JP3681849B2 - ローラ - Google Patents

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JP3681849B2
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優 吉原
博 今村
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株式会社加貫ローラ製作所
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新聞輪転印刷機での印刷ローラや紙あるいはフィルム等の搬送用または巻取用として使用するローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、新聞輪転印刷機での印刷ローラや紙あるいはフィルム等の製造メーカなどで搬送用または巻取用として使用されるローラは、鉄製のローラ芯の外周部に表面材として合成ゴム等を被覆したものが広く使用されている。しかし、このローラはローラ芯が鉄製であるため重く、そのため取り扱いが不便であり、かつ、ローラを駆動するものにおいてはモータが大型化するという問題を有する。
【0003】
したがって、近年、図2に示すように、ローラ芯3として鉄と同等の剛性を有し、重さが約1/5と軽い炭素繊維強化樹脂(カーボンファイバー)を使用し、該ローラ芯3の外周に合成ゴム等の表面材4を取り付けてローラ本体2を形成し、このローラ本体2の両端内部に接着剤を介してシャフト部材5を取り付けてローラ1としたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ローラ1は、使用するうちにローラ芯3の端部が他の物等と接触して損傷することにより、あるいは経年変化により劣化して繊維強化樹脂の粉塵が飛散することがある。そのため、印刷物が汚れたり、フィルムにあっては傷が付くことがある。また、クリーンルームにはこのようなローラを使用することができないという問題があった。さらに、前記ローラ芯3とシャフト部材5とは接着剤で固着しているだけであるため、特に軸方向の押圧力に弱く、ローラ芯3とシャフト部材5との接着が剥がれたり、ローラ芯3の端面に溶剤が触れると、これがローラ芯3とシャフト部材5との間に侵入し、接着剤の接着力が劣化し、最悪の場合にはシャフト部材5がローラ本体2から外れるという問題があった。
【0005】
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、繊維強化樹脂からなるローラ芯の端部が損傷して粉塵が飛散することを防止するとともに、ローラ芯とシャフト部材との取付強度の向上を図ったローラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明のローラは、繊維強化樹脂からなる円筒状のローラ芯の外周に表面材を備えたローラ本体と、該ローラ本体の両端に装入して取り付けるシャフト部材とからなるローラにおいて、前記シャフト部材のローラ芯への装着部の外側部に少なくとも前記ローラ芯の端面を覆う鍔部を設けるとともに、該シャフト部材に空気抜き用の孔を設け、前記ローラ芯とシャフト部材とを、接着剤と、ビスあるいはピン打ちによって固着したものである。
前記ローラでは、前記ローラ本体の表面材を前記シャフト部材の鍔部の外周にかけて延ばすことが好ましい
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1を参照して説明する。
本発明のローラ10は、図2と比較すれば明らかなように、シャフト部材15の円筒状の装着部15aにローラ本体12のローラ芯13の肉厚に等しい鍔部15bを設けた点で特に相違している。
すなわち、カーボンファイバー(CFRP)あるいはガラスファイバー(GFRP)などの繊維強化樹脂からなるローラ芯13の内部に、鉄(S45C)からなる前記シャフト部材15の装着部15aを接着剤(図示せず)を介して装入して、前記鍔部15bでローラ芯13の端面を被覆するようにしたものである。
【0008】
また、本発明のローラ10は、従来のローラ1がローラ芯3とシャフト部材5とを接着剤のみで固着していたのに対し、前記接着剤と合わせて、ビス16をローラ芯13の外周部より螺締してローラ芯13とシャフト部材15とを固着している。なお、前記ビス16の代わりにピンを打ち込んで固着してもよい。また、図中、15cは図示しない機器などの軸受けに回転可能に取り付けるための軸部、15dは空気抜き用の孔である。
【0009】
前記ローラ芯13の外周に合成ゴムなどからなる表面材14を設けるには、たとえば、前記ローラ芯13の表面にローラの用途に適切な合成ゴムパウンドをローラ芯13からシャフト部材15の鍔部15bにかけた外周にゴムライニングするとともに加硫、研磨を行って表面材14を設ける。
【0010】
前記構成のローラ10では、ローラ芯13の両端面をそれぞれシャフト部材15の鍔部15bにより被覆することができる。また、ローラ芯13とシャフト部材15との接合部分を表面材14により完全に覆い隠すことができる。なお、表面材14は必ずしもシャフト部材15の鍔部15bの外周にかけて設けなくてもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のローラでは、ローラ芯の両端面がシャフト部材の鍔部により被覆されるため、他の物品と接触してもローラ芯の端面が破損することはない。また、経年変化によりローラ芯が劣化してもその破片(粉塵)が外部に飛散することを抑制することができる。そのため、クリーンルーム内でも使用することが可能となる。
【0012】
さらに、表面材を前記ローラ芯とシャフト部材の鍔部にかけた外周に設けることにより、ローラ芯とシャフト部材との接合部分を完全に覆い隠すことができるため、該ローラを接着剤を劣化させる溶剤等がローラ芯とシャフト部材との間に侵入して接着剤の接着力を劣化させることを防止できる。
【0013】
さらにまた、ローラに対して軸方向に押圧力がかかった場合には、前記ローラ芯の端面にシャフト部材の鍔部が当接するため、これらの接着層に作用する負荷を低減でき、また、ローラ芯とシャフト部材との間に周方向の負荷がかかった場合には、ビスやピンなどの留め具により前記負荷を低減することができ、よって、ローラ芯とシャフト部材との取付強度の向上を図ることができ、ローラ本体よりシャフト部材が外れることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のローラを示す断面図である。
【図2】 従来のローラを示す断面図である。
【符号の説明】
10…ローラ、12…ローラ本体、13…ローラ芯、14…表面材、15…シャフト部材、15a…装着部、15b…鍔部、16…ビス、15d…空気抜き用の孔

Claims (2)

  1. 繊維強化樹脂からなる円筒状のローラ芯の外周に表面材を備えたローラ本体と、該ローラ本体の両端に装入して取り付けるシャフト部材とからなるローラにおいて、
    前記シャフト部材のローラ芯への装着部の外側部に少なくとも前記ローラ芯の端面を覆う鍔部を設けるとともに、該シャフト部材に空気抜き用の孔を設け、
    前記ローラ芯とシャフト部材とを、接着剤と、ビスあるいはピン打ちによって固着したことを特徴とするローラ。
  2. 前記ローラ本体の表面材を前記シャフト部材の鍔部の外周にかけて延ばしたことを特徴とする請求項1に記載のローラ。
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