JP3673595B2 - アスファルトクッカー車 - Google Patents

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秀人 蓬莱
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日工株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路舗装材として用いられるグースアスファルトを加熱・撹拌しながら施工現場に運搬するアスファルトクッカー車に関する。
【0002】
【従来の技術】
アスファルトクッカー車は、トラックの車体にクッカーと呼ばれる撹拌槽を搭載し、該撹拌槽には内容物を撹拌する撹拌装置や加熱装置を備え、アスファルトプラントにより予備混練された天然アスファルトを配合したグースアスファルトを積載し、加熱撹拌しながら施工現場に運搬するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記アスファルトクッカー車に積載したグースアスファルトには可燃物であるアスファルト成分が大量に含まれており、それを加熱・撹拌しながら施工現場へと走行したり、施工現場で待機したりしているときに、万一、クッカー車に衝突等の衝撃が加わり、撹拌等が停止するようなことが生じたり、撹拌槽よりグースアスファルトが漏出したりすると、加熱を直ちに停止しなければ撹拌槽内や漏出したグースアスファルトが過熱されて発火し、火災に至るおそれがある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑み、加熱装置による加熱中のクッカー車に衝突等による衝撃が加わっても未然に火災を防止できるようにしたアスファルトクッカー車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、グースアスファルトの加熱、撹拌を行う撹拌槽をトラックの車体に搭載したアスファルトクッカー車において、前記車体に衝撃を検出するGセンサを配設し、該Gセンサにより検出した衝撃が予め設定した衝撃以上の大きさであれば前記加熱装置による撹拌槽の加熱を停止するように構成したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のアスファルトクッカー車にあっては、グースアスファルトを積載し、加熱・撹拌しながら運搬している途中に、クッカー車に衝撃が加わると車体に配設したGセンサが衝撃を検出し、その衝撃が予め設定した衝撃以上であれば直ちに加熱装置による撹拌槽の加熱を停止させ、撹拌槽内のグースアスファルトを過熱しないようにして火災を未然に防ぐ。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】
図中の1はグースアスファルトを撹拌・運搬するアスファルトクッカー車であって、トラック2の車体3にクッカーと呼ばれる撹拌槽4を搭載している。撹拌槽4には回転軸5に放射状に固着した撹拌羽根6を配設し、該回転軸5を油圧モータ7によって回転するようにしている。また、油圧モータ7は油圧ホース8を介して斜板タイプの可変容量式の油圧ポンプ9に接続されており、油圧ポンプ9の駆動により発生させた圧油により油圧モータ7を回転するようにしている。
【0009】
更に、油圧ポンプ9は、トラックに搭載された走行用エンジン10に具備された動力取出装置11のP.T.O軸12に接続されており、走行用エンジン10の強力な動力により駆動するようにしている。
【0010】
また、撹拌槽4の下部には撹拌槽4に積載するグースアスファルトを加熱するLPガス用のガスバーナ13を配設し、該ガスバーナ13はLPガス供給用配管14によりLPガスボンベ15に接続されている。そして、前記LPガス供給用配管14には緊急時にLPガスの供給を緊急停止する緊急遮断弁16を介装すると共に、トラック2の車体3には衝撃を検出するGセンサ(加速度センサ)17を配設している。
【0011】
Gセンサ17としては、圧電式、歪ゲージ式、サーボ式等種々あるが、その中でも圧電式のGセンサが一般的であり、この圧電式のGセンサは、衝撃力を圧電素子で受け、その加速度に比例した電圧を出力をする。このとき、圧電素子により発生する電圧出力は微弱であるため、センサ内に内蔵したアンプにより増幅して電圧信号として出力する。
【0012】
また、撹拌槽4には温度センサ18が挿入されており、撹拌槽4内のグースアスファルトの温度を検出するようにしている。
【0013】
19は上記の各種装置を制御するクッカー制御装置であって、Gセンサ17や温度センサ18からは検出信号を取り込み、油圧ポンプ9やガスバーナ13及び緊急遮断弁16等には制御信号を送り出す。
【0014】
しかして、本発明のアスファルトクッカー車によりグースアスファルトを運搬する場合について説明すると、先ず施工現場の施工状況に合わせて複数台のアスファルトクッカー車1を用意し、先ずその内の一台をアスファルトプラント(図示せず)の下位に入れて待機させる。
【0015】
待機させたアスファルトクッカー車1では走行用エンジン10に具備されたP.T.O軸12より取り出した動力により油圧ポンプ9を駆動し、油圧ポンプ9により発生させた圧油によって油圧モータ7を回転させ、それによって撹拌槽4の撹拌羽根6を回転させる。
【0016】
次いで、出荷要請に基づいて予めアスファルトプラントのミキサ(図示せず)により天然アスファルトを配合したグースアスファルトを予備混練し、アスファルトプラントの下位に待機したアスファルトクッカー車1の撹拌槽4に積み込んで行く。グースアスファルトを撹拌槽4に積み込み始めるとガスバーナ13に点火して撹拌槽4を加熱する。
【0017】
このようにしてアスファルトクッカー車1の複数台にグースアスファルトを順次積み込んで施工現場に運搬するのであるが、グースアスファルトの性状を高品質に維持するために、撹拌槽4内に挿入した温度センサ18によってグースアスファルトの温度を検出してクッカー制御装置19に取り込み、設定温度となるようにガスバーナ13の燃焼量を制御して温度管理を行う。
【0018】
また、クッカー制御装置19は、検出した温度に応じて油圧ポンプ9の斜板の角度(傾転角)を変化させて油圧ポンプ9の圧油の吐出量を変化させ、撹拌羽根6が予め設定した適正な回転数(1rpm〜4rpm)になるように油圧モータ7の回転数を調整する。
【0019】
このようにして撹拌槽4にグースアスファルトを積載して加熱・撹拌しながら運搬するのであるが、万一、運搬途中や待機中にアスファルトクッカー車1が衝突等により衝撃を受けると、車体3に取り付けたGセンサ17が衝撃の加速度を検出し、その加速度に比例した電圧信号をクッカー制御装置19が読み取り、クッカー制御装置19は直ちに衝撃の大きさを判断し、予め設定した加速度以上の衝撃が加わったと判断した場合にはLPガス供給用配管14の緊急遮断弁16に対して遮断信号を発して緊急遮断弁16を作動させ、LPガスの供給を停止してガスバーナ13で燃焼しているLPガスの炎を消火する。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明のアスファルトクッカー車にあっては、トラック2の車体3にGセンサ17を取り付け、Gセンサ17により衝撃を検出すると撹拌槽4を加熱する加熱装置の加熱を停止するようにしたので、グースアスファルトを加熱・撹拌しながら運搬している途中で万一衝突等により衝撃を受けると撹拌槽4の加熱を直ちに停止することができて撹拌槽4内のグースアスファルトを過熱することがなく未然に火災を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアスファルトクッカー車を示す概要説明図である。
【符号の説明】
1…アスファルトクッカー車 2…トラック
3…車体 4…撹拌槽
6…撹拌羽根 7…油圧モータ
8…走行用エンジン 9…動力取出装置
10…P.T.O軸 11…油圧ポンプ
13…ガスバーナ(加熱装置) 14…LPガス供給用配管
15…LPガスボンベ 16…緊急遮断弁
17…Gセンサ 18…温度センサ
19…クッカー制御装置

Claims (1)

  1. グースアスファルトの加熱、撹拌を行う撹拌槽をトラックの車体に搭載したアスファルトクッカー車において、前記車体に衝撃を検出するGセンサを配設し、該Gセンサにより検出した衝撃が予め設定した衝撃以上の大きさであれば前記加熱装置による撹拌槽の加熱を停止するように構成したことを特徴とするアスファルトクッカー車。
JP08919296A 1996-04-11 1996-04-11 アスファルトクッカー車 Expired - Lifetime JP3673595B2 (ja)

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