JP3674907B2 - 不織布及び不織布製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、不織布及び不織布製造方法に関するものであり、より詳細には、原材料としてメラミン系樹脂発泡体を用いた不織布及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
戸棚、テーブル又は机等の家具類や、OA機器等を清掃する清掃具として、布雑巾や、使捨て可能な紙製品などが一般に使用されており、陶器製又は金属製の食器類、浴槽や洗面器等の入浴用品等を清掃する清掃具として、発泡ウレタン樹脂製のスポンジ等が広く実用に供されている。家事従事者等は、乾拭きにより清掃対象物を拭き取ったり、清掃具に水又は洗浄液を含浸した後に清掃対象物の汚れを拭き取る。
【0003】
多くの場合、乾燥状態の清掃具によっては、清掃対象面の塵埃等を簡易に拭き取ることはできたとしても、清掃対象面の微細な凹部又は木質系繊維の隙間等の塵埃、或いは、頑固に付着した汚れ等は、十分に除去し難く、無理に汚れを除去しようとすると、清掃対象面に擦過傷等を生じさせる可能性がある。これに対し、適量の水又は洗浄液を含浸した清掃具にあっては、このような汚れを比較的容易に除去し得るかもしれない。しかし、清掃対象面に残留した水又は洗浄液は、乾燥後に拭き跡として清掃対象面に表出し易く、このような拭き跡を消失させる乾拭き等が再び必要とされであろう。
【0004】
このような欠点を解消可能な清掃具として、メラミン系樹脂発泡体からなる清掃具が、特開平11−128137号において提案されている。同公報によれば、メラミン系樹脂発泡体は、密度5〜50kg/m3 、引張強度0.6〜1.6kg/cm2 、破断時の伸び8〜20%、セル数80〜300個/25mmの物性を有する連続気泡構造の多孔体からなる。メラミン系樹脂発泡体には、所望により、アニオン系界面活性剤が3〜60重量部添加され、或いは、洗浄助剤が添加される。メラミン系樹脂発泡体は、比較的硬く且つ脆い材料であるので、清掃対象面を擦過する際の摩擦によって細かい粒子が清掃具表面から剥離する。剥離した粒子は、一種の研磨剤として機能し、清掃対象面の凹部内の汚れを除去し、或いは、頑固に付着した汚れを除去する研磨作用を発揮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここに、清掃対象物の面積及び形態は多種多様であり、清掃具は、布製雑巾の如く、十分な幅及び長さ、折り畳み可能な変形能、更には、清掃対象面の形態に応じて変形可能な柔軟性等を備えることが望ましい。
【0006】
しかしながら、上記メラミン系樹脂発泡体の清掃具は、亀裂が生じ易い比較的脆弱且つ硬質の材料であり、少なくとも15〜20mm程度の厚みを有する比較的小寸法の板体(例えば、食器洗浄用スポンジ等のような直方体形状)に成形せざるを得ず、しかも、メラミン系樹脂発泡体は、柔軟に変形可能な靱性を備えていない。このため、メラミン系樹脂発泡体の清掃具においては、折り畳み可能な清掃具の変形能や、清掃対象面の形態に応じて変形可能な清掃具の柔軟性等を所望の如く確保し難い事情がある。
【0007】
かくして、メラミン系樹脂発泡体の清掃具は、折り畳んで収納又は携帯したり、水又は洗浄液に漬けた後に捩じり又は絞ったり、或いは、手指の動きに応じて多様な清掃対象物の汚れを拭き取るといった布雑巾的な使い勝手には適応し得ない。
【0008】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、柔軟に変形可能な靱性を備えるとともに、布雑巾のような利便性を備えたメラミン系樹脂発泡体の不織布を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記目的を達成すべく、本発明は、メラミン系樹脂発泡体の単体を圧縮した状態で加熱する単一の工程によって、加熱前の前記メラミン系樹脂発泡体よりも柔軟なシート状物に該メラミン系樹脂発泡体を賦形し、折り畳み可能な変形能を与えたことを特徴とするメラミン系樹脂発泡体の清掃用不織布を提供する。
【0010】
本発明の上記構成によれば、比較的厚い板体として成形されたメラミン系樹脂発泡体は、プレス成形機等によって圧縮状態で加熱され、柔軟性を有する比較的厚手のシート状製品となる。圧縮時に加熱されたメラミン系樹脂発泡体は、初期板厚さTへの復元力を喪失する。このような加熱作用を受けたメラミン系樹脂発泡体のシート状物は、柔軟に変形可能な靱性を発揮し且つ布雑巾のような利便性を備えた不織布を構成する。
【0011】
かくして、上記構成の不織布によれば、収納又は携帯時の利便性を備え、しかも、水又は洗浄液に漬けた後に捩じり又は絞ったり、或いは、手指の動きに応じて多様な清掃対象物の汚れを拭き取るといった布雑巾的な用法で使用可能な清掃具を大量生産することが可能となる。
【0012】
他の観点より、本発明は、上記構成の不織布をシート状基材の片面又は両面に積層したことを特徴とする不織布積層体を提供する。
更に他の観点より、本発明は、メラミン系樹脂発泡体の単体を圧縮した状態で加熱する単一の工程で、加熱前の前記メラミン系樹脂発泡体よりも柔軟なシート状物に該メラミン系樹脂発泡体を賦形し、折り畳み可能な変形能を前記メラミン系樹脂発泡体に与えることを特徴とする清掃用不織布の製造方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態によれば、上記メラミン系樹脂発泡体の片面又は両面には、凹凸模様が形成される。
本発明の他の好適な実施形態によれば、比較的薄手のシート状物が上記メラミン系樹脂発泡体の一方の面に積層される。
【0014】
本発明の製造方法に係る好適な実施形態において、上記メラミン系樹脂発泡体は、圧縮作用と加熱作用とを同時に受ける。本発明の他の実施形態では、上記メラミン系樹脂発泡体は、圧縮作用を受けた後に加熱作用を受ける。好ましくは、上記メラミン系樹脂発泡体の圧縮比は、1/2〜1/5の範囲に設定される。所望により、凹凸模様が、上記メラミン系樹脂発泡体の圧縮時に発泡体に形成される。なお、メラミン系樹脂発泡体は、公知の如く、メラミンとホルムアルデヒドとの反応により得られるメラミンホルムアルデヒド樹脂と、発泡剤成分とから製造された樹脂発泡成形品であり、メラミン系樹脂発泡体自体は、例えば、建築物の断熱材として既に実用化されている。
【0015】
図1は、本発明の好適な実施形態に係る不織布製造工程を示す縦断面図である。
図1(A)に示す如く、メラミン系樹脂発泡体の板体1が、プレス加工機の上型2及び下型3の間に挿入される。板体1を構成するメラミン系樹脂発泡体は、密度5〜50kg/m3 (JISK6401)、引張強度0.6〜1.6kg/cm2 (JISK6301)、破断時の伸び8〜20%(JISK6301)、セル数80〜300個/25mm(JISK6402)の物性を有する連続気泡構造の多孔体からなる。
【0016】
上型2及び下型3は、プレス加工機の金型を構成し、電気抵抗発熱線等の発熱体(図示せず)を備える。発熱体は、上型2及び下型3の下面及び上面を所定の温度域に加熱する。プレス加工機の駆動部は、矢印で示す如く、上型2を降下する。上型2及び下型3は、図1(B)に示す如く、板体1を圧縮し、板体1は、厚さTから厚さtに圧縮される。圧縮比t/Tは、1/2〜1/5の範囲に設定され、例えば、板厚T=15mmのメラミン系樹脂発泡体においては、厚さt=5mmに圧縮される。
【0017】
板体1は、プレス圧縮力による圧縮塑性変形により板厚を低減するとともに、上型2及び下型3により加熱され、初期板厚さTへの復元力を喪失する。従って、上型2が初期上昇位置に復帰した後、厚さtのシート状物に賦形した不織布10が、下型3上に残される。
【0018】
所望により、エンボス模様又は線型模様等の凹凸形状が、上型2及び下型3の双方又は一方に形成される。上型2の下面に形成された凹凸形状は、相応する凹凸模様を不織布10の上面に賦形し、下型3の上面に形成された凹凸形状は、相応する凹凸模様を不織布10の下面に賦形する。
【0019】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本発明に従って製造された不織布の実施例について、詳細に説明する。
図2は、本発明の実施例に係る不織布を例示する斜視図であり、図3は、図2に示す不織布の使用形態を例示する斜視図である。
【0020】
不織布10は、図2に示す如く、一般的な布雑巾と同等の平面寸法を有する正方形の布に成形される。不織布10の上面には、メッシュ状(図2A)、小幅の平行線(図2B)、幅広の平行線(図2C)、多数の小円形(図2D)又は連針状模様(図2E)の各種凹凸模様11が賦形される。
【0021】
図3に示す如く、使用者は、通常の布雑巾と同様、水又は洗浄液を不織布10に給水し、不織布10を丸めて絞り(図3A)又は折り畳んで絞り(図3B)、所望の湿潤性を有する不織布10によって家具等の清掃対象面の汚れを拭き取る。使用者は又、通常の布雑巾の如く、汚れた不織布10を水で洗浄した後、自然乾燥して保管する。
【0022】
図4は、不織布10を使用したハンドクリーナ型清掃用具を示す斜視図である。
不織布10は、図4(A)に示す如く、ロール状に巻回され、不織布10の巻回物12は、図4(B)に示す如く、清掃用具30(図4D)のアタッチメント20に装着される。アタッチメント20は、図4(C)に示す如く、ヒンジ21によって開閉可能に枢着された一対の樹脂製又は金属製保持アーム22からなり、保持アーム22の各自由端部は、突起及び突起挿入ボス等の係脱可能な嵌合手段23を備える。保持アーム22の中間部分は、若干外方に膨出しており、膨出部分の内側面には、係脱可能に相互嵌合可能な突起及び突起挿入ボス等の嵌合手段25が対をなして形成される。嵌合手段25を挿通可能な一対の円形貫通孔15が、巻回物12の中央部に穿設される。嵌合手段25を貫通孔15に挿入し、嵌合手段23を係止することにより、図4(B)に示す如く、巻回物12をアタッチメント20に保持することができる。
【0023】
巻回物12を保持したアタッチメント20は、図4(D)に示す樹脂製又は金属製の清掃用具30に装着される。清掃用具30は、アタッチメント20を収容可能な保持部31と、保持部31から一体的に延出する把手32とから構成される。保持部31に装着したアタッチメント20は、保持部31の下側に僅かに突出し、巻回物12は、保持部31の下側に露出する。使用者は、把手32を手指にて握持し、巻回物12の露出部分を清掃対象面に当てることにより、清掃作業を行うことができる。
【0024】
図5は、不織布10の他の実施例を示す断面図及び斜視図である。
本実施例の不織布10は、図5(A)に示す如く、シート状芯材14の両面に接着剤等で貼着される。芯材14として、織布、不織布、合成樹脂シート又は合成樹脂フィルム等を好適に使用し得る。図5(B)に示す如く、不織布10の表面にエンボス模様等の凹凸模様11を形成しても良い。この場合、異なる模様を不織布10の各面に形成することができる。
【0025】
不織布10は、一般的な布雑巾と同等の平面寸法を有する正方形の布に成形され、乾拭き又は水拭き雑巾等として使用される(図5C)。他の使用形態として、不織布10の巻回物12を上記アタッチメント20によって清掃用具30に取付けても良い(図6D)。
【0026】
図6及び図7は、不織布10の更に他の実施例を示す斜視図及び断面図である。
図6に示す実施例において、不織布10は、織布41の裏面に縫着され、ハンディワイパー型清掃用具40を構成する。織布41は、手指を挿入可能な袋体を形成する。使用者の手指が織布41の手指挿入口42に挿入され、不織布10は、手の運動に従って清掃対象面を移動し、これを清掃する。
【0027】
図7に示す実施例では、不織布10は指の先端部に装着可能な寸法に成形され、フィンガータイプの清掃用具40を構成する。織布、ゴム又は熱可塑性エラストマー等の帯状弾性体43が、不織布10に取付けられ、指の先端部を挿入可能な挿入口44が、不織布10の裏面に形成される。使用者は、指の先端部を挿入口44に挿入する。不織布10は、指の運動に従って清掃対象面を移動し、これを清掃する。
【0028】
図8は、不織布10を取付け可能なグラスワイパー型清掃用具を示す斜視図及び断面図である。
図8に示す実施例においては、不織布は、清掃用具50の先端部を被覆する。清掃用具50は、伸縮可能な柄部分51を備え、柄部分51の先端部には、複数のスリット53を備えた拡開可能な球体52が取付けられる。球体52は、図5(A)(B)に示す如く、ロッド51の前進・後退運動に相応して変形し、直径を拡大又は縮小する。不織布10は、図5(C)示す如く、球体52を被覆する。使用者は、柄部分51を握持し、球体52上の不織布10を清掃対象面に当て、清掃対象面を清掃する。
【0029】
図9は、不織布10を取付け可能なハンディモップ型清掃用具60を示す斜視図である。
清掃用具60は、手指で握持可能な柄部分61と、柄部分61の円形孔64に挿入可能な円形断面の軸部材62と、軸部材62の先端部に嵌着可能なキャップ63とから構成される。図9(A)に示す如く、軸部材62は、不織布10を支持可能な拡大外周面65を有し、軸部材62の頂部には、概ね軸線方向に延びる鋸歯状の溝66が形成される。
【0030】
不織布10の各側縁部には、延長部分17が形成される。延長部分17は、溝66の全長と実質的に同一の長さを有する。不織布10は、図9(B)(C)に示す如く、外周面65に巻付けられ、延長部分17は、溝66に挿入され、溝66に保持される。
【0031】
図10及び図11は、不織布10を使用した他の形態の清掃用具を示す斜視図である。
棒状の不織布10を繰出し可能に保持する清掃用具70、75が、図10に示されている。図10(A)に示す清掃用具70は、長手方向に延びるスロット72を備え、可動押出具71がスロット72を貫通する。開口部73から僅かに前方に突出した不織布10は、前端開口部73から清掃用具70内に延入している。押出具71を前方に移動することにより、不織布10は、前方に押し出される。
【0032】
他方、図10(B)に示す清掃用具75は、円形ケーシング76と、ケーシング76の中心部に固定された軸部77と、軸部77の前方に配置された回転押出具78とを備える。開口部73から僅かに前方に突出する不織布10は、前端開口部79から清掃用具70内に延入し、軸部77の外周に沿って上方に周回する。押出具78は、不織布10に係合可能なセレーションを外周面に備えており、不織布10は、押出具78の回転に相応して開口部79から前方に押し出される。
【0033】
図11に示す板型清掃用具80は、木製又は樹脂製の一体成形品からなり、手指で握持可能な柄部分81と、柄部分81の先端部に連接する概ね長方形の拡大支持板82とを備える。平板形態の不織布10は、拡大支持板82の上面に接着される。使用者は、柄部分81を握持して不織布10を清掃対象面に当て、清掃対象面を清掃する。
【0034】
図12及び図13は、円盤形態又は三角形態に賦形された不織布10を示す斜視図である。
図12(A)に示す不織布10は、全体的に円盤形態に賦形される。不織布10の円周縁部18は、上方に隆起し、不織布10の中心部分は、円周縁部18から若干窪んだ形態を有する。不織布10は、把手91を備えた円形清掃用具90に保持される。
【0035】
図12(B)に示すように、把手91の基端部が、ヒンジ96を介してリング部材92に連結され、リング部材92は、ヒンジ93を介して円盤形保持部材94に枢着される。保持部材94は、不織布10と概ね同一の形態を有し、不織布10は、保持部材94の下面に重合する。ヒンジ93を中心にリング部材92を枢動することにより、不織布10は、図12(C)に示す如く、リング部材92と保持部材94の外周縁部95との間に挟持される。使用者は、把手91を握持して不織布10を清掃対象面に当て、清掃対象面を清掃する。
【0036】
図13に示す不織布10は、全体的に三角形態に賦形される。不織布10の周縁部18は、上方に隆起し、不織布10の中心部分は、周縁部18から若干窪んだ位置に位置する。不織布10は、把手91を備えた三角形態の清掃用具90に保持される。
【0037】
把手91の両端部が、保持部材94に固定される。保持部材94は、不織布10と概ね同一の形態を有し、不織布10は、保持部材94の下面に重合する。三角形態の環状帯板92が、不織布10の下側から保持部材94の外周縁部95に係止される。不織布10の周縁部18は、外周縁部95と帯板94との間に挟持される。使用者は、把手91を握持して不織布10を清掃対象面に当て、清掃対象面を清掃する。
【0038】
以上、本発明の好適な実施形態及び実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能であるであることはいうまでもない。
【0039】
例えば、不織布10の厚さ、形態、外形寸法及び使用形態等は、使用目的に応じて適宜設計変更し得るものである。
【0040】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明の上記構成によれば、柔軟に変形可能な靱性を備えるとともに、布雑巾のような利便性を備えたメラミン系樹脂発泡体の不織布を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施形態に係る不織布製造工程を示すプレス加工用金型の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る不織布を例示する斜視図である。
【図3】図2に示す不織布の使用形態を例示する斜視図である。
【図4】不織布を取付け可能なハンディクリーナー型の清掃用具を示す斜視図である。
【図5】不織布の他の実施例を示す断面図及び斜視図である。
【図6】不織布を使用したハンディワイパー型清掃用具を示す斜視図及び断面図である。
【図7】不織布を使用したフィンガータイプの清掃用具を示す斜視図である。
【図8】不織布を取付け可能なグラスワイパー型清掃用具を示す斜視図及び断面図である。
【図9】不織布を取付け可能なハンディモップ型清掃用具を示す斜視図である。
【図10】不織布を使用した清掃用具を示す斜視図である。
【図11】不織布を使用した他の清掃用具を示す斜視図である。
【図12】円盤形態に賦形された不織布の実施例を示す斜視図である。
【図13】三角形態に賦形された不織布の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 板体(メラミン系樹脂発泡体)
2 上型
3 下型
10 不織布
20 アタッチメント
30、40、50、60、70、75、80、90 清掃用具
Claims (10)
- メラミン系樹脂発泡体の単体を圧縮した状態で加熱する単一の工程によって、加熱前の前記メラミン系樹脂発泡体よりも柔軟なシート状物に該メラミン系樹脂発泡体を賦形し、折り畳み可能な変形能を与えたことを特徴とするメラミン系樹脂発泡体の清掃用不織布。
- 凹凸模様が前記シート状物の片面又は両面に形成されることを特徴とする請求項1に記載の不織布。
- 比較的薄手の布又は樹脂シートが、賦形後の前記シート状物の一方の面に更に積層されることを特徴とする請求項1に記載の不織布。
- 請求項1又は2に記載の不織布をシート状芯材の片面又は両面に積層したことを特徴とする不織布積層体。
- メラミン系樹脂発泡体の単体を圧縮した状態で加熱する単一の工程で、加熱前の前記メラミン系樹脂発泡体よりも柔軟なシート状物に該メラミン系樹脂発泡体を賦形し、折り畳み可能な変形能を前記メラミン系樹脂発泡体に与えることを特徴とする清掃用不織布の製造方法。
- 前記メラミン系樹脂発泡体を圧縮しながら加熱することを特徴とする請求項5に記載の不織布製造方法。
- 前記メラミン系樹脂発泡体を圧縮した後に加熱することを特徴とする請求項5に記載の不織布製造方法。
- 前記メラミン系樹脂発泡体の圧縮時に該発泡体に凹凸模様を形成することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の不織布製造方法。
- 前記メラミン系樹脂発泡体の圧縮比は、1/2〜1/5の範囲に設定されることを特徴とする5乃至8のいずれか1項に記載の不織布製造方法。
- 請求項5乃至9のいずれか1項に記載の不織布製造方法により製造された折り畳み可能な清掃用品。
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