JP3682638B2 - 近接スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検出コイル部とプリント基板とを電気的に接続してケース内に収納してなる近接スイッチに関する。
【0002】
【関連する背景技術】
例えば、特開平9−92105号公報で紹介されている従来の高周波発振型近接スイッチ10は、図5に示すように、ケース11と、ケース11内に収納された検出コイル部12及びプリント基板13と、このプリント基板13に電気的に接続されたケーブル14と、このケーブル14を保持するケーブルホルダ15と、プリント基板13の端部に備わった表示素子16等から構成されている。
【0003】
ケース11は、両端部に開口を有する略円筒形の筒体であり、ケース11の先端側開口部には、カバー17が嵌着され、カバー17の近傍には検出コイル部12が収納されている。
【0004】
プリント基板13は、検出コイル部12に電気的に接続され、種々の電子部品が実装され、ケース11の長手方向に収納されている。尚、電子部品の実装面積をなるべく大きくとるために、プリント基板13はケースの直径位置(軸線位置)に収納されている。
【0005】
プリント基板13の底面にはケーブル14の先端が半田接合されると共に、ケース11の基端側開口部(図5中、右側開口部)にはケーブル14を保持するためのケーブルホルダ15が嵌着されている。尚、ケース11の内部にはプリント基板13を保護するために樹脂剤が充填されている。
【0006】
プリント基板13の基端側端部であって基板幅方向略中央部には表示素子16が取り付けられている。この表示素子16は、近接スイッチ10の動作状態を表示するためのもので、LED等の発光素子からなり、被検出物体が検出コイル部12に接近したとき、例えば、緑色に発光するようになっている。
【0007】
ケーブルホルダ15は、ケース11の基端開口部にホルダ15の一端が嵌着されると共に、ホルダ15の他端にはケーブル14をクランプ保持するためのケーブルクランプ部15bが形成されている。
【0008】
ケーブルホルダ15の、表示素子16が近接する部分には、光を透過する導光部15aが形成されており、LED光は、この導光部15aを透過してスイッチ外部に照射され、LEDの点灯をスイッチ外部から確認できるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
表示素子16の発光をスイッチ外部から見やすくするためには、ケーブルホルダ15の導光部15aを表示素子16の近傍に配置させることが必要である。しかし、従来の近接スイッチ10は、上述のように、ケース11の直径位置にプリント基板13が収納され、基板13の基端側端部の基板幅方向略中央部に表示素子16が実装されているので、表示素子16の近傍に導光部15aを配置させるためには、ケーブル14の軸心を基板13の表示素子実装面と反対側に偏心させて、ケーブルホルダ15の周壁が表示素子16の近傍に位置するようにしなければならず、そのためにはケーブルホルダ15の外径を小さくしなければならない。
【0010】
又、ケーブルホルダ15とプリント基板13の基端側端部との干渉を避けるため、ケーブルホルダ15のケーブルクランプ部15bは、ケース11の基端側開口部から外方に向かうように形成させなければならない。
【0011】
ケーブルホルダ15の外径が小さくならざるを得ず、その為、ホルダ15自体が強度的に弱くなり、破損し易くなる。特に、近接スイッチ10を自動機等に取り付ける場合、取付けスペースが制限されるためにケーブル14自体を無理に曲げることがあり、このような場合に上述の近接スイッチ10のようにケーブルホルダ部15の外径が小さいと、ホルダ部15に応力集中が生じ、ホルダ部15を破損してしまうことがある。又、近接スイッチ10がアクチュエータに取り付けられている場合のように、ケーブル14自体が常に揺動するような環境ではケーブルホルダ15の耐久性が十分でない。
【0012】
このような事態を回避するために、ケーブルホルダ15のクランプ部15bをケース外方に十分延在させて、ケーブル14が極端に曲がらないようにしてホルダ15の破損を防止することも可能であるが、このような対策を講じると近接スイッチ10自体の全長が長くなり、自動機等の限られたスペースにスイッチ10を取り付ける際に支障をきたす。
【0013】
一方、上述のような問題を解決するために、例えば、特開平8−306285号公報で紹介されているような図6に示す近接スイッチ20の構造も採ることも可能である。この近接スイッチ20は、表示素子としてディスクリートLED(足長のLED)26を用いている。そして、この表示素子26を、ケース21に形成された表示窓21aの近傍に位置するようにプリント基板23上に実装している。これによって、ケーブルホルダ25の外径を大きく且つ全長を短くし、同時に表示素子が点灯しているか否かの識別をし易くしている。
【0014】
しかし、ディスクリートLED26をプリント基板23上に実装するには、表面実装機を利用できずに手作業で行うことが多く、余分な組付け工数を必要とする。又、基板23の半田接合部に半田付け不良が生じる可能性もある。プリント基板23の周囲は通常、樹脂剤をポッティング(充填)しているため、半田付け不良が生じても修正することができず、製品の歩留まりに悪影響を及ぼす。
【0015】
本発明の目的は、スイッチ全長をなるべく短くしつつ、ケーブルが曲げられてもケーブルホルダやケーブルとプリント基板との半田接合部が破損せず、且つスイッチの動作状態を外部から容易に確認できる近接スイッチを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成すべく、本発明に係る近接スイッチは、筒状のケースと、ケースの先端側に収納された検出コイル部と、検出コイル部と電気的に接続され、側部がケースの内周面に近接してケースの長手方向に沿って収納された検出信号処理用のプリント基板と、プリント基板に装着されて前記検出コイル部による検出動作状態を表示する表示素子とプリント基板に電気的に接続され、ケースの基端側から外部に導出されるケーブルと、ケースの基端側開口部に嵌着され、ケーブルを保持するケーブルホルダとを具備した近接スイッチであって、
特に前記プリント基板の基端部に、その幅方向一側に前記ケースの基端開口部から外方に突出して前記表示素子の装着部を形成した突出部を設けると共に、前記ケースの基端開口部から内方に向かう凹部を形成して前記ケーブルの先端部が配置される切欠き部を設け、
また前記ケーブルホルダを、前記ケースの基端開口部の外方に突出した前記プリント基板の突出部およびこの突出部に装着された表示素子を覆って前記ケースの基端開口部に嵌着されるケース嵌着部を備えると共に、このケース嵌着部に一体に連接されて前記ケースの基端開口部の外方から前記切欠き部の中へと延在して前記ケーブルを保持するケーブルクランプ部を備えた構造としたことを特徴としている。
【0017】
表示素子がプリント基板の幅方向略中央部に装着されず、基板の幅方向の一側に装着されているので、ディスクリートLEDをプリント基板に実装したりすることなく、表示素子の点灯をスイッチ外部から容易に確認することができる。
【0018】
又、表示素子の基板上の位置に合わせてケーブルホルダの形状を形成する必要がないので、ケーブルホルダの外径を十分にとることができる。従って、ケーブルホルダ部に十分な強度を持たせることができ、ケーブルの無理な曲げに対しても近接スイッチが破損することはない。
【0019】
好ましくは前記表示素子は、表示光をケーブルホルダのケース装着部を透過してスイッチ外部に照射するように設けられる(請求項2)。また前記ケーブルホルダについては、前記表示素子の表示光を透過するに十分な透明度を有する材質のもので形成すれば良い(請求項3)。
【0022】
ケーブルの端部から十分離れた位置でケーブルを保持することができるので、ケーブルクランプ部の全長が短くてもケーブルクランプ部の強度やケーブルと基板との半田接合部の強度を保つことができ、その結果、スイッチの全長を短くすることができる。そして、ケーブルホルダの外径をたとえ小さくしても、ケーブルホルダはケーブルの曲げに対して十分な強度をもつことができる。
【0023】
又、ケーブルクランプ部をケースの基端側開口よりケース内方(プリント基板側)に延在させることもでき、ケーブルの曲げに対するケーブルホルダの強度をより向上させることもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る近接スイッチの一実施形態について説明する。
【0028】
本発明の近接スイッチ30は、基本的には図1に示すように、ケース31と、ケース31の先端側に収納された検出コイル部32と、検出コイル部32と電気的に接続され、表示素子36が基端側端部の所定位置に実装された検出信号処理用のプリント基板33と、プリント基板33に電気的に接続されたケーブル34と、ケース31基端側開口部に嵌着されたケーブルホルダ35等とから構成されている。
【0029】
ケース31は、両端部に開口を有する略円筒形の筒体であり、ケース31の先端側開口部には、電気絶縁性の前面カバー37が嵌着され、前面カバー37の内部には電磁コイル32bが断面略E字形のコア32aに装着された状態で収納されている。そして、これらは、検出コイル部32を構成している。
プリント基板33は、検出コイル部32に電気的に接続されており、発振回路や信号処理回路を構成する電子部品が実装され、ケース31の長手方向に収納されている。尚、電子部品の実装面積をなるべく大きくとるために、プリント基板33はケース31の直径位置に収納され、基板33の両側部がケース31の内周面に近接するようになっている。
【0030】
又、プリント基板33の基端側端部(図中、右側の端部)は、ケース31の基端側開口部から外方に突出している。プリント基板33の基端側端部にはケーブル34の端部が電気的に接続され、ケース31の基端側開口部にはケーブル34を保持するためのケーブルホルダ35が嵌着されている。尚、ケース31の内部にはプリント基板33を保護するために図示しない樹脂剤が充填(ポッティング)されている。
【0031】
プリント基板33の基端側端部であって基板幅方向一側(図中、上方位置側)にはチップ型のLED(表示素子)36が実装されている。このLED36は、近接スイッチ30の動作状態を表示するためのもので、被検出物体が検出コイル部32に接近したとき、緑色に発光して被検出物の接近を知らせるようになっている。
【0032】
ケーブルホルダ35はケーブル34をしっかりと保持するためのもので、ホルダ35の一端部に形成されたケース嵌着部35cと、ケース嵌着部35cに隣接して形成されたLED動作表示部35aと、ホルダ35の他端部に形成されたケーブルクランプ部35b等から構成されている。
【0033】
ケース嵌着部35cは、その外径がケース基端部の内径とほぼ一致し、ケース基端部の開口に嵌着されるようになっている。
【0034】
LED動作表示部35aは、ケーブルホルダ35がケース基端開口部から突出した位置であって、プリント基板33のLED36が配置されている近傍の位置に形成されている。このLED動作表示部35aは、LED光を透過するのに十分な透明度を有する材質で形成されている。
【0035】
ケーブルホルダ35の反対側端部には、ケーブル34を保持するためのクランプ部35bが形成されている。そして、ケース嵌着部35cとケーブルクランプ部35bとの間には、補強用の肉厚部35dが形成されている。
【0036】
上述のように、LED36が、プリント基板33の基端側端部であって基板幅方向一側に実装されているので、ケーブルホルダ35のLED動作表示部35aをこれに対応する位置、即ち、ケーブルホルダ35のケース基端開口部から突出した位置に形成することができる。
【0037】
従って、図5に示すような従来型の近接スイッチ10のように、ケーブルホルダ15のLED動作表示部15aを基板基端側端部の幅方向略中央部に実装されたLED16の近傍に形成する必要がなくなる。
【0038】
つまり、図1に示すように、ケーブルホルダ35のクランプ部35bをケース軸線に対して偏心して形成する必要がなくなり、クランプ部35bの外径、即ち、クランプ部35bの肉厚を十分に確保することができ、ケーブル34が無理に曲げられたり、振られたりしてもケーブル端部はケーブルホルダ35にしっかりと保持され、ケーブルホルダ35が破損したり、ケーブル34とプリント基板33との半田接合部が剥離したりすることがない。
【0039】
又、チップ型LED36をそのまま利用できるので、ディスクリートLEDをプリント基板33に実装したりする必要がなく、電子部品取付け工数の増加を防ぐことができ、又、ディスクリートLEDに多く見られる半田部の剥離を防止することができる。
【0041】
又、LED36をプリント基板面に実装するのではなく、基板33の長手方向の側部の所定位置に切欠きを形成し、この切欠きにLED36を嵌装するようにしても良い。これにより、LED36の発光部をケース31の周壁又はケーブルホルダ35の内周壁により接近させることができ、スイッチ30の外部からLED36の発光をより認識し易くする。
【0042】
更に又、LED36はチップ型でなくても良いが、チップ型LEDを利用することで、表面実装機による実装が可能になり、組み付け工数の低減につながる。
【0043】
次に、本発明に係る近接スイッチの具体的な実施形態について説明する。この近接スイッチは、図2に示すように、ケース41と、ケース41の先端側に収納された検出コイル部42と、検出コイル部42と電気的に接続され、表示素子46が基端側端部の所定位置に実装された検出信号処理用のプリント基板43と、プリント基板43に電気的に接続されたケーブル44と、ケース基端側開口部に嵌着されたケーブルホルダ45等とから構成されている。
【0044】
図1及び図2から明らかなように、ケース41とケース31、検出コイル42と検出コイル32、表示素子46と表示素子36は夫々同じ形状・構造を有している。
【0045】
一方、プリント基板43の基端側端部には、上述の実施形態と異なり、切欠き43aが形成され、基端部の一部のみが、ケース41の基端開口部から外方に突出している。そして、その突出部43bに動作表示用のチップ型LED46が実装されている。
【0046】
ケーブルホルダ45は、上述の実施形態と同様に、ケース嵌着部45cと、LED動作表示部45aと、ケーブルクランプ部45b等から構成され、ホルダ部45の、プリント基板43のLED46が配置されている近傍の位置には、LED動作表示部45aが形成されている。しかし、ケーブルクランプ部45bは、上述の実施形態と異なり、基板側に向かって基板43の切欠き部43aに合うように形成されている。その結果、ケーブルクランプ部45bは、ケース41の基端開口部の外方のみならず内方にも形成されるとともに、ケーブル端部から十分離れた位置でもケーブル44を保持できるようになっている。
【0047】
この実施形態に係る近接スイッチ40は、以上のように構成されているので、LED動作表示部46をケーブルホルダ45のケース嵌着部45c近傍に位置させることができ、LED動作表示部45a近傍のケーブルホルダ45の外径を十分に確保することができる。又、ケーブルクランプ部45bの一端がプリント基板43の切欠き部43aに合うように延在すると共に、ケーブル端部から十分離れた位置でもケーブル44を保持できるので、近接スイッチ40全体の全長を長くすることなく、ケーブルクランプ部45bの長さを十分に確保することができる。従って、上述の実施形態のようにケーブルホルダ45の一部に補強用の肉厚部を形成しなくてもケーブル44の曲げに対して十分な強度を保つことができる。
【0048】
尚、ケーブルクランプ部45bは必ずしも基板切欠き部43aに向かってケース内方に延在して形成される必要はないが、このように延在させることでより一層、ケーブルをしっかりと保持することが可能となる。
【0049】
又、上述の実施形態と異なり、図3に示すように、動作表示用のLED46a,46bをプリント基板43の片面だけでなく両面に夫々実装しても良い。
【0050】
LED46a,46bに同じ発光色のLEDを使用し、プリント基板の両面に夫々装着した場合、LEDの発光量が増大するので、LEDが点灯しているか否かをケース外部からより容易に判断することができる。
【0051】
更に又、異なる発光色のLED46a,46bをプリント基板43の両面に夫々実装し、これらのLED46a,46bがコイル検出部42の異なる検出ゾーンで発光するようにすれば、近接スイッチ40の検出状態を段階的に確認することができる。例えば、発光色が緑色のLEDと赤色のLEDとを夫々実装し、被検出物を不安定状態で検出したときは、赤色のLEDが発光し、安定状態で検出したときは、緑色のLEDが発光するようにすれば、検出状態を段階的にチェックすることが可能となる。
【0052】
又、図4に示すように、プリント基板53の基端部に略U字型の切欠き53aを形成しても良い。切欠き53aをこのように形成することで、上述の最初の実施形態と同様にケーブルホルダ55のケーブルクランプ部55bの肉厚を十分にとることができる。又、ケーブル54の端部から一定距離だけ隔てた位置をケーブルクランプ部55bによって保持することができ、ケーブル54を無理に曲げたり揺すったりしても応力がケーブル54と基板53との半田接合部に生じ難い。従って、ケーブルクランプ部55bをケース51の開口部内方に向かうようにケーブルホルダ55に形成させなくても、十分な強度を維持することができると共に、ケーブルクランプ部55bの長さが短くても十分な距離を維持でき、スイッチ全長を短くすることが可能である。
【0053】
尚、ケースは、上述の実施形態のように円筒形状に限定されるものではなく、四角筒形であっても良い。この場合、ケーブルホルダ及び検出コイルも四角形状となることは言うまでもない。
【0054】
又、プリント基板がケース内部で確実に保護されれば、ケース内部に必ずしも樹脂剤を充填する必要もない。
【0055】
更に又、プリント基板は、表示素子の配設された一側がケースの内周面に近接していれば良く、基板の他側は必ずしもケース内周面に近接している必要はない。
【0056】
【発明の効果】
本発明に係る近接スイッチは、上述したように、特に前記プリント基板の基端部に、その幅方向一側に前記ケースの基端開口部から外方に突出して前記表示素子の装着部を形成した突出部を設けると共に、前記ケースの基端開口部から内方に向かう凹部を形成して前記ケーブルの先端部が配置される切欠き部を設け、
また前記ケーブルホルダを、前記ケースの基端開口部の外方に突出した前記プリント基板の突出部およびこの突出部に装着された表示素子を覆って前記ケースの基端開口部に嵌着されるケース嵌着部を備えると共に、このケース嵌着部に一体に連接されて前記ケースの基端開口部の外方から前記切欠き部の中へと延在して前記ケーブルを保持するケーブルクランプ部を備えた構造としている。
【0057】
表示素子がプリント基板の幅方向略中央部に装着されず、基板の幅方向の一側に装着されているので、ディスクリートLEDをプリント基板に実装したりすることなく、表示素子の点灯をスイッチ外部から容易に確認することができる。
【0058】
又、表示素子の基板上の位置に合わせてケーブルホルダの形状を形成する必要がないので、ケーブルホルダの外径を十分にとることができる。従って、ケーブルホルダ部に十分な強度を持たせることができ、ケーブルの無理な曲げに対しても近接スイッチを破損せずに長時間使用することが可能になる。
【0062】
またプリント基板の基端部に切欠き部を形成し、、ケーブルが当該切欠き部に挿入する構造としている。従ってケーブルの端部から十分離れた位置でケーブルを保持することができるので、ケーブルクランプ部の全長が短くてもケーブルクランプ部の強度やケーブルと基板との半田接合部の強度を保つことができ、その結果、スイッチの全長を短くすることができる。そして、ケーブルホルダの外径をたとえ小さくしても、ケーブルホルダはケーブルの曲げに対して十分な強度をもつことができる。
【0063】
又、ケーブルクランプ部をケースの基端側開口よりケース内方(プリント基板側)に延在させることもでき、ケーブルの曲げに対するケーブルホルダの強度をより向上させることができる。従って、スイッチの取付けスペースの狭い場所にもスイッチを取り付けることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る近接スイッチの長手方向の断面図である。
【図2】本発明の別の実施形態に係る近接スイッチの長手方向の断面図である。
【図3】本発明の更に別の実施形態に係る近接スイッチの、図2におけるIII-III断面図である。
【図4】本発明の更に別の実施形態に係る近接スイッチの長手方向の断面図である。
【図5】従来の近接スイッチの一例を示す長手方向の断面図である。
【図6】従来の近接スイッチの別の例を示す長手方向の断面図である。
【符号の説明】
30 近接スイッチ
31 ケース
32 検出コイル部
33 プリント基板
34 ケーブル
35 ケーブルホルダ
35a LED動作表示部
35b クランプ部
36 LED
40 近接スイッチ
41 ケース
42 検出コイル部
43 プリント基板
43a 切欠き
44 ケーブル
45 ケーブルホルダ
45a LED動作表示部
45b クランプ部
46a,b LED

Claims (3)

  1. 筒状のケースと、
    このケースの先端側に収納された検出コイル部と、
    この検出コイル部電気的に接続され、側部が上記ケースの内周面に近接してケースの長手方向に沿って収納された検出信号処理用のプリント基板と、
    このプリント基板に装着されて前記検出コイル部による検出動作状態を表示する表示素子と、
    前記プリント基板に電気的に接続されて前記ケースの基端側から外部に導出されるケーブルと、
    前記ケースの基端側開口部に嵌着され上記ケーブルを保持するケーブルホルダと
    具備した近接スイッチであって、
    前記プリント基板の基端部は、その幅方向一側に前記ケースの基端開口部から外方に突出して前記表示素子の装着部を形成した突出部を備えると共に、前記ケースの基端開口部から内方に向かう凹部を形成して前記ケーブルの先端部が配置される切欠き部を備え、
    前記ケーブルホルダは、前記ケースの基端開口部の外方に突出した前記プリント基板の突出部およびこの突出部に装着された表示素子を覆って前記ケースの基端開口部に嵌着されるケース嵌着部を備えると共に、このケース嵌着部に一体に連接されて前記ケースの基端開口部の外方から前記切欠き部の中へと延在して前記ケーブルを保持するケーブルクランプ部を備える
    ことを特徴とする近接スイッチ。
  2. 前記表示素子は、その表示光を前記ケーブルホルダのケース嵌着部を透過してスイッチ外部に照射するものである請求項1に記載の近接スイッチ。
  3. 前記ケーブルホルダは、前記表示素子の表示光を透過するに十分な透明度を有する材質のものからなる請求項1に記載の近接スイッチ。
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