて転移させたのち、各包装体のシール部のシール面を二次搬送体の回転面に平行させた状態で保持具で固定保持して移動させることにより、包装体のすべてのシール部に流動性を有する内容物を万遍なく自動的に強制接触させることができる。
その結果、シール不良の包装体は、前記と同様にして流動性の内容物がシール部に確実に侵入するため、検査用視覚装置においてシール不良の包装体を確実に発見することができる。
この一次搬送体と二次搬送体との組み合わせは、二次搬送体のみを使用した場合に比べてシール良否の検査の速度と包装体の供給速度の調整を一次搬送体を介在させることによって容易に行うことができ、これによってより高速による検査が可能となるものである。
【0018】
【実施例】
以下、前記請求項2の発明による酸素吸収剤を収納した包装体のシール不良検査法の実施例について添付の図面を引用して具体的に説明する。
図1は粒状の酸素吸収剤2を内容物として3方シールによりシール包装した包装体1の検査工程を示す説明図である。
この包装体1は、ヒートシールが可能な材質、たとえば、通気性を有するポリエステルフィルムと、このポリエステルフィルムよりも低融点のポリエチレンフィルムをラミネートして得た所定の幅と厚みを有する長尺包装材のロール状に巻いたものを巻き戻しながら水平に送り出し、低融点のポリエチレンフィルム面が相対するようにして長手方向中央からV字状に折り込んで上部が開口する断面V字状の帯状として給送しつゝ、折込部の両側を直角方向にシールし、折込部に対向する上縁を開口部として内部に酸素吸収剤を収容したのち、この開口部をシールして長尺の帯状包装体とし、この帯状包装体の長手方向に直角なシールの幅の中央より切断して個々の単一な包装体としたものである。
【0018】
かくして得られた包装体1は、図1の(A)に示すように折込部aの両側に直角方向のシールbおよびdと、折込部aに対向する上縁にシールcが形成されたもので、この(A)の状態では収容された内容物(酸素吸収剤2)が自重によって下方の折込部a側に移動している。
したがって、酸素吸収剤2は折込部aとは十分に接触している状態となるが、両側のシールbやdおよび上縁のシールcにシール不良の部分Xがあると、このXの中には酸素吸収剤2が全く入っていないか、もしくは不充分な状態で侵入していることになる。
【0019】
この包装体1を(B)に示すように右側のシールdが下位になるように強制的に位置変動させると、シールdのシール不良部Xには酸素吸収剤2が自重によって自動的に侵入する。
【0020】
つづいて、包装体1を(C)に示すように強制的に位置変動させると、シールcの部分が下位に位置し、このシールcのシール不良部Xに酸素吸収剤2が侵入する。
同様にして(D)においてシールbの部分を下位に位置させると、当該シールbのシール不良部Xに酸素吸収剤2が侵入してそれぞれのシールb,c,d部の各シール不良部Xに酸素吸収剤2が万遍なく強制接触する。
【0021】
かくして内容物である酸素吸収剤2を各シールb,c,d部に万遍なく接触させた包装体1を(E)に示す検査用視覚装置3によって検査するものである。
その際、シール部に不良部があれば、当然内容物はその不良部に入り込んでいるものである。
【0022】
この検査用視覚装置3は、CCDカメラ4とコントローラ5およびディスプレイ装置6とから構成されている。
内容物である酸素吸収剤2を各シール部に万遍なく接触させる工程を終えた包装体1を、CCDカメラ4で撮影してその画像をコントローラ5を介してディスプレイ装置6に送ると、ディスプレイ装置6に表示されているシール不良のない包装体の画像と、この送られた画像とが比較演算処理され、送られた画像のシール不良部Xが表示されるので、CCDカメラ4で撮影した包装体1にシール不良の部分があればこれを視覚によって判断することができる。
【0023】
図2は、図1による包装体1のシール部を位置変更させて各シールb,c,d部に内容物(酸素吸収剤2)を万遍なく強制接触させるための包装体搬送装置7と、これに付属させた検査用視覚装置3との組み合わせによる検査方法を具体的に示したものである。
【0024】
包装体搬送装置7は、いずれもチェンによって構成された回転面が水平な無端状の一次搬送体8と、回転面が垂直な二次搬送体9とからなるものである。
これら一次搬送体8と二次搬送体9のチェンの部分には、保持具10を所定の間隔で設けたものである。
【0025】
この保持具10としては、薬剤用の自動充填包装機に広く用いられている、たとえば(株)トパック製のR−8型ロータリー式自動充填機に使用されているアタッチメントと称する保持具が適用される。
かゝる保持具10は図3に示すように無端状のチェン11に一定間隔で係止部13,13を有するリンクプレート12を設け、これにリンクプレート12を介して保持具主体14を2本の取付ボルト(図示せず)で固定し、この保持具主体14に挟持片15を支軸16で回動自在に保持すると共に、挟持片15を一対のコイルバネ17,17で保持具主体14に常時引き寄せて包装体1を挟持して固定した状態で保持するように構成したもので、必要に応じて挟持片15を開放して包装体1の挟持を解くことができるものである。
【0026】
この保持具10による包装体1の保持とその保持の解除は、一次搬送体8と二次搬送体9の所定位置において電気的に自動操作される。
図2に示すように、包装体1の多数を直列に連設した前記帯状包装体1aは、複数の切断刃を軸方向に沿って設けた一対の切断部材からなる回転切断装置18の間に通して長手方向に直交するシールの幅の中央から切断して個々の単一の包装体1,1,1・・・とし、これを水平な回転面を構成した水平搬送体8に設けた保持具10,10,10・・・で各1個宛保持し、懸垂状態で矢視の方向に移動させるものである。
この移動においては包装体1は、図1の(A)に示したように、折込部aが下方に位置している。
【0027】
一次搬送体8を懸垂状態で移動する包装体1は、垂直な回転面を構成した二次搬送体9との間に所定間隔を保持して平行に走る平行部19において二次搬送体9に設けた多数の保持具10によって下方から保持され、同時に一次搬送体8による保持を解いて二次搬送体9に移行して矢視の方向に移動する。
【0028】
この移動において、包装体1は平行部19に平行した二次搬送体8の部分において、保持具10によって下方から保持されながら右方に移動し、垂直部20に転じて図1の(D)のとおり、シールdを下にして下降し、ついで水平方向に転じて水平部21において(C)のとおりシールcを下にして懸吊状で移動し、続いて垂直部22で上昇に転じて(B)のとおりシールbを下にして移動する。
【0029】
この二次搬送体8の垂直移動と水平移動によって包装体1のシールb,c,dのすべてに内容物である酸素吸収剤2が強制的に接触して、シール部にシール不良部Xがあればこのシール不良部Xに酸素吸収剤2が侵入する。
このようにして酸素吸収剤2を万遍なくシールb,c,d部に強制的に接触させた包装体1は、上昇したのち水平部23に移動し、折込部aを下にして(E)に配置した検査用視覚装置3(図2においては図示を省略)のCCDカメラ4によって包装体1を側面から撮影し、シールの状態の良否が検査される。
【0030】
なお、移動する包装体の撮影に際しては、各包装体1がCCDカメラ4の設定位置に移動したことを近接スイッチで確認し、この移動のピッチに同期して撮影するものである。
また、各包装体1の撮影は、内部の酸素吸収剤2が鉄粉のような磁性体を含む場合には、磁気を利用して磁気波形による画像をコントローラに入力して検査することも可能である。
【0031】
水平部24において検査された包装体1は、引き続いて水平移動し、水平部24において回転面が水平な他の一つの三次搬送体25に設けた保持具10によって上部を保持されて二次搬送体9から離れ、懸垂状態で三次搬送体25に移動し、不良品排出部26において検査の結果シール不良と判断された包装体1を落下させ、良品の包装体1のみを移動させて良品取得部27において保持具10による保持を解いて製品として落下させるものである。
【0032】
かゝる三次搬送体25は、検査済みの包装体の良品と不良品の振り分けのためには包装体1を吊り下げの状態として搬送の所要の部位で振り分けることが最も能率的であることから設けられたものであるが、たとえば、二次搬送体9の水平部24で振り分けるなど、他の振り分け手段によってもよく、前記一次搬送体25はこの発明にとって必ずしも必要なものではない。
【0033】
なお、図2において、一次搬送体8を使用することなく、帯状包装体1aと、これを個々の包装体1に分離するための回転切断装置18を二次搬送体9の水平部21の始端部(図2の右端部分)に配置して個々に分離した包装体1を直接二次搬送体9の保持具10で保持して請求項1に記載したシール不良の検査法によの方法を実施することも可能である。
【0034】
【発明の効果】
この発明の請求項1に記載した包装体のシール不良検査法は、シール包装によって流動性を有する内容物を収容した個々の包装体を、そのシール部のシール面を回転面が垂直な搬送体の該回転面に平行させた状態で保持具で固定保持して移動させることにより、包装体のすべてのシール部に流動性を有する内容物を万遍なく自動的に強制接触させるもので、シール不良の包装体は、流動性の内容物がシール部に確実に侵入するため、検査用視覚装置においてシール不良の包装体を確実に発見することができるものである。
また、検査にはCCDカメラなどによる検査用視覚装置で画像処理し、正常な画像と比較してシール不良の包装体を検出することができるため、検査を自動化することができ、高速で流れる多数の包装体のシールの良否を確実に判定することができる。
【0035】
この発明の請求項2に記載した包装体のシール不良検査法は、シール包装によって流動性を有する内容物を収容した個々の包装体を、回転面が水平な一次搬送体の保持具に一旦保持させて移動しながら、移動の途中で回転面が垂直な二次搬送体にその保持位置を変えて転移させたのち、包装体のシール部のシール面を二次搬送体の回転面に平行させて保持具で固定保持して移動させることにより、包装体のすべてのシール部に流動性を有する内容物を万遍なく自動的に強制接触させるもので、シール不良の包装体は、前記と同様にして流動性の内容物がシール部に確実に侵入するため、検査用視覚装置においてシール不良の包装体を確実に発見することができる。
この一次搬送体と二次搬送体との組み合わせは、二次搬送体のみを使用した場合に比べてシール良否の検査の速度と包装体の供給速度の調整を一次搬送体を介在させることによって容易に行うことができ、これによってより高速による検査が可能となるものである。
【0036】
特に、これら請求項1および2に記載の包装体のシール不良検査法によれば、個々の包装体を高い確認精度によって自動的に全数検査することができ、検査を終えたシール不良部のない包装体は直ちに製品として出荷することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における包装体のシール不良検査法における検査工程を示す説明図である。
【図2】この発明の検査法に使用する包装体搬送装置の一例を示す斜視図である。
【図3】図2における保持具の一例を示す要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 包装体
2 酸素吸収剤
3 検査用視覚装置
8 一次搬送体
9 二次搬送体
10 保持具
b,c,d シール

Claims (3)

  1. シール包装により流動性を有する内容物を収容した包装体の多数を、それぞれ垂直な回転面を有する無端状の搬送体に設けた保持具によって該包装体のシール部を形成する面を該搬送体の回転面と平行に固定保持して移動させ、該搬送体の搬送運動によって各包装体のすべてのシール部に内容物を強制接触させたのち、該包装体を検査用視覚装置で画像処理して正常な画像と比較することによって、シール不良の部分に内容物が侵入した包装体を検出することを特徴とする包装体のシール不良検査法。
  2. シール包装により流動性を有する内容物を収容した包装体の多数を、それぞれ水平な回転面を有する無端状の一次搬送体に設けた保持具で保持して順次水平方向に移動させ、移動の途中で各包装体を垂直な回転面を有する無端状の二次搬送体に設けた保持具に保持位置を変えて転移させたのち、包装体のシール部を形成する面を二次搬送体の回転面と平行に固定保持して移動させ、該二次搬送体の搬送運動によって各包装体のすべてのシール部に内容物を強制接触させたのち、該包装体を検査用視覚装置で画像処理して正常な画像と比較することによって、シール不良の部分に内容物が侵入した包装体を検出することを特徴とする包装体のシール不良検査法。
  3. 前記包装体が、縦又は/及び横方向に多数の包装体を連設した帯状包装体の連接されたシール幅の中央から切断することによって単一の各包装体に分離したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の包装体のシール不良検査法。
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