JP3674055B2 - 携帯型無線電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、送話器配設部の背面側に位置して配設され内部には電源電池が内蔵される電池収納部材を備える携帯型無線電話機に関し、さらに詳しくは、例えば電話番号、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号等の記載表示部と送話ガイド部とを備えた携帯型無線電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型無線電話機は、一般に送話器配設部の背面側に位置して配設された電池収納部に電源電池である乾電池或いは充電型電池が内蔵され、通常電話機置台を兼ねた充電器に載置されて充電型電池の充電が行われるとともに、発着信に際して置台から取り上げられて手持ち操作される。電池収納部は、電話機本体の一部に電池収納凹部が形成されて電池蓋が設けられて構成された構造や、電話機本体とは別部材の電池ボックスとして構成され電話機本体に組み付けられる構造等がある。
【0003】
また、携帯型無線電話機は、小型軽量化とともに据置型の一般電話機と同等の多機能化が図られており、「1」乃至「0」の10個のダイヤル数字キー及び2個のダイヤル機能キーとからなるダイヤルキーばかりでなく各種の機能キーも備えられている。これらの機能キーは、例えば、特定の相手方の電話番号発進操作を簡易化する短縮登録電話番号機能或いはワンタッチダイヤル登録電話番号機能等を操作するに際しても用いられる。周知のように、短縮登録電話番号機能は、ダイヤルキーを構成するダイヤル機能キーとダイヤル数字キーとを組み合わせて使用して特定の相手方電話番号を内蔵したメモリーに予め登録し、また登録された相手方電話番号を発信する機能である。また、ワンタッチダイヤル登録電話番号機能は、割り当てられたワンタッチダイヤルキーに対応して特定の相手方電話番号を内蔵したメモリーに予め登録し、また登録された相手方電話番号を発信する機能である。
【0004】
短縮登録電話番号機能は、電話機に搭載したメモリー手段の容量にもよるが、一般には数十箇所の電話番号の登録が可能である。また、ワンタッチダイヤル登録電話番号機能は、割り当てられたワンタッチダイヤルキーの数によって制限され、一般には2、3箇所の特定電話番号の発信が可能とされている。したがって、電話機においては、このように多数の電話番号をメモリーに登録することが可能であることから、使い勝手上、電話機の傍らに配置される何らかの対照表が必要となる。また、自動車電話番号のように多数桁の電話番号は、覚えにくいこともあり、電話機の傍らに電話帳が常備されていることが好ましい。
【0005】
しかしながら、対照表に記載される電話番号に関する情報は、第三者には見られたくない内容である。このため、比較的大きな筐体で構成される据置型電話機においは、例えば実開昭60−129769号「電話機の番号カード装着構造」公報に開示されるように、電話機の底面部に引出し自在な番号プレートが組み込まれ、このプレートに電話番号或いは短縮登録電話番号やワンタッチダイヤル登録電話番号の対照表を記載するように構成したものが提供されている。番号プレートは、通常電話機の底面部に収納され、必要に応じて外方へと引き出されることにより、記載された電話番号に関する情報が第三者に見られてしまうといった不都合が防止される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、携帯型無線電話機においては、小型軽量化が図られており、また持ち運びされることからも上述した据置型電話機に採用されるような引出し自在な番号プレートを組み込む構造の採用は不可能である。このため、携帯型無線電話機の利用者は、手帳等に短縮登録電話番号等をメモするといった使い方をしているが、手帳等を常に手元に置いておかなければならず、また手帳を置き忘れてしまって咄嗟の場合に使用できないといった事情から、かかる方法は使い勝手が極めて悪いといった問題点がある。
【0007】
一方、携帯型無線電話機には、時計表示、カレンダ表示或いは発信ダイヤル番号の表示等を行う表示器が備えられており、この表示器を利用してメモリに登録された登録電話番号を表示することも考慮される。しかしながら、かかる登録、表示方法は、限られた機能スイッチを利用して登録操作或いは検索操作を行うことになるため、使い勝手が極めて面倒であるといった問題点がある。したがって、本発明は、小型軽量化が要求される携帯型無線電話機において、電源電池が内蔵される電池収納部材に着目し、この電池収納部材にメモリに登録された短縮電話番号等の記載表示部と送話ガイド部とを設けることによって携帯型無線電話機の基本的な仕様を変更することなく使い勝手の向上を図った携帯型無線電話機を提供することを目的に提案されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成した本発明に係る携帯型無線電話機は、電源電池が内蔵される電池収納部材の構成部位を、電話機本体に対して外方へと引出し自在に構成するとともに、引き出した状態において電話機本体側のダイヤルキー配設面側に露呈される内側表面に表示部を設けて構成する。この表示部は、電話番号、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号等が記載されて表示される表示部として構成される。
【0009】
電話機本体に対して引出し自在に構成された電池収納部材は、電話機本体に設けられた電池収納部を開閉し、閉塞状態において電話機本体の背面部を構成する電池蓋とされる。また、電話機本体に対して引出し自在に構成された電池収納部材は、電源電池を内蔵した電池ボックスとされる。
【0010】
本発明に係る携帯型無線電話機は、電話機本体に対して引出し自在に構成される電池ボックスの、引き出した状態において電話機本体のダイヤル配設面側に露呈される内側表面に表示部を設けて構成する。この電池ボックスには、長手方向の一端部側に送話音孔が設けられた送話ガイド部が一体に形成される。
【0011】
さらにまた、本発明に係る携帯型無線電話機は、電池ボックスを電話機本体に対して引出し自在に支持する棒状ガイド部材を導電性材料で形成することによって電池ボックスから電話機本体へと電源を供給する電源端子として構成する。また、棒状端子部材は、送話器と通話回路部とを接続する接続端子部として構成される。
【0012】
さらにまた、本発明に係る携帯型無線電話機は、電池ボックスの長手方向の一端部側に送話が開口された送話ガイド部を一体に形成するとともに、電池ボックスを電話機本体から引き出した状態において、表示部が設けられた内側表面を送話ガイド部と送話器との送話ガイド空間部として構成する。また、送話ガイド部は、電話機本体との対向側面が全体略すり鉢状に構成される。
【0013】
さらにまた、本発明に係る携帯型無線電話機は、電話機本体に電池収納部材の収納部に臨んでフックスイッチ手段を配設するとともに、このフックスイッチ手段に対応して電話機本体に対して外方へと引出し自在に構成された電池収納部材にフックスイッチ作動部を一体に形成する。このフックスイッチ作動部は、電池収納部材が電話機本体から引出し操作される際に、フックスイッチ手段を閉成動作させる。また、フックスイッチ作動部は、この電池収納部材の引出し方向に互いに離間して一体に形成され、電池収納部材が電話機本体に収納された状態においてフックスイッチ手段を開閉動作させる第1のフックスイッチ作動部と、電池収納部材が電話機本体から引き出された状態においてフックスイッチ手段を開閉動作させる第2のフックスイッチ作動部とから構成される。
【0014】
【作用】
以上のように構成された本発明に係る携帯型無線電話機によれば、乾電池或いは充電型電池等の電源電池の装填或いは交換に際して電話機本体から引出し操作される電池収納部材が巧みに利用されて、電話番号或いは短縮登録電話番号やワンタッチダイヤル登録電話番号等の対照表の記録表示部が限られた形状仕様とされた電話機自体に直接構成されることにより、小型化を保持したまま使い勝手の大幅な向上が図られる。
【0015】
また、本発明に係る携帯型無線電話機によれば、送話器と受話器との間隔によって電話機本体の大きさが決定されるが、送話ガイド部が電話機本体から引出し操作される電池ボックスに設けられることにより、電話機本体の大きさをこの電池ボックスの引出し寸法分、小型化することが可能となる。
【0016】
さらに、本発明に係る携帯型無線電話機によれば、電池ボックスを電話機本体から引出し操作される際のガイド部材が、電池ボックスと電話機本体との電気的接続手段として兼用されるため、配線構造が複雑化するといったことも無くかつ断線等の発生も生ぜず信頼性が保持される。
【0017】
さらにまた、本発明に係る携帯型無線電話機によれば、電池収納部の引出し操作によってフックスイッチ手段が開閉動作されることによって、電池収納部の収納、引出し状態に係わらず着信或いは発信操作が可能とされ、通話の使い勝手が損なわれるといった不都合が生じることは無い。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の参考例となる携帯型無線電話機について図面を参照しながら説明する。図1乃至図4に示した携帯型無線電話機1は、一方の主面3に、長手方向の上下両端部側に位置して受話器配設部6及び送話器配設部11とが形成されるとともに、中央部の領域にはダイヤルキー9及び液晶表示器10が配設されたアッパ筐体と、このアッパ筐体の背面開口部にロア筐体を組み合わせて電話機本体2が構成される。受話器配設部6は、主面3の上端部側から有底角筒状に膨出形成され、表面には複数の放音孔7が設けられるとともに、内部には受話器(スピーカ)8が放音面を表面に向けて収納配設されている。
【0019】
送話器配設部11は、受話器配設部6よりもやや低い高さ寸法を以って主面3の下端部側から有底角筒状に膨出形成され、表面には複数の音孔12が設けられるとともに、内部には送話器(マイクロホン)13が収納配設されている。ダイヤルキー9は、「1」乃至「0」の10個のダイヤル数字キーと、アスタリスクマーク及びシャープマークの2個のダイヤル機能キーとから構成されている。また、液晶表示器10は、例えば、通常は現在時刻とカレンダの表示が行われ、ダイヤルキー9の発信操作を行うことによって操作されたダイヤル数字キーに対応する数字が順次表示され、さらに通話中には通話時間の表示が行われる。
【0020】
なお、この携帯型無線電話機1は、説明の便宜上図示を省略するが、ダイヤルキー9が配設された主面3の中央領域には通話を行う際に操作される通話スイッチキー、通話を一時保留して保留音を送出する保留スイッチキーとともに、例えば内蔵したメモリーに特定の電話番号等を登録、消去する際に操作される登録スイッチキー等の各種の機能スイッチキーが配設されている。また、この主面3の中央領域には、複数個のワンタッチダイヤルキーが配設されている。
【0021】
電話機本体2には、主面3の内側に位置して配線基板14が配設されている。配線基板14には、シールド板16によってシールドされた無線通話ユニット15や、通話回路部17を構成する各種の電気、電子部品やマイクロプロセッサを含む回路素子或いはメモリー素子等が搭載されている。また、配線基板14には、上述したダイヤルキー9に対応して、ダイヤル接点がマトリックス状に印刷形成されている。さらに、配線基板14には、液晶表示器10及び送話器13が実装されるとともに、図示しないリード線を介して受話器8が接続されている。
【0022】
この携帯型無線電話機1は、特定の相手方電話番号の発信操作を簡易化するためのワンタッチダイヤル登録電話番号機能や短縮登録電話番号機能が搭載されている。ワンタッチダイヤル登録電話番号機能は、通話スイッチキーを操作した後、ワンタッチダイヤルキーを操作することによって、このワンタッチダイヤルキーに割り付けられた特定の相手方電話番号が自動発信される機能である。ワンタッチダイヤル登録電話番号は、例えば登録キースイッチを操作した状態で、ダイヤル数字キーによって特定の電話番号を操作し、しかる後ワンタッチダイヤルキーを操作することによって、内蔵したメモリーにワンタッチダイヤルキーに対応した特定の電話番号が登録される。
【0023】
また、短縮登録電話番号機能は、通話スイッチキーを操作した後、ダイヤル機能キーと1個又は2個のダイヤル数字キーを操作することによって、操作されたダイヤル数字キーに割り付けられた特定の相手方電話番号が自動発信される機能である。短縮登録電話番号は、例えば登録キースイッチを操作した状態で、ダイヤル数字キーによって特定の電話番号を操作し、しかる後ダイヤル機能キーと1個又は2個のダイヤル数字キーを操作することによって、内蔵したメモリーにダイヤル数字キーに対応した特定の電話番号が登録される。勿論、ワンタッチダイヤル登録電話番号及び短縮登録電話番号の登録操作は、かかる方法に限定されるものでは無い。なお、この携帯型無線電話機1においては、10箇所の短縮登録電話番号と2箇所のワンタッチダイヤル登録電話番号の登録を可能とする。
【0024】
電話機本体2には、送話器配設部11の背面側に位置して電池収納部18が設けられている。電池収納部18は、詳細な図示を省略するが、配線基板14と接続されたコ字状の端子板19が組み込まれており、この端子板19に接続されるようにして充電型電池20が装填される。充電型電池20は、端子板19を介して無線通話ユニット15或いは通話回路等に電源を供給する。また、端子板19は、図示しないが、一端部側が電話機本体2の底面部5に露呈されており、この携帯型無線電話機1を置台を兼ねた充電器に立てかけて載置することによって充電型電池20の充電が行われるように構成されている。なお、電池収納部18には、上述した充電型電池20ばかりでなく乾電池の装填も可能である。
【0025】
電池収納部18には、充電型電池20を内部に装填したり或いはこの充電型電池20を交換するために、電池蓋21が設けられている。電池蓋21は、通常電話機本体2の背面部4の一部を構成する基部と、底面部5の一部を構成する立上り部とから構成され、電話機本体2と同一の合成樹脂材料によって成形されている。この電池蓋21は、詳細を省略するが、基部の両側縁が電池収納部18を構成する開口縁部に形成したスライド溝に係合されており、図及び図に示すように、底面部5側から引き出されることによって電池収納部18を開放する。また、電池蓋18は、詳細を省略するが、基部の先端側にロック片が一体に形成されており、このロック片が電池収納部18側のロック凹部と相対係合することによって電池収納部18を閉塞した状態に保持される。
【0026】
さらに、電池蓋21は、図3に示すように、電池収納部18に収納された充電型電池20がこの電池収納部18から脱落しない程度まで電話機本体2から引き出された状態において、図示しないクリック手段によって一旦保持される。このように、電池蓋21は、内側表面のほぼ半分の領域が、電話機本体2の底面部5からダイヤルキー9を配設した主面3と同一面側に位置して突出露呈される。勿論、電池蓋21は、充電型電池20を電池収納部18に装填する場合や交換を行う場合には、さらに強く引き出すことによって電話機本体2から取り外すことができる。
【0027】
電池蓋21は、図3に示すように、内側表面の主面3と同一面側に位置して電話機本体2から突出露呈される領域に、上述した短縮登録電話番号やワンタッチダイヤル登録電話番号の対照表或いは自動車電話番号のように比較的多数桁で覚えにくい電話番号等を記載表示するための表示片22が貼着されている。この表示片22は、電池蓋21の露呈された内側表面の領域とほぼ等しい外形形状を有しており、数字とこの数字に割り付けた登録電話番号を記載するための空欄が印刷形成されている。したがって、表示片22には、電話番号や上述したワンタッチダイヤル登録電話番号或いは短縮登録電話番号の登録操作に基づいて各欄に登録電話番号が記載される。このように、携帯型無線電話機1においては、電話機本体2から引き出し自在に組み合わされた電池蓋21の内側表面が、電話番号、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号等の記載表示部として構成されることになる。
【0028】
以上のように構成された携帯型無線電話機1によれば、電話番号、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号等の記載表示部を、電話機本体2に対して引き出し自在に構成されかつ電話機本体2から引き出した状態においてダイヤルキー9の設置面と同一面側に位置する電池蓋21の内側表面に構成したことにより、この記載表示部を確認しながらダイヤル操作を行うことができ、電話機の操作がごく自然である。また、電池蓋21に構成された記載表示部は、通常電池蓋21が電池収納部18を閉塞した状態とされていることから、第三者に見られることも無い。
【0029】
本発明の参考例となる携帯型無線電話機は、上述した携帯型無線電話機1に限定されるものでは無く以下の説明のように種々展開される。これら各携帯型無線電話機は、電源電池としては、充電型電池20ばかりでなく乾電池も用いることができることは勿論であり、また記載表示部には、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号の対照表ばかりでなく電話番号も直接記載する等、種々の使い勝手があることは勿論である。
【0030】
図5乃至図8に示した本発明の参考例となる別の携帯型無線電話機30は、ダイヤルキー9が配設された主面3と対向する電話機本体2の背面部4の底面側に形成した電池収納部18に電池ボックス31が装着されて収納されるように構成されている。なお、この携帯型無線電話機30は、電池収納部18及び電池ボックス31を除くその他の構成については上述した携帯型無線電話機1と同一の構成であり、同一符号を付すことによって説明を省略する。
【0031】
電池収納部18は、送話器配設部11に対応した電話機本体2の背面部4側に位置して底面部5に開口する凹陥部として構成されている。この電池収納部18には、図示しないが、後述する電池ボックス31を底面部5側からスライド操作して電話機本体2に組み合わせを可能とするように、内周壁に適宜のスライドガイド手段或いは係合手段が形成されている。また、電池収納部18は、底面部5と対向する内壁に、図示しないが電池ボックス31の長手方向の一端側に露呈された接続端子が相対接続される端子が設けられている。さらに、電池収納部18を構成する内面壁には、図8に示すように、金属棒等の導体材料によって形成したガイド部材32が設けられている。
【0032】
電池ボックス31は、電池収納部18の開口形状とほぼ等しい外形を有して電話機本体2と同一の合成樹脂材料によって略箱状に形成されており、内部には複数個の充電型電池20が収納されている。電池収納部18と電池ボックス31には、詳細を省略するが、それぞれ相対応する位置に適宜の係合部が形成されている。したがって、電池ボックス31は、これら係合部によって、電池収納部18に装填した状態において電話機本体2にしっかりと保持されて収納される。また、電池ボックス31は、電池収納部18に収納された状態において、外周面が電話機本体2の背面部4及び底面部5の外周面と同一面を構成する。電池ボックス31は、図示しないが、電話機本体2との組合せ側端面に電池収納部18に設けた接続端子と相対接続される接続端子が露呈して設けられ、また底面部5側にも充電端子が露呈して設けられている。
【0033】
したがって、電池ボックス31は、電話機本体2に組み合わされた状態において、相対する接続端子が接続されて液晶表示器10、無線通話ユニット15或いは通話回路部17等に電源を供給する。また、電池ボックス31は、この携帯型無線電話機30を置台を兼ねた充電器に立てかけて載置することによって充電端子を介して収納した充電型電池20の充電が行なわれる。さらに、電池ボックス31は、詳細な構成を省略するが、後述するように電話機本体2から引き出された状態においても、金属等の導体材料によって形成したガイド部材32を介して電話機本体2側に電源を供給する。
【0034】
電池ボックス31は、図8に示すように、電池収納部18に収納された状態から脱落しない程度の位置まで電話機本体2から引き出された状態において、図示しないクリック手段によって一旦保持される。これによって、電池ボックス31は、内側表面33のほぼ半分の領域が、電話機本体2の底面部5からダイヤルキー9を配設した主面3と同一面側に位置して突出露呈される。勿論、電池ボックス31は、充電型電池20を内部に装填する場合や交換を行う場合には、さらに強く引き出すことによって電話機本体2から取り外すことができる。
【0035】
電池ボックス31は、図7に示すように、内側表面33の主面3と同一面側に位置して電話機本体2から突出露呈される領域に、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号の対照表等を記載表示するための表示片34が貼着されている。この表示片34は、電池ボックス31の露呈された内側表面33の領域とほぼ等しい外形形状を有しており、数字とこの数字に割り付けた登録電話番号を記載するための空欄が印刷形成されている。したがって、表示片34には、電話番号や上述したワンタッチダイヤル登録電話番号或いは短縮登録電話番号の登録操作に基づいて各欄に登録電話番号等が記載される。このように、携帯型無線電話機30においては、電話機本体2から引き出し自在に組み合わされた電池ボックス31の内側表面33が、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号等の記載表示部として構成されることになる。
【0036】
以上のように構成された携帯型無線電話機30によれば、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号等の記載表示部を、電話機本体2に対して引き出し自在に構成されかつこの電話機本体2から引き出した状態においてダイヤルキー9の設置面と同一面側に位置する電池ボックス31の内側表面33に構成したことにより、この記載表示部を確認しながらダイヤル操作を行うことができ、電話機の操作がごく自然である。また、電池ボックス31の内側表面33に構成された記載表示部は、通常電池ボックス31が電池収納部18を閉塞した状態とされていることから、第三者に見られることも無い。
【0037】
電池ボックス31は、電話機本体2に対して差し替え自在であるため、複数の電池ボックス毎にそれぞれ異なる記載表示部を構成することによって、より多くの情報を電話機本体に構成することが可能となる。また、携帯型無線電話機30は、例えば発信専用として利用する場合等において、各自が電池ボックス31を保有し、使用する都度電話機本体2に装填することによってパーソナル化が図られるといったように、電話機の新たな使用形態も展開される。
【0038】
図9乃至図12に示した本発明の参考例となるさらに別の携帯型無線電話機40は、電話機本体2に形成した電池収納部18に装填される電池ボックス41に送話器配設部44が一体に形成された構成に特徴を有している。また、携帯型無線電話機40は、後述するように全体の長さ寸法が上述した携帯型無線電話機30よりも小ならしめられて構成されている。このため、この携帯型無線電話機40は、受話器配設部6或いはダイヤルキー9、液晶表示器10が操作性に支障の無い範囲で幾分小型に形成されている。なお、この携帯型無線電話機40は、電話機本体2及び電池ボックス41を除くその他の構成については上述した携帯型無線電話機30とほぼ同一の構成とされており、同一符号を付すことによって説明を省略する。
【0039】
電話機本体2は、背面部4の底面側に位置して電池収納部18が凹陥部として構成されるとともに、この電池収納部18に連続して主面3の液晶表示器10が配設された下方部分の領域、すなわち送話器13が配設される送話器配設部に対応する領域も切り欠かれて構成されている。したがって、電話機本体2には、送話器13が搭載されておらず、後述する電池ボックス41側にこの送話器13が配設されている。
【0040】
電池ボックス41は、電話機本体2と同色の合成樹脂材料によって、電池収納部18の開口形状とほぼ等しい外形を有して略々箱状に形成されており、内部には複数個の充電型電池20が収納されている。また、電池ボックス41には、下方部の表面側に後述する送話器配設部44が一体に膨出形成されている。電池収納部18と電池ボックス41には、詳細を省略するが、それぞれ相対応する位置に適宜の係合部が形成されている。したがって、電池ボックス41は、これら係合部によって、電池収納部18に収納した状態において電話機本体2にしっかりと保持され、またこの状態において、電話機本体2の主面3、背面部4及び底面部5の外周面と同一面を構成する。電池ボックス41は、図示しないが、電話機本体2との組合せ側の端面に電池収納部18に設けた接続端子と相対接続される接続端子が露呈して設けられ、また底面側にも充電端子が設けられている。
【0041】
したがって、電池ボックス41は、電話機本体2に収納した状態において、相対する接続端子が接続されて液晶表示器10、無線通話ユニット15或いは通話回路部17等に電源を供給する。また、電池ボックス41は、この携帯型無線電話機40を置台を兼ねた充電器に立てかけて載置することによって充電端子を介して収納した充電型電池20の充電が行なわれる。さらに、電池ボックス41は、詳細な構成を省略するが、後述するように電話機本体2から引き出された状態においても、導体材料によって形成したガイド部材42を介して電話機本体2側に電源を供給する。
【0042】
電池ボックス41は、図12に示すように、電池収納部18から脱落しない程度まで電話機本体2から引き出された状態において、図示しないクリック手段によって一旦保持される。このように、電池ボックス41は、後述する送話器配設部44と上端部との間の内側表面43が、電話機本体2の底面部5からダイヤルキー9を配設した主面3と同一面側に位置して突出露呈される。勿論、電池ボックス41は、充電型電池20を内部に装填する場合や交換を行う場合には、さらに強く引き出すことによって電話機本体2から取り外すことができる。
【0043】
電池ボックス41は、図11に示すように、内側表面43の主面3と同一面側に位置して電話機本体2から突出露呈される領域に、短縮登録電話番号やワンタッチダイヤル登録電話番号を記載表示するための表示片46が貼着されている。この表示片46は、電池ボックス41の露呈された内側表面43の領域とほぼ等しい外形形状を有しており、数字とこの数字に割り付けた登録電話番号を記載するための空欄が印刷形成されている。したがって、表示片46には、上述したワンタッチダイヤル登録電話番号或いは短縮登録電話番号の登録操作に基づいて各欄に登録電話番号が記載される。このように、携帯型無線電話機40においては、電話機本体2から引き出し自在に組み合わされた電池ボックス41の内側表面43が、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号の記載表示部として構成されることになる。
【0044】
送話器配設部44は、電池ボックス41を電話機本体2の電池収納部18に収納した状態において、電話機本体2側の主面3から突出露呈しかつ受話器配設部6よりもやや低い高さ寸法を以って、この電池ボックス41の表面側に有底角筒状に一体に膨出形成されている。この送話器配設部44には、表面に複数の音孔45が設けられるとともに、内部には送話器13が収納配設されている。送話器13は、後述するように電池ボックス41が電話機本体2から引き出された状態においても、導体材料によって形成したガイド部材42を介して電話機本体2側の通話回路部17等と電気的な接続が保持される。なお、この送話器13の接続用に使用されるガイド部材42は、電源供給用に使用されるガイド部材とは異にすることは勿論である。
【0045】
以上のように構成された携帯型無線電話機40によれば、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号の記載表示部を、電話機本体2に対して引き出し自在に構成されかつこの電話機本体2から引き出した状態において、ダイヤルキー9の設置面と同一面側に位置する電池ボックス41の内側表面43に構成したことにより、この記載表示部を確認しながらダイヤル操作を行うことができ、電話機の操作がごく自然である。また、電池ボックス41の内側表面43に構成された記載表示部は、通常電池ボックス41が電池収納部18を閉塞した状態とされていることから、第三者に見られることも無い。
【0046】
ところで、電話機においては、耳と口との間隔、ハウリング等の音響特性或いは耳当たり等の使用感等の条件から、受話器と送話器との間隔を13.5cm乃至14.3cm程度、受話器と送話器との角度を13.4°乃至23.3°程度に設定することが好ましいとされている。このため、電話機は、受話器と送話器との間隔によって長さ寸法の仕様が決定されることになり、携帯性が極めて悪いと言った問題がある。このため、従来より、携帯型無線電話機においては、電話機本体を折畳み自在に構成したもの、電話機本体に対して送話器部或いは受話器部を引出し自在に構成したもの等が提供されている。携帯型無線電話機40は、上述したように、電話機本体2に対して引出し自在に構成された電池ボックス41に着目して、この電池ボックス41に送話器配設部44を一体に膨出形成して送話器13を収納し、電池収納部18から電池ボックス41を引き出した状態において送話器13と受話器8との間隔を、使用上好ましい間隔に保持するように構成している。
【0047】
すなわち、携帯型無線電話機40は、図10に示すように、使用状態以外の通常における長さ寸法Lが、一般の電話機と比較して電池ボックス41の引出し量分短く構成されている。また、携帯型無線電話機40は、使用状態においては、電池ボックス41が電池収納部18から引き出されて図12に示すように一般の電話機と同等の長さ寸法である長さ寸法Mとなるように構成されている。このように、携帯型無線電話機40は、通常状態の長さ寸法を小ならしめて構成されることによって、携帯性の向上が図られる。
【0048】
図13乃至図25に示した本発明の実施例である携帯型無線電話機50は、上述した無線携帯型電話機40と同様に電池ボックス51が電話機本体2に設けた電池収納部18から引き出し自在に構成されるとともに、全体の長さ寸法が一般の電話機よりも小ならしめられて構成されているが、送話器13は電話機本体2側に配設されている。したがって、電池ボックス51には、使用状態において、受話器8と送話器13との間隔を実質的に最適な間隔に保持するために送話ガイド部60を一体に形成した構成に特徴を有している。
【0049】
なお、携帯型無線電話機50は、電話機本体2の長さ寸法を小ならしめられて構成したことにより、液晶表示器10を削除して受話器配設部6或いはダイヤルキー9が無線携帯型電話機30とほぼ同一形状のものが採用されている。勿論、無線携帯型電話機50は、無線携帯型電話機40と同様に構成してもよい。この携帯型無線電話機50は、電話機本体2及び電池ボックス41を除くその他の構成については上述した携帯型無線電話機40とほぼ同一の構成とされており、同一符号を付すことによって説明を省略する。
【0050】
電話機本体2は、背面部4の底面側に電池収納部18が凹陥部として構成されるとともに、この電池収納部18に連続して主面3のダイヤルキー9が配設された下方部分の領域も切り欠かれて構成されている。送話器13は、図13に示すように、この切欠き部にマイク面を向けた状態で主面3の幅方向の略中央部に位置した内面壁に一体に形成した取付け部に嵌合されて配設されている。したがって、電話機本体2には、送話器13のための音穴は特に設けられていない。
【0051】
電池ボックス51は、電話機本体2と同色の合成樹脂材料によって、電池収納部18の開口形状とほぼ等しい外形を有して略々箱状に形成されており、図15に示すように、内部には複数個の充電型電池20が収納されている。充電型電池20は、図15に示すように、電池ボックス51の内部に直列に接続されて装填される。そして、これら充電型電池20のプラス端子58及びマイナス端子59は、後述するように、電池ボックス51の両側面部に設けたガイド凸部56にそれぞれ組み付けられている。
【0052】
また、電池ボックス51には、下方部の表面側に後述する送話ガイド部60が一体に膨出形成されている。電池ボックス51は、詳細を後述するスライドガイド機構によって電池収納部18から引き出し自在とされるとともに、このスライドガイド機構に設けたロック部によって電池収納部18に収納した状態にしっかりと保持される。また、電池ボックス51は、スライドガイド機構に設けたクリック部によって電池収納部18から脱落しない程度まで電話機本体2から引き出された状態において、一旦保持される。
【0053】
電池ボックス51は、電池収納部18に収納された状態において、電話機本体2の主面3、背面部4及び底面部5の外周面と同一面を構成する。プラス端子58及びマイナス端子59は、一端側が後述するように導体性材料によって形成したガイド部材52に接続され、このガイド部材52を介して無線通話ユニット15或いは通話回路部17等に電源を供給する。また、電池ボックス51は、底面側に充電端子が設けられている。したがって、電池ボックス51は、この実施例携帯型無線電話機50を置台を兼ねた充電器に立てかけて載置することによって充電端子を介して収納した充電型電池20の充電が行なわれる。さらに、電池ボックス51は、詳細な構成を省略するが、後述するように電話機本体2から引き出された状態においても、ガイド部材52を介して電話機本体2側に電源を供給する。
【0054】
電池ボックス51は、図16に示すように、電池収納部18から脱落しない程度まで電話機本体2から引き出されてスライドガイド機構に設けたクリック部によって保持された状態において、後述する送話ガイド部60と上端部との間の内側表面が、電話機本体2の底面部5からダイヤルキー9を配設した主面3と同一面側に位置して突出露呈される。勿論、電池ボックス51は、充電型電池20を内部に装填する場合や交換を行う場合には、さらに強く引き出すことによって電話機本体2から取り外すことができる。
【0055】
電池ボックス51は、図16に示すように、内側表面の主面3と同一面側に位置して電話機本体2から突出露呈される領域に、短縮登録電話番号やワンタッチダイヤル登録電話番号を記載表示するための表示片65が貼着されている。この表示片65は、電池ボックス51の露呈された内側表面の領域とほぼ等しい外形形状を有しており、数字とこの数字に割り付けた登録電話番号を記載するための空欄が印刷形成されている。したがって、表示片65には、上述したワンタッチダイヤル登録電話番号或いは短縮登録電話番号の登録操作に基づいて各欄に登録電話番号が記載される。このように、実施例携帯型無線電話機50においては、スライドガイド機構によって電話機本体2から引き出し自在に組み合わされた電池ボックス51の内側表面が、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号の記載表示部として構成されることになる。
【0056】
したがって、実施例携帯型無線電話機50においても、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号の記載表示部を、電話機本体2に対して引き出し自在に構成されかつこの電話機本体2から引き出した状態において、ダイヤルキー9の設置面と同一面側に位置する電池ボックス51の内側表面に構成したことにより、この記載表示部を確認しながらダイヤル操作を行うことができ、電話機の操作がごく自然である。また、電池ボックス51の内側表面に構成された記載表示部は、通常電池ボックス51が電池収納部18を閉塞した状態とされていることから、第三者に見られることも無い。
【0057】
スライドガイド機構は、図15に示すように、電話機本体2の幅方向の内側面に沿って配設した一対の棒状ガイド部材52(52A、52B)と、電池ボックス51に組み付けられたスライド操作部材57とから構成されている。ガイド部材52は、上述したように金属等の導電性材料によって形成され、一端側を電話機本体2の内壁に形成した複数のガイド凸部54の貫通穴に貫通されることによって支持され、電池収納部18に延在されている。このガイド部材52は、他端側が電池ボックス51の両側面部に形成されたガイド凸部56に緩く嵌合されている。したがって、電池ボックス51は、このガイド部材52に沿って電池収納部18から引き出し自在とされる。勿論、ガイド部材52は、図14に示すように、一端部が電話機本体2の底面部5に近接する長さ寸法を有している。
【0058】
ガイド部材52には、図14及び図16に示すように、一端部を配線基板14に接続された接続端子板53の他端部が当接されることによってこのガイド部材52と配線基板14電気的接続が行われている。また、ガイド部材52には、電池ボックス51に設けたガイド凸部56に支持されたプラス端子58及びマイナス端子59の一端部がそれぞれ当接することによって電気的に接続されている。すなわち、これらプラス端子58及びマイナス端子59は、それぞれ略L字状に折曲形成されており、一端部が電池ボックス51の内部に収納された充電型電池20の電極に弾接するとともに、電池ボックス51の側面に沿って外方へ露呈された他端部側に形成した円弧状の接触部58B、59Bがガイド部材52の外周部に弾接されている。したがって、電池ボックス51に収納された充電型電池20の電圧は、プラス端子58、マイナス端子59−ガイド部材52−接続端子板53のルートによって配線基板14に実装された無線通話ユニット15或いは通話回路部17等に供給される。
【0059】
また、ガイド部材52には、軸方向に離間して第1のクリック凹部55Aと第2のクリック凹部55Bとがそれぞれ周回りの細径部として形成されている。図17に示すように、第1のクリック凹部55Aは、プラス端子58及びマイナス端子59の接触部58B、59Bに連続する先端部に形成した係合部58C、59Cが相対係合することによって電池ボックス51を電池収納部18に収納された状態に保持する。また、第2のクリック凹部55Bは、電池ボックス51がガイド部材52に沿って電池収納部18から引き出された状態において、プラス端子58及びマイナス端子59の係合部58C、59Cが相対係合することによってこの電池ホックス51を保持する。
【0060】
スライド操作部材57は、図17に示すように、電話機本体2の両側面部に設けた図示しないガイド溝に操作部57Aを外方に露呈するようにして組み込まれており、ブロック状の基部57Bに設けた図示しない貫通穴にガイド部材52が貫通されている。このスライド操作部材57は、ガイド部材52が貫通された基部57Bが電池ボックス51の軸方向に離間して形成されたガイド凸部56間に位置されるとともに、この基部57Bの先端部にプラス端子58及びマイナス端子59の係合部58C、59Cに対向するようにして三角カム部が一体に形成されている。
【0061】
したがって、スライド操作部材57は、電話機本体2のガイド溝に沿ってスライド操作されることによって、基部57Bに形成した三角カム部が第1のクリック凹部55A又は第2のクリック凹部55Bと相対係合にあるプラス端子58及びマイナス端子59の係合部58C、59Cを押圧して係合状態を解除する。また、スライド操作部材57は、基部57Bが電池ボックス51に一体に形成されたガイド凸部56の側面部を押圧することによって、電池ボックス51をガイド部材52に沿ってスライド動作させる。
【0062】
以上のように、実施例携帯型無線電話機50においては、電話機本体2の電池収納部18に対して電池ボックス51を引き出し自在とするスライドガイド機構が、電池ボックス51と無線通話ユニット15や通話回路部17等を実装した配線基板14との接続端子を兼用することによって、配線構造が複雑となることも無く、また断線等の不都合が生じることも無い。
【0063】
実施例携帯型無線電話機50は、上述したように、送話器13が電池ボックス51の引出し量分の長さ寸法だけ小ならしめて構成された電話機本体2側に配設されており、この送話器13と受話器8との間隔が、使用上好ましいとされる間隔に保持されていない。このため、携帯型無線電話機50は、使用に際して電話機本体2から引き出された電池ボックス51に一体に形成した送話ガイド部60が、送話器13に音声を効率的に導くように作用する。
【0064】
すなわち、送話ガイド部60は、電池ボックス51を電話機本体2の電池収納部18に収納した状態において、電話機本体2側の主面3から突出露呈しかつ受話器配設部6よりもやや低い高さ寸法を以って、この電池ボックス51の表面側に略々有底角筒状に一体に膨出形成されている。この送話ガイド部60には、表面に開口する複数の音孔61が設けられるとともに、内部で主面3に平行してL字状に折曲され電話機本体2側に配設した送話器13に対向する送話ガイド壁63に開口する送話ガイド孔62が設けられている。
【0065】
送話ガイド部60の送話ガイド壁63は、図19に示すように、中央部を凹部として電話機本体2側に向かって湾曲するとともに電池ボックス51の内側表面に向かって次第に張り出した全体すり鉢状を呈している。したがって、送話ガイド壁63は、図20の矢印に示すように、電池ボックス51を電話機本体2から引き出した状態において、外部からの音声を集音して送話器13側へと反射させる作用を奏する。また、音孔61に入射された音声は、図20の矢印に示すように、送話ガイド孔62を介して送話器13側へと送られる。したがって、電池ボックス51は、電話機本体2から引き出した状態において、電話機本体2と送話ガイド部60との間の表示部として作用する内側表面によって構成される空間が音声を送話器13へと導く送話ガイド空間部64として作用する。
【0066】
以上のように、実施例携帯型無線電話機50においては、携帯性を得るために長さ寸法を小ならしめて構成した電話機本体2側に送話器13が配設されているが、使用時には、送話ガイド部60の作用によってこの送話器13と受話器8とが実質的に好ましい間隔に保持されることになる。また、送話器13は、電話機本体2側に固定して配設されており、例えば送話器部を引き出し自在に構成した携帯型無線電話機等に採用される複雑な配線処理が不要であり、また断線等の不都合も生じ無い。
【0067】
実施例携帯型無線電話機50は、電池ボックス51が電話機本体2の電池収納部18に収納された状態と、電池収納部18から引き出された状態とで使用を可能とするためのフックスイッチ作動機構を備えている。すなわち、電話機は、通常フックスイッチがオン状態(オンフック状態)に設定されていて、相手方からの着信によってトーンリンガ或いは呼出しベル等の呼出し手段が動作可能な状態に設定されている。また、電話機は、着信応答操作或いは発信操作を行うことにより、フックスイッチがオフ状態(オフフック状態)に移行する。このため、携帯型無線電話機においては、一般にフックスイッチを開閉する「通話」キーが備えられている。実施例携帯型無線電話機50は、この「通話」キーの他に、電池ボックス51のスライド操作によってオンフック状態とオフフック状態との切り換えが行われる。
【0068】
実施例携帯型無線電話機50は、電池ボックス51の内側表面と対向する配線基板14の一端部近傍の下面に、両側に位置して一対のスイッチ手段68(68A、68B)が実装されている。これらスイッチ手段68は、例えばアークチュエータの押圧操作によって接点動作が自己保持され、次のアークチュエータの押圧操作によってこの接点動作の自己保持状態が解除される、いわゆるプッシュ・プッシュ・タイプスイッチが用いられている。勿論、これらスイッチ手段68の動作は、電気的に行うように構成してもよい。
【0069】
また、このスイッチ手段68を開閉操作する作動部材69は、電話機本体2に設けた図示しないガイドに組み付けられたボール状を呈しており、後述するスイッチ作動部66、67による押圧動作が円滑に行われるように構成されている。これらスイッチ手段68は、それぞれ配線基板14の通話回路部17等と接続されており、第1のスイッチ手段68Aが通話時にオンフック状態からオフフック状態への移行を担当し、第2のスイッチ手段68Bが終話時にオフフック状態からオンフック状態への移行を担当する。
【0070】
電池ボックス51には、その内側表面のスライド方向に離間した両側に位置して、スイッチ手段68に対応してそれぞれ断面円弧状の第1のスイッチ作動部66及び第2のスイッチ作動部67とが一体に突出形成されている。第1のスイッチ作動部66は、図21に示すように、電池ボックス51が電池収納部18に完全に収納された状態、すなわち電池ボックス51のスライドガイド機構を構成するガイド部材52に形成された第1のクリック凹部55Aにプラス端子58及びマイナス端子59の係合部58C、59Cが相対係合した状態において、第1のスイッチ手段68Aの作動部材69に対してスライド方向の直前に位置されている。また、第2のスイッチ作動部67は、図23に示すように、電池ボックス51が電池収納部18から引き出されて保持されている状態、すなわち、電池ボックス51のスライドガイド機構を構成するガイド部材52に形成された第2のクリック凹部55Bにプラス端子58及びマイナス端子59の係合部58C、59Cが相対係合した状態において、第2のスイッチ手段68Bの作動部材69に対してスライド方向の直前に位置されている。
【0071】
実施例携帯型無線電話機50は、着信応答或いは発信操作を行うに際して、電池ボックス51が電話機本体2から引出し操作される。この引出し操作によって、電池ボックス51は、図22に示すように、第1のスイッチ作動部66によって第1のスイッチ手段68Aを閉成動作する。これによって、携帯型無線電話機50は、オンフック状態からオフフック状態へと移行して通話が可能な状態となる。また、実施例携帯型無線電話機50は、通話が終了すると、電池ボックス51が電話機本体2に収納される。この収納操作によって、電池ボックス51は、図24に示すように、第2のスイッチ作動部67によって第2のスイッチ手段68Bを閉成動作する。これによって、携帯型無線電話機50は、オフフック状態からオンフック状態へと移行し、次の着信に備える。
【0072】
図25は、実施例携帯型無線電話機50の通話操作を説明するフローチャートである。ステップ1は、電池ボックス51の引出し操作が行われたか否かを判断する動作である。ステップ2は、ステップ1において電池ボックス51の引出し操作が行われていないことが判断された場合に、「通話」キーが操作されているか否かを判断する動作である。この「通話」キーの操作が行われていない場合には、初期状態へフィードバックされる。ステップ3は、ステップ1において電池ボックス51の引出し操作が行われているとの判断或いは「通話」キーの操作が行われている場合の、オフフック状態への移行動作である。
【0073】
ステップ4は、オフフック状態において、ワンタッチダイヤル発信モードへの切り換えを行うダイヤル機能キーの操作の有無を判断する動作である。ダイヤル機能キーが操作されている場合にはステップ7のワンタッチダイヤル発信モードへと移行する。また、ダイヤル機能キーが操作されていない場合には、ステップ5へと移行する。ステップ5は、2桁目のダイヤル数字キーの入力時間をチェックする動作である。すなわち、実施例携帯型無線電話機50は、ダイヤル数字キーが1桁だけ操作される場合にもワンタッチダイヤル発信モードへの切り換えが行われる。2桁目のダイヤル数字キーの入力時間は、タイマーによって計時されて、3秒後にタイムアップとなってワンタッチダイヤル発信モードへの切り換えが行われる。ステップ6は、2桁目のダイヤル数字キーの入力が所定時間内に行われ、ダイヤル数字キー(10キー)によるダイヤル発信操作である。
【0074】
ステップ7は、ワンタッチダイヤル発信モード状態において、操作されたキーに対応してメモリーに登録されたワンタッチダイヤル登録電話番号が選択される動作である。ステップ8は、ステップ6による10キーのダイヤル発信操作或いは選択されたワンタッチダイヤル登録電話番号に対応するパルスの発呼動作である。ステップ9は、被呼者の応答によって通話が開始される動作である。
【0075】
ステップ10は、通話が終了して電源ボックス51が電話機本体2に収納されたか否かを判断する動作である。ステップ11は、ステップ10において電池ボックス51が収納されていないことが判断された場合に、「通話」キーが操作されているか否かを判断する動作である。この「通話」キーの操作が行われていない場合には、ステップ10へフィードバックされる。ステップ12は、オンフック状態に移行する動作である。
【0076】
上述した実施例携帯型無線電話機50においては、「通話」キーを備えた場合を示したが、この「通話」キーを省略して電池ボックス51によって開閉されるスイッチ手段68のみによって、フックスイッチを構成することができることは勿論である。また、スイッチ手段68については、上述した構造ばかりでなく、例えば電話機本体8と電池ボックス51とに相対して配設するホールICと磁気手段或いはリーフスイッチと作動カム等の適宜のスイッチ手段によって構成することも可能である。
【0077】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る携帯型無線電話機によれば、電源電池の装填或いは交換等に際して電話機本体から引出し操作される電池ボックスを利用して電話番号、短縮登録電話番号或いはワンタッチダイヤル登録電話番号等を記載表示する記載表示部を構成したことにより、ダイヤルキー等の操作部の充分なスペースを確保しながら使い勝手の大幅な向上が図られる。また、記載表示部は、通常は外方に露呈されていないため、第三者に見られることもなく秘密性が保持されるとともに、使用時にはダイヤル配設面側に表示されるため、自然な状態でダイヤル操作を行うことができ、誤ダイヤル操作が防止される。
【0078】
また、本発明に係る携帯型無線電話機によれば、通話特性を保持して電話機全体の小型化が図られ、また操作性も損なわれることも無い。さらに、使用に際して電話機本体から引き出された電池ボックスに一体に形成した送話ガイド部が、送話器に音声を効率的に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例となる携帯型無線電話機の正面図である。
【図2】 同携帯型無線電話機の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図3】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池蓋を引き出した状態の正面図である。
【図4】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池蓋を引き出した状態の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図5】 本発明の参考例となる別の携帯型無線電話機の正面図である。
【図6】 同携帯型無線電話機の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図7】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池ボックスを引き出した状態の正面図である。
【図8】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池ボックスを引き出した状態の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図9】 本発明の参考例となるさらなる別の携帯型無線電話機の正面図である。
【図10】 同携帯型無線電話機の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図11】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池ボックスを引き出した状態の正面図である。
【図12】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池ボックスを引き出した状態の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図13】 本発明の実施例である携帯型無線電話機の正面図である。
【図14】 同携帯型無線電話機の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図15】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池ボックスを引き出した状態を一部切り欠いて示した正面図である。
【図16】 同携帯型無線電話機において、電話機本体から電池ボックスを引き出した状態の内部機構を模式的に示した説明図である。
【図17】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスを電話機本体から引き出すためのスライドガイド機構の構成を説明する図である。
【図18】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスに形成された音声ガイド部の音道構造を説明する図である。
【図19】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスを電話機本体から電池ボックスを引き出した状態の要部を正面側から示した説明図である。
【図20】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスを電話機本体から電池ボックスを引き出した状態の要部を断面して示した説明図である。
【図21】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスを電話機本体に収納した状態における、フックスイッチのオンフック状態を説明するために要部を断面して示した説明図である。
【図22】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスを電話機本体に収納した状態における、フックスイッチのオフフック状態を説明するために要部を断面して示した説明図である。
【図23】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスを電話機本体から引き出した状態における、フックスイッチのオンフック状態を説明するために要部を断面して示した説明図である。
【図24】 同携帯型無線電話機において、電池ボックスを電話機本体から引き出した状態における、フックスイッチのオフフック状態を説明するために要部を断面して示した説明図である。
【図25】 同携帯型無線電話機の通話操作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1、30、40、50 携帯型無線電話機
2 電話機本体
3 主面
8 受話器
9 ダイヤルキー
13 送話器
18 電池収納部
20 充電型電池
21 電池蓋
22、34、46、65 表示片
31、41、51 電池ボックス
33、43 内側表面
44 送話器配設部
52 ガイド部材
57 スライド操作部材
60 送話ガイド部
61 音孔
63 送話ガイド壁
64 送話ガイド空間部
66、67 フックスイッチ作動部
68 フックスイッチ

Claims (2)

  1. 送話器配設部の背面側に位置して配設され内部には電池が内蔵される電池ボックスを備える携帯型無線電話機において、
    電池ボックスは、電話機本体の電池収納部に対して外方へと引出し自在に構成され、該電池ボックスには、引き出した状態において電話機本体のダイヤルキー配設面側に露呈される内側表面に表示部が設けられるとともに、表面に開口する音孔からL字状に連通して長手方向の一端部側に開口する送話音孔が設けられた送話ガイド部が一体に膨出形成され、電池ボックスが電話機本体の外方へと引き出された状態において、この電池ボックスの表示部が形成され内側表面が電話機本体側に配設された送話器と送話ガイド部の送話音孔との間に送話ガイド空間部を構成することを特徴とする携帯型無線電話機。
  2. 電池ボックスに一体に膨出形成された送話ガイド部は、送話器が配設された電話機本体の側面と対向する側面の中央部が凹部とされるとともに全体が略すり鉢状に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型無線電話機。
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