JP3674096B2 - 防水型スピーカ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は各種音響機器に使用される防水型スピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の防水型スピーカについて図3、図4により説明する。
【0003】
図3は従来の防水型スピーカの正面図、図4は従来の防水型スピーカの車両取付時の側面断面図を示すものであり、1はスピーカの後面上部外周に略半周以上にわたって突出した円弧状の壁よりなる防水カバー部であり、この防水カバー部1によって、車両ドア内部に浸入してきた水滴はスピーカの振動板20に到達することなく下方へ落下する。2は縁立て部、3は車両取付部、4は取付ブラケット、5はコネクター、6はターミナル、7は金型キャビ側抜き方向、8は抜きテーパー、9は水たまり部、10は車両側ドアインナートリム、11は車両側ドアインナーパネルである。
【0004】
以上のように構成されたスピーカは樹脂製フレームにて防水カバー部1、縁立て部2、車両取付部3を一体化しており、車両側ドアインナートリム10に取付時に車両取付部3をネジ付けして固定し、ドア内部に浸入してくる水滴を防水カバー部1にて保護し、車両側ドアインナーパネル11に近接させるため縁立て部2の高さを調整して車両内側方向に位置するようスピーカを構成している。
【0005】
また、出力アンプへの結線はターミナル6から引き出したコードと結線したコネクター5を介して行うよう構成している。
【0006】
なお、スピーカユニットは振動板20、磁気回路、ボイスコイルからなる一般的なものであり、説明は省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、樹脂製フレームを射出成形するとき金型のパーティングは防水カバー部1の前後となり、金型キャビ側は金型キャビ側抜き方向7にて抜くこととなる。その際樹脂製フレームの型離れをよくするため抜きテーパ8に1°から2°の角度が必要になり、ドア内部に浸入してきた水滴が水たまり部9にたまり振動板20の破壊・接着はがれ・車室内への水漏れといった品質不良を引き起こすという問題点を有していた。
【0008】
また、上記の従来の構成ではコネクター5のクリップ部5cを挿入する孔がないため、取付ブラケット4の孔部に挿入固定後スピーカにビス5aでビス止めしており、部品点数の増加・スピーカへの加工追加・作業工数増加という問題点を有していた。
【0009】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、水滴がたまらず、容易にコネクターが装着できる防水スピーカを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の防水型スピーカは、縁立て部の下端に後面側に傾斜した水抜き用の溝を設け、また外周方向に挿通する孔部ならびに後面側に挿通する孔部と結合部を備えたコネクタークランプ部を防水カバー部の後面側に設けるよう構成したものである。
【0011】
【作用】
この構成によって、ドア内部に浸入してきた水滴がスピーカ内にたまることなく排出され品質問題を防止でき、またコネクター取り付けに際し余分な部品・加工・作業が廃止でき容易に装着できる防水型スピーカを実現することができる。
【0012】
【実施例】
以下本発明の防水型スピーカの実施例について図1、図2により説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施例における防水型スピーカの正面図、図2は一実施例における防水型スピーカの車両取付時の側面断面図を示すものであり、同図において1aは従来技術と同様の構成の防水カバー部である。2aは縁立て部、3aは車両取付部でありフレームを形成している。5bはコネクター、6aはターミナル、7aは金型キャビ側抜き方向を示し、10aは車両側ドアインナートリムでスピーカの前記車輛取付部3aを締結している。11は車両側ドアインナーパネルであり、12は水抜き溝部、13は金型コア側抜き方向、14は抜きテーパー、15は防水カバー部1aに延長して設けられたコネクタークランプ部であり、コネクター5bをクランプする孔1bと下端に水抜き孔17を有している。なお、16は金型スライドコア抜き方向を示している。
【0014】
以上のように構成された防水型スピーカについて、図1、図2を用いてその動作を説明する。まず樹脂製フレームは防水カバー部1a、縁立て部2a、車両取付部3aを一体成形したものであるが、射出成形するとき金型のパーティングは防水カバー部1aの前後となり金型キャビ側は金型キャビ側抜き方向7aにて抜くこととなるが、その際水抜き溝部12は金型コア側に抜き金型キャビ側とくいきり構造として、金型コア側抜き方向13に抜く。その際樹脂製フレームの型離れをよくするため抜きテーパー14に縁立て部2の肉厚が確保できる程度に角度をつけ、浸入してきた水滴がスピーカ後面側に排出され水たまりができず、振動板20の破壊・接着はがれ・車室内への水漏れといった品質不良を防ぐという点で優れた効果が得られる。
【0015】
また、出力アンプへの結線はターミナル6aから引き出したコードと結線したコネクター5bのクランプを、防水カバー部1aに設けたコネクタークランプ部15の金型コア側抜き方向13に抜いた挿通する孔1bに挿入して固定する。コネクタークランプ部15にはコネクター5bのクランプができるよう金型スライドコア側抜き方向16にスライドコアを抜き挿通するスペースを確保しており、金型スライドコア側抜き方向16から浸入してきた水滴はコネクター5bの下側に金型コア側抜き方向13に抜いた挿通する水抜き孔17より排出され、部品点数の削除・スピーカへの加工廃止・作業工数削減という点で優れた効果が得られる。
【0016】
以上のように本実施例によれば、水抜き溝部12およびコネクタークランプ部15を設けることにより、水たまりによる品質問題を防ぎ、またコネクター5bの装着を容易にすることができる。
【0017】
なお、スピーカユニットについては外周がフレームの縁立て部2aに結合された振動板20、磁気回路、ボイスコイルなどからなる一般的なもので説明は省略する。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明は樹脂製フレームの後面側の上部に円弧状の鍔部を形成した防水カバー部を設けるとともに、縁立て部の下端に後面側に傾斜した水抜き用の溝を設け、また防水カバー部に外周方向に挿通する孔部ならびに後面側に挿通する孔部と結合部を備えたコネクタークランプ部を設けることにより、ドア内部に浸入した水滴がたまることなく排出され品質的に安定し、またコネクターを容易にしかも確実に固定することができる優れた防水型スピーカを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水型スピーカの一実施例の正面図
【図2】同車両取付時の側面断面図
【図3】従来の防水型スピーカの正面図
【図4】同車両取付時の側面断面図
【符号の説明】
1a 防水カバー部
1b 孔
2a 縁立て部
5b コネクター
12 水抜き溝部
15 コネクタークランプ部
17 水抜き孔
Claims (1)
- 少なくとも、後面側の上部に突出した円弧状の壁部を形成した防水カバー部とこの防水カバー部の前方にドアインナトリムとドアインナパネル間に配置される縁立て部を一体に形成した樹脂製のフレームと、前記フレームの縁立て部に外周部が結合された振動板と、この振動板を振動させる磁気回路およびボイスコイルからなり、更に前記フレームの縁立て部の下端後面側に前記樹脂製フレームの成形時の抜きテーパーともなる傾斜した水抜き溝部を設けた防水型スピーカであって、前記防水カバー部の上方にコネクタークランプ用の孔と下端に防水カバーの上部と通じた水抜き孔を有してなるコネクタークランプ部を設けた防水型スピーカ。
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JP23088295A JP3674096B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 防水型スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP23088295A JP3674096B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 防水型スピーカ |
Publications (2)
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JPH0984166A JPH0984166A (ja) | 1997-03-28 |
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Family Applications (1)
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JP23088295A Expired - Fee Related JP3674096B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 防水型スピーカ |
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Families Citing this family (1)
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1995
- 1995-09-08 JP JP23088295A patent/JP3674096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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