JP3683030B2 - 養土供給装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、野菜等の種子を育成する育苗トレイの各ポット内に養土を供給充填させるために用いる養土供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種養土供給装置は、養土を貯蔵するホッパと、該ホッパの下部位置に配設される養土搬送用コンベアとをもつ養土供給部と、養土が充填されるポットを養土搬送用コンベアと同方向に搬送するポット搬送用コンベアとを備え、前記養土搬送用コンベアの送り方向下流側で、該コンベアで搬送されて落下する養土をポット内に受け取る養土受取位置近くに、このポット内に養土を均一に拡散しながら落下供給させる拡散ブラシを設け、また、ポット搬送用コンベアの下流側には、ポット内に落下した養土を鎮圧する鎮圧ローラと、該鎮圧ローラで鎮圧された養土をポット内の所定高さにまで均一に押し込んで充填させる充填ブラシとをそれぞれ設けている。
【0003】
そして、ポット内に養土を充填させるに際しては、養土供給部に設けた養土搬送用コンベアとポット搬送用コンベアとがそれぞれ同一方向に回行駆動されながら、前記養土搬送用コンベアでホッパ内の貯蔵養土がポットの養土受取位置へと搬送され、この受取位置で落下する養土が拡散ブラシにより均一に拡散されて、前記ポット搬送用コンベアで搬送されるポット内へと落下供給され、この後鎮圧ローラで鎮圧され、また、充填ブラシでポットに供給された養土をポット高さいっぱいの位置ですり切って、ポット内に空気溜りが発生したりすることなく均一状態でポットいっぱいの養土の充填が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上の養土供給装置では、ポット内に空気溜りを発生させたりすることなく養土をポットいっぱいのすり切り状に充填させるため、ポット搬送用コンベアの長さ方向に沿って拡散ブラシと鎮圧ローラ及び充填ブラシをそれぞれ配設しているので、装置全体の構成が複雑化し、また、全体長さも長くなって大型化する不都合があった。しかも、以上の養土供給装置でポット内に養土を充填させるためには、ポット搬送用コンベアのポット送り方向上流側にポットを養土供給部に送り込むための所定長さのポット送込み部を確保する必要があるが、以上のように、養土供給部に設ける養土搬送用コンベアによる養土の搬送方向と、ポット搬送用コンベアによる育苗トレイの搬送方向とをそれぞれ同一向きとする場合には、該養土搬送用コンベアにおけるポットの養土受取位置を前記ポット搬送用コンベアの搬送方向下流側に位置させる必要があるので、前記ポットの養土受取位置からポット送込み部までの長さが長くなり、つまり、このポット送込み部からポットの養土受取位置までの間に養土の充填に直接寄与しないデッドスペースが形成され、このデッドスペースの分だけ装置全体の長さが長くなって装置全体が一層大型化する不都合もあった。
【0005】
本発明の主な目的は、全体構成を大型化することなく簡単な構成でもって、ポット内に空気溜りが発生したりすることなく養土を均一状態に供給充填させることができる養土供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、養土を供給する養土供給部と、該養土供給部の下方に位置され、養土供給部から供給された養土を受け取る受取位置に順次ポットを送るポット搬送用のコンベアベルトとを備えた養土供給装置であって、モータを有し、前記コンベアベルトの下面で前記受取位置に対し前記コンベアベルトの送り方向下流側に配設されて前記養土を受け取ったポットを振動させる加振器と、前記コンベアベルトの送り方向終端部に、前記コンベアベルトの送り方向に対し傾斜して配設されて前記モータの駆動により加振力が与えられ、前記コンベアベルト上にこぼれた養土を回収する回収板を備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、養土供給部が、養土受取位置にあるポットの上方に養土を送る養土搬送用コンベアを備え、該養土搬送用コンベアの送り方向を前記コンベアベルトの送り方向と逆方向としていることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】
請求項1記載の発明によれば、ポット搬送用コンベアに設けたコンベアベルトによりポットが養土受取位置へと搬送され、この受取位置でポット内に養土供給部から供給される養土が装填される。そして、ポット内に養土が装填された後、前記コンベアベルトの下面側で養土受取位置に対しポットの送り方向下流側に配設した加振器で、ポットに振動を与えて内部の養土を均すことにより、従来の拡散ブラシや鎮圧ローラ及び充填ブラシを用いて、ポットいっぱいのすり切り状に充填するものに較べ、構成を簡素化して全体構成を小型化できながら、前記ポット内に空気溜りが発生したりすることなく養土を均一状態に充填させることができ、しかも、前記加振器はコンベアベルトにおけるポット搬送面の下部側に配設され、その下部側からコンベアベルトに加振力を付与して、該コンベアベルトで搬送されるポットを振動させるようにしているので、ポットが複数個並んでいる場合でも、このポットの全体を均一に振動させることができて養土を均一状態に均すことができる。
【0010】
また、養土供給部からポットに落下供給される養土の一部がポット搬送用コンベアのコンベアベルト上にこぼれ落ちることがあっても、また、加振器でポットに振動を与えるとき、該ポット内に装填された養土の一部がコンベアベルト上にこぼれ落ちることがあっても、このコンベアベルトの送り方向終端部に設けた回収板により養土を回収できて、再利用することができ、しかも、ポットを養土供給部に搬送するのにコンベアベルトを用いているので、こぼれ落ちた養土が途中で脱落したりすることなく、こぼれ落ちた養土のほぼ全量を回収板で回収できて養土の利用効率を高めることもできる。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、養土供給部に設ける養土搬送用コンベアとポット搬送用コンベアとの送り方向をそれぞれ逆向きとしているので、従来の養土搬送用コンベアとポット搬送用コンベアとの搬送方向をそれぞれ同一向きとする場合のように、養土搬送用コンベアにおけるポットの養土受取位置をポット搬送用コンベアの搬送方向下流側に位置させたりすることなく、養土搬送用コンベアにおけるポットの養土受取位置と、ポット搬送用コンベアのポット送り方向上流側にポットを養土供給部に送り込むために確保されるポット送込み部との間に、養土の充填に直接寄与しないデッドスペースを設けたりすることなく、前記養土搬送用コンベアにおけるポットの養土受取位置から前記ポット搬送用コンベアのポット送込み部までの長さを短くすることができて、装置全体を一層小型化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1,図2に示した養土供給装置は、養土を供給する養土供給部1と、縦横方向に複数のポットPが配列された育苗トレイTを前記養土供給部1に搬送するポット搬送用コンベア2と、これら養土供給部1とポット搬送用コンベア2とを支持する支持体3とを備えている。
【0013】
この支持体3は、前記搬送用コンベア2によるトレイTの搬送方向前後左右に立設される4本の脚部31と、これら各脚部31の上部側に配設される矩形状の支持枠32とを備え、該支持枠32の前後部位間に前記ポット搬送用コンベア2を支持させている。前記各脚部31の下部側には、該各脚部31の近くに旋回自由に支持されるキャスタ車輪33と、前記各脚部31対し伸縮可能とされた接地杆34とをそれぞれ設け、養土供給装置の使用時には、図1で示すように各接地杆34を各脚部31から下方に進出させて、支持体3の全体を地面に固定し、また、養土供給装置の移動時等には、各接地杆34を各脚部31の上方側に後退させて各キャスタ車輪33を接地させることにより、該各キャスタ車輪33で自由に移動走行できるようにしている。図中、35は前後脚部31,31間を連結する連結杆である。
【0014】
前記ポット搬送用コンベア2は、前記支持枠32間の前後部位に支持部材を介して回転自由に支持される前後一対のローラ21,22と、該各ローラ21,22の中間上下部位に回転自由に配設される2つの中間ローラ23,24と、これら各ローラ21〜24間に無端状に掛回される1つの広幅なコンベアベルト25とを備え、このコンベアベルト25を前記支持枠32の下部側に支持体36を介して取付けられた第1モータ26に連動連結させている。また、前記コンベアベルト25における養土供給部1の上流側には、この養土供給部1に育苗トレイTを送り込むために、該トレイTよりもやや長尺とされた送込み部27を設けている。さらに、前記前後ローラ21,22間に設ける上下の中間ローラ23,24は、該各中間ローラ23,24でコンベアベルト25のポット搬送面とその下面側との間に所定空間を確保し、この空間に後述する加振器4の駆動機構44を構成する第3プーリ48と、その同軸上に設ける回転板52とを配設できるようにしている。また、前記支持体3に設ける支持枠32の上部側で前記コンベアベルト25の横方向両側には、左右一対のガイド板37を支持杆38を介して取付け、これら各ガイド板37により前記コンベアベルト25で搬送される育苗トレイTを案内するようにしている。
【0015】
前記養土供給部1は、養土を貯蔵するホッパ11と、該ホッパ11の下方部に連通状に一体形成された外形大の筐体12と、この筐体12の内部に、ホッパ11の養土流出口と対向し、かつ、前記ポット搬送用コンベア2と平行状に設けられる養土搬送用コンベア13とを備えており、このコンベア13は、前記筐体12の前後部位に回転自由に支持される前後一対のローラ14,15と、該各ローラ14,15間に無端状に掛回されるコンベアベルト16とを備え、このコンベアベルト16を前記筐体12の養土搬送方向後方内部に設けた第2モータ17に連動連結させている。また、前記筐体12には、そのコンベアベルト16の養土搬送方向下流側に、該コンベアベルト16で搬送される養土を前記トレイTの各ポットP内に落下供給させるためのシュータ部18を形成している。
【0016】
そして、前記ポット搬送用コンベア2におけるポットPの養土受取位置よりも下流側、つまり前記養土供給部1のシュータ部18よりも下流側に、該シュータ部18からの養土が装填されたポットPを育苗トレイTごと上下振動させる加振器4を配設する。
【0017】
この加振器4として、図1,図2の実施形態では、図3に示すように、前記ポット搬送用コンベア2に設けるコンベアベルト25のポット搬送面の下部側に振動板41を前後方向に配設し、該振動板41の下面側で長さ方向一側に突片42を設けて、この突片42を前記支持枠32のポット搬送方向前端側に枢支軸43を介して支持させることにより、該枢支軸43を中心に前記振動板41の全体を上下揺動可能となすと共に、この振動板41には、その全体を強制的に上下振動させるための駆動機構44を設ける。
【0018】
この駆動機構44は、前記支持枠32の下部側に取付体39を介して支持された第3モータ45と、その回転軸上に設けられた第1プーリ46と、ポット搬送方向前方側の脚部31近くに回転自由に支持された第2プーリ47と、前記ポット搬送用コンベア2の中間ローラ23,24によりコンベアベルト25のポット搬送面とその下面側との間に確保された空間内に回転自由に支持する第3プーリ48と、この第3プーリ48と第1プーリ46との間に回転自由に支持された第4プーリ49と、これら第1〜第4プーリ46〜49間に掛回された伝動ベルト50と、前記第3プーリ48の軸に対して偏心する偏心板52とを備え、該偏心板52を前記振動板41の下面側に設けられた当接体51に当接させることにより、この振動板41の全体を前記枢支軸43を中心に上下揺動させ、これに伴い前記コンベアベルト25のポット搬送面を上下振動させ、該コンベアベルト25で搬送される育苗トレイTの全体に均一な加振力を与えるようにしている。
【0019】
また、前記ポット搬送用コンベア2のポット送り方向終端側には、そのコンベアベルト25上にこぼれ落ちた養土を回収して再利用するため延びる養土回収装置6を設けるのであって、この養土回収装置6として、各図の実施形態では、底板61aと、該底板61aの両側に対向状に立設された一対の側板61bとを備え、前記コンベアベルト25の幅とほぼ同幅又はやや広幅とされた回収板61を用い、この回収板61を前記コンベアベルト25のポット送り方向終端側との対向部位からポット送り方向前下方側に向かって傾斜状に配設している。
【0020】
さらに、前記回収板61には、前記加振器4を利用して上下方向の加振力を与え、この加振力を付与することにより、前記回収板61を緩やかな傾斜勾配として、該回収板61を配設するための上下空間を狭くできながら、この回収板61に養土が途中で停滞したりすることなく、該養土を下方側に円滑に流下させ得るようにしている。
【0021】
具体的には、回収板61の長さ方向一側を前記支持体3に設ける連結杆35のポット搬送方向前方側に揺動リンク62を介して支持させ、かつ、他端側を前記コンベアベルト25のポット送り方向終端側に所定間隔をあけて対向させると共に、前記加振器4に設ける駆動機構44の第2プーリ47の軸に、該軸対して偏心する偏心板64を取付けて、該偏心板64を前記底板61aの下面側に設けられた当接体63に当接させて、前記加振器4に設けた第3モータ45の駆動で前記偏心板64を回転させて、前記回収板61の全体を揺動リンク62を介して上下揺動させることにより、回収板61上を流下しながら回収される養土が途中で停滞したりすることなく、該養土を円滑に流下させて良好に回収でき、しかも、前記回収板61を上下振動させるにあたっては、前記育苗トレイTに加振力を付与する加振器4を利用しているので、構成も簡素化することができる。
【0022】
また、各図の実施形態では、前記ポット搬送用コンベア2のポット搬送方向前方側に、前記回収板61で回収された養土を前記養土供給部1のホッパ11に戻すための揚上機7を配置しており、この揚上機7は、前記回収板61の下部側に臨み、該回収板61で回収される養土を貯溜する貯溜部71と、この貯溜部71内の養土を揚上させるモータ72を備えた揚上コンベア73と、該揚上コンベア73で揚上された養土を前記ホッパ11に供給するシューター74とを備えている。また、前記揚上機7は、その貯溜部71の下部側に一対の走行車輪75,75を設け、該各車輪75により移動可能とされている。
【0023】
さらに、前記ポット搬送用コンベア2の駆動源である第1モータ26と、前記養土供給部1に設ける養土搬送用コンベア13の駆動源である第2モータ17との回転駆動方向を互いに逆向きとし、この養土搬送用コンベア13でホッパ11内の養土を図1の矢印A方向に搬送してシュータ部18から下方に落下させ、一方、前記ポット搬送用コンベア2で搬送される育苗トレイTは、前記矢印Aとは逆向きの矢印B方向に搬送させて、その各ポットP内に前記シュータ部18から落下される養土を受け取るようにしている。
【0024】
次に、以上の養土供給装置による作用について説明する。育苗トレイTのポットP内に養土を充填させるに際しては、先ず、ポット搬送用コンベア2に設けた第1モータ26と、養土供給部1の養土搬送用コンベア13に設けた第2モータ17とをそれぞれ駆動させて、これら養土搬送用コンベア13及びポット搬送用コンベア2に設けるコンベアベルト16,25を矢印A,B方向に互いに逆向きに回行させながら、育苗トレイTを前記ポット搬送用コンベア2におけるコンベアベルト25の送込み部27上に載置することにより、該コンベアベルト25で育苗トレイTが矢印B方向に向かって前記養土供給部1側へと搬送される。このとき、養土供給部1においては、その養土搬送用コンベア13のコンベアベルト16でホッパ11内の養土が矢印A方向に搬送されてシュータ部18から落下され、このシュータ部18からの落下養土が育苗トレイTのポットP内に装填されて、該育苗トレイTが前記コンベアベルト25で下流側へと搬送される。
【0025】
以上のように、養土供給部1の養土搬送用コンベア13と、ポット搬送用コンベア2とに設ける各コンベアベルト16,25の送り方向を、それぞれ逆向きの矢印A,B方向としているので、従来の養土搬送用コンベア13とポット搬送用コンベア2との送り方向を同一向きとする場合のように、前記養土供給部1のシュータ部18をポット搬送用コンベア2の搬送方向下流側に位置させて、このポット搬送用コンベア2におけるコンベアベルト25のポット送り方向上流側に確保されるポット送込み部27と、養土供給部1のシュータ部18との間に、養土の充填に直接寄与しないデッドスペースを設けたりすることなく、前記コンベアベルト25の上流側にシュータ部18を位置させることができ、このため、該シュータ部18からポット搬送用コンベア2のポット送込み部27までの長さを短くすることができて、装置全体を小型化することができる。
【0026】
そして、以上のように育苗トレイTのポットP内に養土が装填された後、この育苗トレイTは前記コンベアベルト25で下流側へと搬送されるが、このコンベアベルト25の下流側においては、前記加振器4に設けた第3モータ45が駆動され、これに伴い第1〜第4プーリ46〜49及び伝動ベルト50を介して偏心板52が回転され、振動板41に設けられた当接体51を介して、前記振動板41の全体が枢支軸41を中心に上下に揺動され、また、該振動板41で前記コンベアベルト25のポット搬送面が上下振動されて、このコンベアベルト25で搬送される育苗トレイTの全体に均一な加振力を与えられる。
【0027】
従って、従来の拡散ブラシや鎮圧ローラ及び充填ブラシを用いて、ポットいっぱいのすり切り状に充填するものに較べ、構成を簡素化して全体構成を小型化できながら、前記ポットP内に空気溜りが発生したりすることなく、このポットP内に養土を均一状態に充填させることができ、しかも、前記加振器4として振動板41を用い、該振動板41を前記コンベアベルト25におけるポット搬送面の下部側に配設して、その下部側からコンベアベルト25の全体に加振力を付与するようにしているので、該コンベアベルト25に対する振動板41の接触部位を増大させて、このコンベアベルト25で搬送される育苗トレイTの全体を均一かつ良好に振動させることができて、そのポットP内の養土を均一状態に均すことができる。
【0028】
さらに、前記養土供給部1のシュータ部18から育苗トレイTのポットPに落下供給される養土の一部が、ポット搬送用コンベア2のコンベアベルト25上にこぼれ落ちたとき、また、前記加振器4で育苗トレイTに振動を与えるとき、そのポットP内に装填された養土の一部がコンベアベルト25上にこぼれ落ちたとき、これらコンベアベルト25上にこぼれ落ちた養土を、途中で脱落したりすることなく、その全量をコンベアベルト25により送り方向終端部へと搬送することができ、また、該コンベアベルト25で送り方向終端部には、その対向部位からポット送り方向前下方側に向かって傾斜状に延びる回収部6の回収板61が配設されているので、この回収板61によりこぼれ落ちた養土の全量を回収できて養土利用効率を高めることができる。
【0029】
しかも、前記回収板61には、前記加振器4を利用して上下方向の加振力が付与され、つまり、この加振器4に設けた駆動機構44の第3モータ45で第2プーリ47の軸に対して偏心した偏心板64を回転させ、前記回収板61の下面側に設けられた当接体63を介して、前記回収板61の全体を揺動リンク62を介して上下揺動させることにより、この回収板61を緩やかな傾斜勾配として、該回収板61を配設するための上下空間を狭くすることができながら、この回収板61上を流下しながら回収される養土を途中で停滞させたりすることなく、該養土を円滑に流下させて揚上機7側に良好に回収することができる。
【0030】
また、前記回収板61による回収養土は、該回収板61の下部側に臨む揚上機7の貯溜部71内に落下され、この貯溜部71から揚上コンベア73で揚上されて、シューター74により前記養土供給部1のホッパ11内に戻されるので、養土の良好な再利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる養土供給装置の一部切欠いた側面図。
【図2】 その平面図。
【図3】 要部の拡大側面図。
【符号の説明】
1……養土供給部
13…養土搬送用コンベア
2……ポット搬送用コンベア
25…コンベアベルト
4……加振器
6……養土回収装置
P……ポット

Claims (2)

  1. 養土を供給する養土供給部と、該養土供給部の下方に位置され、養土供給部から供給された養土を受け取る受取位置に順次ポットを送るポット搬送用コンベアベルトとを備えた養土供給装置であって、モータを有し、前記コンベアベルトの下面で前記受取位置に対し前記コンベアベルトの送り方向下流側に配設されて前記養土を受け取ったポットを振動させる加振器と、前記コンベアベルトの送り方向終端部に、前記コンベアベルトの送り方向に対し傾斜して配設されて前記モータの駆動により加振力が与えられ、前記コンベアベルト上にこぼれた養土を回収する回収板を備えていることを特徴とする養土供給装置。
  2. 養土供給部は、養土受取位置にあるポットの上方に養土を送る養土搬送用コンベアを備え、養土搬送用コンベアの送り方向を前記コンベアベルトの送り方向と逆方向としている請求項記載の養土供給装置。
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