JP3674714B2 - 圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生装置 - Google Patents
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【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術(図9及び図10)
発明が解決しようとする課題(図11〜図13)
課題を解決するための手段(図1〜図4)
作用(図1〜図4)
実施例(図1〜図8)
(1)第1実施例(図1及び図2)
(2)第2実施例(図3及び図4)
(3)他の実施例(図5〜図8)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生装置に関し、特にデイジタルオーデイオ信号を前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生するいわゆるJOGオーデイオ再生するものに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】
従来、デイジタルオーデイオ信号がベースバンド記録されたビデオテープレコーダ(VTR)等では、アナログ長手デイジタルオーデイオデータと同様に、再生速度を±1倍以下に変化させ、その速度に合わせて周波数特性を変化させる、いわゆるJOGオーデイオ再生が行われる。例えば、図9に示すVTR1の場合には、以下の手順でデイジタルオーデイオデータのJOGオーデイオ再生が行われる。
【0004】
すなわちテープ2上よりドラム3中のヘツドによつて読み出されたデータは、ECC(符号訂正処理)4でメモリ5を用いて誤り訂正された後、クロツクコンバート処理5でクロツクの載せ換えが行われる。その後テープ搬送系のドラム3又はシステムマイコンからテープ2の速度情報やジヤンプ信号を得、再生したデータに対してラグランジエ(Lagrange)補間等、メモリ8を用いてJOG処理7を行い、データ出力9として音声出力する。
【0005】
このJOGオーデイオ再生を、図10に示すように、1トラツクに1フイールド又は1フレームのデータが記録されている場合で説明する(図10(A))。JOGオーデイオ再生はノーマル再生(図10(B))に比較して、テープ2の速度が遅くなるため、ヘツドがデータの記録されているトラツクを数回トレースし、この結果同じトラツクのデータが繰り返されて再生される。データの繰り返しはシステムからのジヤンプ信号で得る(図10(C))。
【0006】
この繰り返されたデータの内、時間的に連続したデータのみをJOG処理7のメモリ8上で再構成する。なお再度読み出された同一フイールドのデータを捨てる場合もある。そして時間軸上で引き延ばされた状態で音声出力することで、JOG再生処理が完了する(図10(D))。この例では1/2倍速で、アナログ出力は周波数が低くなつたことを表している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところでVTRにおけるデイジタルオーデイオデータの記録方法として、上述したベースバンド記録方法に代えて、デイジタルオーデイオ信号を周波数分割して圧縮符号化し、複数の符号化ブロツクをフレーム単位で記録するいわゆるサブバンド符号化方法がある。
【0008】
このように圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータをJOGオーデイオ再生する場合、図9との対応部分に同一符号を付した図11に示すように、圧縮符号化されたデータを復号化した後のベースバンドデイジタルオーデイオデータに対して処理される。このため、サブバンド復号化処理(SBCデコーダ)11は、ベースバンド記録によるVTR1に対してECC処理4とJOG処理7の間に配置される。
【0009】
ここで問題になるのがJOGオーデイオ再生時に、データが連続しない場合のサブバンド符号化データの復号化である。すなわち図12に示すように、サブバンド符号化は、フレーム又はフイールド内に数個ある圧縮の基本単位サンプルを1ブロツクとし、それを基準に圧縮符号化が行われている。ここでは、 320サンプルを1ブロツクとし、サブバンド符号化のフイルタタツプ数を 512、、JOGオーデイオ再生は1フレーム1920サンプルの繰り返しによつて処理される例を示す。
【0010】
1つのブロツクを完全にベースバンドデイジタルデータに復号化するためには1ブロツクとそれを境に、前後フイルタのタツプ数分のサンプルが必要である。実際上、サブバンド符号化の構成から、ブロツクのスタートポイントを境に前後 256サンプル(計 512)のデータを計算することで、 32Oサンプルの復号化を行う。このとき、その 512サンプルが連続であれば復号化可能であるが、不連続点が存在する場合には(図12(A))、その部分を含む 512サンプルの計算は正しい結果を得ることはできない。
【0011】
つまりサブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデータのJOGオーデイオ再生では、繰り返されるフレーム又はフイールドの不連続点において、正しいデータの復号化ができない。従つて図13に示すように、サブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデータを、このままJOGオーデイオ再生しようとすると、音声出力中にノイズが発生する問題があり、上述したJOGオーデイオ再生の処理手順は、このままではサブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデータに適用できない問題があつた。
【0012】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生し得る圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生装置を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生方法において、デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、記録単位を繰り返し再生した場合に発生する復元不可能な部分のデータに応じて、デイジタルオーデイオデータを、復元不可能な部分のデータが記録単位内に入る量だけ遅延させ、当該遅延されたデイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択するようにした。
【0014】
また本発明においては、デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生方法において、デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、記録単位の先頭の所定量のデータをメモリ(31)に記憶し、記録単位が繰り返し再生されることを意味する信号を検出すると、記憶された記録単位の先頭の所定量のデータを読み出して、繰り返し再生される記録単位の先頭の所定量のデータと置換し、当該置換された記録単位のうち、記録単位の後尾に復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択するようにした。
【0015】
また本発明においては、デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生装置において、デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、記録単位を繰り返し再生した場合に発生する復元不可能な部分のデータに応じて、デイジタルオーデイオデータを、復元不可能な部分のデータが記録単位内に入る量だけ遅延させ、当該遅延されたデイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択する遅延手段(21)を設けるようにした。
【0016】
また本発明においては、デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生装置において、デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、記録単位の先頭の所定量のデータを記憶するメモリ手段(31)と、記録単位が繰り返し再生されることを意味する信号を検出すると、記憶された記録単位の先頭の所定量のデータを読み出して、繰り返し再生される記録単位の先頭の所定量のデータと置換し、当該置換された記録単位のうち、記録単位の後尾に復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択する選択手段(32)とを設けるようにした。
【0017】
【作用】
デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、記録単位を繰り返し再生した場合に発生する復元不可能な部分のデータに応じて、デイジタルオーデイオデータを、復元不可能な部分のデータが記録単位内に入る量だけ遅延させ、当該遅延された上記デイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択するようにしたり、記録単位の先頭の所定量のデータをメモリ(31)に記憶し、記録単位が繰り返し再生されることを意味する信号を検出すると、記憶された記録単位の先頭の所定量のデータを読み出して、繰り返し再生される記録単位の先頭の所定量のデータと置換し、当該置換された記録単位のうち、記録単位の後尾に復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択するようにしたことにより、圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生し得る。
【0018】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0019】
(1)第1実施例
図11との対応部分に同一符号を付して示す図1において、20は全体として本発明によるサブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデータについてのJOGオーデイオ再生方法を適用したVTRの第1実施例を示し、サブバンド復号化されたデイジタルオーデイオデータに対して、後段のJOG処理7に転送するデータにある固定のデイレイ量を与え、データの不定区間をJOG処理7で使用しない区間へシフトし、最終的な音声出力上にノイズが残らないようにする。
【0020】
すなわちこのVTR20では、サブバンド復号化処理11とJOG処理7の間に、データデイレイ処理21を配置する。このサブバンド復号化処理11でデコードされたサブバンド符号化データは、データデイレイ処理21において固定デイレイを与えられる。このデイレイ量はサブバンド符号化の基本ブロツクのサンプル数と計算のためのフイルタタツプ数に依存する。ここでは簡単のため基本ブロツクを 320サンプルとし、フイルタタツプ数を 512とし、JOGオーデイオ再生がフレーム単位でリピートされる場合を示す。
【0021】
従来について上述したように、サブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデータがフレーム単位で繰り返し再生された場合、その繰り返されたデータの不連続点において、図2にハツチングした領域で示すように、データの復元不可能な部分が発生する。このままでは、JOGオーデイオ再生できないので上述したデータデイレイ処理21で、復元不可能な部分がフレーム内に入る量だけシフトする。
【0022】
図2では上述した条件のサブバンド符号化方法で、データデイレイ処理21として 224サンプルの固定デイレイを与えることにより、JOG処理7で不定区間を全て含む部分をリピートフレームとして処理でき、この結果そのフレームのデータを使用しないので、一連のデータ列に不定区間のデータが残らないようにできる。従つてJOG処理7を行つた再生後の音声出力にノイズは発生しない。JOG処理7でのデータ処理は、ジヤンプ信号を元にフレーム単位のデータの選択を行う。従つてこの場合繰り返されるフレーム内の不定区間をシフトすることでJOG処理7のメモリ8上でのデータは、ノイズのないデータ列を復元できる。
【0023】
以上の構成によれば、繰り返し再生される記録単位のデイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分に応じた所定データ量分、復元可能な連続した1つ前の記録単位のデイジタルオーデイオデータを遅延させて、復元不可能な部分に対応させるようにしたことにより、サブバンド符号化方法で圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータをJOGオーデイオ再生してノイズの無い音声出力を得ることができる。
【0024】
(2)第2実施例
図1との対応部分に同一符号を付して示す図3において、30は全体として本発明によるサブバンド符号化されたデイジタルオーデイオデータについてのJOGオーデイオ再生方法を適用したVTRの第2実施例を示し、サブバンド復号化されたデイジタルオーデイオデータに対して、不連続点を先頭とするフレーム又はフイールドの不定データ部分を直前のフレームデータから置換する。なおJOG処理7では繰り返されたデータを捨てるのではなく、メモリ8上にオーバーライトする。
【0025】
すなわちこのVTR30では、サブバンド復号化処理11とJOG処理7の間に、メモリ31とデータセレクタ32を配置する。サブバンド復号化処理11でデコードされたサブバンド符号化データは、システムコントロールから与えられるジヤンプ信号に応じてメモリ31に一旦記憶し読み出される。このジヤンプ信号は、JOGオーデイオ再生の際に、リピートしたフレームを表すもので、実際上図4に示すような、シーケンスで処理される。
【0026】
まず連続しているフレーム処理の先頭のデータ(ここでは 256サンプル)を毎フレーム、メモリ31に書き込み更新する。このデータはフレームが連続している部分でデコードされたデータであるから、データとしては正しい。ここでジヤンプ信号(図4(B))がアクテイブになると、フレームが繰り返されていることを意味するため、データの書き込みをやめ逆に前フレームで書き込んでいたデータの読み出しを行い、データセレクタ32を通じてそのフレームの先頭部分のデータと置換する。
【0027】
本来、不連続点である部分のデコードできない区間のフレーム先頭部分のデータが前フレームから置き換えられ、繰り返されたフレームの一番最後のフレームはデータが全てデコードされたことになる。このデータをJOG処理7に出力する。JOG処理7では上述した処理に代えて、メモリ8上でのデータの復元の段階で繰り返さているフレームの一番最後のデータを採用することで、最終的なデータに不定区間は残らなくなる。なおJOG処理7での具体的なデータ処理としては、メモリ8でデータをオーバーライトする。従つてJOG処理7を行つて再生された音声出力にノイズは発生しない。
【0028】
図4の場合、フレームF1、F2の境界はデコード可能であり、メモリ31に書き込まれる。その後ジヤンプ信号がアクテイブになり、そのデータをフレームの先頭の不定区間のデータに置換する。その置換されたフレームの先頭データはJOG処理7において、前のフレームF2のデータにオーバーライトされるので、JOG処理7のメモリ8上にはノイズのないデータ列が復元できる。
【0029】
以上の構成によれば、繰り返し再生される記録単位のデイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分に応じた所定データ量分、復元可能な連続した1つ前の記録単位のデイジタルオーデイオデータをメモリに記憶して、復元不可能な部分に置換させるようにしたことにより、サブバンド符号化方法で圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータをJOGオーデイオ再生してノイズの無い音声出力を得ることができる。
【0030】
(3)他の実施例
上述の実施例においては、サブバンド符号化ブロツクがフレーム又はフイールドにロツク、すなわちフレーム又はフイールドのサンプル数が、ブロツク内サンプル数の整数倍である場合について述べたが、本発明はロツクしてない場合でも適用し得る。例えばサブバンド符号化ブロツクを 384サンプル、フレームサンプル数を 525/60システムの1601/1602サンプルの場合で説明する。実際上、フレームサンプル数1601又は1602内にサブバンド符号化( 384サンプル)ブロツクは、1フレーム当たり 4.2ブロツク存在することになる。従つて符号化されたデータは図5に示すように、2フレームに渡り記録される場合が発生する。
【0031】
サブバンド符号化の復号化には、1ブロツクとその前後の 256サンプルが必要であるから、JOGオーデイオ再生でフレームが連続しない場合には、不定になる区間がロツクする場合に比較し大きくなる。その最悪の場合をフレームの前後の場合に分けて示す。この場合に上述した第1実施例の構成では、図6に示すように、デイレイ量として 256+ 383= 639サンプルを与えることで、上述したJOGオーデイオ再生が可能となる。また第2実施例の構成では、図7に示すように、フレームの先頭のデータとして、最悪の場合の 256+ 383= 639サンプルをメモリ31に記憶することで、上述したJOGオーデイオ再生が可能となる。
【0032】
なお上述の実施例においては、JOGオーデイオ再生可能なブロツクサンプル数で説明したが、サブバンド符号化ブロツクのサンプル数がある値を越えると不可能になる場合がある。実際上上述と同様にブロツクサンプル数を拡大していき、ブロツクでの処理ができるためには、連続フレームが再生された部分において、そのフレームの先頭が正しくデコードされなければならない。上述の第1、第2実施例のいずれにしても、フレーム内に必ずデータのデコードが行われて、復元されている部分がなければならない。
【0033】
逆に不定区間のサンプル数が連続しても、フレームのサンプル数以下であれば、第1実施例のようにデータをデイレイするときには、フレームエンド側の最悪分のデイレイ量を与えることで、JOGオーデイオ再生は可能である。また第2実施例のデータを置換するときには、フレームスタート側の最悪分をメモリによつてデータ保持することで、JOGオーデイオ再生は可能となる。
【0034】
従つて図8に示すようにフレーム又はフイールドのサンプル数の1/2のサンプル数以下のブロツクサンプル数であれば、どのようなブロツクでもJOGオーデイオ再生できる。図では1フレーム1601/1602サンプルなので、限界のブロツクサンプル数は 800サンプルということになる。第1、第2実施例のいずれでも、フレーム又はフイールドのデータ全てがデコード不可能とならない限りJOGオーデイオ再生できる。
【0035】
このようにJOG処理をフレーム又はフイールドのリピートで行うとすると、サブバンド符号化の単位ブロツクはそれの1/2のサンプル数まで対応可能であり、具体的なブロツクサンプル数は、PAL( 625/50)方式のフイールド処理で 960サンプルの場合、 480サンプル以下であり、フレーム処理1920サンプルの場合、 960サンプル以下である。またNTSC( 525/60)方式のフイールド処理 800/ 801サンプルの場合、 400サンプル以下であり、フレーム処理1601/1602サンプルの場合、 800サンプル以下である。
【0036】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、記録単位を繰り返し再生した場合に発生する復元不可能な部分のデータに応じて、デイジタルオーデイオデータを、復元不可能な部分のデータが記録単位内に入る量だけ遅延させ、当該遅延された上記デイジタルオーデイオデータのうち、復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択するようにしたり、記録単位の先頭の所定量のデータをメモリに記憶し、記録単位が繰り返し再生されることを意味する信号を検出すると、記憶された記録単位の先頭の所定量のデータを読み出して、繰り返し再生される記録単位の先頭の所定量のデータと置換し、当該置換された記録単位のうち、記録単位の後尾に復元不可能な部分のデータを含まない記録単位を選択するようにしたことにより、圧縮符号化されたデイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生し得る圧縮データ再生方法及び圧縮データ再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による圧縮データ再生方法の第1実施例によるVTRのJOGオーデイオ再生処理手順を示すブロツク図である。
【図2】図1のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤートである。
【図3】本発明による圧縮データ再生方法の第2実施例によるVTRのJOGオーデイオ再生処理手順を示すブロツク図である。
【図4】図3のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤートである。
【図5】 384サンプルブロツクでの不連続フレームパターンの説明に供する略線図である。
【図6】図5の不連続フレームパターンについて図1のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤートである。
【図7】図5の不連続フレームパターンについて図3のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤートである。
【図8】NTSC( 525/60)システムにおけるブロツク数の最大値を示す略線図である。
【図9】従来のベースバンド記録VTRによるJOGオーデイオ再生処理手順を示すブロツク図である。
【図10】図9のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤートである。
【図11】従来の圧縮符号化データを記録したVTRにおけるJOGオーデイオ再生処理手順を示すブロツク図である。
【図12】図11のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤートである。
【図13】図11のJOGオーデイオ再生処理動作を示すタイミングチヤートである。
【符号の説明】
1、10、20、30……VTR、2……テープ、3……ドラム、4……ECC(符号訂正処理)、5、8……メモリ、6……クロツクコンバート処理、7……JOG処理、9……データ出力、11……サブバンド復号化処理、21……データデイレイ処理、31……メモリ、32……データセレクタ。
Claims (6)
- デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生方法において、
上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、上記記録単位を繰り返し再生した場合に発生する復元不可能な部分のデータに応じて、上記デイジタルオーデイオデータを、上記復元不可能な部分のデータが上記記録単位内に入る量だけ遅延させ、当該遅延された上記デイジタルオーデイオデータのうち、上記復元不可能な部分のデータを含まない上記記録単位を選択する
ことを特徴とする圧縮データ再生方法。 - デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生方法において、
上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、上記記録単位の先頭の所定量のデータをメモリに記憶し、上記記録単位が繰り返し再生されることを意味する信号を検出すると、記憶された上記記録単位の先頭の所定量のデータを読み出して、繰り返し再生される上記記録単位の先頭の所定量のデータと置換し、当該置換された上記記録単位のうち、記録単位の後尾に復元不可能な部分のデータを含まない上記記録単位を選択する
ことを特徴とする圧縮データ再生方法。 - 上記符号化ブロツクのサンプル数を、上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際の上記記録単位のサンプル数の1/2以下とするブロツク符号化圧縮方式で、上記デイジタルオーデイオデータを符号化する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の圧縮データ再生方法。 - デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生装置において、
上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、上記記録単位を繰り返し再生した場合に発生する復元不可能な部分のデータに応じて、上記デイジタルオーデイオデータを、上記復元不可能な部分のデータが上記記録単位内に入る量だけ遅延させ、当該遅延された上記デイジタルオーデイオデータのうち、上記復元不可能な部分のデータを含まない上記記録単位を選択する遅延手段
を具えることを特徴とする圧縮データ再生装置。 - デイジタルオーデイオ信号を、前後の相関を利用するブロツク符号化圧縮方式で符号化し、複数の符号化ブロツクを1記録単位として順次記録したデイジタルオーデイオデータを再生する圧縮データ再生装置において、
上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際に、上記記録単位の先頭の所定量のデータを記憶するメモリ手段と、
上記記録単位が繰り返し再生されることを意味する信号を検出すると、記憶された上記記録単位の先頭の所定量のデータを読み出して、繰り返し再生される上記記録単位の先頭の所定量のデータと置換し、当該置換された上記記録単位のうち、記録単位の後尾に復元不可能な部分のデータを含まない上記記録単位を選択する選択手段と
を具えることを特徴とする圧縮データ再生装置。 - 上記符号化ブロツクのサンプル数を、上記デイジタルオーデイオデータを±1倍以下の速度で再生する際の上記記録単位のサンプル数の1/2以下とするブロツク符号化圧縮方式で、上記デイジタルオーデイオデータを符号化する
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の圧縮データ再生装置。
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